JPH07125006A - 樹脂製バルブリフタの射出成形型 - Google Patents

樹脂製バルブリフタの射出成形型

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JPH07125006A
JPH07125006A JP27247993A JP27247993A JPH07125006A JP H07125006 A JPH07125006 A JP H07125006A JP 27247993 A JP27247993 A JP 27247993A JP 27247993 A JP27247993 A JP 27247993A JP H07125006 A JPH07125006 A JP H07125006A
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JP
Japan
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chip
valve lifter
shaft end
resin
valve shaft
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JP27247993A
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Takeichiro Takehara
原 竹一郎 竹
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Nissan Motor Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バルブ軸端部当接用チップをそなえた樹脂製
バルブリフタを得る場合において、チップの固定を大幅
に簡略化する。 【構成】 有底の筒状をなし且つ底面のバルブ軸端部当
接部にバルブ軸端部当接用チップをそなえたバルブリフ
タを流動状樹脂材料の射出成形により成形する樹脂製バ
ルブリフタの射出成形型において、バルブ軸端部当接部
の成形部分にチップ支持部4,5を設けると共に、チッ
プ支持部4,5で支持されたバルブ軸端部当接用チップ
6のバルブ軸端部当接部6a側に流動状樹脂材料の流入
空間7を形成した樹脂製バルブリフタの射出成形型1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の動弁系部品
のひとつであるバルブリフタを成形するのに利用され、
とくに、有底の筒状をなし且つ底面のバルブ軸端部当接
部にバルブ軸端部当接用チップをそなえると共に底面と
は反対側の面がシム受け部に形成された樹脂製バルブリ
フタを成形するのに利用される樹脂製バルブリフタの射
出成形型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】有底の円筒状をなし且つ底面のバルブ軸
端部当接部にバルブ軸端部当接用チップをそなえると共
に底面とは反対側の面がシム受け部に形成された樹脂製
バルブリフタを成形するのに利用される従来の樹脂製バ
ルブリフタの射出成形型としては、例えば、図12およ
び図13に示すようなものがあった。
【0003】すなわち、図12および図13に示す樹脂
製バルブリフタの射出成形型51は、上型52と下型5
3を有しており、図14に示す樹脂製バルブリフタ本体
62を射出成形により成形するのに使用される。
【0004】図14に示す樹脂製バルブリフタ本体62
は、中間に円盤形状の仕切り部63を有し、前記仕切り
部63の外周部分の上側には環状の突部64を有してい
て、この環状の突部64の内側でシム受け部65が形成
されていると共に、仕切り部63の外周部分の下側には
環状のスカート部66を有し、仕切り部63とスカート
部66とで有底の筒状をなしていて、その底面には、外
側が同心円状の突出斜面67よりなり且つ内側が矩形状
の段付部68よりなるチップかしめ固定用凸部69を有
し、このチップかしめ固定用凸部69の内側で矩形状を
なすチップ嵌合用凹部70を形成し、底面とスカート部
66の内周面とのコーナー部分に傾斜部71を設けた構
造をなすものである。
【0005】そして、このチップ嵌合用凹部70に矩形
板状をなすバルブ軸端部当接用チップ72を嵌合したの
