JPH07125878A - 電子機器の給紙機構 - Google Patents

電子機器の給紙機構

Info

Publication number
JPH07125878A
JPH07125878A JP5297239A JP29723993A JPH07125878A JP H07125878 A JPH07125878 A JP H07125878A JP 5297239 A JP5297239 A JP 5297239A JP 29723993 A JP29723993 A JP 29723993A JP H07125878 A JPH07125878 A JP H07125878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
paper feed
feeding
sensor
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5297239A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Naka
豊 中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP5297239A priority Critical patent/JPH07125878A/ja
Publication of JPH07125878A publication Critical patent/JPH07125878A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 給紙が不適切な位置や基準位置で挿入された
場合に、これを逸早く検出して給紙の位置補正が可能な
給紙機構を提供する。 【構成】 給紙2が予め定められた基準位置で進行する
場合に進行方向Wに平行な辺が通過する位置にセンサー
4を設け、あるいは少なくとも2個のセンサー4A,4
Bを設け、給紙2の進行方向と直角方向に給紙2を進退
させる紙補正ローラー20を給紙2の略中央位置に設
け、または進行方向と直角方向に給紙2をそれぞれ外側
に送出する紙補正ローラー22,24を進行方向に平行
な両辺近傍にそれぞれ設け、紙補正ローラー22,24
は給紙2の位置補正送出時に異なった回転速度で動作す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器の給紙機構、と
りわけファクシミリやスキャナー等の原稿読取機能や印
字機能を備えた装置の給紙機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリやスキャナー等、原稿読取
機能や印字機能を備えた装置の給紙においては、利用者
が挿入した原稿や印字用紙を前方に送り、進行方向前方
に配置したイメージセンサーやプリンタヘッドを通過さ
せるよう構成されている。こうした従来の装置において
は、原稿や印字用紙が利用者によって手動で、あるいは
自動的に挿入供給される構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、原稿や印
字用紙が利用者によって、あるいは自動的に挿入供給さ
れるのであるが、常に挿入が適切、すなわち傾きなく、
進行方向に垂直に装填されるとは限らず、傾きを有した
ままの不適切な装填がなされることもある。
【0004】しかるに、従来の給紙機構では原稿や印字
用紙の不適切な装填挿入状態に対処する機能を有しなか
った。このため不適切な挿入状態のまま紙送りを進める
ことによる、紙詰まりや文字切れや斜め状態の印字、さ
らには原稿の破損といった不都合が生じていた。
【0005】従って、本発明に係る給紙機構は、従来の
機構の有する前記のような問題点を解決すべく成された
もので、給紙が不適切な位置や角度で挿入された場合
に、これを逸早く検出して給紙の位置補正が可能な給紙
機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成すべく第
1の本発明に係る電子機器の給紙機構は、給紙が予め定
められた基準位置を進行する場合に、該給紙の前記進行
方向に平行な辺が通過する位置に、少くとも一つのセン
サーを設けたことを特徴とする。
【0007】また、第2の本発明に係る電子機器の給紙
機構は、給紙の進行方向と直角方向に該給紙を移動させ
