JPH07127154A - 建築用などのパネル及びその製造方法 - Google Patents
建築用などのパネル及びその製造方法Info
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- JPH07127154A JPH07127154A JP29393993A JP29393993A JPH07127154A JP H07127154 A JPH07127154 A JP H07127154A JP 29393993 A JP29393993 A JP 29393993A JP 29393993 A JP29393993 A JP 29393993A JP H07127154 A JPH07127154 A JP H07127154A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 発泡プラスチックパネルの厚さをほぼ任意に
設定することが可能であるとともに、重量とコストを引
き下げることが可能な建築用などのパネルをうる。 【構成】 金属線からなる縦線4と横線5とを交差させ
て配置し、その各交点を溶接で固着して平網3が形成さ
れるとともに、平網3の厚さ方向に突出するわん曲部6
が縦線4に間隔をおいて形成され、かつこのわん曲部6
にも横線5を位置させる。この平網3の1枚の全体が発
泡ポリスチロールパネル2内に埋め込まれている。
設定することが可能であるとともに、重量とコストを引
き下げることが可能な建築用などのパネルをうる。 【構成】 金属線からなる縦線4と横線5とを交差させ
て配置し、その各交点を溶接で固着して平網3が形成さ
れるとともに、平網3の厚さ方向に突出するわん曲部6
が縦線4に間隔をおいて形成され、かつこのわん曲部6
にも横線5を位置させる。この平網3の1枚の全体が発
泡ポリスチロールパネル2内に埋め込まれている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物や構築物におい
てコンクリートやモルタルを用いて、各種用途の壁や床
その他の板状体を構成する場合に、その枠材などとして
使用される金網を埋め込んだ発泡プラスチックからなる
パネルに関する。
てコンクリートやモルタルを用いて、各種用途の壁や床
その他の板状体を構成する場合に、その枠材などとして
使用される金網を埋め込んだ発泡プラスチックからなる
パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】建築物や構築物においてコンクリートや
モルタルを用いて、各種用途の壁などの板状体を構成す
る場合に、その枠材その他の用途に使用される建築用な
どのパネルとして、例えば、特開昭60−40635号
公報に開示されたものが知られている。この建築用など
のパネルは、金属線を縦横に交差させて配置し、かつそ
の各交点を溶接で互いに固定してなる金属製の平網の一
対を間隔をおいて平行状に配置し、かつ一対の平網間に
波状にわん曲した連結線を介在させる。そして、前記一
対の平網と連結線とを溶接で互いに連結して構成した立
体状金網の全体をポリウレタンなどの発泡プラスチック
からなるパネルに埋め込んでなるものである。そして、
前記発泡プラスチックからなるパネルは、1枚の立体状
金網に対して発泡プラスチックを供給して1枚ずつ成形
している。
モルタルを用いて、各種用途の壁などの板状体を構成す
る場合に、その枠材その他の用途に使用される建築用な
どのパネルとして、例えば、特開昭60−40635号
公報に開示されたものが知られている。この建築用など
のパネルは、金属線を縦横に交差させて配置し、かつそ
の各交点を溶接で互いに固定してなる金属製の平網の一
対を間隔をおいて平行状に配置し、かつ一対の平網間に
波状にわん曲した連結線を介在させる。そして、前記一
対の平網と連結線とを溶接で互いに連結して構成した立
体状金網の全体をポリウレタンなどの発泡プラスチック
からなるパネルに埋め込んでなるものである。そして、
前記発泡プラスチックからなるパネルは、1枚の立体状
金網に対して発泡プラスチックを供給して1枚ずつ成形
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記立体状金網を埋め
込んだ発泡プラスチックからなる建築用パネルを、例え
ば、コンクリートの型枠として使用すれば、木材の板か
らなる型枠の使用量を少なくして環境の保護などに寄与
することができる。しかし、前記立体状金網は、強度を
大きくするために間隔をおいて配置した一対の平網を連
結線で連結しているから、その厚さが比較的厚くなる。
このため、パネルの厚さを薄くすることがやや困難であ
る課題がある。また、2枚の金属製平網がパネルのほぼ
全面にわたって配置されるから、そのコストが上昇しか
つ前記2枚の金属製平網が重量を大きくする課題があ
る。パネルを薄くして重量を引き下げるためには、前記
の平網の1枚を埋め込むことが考えられるが、この場合
は、パネルの曲げ強度が低くなる課題がある。そして、
発泡プラスチックパネルを1枚ずつ成形しているから、
成形効率が低くコストが高くなる課題もある。
込んだ発泡プラスチックからなる建築用パネルを、例え
ば、コンクリートの型枠として使用すれば、木材の板か
らなる型枠の使用量を少なくして環境の保護などに寄与
することができる。しかし、前記立体状金網は、強度を
