JPH07123372A - Muse信号処理装置 - Google Patents
Muse信号処理装置Info
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- JPH07123372A JPH07123372A JP5285823A JP28582393A JPH07123372A JP H07123372 A JPH07123372 A JP H07123372A JP 5285823 A JP5285823 A JP 5285823A JP 28582393 A JP28582393 A JP 28582393A JP H07123372 A JPH07123372 A JP H07123372A
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- muse
- signal
- ntsc
- processing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、MUSE信号処理装置において、M
USE簡易デコーダ及びMUSE/NTSCコンバータ
の双方を簡易な回路規模で同一集積回路上に構成する。 【構成】MUSE方式によりエンコードされたHDTV
方式のテレビジヨン信号を、MUSE簡易デコード手段
で簡略化されたMUSEデコード処理を行い、このデコ
ード結果を、制御信号に応じて第1の信号処理手段でH
DTV方式に準ずる形式のテレビジヨン信号として出力
すると共に、対応する受像機での受信に必要な同期信号
等を併せて出力する。また制御信号に応じて第1の信号
処理手段で得られるHDTV方式に準ずる形式のテレビ
ジヨン信号を、第2の信号処理手段でNTSC方式に準
ずる形式のテレビジヨン信号に方式変換すると共に、対
応する受像機での受信に必要な同期信号等を併せて出力
する。
USE簡易デコーダ及びMUSE/NTSCコンバータ
の双方を簡易な回路規模で同一集積回路上に構成する。 【構成】MUSE方式によりエンコードされたHDTV
方式のテレビジヨン信号を、MUSE簡易デコード手段
で簡略化されたMUSEデコード処理を行い、このデコ
ード結果を、制御信号に応じて第1の信号処理手段でH
DTV方式に準ずる形式のテレビジヨン信号として出力
すると共に、対応する受像機での受信に必要な同期信号
等を併せて出力する。また制御信号に応じて第1の信号
処理手段で得られるHDTV方式に準ずる形式のテレビ
ジヨン信号を、第2の信号処理手段でNTSC方式に準
ずる形式のテレビジヨン信号に方式変換すると共に、対
応する受像機での受信に必要な同期信号等を併せて出力
する。
Description
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図6) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例(図1〜図5) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はMUSE信号処理装置に
関し、特にMUSE(multipule sub-nyquist sumpling
encoding )方式によつて帯域圧縮された信号について
所定のデコード処理を行うMUSE簡易デコーダ及びM
USE/NTSCコンバータをそれぞれ個別にあるいは
同時に実現するものに適用し得る。
関し、特にMUSE(multipule sub-nyquist sumpling
encoding )方式によつて帯域圧縮された信号について
所定のデコード処理を行うMUSE簡易デコーダ及びM
USE/NTSCコンバータをそれぞれ個別にあるいは
同時に実現するものに適用し得る。
【0003】
【従来の技術】現在、衛星放送を利用したハイビジヨン
方式によるテレビジヨン放送が実現化されているが、こ
のハイビジヨン方式で伝送される放送信号の周波数帯域
は、従来の方式による衛星放送の約2チヤンネル分が必
要となるために、MUSE方式によつて帯域圧縮されて
伝送される。このMUSE方式により帯域圧縮されて伝
送された放送信号をデコードして所定方式の映像信号に
変換するデコーダ装置として、本来のMUSE信号のデ
コード処理における動画処理に相当するフイールド内内
挿のみを用いて映像出力を得るMUSE簡易デコーダ
や、MUSE信号を最終的にNTSC方式の映像信号に
変換するMUSE/NTSCコンバータがある。
方式によるテレビジヨン放送が実現化されているが、こ
