JPH07125393A - テープ印字装置 - Google Patents

テープ印字装置

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JPH07125393A
JPH07125393A JP27803393A JP27803393A JPH07125393A JP H07125393 A JPH07125393 A JP H07125393A JP 27803393 A JP27803393 A JP 27803393A JP 27803393 A JP27803393 A JP 27803393A JP H07125393 A JPH07125393 A JP H07125393A
Authority
JP
Japan
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tape
ink ribbon
cassette
drive shaft
gear
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Application number
JP27803393A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Okuchi
裕之 奥地
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクリボンを用いないテープカセットを使
用する際にインクリボン駆動軸の駆動機構から発生する
駆動騒音を最低限に低減させ、使用者に不快感を与える
事なく文字付きテープを作成する事ができるテープ印字
装置を提供する。 【構成】 インクリボンiが収納されていない第二テー
プカセットC2には、その外側下部に判別部材31を備
えている。この第二テープカセットC2をテープ印字装
置Pに装着すると判別部材31がテープ印字装置Pに設
けられているインクリボン検出レバー91を押し下げ
る。すると、インクリボン検出レバー91は遮断レバー
92の一端を押し下げ、遮断レバー92を支軸95を中
心に揺動させる。そして、揺動された遮断レバー92の
他端がシャフト104を押し上げて、シャフト104に
固定されたギア106を上方へ解放する。この動作によ
り駆動伝達を遮断し、インクリボン駆動軸3を回転させ
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクリボンと印字テ
ープとを収納してなるテープカセットを使用し、サーマ
ルヘッドを介して印字テープ上に文字等の印字を行なっ
て文字付きテープを作成するテープ印字装置において、
インクリボンを使用する事なく文字等の形成が可能であ
る感熱発色層を有する印字テープを収納したテープカセ
ットを使用した場合に、テープ印字装置に設けられてい
るインクリボンの送り動作を行なうためのインクリボン
駆動軸の駆動機構から発生する駆動騒音を低減可能なテ
ープ印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクリボンと印字テープを収納
したテープカセットを使用して、インクリボン駆動軸に
よりインクリボンを巻き取りながらサーマルヘッドを介
して印字テープ上に文字等の印字を行うことにより文字
付きテープを作成する様にしたテープ作成装置が種々提
案されている。かかるテープ印字装置は、本来インクリ
ボンと印字テープとを収納したテープカセットを使用し
て文字付きテープの作成を行うものである。従って、テ
ープ印字装置に設けられているインクリボン駆動軸は、
インクリボンの送り動作を行うためだけのものであり、
他の目的にはまったく使用されないものである。
【0003】一方、近年において、ベーステープ上に感
熱発色層を形成し、かかる感熱発色層が熱により発色す
ることで文字などの形成が可能である印字テープを収納
してなるテープカセットも提案されている。この種のテ
ープカセットでは文字等の印字を行うのにインクリボン
が不要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような感熱発色層を有する印字テープを収納したテープ
カセットをテープ印字装置に使用して文字付テープを作
成する場合、テープカセット内には巻き取るべきインク
リボンが存在しないため、テープ印字装置に設けられて
いるインクリボン駆動軸は空転するのみである。する
と、インクリボン駆動軸には負荷がかからず、この状態
でインクリボン駆動軸が回転運動された場合には、テー
プ印字装置内でインクリボン駆動軸を駆動する駆動機構
における各ギアの衝突に起因して、大きな機械的駆動音
が発生する。この駆動騒音は非常に不愉快なものであ
り、使用者に不快感を与えるという問題があった。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、インクリボン駆動軸を有するテ