ち、チップかしめ固定用凸部69を加熱溶融してかしめ
ることによって、バルブ軸端部当接部分にバルブ軸端部
当接用チップ72を固定し、バルブ軸端部当接部分を耐
久性のあるものとした樹脂製バルブリフタとなるように
していた。
【0006】一方、図12および図13に示した樹脂製
バルブリフタの射出成形型51のうちの上型52は、図
12に示すように、樹脂製バルブリフタ本体62の外周
面を形成する円筒面52aと、環状の突部64の端面を
形成する環状面52bと、環状の突部64の内周側を形
成する円周面52cと、シム受け部65を形成する円形
平面52dと、軸心位置に設けたゲート52eを有する
ものとなっている。
【0007】また、下型53は、図12および図13に
示すように、スカート部66の端面をも形成する型合わ
せ面53aと、スカート部66の内周面を形成する円周
面53bと、傾斜部71を形成する傾斜部形成面53c
と、外側が同心円状の突出斜面67よりなり且つ内側が
矩形状段付部68よりなるチップかしめ固定用凸部69
を形成する凹状部53dと、チップ嵌合用凹部70を形
成する矩形状凸部53eをそなえた構造を有する。
【0008】そして、射出成形型51の上型52と下型
53とを型合わせした状態として、上型52に形成した
ゲート52eより軟化状態にある流動状の樹脂材料をキ
ャビティ内に流入させて射出成形し、その後離型するこ
とによって、図14に示した樹脂製バルブリフタ本体6
2を得る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の射出成形型51により成形された樹脂製バル
ブリフタ本体62を用いて樹脂製バルブリフタを得る場
合には、樹脂製バルブリフタ本体62に形成した矩形状
をなすチップ嵌合用凹部70内に、同じく矩形板状をな
すバルブ軸端部当接用チップ72を嵌合したのち、チッ
プかしめ固定用凸部69を加熱溶融してかしめることに
よって、チップ72を固定するようにしていたため、樹
脂製バルブリフタ本体62の射出成形とチップ72のか
しめ固定とが別工程となって、作業工程が多くかつ繁雑
なものとなり、コスト高につくという問題点があり、こ
のような問題点を解決することが課題であった。
【0010】
【発明の目的】本発明は、このような従来の課題にかん
がみてなされたものであって、樹脂製バルブリフタのバ
ルブ軸端部当接部分にバルブ軸端部当接用チップをそな
えたものとする場合において、樹脂製バルブリフタ本体
の射出成形と同時に前記チップの固定を行うことが可能
であって、チップの固定を著しく簡単に行うことができ
るようにすることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、有底の筒状を
なし且つ底面のバルブ軸端部当接部にバルブ軸端部当接
用チップをそなえたバルブリフタを流動状樹脂材料の射
出成形により成形する樹脂製バルブリフタの射出成形型
において、バルブ軸端部当接部の成形部分にチップ支持
部を設けると共に、前記チップ支持部で支持されたバル
ブ軸端部当接用チップのバルブ軸端部当接部側に流動状
樹脂材料の流入空間を形成した構成としたことを特徴と
している。
【0012】
【発明の作用】本発明に係わる樹脂製バルブリフタの射
出成形型では、上記した構成としているので、射出成形
型に流動状樹脂材料を供給したときには、バルブ軸端部
当接部の成形部分に設けられたチップ支持部において支
持されたバルブ軸端部当接用チップのバルブ軸端部当接
部側に形成された流動状樹脂材料の流入空間にも前記流
動状樹脂材料が流れ込むこととなり、樹脂材料の固化後
には上記流入空間に流れ込んだ樹脂材料がチップ保持部
として形成されて、前記チップ保持部によってバルブ軸
端部当接用チップが樹脂製バルブリフタ本体の射出成形
と同時にこの樹脂製バルブリフタ本体に保持されること
となる。
【0013】
【実施例】図1ないし図3は、本発明に係わる樹脂製バ
ルブリフタの射出成形型の一実施例を示すものであっ
て、図1ないし図3に示す樹脂製バルブリフタの射出成
形型1は、図1および図2に示すような上型2と、図2
および図3に示すような下型3をそなえており、図7な
いし図9に示す樹脂製バルブリフタ11を射出成形によ
り成形するのに使用されるものである。
【0014】図7ないし図9に示す樹脂製バルブリフタ
