JPH0712430U - 放香性造花 - Google Patents

放香性造花

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Publication number
JPH0712430U
JPH0712430U JP4583993U JP4583993U JPH0712430U JP H0712430 U JPH0712430 U JP H0712430U JP 4583993 U JP4583993 U JP 4583993U JP 4583993 U JP4583993 U JP 4583993U JP H0712430 U JPH0712430 U JP H0712430U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
artificial flower
fragrance
artificial
flower
destructible
Prior art date
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Pending
Application number
JP4583993U
Other languages
English (en)
Inventor
條太郎 岸
Original Assignee
相互発條株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 相互発條株式会社 filed Critical 相互発條株式会社
Priority to JP4583993U priority Critical patent/JPH0712430U/ja
Publication of JPH0712430U publication Critical patent/JPH0712430U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 造花につけた芳香を長期間持続せしめ、造花
の揺らぎによってほのかな香りを漂わせ放香に微妙なリ
ズムをもたせる。 【構成】 合成樹脂成形品または布材によって形成した
造花部品10の表面に破壊放香性超微粒子6を配置す
る。破壊放香性超微粒子6は、揮発性芳香剤またはその
溶液からなる芳香剤7を超マイクロカプセル8に封入し
た構造になり、膜厚を調節して軽い接触刺激によって超
マイクロカプセル8が破壊する構造にし、練り込み或は
コーティング等により配置し、造花が風によって搖れた
り或は手で触ったりしたときの刺激により微香を発する
ことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は造花から特定の芳香を長時間放出するようになる放香性造花に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、生活の中に匂いを演出することへの関心が高まるにつれ、種々の芳香剤 や放香用品が使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしこの種の従来の上記芳香剤や放香用品は、直接的に芳香剤からの香気を 徐々に空気中に拡散させるものであり、芳香剤の表面積を変えたり香気放出口の 開口度を加減して香量を調節している。このため使用中、略一定濃度の香気が部 屋中に充満してすがすがしい匂いが得られないと共に、連続した強い匂い刺激に よって嗅覚が麻痺してしまう問題を有していた。
【0004】 本考案は上記問題に鑑みて成されたものであり、造花につけた芳香が長期間持 続すると共にその放香に微妙なリズムをもたせ、造花の揺らぎに従ってほのかな 香りを漂わせるようにした新規構造の放香製造花を提供することを目的とするも のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案に係る放香性造花は、合成樹脂成形品または布材によって形成し た造花の少なくとも表面に、揮発性芳香剤またはその溶液を超マイクロカプセル に封入した破壊放香性超微粒子を、練り込み或はコーティング等により配置した ことを要旨とするものである。
【0006】 上記造花の布材料を構成する糸の少なくとも部分的なフィラメントを、破壊放 香性超微粒子をその断面内または表面に有する合成樹脂フィラメントによって構 成し、破壊放香性超微粒子の超マイクロカプセルに封入した揮発性芳香剤または その溶液の香種を、形成した造花の実花匂いと近似させることが好ましい。
【0007】
【作用】
超マイクロカプセルは、その膜厚を調節することにより、軽い接触刺激によっ て破壊させることが可能となる。上記破壊放香性超微粒子は、超マイクロカプセ ルに揮発性芳香剤またはその溶液を封入した構造になっているため、該超マイク ロカプセルが破壊されると揮発性芳香剤またはその溶液が流れ出して放香する。 そして、該破壊放香性超微粒子を表面または布材料のフィラメント中に配置した 造花では、該造花が風によって搖れたり或は手で触ったりすると、該超マイクロ カプセルが破壊するため微香を発する。
【0008】 従って、実花の匂いと近似した揮発性芳香剤またはその溶液を使用することに よって、風に乗って、または接触によって時折薄い香りが漂うような香気環境を 構成することができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に係る放香性造花の実施例を図面に従って説明する。 図1乃至図4は造花部品の材料として布帛を使用した第一の実施例を示すもの である。符号1は造花を構成している花弁、符号2は葉である。該花弁1と葉2 は織布または不織布等の布帛からなる布材料から切り抜き、型付け、着色してそ れぞれ構成して成る。
【0010】 上記花弁1または葉2を構成している布帛は、図2及び図3に示すように、糸 3を織成するかまたは絡めた織布または不織布によって構成されており、該糸3 は、多数の合成樹脂または天然繊維フィラメント4,4…と、合成樹脂フィラメ ントの繊維中に破壊放香性超微粒子6,6…を封入した放香性合成樹脂フィラメ ント5,5…を撚成して構造になる。
【0011】 上記破壊放香成超微粒子5は、図4に示すように、揮発性芳香剤またはその溶 液からなる芳香剤7を合成樹脂材料からなる超マイクロカプセル8に封入した構 造になり、軽い接触刺激によって破壊するようにその膜厚を調節してなる。 上記芳香剤7は、揮発性芳香剤またはその溶液を、形成した造花の花弁1また は葉2の匂いを実花の匂いと近似する香種とする。
【0012】 上記破壊放香性超微粒子5は、超マイクロカプセル8に芳香剤7を封入した構 造になっているため、該超マイクロカプセル8が破壊されると芳香剤7が流れ出 して放香する。そして放香性造花では、該造花が風によって搖れたり或は手で触 ったりすると、その刺激で超マイクロカプセル8が破壊し、その都度微香を発す る。
【0013】 次に図5及び図6は、ビニル等の合成樹脂によって花弁や葉となる造花部品1 0を成形した造花における実施例を示すものである。 本実施例の放香性造花は、ビニル樹脂等の造花部品10の表面には、前述した 破壊放香性超微粒子5を混練した塗装膜11が被装してあり、該破壊放香性超微 粒子5が前記第一の実施例と同様に、揮発性芳香剤またはその溶液からなる芳香 剤7を合成樹脂材料からなる超マイクロカプセル8に封入した構造になり、軽い 接触刺激によって破壊するようにその膜厚を調節してなる。
【0014】 尚、上記破壊放香性超微粒子5を、造花部品10の肉厚内に練り込み一体化す ることによっても実施することができることはいうまでのない。 更に、上記構成になる放香性造花は、芳香剤7を実花の匂いと近似した揮発性 芳香剤またはその溶液を使用することにより、造花の搖れまたは接触によって時 折薄い香りが放出され、香気濃度変化のある香気環境を構成することができる。
【0015】
【考案の効果】
以上述べたように本考案に係る放香性造花によれば、揮発性芳香剤またはその 溶液を封入した超マイクロカプセルの膜厚を調節することにより、軽い接触刺激 によって破壊させることが可能となり、芳香剤が流れ出して放香する。そして、 該造花が風によって搖れたり或は手で触ったりすると、該超マイクロカプセルが 破壊して微香を発するようになり、実花の匂いと近似した芳香剤を使用すること によって、風に乗って、または接触によって時折薄い香りが漂うような香気環境 を長期間保つことができる特徴を有するものであり、本考案実施後の実用的効果 は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る放香性造花の第一の実施例を示す
造花の部分を示す斜視図である。
【図2】同造花部品の要部拡大断面図である。
【図3】同造花部品を構成している布帛糸の拡大図であ
る。
【図4】同布帛糸の放香性合成樹脂の断面を示す顕微鏡
拡大図である。
【図5】本考案の第二の実施例を示す造花部品の一部切
欠した斜視図である。
【図6】同要部の顕微鏡拡大図である。
【符号の説明】
1 花弁 2 葉 3 糸 4 フィラメント 5 放香性合成樹脂フィラメント 6 破壊放香性超微粒子 7 芳香剤 8 超マイクロカプセル 10 造花部品 11 塗装膜