大きくするために間隔をおいて配置した一対の平網を連
結線で連結しているから、その厚さが比較的厚くなる。
このため、パネルの厚さを薄くすることがやや困難であ
る課題がある。また、2枚の金属製平網がパネルのほぼ
全面にわたって配置されるから、そのコストが上昇しか
つ前記2枚の金属製平網が重量を大きくする課題があ
る。パネルを薄くして重量を引き下げるためには、前記
の平網の1枚を埋め込むことが考えられるが、この場合
は、パネルの曲げ強度が低くなる課題がある。そして、
発泡プラスチックパネルを1枚ずつ成形しているから、
成形効率が低くコストが高くなる課題もある。
【0004】前記木材板からなる型枠は、多量の樹木の
伐採による自然環境に対する影響が大きいなどの課題が
あり、かつ吸水により重量がかなり大きくなって、その
取扱いが不便になることが生じるなどの課題もある。
伐採による自然環境に対する影響が大きいなどの課題が
あり、かつ吸水により重量がかなり大きくなって、その
取扱いが不便になることが生じるなどの課題もある。
【0005】本発明は、上記のような課題を解決するも
のであって、発泡プラスチックパネルの厚さをほぼ任意
に設定することが可能であり、かつコストと重量を引き
下げることが可能な建築用などのパネルとその製造方法
をうることを目的とする。
のであって、発泡プラスチックパネルの厚さをほぼ任意
に設定することが可能であり、かつコストと重量を引き
下げることが可能な建築用などのパネルとその製造方法
をうることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の建築用などのパ
ネルは、間隔をおいて縦横状に交差させて金属線が配置
され、その交点を溶接で固着して平網が形成されるとと
もに、縦横の前記金属線の一方を平網の厚さ方向に隆起
させる状態にわん曲させたわん曲部が平網のほぼ全面に
わたって形成され、他方のわん曲部が形成されていない
方の金属線が、前記平網の厚さ方向の異なった位置に配
置されて、その平網の1枚のほぼ全体が発泡プラスチッ
クパネルに埋め込まれたことを特徴とする。
ネルは、間隔をおいて縦横状に交差させて金属線が配置
され、その交点を溶接で固着して平網が形成されるとと
もに、縦横の前記金属線の一方を平網の厚さ方向に隆起
させる状態にわん曲させたわん曲部が平網のほぼ全面に
わたって形成され、他方のわん曲部が形成されていない
方の金属線が、前記平網の厚さ方向の異なった位置に配
置されて、その平網の1枚のほぼ全体が発泡プラスチッ
クパネルに埋め込まれたことを特徴とする。
【0007】本発明の建築用などのパネルの製造方法
は、間隔をおいて縦横状に交差させて金属線が配置さ
れ、その各交点を溶接で固着して平網が形成されるとと
もに、縦横の前記金属線の一方を平網の厚さ方向に隆起
させる状態にわん曲させたわん曲部が平網のほぼ全面に
わたって形成され、他方のわん曲部が形成されていない
方の金属線が、前記平網の厚さ方向の異なった位置に配
置されて、その平網の複数枚を互いに重ねて成形金型に
インサートし、かつその各平網の全面に間隔を生じさせ
る発泡プラスチックからなるスペーサを各平網の間に介
在させて、前記成形金型に発泡プラスチックを供給し
て、前記複数枚の平網のほぼ全体を間隔をおいて埋め込
んだ発泡プラスチックブロックを成形し、その発泡プラ
スチックブロックを各平網間でスライスして、1枚ずつ
の平網が埋め込まれた発泡プラスチックパネルに分割す
ることを特徴とする。
は、間隔をおいて縦横状に交差させて金属線が配置さ
れ、その各交点を溶接で固着して平網が形成されるとと
もに、縦横の前記金属線の一方を平網の厚さ方向に隆起
させる状態にわん曲させたわん曲部が平網のほぼ全面に
わたって形成され、他方のわん曲部が形成されていない
方の金属線が、前記平網の厚さ方向の異なった位置に配
置されて、その平網の複数枚を互いに重ねて成形金型に
インサートし、かつその各平網の全面に間隔を生じさせ
る発泡プラスチックからなるスペーサを各平網の間に介
在させて、前記成形金型に発泡プラスチックを供給し
て、前記複数枚の平網のほぼ全体を間隔をおいて埋め込
んだ発泡プラスチックブロックを成形し、その発泡プラ
スチックブロックを各平網間でスライスして、1枚ずつ
の平網が埋め込まれた発泡プラスチックパネルに分割す
ることを特徴とする。
【0008】前記建築用などのパネル及びその製造方法
における、平網を構成した縦または横の金属線のわん曲
部は、逆凹形や山形または円弧状などの任意の形態に形
成することができ、かつこのわん曲部は間隔をおいて平
網の片面または両面に形成することが可能であるととも
に、連続して平網の両面に形成して、平網のほぼ全体を
波形状にわん曲させるなど任意である。そして、前記平
網をそのまま発泡プラスチックのパネルに埋め込むこと
が可能であるとともに、平網の曲げ強度をより大きくす
るため、前記わん曲させた金属線と平行方向にして、補
強金属線材を平網の片面または両面に固着することも可
能である。発泡プラスチックとしては、パネルの用途な
どに対応して任意のプラスチックを選択することが可能
であり、例えば、ポリスチロールまたは硬質ポリウレタ
ンがある。
における、平網を構成した縦または横の金属線のわん曲
部は、逆凹形や山形または円弧状などの任意の形態に形
成することができ、かつこのわん曲部は間隔をおいて平
