JPH07124266A - Idタグ付き安全ロープおよび安全ロープの管理装置 - Google Patents

Idタグ付き安全ロープおよび安全ロープの管理装置

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JPH07124266A
JPH07124266A JP5297338A JP29733893A JPH07124266A JP H07124266 A JPH07124266 A JP H07124266A JP 5297338 A JP5297338 A JP 5297338A JP 29733893 A JP29733893 A JP 29733893A JP H07124266 A JPH07124266 A JP H07124266A
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rope
safety
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守 小林
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Kodensha Co Ltd
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KOUDENSHIYA KK
Kodensha Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全性、作業性、耐久性および信頼性の高い
安全ロープとそれを用いた効率の高い管理装置を提供す
る。 【構成】 安全ロープ3には、高所作業中に万一転落事
故が起きたとき、身体に過大な衝撃がかからないように
ショックアブソーバ3dがロープ部3eの中間に介挿さ
れている。このショックアブソーバ3dとの接続部の輪
状をなすロープ部分に取付ワイヤ8を通し、さらにID
タグ4の中心に穿設された小孔にもワイヤ8を通した上
でそのワイヤ8の両端が揃えられて固着されている。I
Dタグ4は、IDタグ読取装置のアンテナから電波信号
を受けるとコイルを介した電磁誘導により電源とクロッ
クを受け内蔵のメモリのデータを読取り、応答信号を変
調し、上記アンテナへ返信する回路を有し、これがワン
チップにIC化され且つ外付け部品のコイルと共に円板
状にモールドされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IDタグ付き安全ロー
プおよび安全ロープの管理装置に係わり、特に、鉄塔等
での高所作業現場の命綱である安全ロープおよびその管
理を行うための管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、建造物等における高所作業時
に用いられる安全ロープは、建造物の各層毎に取付け使
用され、上層への移動時には下層で使用した安全ロープ
はそのまま残し、上層の組立作業時は新たに上層の部材
に安全ロープを設ける手順を採る。使用した安全ロープ
は、作業が完了後に上方から順次撤去するようにしてい
る。
【0003】この様な使用方法を採るため一つの工事現
場だけでも安全ロープの使用量は膨大となる。送電線の
鉄塔1基を建設するのに300本以上となり、1000
本程度使用されることも珍しくない。また、使用される
安全ロープの種類も、安全性,作業性,利便性等を考慮
して多種多様にわたる。
【0004】ここで、送電線張架用の鉄塔におけるキー
ロック方式安全ロープの使用例について概説する。
【0005】上記キーロック方式とは、安全ベルトに装
着したキーロック本体に、予め鉄塔上に配置した安全ロ
ープを次々と連結して移動および作業を行う方式で、常
に1本以上の安全ロープで万一の落下事故時の身体を保
護するものである。
【0006】図12は、建設中の鉄塔の正面図である。
同図において、使用される安全ロープの主要なものは、
鉄塔へ登るに際し最初に付ける円板状のタブレット21
(図17にその詳細図を示す),鉄塔部材に予め取付
け、安全ベルトのキーロック本体と連結しK型垂直ロー
プやK型ハリップで移動できない個所で用いる汎用的な
K1型移動ロープ22,K型垂直ロープ、K型ハリッ
プ、K1型移動ロープで移動できない個所で用いるK2
型移動ロープ23およびK型垂直ロープに取付けた後、
安全ベルトのキーロック本体と連結するK型ロリップ2
6,水平移動時に用いるK型ハリップ子綱24,ガイド
レール29と連結し鉄塔の昇降に用いるK型ハイスロー
25,電線上の移動に用いるK型スペーサー用リングロ
ープ27等である。前掲以外の型式および同一型式にお
けるロープ長等の部品の異なる物などもある。
【0007】図13〜図18は、安全ロープおよびキー
ロック本体の各部構成を示し、このうち図13は、安全
ベルトの外観構成を示す正面図、図14は、キーロック
本体の一部を破断して示す側面図、図15は、キーロッ
ク本体の機能を説明するためにその内部構成を一部破断
