JPH07126000A - 荷役装置の流れ防止装置 - Google Patents

荷役装置の流れ防止装置

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JPH07126000A
JPH07126000A JP27858793A JP27858793A JPH07126000A JP H07126000 A JPH07126000 A JP H07126000A JP 27858793 A JP27858793 A JP 27858793A JP 27858793 A JP27858793 A JP 27858793A JP H07126000 A JPH07126000 A JP H07126000A
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JP
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pressure
fluid pressure
cargo handling
horizontal
valve
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Application number
JP27858793A
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English (en)
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Akira Dobashi
亮 土橋
Kenji Yamada
健次 山田
Yoshihiro Ishihara
好浩 石原
Fumito Degawa
文人 出川
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Nitto Kohki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kohki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷役装置の載置されている床面が傾斜してい
る場合でも、可動範囲のすべての領域でバランスさせ荷
役アームが床面の傾斜方向に流れるのを防止しようとす
る。 【構成】 2本以上のアームで構成される荷役機構の基
部に垂直シリンダを設け該アームの先端に作用する重量
物とバランスするよう流体圧を加えて重量物の手動操作
を容易にした荷役装置で、重力方向となす角度を検出し
て流体圧アクチュエータに適正な圧力を供給し、前記ア
ームと重力方向とのなす角度が変化したことに起因して
発生する該アームの、垂直シリンダの方向への自由な移
動と直角方向への自由な移動とを防止するように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アームの下端に吊り下
げた重量物を無重力の状態に置き換えて、この重量物の
移動操作が水平、上下及び旋回操作と同時もしくは単独
にできる3次元動作が可能な荷役装置に係り、特に荷重
を2本のアームを用いて空中にバランスして静止させる
荷役装置の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の荷役装置は、例えば、特公昭55
−40520号に開示されているように垂直方向は垂直
シリンダ内の圧力を減圧弁によって調整し、水平方向は
荷重状態に合わせてバランスウエイトを取り付けてバラ
ンスさせ先端を手動で操作して重量物を移動させる装置
がよく知られている(図8)。
【0003】また、図9に示す如く、図8に図示のバラ
ンスウエイトの代わりにバネを用いて水平方向に関し可
動範囲の広い領域で自由移動を拘束、あるいは図10の
ように流体圧水平シリンダに一定圧力を作用させて同様
の拘束(流れ防止)を行なっている場合も多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
荷役装置にあっては、いずれの荷役装置においても、荷
役装置の載置されている床面が傾斜している場合、荷役
アームが床面の傾斜方向に流れるのをいずれも防止する
ことができない。また、バネあるいは一定圧のシリンダ
を用いる方法は可動範囲のすべての領域でバランスさせ
ることは困難であり、このため回転部摺動部に抵抗を与
えて防止させることが行われるが、このことは、先端を
手動で操作するときに抵抗となり、操作性を阻害すると
いう問題点を有している。
【0005】本発明の目的とするところは、荷役装置の
載置されている床面が傾斜している場合でも、可動範囲
のすべての領域でバランスさせ荷役アームが床面の傾斜
方向に流れるのを防止しようとすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】荷重を支持するアームの
角度が重力方向に対して変化することに起因しているこ
とから、本発明は、バランスに影響を与える所要の角度
を検出し水平シリンダを上記角度の検出値を利用して制
御しようとするものである。いま、図2を用いて床面の
傾斜の影響を求める。まず、床面の傾斜のないとき水平
シリンダへの圧力は荷重と水平アームの重心Gに作用す
る重力W0 のAB方向分力f20とAD方向分力f10がリ
ンクBD及びリンクEDに作用する力とバランスするよ