網の片面または両面に形成することが可能であるととも
に、連続して平網の両面に形成して、平網のほぼ全体を
波形状にわん曲させるなど任意である。そして、前記平
網をそのまま発泡プラスチックのパネルに埋め込むこと
が可能であるとともに、平網の曲げ強度をより大きくす
るため、前記わん曲させた金属線と平行方向にして、補
強金属線材を平網の片面または両面に固着することも可
能である。発泡プラスチックとしては、パネルの用途な
どに対応して任意のプラスチックを選択することが可能
であり、例えば、ポリスチロールまたは硬質ポリウレタ
ンがある。
【0009】前記建築用などのパネルの製造方法におけ
る、発泡プラスチックからなるスペーサとパネルを形成
する発泡プラスチックとを、同じ発泡プラスチックで形
成すれば、それらを一体化することに対して適する。し
かし、スペーサとパネルを異なる発泡プラスチックで構
成することも可能である。発泡プラスチックブロックの
スライス手段は、その発泡プラスチックの種類に対応し
た任意の手段を用いるものである。発泡プラスチックブ
ロックのスライスは、複数枚の平網をすべて同時に、ま
たは1枚ずつ行うなど、そのスライス手段に対応して任
意に行うことが可能である。
る、発泡プラスチックからなるスペーサとパネルを形成
する発泡プラスチックとを、同じ発泡プラスチックで形
成すれば、それらを一体化することに対して適する。し
かし、スペーサとパネルを異なる発泡プラスチックで構
成することも可能である。発泡プラスチックブロックの
スライス手段は、その発泡プラスチックの種類に対応し
た任意の手段を用いるものである。発泡プラスチックブ
ロックのスライスは、複数枚の平網をすべて同時に、ま
たは1枚ずつ行うなど、そのスライス手段に対応して任
意に行うことが可能である。
【0010】
【作用】前記本発明の建築用などのパネルは、発泡プラ
スチックパネルに、縦または横の金属線をわん曲してな
るわん曲部が全面にわたって形成された1枚の平網を埋
め込んでいるから、前記平網の表面に対するわん曲部の
突出高さに対応して、前記パネルの厚さをほぼ任意に設
定することが可能である。また、1枚の平網を埋め込ん
でいるから、そのコスト及び重量を引き下げが可能であ
る。そして、前記平網は縦横の金属線を一体化したもの
であり、かつ前記一方の金属線にわん曲部が形成され
て、前記わん曲部が形成されていない金属線が平網の厚
さ方向の異なった位置、すなわち、その金属線の一部を
前記わん曲部に配置している。このため、前記わん曲部
が形成されていない金属線の配置が立体状になって、平
網の曲げ強度を大きくする。
スチックパネルに、縦または横の金属線をわん曲してな
るわん曲部が全面にわたって形成された1枚の平網を埋
め込んでいるから、前記平網の表面に対するわん曲部の
突出高さに対応して、前記パネルの厚さをほぼ任意に設
定することが可能である。また、1枚の平網を埋め込ん
でいるから、そのコスト及び重量を引き下げが可能であ
る。そして、前記平網は縦横の金属線を一体化したもの
であり、かつ前記一方の金属線にわん曲部が形成され
て、前記わん曲部が形成されていない金属線が平網の厚
さ方向の異なった位置、すなわち、その金属線の一部を
前記わん曲部に配置している。このため、前記わん曲部
が形成されていない金属線の配置が立体状になって、平
網の曲げ強度を大きくする。
【0011】前記のように、曲げ強度を大きくした平網
が発泡プラスチックパネルを補強して、その発泡プラス
チックパネルの曲げ強度を高くしているから、パネルの
厚さ方向に作用する外力に耐えて大きくわん曲すること
がなくなる。前記わん曲部を連続させかつその方向を交
互に逆に形成することで、平網の全体を波形にわん曲さ
せれば、前記わん曲部を形成した金属線と交差する方向
の金属線を、前記わん曲部に沿ってより立体状に配置す
ることが可能である。このため、平網全体の曲げ強度を
より大きくして発泡プラスチックパネルの強度を一層大
きくすることが可能である。
が発泡プラスチックパネルを補強して、その発泡プラス
チックパネルの曲げ強度を高くしているから、パネルの
厚さ方向に作用する外力に耐えて大きくわん曲すること
がなくなる。前記わん曲部を連続させかつその方向を交
互に逆に形成することで、平網の全体を波形にわん曲さ
せれば、前記わん曲部を形成した金属線と交差する方向
の金属線を、前記わん曲部に沿ってより立体状に配置す
ることが可能である。このため、平網全体の曲げ強度を
より大きくして発泡プラスチックパネルの強度を一層大
きくすることが可能である。
【0012】そして、前記平網の片面または両面に補強
金属線材を、前記のように固着すれば、前記金属線のわ
ん曲による平網の補強度がやや低くなる方向の曲げ強度
を前記補強金属線材が補強して大きくするから、パネル
全体の曲げ強度をより一層大きくすることが可能であ
る。
金属線材を、前記のように固着すれば、前記金属線のわ
ん曲による平網の補強度がやや低くなる方向の曲げ強度
を前記補強金属線材が補強して大きくするから、パネル
全体の曲げ強度をより一層大きくすることが可能であ
る。
【0013】前記本発明の建築用などのパネルの製造方
法は、複数枚の平網を間隔をおいて同時に発泡プラスチ
ックブロックに埋め込み成形し、その発泡プラスチック
ブロックを各平網間でスライスするから、プラスチック
パネルの成形効率が高く、そのコストの引き下げが可能
