JPH07125346A - シリアルドットプリンタ装置 - Google Patents
シリアルドットプリンタ装置Info
- Publication number
- JPH07125346A JPH07125346A JP27412593A JP27412593A JPH07125346A JP H07125346 A JPH07125346 A JP H07125346A JP 27412593 A JP27412593 A JP 27412593A JP 27412593 A JP27412593 A JP 27412593A JP H07125346 A JPH07125346 A JP H07125346A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成で、被印字媒体32がドットピン
30や突起部31に引っ掛からないようにして用紙ジャ
ムの発生を無くする。 【構成】 印字ヘッド10と対向させたプラテン16
を、印字ヘッド10と同期させて同じ方向に走行するよ
うに構成する。プラテン16の表面には、印字ヘッド1
0におけるドットピン30と対向する位置に突起部31
を設ける。プラテン16と印字ヘッド10との対向個所
に被印字媒体32の広幅面の表裏を挟むように、一対の
ガイド体40,41を設け、各ガイド体40,41にお
ける透かし孔42,43の個所でドットピン30と突起
部31とが打撃できるように構成する。
30や突起部31に引っ掛からないようにして用紙ジャ
ムの発生を無くする。 【構成】 印字ヘッド10と対向させたプラテン16
を、印字ヘッド10と同期させて同じ方向に走行するよ
うに構成する。プラテン16の表面には、印字ヘッド1
0におけるドットピン30と対向する位置に突起部31
を設ける。プラテン16と印字ヘッド10との対向個所
に被印字媒体32の広幅面の表裏を挟むように、一対の
ガイド体40,41を設け、各ガイド体40,41にお
ける透かし孔42,43の個所でドットピン30と突起
部31とが打撃できるように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被印字媒体面に沿って
走行する印字ヘッドと、被印字媒体を挟んで印字ヘッド
に対向して配置され、且つ該印字ヘッドと同期させて同
方向に移動させるように構成したプラテンとを有するシ
リアルインパクトプリンタに関するものである。
走行する印字ヘッドと、被印字媒体を挟んで印字ヘッド
に対向して配置され、且つ該印字ヘッドと同期させて同
方向に移動させるように構成したプラテンとを有するシ
リアルインパクトプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、インパクトプリンタは、カー
ボン紙等の感圧紙を重ねた複数枚セットの被印字媒体を
円柱状のプラテンの表面に載置し、この被印字媒体の表
面側からドットピンのインパクト力にて一括して印字を
行う際に利用されている。このようなプリンタとして、
最近複式伝票作成のために多数枚(例えば10枚)程度
の用紙を重ねた多数葉セット(いわゆる、多パーツ紙)
の被印字媒体に対して印字できるものが要望されてい
た。
ボン紙等の感圧紙を重ねた複数枚セットの被印字媒体を
円柱状のプラテンの表面に載置し、この被印字媒体の表
面側からドットピンのインパクト力にて一括して印字を
行う際に利用されている。このようなプリンタとして、
最近複式伝票作成のために多数枚(例えば10枚)程度
の用紙を重ねた多数葉セット(いわゆる、多パーツ紙)
の被印字媒体に対して印字できるものが要望されてい
た。
【0003】ところで、多数枚の用紙に対して印字する
場合には、次の2つの問題があった。一つは、最下層の
印字用紙に対して充分な濃さで印字を行うために、強い
印字圧で印字すると、最上層の用紙にドットピンの穴開
きが発生して破れるという問題がある。また、他の一つ
の問題は、プラテンの表面側に近い下層の用紙に行くほ
どドットピンによる衝撃力が分散されて印字される文字
がぼやけやすいという問題があった。
場合には、次の2つの問題があった。一つは、最下層の
印字用紙に対して充分な濃さで印字を行うために、強い
印字圧で印字すると、最上層の用紙にドットピンの穴開
きが発生して破れるという問題がある。また、他の一つ