して示す正面図、図16は、図15の平面横断面図、図
17は、タブレットの外観構成を示す平面図、図18
は、安全ロープの一構成例を示す平面図である。
【0008】先ず作業者は、安全ベルト1を腰に装着す
る。この安全ベルト1には、キーロック本体2が取付け
られており、鉄塔上で作業に携わる間は、何れかの安全
ロープ3とキーロック本体2とは連結され、これにより
作業者は、鉄塔との結合が常時保たれ安全が確保される
ことになる。
【0009】キーロック本体2は、図13および図14
のように安全ベルト1の外締めベルトに取付けられ、安
全ロープ3の人体側の端末に取付けられたロックレバー
3aと連結する装置である。キーロック本体2には、ロ
ックレバー3aの挿入口が2箇所あり、一方にロックレ
バー3aを差し込むと本体内部のロックピン3bが作動
して、そのロックレバー3aをロックする。このロック
状態は、もう一方のロックレバー挿入口に他のロックレ
バー3aを差し込み、内側に傾けることによって他方が
解除され、先に差し込んだロックレバー3aは解放され
る。故に、常に何れかのロックレバー3aが連結されて
いる。
【0010】作業者は、例えば、鉄塔昇降機28で鉄塔
に登る際に図17に示すタブレット21を取付け、作業
に入る時に安全ロープと差し替える。作業が終了し鉄塔
から離れる際に、不図示のマスターキーでタブレットを
外すまで、常に何れかのロックレバー3aがキーロック
本体2に接続されている。
【0011】上記各種の安全ロープの一例として、図1
2にて示したK1型移動ロープ22の外観を図18に拡
大して示している。このK1型移動ロープ22(以下、
図18においては、安全ロープ3と称する)は、鉄塔部
材等に予め取付け、安全ベルト1のキーロック本体2と
連結し、図12に示したK型垂直ロープ30およびK型
ハリップ31で移動出来ない箇所での移動に用いる安全
ロープである。一方の端部のフック3cは、鉄塔部材に
取付けられ、他方の端部のロックレバー3aは、キーロ
ック本体2と連結される。
【0012】安全ロープ3には、安全ロープ3の中間部
にショックアブソーバ3dが設けられている。このショ
ックアブソーバ3dは、作業者が誤って鉄塔から転落し
た際に、落下に伴う身体への衝撃を緩和するために設け
られている。ショックアブソーバ3dの内部の構成は、
図4に模式的に示されており、2対の布帯がそれぞれ2
つ折にされて、縫い合わさた上、多層に折り返されて軟
質のカバーによって被包されており、所定の荷重が印加
された時、縫い合わせが根元側から徐々にほぐれ、衝撃
荷重を緩和するように構成されている。
【0013】上述のようにして、鉄塔上の作業の安全を
確保するために上記の手順を採るため、安全ロープは、
鉄塔が完成するまでの長期にわたり日光,風雨にさらさ
れ劣化し易く、製造後または供用開始後一定期間,例え
ば5年間経過したものは、安全上全て廃棄するようにし
ている。
【0014】したがって、1本の安全ロープの不良品の
混入も許されず、安全ロープの在庫品、または各作業現
場で保管および使用中のものについて、使用年数毎の数
量,全数量,種別等を正確に把握し、かつ廃棄,補充予
定の数量を正確に把握して管理する必要がある。
【0015】従来、安全金具が装備された安全ベルト等
には製造番号が刻印されており、使用者は、この製造番
号を記帳し、そのデータをパソコンに入力して各安全ロ
ープの管理を行っていた。ところが、前記の刻印は、文
字が小さい上に桁数が多いため履歴管理用には不適切で
あり、また、被管理物は多種多様であり効率の良い管理
を行うための適切な手法が求められていた。
【0016】上記の問題を解決するための従来技術とし
て特開平5−115573号公報に記載された安全ロー
プの管理方法がある。この従来技術は、安全ロープの管
理の容易化を意図しており、その方法は、ロープの適所
に短管を嵌め、各安全ロープに固有の番号をバーコード
に変換して印刷して、短管に貼着し、一方、安全ロープ
の処理区分、現場区分および班名区分を指示するバーコ
ード表を別途作成しておき、このバーコード表と安全ロ
ープのバーコードとをハンドスキャナで読み取ってパソ
コンに入力し在庫、使用場所等の管理に役立てるように
している。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述した改善策は、製
造番号の読取り、処理区分、現場区分、班名区分の入力
などが簡略化されているものの、次のような問題を有し
ている。
【0018】第1の問題点は、バーコード表の耐久性・
耐候性が劣ることである。一般にバーコード表は、紙ま
たは耐水性を考慮したアルミ箔等に印刷し、安全ロープ
等の被管理物へ貼着させて管理する。上記の従来例もこ
の一般的な方法と変わりがない。
【0019】ここで問題としている被管理物は、上記の
公開公報にも記載されているように、長期間、屋外に晒
された状態で使用されるものであるため、バーコード紙
の貼着が剥がれ易いという問題がある。