うにしたい。
【0007】すなわち、BD方向は、 また、ED方向は となり、水平バランス力は、 となればよい。したがって、水平シリンダには、上記の
力を受圧面積で割った圧力を作用させれば常にバランス
することになる。
【0008】ところが、床面が図2のように荷役装置が
前屈みに傾斜すると、上記の分力は、それぞれf20から
21と増加し、f10からf11へと減少するので、(1)
式の水平バランス力は大きくなる必要が生ずる。これを
水平と同様に制御しているのでは、水平バランス力が不
足し、アームと荷重は前方へ流れることになる。このた
め、床面の傾斜を検出して、その分の補正をすればよ
い。また、(1)式から明らかなように床面が水平であ
っても水平バランス力は、θ1 、θ2 の値により変化す
るので水平シリンダに作用する圧力を一定とする方法で
は完全なバランスは保てない。完全なバランスを保つた
めには、角度θ1 、θ2 を検出して床面の傾斜の補正と
同様の制御をすればよい。
【0009】このようにして本発明の荷役装置の流れ防
止装置は、2本以上のアームで構成される荷役機構の基
部に垂直シリンダを設け該アームの先端に作用する重量
物とバランスするよう流体圧を加えて重量物の手動操作
を容易にした荷役装置の載置場所によって生じる重力方
向となす角度を検出し、流体圧アクチュエータに適正な
圧力を供給して、アームと重力方向とのなす角度が変化
したことに起因して発生するアームの、垂直シリンダの
直角方向への自由な移動を防止するように構成してい
る。
【0010】また、流体圧アクチュエータに水平保持回
路を設けて、アームを備えて旋回する部位に、重力方向
に拘らず該旋回する部位の水平を保つようにする。
【0011】さらに流体圧アクチュエータによる垂直シ
リンダと直角方向への自由な移動の流れ防止を、その設
置された床が水平のときのバランスがとれるよう一端に
バランスウェイトを設置し、床の傾斜角を検出して制御
するようにする。
【0012】そして、床が水平のときの水平バランス
を、ばねを用いて概略平衡を取り、床の傾斜角を検出し
て制御するようにする。
【0013】あるいは、床が水平のときの水平バランス
を、流体圧シリンダによって平衡を取り、床の傾斜角を
検出して別の流体圧アクチュエータを制御するようにす
る。
【0014】
【作用】荷役装置の載置された床面がある傾斜を持って
いた場合、荷役装置の傾斜をアームと重力方向となす角
度を検出すもことにより行う。この検出した傾斜角度に
応じて流体圧アクチュエータに適正な圧力を供給して、
アームと重力方向とのなす角度が変化したことに起因し
て発生するアームの垂直シリンダの方向への自由な移動
と直角方向への自由な移動とを防止する。このようにす
ることにより、荷役装置の載置されている床面が傾斜し
ている場合でも、可動範囲のすべての領域でバランスさ
せ荷役アームが床面の傾斜方向に流れるのを防止するこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1〜図2には、本発明に係る荷役装置の流れ防止装置の
一実施例が示されている。図1は水平状態では従来のバ
ネ力を用いてほぼ水平バランスさせた図9の荷役装置に
おいて、床を傾斜させたときに有効な本発明の流体圧制
御装置に関する実施例である。
【0016】図において、1は荷役装置の本体であり、
2は本体1に設けられた水平方向溝で、3は水平方向溝
2を転動するローラである。4は、本体1が傾斜したと
きにも、水平方向バランスを維持するために設けたピス
トンロッドであり、5はピストンロッド4に力を作用さ
せる流体圧シリンダである。6は流体圧シリンダ5のロ
ッド側ポートで、このロッド側ポート6を通してローラ
3の軸に水平バランス力を与える。7は流体圧シリンダ
5のヘッド側のポートでピストンロッド4に作用する力
を調整するための流体圧を作用させる。8はウエイトで
あって、常に垂直方向を向くよう支持点が軸受で支持さ
れている。9は、本発明の流体圧装置に流体圧を供給す
るための流体圧源である。10は傾斜検出弁である。1
1はウエイト8との間に設けた引張バネである。12は
傾斜検出弁10に内蔵されたスプールで一端は引張バネ
11が取り付けられている。13は入口ポートで、流体
圧源9に繋がれており、14は出口ポートであり、15
はフィードバック流路でスプール12に引張バネ11に
釣り合う力を発生するための流体圧を供給する。16は
圧力室で、出口ポートの流体圧を引張バネ11と対抗す
る方向に作用させる。17は排出ポート、18は出力配
管である。
【0017】20は制御圧発生弁であり、流体圧源9の
供給を受けて流体圧シリンダ5への制御圧力を出力す
る。21は制御圧発生弁20に内蔵されたスプールで、
22は設定バネである。23は検出圧室であり、24は
出力圧室である。25は入口ポートで流体圧源9に繋が
れており、26は出口ポートで流体圧シリンダ5に水平
バランスを行うための圧力を供給する。27は流体通路
で、28は排出ポート、29は出力配管である。30は
調整圧発生弁で、流体圧シリンダ5へ調整圧を供給す
る。31は調整圧発生弁30に内蔵されたスプールで、
32は設定バネ、33は出力圧室で、この出力圧室33
の圧力が設定バネ32と釣り合う。34は流通路であ
り、35は入口ポート、36は出口ポート、37は排出
ポート、38は出力配管である。
【0018】次に、図1に図示の実施例の動作について