のハイビジヨン方式で伝送される放送信号の周波数帯域
は、従来の方式による衛星放送の約2チヤンネル分が必
要となるために、MUSE方式によつて帯域圧縮されて
伝送される。このMUSE方式により帯域圧縮されて伝
送された放送信号をデコードして所定方式の映像信号に
変換するデコーダ装置として、本来のMUSE信号のデ
コード処理における動画処理に相当するフイールド内内
挿のみを用いて映像出力を得るMUSE簡易デコーダ
や、MUSE信号を最終的にNTSC方式の映像信号に
変換するMUSE/NTSCコンバータがある。
【0004】このうち例えば図6に示すように、MUS
E/NTSCコンバータ1は、デイジタル化されたMU
SE信号を取り扱うMUSE入力処理回路2、MUSE
同期再生回路3、MUSE系タイミング回路4及びMU
SE系クロツク回路5と、MUSE信号の時間軸をNT
SC方式に準じて変換するMUSE−NTSC時間軸変
換回路6、MUSE簡易デコード処理回路7、8、NT
SC系タイミング回路9、NTSC系クロツク回路10
及び走査線変換出力処理回路11より構成されている。
なお図中太線の矢印で映像信号の流れを示し、細線の矢
印でタイミング及びコントロール信号の流れを示す。
E/NTSCコンバータ1は、デイジタル化されたMU
SE信号を取り扱うMUSE入力処理回路2、MUSE
同期再生回路3、MUSE系タイミング回路4及びMU
SE系クロツク回路5と、MUSE信号の時間軸をNT
SC方式に準じて変換するMUSE−NTSC時間軸変
換回路6、MUSE簡易デコード処理回路7、8、NT
SC系タイミング回路9、NTSC系クロツク回路10
及び走査線変換出力処理回路11より構成されている。
なお図中太線の矢印で映像信号の流れを示し、細線の矢
印でタイミング及びコントロール信号の流れを示す。
【0005】このようにMUSE/NTSCコンバータ
1においては、簡略化されたMUSEデコード処理を行
う部分と、NTSC方式に準ずる信号形式への変換処理
を行う部分を有し、前者はその処理上サンプルあるいは
ライン単位場合によつては、フイールド又はフレーム単
位の遅延要素を必要とし、通常これらはメモリにより実
現される。また後者においては速度変換処理のために、
非同期読出が可能なFIFOメモリを用いるのが一般的
である。従つてこれら両処理に関し、メモリを介しての
共存が、回路の合理化の観点から図られる。
1においては、簡略化されたMUSEデコード処理を行
う部分と、NTSC方式に準ずる信号形式への変換処理
を行う部分を有し、前者はその処理上サンプルあるいは
ライン単位場合によつては、フイールド又はフレーム単
位の遅延要素を必要とし、通常これらはメモリにより実
現される。また後者においては速度変換処理のために、
非同期読出が可能なFIFOメモリを用いるのが一般的
である。従つてこれら両処理に関し、メモリを介しての
共存が、回路の合理化の観点から図られる。
【0006】他方MUSE/NTSCコンバータ1は、
その性質上最終的に得られる出力形式として、NTSC
方式に準ずるものであれば良く、原信号としてのMUS
E信号が持つ全ての情報量について処理し再生する必要
はない。従つてメモリ容量を削減するため、予めNTS
C方式に準じた出力を得るために必要十分な情報量にま
で信号を間引く手法が広くとられている。なおMUSE
/NTSCコンバータの主要処理部分は一般に集積回路
化されている。
その性質上最終的に得られる出力形式として、NTSC
方式に準ずるものであれば良く、原信号としてのMUS
E信号が持つ全ての情報量について処理し再生する必要
はない。従つてメモリ容量を削減するため、予めNTS
C方式に準じた出力を得るために必要十分な情報量にま
で信号を間引く手法が広くとられている。なおMUSE
/NTSCコンバータの主要処理部分は一般に集積回路
化されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでMUSE簡易
デコーダは、MUSEデコード処理のうち、放送内容を
試聴するに十分なデコード処理のみを施すもので、出力
信号形式は高品位テレビジヨン信号(HDTV)に準ず
るものである。またこれは上述したMUSE/NTSC
コンバータにおける、簡略化されたMUSEデコード処
理とほぼ等価なものである。
デコーダは、MUSEデコード処理のうち、放送内容を
試聴するに十分なデコード処理のみを施すもので、出力
信号形式は高品位テレビジヨン信号(HDTV)に準ず
るものである。またこれは上述したMUSE/NTSC
