JPH07124898A - 超音波式カッター装置 - Google Patents

超音波式カッター装置

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Publication number
JPH07124898A
JPH07124898A JP29456893A JP29456893A JPH07124898A JP H07124898 A JPH07124898 A JP H07124898A JP 29456893 A JP29456893 A JP 29456893A JP 29456893 A JP29456893 A JP 29456893A JP H07124898 A JPH07124898 A JP H07124898A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
axial center
center
tip
workpiece
Prior art date
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Pending
Application number
JP29456893A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahide Matsumoto
政秀 松本
Tomoyuki Fujisaki
智幸 藤崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP29456893A priority Critical patent/JPH07124898A/ja
Publication of JPH07124898A publication Critical patent/JPH07124898A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンディタイプの超音波式カッター装置にお
いて、被加工物を効率よく切断できるようにする。 【構成】 長身のカッター3を使用するハンディタイプ
の超音波式カッター装置1において、カッター3を嵌着
する把手本体2の嵌着孔4aの軸心a上に対して、カッタ
ー3を、基端部を同軸に合わせると共に、中間部を軸心
aに間隔bを開けて平行に延長し、先端部を折り曲げて
軸心aに対し反対側に位置させた形状にした。カッター
3の先端部と中間部が軸心aに対して反対側の位置にあ
り、カッター3の先端が軸心a上に戻る動きをするため
カッター3の重心位置の中心からのずれ量がわずかで済
み、負荷に対する効率が良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長身のカッターを有す
るハンディタイプの超音波式カッター装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、超音波式カッター装置は本体に
カッターを取付け、その軸方向に振動させて被加工物を
切断するようになっている。カッター装置が固定型で被
加工物を所定位置に設置するタイプでは、切断作業であ
るカッターの押し当て力や超音波の出力を容易に加減す
ることができる。また、被加工物の種類や細工形状によ
りカッターを取り替えて切断する。
【0003】被加工物をカッター装置の載置台に設置で
きない場合はハンディタイプのものを使用することにな
る。特開平4-317651号公報では短尺な先端の丸いカッタ
ーを有するハンディタイプのカッター装置が開示されて
いる。
【0004】図5に示すカッター装置1は、把手本体2
に長身のカッター3を取付けたものである。このカッタ
ー3の基部はクランク状に倣って二箇所を曲げてあり、
把手本体2のホーン4に挿通してねじで締付けるように
なっている。ホーン4は把手本体2に収納した振動子5
に接続され超音波振動を伝達する。また、振動子5はコ
ード6を介して外部装置と結線されている。使用に当た
っては、外部装置あるいは把手本体2に有するスイッチ
を入れ、カッター3を、任意の位置に固定した被加工物
に押し当てて切断作業をする。このほか、先端を曲げた
カッター3(図6参照)を取替え、使用する場合があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被加工物を
固定しても把手本体2を持つので、カッター装置1のカ
ッター3の作用方向を安定にするために、カッター3と
被加工物との接点に切断力のほか支持力をかけたりする
ので、切断効率を悪くし、また、カッター3が変形する
ような力が加わったりすると振動子5にかかる負荷が大
きくなり振動出力が低減する虞がある。
【0006】本発明は、ハンディタイプの超音波式カッ
ター装置において、カッター3を被加工物に押し当てた
とき効率よく切断できる超音波式カッター装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、長身のカッターを使用するハンディタイプ
の超音波式カッター装置において、前記カッターを嵌着
する把手本体の嵌着孔の軸心上に対して、該カッター
を、基端部を同軸に合わせると共に、中間部を軸心に間
隔を開けて平行に延長し、先端部を折り曲げて前記軸心
に対し反対側に位置させた形状にしたことを特徴とす
る。
【0008】
【作用】本発明は上記のように構成したものであるか
ら、把手本体の装着したカッターを被加工物に押し当て
ても、カッターの先端部と中間部が軸心に対して反対側
の位置にあり、カッターの先端が軸心上に戻る動きをす
るためカッターの重心位置の中心からのずれ量がわずか
で済む。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1に示すように、ホーン4には軸心aに沿
って嵌着孔4aが開けられ長身のカッター3を嵌着してい
る。カッター3は、その基端部が同軸に延び、中間部は
折り曲げられて軸心aと間隔bを開け平行に延び(オフ
セット位置)、先端部は直角に曲げて軸心aに対し反対