ープ印字装置に対して、インクリボンを使用する事なく
感熱発色層を発色させて文字等を構成を行なう印字テー
プを収納したテープカセットを使用した場合において
も、インクリボン駆動軸の駆動機構から発生する駆動騒
音を最低限に低減させ、使用者に不快感を与える事なく
文字付きテープを作成する事ができるテープ印字装置を
提供する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のテープ印字装置は、カセットケース本体内に
インクリボン及び印字テープが巻回されて収納されてい
る第一のテープカセットが着脱可能であり、インクリボ
ン駆動軸とその駆動軸を駆動する駆動手段とを有し、イ
ンクリボン駆動軸によりインクリボンを巻き取りつつサ
ーマルヘッドにより印字テープ上に印字を行うものであ
り、更に、一側面に感熱発色層を形成してなる印字テー
プをカセットケース本体内に収納し、そのカセットケー
ス本体内にインクリボンが収納されていないことを判別
するための判別部材を備えた第二のテープカセットが着
脱可能であり、テープカセットが装着されたときに、そ
のテープカセットが前記第一のテープカセットか第二の
テープカセットかを検出する検出手段と、前記検出手段
により、第二のカセットケースが装着されていることが
検出された時には、前記駆動手段によるインクリボン駆
動軸への駆動伝達を遮断する遮断手段とを備えている。
【0007】尚、前記第二のカセットケースの判別部材
は、カセットケース本体下部に突出している凸部であ
り、前記検出手段は、第二のカセット装着時におけるそ
の凸部の押下を受けて、前記遮断手段にその押下を伝達
する揺動部材を備えており、前記遮断手段は、インクリ
ボン駆動軸への駆動伝達をするギヤの一つを離脱させ
て、ギヤの連結を解除するギヤ離脱手段を備えていても
よい。
【0008】
【作用】前記構成を有する本発明では、テープカセット
をテープ印字装置に装着した際には、検出手段によりそ
のテープカセットが第一のテープカセットか第二のテー
プカセットかを検出され、第二のテープカセットである
と判断されたときには、遮断手段によりインクリボン駆
動軸の駆動伝達を遮断し、インクリボン駆動軸を駆動さ
せない。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例に基づい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。まず、本発明に係
わるテープ印字装置Pの概略について図1乃至図3に基
づき説明する。ここに、図1はテープ印字装置Pにおけ
るテープカセットC装着を模式的に示す部分斜視図、図
2はカセット装着部1に装着されたインクリボンiを持
たない第二テープカセットC2の上蓋を除いて示す平面
図である。また、図3はその第二テープカセットC2を
裏面より見た図である。
【0010】これらの図においてテープ印字装置Pは、
インクリボンiと印字テープとを内蔵した第一テープカ
セットC1及び、インクリボンiを持たず感熱発色を呈
す印字テープTを内蔵した第二テープカセットC2とを
着脱可能であり、サーマルヘッドによりテープ上に文字
等の印字を行い、文字付きテープを作成するものであ
る。
【0011】かかるテープ印字装置Pの右後部には複数
種類のテープカセットCを装着するためのカセット装着
部1が設けられている。カセット装着部1には、後述す
るテープ送りモータMによりギア機構Gを介して回転駆
動されるテープ送り軸2がカセット装着部1の左下位置
に配設されている。かかるテープ送り軸2には、各テー
プカセットC内に回転可能に配設されているテープ送り
ローラ18,48が嵌合可能とされており、テープ送り
軸2と各テープ送りローラ18,48とは、テープカセ
ットCをカセット装着部1に装着した際に相互に係合さ
れるものである。これより、テープカセットC内に収納
された印字テープには、テープ送り軸2により回転され
るテープ送りローラ18を介して送り動作が行なわれ
る。
【0012】また、カセット装着部1のテープ送り軸2
の右位置には、複数の発熱素子を備えたサーマルヘッド
THが配設されている(図2参照)。各発熱素子は入力
された印字情報に応じて選択的に発熱駆動され、その熱
により印字を行う。
【0013】カセット装着部1の中央近傍位置には、モ
ータM、ギア機構Gを介してテープ送り軸2と連動して
回転されるインクリボン駆動軸3が配設されている。こ
のインクリボン駆動軸3は、図2に示す第二テープカセ
ットC2を装着した際には、その第二テープカセットC
2に設けられた軸孔Hを介してカセット内に挿通され
る。尚、かかるインクリボン駆動軸3は第一テープカセ
ットC1においてそのリボン巻取スプール49に挿通さ
れ、相互に係合して収納されているインクリボンiを巻