説明する。図1は、荷役装置が図2に示す如く前方に1
5゜傾斜したときの傾斜検出弁10とウエイト8との幾
何学的配置を示している。この荷重装置の傾斜角は、前
方には最大15゜まで傾斜しても水平バランスが成立す
るよう構成されている。すなわち、傾斜検出弁10が図
2の状態では引張バネ11は自由長となっており、スプ
ール12には入口ポート13を開いて出口ポート14に
圧力を発生させるとフィードバック流路15によって出
口圧力が圧力室16に作用し入口ポート13を閉じて出
口圧力が発生しないようになるまでスプールを引っ張っ
てウエイト8に対抗しようとする。このため、入口ポー
ト13の位置関係が不正確な場合には、出口圧力は僅か
に発生するが入口ポート13の位置精度を高めることで
引張バネ11の力と同様に出口圧力を零にすることがで
きる。
【0019】この出口圧力は、制御圧発生弁20の検出
圧室23に作用する。この検出圧室23が零であるか
ら、設定バネ22の設定力と出力圧室24の圧力による
力とが釣り合うことになる。すなわち、設定バネ22の
力によりスプール21が押されて、入口ポート25が開
くと出口ポート26の圧力が上昇し、この圧力は流体通
路27を通って出力圧室24に入り、設定バネ22の設
定力と釣り合う。設定バネ22の設定力をF、出力圧室
24の受圧面積をA、出力圧をPとすると、 F=Ac 1 …………………………………………(2) が成立する。この(2)式のP1 は、流体圧シリンダ5
に最大の圧力を供給するものでなければならない。その
理由は、荷役装置の本体1が前方に最大の傾斜(本実施
例では、15゜)をしているとき、荷役装置の荷重及び
それを支持しているアームが前方に流れないよう流体圧
シリンダ5に最大の圧力を与えてピストンロッド4を最
大の力で後方に引くようにすべきだからである。この流
体圧シリンダ5のヘッド側には、調整圧力を与えるため
の調整圧発生弁30を備えている。
【0020】次に、その作用を説明するため傾斜がない
場合の本実施例の流体圧制御装置について示す。傾斜が
ない場合には、本実施例では、ピストンロッド4に力を
与える必要がない。すなわち、本実施例では、バネ力を
用いて傾斜がないときにはバランスが取られているから
である。
【0021】しかし、流体圧シリンダ5のロッド側ポー
ト6には制御圧発生弁20からの圧力が作用して流体圧
シリンダ5を後方に引く力を発生させる。このように傾
斜がないときに流体圧シリンダ5のロッド側に発生する
力をキャンセルするためには、ヘッド側に同じ力を発生
するようにすればよい。すなわち、ヘッド側の受圧面積
をAh 、ロッド側の受圧面積をAr 、傾斜零のときのロ
ッド側圧力をP0 とすると、ヘッド側の調整圧力P
h は、 とすればよい。一方、制御圧発生弁20の設定バネ22
との釣り合いは検出圧室23の受圧面積をAd 、その圧
力をPd0とすると、(2)式に対して、 F=Ac 0 +Ad d0 …………………………………………(4) となる。
【0022】上記ヘッド側の調整圧力Ph を発生する調
整圧発生弁30は、設定バネ32の力fとPh が出力圧
室33に作用して釣り合う。
【0023】すなわち、出力圧室33の受圧面積をaと
すると、 f=aPh …………………………………………(5) の関係が成り立つ。すなわち、調整圧発生弁30の設定
バネ32がfの力でスプール31を押し、入口ポート3
5を開くと、出口ポート36へ流体圧源9の流体が流入
し、流通路34を通して出力圧室33の圧力が(5)式
によりPh になったときスプール31は設定バネ32を
押し返して入口ポート35を閉じる。排出ポート37
は、ピストンロッド4がアームの作用によって動かされ
流体圧シリンダ5内に引き込まれたときにも、ヘッド側
の圧力がPh になるよう出力配管38の圧力を排出する
ために必要である。
【0024】次に、この荷重装置の本体1が後方に15
゜傾斜したときを考える。傾斜検出弁10は本体1に取
り付けられているから図1の方向と反対に後方に15゜
傾斜し、ウエイト8は傾斜検出弁10から図1のときの
ウエイト8の位置を基準にして傾斜零のウエイト8の位
置の2倍分移動する。このために引張バネ11を傾斜零
のときの2倍の力で引張り、したがって、スプール12
には、その力が作用するため圧力室16には傾斜零の圧
力の2倍が発生して始めて引張バネ11の力と釣り合
う。
【0025】傾斜零のときの圧力は、圧力室16の圧力
と制御圧発生弁20の検出圧室23とは出力配管18で
連結されていることからP0 である。したがって、制御
圧発生弁20は、本体1が後方に15゜傾斜したとき
(4)式に代って、 F=Ac 2 +2Ad d0 …………………………………………(6) によるP2 の圧力を出力する。ここで、この荷重装置の
後方への傾斜を15゜に制限して良い場合には、 P2 =0 …………………………………………(7) にしてよい。こうすることによりピストンロッド4の押
す力は最大となる。この結果(6)式は、 F=2Ad d0 …………………………………………(8) となる。
【0026】また、(8)式と(4)式より Ad d0=Ac 0 …………………………………………(9) となり、(8)式と(2)式から Ac 1 =2Ad d0 …………………………………………(10) となり、したがって(9)式と(10)式より P1 =2P0 …………………………………………(11) となる。すなわち、制御圧発生弁20は、本体1が前方