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂成形品または布材によって形成
    した造花の少なくとも表面に、揮発性芳香剤またはその
    溶液を超マイクロカプセルに封入した破壊放香性超微粒
    子を、練り込み或はコーティング等により配置したこと
    を特徴とする放香性造花。
  2. 【請求項2】 前記造花の布材料を構成する糸の少なく
    とも部分的なフィラメントが、破壊放香性超微粒子をそ
    の断面内または表面に有する合成樹脂フィラメントであ
    る請求項1記載の放香性造花。
  3. 【請求項3】 破壊放香性超微粒子の超マイクロカプセ
    ルに封入した揮発性芳香剤またはその溶液の香種が、形
    成した造花の実花匂いと近似していることを特徴とする
    請求項1記載の放香性造花。
JP4583993U 1993-07-30 1993-07-30 放香性造花 Pending JPH0712430U (ja)

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JP4583993U JPH0712430U (ja) 1993-07-30 1993-07-30 放香性造花

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JP4583993U JPH0712430U (ja) 1993-07-30 1993-07-30 放香性造花

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JPH0712430U true JPH0712430U (ja) 1995-02-28

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ID=12730398

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JP4583993U Pending JPH0712430U (ja) 1993-07-30 1993-07-30 放香性造花

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10292215A (ja) * 1997-04-15 1998-11-04 Fukujiyu Corp:Kk 機能性人工観賞用植物およびその製造法

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