コンバータにおける、簡略化されたMUSEデコード処
理とほぼ等価なものである。
【0008】ところが上述したように、従来のMUSE
/NTSCコンバータにおいては、その処理の過程で予
めNTSC方式に準じた出力を得るのに必要十分な情報
量にまで信号を間引くようになされているため、簡略化
されたMUSEデコード処理のみを行つたHDTV方式
に準ずる形式の出力信号を得ることは、回路的に困難で
あつた。またMUSE/NTSCコンバータにおける処
理を、複数個の集積回路に分割して実現しているもので
は、その一部をMUSE簡易デコーダに用い得る場合も
あるが、別途処理回路を付加する必要があり、その分回
路規模が大型化する問題があつた。
/NTSCコンバータにおいては、その処理の過程で予
めNTSC方式に準じた出力を得るのに必要十分な情報
量にまで信号を間引くようになされているため、簡略化
されたMUSEデコード処理のみを行つたHDTV方式
に準ずる形式の出力信号を得ることは、回路的に困難で
あつた。またMUSE/NTSCコンバータにおける処
理を、複数個の集積回路に分割して実現しているもので
は、その一部をMUSE簡易デコーダに用い得る場合も
あるが、別途処理回路を付加する必要があり、その分回
路規模が大型化する問題があつた。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、MUSE簡易デコーダ及びMUSE/NTSCコン
バータの双方を簡易な回路規模で同一集積回路上に構成
し得るMUSE信号処理装置を提案しようとするもので
ある。
で、MUSE簡易デコーダ及びMUSE/NTSCコン
バータの双方を簡易な回路規模で同一集積回路上に構成
し得るMUSE信号処理装置を提案しようとするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、所定の帯域圧縮アナログ伝送(M
USE)方式によりエンコードされた高品位テレビジヨ
ン(HDTV)方式のテレビジヨン信号に対して、少な
くとも垂直信号についてフイールド内内挿処理して、簡
略化したMUSEデコード処理を行うMUSE簡易デコ
ード手段24、25、26、27と、その簡易デコード
結果よりHDTV方式に準ずる形式のテレビジヨン信号
を出力すると共に、対応する受像機での受信に必要な同
期信号等を併せて出力する第1の信号処理手段24、2
5、26、27と、その第1の信号処理手段24、2
5、26、27で得られるHDTV方式に準ずる形式の
テレビジヨン信号を、標準テレビジヨン(NTSC)方
式に準ずる形式のテレビジヨン信号に方式変換すると共
に、対応する受像機での受信に必要な同期信号等を併せ
て出力する第2の信号処理手段10、21、22、2
3、24、25、26、27とを設け、MUSE簡易デ
コード手段24〜27、第1及び第2の信号処理手段1
0、21〜27を同一集積回路上に配し、制御信号によ
つて第1又は第2の信号処理手段10、21〜27の出
力を選択して、MUSE簡易デコード処理又はMUSE
/NTSC変換処理を行うようにした。
め本発明においては、所定の帯域圧縮アナログ伝送(M
USE)方式によりエンコードされた高品位テレビジヨ
ン(HDTV)方式のテレビジヨン信号に対して、少な
くとも垂直信号についてフイールド内内挿処理して、簡
略化したMUSEデコード処理を行うMUSE簡易デコ
ード手段24、25、26、27と、その簡易デコード
結果よりHDTV方式に準ずる形式のテレビジヨン信号
を出力すると共に、対応する受像機での受信に必要な同
期信号等を併せて出力する第1の信号処理手段24、2
5、26、27と、その第1の信号処理手段24、2
5、26、27で得られるHDTV方式に準ずる形式の
テレビジヨン信号を、標準テレビジヨン(NTSC)方
式に準ずる形式のテレビジヨン信号に方式変換すると共
に、対応する受像機での受信に必要な同期信号等を併せ
て出力する第2の信号処理手段10、21、22、2
3、24、25、26、27とを設け、MUSE簡易デ
コード手段24〜27、第1及び第2の信号処理手段1
0、21〜27を同一集積回路上に配し、制御信号によ
つて第1又は第2の信号処理手段10、21〜27の出
力を選択して、MUSE簡易デコード処理又はMUSE
/NTSC変換処理を行うようにした。
【0011】
【作用】MUSE方式によりエンコードされたHDTV
方式のテレビジヨン信号を、MUSE簡易デコード手段
24〜26で簡略化されたMUSEデコード処理を行