る紙補正ローラーを該給紙の略中央位置に設け、前記セ
ンサーにより前記紙補正ローラーを制御する制御部手段
を有することを特徴とする。
【0008】さらに、第3の本発明に係る電子機器の給
紙機構は、前記センサーは少くとも2個設けて、それら
センサー間の出力を比較して前記紙補正ローラーを制御
する制御手段を有することを特徴とする。
【0009】また、第4の本発明に係る電子機器の給紙
機構は、給紙の進行方向と直角方向に該給紙をそれぞれ
外側に送出する紙補正ローラーを該給紙の進行方向に平
行な両辺近傍にそれぞれ設けたことを特徴とする。更
に、第5の本発明に係る電子機器の給紙機構は、前記そ
れぞれの紙補正ローラーは給紙の位置補正送出時に異な
った回転速度で動作することを特徴とする。
【0010】
【作用】第1の発明では、給紙が予め定められた基準位
置に正しく挿入されて、予め定められた方向に前進する
場合、給紙の予め定められた進行方向に平行な一つの辺
が通過する位置に設けたセンサーが給紙を捕捉し、この
結果給紙が正しく位置設定され、予め定められた方向に
前進していることが確認される。一方、給紙が予め定め
られた位置に正しく挿入されず、傾いた状態で挿入され
たまま、予め定められた方向に前進する場合、給紙の予
め定められた進行方向に平行な辺が通過する位置に設け
たセンサーが所定時間内に給紙を捕捉しないから、給紙
が正しく位置設定されず、傾いた状態で挿入されたまま
前進していることが確認されて続く動作が停止され、報
知表示等が行われるので再度正常な位置での給紙挿入が
試みられる。
【0011】また第2の発明では、前記において給紙の
略中央位置に設けた紙補正ローラーにセンサーからの制
御信号を送り給紙の進行方向と直角方向に該給紙を移動
調整させて紙位置を補正する。
【0012】さらに第3の発明では、給紙の進行方向に
平行な辺が通過する位置に設けた、少なくとも2個のセ
ンサーからの出力に基づいて給紙の移動調整制御が為さ
れるから、雑音等による誤動作が排除される。
【0013】また第4の発明では、給紙の進行方向に平
行な両辺近傍にそれぞれ設けた紙補正ローラーが給紙を
その進行方向と直角方向にそれぞれ外側に送出して、皴
の発生を防止する。
【0014】更に第5の発明では、前記においてそれぞ
れの紙補正ローラーが異なった回転速度で動作して、皴
発生防止と同時に紙位置移動補正を実行する。
【0015】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明に係る給紙
機構の実施例を詳細に説明する。先ず、図1及び図2は
本発明に係る給紙機構の第1実施例を示すもので、図1
(a)は正面図、(b)は上面図、図2は図1(b)に
おける給紙の状態の説明図で、(a)は正常な給紙を、
(b)は偏った給紙を、(c)は斜め給紙の状態をそれ
ぞれ示す。
【0016】図1(a)および(b)にて給紙機構1
は、給紙2の進行方向Wに設けた紙位置調整領域3、モ
ータ8に連結された紙送りローラー7、システム全体を
制御する制御回路5から成る。挿入された給紙2は予め
定められた紙位置で紙送りローラー7にて進行方向Wに
送られ、紙位置調整領域3を経由してリードライト領域
10に進行する。リードライト領域10はヘッド11お
よびプラテンローラー12を備える。
【0017】紙位置調整領域3に、進行方向Wと平行な
給紙2の一つの辺、この図の例では左側エッジ2Lが通
過する位置にセンサー4を設ける。制御回路5はセンサ
ー4からの信号を受け、これに基づいた駆動信号をモー
タ8に送り出すとともに、紙づまりなどの状態を報知器
6等の報知手段により報知(表示)する。
【0018】図2(a)に示すように給紙2が正常に位
置し、進行方向Wと平行な給紙2の辺左側エッジ2Lが
基準位置Ref上にあれば、給紙2はセンサー4を正し
く通過するから、センサー4の光路を遮断して検知さ
れ、そのまま順調にW方向に進行してリードライト領域
10に至る。この結果、プラテンローラー12が回転し
て給紙2を巻き込み、ヘッド11がリードライトを開始
する。
【0019】しかし図2(b)に示すように給紙2が偏
って位置し、進行方向Wと平行な給紙2の辺左側エッジ
2Lが基準位置Ref上になければ、給紙2はセンサー
4を正しく通過せず、よってセンサー4の光路を遮断す
ることがない。センサー4からの信号を受ける制御回路
5は、これによって給紙が不適切に挿入されていること