である。また、複数枚の各平網間に発泡プラスチックか
らなるスペーサを介在させて前記プラスチックパネルを
成形するから、各平網の全面に間隔をおいて発泡プラス
チックブロックを成形することが可能であるとともに、
前記スペーサと発泡プラスチックブロックとは互いに一
体化するから、スペーサの処理が容易であり、かつ発泡
プラスチックブロックのスライスに対するスペーサの影
響がない。そして、スペーサとプラスチックパネルとを
同じプラスチックで形成すれば、それらの一体化がより
容易である。
法は、複数枚の平網を間隔をおいて同時に発泡プラスチ
ックブロックに埋め込み成形し、その発泡プラスチック
ブロックを各平網間でスライスするから、プラスチック
パネルの成形効率が高く、そのコストの引き下げが可能
である。また、複数枚の各平網間に発泡プラスチックか
らなるスペーサを介在させて前記プラスチックパネルを
成形するから、各平網の全面に間隔をおいて発泡プラス
チックブロックを成形することが可能であるとともに、
前記スペーサと発泡プラスチックブロックとは互いに一
体化するから、スペーサの処理が容易であり、かつ発泡
プラスチックブロックのスライスに対するスペーサの影
響がない。そして、スペーサとプラスチックパネルとを
同じプラスチックで形成すれば、それらの一体化がより
容易である。
【0014】
【実施例】本発明の建築用などのパネルの第1実施例を
図1〜3について説明する。図1〜3において、1は建
築用パネルで、これは発泡ポリスチロールパネル2内
に、1枚の平網3の全体を埋め込んで構成されている。
前記平網3は、金属線からなる縦線4と横線5のそれぞ
れれを間隔をおいて互いに交差させて配置し、その各交
点を溶接で互いに固着して形成されたものである。そし
て、前記縦線4の一部を逆凹形状に平網3の厚さ方向に
わん曲し突出させたわん曲部6を、各縦線4に間隔をお
いて形成して、このわん曲部6が平網3のほぼ全面にわ
たって突設されるとともに、わん曲部6の頂部に横線5
の1本を位置させている。前記わん曲部6は、縦線4と
横線5を互いに溶接してから、縦線4における横線5の
部分をわん曲させて形成したものであるが、わん曲部6
を形成した縦線4に横線5を溶接することも可能であ
る。わん曲部6に配置する横線6は、わん曲部6の両側
部などの任意の位置に配置することが可能である。
図1〜3について説明する。図1〜3において、1は建
築用パネルで、これは発泡ポリスチロールパネル2内
に、1枚の平網3の全体を埋め込んで構成されている。
前記平網3は、金属線からなる縦線4と横線5のそれぞ
れれを間隔をおいて互いに交差させて配置し、その各交
点を溶接で互いに固着して形成されたものである。そし
て、前記縦線4の一部を逆凹形状に平網3の厚さ方向に
わん曲し突出させたわん曲部6を、各縦線4に間隔をお
いて形成して、このわん曲部6が平網3のほぼ全面にわ
たって突設されるとともに、わん曲部6の頂部に横線5
の1本を位置させている。前記わん曲部6は、縦線4と
横線5を互いに溶接してから、縦線4における横線5の
部分をわん曲させて形成したものであるが、わん曲部6
を形成した縦線4に横線5を溶接することも可能であ
る。わん曲部6に配置する横線6は、わん曲部6の両側
部などの任意の位置に配置することが可能である。
【0015】この建築用パネル1は、発泡ポリスチロー
ルパネル2内に1枚の平網を埋め込んだものであって、
平網3に対するわん曲部6の突出高さに対応して建築用
パネル1の厚さを設定することが可能であり、その厚さ
をほぼ任意に設定することができ、比較的薄くすること
が可能である。また、平網3が1枚であるから、建築用
パネル1の重量及びコストを引き下げることが可能であ
る。
ルパネル2内に1枚の平網を埋め込んだものであって、
平網3に対するわん曲部6の突出高さに対応して建築用
パネル1の厚さを設定することが可能であり、その厚さ
をほぼ任意に設定することができ、比較的薄くすること
が可能である。また、平網3が1枚であるから、建築用
パネル1の重量及びコストを引き下げることが可能であ
る。
【0016】前記平網3のほぼ全面には、その縦線4の
一部を逆凹形状にわん曲させたわん曲部6が突設されて
いるから、このわん曲部6に位置した横線5とわん曲部
6以外の直線部に位置した横線5とは、平網3の厚さ方
向に並んで立体状に配置されて、平網3の曲げ強度を効
率よく大きくする。このため、1枚の平網で発泡ポリス
チロールパネル2を曲げ強度を大きく向上させることが
可能である。したがって、築用パネル1に厚さ方向の外
力が作用したときにも、築用パネル1が厚さ方向に大き
くわん曲することがなく、例えば、コンクリートの型枠
その他の用途の使用に耐えることが可能である。また、
発泡ポリスチロールパネル2は、例えば木板や金属板に
比して軽量であり、かつ吸水性がほとんどなく、雨水な
どを吸収することによる重量増加もないから、その運搬
や施工時などの取扱いも容易である。
一部を逆凹形状にわん曲させたわん曲部6が突設されて
いるから、このわん曲部6に位置した横線5とわん曲部
6以外の直線部に位置した横線5とは、平網3の厚さ方
向に並んで立体状に配置されて、平網3の曲げ強度を効
率よく大きくする。このため、1枚の平網で発泡ポリス
チロールパネル2を曲げ強度を大きく向上させることが
可能である。したがって、築用パネル1に厚さ方向の外
力が作用したときにも、築用パネル1が厚さ方向に大き