い、このデコード結果を、制御信号に応じて第1の信号
処理手段24〜27でHDTV方式に準ずる形式のテレ
ビジヨン信号として出力すると共に、対応する受像機で
の受信に必要な同期信号等を併せて出力することによ
り、MUSE簡易デコード処理することができる。
方式のテレビジヨン信号を、MUSE簡易デコード手段
24〜26で簡略化されたMUSEデコード処理を行
い、このデコード結果を、制御信号に応じて第1の信号
処理手段24〜27でHDTV方式に準ずる形式のテレ
ビジヨン信号として出力すると共に、対応する受像機で
の受信に必要な同期信号等を併せて出力することによ
り、MUSE簡易デコード処理することができる。
【0012】また制御信号に応じて第1の信号処理手段
24〜27で得られるHDTV方式に準ずる形式のテレ
ビジヨン信号を、第2の信号処理手段10、21〜27
でNTSC方式に準ずる形式のテレビジヨン信号に方式
変換すると共に、対応する受像機での受信に必要な同期
信号等を併せて出力することにより、MUSE/NTS
C変換処理することができる。
24〜27で得られるHDTV方式に準ずる形式のテレ
ビジヨン信号を、第2の信号処理手段10、21〜27
でNTSC方式に準ずる形式のテレビジヨン信号に方式
変換すると共に、対応する受像機での受信に必要な同期
信号等を併せて出力することにより、MUSE/NTS
C変換処理することができる。
【0013】かくして、MUSE簡易デコード処理及び
MUSE/NTSC変換処理における処理動作の大部分
を1集積回路上に共通の回路で構成し、制御信号の切換
によつて所望の動作を選択するようにしたことにより、
MUSE簡易デコード処理及びMUSE/NTSC変換
処理の双方を両立させる場合の所要回路規模を削減し得
る。
MUSE/NTSC変換処理における処理動作の大部分
を1集積回路上に共通の回路で構成し、制御信号の切換
によつて所望の動作を選択するようにしたことにより、
MUSE簡易デコード処理及びMUSE/NTSC変換
処理の双方を両立させる場合の所要回路規模を削減し得
る。
【0014】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
する。
【0015】図6との対応部分に同一符号を付して示す
図1において、20は全体してMUSE信号処理装置を
示し、MUSE簡易デコーダ及びMUSE/NTSCコ
ンバータ双方としての処理機能を両立するものであり、
それぞれの場合において出力する信号の形式が、HDT
V方式に準ずるもの及びNTSC方式に準ずるものであ
ることにより、その処理及び構成上システムクロツク、
MUSE/NTSC方式変換、MUSE簡易デコード処
理、タイミング信号発生は、次のような特徴を有するよ
うに構成されている。
図1において、20は全体してMUSE信号処理装置を
示し、MUSE簡易デコーダ及びMUSE/NTSCコ
ンバータ双方としての処理機能を両立するものであり、
それぞれの場合において出力する信号の形式が、HDT
V方式に準ずるもの及びNTSC方式に準ずるものであ
ることにより、その処理及び構成上システムクロツク、
MUSE/NTSC方式変換、MUSE簡易デコード処
理、タイミング信号発生は、次のような特徴を有するよ
うに構成されている。
【0016】すなわちまずシステムクロツクとしては、
MUSE(HDTV方式)処理に基づくシステムクロツ
ク及びこれと同期したNTSC処理に基づくシステムク
ロツクで動作し、MUSE簡易デコーダとして用いる場
合は前者のみ、MUSE/NTSCコンバータとして用
いる場合は両者による動作が可能であることが必要であ
る。
MUSE(HDTV方式)処理に基づくシステムクロツ
ク及びこれと同期したNTSC処理に基づくシステムク
ロツクで動作し、MUSE簡易デコーダとして用いる場
合は前者のみ、MUSE/NTSCコンバータとして用
いる場合は両者による動作が可能であることが必要であ
る。
【0017】またMUSE/NTSC方式変換として
は、当該処理実施の有無が選択でき、かつ以降の処理に
おいて当該処理実施の有無の別によらず動作が可能であ
ることが必要である。MUSE簡易デコード処理として
は、当該処理は主としてフイールド内内挿処理により実
現されるが、この処理動作が前段処理回路におけるMU
SE/NTSC方式変換処理実施の有無によらず可能で
あることが必要であり、またフイールド内内挿処理にお
けるフイルタ等の特性が、HDTV方式及びNTSC方
式それぞれの出力形式に適したものに切替えられること
が必要である。