を確認する。また、図2(c)に示すように、給紙2が
紙送りローラー7から紙送りされてから所定時間以内に
センサー4の光路を遮断していなければ、その後光路が
遮断されても、紙は斜めに挿入されたと判断する。制御
回路5はこの好ましからざる事態を報知器6等の報知手
段によって報知するとともに、モータ8を逆回転させて
紙送りローラー7に給紙2を巻き戻させ、図示しない給
紙挿入口から戻し排出させる。この動作によって、例え
ば手送りの場合、利用者は給紙2が適切に装填されるよ
う再度挿入を試みることが容易に可能となる。
【0020】次に、図3及び図4は本発明に係る給紙機
構の第2実施例を示すもので、図3(a)は正面図、
(b)は上面図、図4は図3の給紙機構の電気回路のブ
ロック図である。
【0021】給紙機構1は、図3(a)及び(b)に示
すように給紙2の進行方向Wに設けた紙位置調整領域
3、モータ8に連結された紙送りローラー7、全体を制
御する制御回路5から成る。挿入された給紙2は紙送り
ローラー7にて進行方向Wに送られ、紙位置調整領域3
を経由してリードライト領域10に進行する。
【0022】紙位置調整領域3に、進行方向Wと平行な
給紙2の一つの辺、ここでは左側エッジ2L辺上に相当
する位置にセンサー4を設け、さらに紙位置調整領域3
の略中央位置に紙補正ローラー20を設ける。紙補正ロ
ーラー20はモータ21に連結されている。制御回路5
はセンサー4からの信号を受け、これに基づいた駆動信
号をモータ8及びモータ21に送り出す。
【0023】図4のブロック図にて、給紙2の進行方向
に対して左側エッジ2L辺上にあるセンサー4は発光ダ
イオード41およびホトトランジスタ42を有し、給紙
2が存在しない場合、発光ダイオード41から発せられ
る光の大部分がホトトランジスタ42に捕捉され、ホト
トランジスタ42の出力電圧は最大となる。給紙2が通
過すると、給紙2が発光ダイオード41からの光を一部
遮断するため、ホトトランジスタ42の出力電圧はその
分少くなる。
【0024】制御回路5においては、ホトトランジスタ
42の出力電圧をコンパレータ5Aの正入力側に、また
基準電圧Vrefをコンパレータ5Aの反転入力側にそ
れぞれ入力する。ここで、図2に示したように予め基準
と定められているRef線上を給紙2の左側エッジ2L
が通過した時にホトトランジスタ42の発生する電圧を
Vrefとする。
【0025】コンパレ−タ5Aはホトトランジスタ42
の出力電圧と前記Vrefとを比較し、Vrefよりも
高いか、または同じ場合はHigh(反転)を、低い場
合はLow(正転)を、正逆転信号5aとして出力す
る。この正逆転信号5aはモータ駆動部5Cに入力され
る。さらにVF(電圧−周波数)変換回路5Bがホトト
ランジスタ42の出力電圧と基準電圧Vrefを比較し
て式1で規定される発振周波数Fに変換する。
【0026】 F(kHz)= k・|Vph(V)−Vref(V)|・・・(1)
【0027】Vphはホトトランジスタの出力電圧、V
refは基準電圧、さらにkは変換係数である。この発
振周波数Fを回転速度信号5bとしてモータ駆動部5C
に入力する。モータ駆動部5Cはコンパレ−タ5Aから
の正反転信号5aでモ−タ21の回転方向を決め、VF
変換回路5Bからの回転速度信号5bに基づいてモータ
21に駆動信号を送る。この紙位置補正動作によって、
給紙2の辺が基準位置まで補正される。
【0028】次に、図5及び図6は本発明に係る給紙機
構の第3実施例を示すもので、雑音や温度変化等による
誤動作を排除する機能を備えたもので、図5(a)はそ
の構成を示す上面図であり、(b)は給紙の状態の説明
図、図6は図5の給紙機構の電気回路のブロック図であ
る。
【0029】給紙機構は、図5(a)に示すように給紙
2の進行方向Wに平行な一つの辺の左側エッジ2Lの基
準位置相当に2個のセンサー4A,4Bを夫々設けた紙
位置調整領域3を備える。紙位置調整領域3の略中央位
置に設けた紙補正ローラー20はモータ21に連結され
ている。制御回路5はセンサー4A,4Bからの信号を
受け、これらに基づいた駆動信号をモータ21に送り出
す。
【0030】図5(b)に示すように、給紙2は正常位
置にあり、その一つの辺、左側エッジ2Lは所定間隔を
有して配置されたセンサー4A,4Bを結ぶ基準位置R
ef上に位置していて、W方向に進行する。
【0031】図6のブロック図にて、給紙2の進行方向