くわん曲することがなく、例えば、コンクリートの型枠
その他の用途の使用に耐えることが可能である。また、
発泡ポリスチロールパネル2は、例えば木板や金属板に
比して軽量であり、かつ吸水性がほとんどなく、雨水な
どを吸収することによる重量増加もないから、その運搬
や施工時などの取扱いも容易である。
【0017】図4〜5は第2実施例である。この第2実
施例の建築用パネル1も、発泡ポリスチロールパネル2
内に1枚の平網3の全体を埋め込み構成されている。平
網3は前記第1実施例と同様に、互いに交差させて配置
した金属線からなる縦線4と横線5の各交点を溶接で互
いに固着して形成され、かつ前記縦線4に平網3の厚さ
方向にわん曲したわん曲部6が突出されている。そし
て、わん曲部6が形成された縦線4と平行方向にして、
縦線4の径よりもやや大きい径の補強金属線材7が横線
5に複数本固着されている。この補強線材7の間隔は縦
線4の間隔よりも大きくて十分である。補強線材7の径
は縦線4と同じにするなど任意であり、その間隔などに
対応して平網3の補強ができるように設定する。
施例の建築用パネル1も、発泡ポリスチロールパネル2
内に1枚の平網3の全体を埋め込み構成されている。平
網3は前記第1実施例と同様に、互いに交差させて配置
した金属線からなる縦線4と横線5の各交点を溶接で互
いに固着して形成され、かつ前記縦線4に平網3の厚さ
方向にわん曲したわん曲部6が突出されている。そし
て、わん曲部6が形成された縦線4と平行方向にして、
縦線4の径よりもやや大きい径の補強金属線材7が横線
5に複数本固着されている。この補強線材7の間隔は縦
線4の間隔よりも大きくて十分である。補強線材7の径
は縦線4と同じにするなど任意であり、その間隔などに
対応して平網3の補強ができるように設定する。
【0018】したがって、平網3においてやや低くなる
縦線4の長さ方向の曲げ強度を、前記補強金属線材7が
大きくして、平網3の曲げ強度をその全体でほぼむらな
く大きくするから、この平網3が埋めこまれた発泡ポリ
スチロールパネル2の全体の曲げ強度をよりむらなく大
きくすることが可能である。
縦線4の長さ方向の曲げ強度を、前記補強金属線材7が
大きくして、平網3の曲げ強度をその全体でほぼむらな
く大きくするから、この平網3が埋めこまれた発泡ポリ
スチロールパネル2の全体の曲げ強度をよりむらなく大
きくすることが可能である。
【0019】図6〜8は第3実施例を示すものである。
この実施例の建築用パネル1を構成する発泡ポリスチロ
ールパネル2内に埋めこまれた平網3は、互いに交差さ
せて配置した金属線からなる縦線4と横線5の各交点を
溶接で互いに固着して形成されている。そして、前記縦
線4に平網3の厚さ方向にわん曲した円弧状のわん曲部
6を連続して平網3の両面に交互に突出させて形成し
て、平網3の全体を波形状にわん曲させて、その波形状
に連続したわん曲部6に沿って横線5が配置されて、そ
の横線5が平網3の厚さ方向の異なる位置に配置されて
いる。このため、前記わん曲部6に沿って波形状に配置
された各横線5が立体状になって、これらの横線5が平
網3の曲げ強度をより大きくしている。したがって、建
築用パネル1の曲げ強度を一層大きくすることが可能で
ある。
この実施例の建築用パネル1を構成する発泡ポリスチロ
ールパネル2内に埋めこまれた平網3は、互いに交差さ
せて配置した金属線からなる縦線4と横線5の各交点を
溶接で互いに固着して形成されている。そして、前記縦
線4に平網3の厚さ方向にわん曲した円弧状のわん曲部
6を連続して平網3の両面に交互に突出させて形成し
て、平網3の全体を波形状にわん曲させて、その波形状
に連続したわん曲部6に沿って横線5が配置されて、そ
の横線5が平網3の厚さ方向の異なる位置に配置されて
いる。このため、前記わん曲部6に沿って波形状に配置
された各横線5が立体状になって、これらの横線5が平
網3の曲げ強度をより大きくしている。したがって、建
築用パネル1の曲げ強度を一層大きくすることが可能で
ある。
【0020】図9〜10は第4実施例で、この実施例の建
築用パネル1は、前記第3実施例の平網3に対して、わ
ん曲部6が形成された縦線4と平行方向にして補強金属
線材7が横線5に固着されており、その間隔は縦線4の
間隔よりも大きくしている。他の構成は、前記第3実施
例と同じであるから、同符号を付して示した。したがっ
て、わん曲部6が形成された縦線4と平行方向における
建築用パネル1の曲げ強度も大きく向上させることが可
能であり、建築または構築用として各種の用途に使用す
ることが可能である。
築用パネル1は、前記第3実施例の平網3に対して、わ
ん曲部6が形成された縦線4と平行方向にして補強金属
線材7が横線5に固着されており、その間隔は縦線4の
間隔よりも大きくしている。他の構成は、前記第3実施
例と同じであるから、同符号を付して示した。したがっ
て、わん曲部6が形成された縦線4と平行方向における
建築用パネル1の曲げ強度も大きく向上させることが可
能であり、建築または構築用として各種の用途に使用す
ることが可能である。
【0021】本発明の建築用などのパネルの製造方法を
第5実施例として、図11〜14について説明する。図11〜
14において、11は発泡ポリスチロールパネル成形用の断
面凹形状の下型内に、前記第1実施例に示した平網3の
所要の複数枚を重ねてインサートする。このとき、その
