JPH07126937A - ケンスのスライバ端検出装置 - Google Patents

ケンスのスライバ端検出装置

Info

Publication number
JPH07126937A
JPH07126937A JP27466493A JP27466493A JPH07126937A JP H07126937 A JPH07126937 A JP H07126937A JP 27466493 A JP27466493 A JP 27466493A JP 27466493 A JP27466493 A JP 27466493A JP H07126937 A JPH07126937 A JP H07126937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliver
turntable
full
light
disposed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27466493A
Other languages
English (en)
Inventor
Takamasa Morita
隆征 森田
Yukio Saito
幸男 斉藤
Takashi Imai
孝 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP27466493A priority Critical patent/JPH07126937A/ja
Publication of JPH07126937A publication Critical patent/JPH07126937A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケンスから垂れ下がるスライバ端部を確実に
検知する。 【構成】 粗紡機機台の後方に機台と平行に延びて配設
された複数の載置台上には複数のケンスからなるケンス
列が配列されている。ターンテーブル5は練条機から載
置台へ至る搬送コンベア上に配設されている。ケンスK
の外周面上部にはスライバSの光反射率より充分小さな
光反射率である黒色の非反射体18が帯状に配設されて
いる。満ケンスFの上部には非反射体18上を交差する
状態にスライバSの端部が垂れ下げられている。ターン
テーブル5の上方側方位置には非反射体18と対応する
位置に2つの反射式の光電管16,17が配設されてい
る。ターンテーブル5に載置された満ケンスFは、光電
管16,17が作動された状態でターンテーブル5とと
もに一体回転される。ターンテーブル5は光電管17が
オンすると停止されるように設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はケンスの外周側に垂れ下
がるスライバ端部が所定方向を向くようにケンスを配置
設定するため、スライバ端部の位置検出を行うケンスの
スライバ端検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平2−91233号公報に
は、スライバ継ぎを自動で行うスライバ継ぎ機が開示さ
れている。このスライバ継ぎ機によれば、粗紡機機台後
方に配列されたケンス列中の満ケンスからのスライバ端
部と、フィードローラから垂れ下がる紡出中のスライバ
端部とを接合する。満ケンスはスライバの端部がその外
周面側に所定長さだけ垂れ下がる状態に配置され、その
スライバ端部はケンス列に沿って移動するスライバ継機
の把持装置により把持される。そのため、スライバ継機
の把持装置がスライバ端部を確実に把持できるように、
スライバ端部を所定方向に向けた適位置に満ケンスを配
置する必要がある。
【0003】ケンスの適位置配置方法として、例えば特
開平3−293267号公報にはケンスの外周部にドグ
を固定し、スライバ端部を常にドグと対応する所定位置
に配置し、ターンテーブル上に載置されて一体回転する
ケンスのドグをセンサが検知するとターンテーブルを停
止させる方法が開示されている。又、特公昭59−33
86号公報には、ケンスからその外周側に垂れ下がるス
ライバを検知可能な一対の光電管を備え、ターンテーブ
ル上に載置されて一体回転するケンスから垂れ下がるス
ライバが一対の光電管による光束を横切るとターンテー
ブルの回転を停止させるスライバ切断自動篠継装置が開
示されている。
【0004】一般に、光電管を用いてスライバ位置を検
出する検出方法には二通りの方法がある。1つは投光用
及び受光用の一対の光電管を備え、その光電管間の光束
が遮断されたか否かによりスライバ位置を検出する透過
式検出方法であり、もう1つは投光器及び受光器を一体
に備えた光電管により投光による反射光の受光量の違い
に基づきスライバ位置を検出する反射式検出方法であ
る。