に傾斜しているときの出力圧力P1 は、傾斜零のときの
出力の2倍になっている。
【0027】次に、他の実施例について述べる。図10
のように流体圧水平シリンダに一定圧を作用させる方法
では実際にはバランスをとることができない。ここで他
の実施例を説明する前に荷役装置の傾斜が零の場合の流
体圧水平シリンダに作用すべき力について述べる図2に
より荷役装置に作用する力について考えると、まず、荷
重によりA点に作用するW、G1 点により作用する第1
アームの重量w1 、第2アームの重心G2 に作用する重
量w2 、平行四辺形アームの重心G3 に作用する重量w
3 及びもう1つの平行四辺形アーム(短)の重心G4
作用する重量w4 、支点Oの周りで荷重Wに釣り合うた
めに垂直シリンダに加えられる力Fv、流れ防止用の水
平シリンダのロッドの取付点Qに加えられる力FH が上
げられる。荷役装置が傾斜零である場合には、アームが
どのように動いても荷重Wは支点Dの周りに力Fv と釣
り合っているため水平方向のバランスを崩すことはな
い。しかし、w1 、w2 、w3 、w4 は水平方向のバラ
ンスを崩す。この中でw4 は軽量であるのでほとんど影
響を与えない。
【0028】次に、w1 を平行四辺形リンクの軸心への
分力f1 、f2 に分けると、 が成立する。f1 は第1アームにおいてC点の周りでB
点に作用するf4 と釣り合う。
【0029】 2 はC点で第2アームに作用しF点の周りでE点に作
用するf5 と釣り合う。 4 、f5 は、それぞれ平行四辺形アームに反力として
作用しD点に水平力fh1を生ずる。 fh1=f4 cosθ1 −f5 cosθ2 ………………………(15) ここで(12)式から(15)式を整理すると、fh1は、 となる。
【0030】次に、w2 はF点の周りでE点の力f6
釣り合い短い平行四辺形アームの軸心に対し力f7 を与
える。 7 はD点で水平力fh2を与える。 さらにw3 はD点に対し水平力fh3を与える。 水平シリンダに作用すべき力FH は、(16)式、(18)
式、(19)式より となる。すなわち、 となる。
【0031】次に、図5により図4の荷役装置が前方に
α゜傾斜した場合を考える。まず荷重Wの垂直シリンダ
の方向成分に関してはD点の周りに垂直シリンダに加え
られるFv と釣り合うがwの垂直シリンダと直角をなす
方向成分は、WsinαはF点の周りのモーメントを受
けてD点を移動させる。Wsinαに対抗するために
は、D点に の力を反対する方向に作用させなければならない。
【0032】w1 、w2 、w3 の垂直シリンダの方向成
分w1 cosα、w2 cosα、w3 cosαによる垂
直シリンダと直通の方向に対する流れ防止は、(20)式
で求めたFH のw1 、w2 、w3 をそれぞれw1 cos
α、w2 cosα、w3 cosαとした力で釣り合う。
垂直シリンダに直角方向のw1 、w2 、w3 の方向成分
1 cosα、w2 cosα、w3 cosαによるD点
で垂直シリンダに直角方向の力fh αは、 であり、fh αに対抗する力を新たに加えなければなら
ない。以上の荷役装置が前方にα゜傾斜したことによ
り、新たに水平シリンダに加えるべき力をFHhとする
と、 となる。
【0033】図3は、以上述べたFHhの力を発生する流
体圧力を発生するための実施例である。50は図5に述
べた水平シリンダで垂直シリンダの軸心に対してθ3
角度で取り付けられている。51は傾斜演算弁、52は
掛算出力弁、53は流体圧源、54は平行リンク関係
弁、55は荷重関係弁、56は割算弁、57は割算出力
弁、58は第1アーム関係弁、59は第1アーム出力弁
である。60は流体圧源回路で掛算出力弁52、平行リ
ンク関係弁54、荷重関係弁55、割算弁56、第1ア
ーム出力弁59に流体圧を供給する。
【0034】61は出力回路で、上記(21)式の結果を
流体圧として水平シリンダに供給する。62はsinα
回路で図1の傾斜検出弁59と同様の機能を持つ弁から
出力される。63は平行リンク関係弁54の出力回路、
64は荷重関係弁55の出力回路、65は割算弁56の
出力回路、66はsinθ2 回路、67はsinθ1
路、68は第1アーム出力弁59の出力回路である。6
9はsinαポートで、70はsinαのための流通路
である。71は位置決め用のバネであり、72は指令圧
ポートで、73は圧力室である。圧力室73の受圧面積
に指令圧ポート72の圧力が作用し、位置決め用のバネ
71と釣り合った位置がレバー74の位置を決める。7
5は圧力室で流通路70のsinαに相当する圧力が作
用する。
【0035】76はピストンであり、バネを介して作用
点77に力を与える。78は支点であり、レバー74を
支持する。79は作用点であり、この点の力は、支点7
8の周りのモーメントを同じにするように作用点77の
力と釣り合う。80はバネであり、81の弁体に作用し
て、流体圧ポート82を開き、圧力室83の圧力を上げ
て、その受圧面積に作用する力と釣り合う。84は流通
路で、流体圧ポート82から流入した圧力を圧力室83
に伝える。85は出力ポートで、出力回路61に繋がっ
ている。86はcosθ2 回路、87はcosθ2 ポー
トで、88は圧力室である。89は他の圧力室であり、
圧力室88、89の力によって、出力ポート90の圧力
が制御される。