最下側の平網3と下型11の底面とに底部スペーサ12で間
隔をおくとともに、前記各平網3間に発泡ポリスチロー
ルからなる中間スペーサ13を介在させて、この中間スペ
ーサ13で各平網3の全面に間隔を生じさせる。この状態
で、上型14で下型11を閉鎖して型締めをする。前記中間
スペーサ13を置く位置は任意であるが、この実施例のよ
うに、わん曲部6が形成されていない横線5間にはめ込
み可能に中間スペーサ13を形成して、その中間スペーサ
13を横線5間にはめ込んで縦線4上に載置すれば、横線
5で中間スペーサ13が移動するこことを防ぐことが可能
である。
第5実施例として、図11〜14について説明する。図11〜
14において、11は発泡ポリスチロールパネル成形用の断
面凹形状の下型内に、前記第1実施例に示した平網3の
所要の複数枚を重ねてインサートする。このとき、その
最下側の平網3と下型11の底面とに底部スペーサ12で間
隔をおくとともに、前記各平網3間に発泡ポリスチロー
ルからなる中間スペーサ13を介在させて、この中間スペ
ーサ13で各平網3の全面に間隔を生じさせる。この状態
で、上型14で下型11を閉鎖して型締めをする。前記中間
スペーサ13を置く位置は任意であるが、この実施例のよ
うに、わん曲部6が形成されていない横線5間にはめ込
み可能に中間スペーサ13を形成して、その中間スペーサ
13を横線5間にはめ込んで縦線4上に載置すれば、横線
5で中間スペーサ13が移動するこことを防ぐことが可能
である。
【0022】前記のように、下型11と上型14内に複数枚
の平網3を間隔をおいて重ねてインサートしてから、上
型14に設けたビーズフィーダ15で予備発泡させた発泡ポ
リスチロールビーズ(図示省略)の所要量を下型11と上
型14内に供給し、その発泡ポリスチロールビーズ内に前
記平網3を位置させる。この状態で前記発泡ポリスチロ
ールビーズを、常法によりスチームで加熱し発泡させ
て、前記各平網3のすべてを間隔をおいてインサートし
た発泡ポリスチロールブロックを成形する。前記底部ス
ペーサ12と各中間スペーサ13は発泡ポリスチロールビー
ズの加熱で発泡ポリスチロールブロックと一体化する。
この発泡プラスチックブロックの成形が終了すると、上
型14を開いて、図14に示した前記発泡ポリスチロールブ
ロック16を取出す。
の平網3を間隔をおいて重ねてインサートしてから、上
型14に設けたビーズフィーダ15で予備発泡させた発泡ポ
リスチロールビーズ(図示省略)の所要量を下型11と上
型14内に供給し、その発泡ポリスチロールビーズ内に前
記平網3を位置させる。この状態で前記発泡ポリスチロ
ールビーズを、常法によりスチームで加熱し発泡させ
て、前記各平網3のすべてを間隔をおいてインサートし
た発泡ポリスチロールブロックを成形する。前記底部ス
ペーサ12と各中間スペーサ13は発泡ポリスチロールビー
ズの加熱で発泡ポリスチロールブロックと一体化する。
この発泡プラスチックブロックの成形が終了すると、上
型14を開いて、図14に示した前記発泡ポリスチロールブ
ロック16を取出す。
【0023】前記のように成形された発泡プラスチック
ブロック16を、スライスライン17に沿って各平網3間で
スライスする。この発泡プラスチックブロック16のスラ
イスは、各スライスライン17の間隔に対応する間隔をお
いて、平行状に配置した複数本のニクロム線(図示省
略)を発熱させて、その発熱ニクロム線で発泡ポリスチ
ロールブロック16を複数枚に同時にスライスして、前記
第1実施例に示した、発泡ポリスチロールパネル2内に
1枚の平網3の全体を埋め込んでなる建築用パネル1の
複数枚を同時に形成する。
ブロック16を、スライスライン17に沿って各平網3間で
スライスする。この発泡プラスチックブロック16のスラ
イスは、各スライスライン17の間隔に対応する間隔をお
いて、平行状に配置した複数本のニクロム線(図示省
略)を発熱させて、その発熱ニクロム線で発泡ポリスチ
ロールブロック16を複数枚に同時にスライスして、前記
第1実施例に示した、発泡ポリスチロールパネル2内に
1枚の平網3の全体を埋め込んでなる建築用パネル1の
複数枚を同時に形成する。
【0024】前記のように、下型11と上型14内に複数枚
の平網3を間隔をおいてインサートして発泡ポリスチロ
ールブロック16を成形し、この発泡ポリスチロールブロ
ック16を各平網3間でスライスして複数枚の建築用パネ
ル1を同時に形成するから、建築用パネル1の成形効率
を大きく向上させることが可能である。そして、底部ス
ペーサ12と各中間スペーサ13は、前記のように発泡ポリ
スチロールブロック16と一体化するから、体裁がよくか
つ曲げ強度が大きい建築用パネル1を形成することが可
能である。
の平網3を間隔をおいてインサートして発泡ポリスチロ
ールブロック16を成形し、この発泡ポリスチロールブロ
ック16を各平網3間でスライスして複数枚の建築用パネ
ル1を同時に形成するから、建築用パネル1の成形効率
を大きく向上させることが可能である。そして、底部ス
ペーサ12と各中間スペーサ13は、前記のように発泡ポリ
スチロールブロック16と一体化するから、体裁がよくか
つ曲げ強度が大きい建築用パネル1を形成することが可
能である。
【0025】
【発明の効果】本発明の建築用などのパネルは、上記の
ように、発泡プラスチックパネルに平網の1枚を埋め込