【0005】透過式検出方法の場合には、図5(a),
(b)に示すようにケンスKから垂れ下がるスライバS
の通過領域に光束が設定されるように一対の光電管4
1,42を配設し、光電管41,42を作動させた状態
でケンスKを載置するターンテーブル43を回転駆動さ
せる。そして、スライバSが光電管41,42の光束を
遮断すると直ちにターンテーブル43の回転を停止させ
るようにしていた。
【0006】又、反射式検出方法の場合には、図6
(a),(b)に示すようにケンスKから垂れ下がるス
ライバSと対応する高さにケンスKと対向する状態に反
射型の光電管44を配設し、光電管44を作動させた状
態でケンスKを載置するターンテーブル43を回転駆動
させる。そして、光電管44からの投光に対する反射光
を受光し、その受光量の差によりスライバSを検出する
と直ちにターンテーブル43の回転を停止させるように
していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ケンスKは
その使用回数が多くなるにつれてその外周形状が変形し
て真円ではなくなる。そのため、透過式検出方法による
場合には、ケンスKが変形してできた凹部にスライバが
入り込んでスライバSが検出されなかったり、ケンスK
が変形してできた凸部をスライバSと誤検出される場合
があった。又、ケンスKがターンテーブル43上のほぼ
中央位置に載置されなかった場合には、ケンスが楕円軌
跡を描いて回転するため、ケンスKの外周面を誤検出し
てしまう場合があった。
【0008】又、反射式検出方法による場合には、ケン
スKやスライバSの色にも種々あり、ケンスKの光反射
率とスライバSの光反射率とが近似する場合には、光電
管44に受光される光量がケンスKからの反射光とスラ
イバSからの反射光とに差異がなくなりスライバSが検
出されない場合があった。
【0009】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的はケンスから垂れ下がるスライバ
端部を確実に検知することができるケンスのスライバ端
検出装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本発明では、ケンスの外周面に対してその周方向に相
対移動可能に設けられるとともに、該ケンスに対してそ
の外周面側に垂下するスライバ端部と対応する位置に照
射された光の反射光を検出可能な光電式センサを備えた
ケンスのスライバ端検出装置において、前記ケンスの外
周面における前記光電式センサの検知域となる区域に、
前記光電式センサによる識別可能な程度に前記スライバ
の光反射率と異なる光反射率を有する非検知体を設け
た。
【0011】
【作用】本発明によれば、光電式センサはケンスの外周
面に対してその周方向に相対移動しながら該ケンスの外
周面側に垂下するスライバ端部と対応する位置に照射さ
れた光の反射光を検出する。即ち、光電管は非検知体か
らの反射光とスライバからの反射光とを受光し、その受
光量の違いによりスライバを検出する。非検知体の光反
射率とスライバの光反射率とは、光電管が識別可能な程
度に異なるように設定されているため、ケンスの外周面
側に垂下するスライバのみが光電管により確実に検出さ
れる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した第1実施例を図1
〜図4に従って説明する。図4に示すように、粗紡機機
台1の後方には、機台1の長手方向と平行に延びる4列
の載置台2a〜2dが配列されている。各載置台2a〜
2d上には粗紡機機台1の各錘へスライバを供給するケ
ンスKが複数載置され、4列のケンス列を構成してい
る。各載置台2a〜2d上にはケンスKを移動可能に載
置する複数のローラ(図示せず)が配設されている。各
載置台2a〜2dの側方位置には、搬送コンベア3が各
載置台2a〜2dと直交して延びる状態で配備されてい
る。又、各載置台2a〜2dの後方には搬送コンベア3
と直交して延びる搬送コンベア4が配備されている。搬
送コンベア3と搬送コンベア4はターンテーブル5を介
してケンスKを移送可能に連結されている。
【0013】搬送コンベア4は練条機(図示せず)と繋
がっており、練条機で生産されたスライバSを収容する
満ケンスFが搬送コンベア4に搬送されるようになって
いる。練条機から搬送コンベア4に搬送された満ケンス
Fは図1に示すようにその上部からスライバSの端部が
所定長さだけ外周面側に垂れ下がった状態にある。又、
搬送コンベア3と反対位置となる各載置台2a〜2dの
側方位置には、搬送コンベア3と平行して延びるととも
に練条機へ空ケンスKを排出する搬送コンベア(図示せ
ず)が配備され、該搬送コンベアは練条機の空ケンス供
給口に繋がっている。図1及び図2に示すように搬送コ