の問題は、プラテンの表面側に近い下層の用紙に行くほ
どドットピンによる衝撃力が分散されて印字される文字
がぼやけやすいという問題があった。
【0004】この問題を解決するため、本出願人は先
に、実願平4−164196号において、被印字媒体で
ある印字用紙を挟んで印字ヘッドに対面して小さい面積
のプラテンを配置し、該プラテンが印字ヘッドと同期さ
せて同方向に移動させ、且つプラテンの表面側には印字
ヘッドにおけるドットピンと対向するように突起部を設
けるように構成したインパクトプリンタを提案した。
に、実願平4−164196号において、被印字媒体で
ある印字用紙を挟んで印字ヘッドに対面して小さい面積
のプラテンを配置し、該プラテンが印字ヘッドと同期さ
せて同方向に移動させ、且つプラテンの表面側には印字
ヘッドにおけるドットピンと対向するように突起部を設
けるように構成したインパクトプリンタを提案した。
【0005】このように構成すると、ドットピンが印字
用紙に対して打撃力を加えれば、印字用紙が断面積の小
さい突起部の表面と挟まれるので打撃力が分散されるこ
となく小面積に集中する。この結果、多数枚セットの印
字用紙の全葉にわたって鮮明に印字できるというもので
あった。
用紙に対して打撃力を加えれば、印字用紙が断面積の小
さい突起部の表面と挟まれるので打撃力が分散されるこ
となく小面積に集中する。この結果、多数枚セットの印
字用紙の全葉にわたって鮮明に印字できるというもので
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成によるときは、印字用紙をドットピンと突起部との対
向隙間が小さいから、その隙間内に送給するとき、印字
用紙の先端や、印字用紙が連続紙である場合の折り畳み
個所がドットピンや突起部に先端に引っ掛かり、用紙送
りが円滑に実行できず、いわゆる用紙ジャムが発生する
という問題があった。
成によるときは、印字用紙をドットピンと突起部との対
向隙間が小さいから、その隙間内に送給するとき、印字
用紙の先端や、印字用紙が連続紙である場合の折り畳み
個所がドットピンや突起部に先端に引っ掛かり、用紙送
りが円滑に実行できず、いわゆる用紙ジャムが発生する
という問題があった。
【0007】この問題を解決する一つの手段として、給
紙開始時や前記折り畳み個所通過時には、印字ヘッド及
びプラテンをその先端間の隙間が増大するように一旦後
退させることが考えられるが、このように構成すると、
前後移動のための機構を必要としてプリンタの製造コス
トが高くなると共に、印字ヘッド及びプラテンの前後移
動時間が掛かるため、印字作業全体の処理速度が低下す
るという問題が発生するのであった。
紙開始時や前記折り畳み個所通過時には、印字ヘッド及
びプラテンをその先端間の隙間が増大するように一旦後
退させることが考えられるが、このように構成すると、
前後移動のための機構を必要としてプリンタの製造コス
トが高くなると共に、印字ヘッド及びプラテンの前後移
動時間が掛かるため、印字作業全体の処理速度が低下す
るという問題が発生するのであった。
【0008】本発明は、これらの問題を解決するために
なされたものであり、簡単な構造で、多数枚セットの下
層の用紙に対する印字が鮮明でありながら、印字処理時
間が低下せず、且つ用紙ジャムも発生させないようにし
たドットインパクトプリンタを提供することを目的とす
るものである。
なされたものであり、簡単な構造で、多数枚セットの下
層の用紙に対する印字が鮮明でありながら、印字処理時
間が低下せず、且つ用紙ジャムも発生させないようにし
たドットインパクトプリンタを提供することを目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、被印字媒体面に沿って走行する印字ヘ
ッドと、被印字媒体を挟んで前記印字ヘッドに対向して
配置されて該印字ヘッドに同期して同方向に走行するプ
ラテンと、前記印字ヘッドのドットピンと対向してプラ
テンに設けられた突起部とを備えたシリアルドットプリ
ンタ装置において、前記ドットピン及び突起部の周囲に
は、前記被印字媒体の表裏を案内するための表裏一対の
ガイド体を配置したものである。
め、本発明では、被印字媒体面に沿って走行する印字ヘ
ッドと、被印字媒体を挟んで前記印字ヘッドに対向して
配置されて該印字ヘッドに同期して同方向に走行するプ