んでいるから、その重量とコストを引き下げることが可
能である。しかも、前記平網を構成した縦横の金属線の
一方にわん曲部を形成して、他方の金属線の平網厚さ方
向の位置を異なるように配置し、このわん曲部が形成さ
れていない各金属線の配置を立体状にしている。したが
って、平網の表面に対する前記わん曲部の突出高さに対
応して発泡プラスチックパネルの厚さを設定することが
可能であるから、ほぼ任意の厚さの建築用などのパネル
をうることが可能であるとともに、平網の曲げ強度が大
きくなって建築用などのパネルの曲げ強度を大きくする
から、この建築用などのパネルはコンクリートの型枠材
その他の各種の用途に使用することが可能である。
ように、発泡プラスチックパネルに平網の1枚を埋め込
んでいるから、その重量とコストを引き下げることが可
能である。しかも、前記平網を構成した縦横の金属線の
一方にわん曲部を形成して、他方の金属線の平網厚さ方
向の位置を異なるように配置し、このわん曲部が形成さ
れていない各金属線の配置を立体状にしている。したが
って、平網の表面に対する前記わん曲部の突出高さに対
応して発泡プラスチックパネルの厚さを設定することが
可能であるから、ほぼ任意の厚さの建築用などのパネル
をうることが可能であるとともに、平網の曲げ強度が大
きくなって建築用などのパネルの曲げ強度を大きくする
から、この建築用などのパネルはコンクリートの型枠材
その他の各種の用途に使用することが可能である。
【0026】請求項2の建築用などのパネルは、前記わ
ん曲部が形成された金属線と平行方向にして、平網の表
面に補強金属線材を固着しているから、平網の曲げ強度
がより大きくなり、建築用などのパネルの曲げ強度を一
層大きくすることが可能である。
ん曲部が形成された金属線と平行方向にして、平網の表
面に補強金属線材を固着しているから、平網の曲げ強度
がより大きくなり、建築用などのパネルの曲げ強度を一
層大きくすることが可能である。
【0027】本発明の建築用などのパネルの製造方法
は、上記のように、前記のように構成した平網の複数枚
を重ね、かつそれらの間に発泡プラスチックからなるス
ペーサを介在させて各平網の全面に間隔をおいて、その
各平網のほぼ全体を埋め込んで発泡プラスチックブロッ
クを成形する。そして、前記埋め込まれた各平網の間で
発泡プラスチックブロックをスライスして、1枚ずつの
平網が発泡プラスチックパネルに埋めこまれた建築用な
どのパネルを製造するものである。すなわち、前記発泡
プラスチックパネルの複数枚を同時に成形するから、そ
の各発泡プラスチックパネルの成形を効率よく行うこと
が可能であり、そのコストを引き下げることが可能であ
る。そして、前記スペーサは発泡プラスチックで構成し
ており、そのスペーサは前記発泡プラスチックパネルと
一体化するから、スペーサが発泡プラスチックブロック
のスライスに対する影響もなく、発泡プラスチックパネ
ルに1枚の平網を埋め込んでなる体裁のよく、かつ曲げ
強度が大きい建築用などのパネルを能率よく製造するこ
とが可能である。
は、上記のように、前記のように構成した平網の複数枚
を重ね、かつそれらの間に発泡プラスチックからなるス
ペーサを介在させて各平網の全面に間隔をおいて、その
各平網のほぼ全体を埋め込んで発泡プラスチックブロッ
クを成形する。そして、前記埋め込まれた各平網の間で
発泡プラスチックブロックをスライスして、1枚ずつの
平網が発泡プラスチックパネルに埋めこまれた建築用な
どのパネルを製造するものである。すなわち、前記発泡
プラスチックパネルの複数枚を同時に成形するから、そ
の各発泡プラスチックパネルの成形を効率よく行うこと
が可能であり、そのコストを引き下げることが可能であ
る。そして、前記スペーサは発泡プラスチックで構成し
ており、そのスペーサは前記発泡プラスチックパネルと
一体化するから、スペーサが発泡プラスチックブロック
のスライスに対する影響もなく、発泡プラスチックパネ
ルに1枚の平網を埋め込んでなる体裁のよく、かつ曲げ
強度が大きい建築用などのパネルを能率よく製造するこ
とが可能である。
【図1】本発明第1実施例の斜視図である。
【図2】第1実施例の拡大断正面図である。
【図3】第1実施例の拡大断側面図である。
【図4】第2実施例の拡大断正面図である。
【図5】第2実施例の拡大断側面図である。
【図6】第3実施例の斜視図である。
【図7】第3実施例の拡大断正面図である。
【図8】第3実施例の拡大断側面図である。
【図9】第4実施例の拡大断正面図である。
【図10】第4実施例の拡大断側面図である。
【図11】第5実施例の断正面図である。
【図12】第5実施例の拡大断正面図である。
【図13】第5実施例の拡大断側面図である。
【図14】第5実施例の発泡プラスチックブロックの一部
正面図である。
正面図である。
1:建築用パネル、2:発泡プラスチックパネル、3:
平網、4:縦線、5:横線、6:わん曲部、7:補強線
材、11:下型、12:底部スペーサ、13:中間スペーサ、
16:発泡プラスチックブロック。
平網、4:縦線、5:横線、6:わん曲部、7:補強線
材、11:下型、12:底部スペーサ、13:中間スペーサ、
16:発泡プラスチックブロック。
Claims (4)
- 【請求項1】 間隔をおいて縦横状に交差させて金属線
が配置され、その各交点を溶接で固着して平網が形成さ
れるとともに、縦横の前記金属線の一方を平網の厚さ方