ンベア3,4及びケンス排出用の搬送コンベアは、所定
複数本毎に駆動ローラを備えた複数のローラ3a,4a
からなるローラコンベアからなり、駆動ローラの回転駆
動に基づきケンスKの移送が可能となっている。
【0014】又、図4に示すように搬送コンベア3の外
側(図4の下側)側部には各載置台2a〜2dと対応す
る位置にケンス押出手段6a〜6dが配設され、ターン
テーブル5から移送されてきた満ケンスFはケンス押出
手段6a〜6dによりケンス交換中の載置台2a〜2d
側へ押し込まれるようになっている。又、ターンテーブ
ル5の近傍にはケンス支持装置7及びケンス押出装置8
が配備されている。ケンス支持装置7は支持部材7aを
備え、支持部材7aはエアシリンダの作動により図2に
実線で示す待機位置と鎖線で示す作用位置とに移動配置
されるようになっている。満ケンスFは搬送コンベア4
からターンテーブル5上への搬入時に作用位置に配置さ
れた支持部材7aに当接することによりターンテーブル
5上のほぼ中央位置に配置されるようになっている。
又、ケンス押出装置8は図1に示すようにエアシリンダ
9とそのピストンロッド9aの先端に固定された押出部
材10とから構成され、エアシリンダ9が同図に示す収
縮状態から伸長動作されることによりターンテーブル5
上にある満ケンスFが押出部材10により搬送コンベア
3側へ押し出されるようになっている。
【0015】図3に示すように、搬送コンベア4にはタ
ーンテーブル5の手前(図3の右方向)位置にストッパ
11が配設され、練条機から搬送されてきた満ケンスF
はストッパ11によりその上流側に溜め置きされる。そ
して、ケンス交換時にストッパ11が間欠的に解除され
ることにより、溜め置きされた満ケンスFが1個ずつタ
ーンテーブル5側へ移送されるようになっている。
【0016】搬送コンベア4にはストッパ11とターン
テーブル5との間に、搬送コンベア4のローラ4aより
下方位置にケンス押込装置12が配設されている。ケン
ス押込装置12はエアシリンダ13とそのピストンロッ
ド13aの先端に回動可能に支持された押込部材14と
から構成され、押込部材14は図示しない付勢部材によ
り上方に付勢されてその先端が搬送コンベア4から斜め
上方に突出する状態にある。押込部材14はエアシリン
ダ13の作動により図3に実線で示す待機位置と、満ケ
ンスFをターンテーブル5上に押し込み可能な鎖線で示
す作用位置とに移送配置される。エアシリンダ13は満
ケンスFが押込部材14を下方に押圧してその上を通過
完了後に作動されるようになっている。又、ターンテー
ブル5の回転軸5aは回転駆動手段15と作動連結され
ている。回転駆動手段15は回転軸5aと作動連結され
たベルト伝動機構とモータ(いずれも図示せず)とによ
り構成され、ターンテーブル5はモータの駆動力に基づ
き回転駆動されるようになっている。
【0017】図1及び図2に示すように、ターンテーブ
ル5の上方位置には、2つの光電管16,17がターン
テーブル5の周方向に沿って所定間隔をおいて配設され
ている。光電管16,17はそれぞれ投光器及び受光器
を一体に備え、投光器からの照射光を対象物に当てたそ
の反射光を検出することにより対象物の存在を検知する
いわゆる反射式の光電管センサである。光電管16,1
7はスライバSを検知可能な所定受光量以上になるとオ
ンされるように設定されている。ターンテーブル5は図
1の矢印方向に回転し、光電管16が光電管17よりも
ターンテーブル5の回転上手側に位置している。光電管
16,17はターンテーブル5の回転時に作動され、光
電管16がオンされるとターンテーブル5の回転速度が
減速され、光電管17がオンされるとターンテーブル5
の回転が停止されるように設定されている。
【0018】図1及び図2に示すように、ケンスKの外
周面にはターンテーブル5上に載置された状態におい
て、光電管16,17の配設位置と対応する位置にその
周方向に沿って非検知体としての帯状の非反射体18が
設けられている。非反射体18の表面はスライバSの光
反射率と充分に異なる光反射率となっている。光電管1
6,17の受光量はスライバSからの反射光と非反射体
18からの反射光とでは大きく異なり、光電管16,1
7への受光量によりスライバSと非反射体18とは確実
に区別される。本実施例ではスライバSが白色であり、
非反射体18は白色のスライバSに対して光反射率を異
ならせるため黒色に設定されている。ここで、光反射率
は色彩により異なるが、反射面の粗度等の面形態によっ
ても異なり、非反射体18の色彩とともにその面形態を
適宜に設定することも効果的である。尚、非反射体18
はゴムから構成されるとともにケンスKの外周面に対し
て凸状に形成されている。
【0019】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。練条機で生産された満ケンスFは、練条機か