【0020】第2の問題は、汚れに対し誤動作、読取り
不能といった事態が生じ易い点である。バーコードは、
一般的に、光学式の読取装置を用いる。安全ロープは、
屋外で用いるためバーコードは風雨にさらされ汚れが付
き易く、また、使用・運搬時等に汚損したり、損傷を受
け易い。安全ロープの寿命とされる5年前後の長期の使
用において安定した読取特性を得るのは、到底不可能で
ある。従って、バーコードの作成とそれを安全ロープに
貼着する作業を繰り返さなければならず、非常に煩わし
い。
【0021】第3の問題点は、取付け面の問題である。
光学式のバーコードは、被管理物体の表面で目視可能な
位置に取付けなければならず、バーコード紙の取付け位
置が限定されるため、読取作業がしにくい場合がある。
【0022】第4の問題点は、バーコードに読取装置を
直接接触させて読取作業をしなければならず、迅速性に
欠けるきらいがある。ハンディ式の読取装置、または据
置式の読取装置の何れを用いてもバーコードに直接接触
させて読み取る作業を伴うので、被管理物が少数の場合
はあまり問題とならないが、被管理物が多量になればな
るほどこの問題は増大化する。
【0023】上記の各種の問題点を総合的に見て、例え
ば、バーコード表の離脱・読取不能が複数の被管理物に
おいて生じた場合、既述の製造番号等からその帰属が判
別可能で有れば補修の方法はあるが、不能の場合には、
判別不能物を全て廃棄処分しなければ成らない事態も生
じ得る。複数の被管理物が混在しその帰属が判定不能に
陥った場合、安全性を考慮してそれらの物の中の最低条
件を被管理物に適用しなければならないからである。
【0024】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、安全性,作業性,耐
久性,耐候性,信頼性が高く、汚れに強いIDタグ付き
安全ロープとこの安全ロープの効率的管理、準リアルタ
イムの有効活用を図り、ひいては安全ロープを用いた工
事の安全を高め得る管理装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明に係る安全ロープは、電波信号
を受信し内部の記憶素子に記憶されている符号を電波信
号に変換して発射するIDタグが、ワンチップ化されて
安全ロープへ取付けられ、前記IDタグの取付けられた
安全ロープを、前記IDタグから発射される前記電波信
号に基づいて識別し、管理し得るように構成したことを
特徴としている。
【0026】請求項2記載の発明に係るIDタグの安全
ロープへの取付けは、ワイヤーまたは紐を用い、前記I
Dタグに設けられた貫通孔に前記ワイヤーまたは紐を通
し、前記安全ロープへ結わえて取付けたことを特徴とし
ている。
【0027】請求項3記載の発明に係るIDタグの安全
ロープへの取付けは、前記安全ロープと連結されるキー
ロック本体を構成する固定ベルトへ縫い込んで取付けた
ことを特徴としている。
【0028】請求項4記載の発明に係る安全ロープは、
IDタグの安全ロープへの取付けは、前記安全ロープを
構成するロープへ熱収縮性のチューブを通し、前記チュ
ーブと前記安全ロープとの間に前記IDタグを挿入し、
前記チューブへ所定の熱を加えて熱収縮させ、前記ID
タグを前記安全ロープの側面へ押し当てて取付けたこと
を特徴としている。
【0029】請求項5記載の発明に係る安全ロープは、
ショックアブソーバを有しており、そのショックアブソ
ーバは、緩衝帯と該緩衝帯を包む袋とにより構成され、
前記IDタグは前記袋の内部へ前記緩衝帯と共に挿入さ
れた状態で取付けたことを特徴としている。
【0030】請求項6記載の発明に係る安全ロープの管
理装置は、IDタグを駆動する電波を発射し、該IDタ
グが記憶している符号を電波信号に変換して発射させる
と共に、該電波信号を受信し復調するIDタグ読取手段
と、このIDタグ読取手段と通信線で接続されたコンピ
ュータとを備え、前記コンピュータにより前記IDタグ
読取手段が復調する前記符号に基づいて前記IDタグを
識別し該IDタグが取付けられた安全ロープの期限管理
をし得るように構成したことを特徴としている。
【0031】請求項7記載の発明に係る安全ロープの管
理装置は、升目状に仕切られた複数の箱状に形成され、
その複数の各々の箱の内部にアンテナが設けられた収納
棚と、前記アンテナから所定の電波を発射してIDタグ
を駆動し前記IDタグが記憶している符号を電波信号に
変調して発射させると共に、前記電波信号を受信して復
調するIDタグ読取手段と、このIDタグ読取手段の信
号線と前記複数のアンテナとの接続を切り換えるアンテ
ナ切替手段と、前記IDタグ読取手段と通信線で接続さ
れ、前記IDタグ読取手段が復調した前記符号を受信し
て前記IDタグを識別するコンピュータとを備え、前記
収納棚に収容された安全ロープを、アンテナ切替手段が
前記IDタグ読取手段の信号線と前記複数の各々の箱に
設置されたアンテナとの接続を順次切り替え、前記ID
タグの符号を順次識別し得るように構成したことを特徴