側に位置している。この先端部の先端が作用部であり、
アーム長さはホーン4の先端からカッター3の軸心上の
先端である。
【0010】図2に示すように、カッター装置1は外部
装置7とコード6で結線されており、コード6は差し込
み式で外部装置7と離れるようになっている。外部装置
7はスイッチと出力の調整つまみを取付け超音波の出力
信号を出すものである。把手本体2にはコード6と接続
した振動子5が収納され、振動子5に連結したホーン4
は枠体2aと分離し軸方向に振動可能にされている。
【0011】ここで、カッター3を被加工物に、直角よ
りわずかにずらして押し当てると、カッター部の重心位
置のずれはその先端の変位量に比例する(図3参照)。
このことはカッター装置の性能に及ぼすことは前述した
通りである。また、そのための負荷の効率が悪くなる
(図4参照)。
【0012】これら図3、図4のグラフは、カッター3
の全長を1としたとき、カッター3の重心位置の中心か
らのずれ量とカッター3の先端の変位量(y方向)との
関係と、負荷量と変位量との関係を、カッター3のアー
ム長さをファクタとして成立する線形関係を有限要素法
によって求めたものである。この結果、カッター3の先
端のぶれ量と振動子5にかかる負荷の関係はこの実験に
よって、ぶれ量が大きいと振動子5の負荷が上昇し、切
断性能を損なうことが分かる。換言すれば、カッター3
の長さが長くなっても、軸心aからの重心のずれが少な
ければ少ない程、カッター3の先端のぶれ量も少なくな
ることである。
【0013】図1に示す形状のカッター3では先端を被
加工物に押し当てると、先端は軸心aに近い方に曲げら
れ、中間部は軸心aから反るようになるが、重心の軸心
からのずれは従来品より少なくなり、振動子5の負荷を
低減することができ切断性能を向上させることができ
る。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成した超音波
式カッター装置であるから、長身のカッターのオフセッ
ト位置に折り曲げた中間部とオフセット位置より反対側
に位置する先端部とにより、カッターの重心位置を軸心
上に配置でき、励振時のカッター先端のぶれ変位を抑止
できる。また、設計時にカッターの重心位置と励振時の
カッター先端の変位量との間の簡単な線形関係を利用す
ることにより、用途によって異なる長さのカッターに対
しても有効な設計指針が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例の超音波式カッター装置に
装着した長身のカッターの形状を示す側面図である。
【図2】図1に示すカッターを操作する超音波式カッタ
ー装置の全体図である。
【図3】図1に示すカッターを被加工物に接触させたと
きの位置関係を示すグラフである。
【図4】図1に示すカッターを被加工物に接触させ作動
させたときの負荷変動を示すグラフである。
【図5】従来の超音波式カッター装置の側面図である。
【図6】図5に示すカッター装置の他の替え刃を示す側
面図である。
【符号の説明】
1 カッター装置 2 把手本体 3 カッター 4a 嵌着孔 a 軸心 b 間隔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長身のカッターを使用するハンディタイ
    プの超音波式カッター装置において、前記カッターを嵌
    着する把手本体の嵌着孔の軸心上に対して、該カッター
    を、基端部を同軸に合わせると共に、中間部を軸心に間
    隔を開けて平行に延長し、先端部を折り曲げて前記軸心
    に対し反対側に位置させた形状にしたことを特徴とする
    超音波式カッター装置。
JP29456893A 1993-10-30 1993-10-30 超音波式カッター装置 Pending JPH07124898A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29456893A JPH07124898A (ja) 1993-10-30 1993-10-30 超音波式カッター装置

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JP29456893A JPH07124898A (ja) 1993-10-30 1993-10-30 超音波式カッター装置

Publications (1)

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JPH07124898A true JPH07124898A (ja) 1995-05-16

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ID=17809472

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29456893A Pending JPH07124898A (ja) 1993-10-30 1993-10-30 超音波式カッター装置

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JP (1) JPH07124898A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011118208A1 (de) * 2011-11-11 2013-05-16 Artech Ultrasonic Systems Ag Ultraschall-Schneidevorrichtung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011118208A1 (de) * 2011-11-11 2013-05-16 Artech Ultrasonic Systems Ag Ultraschall-Schneidevorrichtung

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