で最初にあるセンサー4Aは発光ダイオード41および
ホトトランジスタ42を有し、給紙2が存在しない場
合、発光ダイオード41から発せられる光の大部分がホ
トトランジスタ42に捕捉され、ホトトランジスタ42
の出力電圧は最大となる。給紙2の左側エッジ2Lが通
過すると、給紙2が発光ダイオード41からの光を一部
遮断するため、ホトトランジスタ42の出力電圧はその
分少くなる。
【0032】センサー4Aよりも給紙2の進行方向に対
して次に位置するセンサー4Bは発光ダイオード43お
よびホトトランジスタ44を有し、給紙2が存在しない
場合、発光ダイオード43から発せられる光の大部分が
ホトトランジスタ44に捕捉され、ホトトランジスタ4
4の出力電圧は最大となる。給紙2の左側エッジ2Lが
通過すると、給紙2が発光ダイオード43からの光を一
部遮断するため、ホトトランジスタ44の出力電圧はそ
の分少くなる。
【0033】したがって、給紙2が正常位置に挿入さ
れ、進行する場合、まずセンサー4Aの出力が変化して
小さくなり、所定の時間後にセンサー4Bの出力が変化
して小さくなる。本実施例ではセンサー4Aの出力を制
御回路5の擁するコンパレータ5Aの正入力側に、また
センサー4Bの出力をコンパレータ5Aの反転入力側
に、それぞれ入力する。
【0034】すなわちホトトランジスタ42の出力電圧
をコンパレータ5Aの正入力側に、またホトトランジス
タ44の出力電圧をコンパレータ5Aの反転入力側にそ
れぞれ入力する。
【0035】次に、前記コンパレータ5Aでは、ホトト
ランジスタ42,44の出力電圧を比較し、ホトトラン
ジスタ42がホトトランジスタ44よりも高いかまたは
同じ場合はプラス側の電圧を出力し、低い場合はマイナ
ス側の電圧が出力される。また、コントロール部5Dで
は、コンパレータ5Aからの電圧(絶対値とする)に比
例した発振周波数Fを式2から計算して出力する。
【0036】 F(kHz)= k・|Va(V)−Vb(V)|・・・(2)
【0037】ここでVaはホトトランジスタ42の出力
電圧、Vbはホトトランジスタ44の出力電圧、さらに
kは変換係数である。また、モータ21の正転反転の切
換はコンパレータ5Aからの出力がプラスかマイナスか
で決定する。ここでは出力がプラスの時は正転の信号を
出力し、マイナスの時は反転する信号を出力する。
【0038】モータ駆動部5Cではコンパレータ部5A
からの正反転信号でモータ21の回転方向を決め、コン
トロール部5Dからの式2によるV−F変換値でモータ
21の回転速度を決める。
【0039】給紙2の左側エッジ2Lが基準位置Ref
にあるときはホトトランジスタ42,44の出力Va
(V)とVb(V)は同じでコンパレータ5Aの出力は
0Vであり、発振周波数Fは0で、モータ21は回転し
ない。この基準位置Refより離れると給紙2の左側エ
ッジ2Lは基準位置Refに収束するように動作する。
【0040】センサー4A,4Bと2個使用しているの
でノイズ成分がコンパレータ5Aで打消し合ってノイズ
の影響が少くなる。またセンサーの温度特性も1個の時
より有利となる。
【0041】次に、図7〜図9は本発明に係る給紙機構
の第4実施例を示すもので、図7(a)はその構成を示
す上面図であり、(b)は給紙の状態の説明図、図8は
図7の給紙機構の電気回路のブロック図、また図9は図
8の制御回路からモータ23,25に夫々出力される信
号波形を示すもので、(a)は正常給紙位置、(b)は
センサー4C側に偏位した給紙位置、(c)はセンサー
4D側に偏位した給紙位置にそれぞれ対応する出力波形
である。
【0042】この給紙機構は、図7(a)に示すように
給紙2の進行方向Wと直角方向であるプラスX方向及び
マイナスX方向に給紙2をそれぞれ送出する紙補正ロー
ラー22,24を給紙2の進行方向Wに平行な両辺の左
側エッジ2Lおよび右側エッジ2Rの近傍にそれぞれ設
け、さらに給紙2の進行方向Wに平行な両辺の左側エッ
ジ2Lと右側エッジ2Rの基準位置相当にセンサー4
C,4Dを夫々設けた紙位置調整領域3を備える。紙補
正ローラー22,24はそれぞれモータ23,25に連
結されている。制御回路5はセンサー4C,4Dからの
信号を受け、これらに基づいた駆動信号をモータ23,
25に送り出す。
【0043】図7(b)に示すように、給紙2aは正常
位置にあり、その両辺の左側エッジ2Lと右側エッジ2
Rは基準位置RefC、RefD線上に位置している。