としている。
【0032】
【作用】上記のように安全ロープに取付けられたIDタ
グは、IDタグ読取装置のアンテナからの電波信号によ
り電源とクロックを受け、記憶素子に予め記憶されてい
る符号を読取り、それを変調し、アンテナへ電波信号と
して返信する機能を有する。IDタグ読取装置は、ID
タグから返信された電波信号を受信して復調しコンピュ
ータに入力させる。
【0033】これにより、IDタグ内に記憶されている
製造番号、製造年月日に関する符号がコンピュータで判
読され、所定の経年管理等が可能となる。
【0034】IDタグは、非接触型であるから、バーコ
ードのように安全ロープの外周面に設ける必要はなく、
例えば、IDタグを、安全ロープにワイヤーまたは紐を
用いて結わえたり、キーロックの固定ベルトなどの布状
部へ縫い付けたり、安全ロープの外周に熱収縮性チュー
ブにより挟着したりすることで、IDタグを取付けるよ
うにしても、IDタグの記憶素子に記憶されている符号
の読取りが可能である。
【0035】また、IDタグは、ワンチップ化すること
により、耐候性、耐久性に優れたものとしており、ま
た、光学式読取方式と異なり電波信号を信号や電源の授
受の媒体とすることにより、汚れの影響による読取不能
といった事態を回避し、非接触式読取りにより読取作業
の簡易・迅速化を図っている。
【0036】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明に係るIDタ
グ付き安全ロープおよび安全ロープの管理装置の実施例
を詳細に説明する。図1〜図7には、本発明に係るID
タグ付き安全ロープの実施例が示され、また、図8〜図
11に本発明に係る安全ロープの管理装置の実施例がそ
れぞれ示されている。
【0037】以下、各発明の構成を図面に示す実施例に
基づいて詳細に説明する。
【0038】<IDタグおよびIDタグ読取装置>図8
は、ID(“Identification”の略称)タグ4とIDタ
グ読取装置を構成するスキャナ5とコントローラ6の回
路構成をブロック図として表している。
【0039】IDタグ4は、コイル4a,整流回路4
b,制御回路4cおよびメモリ部4dにより構成されて
いる。
【0040】コイル4aは、電波信号を受信および送信
する素子である。例えば、細い銅線を巻回し円盤状に形
成したものである。このコイル4aは、スキャナ5のコ
イル5cから空中へ発射された電磁波を受信し電気信
号、すなわちクロック信号と電源とに変換する。受信信
号の一部は、クロック信号として制御回路4cへ伝達さ
れ、電源は整流回路4bへ出力される。コイル4aは、
また、制御回路4cが出力する信号を電磁波として空中
へ発射する。
【0041】整流回路4bは、コイル4aが受信した信
号を入力し、整流して直流電源を生成し、制御回路4c
へ電源として供給する。
【0042】制御回路4cは、送信信号の判定,送信信
号の命令内容の解読,メモリ部4dの記憶内容の読取
り,メモリ部4dへのデータ書込,送信信号の生成およ
び生成した信号の出力等を行う集積回路素子である。
【0043】制御回路4cは、コイル4aが受信したク
ロック信号を入力し、信号の内容によりスキャナ5から
送信された信号か否か,つまり,送信指令信号か記憶内
容の書換指令信号かを解読する。送信指令信号の場合に
は、メモリ部4dが記憶している記憶データを読取り、
読み取ったデータに基づき送信信号を生成する。
【0044】受信信号が書換指令信号の場合、この指令
信号に後続して送信されてくるデータを受信し、同デー
タを符号データ化してメモリ部4dへ書き込み記憶内容
を更新する。
【0045】メモリ部4dは、不揮発性の電気書換式の
EEPROMである。例えば、256ビットの容量を有して構
成されている。
【0046】上記の構成より成るIDタグ4は、IC化
され且つ樹脂によりワンチップ型にモールドされてい
る。IDタグ4の外形形状は、コイン型,錠剤型,カー
ド型等があり、コイン型には、5円コインの様に中央部
に貫通孔が設けられている。IDタグ4の外観構成例
は、図1〜図4に示してある。
【0047】また、コントローラ6は、インターフェー
ス6a,制御回路6b,復調回路6cより構成されてい
る。
【0048】また、スキャナ5は、受信回路5aと発振
送信回路5bおよびコイル(アンテナ)5cより構成さ
れている。
【0049】これらのうち、インターフェース6aは、
コンピュータ7との通信信号の接続のための入出力部で
ある。コントローラ6は、コンピュータ7と交信すると
共にその動作が制御される。スキャナ5は、IDタグ4
と信号の授受を行う先端部であり、IDタグ4と授受さ
れる信号は、コントローラ6の復調回路6cで復調され
インターフェース6aを介してコンピュータ7へ出力さ
れる。
【0050】コントローラ6の復調回路6cは、受信回
路5aが受信した高周波信号から搬送波を分離し、包絡
信号を抽出して復調し、復調信号をコントローラ6へ出
力する回路である。