ら搬送コンベア4まで搬送され、ストッパ6の上流側に
複数溜め置きされる。溜め置きされた満ケンスFはその
上部から垂れ下がるスライバSの位置が統一されておら
ず任意に方向を向いている。各載置台2a〜2d上に載
置された複数のケンスKから構成される各ケンス列のう
ち紡出中のスライバSが空に近づいたケンス交換すべき
ケンス交換時期になったケンス列があると、粗紡機機台
1の運転が停止される。例えば、載置台2b上のケンス
列がケンス交換される場合には、まず載置台2b上の各
ケンスKから紡出されていたスライバSがそのケンス列
上をレールに沿って走行するスライバ切断装置により切
断される。このスライバ切断後に当該ケンス列において
空ケンスKと満ケンスFとを交換するケンス交換作業が
行われる。
【0020】ケンス交換作業の開始に当たり、まず搬送
コンベア3,4及び排出用の搬送コンベアの駆動ローラ
が駆動される。そして、ストッパ11が間欠的に解除さ
れてストッパ11の上流側に溜め置きされた満ケンスF
が1個ずつターンテーブル5側へ移送される。ストッパ
11の解除により搬送コンベア4上をターテーブル5に
向かって搬送される満ケンスFが押込部材14を下方に
押圧してその上を通過すると、ケンス支持装置7が駆動
されると同時に、ケンス押込装置12が駆動される。即
ち、ケンス支持装置7の支持部材7aが図2に実線で示
す待機位置から鎖線で示す作用位置に移動配置されると
ともに、ケンス押込装置12のエアシリンダ13の作動
により押込部材14が図3に実線で示す待機位置から鎖
線で示す作用位置に移動配置される。その結果、満ケン
スFはその下部を押込部材14に押圧されて搬送コンベ
ア4からターンテーブル5上に搬入される。この搬入時
に満ケンスFは作用位置に配置された支持部材7aに当
接して位置規制され、ターンテーブル5上のほぼ中央位
置に配置される。支持部材7a及び押込部材14はター
ンテーブル5への満ケンスFの配置完了後、それぞれの
待機位置に復帰される。
【0021】その後、回転駆動手段15を構成するモー
タの駆動が開始されると同時に、光電管16,17が作
動される。その結果、光電管16,17が作動された状
態で、ターンテーブル5が図1の矢印方向に回転され、
ターンテーブル5上に載置された満ケンスFも一体回転
する。この回転中において、各光電管16,17はケン
スKの外周面上部に設けられた非反射体18と対応する
位置に検知光を照射し、その反射光を受光する。ここ
で、非反射体18の光反射率はスライバSの光反射率に
比較して充分に小さく、非反射体18からの反射光量は
充分に少ないので非反射体18からの反射光を受光して
いる間は光電管16,17はオンされない。そして、タ
ーンテーブル5の回転に伴いスライバSの端部が光電管
16,17と対応する位置に到達すると、まず光電管1
6がスライバSからの光量の多い反射光を受光してオン
し、次いで光電管17がスライバSからの反射光を受光
してオンする。その結果、まず光電管16のオンにより
ターンテーブル5の回転速度が減速され、次いで光電管
17のオンによりターンテーブル5の回転が停止され
る。ターンテーブル5の回転が停止されると、光電管1
6,17は作動停止される。ターンテーブル5が停止さ
れた状態において、ターンテーブル5上の満ケンスFは
図2に示すようにスライバSの端部が搬送コンベア3に
対して反対側に位置するように配置される。
【0022】その後、ケンス押出装置8が駆動される。
即ち、エアシリンダ9が収縮状態から伸長動作され、満
ケンスFがターンテーブル5上から搬送コンベア3側に
押し出される。搬送コンベア3上に押し出された満ケン
スFは、搬送コンベア3の駆動に伴いローラ3a上を移
動する。そして、ケンス交換すべき載置台2bと対応す
る位置まで搬送されると、ケンス押出手段6bが駆動さ
れて満ケンスFが載置台2b上へ押し込まれる。その結
果、排出用の搬送コンベア上に載置台2bから空ケンス
Kが1本押し出される。空ケンスKは搬送コンベア上を
移動して練条機の空ケンス供給口へと搬送される。以
後、ストッパ11の間欠的な解除によりターンテーブル
5の直前位置にて常に1本の満ケンスFが待機し、ター
ンテーブル5上の満ケンスFが搬送コンベア3側に排除
されると直ぐに次の満ケンスFがターンテーブル5上に
押し込まれる。こうしてスライバSの端部が所定方向を
向くように配置設定された満ケンスFが順次に載置台2
b上に押し込まれ、載置台2b上の空ケンスKが順次に
満ケンスFと交換される。そして、当該ケンス交換作業
が完了したときには、新たに配置された満ケンスFは、
全てその上部から垂れ下がるスライバSの端部が粗紡機
機台1と反対側を向いた状態となる。
【0023】以上詳述したように本実施例によれば、満