給紙2bはプラスX方向に偏った位置にあり、また給紙
2cはマイナスX方向に偏った位置にある。
【0044】図8のブロック図にて、センサー4Cの信
号は制御回路5のコンパレータ5Aの正入力側に入力さ
れ、センサー4Dの信号はコンパレータ5Aの反転入力
側に入力される。コンパレータ5Aは両入力信号を比較
し、両者が等しければ給紙2が正常位置にあるからゼロ
信号をコントロール部5Dに送り、コントロール部5D
はモータ23,25に等しい周波数の駆動信号5e,5
fをモータ駆動部5Cに送って両モータを回転させる。
【0045】このとき給紙2がマイナスX方向に偏位し
ていれば図8から明らかなようにセンサー4Cからの入
力信号が大となるから、コンパレータ5Aはプラス信号
をコントロール部5Dに送り、コントロール部5Dはモ
ータ23に周波数の高い駆動信号5eを送ってモータ駆
動部5Cによりモータ23を駆動するとともに、モータ
25に周波数の比較的低い駆動信号5fを送ってモータ
駆動部5Cによりモータ25を駆動する。ここでコント
ロール部5Dはセンサー4Cの出力電圧Vcとセンサー
4Dの出力電圧Vdの差に基づいて電圧周波数変換を実
行し、式3で規定される発振周波数Fをもとに駆動信号
5e,5fを決定する。
【0046】 F(kHz)= k・|Vc(V)−Vd(V)|・・・(3)
【0047】逆に給紙2がプラスX方向に偏位していれ
ばセンサー4Dからの入力信号が大となるから、コンパ
レータ5Aはマイナス信号をコントロール部5Dに送
り、コントロール部5Dはモータ25に周波数の高い駆
動信号5fを送ってモータ駆動部5Cによりモータ25
を駆動するとともに、モータ23に周波数の比較的低い
駆動信号5eを送ってモータ駆動部5Cによりモータ2
3を駆動する。
【0048】図8にて、モータ23は給紙2を進行方向
Wと直角のプラスX方向にのみ、即ち外側方向にのみ回
転するのであるが、モータ23は周波数制御型ゆえその
回転速度は制御回路5から入力される波形の周波数によ
って制御される。同様にモータ25は給紙2を進行方向
Wと直角のマイナスX方向にのみ、即ち外側方向にのみ
回転するのであるが、モータ25は周波数制御型ゆえそ
の回転速度は制御回路5から入力される波形の周波数に
よって制御される。
【0049】したがって図9(a)に示すようにモータ
23と25に入力される波形の周波数が等しければ、モ
ータ23と25の回転速度は等しくなり、それぞれのモ
ータに連結された紙補正ローラー22,24は等しい送
出量で動作するから、給紙2は両ローラー22,24に
よって進行方向直角外側方向に引かれながら進行方向W
に進行する。よって給紙2の両辺は基準位置RefC、
RefDに位置し、しかも進行時に給紙2に皴のよるこ
とがない。
【0050】一方、給紙2がプラスX方向即ちセンサー
4C側に偏位した位置にあるときは、図9(b)に示す
ようにモータ25に高い周波数の波形が加えられること
によって、モータ25の回転速度がモータ23の回転速
度に比して大となり、それぞれのモータに連結された紙
補正ローラー24,22は異なった送出量で動作する。
【0051】すなわち、紙補正ローラー24の送出量が
紙補正ローラー22の送出量よりも大となる。この結
果、給紙2はマイナスX方向、すなわちセンサー4D方
向に引き戻され、よって給紙2は正常位置まで位置補正
される。しかもこの補正中、給紙2の両辺には両モータ
によって互いに外側に送りだす力が働いているから、進
行時に給紙2に皴のよることがない。
【0052】同様に、給紙2がマイナスX方向即ちセン
サー4D側に偏位した位置にあるときは、図9(c)に
示すようにモータ23に高い周波数の波形が加えられる
ことによって、モータ23の回転速度がモータ25の回
転速度に比して大となり、それぞれのモータに連結され
た紙補正ローラー22,24は異なった送出量で動作す
る。
【0053】すなわち紙補正ローラー22の送出量が紙
補正ローラー24の送出量よりも大となる。この結果、
給紙2はプラスX方向、すなわちセンサー4C方向に引
き戻され、よって給紙2は正常位置まで位置補正され
る。しかもこの補正中、給紙2の両辺には両モータによ
って互いに外側に送り出す力が働いているから、進行時
に給紙2に皴のよることがない。
【0054】前記によって利用者は不適切な給紙状態を
容易に検知でき、さらに適切な状態に容易に修正を施す