ラテンと、前記印字ヘッドのドットピンと対向してプラ
テンに設けられた突起部とを備えたシリアルドットプリ
ンタ装置において、前記ドットピン及び突起部の周囲に
は、前記被印字媒体の表裏を案内するための表裏一対の
ガイド体を配置したものである。
【0010】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明する。図1はシリアルドットプリンタの要部側面図、
図2は要部斜視図を示す。図示されるように、プリンタ
における印字ヘッド10を支持する第1キャリッジ11
は主ガイド軸12に摺動自在に支持されている。第1キ
ャリッジ11の後向きU字状の案内溝13には、補助ガ
イド軸14が後述するプラテン16に向かって前後動可
能に遊嵌されている。プラテン16は前記主ガイド軸1
2と平行に延びるガイド軸17,18に摺動自在に支持
された第2キャリッジ15上の支持ブロック34に固定
されている。
明する。図1はシリアルドットプリンタの要部側面図、
図2は要部斜視図を示す。図示されるように、プリンタ
における印字ヘッド10を支持する第1キャリッジ11
は主ガイド軸12に摺動自在に支持されている。第1キ
ャリッジ11の後向きU字状の案内溝13には、補助ガ
イド軸14が後述するプラテン16に向かって前後動可
能に遊嵌されている。プラテン16は前記主ガイド軸1
2と平行に延びるガイド軸17,18に摺動自在に支持
された第2キャリッジ15上の支持ブロック34に固定
されている。
【0011】前記主ガイド軸12に対して前後に直交方
向延びる駆動軸19に設けた同一径のプーリ20,21
に巻掛けしたタイミングベルト22,23は、それぞれ
前記第1キャリッジ11及び第2キャリッジ15に係止
し、図示しない正逆回転可能なステップモータ等の駆動
モータにて駆動軸19を駆動することにより、第1キャ
リッジ11及び第2キャリッジ15を同方向に同期して
往復移動するように構成されている。
向延びる駆動軸19に設けた同一径のプーリ20,21
に巻掛けしたタイミングベルト22,23は、それぞれ
前記第1キャリッジ11及び第2キャリッジ15に係止
し、図示しない正逆回転可能なステップモータ等の駆動
モータにて駆動軸19を駆動することにより、第1キャ
リッジ11及び第2キャリッジ15を同方向に同期して
往復移動するように構成されている。
【0012】なお、前記主ガイド軸12の端部に設けた
偏心軸芯を中心に、当該主ガイド軸12を正逆回動させ
ることにより、第1キャリッジ11を第2キャリッジ1
5の表面(前面)に対して遠近動調節させ、印字隙間を
調節可能とする。印字ヘッド10に接続したフレキシブ
ルな印刷配線ケーブルを介して図示しない制御装置から
印字情報を伝送し、印字ヘッド10に内蔵した電磁ソレ
ノイドまたは圧電素子等を含む駆動機構(図示せず)を
介して、印字ヘッド10におけるノーズ部10aからド
ットピン30をプラテン16の表面に設けた突起部31
に向かって突出駆動し、印字用紙等の感圧紙である被印
字媒体32に向かって印字動作するように構成されてい
る。
偏心軸芯を中心に、当該主ガイド軸12を正逆回動させ
ることにより、第1キャリッジ11を第2キャリッジ1
5の表面(前面)に対して遠近動調節させ、印字隙間を
調節可能とする。印字ヘッド10に接続したフレキシブ
ルな印刷配線ケーブルを介して図示しない制御装置から
印字情報を伝送し、印字ヘッド10に内蔵した電磁ソレ
ノイドまたは圧電素子等を含む駆動機構(図示せず)を
介して、印字ヘッド10におけるノーズ部10aからド
ットピン30をプラテン16の表面に設けた突起部31
に向かって突出駆動し、印字用紙等の感圧紙である被印
字媒体32に向かって印字動作するように構成されてい
る。
【0013】図2及び図3に示すように印字ヘッド10
のノーズ部10a先端には24本のドットピン30が菱
形状に配列され、この各ドットピン30に対して1対1
に対応させてプラテン16の表面に独立状の突起部31
が設けられている。そして、各突起部31の先端面形状
は、ドットピン30の先端断面(実施例では円形)と略
等しい直径に設定し、ドットピン30は図2における矢
印A方向に突出動するものとする。
のノーズ部10a先端には24本のドットピン30が菱
形状に配列され、この各ドットピン30に対して1対1
に対応させてプラテン16の表面に独立状の突起部31