11は、中間に円盤形状の仕切り部13を有し、前記仕
切り部13の外周部分の上側には環状の突部14を有し
ていて、この環状の突部14の内側でシム受け部15が
形成されていると共に、仕切り部13の外周部分の下側
には環状のスカート部16を有し、仕切り部13とスカ
ート部16とで有底の筒状をなしていて、底面にはチッ
プ保持部17を有し、このチップ保持部17によって、
円盤形状をなす鉄鋼製のバルブ軸端部当接用チップ6が
保持されていて、このチップ6の中央で同心円形状に露
出した部分がバルブ軸端部当接部6aとなっていると共
に、周辺の4個所に空洞部20が形成されたものとなっ
ている。
【0015】一方、図1ないし図3に示した樹脂製バル
ブリフタの射出成形型1のうち、上型2は、図1および
図2に示すように、外径が30mmである樹脂製バルブ
リフタ11の外周面を形成する円筒面2aと、環状の突
部14の端面を形成する環状面2bと、環状の突部14
の内周側を形成する円周面2cと、シム受け部15を形
成する円形平面2dと、軸心位置に設けたゲート2eを
有するものとなっている。
【0016】また、下型3は、図2および図3に示すよ
うに、スカート部16の端面をも形成する型合わせ面3
aと、スカート部16の内周面を形成する円周面3b
と、上型2の円形平面2dとの間で円盤形状の仕切り部
13を形成する環状平面3cと、環状平面3cの内側に
形成したチップ支持部設定用凹状部3dを形成したもの
となっている。
【0017】そして、前記チップ支持部設定用凹状部3
dには、図5にも示すように、直角三角柱形状をなす基
部4aと、前記基部4aの直交面にそれぞれ設けた直交
立壁部4b,4cとで形成したコーナー用チップ支持部
材(チップ支持部)4を4個固定すると共に、図6にも
示すように、円柱形状をなすセンター用チップ支持部材
(チップ支持部)5を固定するようにしている。
【0018】この場合、図3に示すように、下型3に形
成したチップ支持部設定用凹状部3dには、その中央部
分にセンター用チップ支持部材5を配置すると共に、前
記中央部分を中心にして4個のコーナー用チップ支持部
材4を等間隔に矩形状に並べて、図4に示す正方形状を
なすバルブ軸端部当接用チップ6をセンター用チップ支
持部材5およびコーナー用チップ支持部材4に載置して
支持しうるようにし、前記バルブ軸端部当接用チップ6
のバルブ軸端部当接部6a側に流動状樹脂材料の流入空
間7が形成される構成となっている。
【0019】そして、この実施例における正方形状をな
す鉄鋼製のバルブ軸端部当接用チップ6は、一辺の長さ
が12mm,板厚が1mmのものであり、また、コーナ
ー用チップ支持部材4は、立壁部4b,4cの突出高さ
がx=1mm以上,立壁部4b,4cの幅がy=1.5
〜4mm,基部4aの支持部高さがz=0.2〜2m
m,立壁部4b,4cの厚さがT=0.5〜2.5mm
であり、センター用チップ支持部材5の支持部高さがz
=0.2〜2mm,直径がD=(チップに接触するバル
ブ軸端部の直径)+2mm以上のものとしており、この
ような直径のものとすることによって、成形後の樹脂製
バルブリフタをバルブ軸端部に円滑に取り付けることが
できるようにしている。
【0020】このような樹脂製バルブリフタの射出成形
型1において、上型2に形成したゲート2eより加熱軟
化した流動状の樹脂材料(例えば、繊維強化した樹脂材
料として、ポリエーテルケトン(PEK),ポリエーテ
ルスルホン(PES)等のスーパーエンジニアリングプ
ラスチックスに炭素繊維を30重量%混合した材料をゲ
ート付近での圧力約10000N,射出速度約60mm
/secの射出成形条件で圧入すると、流動状樹脂材料
は最初にチップ6に衝突するが、このチップ6はコーナ
ー用チップ支持部材4およびセンター用チップ支持部材
5に支持されているため殆んど動かず、流動状樹脂材料
はさらに流れて水平方向に放射状に充填されていくと共
に一部は支持部設定用凹状部3dを経て流入空間7に流
れ、コーナー用チップ支持部材4を包み込むと共にセン
ター用チップ支持部材5のまわりに充填される。
【0021】この後、射出成形型1より樹脂製バルブリ
フタ11を取り出すと、外径が30mmの樹脂製バルブ
リフタ1が得られ、図7ないし図9に示すように、セン
ター用チップ支持部材5が位置していた部位においてチ