取る駆動軸として使用されるものであるが、本実施例に
係わる第二テープカセットC2においては印字テープT
の送り動作に関与していない。
【0014】また、カセット装着部1には段差部4が形
成されており、かかる段差部4は、テープカセットCを
カセット装着部1に装着する際に、テープカセットCの
底面に形成された突出部5を受け入れるものである。
【0015】カセット装着部1の後方位置には、蓋6が
テープ印字装置Pに対して開閉可能に取り付けられてお
り、かかる蓋6のほぼ中央位置には窓7が形成されてい
る。この窓7は使用者がカセット装着部1に装着された
テープカセットCの種類を透視、確認するためのもので
ある。また、カセット装着部1の前方位置には回転ロッ
ク部材8が配設され、この回転ロック部材8は図示しな
いロック構造を介して前記蓋6の閉鎖状態を保持するも
のである。
【0016】更に、カセット装着部1の前方には、各種
のキーを備えたキーボードKが設けられており、また、
キーボードKの斜め上方には液晶ディスプレイ9が配置
されている。これより、キーボードK上の各キーから入
力された文字、記号等が液晶ディスプレイ9上に表示さ
れつつ、印字テープT上にサーマルヘッドTHを介して
印字される文字等の編集が行なわれる。
【0017】次に、本発明の第二のテープカセットに相
当する、第二テープカセットC2の内部構造について図
2を参照しながら説明する。図2において、第二テープ
カセットC2はカセットケース本体10を有し、かかる
カセットケース本体10の左上方位置にはテープ収納部
11が形成されている。このテープ収納部11内には、
テープスプール12の周囲に印字テープTが巻回された
テープユニットUが挿嵌される。尚、テープユニットU
の上面にはガイドフィルムFが貼付されており、印字テ
ープTの巻回状態を維持し、印字テープTのばらけを防
止する。
【0018】ここに、印字テープTはベーステープの一
面に感熱剤層が形成されるとともに、ベーステープの他
面には粘着剤層を介して剥離紙が貼付された構成を有
し、後述のサーマルヘッドTHに設けられている複数の
発熱素子が印字テープTの感熱剤層に当接しつつ選択的
に発熱駆動される。すると、加熱された感熱剤層は発色
し、その発色により印字テープT上に文字等が構成され
るものである。従って、かかる印字テープTを使用する
場合にはインクリボンiは不要となり、これより第二テ
ープカセットC2内にはインクリボンiは設けられてい
ない。
【0019】尚、テープスプール12の上には、その巻
回されたテープTの色及び発色色等を示す記述がなされ
た表示盤12aが設けられている。
【0020】また、カセットケース本体10の底壁には
4つのテープガイド13、14、15、及び16が形成
されておりテープユニットUにおけるテープスプール1
2に巻回されたテープTは、これらの各テープガイド1
3乃至16を介してテープ排出部Aの方向に向かって案
内される。
【0021】更に、テープガイド16の近傍に於いて、
カセットケース本体10の前部には凹部17が設けられ
ている。第二テープカセットC2をカセット装着部1に
装着する際には、この凹部17にカセット装着部1に固
設されたサーマルヘッドTHが入り込む。このとき、サ
ーマルヘッドTHはその発熱素子をテープT側に向けて
いる。また、凹部17の左側位置には、前記テープ送り
軸2に係合されるテープ送りローラ18が回転可能に配
置されている。
【0022】また、カセット装着部1には前記各サーマ
ルヘッドTH、テープ送りローラ18に対向するように
してローラホルダRが回動可能に配置されており、かか
るローラホルダRにはプラテンローラ19及びテープ送
り補助ローラ20が回転可能に支持されている。プラテ
ンローラ19はサーマルヘッドTHに圧接され、また、
テープ送り補助ローラ20はテープ送りローラ18に圧
接されてテープ送りローラ18と協働して印字テープT
の送り動作を行なう。
【0023】これより、前記のようにテープスプール1
2から各テープガイド13乃至16を介して案内された
印字テープTは、サーマルヘッドTHとプラテンローラ
19との間に送られた後、サーマルヘッドTHを介して
文字等の印字が行なわれ、更に、印字後の印字テープT
はテープ送りローラ18とテープ送り補助ローラ20と
の協働によりテープ排出部Aから第二テープカセットC
2の外方に排出される。
【0024】又、上記テープカセットCの裏面には、図
3に示すように、インクリボン駆動軸3を受け入れる軸
孔Hが中央付近に設けられ、更に、この第二テープカセ
ットC2がインクリボンiを持たないことを示す判別部
材31が裏面の外側下部に突設されている。
【0025】次に本発明の第一のテープカセットに相当
するインクリボンiを有する第一テープカセットC1の
内部構造について説明する。図4に示すように、第一テ
ープカセットC1はカセットケース本体40の中に、透
