JPH0712428B2 - 脱臭材およびこれを用いた脱臭方法 - Google Patents

脱臭材およびこれを用いた脱臭方法

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JPH0712428B2
JPH0712428B2 JP16090389A JP16090389A JPH0712428B2 JP H0712428 B2 JPH0712428 B2 JP H0712428B2 JP 16090389 A JP16090389 A JP 16090389A JP 16090389 A JP16090389 A JP 16090389A JP H0712428 B2 JPH0712428 B2 JP H0712428B2
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sludge
odor
deodorizing
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human waste
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睦裕 小杉
広治 太田
栄実 柴田
喜良 鈴木
紅矢 佐藤
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日本加工製紙株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/40Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse

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  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、脱臭材に関するものである。特に、製紙工場
より排出される廃水から得られる固形分の処理およびそ
の有効利用を目的に検討した結果、下水道または屎尿処
理汚泥と、それを原料とした土壌改良材(堆肥)の脱臭
に効果的であることを見出し本発明を完成させたもので
ある。
〔従来の技術〕
近時、都市環境整備の一環として、都市下水道の整備普
及には著しいものがあり、下水道または屎尿処理設備
が、各自治体によつて建設されている。現在、これらの
処理設備によつて回収される汚泥は、埋め立などに利用
されており、その他各種利用法も検討されている。
しかるに、回収される汚泥は、年々増加しており、埋め
立て地の確保も困難となつてきている。このため、早急
にその他の有効利用法が迫られている。その一つとし
て、農園芸用の土壌改良材(堆肥)としての利用法があ
る。
周知の通り下水道または屎尿処理汚泥は、可なり強度の
臭気を有しており、作業環境上その取り扱いには問題が
あり、苦慮しているのが実情である。
一方、製紙産業は、近年生産効率の点から製造され規模
が大きくなつてきており、製紙工場より排出される廃水
量も莫大な量になり、それに含まれる固形分量も多くな
つて来ている。現在、この製紙廃水は、生物処理および
化学処理をし、法律および県条例等で定められた厳しい
基準値以下に浄化して、海洋河川水域に放流されてい
る。すなわち、製紙工場から排出される廃水中の固形分
は、廃水処理工程で濃縮、脱水されペーパースラッジと
して回収され、焼却され、合法的な処分地に埋め立て処
分されるか、または土地改良材その他各種用途に利用さ
れている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに、ペーパースラッジの発生量は、製紙工場の生
産規模の大型化に伴つて多くなつて来ており、産業廃棄
物としての処分地確保困難な問題、あるいはペーパース
ラッジまたはその焼成物の用途開拓の問題等を抱えるて
いる。
〔問題を解決するための手段〕
本発明者は、ペーパースラッジを焼却して得られる焼成
物の有効利用について鋭意検討の結果、焼成物により下
水道または屎尿処理からの汚泥とその利用時の臭気解消
の問題を解決することに成功し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、製紙工場より排出される廃水中に
含まれる固形分を濃縮、脱水して回収されるペーパース
ラッジを焼却して得られる焼成物からなることを特徴と
する脱臭材である。
〔発明の作用および態様〕
一般的に、製紙工場は、パルプ製造工程、填料添加を含
む抄紙工程、時には顔料コーテイングを含む塗工工程か
ら成り立つている。そして、それぞれの各工程からは、
多かれ少なかれ廃水が排出される。すなわち、バルプ工
程からは、パルプの洗浄工程、漂白工程および精選工程
からセルロース繊維とその他の不純物を含んだ廃水が排
出される。また、抄紙工程からは、叩解されたバルブ紙
料、無機顔料からなる充填剤およびその他の助剤を含ん
だ抄紙廃水が排出される。そして、塗工工程からは、主
として無機のコーテイング顔料を含んだ廃水が排出され
る。これら各工程から排出される廃水は、一括して全量
を生物処理および化学処理を経てから、固形分を分離
し、法律および県条例で定められた厳しい基準値以下に
浄化して、公共河川水域に放流されている。
この廃水処理工程で分離された固形分は、スクリュープ
レス等の脱水機で脱水処理され、ペーパースラッジとし
て回収される。
かくして回収されたペーパースラッジは、全量焼却炉で
焼却度合を調節されつつ焼却されて焼成物は得られる。
次いで、この焼成物は、間接冷却コンベアーを通し吸湿
を最低限に調整しながら冷却され、振動スクリーンにか