【0036】91は流通路で、圧力室92の圧力を出力
回路63に伝える圧力室92の受圧面積をal1、圧力室
89の受圧面積をal2、圧力P0 、圧力室92の受圧面
積をal3、圧力Pl とすると、 Pl l3=al1cosθ2 +al20 ………………………………(23) が得られる。91は流体圧ポートで、圧力室88、89
の力によって開き、圧力室92の力が圧力室88、89
の力の和に釣り合うと閉じられる。94はウェイト回
路、95はウェイトWの重量によって変わるウェイト回
路ポートで、96は圧力室である。97はスプールで、
98は他の圧力室であり、圧力室96、98の力によっ
て出力ポート99の出力ポートの圧力が制御される。
【0037】100は圧力室で、出力ポートの圧力が作
用して圧力室96、98の力の和として釣り合って流体
圧ポート101を閉じる。ウェイトポートの圧力Pw
圧力室96の受圧面積をaw1、圧力室98の受圧面積を
w2、圧力Pd 、圧力室100の受圧面積をaw3、圧力
0 とすると、 aw30 =aw1w +aw2d ………………………………(24) が得られる。102は流通路で、圧力室100の圧力と
出力回路64の圧力を連通させている。103は連通口
で、流体圧ポート101と連通して流体圧源53の流体
を割算弁56に供給する。104はsin(θ1
θ2 )回路で、図5のθ1 +θ2 の角度を図1に図示の
傾斜検出弁10と同じ原理で流体圧として生成した弁の
出力に繋がっている。105はsin(θ1 +θ2 )圧
力室、106は出力ポートで出力回路65と繋がり、さ
らに、ウェイト関係弁55の圧力室98に繋がる。
【0038】107はスプールで、108はスプール1
07内に設けられていた流通路で、一端は、出力回路6
5と出力ポート106を介して繋がり、他端は、割算出
力弁56に繋がっている。109は流体圧ポート、11
0はスプール107内に設けられた他の流通路で流体圧
ポート109を介し流体圧源4と繋がり、111は位置
決めバネでスプール107を介してsin(θ1
θ2 )圧力室105に作用する力に釣り合って圧縮され
割算出力弁56の先端の位置Yを位置決めする。112
はレバーで、113は支点であり、割算出力弁56によ
る力と作用点Bの力とを支持する。114は割算出力弁
56に流体圧を供給する流体圧ポート、115は出力ポ
ートで、割算弁56のスプール107に設けた流通路1
08を介してウェイト関係弁55の圧力室98と繋がっ
ている。
【0039】116はスプール、117は圧力室で、1
18は流通路であり、出力ポート115と圧力室117
とを繋ぐものである。119はバネであり、120はロ
ッドである。ロッド120の作用点Yに掛かる力により
バネ119を介し、スプール116が動き、流体圧ポー
ト114を開き圧力室117の圧力を高める。レバー1
12の作用点Bに作用する力FB はロッド120の作用
点Yに以下の関係式で繋がり圧力室117の圧力Pd
決定する。 121は作用点Bに作用する力FB を与えるバネで、1
22はピストンであり、123は圧力室で、出力回路6
8の圧力をピストン122を介しバネ121に与える。
124はsinθ2 ポート、125はcosθ1 ポート
であり、126は位置決めバネで、127は圧力室であ
る。sinθ2 ポート124の圧力は、流通路128
A、128Bによりスプール129で形成されるそれぞ
れの圧力室127及び圧力室130に繋がっている。位
置決めバネ126は圧力室127Aの圧力cosθ2
よる力と圧力室127Bの圧力sinθ2 の圧力室によ
る力と釣り合って圧縮される。131はピストンであ
り、132はバネで圧力室130に作用する圧力sin
θ2 と釣り合って、ロッド133の先端Cに力を与え
る。134はレバーであり、135はロッドで、136
はバネであり、137はスプールで、138は流体圧ポ
ートである。
【0040】ロッド135に作用する力F1 は、圧力室
130の受圧面積A11と圧力sinθ2 及び作用点Z及
びCの位置関係により となる。作用点Zの位置は、cosθ1 の圧力室127
A及びsinθ2 の圧力室127Bに作用する力と釣り
合う位置決めバネ126によって決められる。一方、ロ
ッド135に作用する力F1 は、バネ136を介してス
プール137に与えられ流体圧ポート138を開く。
【0041】139は圧力室で、140は流通路であ
り、流体圧は流通路140を通って圧力室139に流入
し、圧力室139の圧力が高まって(26)式のF1
釣り合って初めて流体圧ポート138を閉じる。141
は出力ポートで、第1アーム出力回路68に繋がり圧力
室123に第1アーム出力弁59の出力圧力を供給す
る。
【0042】ここで、図3の実施例は(22)式を実現
するものであるから図3の諸元を決定する方法について
説明する。第1アーム関係弁58のにおいて、バネ12
6の変位量x1 、バネ定数k1 、圧力室127A、12
7Bの受圧面積をa11、a12とすると、 k1 1 =a11cosθ2 +a12sinθ2 ………………………(27) が成立する。(27)式のx1 はロッド133の作用点Z
の支点Oからの距離に対応する。また、 9の受圧面積をA12、圧力をP1 、固定バネの力Fs
すると、 F1 =A12・P1 +Fs ……………………………………(28) が成立する。(26)式、(27)式、(28)式よりP
1 は、 となる。