が設けられている。そして、各突起部31の先端面形状
は、ドットピン30の先端断面(実施例では円形)と略
等しい直径に設定し、ドットピン30は図2における矢
印A方向に突出動するものとする。
【0014】また、前述したように、第1キャリッジ1
1と第2キャリッジ15とを、前記印字動作時に同期し
て同方向(矢印C方向)に移動させることにより、突出
動するドットピン30の先端は必ずプラテン16上の突
起部31の前面と対向した位置にあることになる。図2
に示すように、被印字媒体32は、その搬送上流側と下
流側とに配置された対の紙送りローラ25a,25b及
び26a,26bにて挟持されて前記キャリッジ11,
15の移動方向(矢印C方向)と交叉する方向(直交す
る方向、矢印B方向)に紙送りされる。
1と第2キャリッジ15とを、前記印字動作時に同期し
て同方向(矢印C方向)に移動させることにより、突出
動するドットピン30の先端は必ずプラテン16上の突
起部31の前面と対向した位置にあることになる。図2
に示すように、被印字媒体32は、その搬送上流側と下
流側とに配置された対の紙送りローラ25a,25b及
び26a,26bにて挟持されて前記キャリッジ11,
15の移動方向(矢印C方向)と交叉する方向(直交す
る方向、矢印B方向)に紙送りされる。
【0015】そして、図1〜図3に示すように、印字ヘ
ッド10のノーズ部10aの先端とプラテン16の先端
との隙間には、金属板製等の一対のガイド体40,41
を設け、この各ガイド体40,41の広幅面には、ドッ
トピン30及び突起部31が臨むことができる透かし孔
42,43が穿設されており、この一対のガイド体4
0,41の間に被印字媒体32が通過できる。また、給
紙時等において被印字媒体32の先端が両ガイド体4
0,41の端部に引っ掛からないよう、各ガイド体4
0,41の端部40a,41aを丸み湾曲形成させてお
く。
ッド10のノーズ部10aの先端とプラテン16の先端
との隙間には、金属板製等の一対のガイド体40,41
を設け、この各ガイド体40,41の広幅面には、ドッ
トピン30及び突起部31が臨むことができる透かし孔
42,43が穿設されており、この一対のガイド体4
0,41の間に被印字媒体32が通過できる。また、給
紙時等において被印字媒体32の先端が両ガイド体4
0,41の端部に引っ掛からないよう、各ガイド体4
0,41の端部40a,41aを丸み湾曲形成させてお
く。
【0016】そして、前記ノーズ部10aの前面に近い
側に配置されたガイド体40における透かし孔42とノ
ーズ部10a先端面との間にはインクリボン33を介挿
し、多数枚の被印字媒体32のうちの最上層の用紙はイ
ンクリボン33による印字がなされるが、2枚目以後は
各用紙の表面に塗布した感圧性インク層(インク粒子を
内蔵したマイクロカプセルを塗布した層)に対するドッ
トピン30と突起部31との打撃力(インパクト力)に
て写しが得られるようになっている。
側に配置されたガイド体40における透かし孔42とノ
ーズ部10a先端面との間にはインクリボン33を介挿
し、多数枚の被印字媒体32のうちの最上層の用紙はイ
ンクリボン33による印字がなされるが、2枚目以後は
各用紙の表面に塗布した感圧性インク層(インク粒子を
内蔵したマイクロカプセルを塗布した層)に対するドッ
トピン30と突起部31との打撃力(インパクト力)に
て写しが得られるようになっている。
【0017】なお、ガイド体40は印字ヘッド10(第
1キャリッジ11)と一体的に、他方のガイド体41は
第2キャリッジ15と一体的にそれぞれ矢印C方向に移
動するようにキャリッジなどの適宜個所に固定されるも
のである。このように構成すると、給紙開始時に、被印
字媒体32の先端を図2に示すように矢印B方向に送る
とき、一対のガイド体40,41間に案内され、ドット
ピン30及び突起部31は両ガイド体40,41の外側
に位置するので、被印字媒体32はドットピン30及び
突起部31に引っ掛かることがなく、用紙ジャムが発生
しない。また、連続用紙のようにミシン目個所44で用
紙が折り畳まれたものでは、このミシン目44近傍で用
紙に折り畳み癖がついてドットピン30または突起部3
1の先端方向に湾曲して接触及び引っ掛かり易いが、本
発明のように両ガイド体40,41の間をこのような被
印字媒体32が通過してもドットピン30や突起部31