明のフィルムテープ41が巻回されたフィルムテープス
プール42と、インクリボンiがそのインク面を内側に
して巻回されたリボン供給スプール44と、フィルムテ
ープ41と同一幅であり、片面にのみ剥離紙が粘着され
た両面テープ45が剥離紙を外側にして巻回された両面
テープスプール46及び、この両面テープ45とフィル
ムテープ41とを整合しつつ貼合わせ、テープの送り動
作をするテープ送りローラ48が収納されている。ま
た、カセットケース本体40の中央部にはインクリボン
巻取スプール49が設けられ、印字の際にリボン供給ス
プール44から引き出され、使用されたインクリボンi
が巻き採られる。
【0026】第二テープカセットC2と同様にカセット
ケース本体40の前部に凹部47が設けられている。こ
の第一テープカセットC1がカセット装着部1に装着さ
れた際には、サーマルヘッドTHが凹部47に入り込
み、フィルムテープ41とインクリボンiを挟んでロー
ラホルダRのプラテンローラ19がサーマルヘッドTH
を押圧する。それと同時に、テープ送り補助ローラ20
が両面テープ45とサーマルヘッドTHから送出された
フィルムテープ41とを挟んでテープ送りローラ48を
押圧している。
【0027】第一テープカセットC1を用いて文字付き
テープの作成を行うと、サーマルヘッドTHによりフィ
ルムテープ41にインクリボンiのインクが転写されて
印字が行われる。そして、テープ送りローラ48とテー
プ送り補助ローラ20により、その印字されたフィルム
テープ41と両面テープ45が貼合わされて文字付きテ
ープが作成される。
【0028】次に、前記テープ送り軸2とインクリボン
駆動軸3の回転駆動を行なうモータM及びギア機構Gの
構成について図5乃至図6に基づき説明する。ここに、
図5はモータMとギア機構Gとの関係を模式的に示す平
面図であり、図6はその中の第1従動ギヤ23周辺の構
成を示した断面図である。
【0029】図5に於いてモータMの回転軸21には駆
動ギア22が固定されており、この駆動ギア22には、
ギア歯部22Aが設けられている。ギア歯部22Aに
は、2枚のギヤ105,106で構成された第1従動ギ
ア23の下のギア105のギヤ歯部23Aが噛合され、
また、第1従動ギア23の上側のギア106のギヤ歯部
23Bにはインクリボン駆動軸3を回転駆動する第2従
動ギア24のギア歯部24Aが噛合されている。
【0030】この第2従動ギア24上にはバネ係止部2
5が形成されており、また、第2従動ギア24の中心に
はインクリボン駆動軸3が回転可能に貫通されている。
更に、インクリボン駆動軸3の下方に於いて図5に示す
ように、その周囲にはクラッチバネ26が挿嵌されてお
り、このクラッチバネ26の一端に巻方向から突出して
設けられた係合部26Aが前記バネ係止部25に係止さ
れている。
【0031】ここに、かかるクラッチバネ26の巻方向
は、第2従動ギア24が図5中矢印方向に回転されたと
きに巻き戻される方向と合致されており、インクリボン
駆動軸3の回転が何ら規制されない通常の状態に於いて
は、クラッチバネ26は一定の巻き付け力を有しながら
インクリボン駆動軸3を保持している。また、第2従動
ギア24が回転されると、その回転力がクラッチバネ2
6を介すことで一定負荷を有した形に変換されて、イン
クリボン駆動軸3に伝達される。これによりインクリボ
ン駆動軸3は一定トルクをもつ安定した回転を行なう。
【0032】これにより、モータMが回転されると、駆
動ギア22、第1及び第2従動ギア23,24が回転さ
れ、これに伴いクラッチバネ26を介してインクリボン
駆動軸3にもモータMの駆動が伝達されて回転されるも
のである。
【0033】尚、先の第1従動ギア23は、図6に示す
ように、2枚のギア105,106が上下に重ねられた
構成をなしており、それらギヤ105,106の中心に
シャフト104が通っている。下のギア105は駆動フ
レーム90上に設けられたスプールに回動可能に取り付
けられ、上下方向の移動を規制されている。スプールの
中心にはシャフト104が貫通しており、シャフト10
4の上下及び回動運動を妨げないようにスプールの穴の
径が考慮されている。それに対してギア106はシャフ
ト104に固定されており、シャフト104の上下移動
に伴ってギヤ106も上下移動を行う。
【0034】また、上方のギヤ106はその下面に凸部
107を有し、下方のギヤ105はその凸部107を受
ける多数の凹部108を備えている。ギヤ105とギヤ
106は互いには固着されていないが、これら二枚のギ
ヤ105,106が重ね合わされると前述の凸部107
が凹部108にはまり込み、一体となる。この状態のと
き、モータMからギヤ105にかかるの駆動は凸部10
7を介してギヤ106にも伝達されるので、二枚のギヤ
105,106は同期して回転することが出来る。
【0035】前記シャフト104は前記スプールから駆
動フレーム90を貫通しており、図8に示すように、遮