【0043】割算弁56においては、バネ111の変位
量xd 、バネ定数kd 、圧力室105の受圧面積をad
とすると、 kd d =ad sin(θ1 +θ2 ) ………………………………(30) が成立する。 て圧力室123の受圧面積をAd2とすると、 FB =Ad21 ………………………………………(31) となる。
【0044】(25)式、(31)式より、 が得られる。さらに、(24)式と(32)式より、 が得られる。さらに(23)式と(33)式より、 が得られる。
【0045】傾斜演算弁51において、バネ71の変位
量xi 、バネ定数ki 、圧力室73の受圧面積ai 、圧
力Pl 、圧力室75の受圧面積Ai 、レバー74の作用
点Aの力Fi 、OA=xi maxとすると、 ai l =Ri i ………………………………………(35) が得られる。さらに、(34)式、(35)式、(36)式よ
り、 となる。
【0046】FHhとFi を比較してFi はFHhに比例す
ればよいから、 さらに(29)式を考慮して、 となればよい。ここで、C2 =1/C1 である。
【0047】掛算出力弁52は、レバー74の作用点A
に作用する力Fi を圧力にしたがってシリンダ50にお
ける力が(22)式で求めたFHhになるようにシリンダ
の受圧面積をAm 、レバー74の作用点Aの力Fi の間
で、 A0 i =Am Hhsinθ3 ……………………………………(44) を成立させればよい。ここで、sinθ3 は、シリンダ
50を荷役装置に設置したときに決定される定数であ
る。
【0048】図6には、本発明のさらに別な実施例が示
されている。図において、図4で説明した荷重W、第1
アーム、第2アーム、平行四辺形アーム(長・短)、垂
直シリンダ、水平シリンダの他に、これらを旋回させる
旋回台が台車上に取り付けられている。すなわち、20
0は荷役アームであり、210は旋回台、220は傾斜
検出弁で、図1に図示の傾斜検出弁10と同様の機能を
有するものである。230は台車の固定フレーム、24
0は油圧シリンダ、250は台車の履帯付走行体であ
る。台車は荷役アーム200を載せて傾斜地を走行する
ため荷役アーム200は傾斜のための自由移動を起こ
す。また、荷役作業のとき作業者が旋回台のまわりに荷
役アーム200を回すと、アームの傾斜は、その度に変
化することになる。このような装置において、荷役アー
ム200の旋回台上部に傾斜検出弁220を取り付けて
おき、旋回によって生ずる荷役アーム200の傾斜の変
化をとらえて、固定フレーム230の傾斜を油圧シリン
ダ240の制御によって補正しようとするものである。
【0049】図7は、そのための回路図である。図にお
いて、201は荷役アーム200の旋回上部、210は
旋回台、220は傾斜検出弁、230は台車の固定フレ
ーム、240は油圧シリンダ、250は台車の走行体で
あり、これらは図6のそれぞれに対応するものである。
260はサーボ切換弁、270は減圧弁、280は油圧
源、290は油圧タンク、300は固定絞り、310は
リミットスイッチ、320は方向切換弁を示す。330
は台車の支持部で、固定フレーム230の一端を支持
し、他端は、油圧シリンダ240で支持されている。こ
の台車は支持部330と油圧シリンダ240のみによっ
て支持されていて、これらは台車の左右だけでなく、前
後にも互いにずれている。
【0050】340は支持部330側に取り付けられた
ドックである。このドック340は、油圧シリンダ24
0を制御するとき荷役アーム200の方向と油圧シリン
ダ240の方向が変わり、台車の傾斜は左右だけでなく
前後にも制御される。傾斜検出弁220は、図6に示す
如く、旋回台上部201に取り付けられていてアームの
方向のみの傾斜の検出が可能である。図7の傾斜検出弁
220は、図1のそれと全く同じである。すなわち、2
21はウェイトであって、常に垂直方向を向くよう支持
点が軸受222で支持されている。223はウェイト2
21との間に設けられた引張バネ、224はスプール
で、一端は引張バネ223が取り付けられている。
【0051】225は入口ポートで、油圧源280に繋
がれており、226は出力ポート、227は圧力室で、
内部の圧力が引張バネ223の力と釣り合っている。2
28は連通路で、この連通路228は、出力ポート22
6の圧力を圧力室227に導く作用を有している。24
1は油圧シリンダ240のロッドであり、固定フレーム
230を支持し、242はヘッド側ポート、243はロ
ッド側ポートである。サーボ切換弁260は、傾斜検出
弁220が水平のとき油圧シリンダ240の動きを静止
させる機能を持っている。261は油圧源ポート、26
2は出力Aポート、263は出力Bポート、264はス
プール、265は圧力室で傾斜検出弁220の出力ポー
ト226と連通している。
【0052】266は設定ばねで、常に圧力室265の
圧力とつり合っている。図の状態では傾斜検出弁220
は、荷役アームの荷重の方向に最大に傾斜しているた
め、設定ばね266の力が大きくサーボ切換弁260の
出力Bポート263を開き、油圧源ポート261と繋が
って傾斜を水平にするための制御を行う。傾斜検出弁2
20が荷重を良くする方向(図と逆の方向)に傾くとき
には、傾斜検出弁220は、引張ばね223の力が大き
くなるため検出圧力が高まり設定ばね266の力は圧力
室265の圧力に押されて出力Bポート262を開き、