けて所望の粒度に揃え、要望される荷姿で製品として出
荷される。
一方、回収される下水道または屎尿処理汚泥は、自然の
循環サイクルに乗せ、資源として有効利用が図られてい
る。すなわち、下水道または屎尿処理汚泥を一定条件下
で発酵を行ない水分30〜70%程度の固形物として回収さ
れ、農園芸用の土壌改良材(堆肥)として有効利用され
ている。
しかるに、かくして下水道または屎尿処理汚泥から得ら
れる固形物は、極めて強烈は臭気を有しており、作業を
始め、その后の取扱いを著しく阻害している。現在、そ
の脱臭対策としては、高価な活性炭が有効とされている
が、ランニングコストが高く、維持管理の面で苦慮して
いるのが実情である。
本発明は、下水道または屎尿処理汚泥の臭気対策の一と
して、製紙工場より排出される廃水中に含まれる固形分
を濃縮、脱水して回収されるペーパースラッジを調節し
つつ、炭素分として3〜30%、好ましくは20%程度含む
ように焼却して得られる焼成物で臭気を解消出来ること
を見出し完成させたもので、製紙廃水および下水道また
は屎尿廃水中に含まれる固形分をうまく結合させ、両者
を再生資源として有効利用したものである。
すなわち、下水道または屎尿処理汚泥を一定条件下で発
酵させると、水分30〜70%程度の固定物すなわち土壌改
良材(堆肥)が得られる。この固形物に、ペーパースラ
ッジを焼却して得られる焼成物を混合することにより臭
気を解消することが出来る。下水道または屎尿処理汚泥
からの固形分に対する焼成物の混合比率は、少なくとも
15%あれば充分である。焼成物が混合された下水道また
は屎尿処理汚泥からの固形物は、一定期間を経て脱臭さ
れてから製品化され、農園芸用の土壌改良材として利用
され、製紙工場および下水道または屎尿設備から発生す
る廃棄物を再生資源として有効に利用することができ
る。
〔実施例〕
さらに、実施例によつて本発明を説明する。
〔実施例1〕 生物処理および化学処理された製紙廃水を沈殿槽に通
し、廃水中の固形分を分離した。次いで、分離した固形
分をスクリユープレスで脱水してペーパースラッジを得
た。更に、このペーパースラッジを焼却炉(温度約700
℃)で20%の炭素分を残して焼却し、本発明の焼成物を
得た。
一方、下水道または屎尿処理汚泥を好気性醗酵させて得
られた固形物(水分60%)200grを採取し、焼成物を固
形分に対して20%混合し密閉容器に入れ、2週間後に臭
気をチエツクした。その結果、臭気は殆んど感じられな
かつた。
〔実施例2〕 実施例1と同様にして焼成物を固形分に対して30%混合
した結果は、同様に臭気は殆んど感じられなかつた。
〔実施例3〕 実施例1と同様にして焼成物を固形分に対して15%混合
した結果は、同様に臭気は殆ど感じられなかつた。
[比較例] [比較例1] 実施例1において、焼成物を固形分に対して10%混合し
た結果は、臭気が若干感じられた。
[比較例2] 下水道または屎尿処理汚泥を好気性発酵させて得られた
固形物(水分60%)のみを用いて、実施例1と同様の方
法で臭気をチエツクした結果は、臭気がひどく感じられ
た。
[試験結果表] 実施例1〜3、比較例1〜2の試験結果は次表のとおり
であった。
[臭気の判定基準] 臭気は人の臭覚により次の基準により判定した。
◎・・・臭気全くなし。 ○・・・臭気殆どなし。
△・・・臭気若干あり。 ×・・・臭気あり。
××・・・臭気ひどくあり。
〔発明の効果〕
本発明の焼成物からなる脱臭材は、下水道または屎尿処
理汚泥を発酵させた固形物に対して少なくとも15%混合
することにより臭気を解消させることが出来ることが判
る。本発明の焼成物からな脱臭材は、従来その取り扱い
が厄介であつた製紙廃水の固形分から得られたもので、
製紙廃水の固形分の有効利用の道を拓き、同時に、悪臭
の可なり強い下水道または屎尿処理汚泥の臭気対策に効
果的である。したがつて、本発明の焼成物からなる脱臭
材の利用価値は極めて大なるものがある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製紙工場より排出される廃水中に含まれる
    固形分を濃縮、脱水して回収されるペーパースラッジ
    を、炭素分として3〜30%含むように焼却して得られる
    焼成物からなる脱臭材。
  2. 【請求項2】1項記載の脱臭材を下水道または屎尿処理
    汚泥およびそれを用いた土壌改良材(堆肥)に対して15
    %以上配合した脱臭方法。
JP16090389A 1989-06-26 1989-06-26 脱臭材およびこれを用いた脱臭方法 Expired - Lifetime JPH0712428B2 (ja)

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JPH0326335A JPH0326335A (ja) 1991-02-04
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DE4200848C1 (en) * 1992-01-15 1993-06-17 Gkn Automotive Ag, 5200 Siegburg, De Synchronous rotating ball joint - with selective hardening of guide surfaces and ball paths
JPH05212398A (ja) * 1992-02-04 1993-08-24 Harunobu Takita 製紙工場排水スラッジからの焼結体の製造方法

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