ップ6が円形状に露出したバルブ軸端部当接部6aが形
成されていると共に、コーナー用チップ支持部材4が位
置していた部位においてこのコーナー用チップ支持部材
4と同形状の空洞部20が形成されたものとなってお
り、流動状樹脂材料が流入空間7に流入して形成された
チップ保持部17によって、バルブ軸端部当接用チップ
6が一体的に保持されたものとなっている。
【0022】図10は、樹脂成形後のバルブリフタ11
において、チップ6の上部側を直径5mmの鋼製丸棒2
1で押し付けることができるように仕切り部13に切り
抜き部18を形成し、前記鋼製丸棒21に荷重を加え、
チップ6が下方に抜けるときの荷重Wを測定することが
できるようにしたチップ押圧荷重試験要領を示すもので
ある。
【0023】そして、コーナー用チップ支持部材4およ
びセンター用チップ支持部材5の前記x,y,zおよび
T寸法を変化させた(直径D寸法は、バルブ軸端部の直
径が5mmであるものとしたため、7.0mmの一定と
した。)ときの各樹脂製バルブリフタ11についてそれ
ぞれチップ押圧荷重試験を行ったところ、表1に示す結
果であった。
【0024】
【表1】
【0025】表1より明らかなように、コーナー用チッ
プ支持部材4の立壁部4b,4cの突出高さ寸法xが1
mmよりも小さい比較例1の場合、立壁部4b,4cの
幅寸法yが1.5mmよりも小さい比較例2の場合、お
よび立壁部4b,4cの厚さ寸法Tが0.5mmよりも
小さい比較例4の場合には、射出成形時において流動状
樹脂材料の圧力および流れによってチップ6が傾斜した
状態でバルブリフタ内に取り付けられたため、荷重試験
を行うことができなかった。
【0026】また、コーナー用チップ支持部材4の基部
4aおよびセンター用チップ支持部材5の支持部高さ寸
法zが0.2mmよりも小さい比較例3の場合には流動
状態の樹脂材料がチップ6の裏面にわずかに形成された
流入空間7にほとんど侵入できないため、チップ押し荷
重試験に対する対抗強度は得ることができなかった。
【0027】一方、立壁部4b,4cの突出高さ寸法x
が1.0mm以上で増加しても、抜け荷重に大きな変化
はなく、立壁部4b,4cの幅寸法yが1.5mmから
4.0mmまで増加すると抜け荷重もほぼ増加するが、
比較例5のように5.0mmとなって4.0mmよりも
大きくなると抜け荷重が急激に低下した。
【0028】また、高さ寸法zは0.2mmから2.0
mmまで増加させると抜け荷重も増加する傾向にある
が、2.0mmを超えるとバルブスプリングのバネ定数
に悪影響を及ぼすため好ましくないことが認められた。
【0029】さらに、立壁部4b,4cの厚さ寸法Tに
ついては0.5mmから2.5mmまで増加すると抜け
荷重はいく分増加するか横ばい状態であるが、比較例6
のように3.0mmとなって2.5mmよりも大きくな
ると成形後の空洞部20が大きくなるためか抜け荷重が
急激に減少するものとなっていた。
【0030】このように、立壁部4b,4cの突出高さ
寸法xを1.0mm以上、立壁部4b,4cの幅寸法y
を1.5〜4.0mm,立壁部4b,4cの厚さ寸法T
を0.5〜2.5mm,支持部高さ寸法zを0.2〜
2.0mmとすることによって、抜け荷重を大きなもの
とすることができ、チップ押しの際の対抗強度を大きな
ものにすることができた。
【0031】また、本実施例において採用した射出成形
型1を用いて成形した樹脂製バルブリフタ11では、チ
ップ6の周辺に空洞部20が形成されたものとなってい
るため、温度が変化したときにおける樹脂製バルブリフ
タ本体と鉄鋼製チップとの間における熱膨張・熱収縮の
差による弊害を除去する作用を得ることができるものと
なっていた。
【0032】上述した実施例においては、バルブ軸端部
当接用チップ6の形状が矩形(正方形)状をなすもので
あったが、図11の(a)〜(g)に示すように、六角
形,八角形,三角形,楕円形のものとしたり、適宜の切
欠き6bや出張り6cを設けたものとしたりすることが
でき、チップ6が角形状をなす場合には、適宜数のコー
ナー用チップ支持部材4とセンター用チップ支持部材5
とを用いてチップ6を支持し、チップ6が円形状をなす
場合には、円周方向に等間隔のサークル用チップ支持部
材とセンター用チップ支持部材とを用いてチップ6を支