【0051】スキャナ5の受信回路5aは、バンドパス
フィルタ,高周波増幅器等で構成され、コイル(アンテ
ナ)5cが受信したIDタグ4の発射信号(返答信号)
を増幅する回路部である。
【0052】発振送信回路5bは、搬送波をコイル5c
から発振してこの信号を制御回路6bから出力された信
号に重畳し、コイル5cへ出力する回路である。
【0053】コイル5cは、発振送信回路5bから出力
された信号を電磁波として出力し、また、IDタグ4が
発射した電磁波を受信し受信回路5aへ出力する素子で
あり、フェライト等の磁性材のバーへ銅線を巻回して形
成される。
【0054】上記のように構成されるIDタグ4および
スキャナ5は、コイル5cから発射された電磁波をID
タグ4のコイル4aが受信し、その信号を制御回路4c
が認識すると共に、メモリ部4dに記憶されている符号
の内容を読み出し、コイル4aから発射し、またはメモ
リ部4dの記憶内容の更新を行う。
【0055】このIDタグ4は、各種の標準仕様の製品
が市販されているが、無接触で信号授受が行われ、接点
部分が無く、例えば泥やグリス等が付着する環境下でも
正確に識別できる等、対環境性に優れている特性を有し
ており、また、電池を内蔵しないから、消耗する部分が
なく、従ってメンテナンスが不要であり、半永久的に使
用できるものである。尚、リチウム電池を使用するもの
もあるが、その場合の電池寿命は、7〜8年程度である
から、安全ロープの管理用に、充分適用可能である。
【0056】<IDタグ付き安全ロープ>図1〜図7
に、上記のIDタグ4の安全ロープ3への取付け手段の
実施例を示す。図1に示したIDタグ付き安全ロープの
第1の実施例は、IDタグ4,取付ワイヤ8,ショック
アブソーバ3d、ロープ3e等を有してなり、図1に図
示していないが、他の部分は、図18に示したように構
成されるているものとする。
【0057】図1は、図18のK1型移動ロープと称さ
れる安全ロープ3のショックアブソーバ3dとロープ部
3eとの連結部にIDタグ4を取付けた状態を拡大して
示したものである。即ち、ロープ部3eとショックアブ
ソーバ20の連結部に穴明きコイン型のIDタグ4をス
テンレススチール製の取付ワイヤ8を用いて取付けてい
る。
【0058】ワイヤ8による取付けの形態を、図5〜図
7に示している。1本のステンレススチール製のワイヤ
8をIDタグ4の中心部に穿設された貫通孔に通し、ロ
ープ部3eを1周し、ワイヤ8の両先端部を合わせ、緊
締金具8aを通しその緊締金具8aの外周からペンチの
ような工具で外圧を加えて押しつぶすようにして固定す
る。
【0059】図6および図7は、上記緊締金具8aの二
つのタイプの構成を拡大して示しており、図6に示すも
のは、金具に1つの大きな穴が明けられた緊締金具8a
であり、図7に示すものは、めがね状の2つの孔が明け
られた緊締金具8bである。
【0060】上記のステンレスワイヤ8による取付け
は、取付けの例示であり、ワイヤ以外の材質の紐を用い
ても良く、カシメ取付けでなくワイヤ8の端部同士を溶
接して連結しても良い。
【0061】図2に示したIDタグ付き安全ロープの第
2の実施例は、キーロック本体2の固定ベルト2aの布
部にIDタグ4を縫い込んだものである。この実施例
は、キーロック本体2,固定ベルト2a,IDタグ4,
ロックレバー3aおよび図18に示したような安全ロー
プ3等により構成されている。この図2は、図13およ
び図14に示す安全ベルト1の固定ベルト2aにIDタ
グ4を取付けた状態を拡大して示したものである。ID
タグ4は、固定ベルト2aの内部へ縫い付けて取付けら
れている。
【0062】尚、この固定ベルト2aは、その両端にマ
ジックファスナ2b,2cを縫着してあり、図14に示
すように、作業者自身のバンドに通して、マジックファ
スナ2b,2cで止めて、キーロック体2を仮固定する
ものである。
【0063】図3は、IDタグ付き安全ロープの第3の
実施例を示すものであり、安全ロープ3のロープ部3e
へIDタグ4を直接取付けている。この図3には、ロー
プ部3e,IDタグ4,熱収縮チューブ10および一対
のチューブ固定金具11,11が示されている。
【0064】図3は、ロープ部3eの長尺方向の断面を
示しており、ロープ部3e上にIDタグ4を置き、その
周辺を熱収縮チューブ10によりロープ部3eへ固定
し、熱収縮チューブ10の両端部をチューブ固定金具1
1,11によりカシメにより圧接固定している。このカ
シメによる固定は、熱収縮チューブ10をより確実にロ
ープ部3eへ固定するために用いている。本実施例では
錠剤型のIDタグ4の使用が最適である。
【0065】図4は、IDタグ付き安全ロープの第4の
実施例の構成を示すものであり、この実施例において
は、ショックアブソーバ3dの内部へIDタグ4を取付
けたものである。このショックアブソーバ3dは、上述
したように、1本のベルトを中間で折り返し重ねられた
部分を糸で縫着したものを、2つ用いて各両端部を縫着