に引っ掛かって破れる等の事故も防止できるのである。
1キャリッジ11)と一体的に、他方のガイド体41は
第2キャリッジ15と一体的にそれぞれ矢印C方向に移
動するようにキャリッジなどの適宜個所に固定されるも
のである。このように構成すると、給紙開始時に、被印
字媒体32の先端を図2に示すように矢印B方向に送る
とき、一対のガイド体40,41間に案内され、ドット
ピン30及び突起部31は両ガイド体40,41の外側
に位置するので、被印字媒体32はドットピン30及び
突起部31に引っ掛かることがなく、用紙ジャムが発生
しない。また、連続用紙のようにミシン目個所44で用
紙が折り畳まれたものでは、このミシン目44近傍で用
紙に折り畳み癖がついてドットピン30または突起部3
1の先端方向に湾曲して接触及び引っ掛かり易いが、本
発明のように両ガイド体40,41の間をこのような被
印字媒体32が通過してもドットピン30や突起部31
に引っ掛かって破れる等の事故も防止できるのである。
【0018】なお、印字作用について説明すると、印字
動作時には、プラテン16の表面と印字ヘッド10との
間にインクリボン33と感圧紙である被印字媒体32と
を介挿しておき、印字指令を受けてドットピン30が突
起部31に向かって突出すると、突起部31先端の面積
がドットピン30の横断面積と略同じであるので、ドッ
トピン30のインパクト力による押圧力は、ドットピン
30の横断面積に略等しい範囲に集中することになる。
換言すると、プラテンが広い面積の場合のように、ドッ
トピン30のインパクト力は分散することがないので、
ドットピンのインパクト力を小さくしても、多数枚セッ
トの被印字媒体32において、ドットピン30に近い側
の用紙から突起部31に近い側の用紙に至るまで、略同
じ程度の押圧力が付与され、全ての用紙に鮮明なコピー
印字を施すことができるのである。
動作時には、プラテン16の表面と印字ヘッド10との
間にインクリボン33と感圧紙である被印字媒体32と
を介挿しておき、印字指令を受けてドットピン30が突
起部31に向かって突出すると、突起部31先端の面積
がドットピン30の横断面積と略同じであるので、ドッ
トピン30のインパクト力による押圧力は、ドットピン
30の横断面積に略等しい範囲に集中することになる。
換言すると、プラテンが広い面積の場合のように、ドッ
トピン30のインパクト力は分散することがないので、
ドットピンのインパクト力を小さくしても、多数枚セッ
トの被印字媒体32において、ドットピン30に近い側
の用紙から突起部31に近い側の用紙に至るまで、略同
じ程度の押圧力が付与され、全ての用紙に鮮明なコピー
印字を施すことができるのである。
【0019】なお、例えば、図示しないが、前記ドット
ピン30及び突起部31の配列状態は、キャリッジの移
動方向に対して直交方向に2列で千鳥配列されている場
合、や正面視円環状、斜め2列状千鳥配列等があり得
る。
ピン30及び突起部31の配列状態は、キャリッジの移
動方向に対して直交方向に2列で千鳥配列されている場
合、や正面視円環状、斜め2列状千鳥配列等があり得
る。
【0020】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、本発明
は、被印字媒体面に沿って走行する印字ヘッドと、被印
字媒体を挟んで前記印字ヘッドに対向して配置されて該
印字ヘッドに同期して同方向に走行するプラテンと、前
記印字ヘッドのドットピンと対向してプラテンに設けら
れた突起部とを備えたものであるから、打撃したドット
ピン箇所に対峙する突起部個所では、打撃力が集中して
多数枚セットの被印字媒体の裏面側の用紙に対する印字
が鮮明となる。
は、被印字媒体面に沿って走行する印字ヘッドと、被印
字媒体を挟んで前記印字ヘッドに対向して配置されて該
印字ヘッドに同期して同方向に走行するプラテンと、前
記印字ヘッドのドットピンと対向してプラテンに設けら
れた突起部とを備えたものであるから、打撃したドット
ピン箇所に対峙する突起部個所では、打撃力が集中して
多数枚セットの被印字媒体の裏面側の用紙に対する印字
が鮮明となる。
【0021】そして、ドットピンと突起部との間を通過
する被印字媒体の表裏面を挟むように一対のガイド体を
配置したから、被印字媒体の送給時等において、当該被