断レバー92の一端に乗っている。また、駆動フレーム
90の裏面と遮断レバー92との間にはシャフト104
に挿嵌されたバネ93が取り付けられている。
【0036】遮断レバー92は、その一端がシャフト1
04の先端と接触しており、駆動フレーム90の一部に
支軸95を持ち、その支軸95を中心に揺動運動をする
ものである。遮断レバー92の他端にはインクリボン検
出レバー91が接触している。
【0037】前記インクリボン検出レバー91はインク
リボンiが収納されていないカセットケース本体10を
テープ印字装置Pに装着した場合、カセットケース下部
にある判別部材31が接触して連動するものである。
尚、本実施例中のインクリボン検出レバー91が本発明
の検出手段に相当し、遮断レバー93が本発明の遮断手
段に相当する。
【0038】また、図5に戻って説明を続けると、前記
モータMの駆動ギア22のギア歯部22Aには第3従動
ギア27のギア歯部27Aが噛合されており、更に、第
3従動ギア27に設けられたもう1つのギア歯部27B
が第4従動ギア28のギア歯部28Aに噛合されてい
る。かかる第4従動ギア28のギア歯部28Aは更に第
5従動ギア29のギア歯部29Aに噛合され、また、ギ
ア歯部29Aは前記テープ送り軸2に設けられた第6従
動ギア30のギア歯部30Aに噛合されている。これに
より、モータMが回転されると駆動ギア22、各第3、
第4、第5、及び第6従動ギア27、28、29、30
を介してテープ送り軸2が回転され、かかるテープ送り
軸2の回転に伴ってテープ送りローラ18も回転されて
前記テープ送り補助ローラ20と協働して印字テープT
の送り動作が行なわれるものである。
【0039】次に、以上の構成を有する本実施例のテー
プ印字装置Pにインクリボンiを持たない第二テープカ
セットC2を装着したときの、インクリボン駆動軸3へ
の駆動伝達を遮断する動作を図7を参照しながら説明す
る。本実施例の内容は、インクリボン駆動軸3に連動す
るギア106を浮き上がらせる事であるが、以下のよう
な方法を取っている。
【0040】第二テープカセットC2には、図3に示す
ように、その外側下部に突起状の判別部材31を備えて
いる。第二テープカセットC2をテープ印字装置Pに装
着すると、図7に示すように、第二テープカセットC2
下部にある判別部材31がテープ印字装置Pに設けられ
ているインクリボン検出レバー91を押し下げる。イン
クリボン検出レバー91を押し下げることにより、遮断
レバー92の一端を押し下げる。遮断レバー92は、駆
動フレーム90に軸支されており、そこを中心として揺
動運動を行う。すると、遮断レバー92の他端が逆に上
昇させられ、その他端に乗っているシャフト104を押
し上げる。ギヤ106はシャフト104に固着している
から、ギヤ106はシャフト104と共に上方へ解放さ
れる。これら一連の動作によりギヤ106を第2従動ギ
ヤ24及びギヤ105との歯合から解放して、モータM
からの駆動伝達を遮断しインクリボン駆動軸3の回転を
止められる。
【0041】また、第二テープカセットC2を取り外し
た場合には、遮断レバー92によって縮められていたバ
ネ93が復原力により自然長に戻ろうとするために、自
動的にシャフト104が下がりギア106のギヤ歯部2
3Bが第2従動ギヤ24のギヤ歯部24Aと噛み合い、
インクリボン駆動軸3へ駆動が伝達できる。
【0042】更に、本実施例のテープ印字装置Pにイン
クリボンiを有す第一テープカセットC1を装着した場
合には、図8に示すように、インクリボン駆動軸3がイ
ンクリボン巻取スプール49に嵌合される。第一テープ
カセットC1には突起状の判別部材31が設けられてい
ないので、インクリボン検出レバー91は押下されず、
ギヤ105とギヤ106は重ね合わされたままになる。
故に、ギヤ105とギヤ106は同期して回転すること
となる。すると、モータMの駆動が第1従動ギヤ23を
介して第二従動ギヤ24へ伝達されるため、印字速度に
合わせてインクリボン駆動軸3を回転させて、インクリ
ボンiによるテープ印字を行うことができる。
【0043】以上の構成により本実施例のテープ印字装
置1は、装着されたテープカセットCの種類を判別し
て、その中にインクリボンiを有さない第二テープカセ
ットC2であると判断した時にはインクリボン駆動軸3
を駆動させない。これにより、インクリボン駆動軸3の
駆動機構から発生する駆動騒音を低減でき、使用者は不
快感を持つことなく文字付きテープを作成することがで
きる。
【0044】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内での種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。
【0045】例えば、第二テープカセットC2に設けら
れた判別部材31をメカスイッチまたはフォトスイッチ