持すると共に、チップ6のバルブ軸端部当接部6a側に
流動状樹脂材料の流入空間7を形成するようにすること
も可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係わ
る樹脂製バルブリフタの射出成形型によれば、上述した
構成としたから、樹脂製バルブリフタのバルブ軸端部当
接部分にバルブ軸端部当接用チップをそなえたものとす
る場合において、樹脂製バルブリフタ本体の射出成形と
同時に前記チップの固定を行うことが可能であり、従来
のように、樹脂製バルブリフタ本体を射出成形したのち
に前記チップの固定を行う必要がないため、チップの固
定を著しく簡単にそしてまた精度良く行うことが可能に
なるという著しく優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による樹脂製バルブリフタの
射出成形型のうち、上型の底面説明図である。
【図2】本発明の一実施例による樹脂製バルブリフタの
射出成形型の縦断面説明図である。
【図3】本発明の一実施例による樹脂製バルブリフタの
射出成形型のうち、下型の平面説明図である。
【図4】バルブ軸端部当接用チップの斜面説明図であ
る。
【図5】コーナー用チップ支持部材の斜面説明図であ
る。
【図6】センター用チップ支持部材の斜面説明図であ
る。
【図7】本発明の実施例により射出成形された樹脂製バ
ルブリフタの平面説明図である。
【図8】本発明の実施例により射出成形された樹脂製バ
ルブリフタの縦断説明図である。
【図9】本発明の実施例により射出成形された樹脂製バ
ルブリフタの底面説明図である。
【図10】本発明の実施例により射出成形された樹脂製
バルブリフタのチップに対して押圧力を加えるチップ押
圧荷重試験の概要を示す縦断面説明図である。
【図11】バルブ軸端部当接用チップの形状例を示す説
明図である。
【図12】従来の樹脂製バルブリフタの射出成形型を示
す縦断面説明図である。
【図13】図12に示した射出成形型のうち下型の平面
説明図である。
【図14】従来の射出成形型によって射出成形された樹
脂製バルブリフタの縦断面説明図である。
【符号の説明】
1 樹脂製バルブリフタの射出成形型 2 上型 3 下型 4 コーナー用チップ支持部材(チップ支持部) 5 センター用チップ支持部材(チップ支持部) 6 バルブ軸端部当接用チップ 6a チップのバルブ軸端部当接部 7 流動状樹脂材料の流入空間 11 樹脂製バルブリフタ 13 仕切り部 15 シム受け部 16 スカート部 17 チップ保持部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底の筒状をなし且つ底面のバルブ軸端
    部当接部にバルブ軸端部当接用チップをそなえたバルブ
    リフタを流動状樹脂材料の射出成形により成形する樹脂
    製バルブリフタの射出成形型において、バルブ軸端部当
    接部の成形部分にチップ支持部を設けると共に、前記チ
    ップ支持部で支持されたバルブ軸端部当接用チップのバ
    ルブ軸端部当接部側に流動状樹脂材料の流入空間を形成
    したことを特徴とする樹脂製バルブリフタの射出成形
    型。
JP27247993A 1993-10-29 1993-10-29 樹脂製バルブリフタの射出成形型 Pending JPH07125006A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1033223A1 (de) * 1999-03-02 2000-09-06 SULO EISENWERK Streuber & Lohmann GmbH & Co. KG Verfahren zum Einspritzen eines elektronischen Chips in einem Spritzgussteil in einem einzigen Spritzschritt
JP2012076250A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Nihon Covidien Kk 皮下埋込ポート構成部品用の成形金型、皮下埋込ポート及びその製造方法

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