油圧源ポート261と繋ぎ、出力Aポートは排出ポート
に繋がる。267、268は排出ポートである。減圧弁
270は、固定フレーム230に作用する力を保持する
ため油圧シリンダ240のヘッド側ポートに常に一定の
圧力をかけておくためのものである。
【0053】271は入口ポートで油圧源に繋がれてお
り、272は出力ポートで油圧シリンダ276のヘッド
側ポートに繋がれている。
【0054】273は排出ポートであり、274はスプ
ールで275は圧力室、276は設定ばね、277は連
通路、278はドレンポートである。設定ばね276
は、常に圧力室275の圧力と釣り合っており、圧力室
276の圧力が低くなるとスプール272を押して入口
ポート271を開き連通路277を通って圧力室275
の圧力を高めて入口ポート271を閉じる。逆に圧力室
275の圧力が高くなり過ぎると、スプール274によ
り設定ばね276が押されて排出ポート273が開か
れ、圧力室275の圧力を低下させる。ここで述べた設
定ばね276は、台車の固定フレーム260に作用する
力を油圧シリンダ240で支持するために必要な圧力が
圧力室275に発生するよう定められている。300は
絞り弁であり、図の状態で、油圧シリンダ240のヘッ
ド側のポート242の圧力を排出させようとしたとき、
減圧弁270から過大な圧力が流入するのを防止する役
割をもつ。
【0055】310はリミットスイッチであり、荷役ア
ーム200が回転して傾斜検出弁220の方向が逆にな
るとき、方向切換弁220のソレノイドに指令を発生す
るよう構成されている。320は方向切換弁であり、傾
斜検出弁220の傾斜方向と固定フレーム230の傾斜
方向が同じ場合には、方向切換弁320のAポートは、
Hポート(ヘッド側)に繋がりBポートはRポート(ロ
ッド側に繋がる)しかし傾斜検出弁220を設置した荷
役アーム200が例えば、180゜回転すると、傾斜検
出弁220の傾斜方向は逆になる。このため、傾斜検出
弁220の出力圧力は、高まりサーボ切換弁260の圧
力室265の圧力が高まるため、設定ばね266は押さ
れて油圧源ポート261を出力Aポート262に切換え
る。一方、荷役アーム200が180゜回転すると同時
にドック340はリミットスイッチ290をたたいて方
向変換弁320のソレノイドに電気信号を送り、Bポー
トをRポートに切換える。したがって、荷役アーム20
0がどちらの方向に向いても、固定フレームの制御は正
しく行われる。
【0056】以上の実施例は、すべて流体圧を用いた回
路で説明したが、これらは電気的に検出し、電気回路に
よって演算して達成できることはいうまでもない。
【0057】また、実施例は、すべて荷役装置の床が傾
斜したときについて説明したが図4のように床の傾斜が
ない場合でも(22)式を解いたと同様の手法で水平シ
リンダを制御することができる。図7の実施例は荷役ア
ームが作業アームであっても旋回体を持つものであれ
ば、同様の効果を生むことができるので荷役アームに替
えて作業アームに本発明を適用することもできるもので
ある。図7の実施例は固定フレーム中央に回転軸を儲
け、この回転軸を流体圧モータによって回転させる装置
に適用しても同様の効果を生むことができる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、2本以上のアームで構
成される荷役機構の基部に垂直シリンダを設け該アーム
の先端に作用する重量物とバランスするよう流体圧を加
えて重量物の手動操作を容易にした荷役装置で、重力方
向となす角度を検出して流体圧アクチュエータに適正な
圧力を供給することにより、荷役装置の載置されている
床面が傾斜している場合でも、アームと重力方向とのな
す角度が変化したことによって生じるアームの垂直シリ
ンダと直角方向への自由な移動、すなわち荷役アームが
床面の傾斜方向に流れるのを防止することができる。
【0059】また、本発明によれば、流体圧アクチュエ
ータに水平保持回路を設け、荷役アームを旋回する部位
に重力方向に拘らず、旋回する部位の水平を保つように
してあるため、荷役装置の載置されている床面が傾斜し
ている場合でも、的確に旋回部位を水平に保することが
できる。
【0060】さらに、本発明によれば、流体圧アクチュ
エータによる垂直シリンダと直角方向への自由な移動の
流れ防止を、その設置された床が水平のときのバランス
がとれるよう一端にバランスウェイトを設置し、床の傾
斜角を検出して制御するようにしてあるため、的確にア
ームの自由な移動を防ぐことができる。
【0061】またさらに、本発明によれば、床が水平の
ときの水平バランスを、ばねを用いて概略平衡を取り、
床の傾斜角を検出して制御することによってとっている
ため、的確にアームの自由な移動を防ぐことができる。
【0062】さらにまた、床が水平のときの水平バラン
スを、流体圧シリンダによって平衡を取り、床の傾斜角
を検出して別の流体圧アクチュエータを制御することに
よってとっているため、的確にアームの自由な移動を防
ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る荷役装置の流れ防止装置の実施例
を示す流体回路図である。
【図2】図1に図示の流れ防止装置を搭載した荷役装置
が前方に傾斜して載置されている状態の作用点における
力のベクトルを示す図である。
【図3】本発明に係る荷役装置の流れ防止装置の他の実