等を用いて電気的及び光学的に感知して、テープカセッ
トCの種類を判別させてもよい。そして、テープカセッ
トCの種類に応じてインクリボン駆動軸3の駆動を決定
する制御手段を持たせて、選択的に駆動させればよい。
【0046】また、第二テープカセットC2に設けられ
た判別部材31の形状は突起状のものに限定されるもの
ではなく、インクリボンiを有する第一テープカセット
C1との区別がつけられれば、その形状は問わない。
【0047】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、インクリボ
ン駆動軸を有するテープ印字装置に対して、インクリボ
ンを使用することなく感熱発色層上に文字等の印字を行
なう印字テープを収納したテープカセットを使用した場
合においても、インクリボン駆動軸の駆動機構から発生
する駆動騒音を低減でき、使用者に不快感を与えること
なく文字付きテープを作成することが可能なテープ印字
装置を提供することができ、その産業上奏する効果は大
である。また遮断手段を使用したことにより、インクリ
ボン駆動軸に掛かる負荷が無くなり、消費電力の低下に
も有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のテープ印字装置の概略斜視図であ
る。
【図2】本実施例のテープ印字装置に使用するインクリ
ボンの無いテープカセットをカセット装着部に装着した
状態で、カセットカバーを取り除いた平面図である。
【図3】本実施例のテープ印字装置に使用するインクリ
ボンの無いテープカセットを裏面から見た図である。
【図4】本実施例のテープ印字装置に使用するインクリ
ボンを有すテープカセットをカセット装着部に装着した
状態で、カセットカバーを取り除いた平面図である。
【図5】モータとギア機構の関係を模式的に示す平面図
である。
【図6】本実施例のテープ印字装置におけるギヤ機構の
第1従動ギヤ周辺部の構成を示した断面図である。
【図7】本実施例のテープ印字装置にインクリボンの無
いテープカセットを装着した際の概略図である。
【図8】本実施例のテープ印字装置にインクリボンを有
するテープカセットを装着した際の概略図である。
【符号の説明】
1 カセット装着部 3 インクリボン駆動軸 22 駆動ギア 23 第1従動ギア 24 第2従動ギア 31 判別部材 91 インクリボン検出レバー 92 遮断レバー 93 バネ 104 シャフト 106 ギア C テープカセット H 軸孔 M モータ T 印字テープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットケース本体内にインクリボン及
    び印字テープが巻回されて収納されている第一のテープ
    カセットが着脱可能であり、インクリボン駆動軸とその
    駆動軸を駆動する駆動手段とを有し、インクリボン駆動
    軸によりインクリボンを巻き取りつつサーマルヘッドに
    より印字テープ上に印字を行うテープ印字装置におい
    て、 一側面に感熱発色層を形成してなる印字テープをカセッ
    トケース本体内に収納し、そのカセットケース本体内に
    インクリボンが収納されていないことを判別するための
    判別部材を備えた第二のテープカセットが着脱可能であ
    り、 テープカセットが装着されたときに、そのテープカセッ
    トが前記第一のテープカセットか第二のテープカセット
    かを検出する検出手段と、 前記検出手段により、第二のカセットケースが装着され
    ていることが検出された時には、前記駆動手段によるイ
    ンクリボン駆動軸への駆動伝達を遮断する遮断手段とを
    備えたことを特徴とするテープ印字装置。
  2. 【請求項2】前記第二のカセットケースの判別部材は、
    カセットケース本体下部に突出している凸部であり、 前記検出手段は、第二のカセット装着時におけるその凸
    部の押下を受けて、前記遮断手段にその押下を伝達する
    揺動部材を備えており、 前記遮断手段は、インクリボン駆動軸への駆動伝達をす
    るギヤの一つを離脱させて、ギヤの連結を解除するギヤ
    離脱手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載
    のテープ印字装置。
JP27803393A 1993-11-08 1993-11-08 テープ印字装置 Pending JPH07125393A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6812943B1 (en) 1996-10-14 2004-11-02 Esselte Tape printing apparatus

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