ケンスFの上部から垂れ下がるスライバSの端部を検知
する光電管16,17と対応するケンスKの外周面に白
色のスライバSの光反射率より充分に光反射率が小さな
黒色の非反射体18を外周に沿って配設した。その結
果、反射式の光電管センサである光電管16,17によ
りスライバSとケンスKとの識別が確実に行われるの
で、スライバSの端部のみを確実に検知することができ
る。そのため、満ケンスFは全て所定方向に確実に配置
設定される。又、2つの光電管16,17を配設し、タ
ーンテーブル5を減速過程を伴って停止する構成とした
ので、満ケンスFの上部に膨出するスライバSが崩れる
ことを防止することができる。
【0024】又、ターンテーブル5上への搬入時にケン
ス支持装置7の支持部材7aにより満ケンスFがターン
テーブル5上のほぼ中央位置に配置されるので、ターン
テーブル5の回転時に満ケンスFの回転軌跡が楕円とな
って満ケンスFの配置設定が不正確となることも防止さ
れる。又、本実施例では反射式の光電管16,17を使
用しているため、ケンスKの外周面に凹凸があってもス
ライバSのみを確実に検知することができる。
【0025】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次のよ
うに変更することができる。 (1)上記実施例では白色のスライバに対して非反射体
18を黒色としたが、非反射体18の色は黒色に限定さ
れず、光電管がスライバSと非反射体18との識別が確
実に行える光反射率を有する色に適宜変更することがで
きる。
【0026】(2)上記実施例では白色のスライバSを
使用したが、例えばスライバSが染色されてその光反射
率が小さい場合には、非反射体18に替えて白色やミラ
ー色等のスライバSの光反射率に比較して充分に大きな
光反射率を有する反射体とし、スライバSを検知する光
電管をダークオンで使用する構成としてもよい。この構
成によれば、濃色に染色されたスライバSであってもケ
ンスKと識別されてスライバSのみを確実に検知するこ
とができる。
【0027】(3)上記実施例では載置台2a〜2dへ
移送される満ケンスFの配置設定に本発明を適用した
が、例えば従来技術で挙げた特開昭59−3386号公
報に開示のように練条機におけるケンス配置設定に本発
明を適用してもよい。
【0028】(4)ターンテーブル5の配設位置は上記
実施例に限定されることなく、練条機から載置台2a〜
2dへ至る適宜な位置に変更することができる。 (5)光電管の配設数は2つに限定されない。例えば光
電管を1つとしてもよい。
【0029】(6)上記実施例では光電管16,17を
固定としたが、ケンスKに対して光電管をケンスKの周
方向に沿って移動させ、光電管16,17がスライバS
を検知するまでの回転角に応じた回転量だけターンテー
ブル5を回転させる構成としてもよい。
【0030】(7)上記実施例では非検知体を構成する
非反射体18をゴム製としたが、非検知体はゴムに限定
されず例えば接着テープ等としてもよい。 (8)ターンテーブル5が1回転以上回転しても光電管
16,17がオンされない場合に異常報知する構成とし
てもよい。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ケ
ンスから垂れ下がるスライバ端部を確実に検知すること
ができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例におけるスライバ
端検出装置の側面図である。
【図2】同じくケンスのスライバ端検出装置の平面図で
ある。
【図3】ターンテーブルへのケンスの送り機構を示す模
式側面図である。
【図4】ケンスの移動経路を示す模式部分平面図であ
る。
【図5】従来装置を示し、(a)は平面図(b)は側面
図である。
【図6】従来装置を示し、(a)は平面図(b)は側面
図である。
【符号の説明】
16,17…光電式センサとしての光電管、18…非検
知体としての非反射体、K…ケンス、S…スライバ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケンスの外周面に対してその周方向に相
    対移動可能に設けられるとともに、該ケンスに対してそ
    の外周面側に垂下するスライバ端部と対応する位置に照
    射された光の反射光を検出可能な光電式センサを備えた
    ケンスのスライバ端検出装置において、 前記ケンスの外周面における前記光電式センサの検知域
    となる区域に、前記光電式センサによる識別可能な程度
    に前記スライバの光反射率と異なる光反射率を有する非
    検知体を設けたケンスのスライバ端検出装置。