向に隆起させる状態にわん曲させたわん曲部が平網のほ
ぼ全面にわたって形成され、他方のわん曲部が形成され
ていない方の金属線が、前記平網の厚さ方向の異なった
位置に配置されて、その平網の1枚のほぼ全体が発泡プ
ラスチックパネルに埋め込まれた建築用などのパネル。 - 【請求項2】 平網を構成した縦または横の金属線にお
いて、わん曲部が形成された金属線と平行方向にして、
補強金属線材が平網の表面に固着された請求項1記載の
建築用などのパネル。 - 【請求項3】 間隔をおいて縦横状に交差させて金属線
が配置され、その各交点を溶接で固着して平網が形成さ
れるとともに、縦横の前記金属線の一方を平網の厚さ方
向に隆起させる状態にわん曲させたわん曲部が平網のほ
ぼ全面にわたって形成され、他方のわん曲部が形成され
ていない方の金属線が、前記平網の厚さ方向の異なった
位置に配置されて、その平網の複数枚を互いに重ねて成
形金型にインサートし、かつその各平網の全面に間隔を
生じさせる発泡プラスチックからなるスペーサを各平網
の間に介在させて、前記成形金型に発泡プラスチックを
供給して、前記複数枚の平網のほぼ全体を間隔をおいて
埋め込んだ発泡プラスチックブロックを成形し、その発
泡プラスチックブロックを各平網間でスライスして、1
枚ずつの平網が埋め込まれた発泡プラスチックパネルに
分割する建築用などのパネルの製造方法。 - 【請求項4】 平網を構成した縦または横の金属線にお
いて、わん曲部が形成された金属線と平行方向にして、
補強金属線材が平網の表面に固着された請求項3記載の
建築用などのパネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29393993A JPH07127154A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 建築用などのパネル及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29393993A JPH07127154A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 建築用などのパネル及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07127154A true JPH07127154A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=17801133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29393993A Pending JPH07127154A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 建築用などのパネル及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07127154A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6040635A (ja) * | 1983-08-12 | 1985-03-04 | Toyo Kenzai Kk | パネル用ワイヤトラスの製造方法 |
JPS62156458A (ja) * | 1985-12-27 | 1987-07-11 | 株式会社竹中工務店 | 断熱成形板 |
JPH02266038A (ja) * | 1989-04-05 | 1990-10-30 | Toyo Bussan Kk | 断熱コンクリート躯体及びその造成方法 |
JPH0721817B2 (ja) * | 1986-03-26 | 1995-03-08 | 株式会社日立製作所 | 文書画像処理方法 |
JPH0782808A (ja) * | 1993-09-17 | 1995-03-28 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 型枠兼用断熱パネル |
-
1993
- 1993-10-28 JP JP29393993A patent/JPH07127154A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6040635A (ja) * | 1983-08-12 | 1985-03-04 | Toyo Kenzai Kk | パネル用ワイヤトラスの製造方法 |
JPS62156458A (ja) * | 1985-12-27 | 1987-07-11 | 株式会社竹中工務店 | 断熱成形板 |
JPH0721817B2 (ja) * | 1986-03-26 | 1995-03-08 | 株式会社日立製作所 | 文書画像処理方法 |
JPH02266038A (ja) * | 1989-04-05 | 1990-10-30 | Toyo Bussan Kk | 断熱コンクリート躯体及びその造成方法 |
JPH0782808A (ja) * | 1993-09-17 | 1995-03-28 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 型枠兼用断熱パネル |
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