し、コンパクト化するために、複数回折り返すようにし
て折り畳んだ上、軟質の合成樹脂製のカバー3fに収納
してある。
【0066】コイン型のIDタグ4は、カバー3fの中
に収納し且つ接着されている。本実施例では、カード型
のIDタグ4が適当であるが、カード型に限られず他の
型式のIDタグの使用も可能である。
【0067】<安全ロープの管理装置>安全ロープの管
理装置の第1の実施例は、図示は省略したが、IDタグ
読取装置とコンピュータとにより構成される。本実施例
は、最も基本的な構成例である。IDタグ読取装置は、
例えばピストル形状のハンディ型であり、図8のスキャ
ナ5とコイル5cが一体に構成されたものを用いる。
【0068】IDタグ付き安全ロープのIDタグ4に所
定の記号,例えば8桁の管理番号(例えば製造番号)を
記憶させており、この管理番号を基準として安全ロープ
等の型式,供用開始日,基準耐用年数,その他の事項を
キーボード等の入力装置を用いてコンピュータへ登録し
ておく。
【0069】安全ロープ等の管理を、例えば保管倉庫を
基準とし、入出庫時にIDタグ読取装置を用いて入出庫
される全ての安全ロープのIDタグ4の符号を読み込
む。コンピュータへ記録される入出庫時のデータは、入
出庫日と共に使用場所等をコンピュータに接続されたキ
ーボードから入力しておくと、より詳細な履歴データが
蓄積され都合が良い。
【0070】上記の入出庫の履歴データを記録しておく
ことにより、単なる期限管理の他に安全ロープの現存場
所が常時把握でき、準リアルタイム的な効率のよい機器
の活用が可能となる。
【0071】期限管理は、コンピュータのソフトにより
行い、各安全ロープの供用開始日および基準耐用年数か
ら残余年数を自動計算させ、所定の耐用年数以下に達し
た安全ロープの管理番号を、抽出表示させたり、IDタ
グ読取時に、耐用年数を経過したものの場合、警報を発
するように構成するとよい。
【0072】図9〜11に示す安全ロープの管理装置の
第2の実施例は、安全ロープ収納棚12,アンテナ1
3,アンテナ切替装置14,IDタグ読取装置15およ
びコンピュータ7とにより構成される。
【0073】安全ロープ収納棚12は、IDタグ4の1
個単位で安全ロープを収納する棚である。この棚50
は、例えば升状に仕切って構成される。図9は、安全ロ
ープ収納棚12の構成例であり、横列1〜10,縦列A
〜Jの100棚を構成する。
【0074】図10は、収納棚12のうちの1つの棚1
2H4(H行9列目)を概念的に拡大して示すもので、
その隅部にアンテナ13が設置されている。箱の数は、
何個でも良く、また、実施例の安全ロープ収納棚12を
複数個組み合わせて用いてもよい。但し、アンテナ切替
装置14の切替容量を箱数以上とする必要がある。
【0075】アンテナ13は、図8のコイル5cと同一
機能を有するものであり、個々の箱に各1個のアンテナ
13が設けられ、箱内に置かれた安全ロープに取付けら
れているIDタグ4の識別符号を読込むために設けられ
ている。
【0076】アンテナ切替装置14は、個々の箱のアン
テナ13とIDタグ読取装置15との接続を切り換える
装置である。アンテナ切替装置14の切替操作は、コン
ピュータ7の指令に基づいて行われる。
【0077】IDタグ読取装置15は、図8に示したス
キャナ5とコントローラ6の機能部分と同一である。
【0078】コンピュータ7は、上記の第1の実施例の
コンピュータ7と基本的機能は同一である。但し、アン
テナ切替装置14を切り換え制御する機能実現手段が追
加されている。
【0079】上述のように構成された安全ロープの管理
装置の作用を説明する。安全ロープ収納棚12へ、ID
タグ付き安全ロープを無差別に収納する。
【0080】安全ロープの入庫または出庫に際して、コ
ンピュータ7を起動し、アンテナ切替装置14に指令を
与え、IDタグ読取装置15をアンテナ切替装置14に
より各アンテナ13に順次接続し、それぞれのIDタグ
4の情報をコンピュータ7に取り込む。IDタグ4の読
出可能距離は、IDタグ4とアンテナ13の感度特性に
よってり変わるが、標準市販品には距離感度10mm前
後から数10cm程度のものまで各種ある。
【0081】本実施例においては、1個のアンテナ13
の読出可能範囲が1個の箱内を全てカバーし、且つ、他
の箱に及ばないことが条件となる。読出可能範囲が狭い
場合は、安全ロープに取付けられたIDタグ4をアンテ
ナ13に接近して収納させる必要がある。また、読取範
囲が他の箱にも及ぶ場合は、電導性の材料で干渉を防
ぎ、収納箱間の電波を遮蔽する。
【0082】収納棚に収納された上記のIDタグ4の解
読を全ての箱について実行することにより、在庫管理を
自動的に行うことができ、また、安全ロープの新規の入
庫個数をコンピュータ7へ入力すれば、該当する型式の
安全ロープの箱の記号をコンピュータ7に表示させ、ま
た、不図示のプリンタで印字させることもできる。寿命
期日に基づいた同様の分類も可能である。ここにおい
て、収納する箱の位置と安全ロープの型式とは係わりが