JP27466493A 1993-11-02 1993-11-02 ケンスのスライバ端検出装置 Pending JPH07126937A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27466493A JPH07126937A (ja) 1993-11-02 1993-11-02 ケンスのスライバ端検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27466493A JPH07126937A (ja) 1993-11-02 1993-11-02 ケンスのスライバ端検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07126937A true JPH07126937A (ja) 1995-05-16

Family

ID=17544843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27466493A Pending JPH07126937A (ja) 1993-11-02 1993-11-02 ケンスのスライバ端検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07126937A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007216515A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Brother Ind Ltd 印刷装置
CN112030287A (zh) * 2020-09-08 2020-12-04 北自所(北京)科技发展有限公司 用于粗纱机的条筒送换装置以及条筒送换方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007216515A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Brother Ind Ltd 印刷装置
CN112030287A (zh) * 2020-09-08 2020-12-04 北自所(北京)科技发展有限公司 用于粗纱机的条筒送换装置以及条筒送换方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5405482A (en) Labeling machine
US3946884A (en) Method for transporting textile yarn packages
US5729340A (en) Bottle inspection machine
US4511025A (en) Article holding apparatus of rotary type
US5940960A (en) Automatic valve stemming method and apparatus
JPS6241329A (ja) 精紡機の管理方法
JPS6147701B2 (ja)
US4695007A (en) Apparatus for continuously supplying sheets from supply rolls
US5118958A (en) Apparatus for detecting residual yarn
JPS6153285B2 (ja)
US4798348A (en) Yarn end finding device
JPH07126937A (ja) ケンスのスライバ端検出装置
JP2001055212A (ja) ラベル貼付装置
JP2919938B2 (ja) 薄板に貼着した粘着テープのカット方法
JP2759231B2 (ja) ガラス壜口部の欠陥検査装置
US3613863A (en) Induction scheme and automatic loader
JP2000025710A (ja) パック製造方法と製造装置
US5695561A (en) Disk tray used with an apparatus for forming a protective film on an optical disk
US5444514A (en) Photographic processing apparatus
JPH0882861A (ja) オーダ仕分機のプリント検出装置
JP4306869B2 (ja) ラベル拡開機構
US3527635A (en) Apparatus for dispensing measured lengths of tape at regular timed intervals
JPH0721473Y2 (ja) ボビン排出装置
JPH11227936A (ja) リジェクト装置
JPH0978369A (ja) ケンスのスライバ端部位置決め方法及び位置決め装置