ことが可能になるから、紙づまりを未然に予防できるの
みならず、原稿の損傷や用紙の損失を回避することがで
きる。
【0055】尚、上述した第2〜第4実施例において、
補助ローラ20,22,24は常時給紙2に接触してい
ても良いし、あるいは補助ローラ20,22,24が動
作(回転)するときだけ給紙2に接触する構成でも良
い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、第1の本発明に係
る給紙機構は、給紙の予め定められた進行方向に平行な
辺が通過する位置にセンサーを設けたから、給紙が予め
定められた基準位置に正しく挿入されて予め定められた
方向に前進する場合、センサーが給紙を捕捉し、この結
果給紙が正しく位置設定され、予め定められた方向に前
進していることを確認でき、定められた位置に正しく挿
入されていなければ、続く動作を停止して、外部に報知
させるので再度正常な角度での給紙挿入を可能となり、
また、紙づまりなどのトラブルを事前に防ぐことができ
る。
【0057】また、第2の本発明では、前記において給
紙の略中央位置に紙補正ローラーを設けたから、これが
給紙の進行方向と直角方向に給紙を移動させて紙位置を
自動補正する。
【0058】また、第3の本発明では、給紙の進行方向
に平行な一つの辺が通過する位置に設けた、少なくとも
2個のセンサーからの出力に基づいて給紙制御が為され
るから、雑音等による誤動作を排除することができる。
【0059】また、第4の本発明では、給紙の進行方向
に平行な両辺近傍にそれぞれ紙補正ローラーを設けたか
ら、これらが給紙をその進行方向と直角方向にそれぞれ
外側に送出し、皴の発生防止を可能にする。
【0060】さらに、第5の発明では、さらにそれぞれ
の紙補正ローラーを異なった回転速度で動作させること
で、皴発生防止と同時に紙位置補正の実行を可能とす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給紙機構の第1実施例の(a)正
面図、(b)上面図である。
【図2】図1の給紙機構の(a)正常状態、(b)偏っ
た状態、(c)傾斜状態を示す上面図である。
【図3】本発明に係る給紙機構の第2実施例の(a)正
面図、(b)上面図である。
【図4】図3の電気系統のブロック図である。
【図5】本発明に係る給紙機構の第3実施例の(a)上
面図、(b)給紙状態の説明図である。
【図6】図5の電気系統のブロック図である。
【図7】本発明に係る給紙機構の第4実施例の(a)上
面図、(b)給紙状態の説明図である。
【図8】図7の電気系統のブロック図である。
【図9】図8の駆動信号の説明図である。
【符号の説明】
1 給紙機構 2 給紙 3 紙位置調整領域 4 センサー 5 制御回路 6 報知器 7 紙送りローラー 8 モータ 10 リードライト領域 11 ヘッド 12 プラテンローラー 21,23,25 モータ 20,22,24 紙補正ローラー W 進行方向

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙が予め定められた基準位置を進行す
    る場合に、該給紙の前記進行方向に平行な辺が通過する
    位置に、少くとも一つのセンサーを設けたことを特徴と
    する電子機器の給紙機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子機器の給紙機構にお
    いて、給紙の進行方向と直角方向に該給紙を移動させる
    紙補正ローラーを該給紙の略中央位置に設け、前記セン
    サーにより前記紙補正ローラーを制御する制御部手段を
    有することを特徴とする電子機器の給紙機構。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電子機器の給紙機構にお
    いて、前記センサーは少くとも2個設けて、それらセン
    サー間の出力を比較して前記紙補正ローラーを制御する
    制御手段を有することを特徴とする電子機器の給紙機
    構。
  4. 【請求項4】 給紙の進行方向と直角方向に該給紙をそ
    れぞれ外側に送出する紙補正ローラーを該給紙の進行方
    向に平行な両辺近傍にそれぞれ設けたことを特徴とする
    電子機器の給紙機構。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の電子機器において、それ