無く、どの箱へ収納しても差しつかえない。
【0083】上記の管理は、コンピュータと棚とが遠距
離,例えば事務所と倉庫が数十Km以上離れている場合
であっても可能であり、倉庫の入出庫の管理の作業を遠
く離れた事務所において行うことができる。
【0084】以上の構成により、安全ロープの期限管
理,入出庫管理,在庫管理が容易且つ迅速に行え、ID
タグの読取作業も自動化され、省力化が図れ且つ信頼性
の高い管理が実現される。
【0085】尚、上述の実施例は、本発明の好適な一実
施例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施が可能で
ある。
【0086】例えば、IDタグの取付け対象は、上述し
たような安全ロープやキーロック本体に限らず、図12
に示すような人間の身の安全を守るための各種のロープ
や器具にも適用可能である。
【0087】
【発明の効果】上述したように、請求項1記載の発明に
よれば、内部の記憶素子に記憶されている符号を電波信
号に変換して発射するIDタグをワンチップ化し、安全
ロープに取付け、このIDタグの符号に基づいて安全ロ
ープを識別し得るように構成してあるため、従来のバー
コード技術を用いたものに対し耐環境性,耐久性,耐候
性が高く、汚れや外力による損傷を受けず、IDタグの
読取りも非接触で迅速に行い得るIDタグ付き安全ロー
プを提供することができる。
【0088】請求項2記載の発明によれば、IDタグに
設けられた貫通孔にワイヤーまたは紐を通し安全ロープ
へ結わえて取付けるように構成したから、安全タグの取
付けが極めて容易であり、取付け状態の確認とIDタグ
の読取りが容易なIDタグ付き安全ロープを提供するこ
とができる。
【0089】請求項3記載の発明によれば、安全ロープ
と連結されるキーロック本体の固定ベルトにIDタグを
縫い込んで取付ける構成としたから、取付け部品が表面
に現れず作業の邪魔にならないと共に不用意な外力を受
けたり、汚れがつき難いなど、より耐久性の高いIDタ
グ付き安全ロープを提供することができる。
【0090】請求項4記載の発明によれば、安全ロープ
へ通した熱収縮チューブと安全ロープとの間にIDタグ
を挿入し、熱収縮チューブを熱収縮させIDタグをロー
プの側面へ押し当てて取付けるように構成したから、他
に適当な取付け部を有さなくても安全ロープへの取付け
が可能となり、接着剤等を用いずとも確実に固定するこ
とができ、しかも作業の邪魔にならない、IDタグ付き
安全ロープを提供することができる。
【0091】請求項5記載の発明によれば、ショックア
ブソーバの緩衝帯を包む袋の内部へIDタグを挿入して
取付けるように構成したから、ショックアブソーバの製
作時に収納するだけで済むためIDタグのための取付け
作業が不要となると共に、作業の邪魔にならないIDタ
グ付き安全ロープを提供することができる。
【0092】請求項6記載の発明によれば、IDタグ読
取装置がIDタグの記憶している符号の電波信号を受信
し且つ復調してコンピュータに送り、この符号に対応す
る応答信号に基づいてコンピュータがIDタグを識別す
るため、IDタグが取付けられた安全ロープの識別が可
能となり、また、コンピュータを駆使しIDタグの符号
を基準として、準リアルタイムに安全用具の有効活用が
図れ、また安全用具の維持管理の質的向上が図れる安全
ロープの管理装置を提供することができる。
【0093】請求項7記載の発明によれば、収納棚の複
数の各々の箱の内部にアンテナが設けられ、IDタグ読
取手段の信号線と複数の各々の箱に設置されたアンテナ
との接続を順次切り替えることによってIDタグの符号
を順次認識し、この認識した符号に基づいて安全ロープ
を識別し得るように構成したから、IDタグの読取作業
が無人化でき、安全ロープの入出庫および在庫管理とが
併合化され、極めて能率的で且つ信頼性の高い安全ロー
プの管理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るIDタグ付き安全ロープの第1の
実施例の構成を示した斜視図である。
【図2】本発明に係るIDタグ付き安全ロープの第2の
実施例の構成を示した正面図である。
【図3】本発明に係るIDタグ付き安全ロープの第3の
実施例の構成を示した縦断面図である。
【図4】本発明に係るIDタグ付き安全ロープの第4の
実施例の構成をカバーのみ破断して示した断面図であ
る。
【図5】図1のIDタグ取付ワイヤーを拡大して示した
平面図である。
【図6】図5の実施例の緊締金具でワイヤを緊締した状
態を示した横断面図である。
【図7】図5に示した緊締金具とは異なる緊締金具でワ
イヤを緊締した状態を示した横断面図である。
【図8】IDタグおよびIDタグ読取装置の構成を示し
た回路ブロック図である。
【図9】本発明に係る安全ロープ管理装置の実施例に適
用される棚の構成を説明するための概念図である。
【図10】図9の棚を構成する、1個の箱を拡大して示
した斜視図である。