印字媒体がドットピンや突起部の先端に引っ掛かること
なく円滑に相対的な移動が可能となり、用紙ジャムが発
生することがないという効果を奏する。また、そのため
の構成も単に一対のガイド体を設けだけであるから、製
造コストの上昇も少なくて済むし、印字ヘッドやプラテ
ンを被印字媒体の表裏両面に対して移動させることもな
いから印字処理速度を低下させることもないという効果
を奏する。
する被印字媒体の表裏面を挟むように一対のガイド体を
配置したから、被印字媒体の送給時等において、当該被
印字媒体がドットピンや突起部の先端に引っ掛かること
なく円滑に相対的な移動が可能となり、用紙ジャムが発
生することがないという効果を奏する。また、そのため
の構成も単に一対のガイド体を設けだけであるから、製
造コストの上昇も少なくて済むし、印字ヘッドやプラテ
ンを被印字媒体の表裏両面に対して移動させることもな
いから印字処理速度を低下させることもないという効果
を奏する。
【図1】プリンタの要部側面図である。
【図2】プリンタ要部の斜視図である。
【図3】要部側断面図である。
【符号の説明】 10 印字ヘッド 11 第1キャリッジ 15 第2キャリッジ 16 プラテン 19 駆動軸 20,21 プーリ 22,23 タイミングベルト 30 ドットピン 31 突起部 32 被印字媒体 33 インクリボン 40,41 ガイド体 42,43 透かし孔 44 ミシン目
Claims (1)
- 【請求項1】 被印字媒体面に沿って走行する印字ヘッ
ドと、被印字媒体を挟んで前記印字ヘッドに対向して配
置されて該印字ヘッドに同期して同方向に走行するプラ
テンと、前記印字ヘッドのドットピンと対向してプラテ
ンに設けられた突起部とを備えたシリアルドットプリン
タ装置において、前記ドットピン及び突起部の周囲に
は、前記被印字媒体の表裏を案内するための表裏一対の
ガイド体を配置したことを特徴とするシリアルドットプ
リンタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27412593A JPH07125346A (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | シリアルドットプリンタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27412593A JPH07125346A (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | シリアルドットプリンタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07125346A true JPH07125346A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=17537375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27412593A Pending JPH07125346A (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | シリアルドットプリンタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07125346A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9162488B2 (en) | 2012-06-26 | 2015-10-20 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Media guide |
-
1993
- 1993-11-02 JP JP27412593A patent/JPH07125346A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9162488B2 (en) | 2012-06-26 | 2015-10-20 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Media guide |
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