    ぞれの紙補正ローラーは給紙の位置補正送出時に異なっ
    た回転速度で動作することを特徴とする電子機器の給紙
    機構。
JP5297239A 1993-11-02 1993-11-02 電子機器の給紙機構 Pending JPH07125878A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5297239A JPH07125878A (ja) 1993-11-02 1993-11-02 電子機器の給紙機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5297239A JPH07125878A (ja) 1993-11-02 1993-11-02 電子機器の給紙機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07125878A true JPH07125878A (ja) 1995-05-16

Family

ID=17843971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5297239A Pending JPH07125878A (ja) 1993-11-02 1993-11-02 電子機器の給紙機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07125878A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7415239B2 (en) Conveying apparatus and recording apparatus having the same
US20190238703A1 (en) Image reading apparatus and image forming apparatus
JP4611050B2 (ja) 画像記録装置、その画像記録装置の画像記録方法
US8517371B2 (en) Sheet feeding device with sheet detection unit
US4727437A (en) Recording apparatus with recording medium length sensors
US8433233B2 (en) Image forming apparatus and sheet conveying method that correct for skew of sheet conveyed to image forming unit
KR100421982B1 (ko) 수직 얼라인먼트의 보정이 가능한 화상형성장치 및 그의보정방법
US11465867B2 (en) Image forming apparatus capable of detecting length of sheet in conveying direction
JPH07125878A (ja) 電子機器の給紙機構
JP2013043769A (ja) 記録用紙搬送装置、および画像形成装置
JP2005350155A (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP2010114817A (ja) 画像読取装置、及び、画像読取装置の制御方法
JPH05345453A (ja) プリンタのキャリッジ位置制御装置
JP2003029555A (ja) 画像形成装置
JPH07210633A (ja) 電子機器の給紙機構
JP2006232516A (ja) シート材搬送装置及び画像形成装置
EP0865929B1 (en) Printer device with paper-shift control adaptable to different paper sizes
JP2005335935A (ja) 用紙搬送装置
JPH04361939A (ja) 給紙傾き自動修正装置
JPH10139215A (ja) 給紙装置
JP7215195B2 (ja) 画像形成装置
JP7110071B2 (ja) 印刷システム、媒体供給装置および印刷装置
JP2005335270A (ja) 画像形成装置
JPH08142424A (ja) 記録装置
JPS5878930A (ja) 給紙装置