施例を示す流体回路図である。
【図4】図3に図示の流れ防止装置を搭載した荷役装置
が水平な状態に置かれたときの作用点における力のベク
トルを示す図である。
【図5】図3に図示の流れ防止装置を搭載した荷役装置
が前方に傾斜して載置されている状態のときの作用点に
おける力のベクトルを示す図である。
【図6】本発明に係る荷役装置の流れ防止装置の別な実
施例を示すもので、旋回台が台車上に取り付けられてい
る荷役装置を示す図である。
【図7】図6に図示の流れ防止装置の流体回路図であ
る。
【図8】従来のバランスウェイトを付けてバランスを取
った荷役装置を示す図である。
【図9】従来のバネを付けてバランスを取った荷役装置
を示す図である。
【図10】従来の水平シリンダを付けてバランスを取っ
た荷役装置を示す図である。
【符号の説明】
1………………………………………………………………
荷役装置本体 4………………………………………………………………
ピストンロッド 5………………………………………………………………
流体圧シリンダ 8………………………………………………………………
ウエイト 9,53………………………………………………………
流体圧源 10……………………………………………………………
傾斜検出弁 11……………………………………………………………
引張バネ 12……………………………………………………………
スプール 13,25……………………………………………………
入口ポート 14,26……………………………………………………
出口ポート 16……………………………………………………………
圧力室 17……………………………………………………………
排出ポート 20……………………………………………………………
制御圧発生弁 30……………………………………………………………
調整圧発生弁 51……………………………………………………………
傾斜演算弁 52……………………………………………………………
掛算出力弁 54……………………………………………………………
平行リンク関係弁 55……………………………………………………………
荷重関係弁 56……………………………………………………………
割算弁 57……………………………………………………………
割算出力弁 60……………………………………………………………
流体圧源回路 66……………………………………………………………
sinθ2 回路 67……………………………………………………………
sinθ1 回路 76……………………………………………………………
ピストン 80……………………………………………………………
バネ 84,91……………………………………………………
流通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 出川 文人 山梨県中巨摩郡甲西町宮沢字西宮沢301番 地 日東工器株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本以上のアームで構成される荷役機構
    の基部に垂直シリンダを設け該アームの先端に作用する
    重量物とバランスするよう流体圧を加えて重量物の手動
    操作を容易にした荷役装置において、重力方向となす角
    度を検出して流体圧アクチュエータに適正な圧力を供給
    し、前記アームと重力方向とのなす角度が変化したこと
    に起因して発生する該アームの、垂直シリンダの直角方
    向への自由な移動を防止するようにしたことを特徴とす
    る荷役装置の流れ防止装置。
  2. 【請求項2】 上記流体圧アクチュエータに水平保持回
    路を設け、前記アームを備えて旋回する部位に重力方向
    に拘らず該旋回する部位の水平を保つようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の荷役装置の流れ防止装置。
  3. 【請求項3】 上記流体圧アクチュエータによる垂直シ
    リンダと直角方向への自由な移動の流れ防止は、その設
    置された床が水平のときのバランスがとれるよう一端に
    バランスウェイトを設置し、床の傾斜角を検出して制御
    するようにしたものである請求項1記載の荷役装置の流
    れ防止装置。
  4. 【請求項4】 上記床が水平のときの水平バランスは、
    ばねを用いて概略平衡を取り、床の傾斜角を検出して制
    御することによって行うものである請求項3記載の荷役
    装置の流れ防止装置。
  5. 【請求項5】 上記床が水平のときの水平バランスは、
    流体圧シリンダによって平衡を取り、床の傾斜角を検出
    して別の流体圧アクチュエータを制御することによって
    行うものである請求項3記載の荷役装置の流れ防止装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105329613A (zh) * 2015-11-10 2016-02-17 中国葛洲坝集团三峡建设工程有限公司 悬挂式伸缩皮带调平控制装置
WO2023221205A1 (zh) * 2022-05-19 2023-11-23 深圳市铁头科技有限公司 一种无配重式车载摇臂的传动结构

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