【図11】本発明に係る安全ロープ管理装置のシステム
構成例を示したブロック図である。
【図12】安全ロープの使用形態を説明するために、鉄
塔の建設状況および架線作業状況を表した正面図であ
る。
【図13】安全ベルトおよびキーロック本体の外観構成
を示す正面図である。
【図14】キーロック本体の一部を破断して示す側面図
である。
【図15】キーロック本体の機能を説明するために一部
破断して内部の構成を示した正面図である。
【図16】図15に示すキーロック本体の横断面図であ
る。
【図17】タブレットの外観平面図である。
【図18】安全ロープの一構成例であり、具体的にはK
1型移動ロープと称される安全ロープの外観平面図であ
る。
【符号の説明】
1 安全ベルト 2 キーロック本体 2a 固定ベルト 2b,2c マジックファスナ 3 安全ロープ 3a ロックレバー 3b ロックピン 3c フック 3d ショックアブソーバ 3e ロープ部 3f カバー 4 IDタグ 4a コイル 4b 整流回路 4c 制御回路 4d メモリ部 5 スキャナ 5a 受信回路 5b 発振送信回路 5c コイル 6 コントローラ 6a インターフェイス 6b 制御回路 6c 復調回路 7 コンピュータ 8 取付ワイヤ 8a,8b 緊締金具 9 バンド 10 熱収縮チューブ 11 チューブ固定金具 12 安全ロープ収納棚 13 アンテナ 14 アンテナ切替装置 15 IDタグ読取装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波信号を受信し内部の記憶素子に記憶
    されている符号を電波信号に変換して発射するIDタグ
    が、ワンチップ化されて安全ロープへ取付けられ、 前記IDタグの取付けられた安全ロープを、前記IDタ
    グから発射される前記電波信号に基づいて識別し、管理
    し得るように構成したことを特徴とするIDタグ付き安
    全ロープ。
  2. 【請求項2】 IDタグの安全ロープへの取付けは、ワ
    イヤーまたは紐を用い、前記IDタグに設けられた貫通
    孔に前記ワイヤーまたは紐を通し、前記安全ロープへ結
    わえて取付けたことを特徴とする請求項1記載のIDタ
    グ付き安全ロープ。
  3. 【請求項3】 IDタグの安全ロープへの取付けは、前
    記安全ロープと連結されるキーロック本体を構成する固
    定ベルトへ縫い込んで取付けたことを特徴とする請求項
    1記載のIDタグ付き安全ロープ。
  4. 【請求項4】 IDタグの安全ロープへの取付けは、前
    記安全ロープを構成するロープへ熱収縮性のチューブを
    通し、前記チューブと前記安全ロープとの間に前記ID
    タグを挿入し、前記チューブへ所定の熱を加えて熱収縮
    させ、前記IDタグを前記安全ロープの側面へ押し当て
    て取付けたことを特徴とする請求項1記載のIDタグ付
    き安全ロープ。
  5. 【請求項5】 安全ロープは、ショックアブソーバを有
    しており、そのショックアブソーバは、緩衝帯と該緩衝
    帯を包む袋とにより構成され、前記IDタグは前記袋の
    内部へ前記緩衝帯と共に挿入された状態で取付けたこと
    を特徴とする請求項1記載のIDタグ付き安全ロープ。
  6. 【請求項6】 IDタグを駆動する電波を発射し、該I
    Dタグが記憶している符号を電波信号に変換して発射さ
    せると共に、該電波信号を受信し復調するIDタグ読取
    手段と、 このIDタグ読取手段と通信線で接続されたコンピュー
    タとを備え、 前記コンピュータにより前記IDタグ読取手段が復調す
    る前記符号に基づいて前記IDタグを識別し該IDタグ
    が取付けられた安全ロープの管理をし得るように構成し
    たことを特徴とする安全ロープの管理装置。
  7. 【請求項7】 升目状に仕切られた複数の箱状に形成さ
    れ、その複数の各々の箱の内部にアンテナが設けられた
    収納棚と、 前記アンテナから所定の電波を発射してIDタグを駆動
    し前記IDタグが記憶している符号を電波信号に変調し
    て発射させると共に、前記電波信号を受信して復調する
    IDタグ読取手段と、 このIDタグ読取手段の信号線と前記複数のアンテナと
    の接続を切り換えるアンテナ切替手段と、 前記IDタグ読取手段と通信線で接続され、前記IDタ
    グ読取手段が復調した前記符号を受信して前記IDタグ
    を識別するコンピュータとを備え、 前記収納棚に収容された安全ロープを、アンテナ切替手
    段が前記IDタグ読取手段の信号線と前記複数の各々の
    箱に設置されたアンテナとの接続を順次切り替え、前記
    IDタグの符号を順次識別し得るように構成したことを
    特徴とする安全ロープの管理装置。
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