は、当該処理実施の有無が選択でき、かつ以降の処理に
おいて当該処理実施の有無の別によらず動作が可能であ
ることが必要である。MUSE簡易デコード処理として
は、当該処理は主としてフイールド内内挿処理により実
現されるが、この処理動作が前段処理回路におけるMU
SE/NTSC方式変換処理実施の有無によらず可能で
あることが必要であり、またフイールド内内挿処理にお
けるフイルタ等の特性が、HDTV方式及びNTSC方
式それぞれの出力形式に適したものに切替えられること
が必要である。
【0018】さらにタイミング信号発生としては、MU
SE/NTSC方式変換処理実施の有無を受け、システ
ムクロツク及び扱うデータの形式が異なる処理部位にお
いて、処理に用いるタイミング信号がそれぞれの場合に
応じて適したものに切替えられることが必要であり、ま
た同期信号はHDTV方式及びNTSC方式それぞれの
出力形式に対応して出力できることが必要である。
SE/NTSC方式変換処理実施の有無を受け、システ
ムクロツク及び扱うデータの形式が異なる処理部位にお
いて、処理に用いるタイミング信号がそれぞれの場合に
応じて適したものに切替えられることが必要であり、ま
た同期信号はHDTV方式及びNTSC方式それぞれの
出力形式に対応して出力できることが必要である。
【0019】実際上図1中において、太線の矢印は映像
信号の流れを示し、細線の矢印はタイミング及びコント
ロール信号の流れを示す。また図中MUSE入力処理回
路2、MUSE同期再生回路3、MUSE系タイミング
回路4、MUSE系クロツク回路5、スイツチ回路(S
W)23は、MUSE簡易デコーダ及びMUSE/NT
SCコンバータの何れを実現する場合においても同一の
処理を行う部位であり、MUSE同期再生及びMUSE
入力処理としてノンリニア、デイエンフアシス処理等が
行われる。
信号の流れを示し、細線の矢印はタイミング及びコント
ロール信号の流れを示す。また図中MUSE入力処理回
路2、MUSE同期再生回路3、MUSE系タイミング
回路4、MUSE系クロツク回路5、スイツチ回路(S
W)23は、MUSE簡易デコーダ及びMUSE/NT
SCコンバータの何れを実現する場合においても同一の
処理を行う部位であり、MUSE同期再生及びMUSE
入力処理としてノンリニア、デイエンフアシス処理等が
行われる。
【0020】またメモリインターフエース(I/F)2
1、MUSE/NTSC変換用ビデオRAM22及びN
TSC系クロツク回路10は、MUSE/NTSCコン
バータを構成する場合にのみ用いる処理部位である。さ
らにMUSE簡易デコード処理回路24、25、MUS
E/NTSC系タイミング回路26、出力処理回路27
は、MUSE簡易デコーダ又はMUSE/NTSCコン
バータの何れを構成するかにより扱う信号の形態が変化
することをうけ、それぞれの場合に適した処理動作に適
応的に切り替わる部位である。
1、MUSE/NTSC変換用ビデオRAM22及びN
TSC系クロツク回路10は、MUSE/NTSCコン
バータを構成する場合にのみ用いる処理部位である。さ
らにMUSE簡易デコード処理回路24、25、MUS
E/NTSC系タイミング回路26、出力処理回路27
は、MUSE簡易デコーダ又はMUSE/NTSCコン
バータの何れを構成するかにより扱う信号の形態が変化
することをうけ、それぞれの場合に適した処理動作に適
応的に切り替わる部位である。
【0021】実際上MUSE/NTSC系タイミング発
生回路26は、MUSE簡易デコーダにおいてはMUS
E簡易デコード処理以降の、MUSE/NTSCコンバ
ータにおいてはMUSE/NTSC方式変換処理のビデ
オRAM読みだし以降の処理回路において、信号処理に
必要なタイミング信号を発生する部分であり、図2に示
すように、主として9ビツトカウンタ構成のHカウンタ
30及び10ビツトカウンタ構成のVカウンタ31でな
る。Hカウンタ30は、1ライン当たりに扱う信号のサ
ンプル数についてカウント動作を行うもので、信号の画
面水平方向の位置を示す。同様にVカウンタ31は、1
フイールド当たりに扱うライン数についてカウント動作
を行うもので、信号の画面垂直方向の位置を示す。
生回路26は、MUSE簡易デコーダにおいてはMUS
E簡易デコード処理以降の、MUSE/NTSCコンバ
ータにおいてはMUSE/NTSC方式変換処理のビデ
オRAM読みだし以降の処理回路において、信号処理に
必要なタイミング信号を発生する部分であり、図2に示
すように、主として9ビツトカウンタ構成のHカウンタ
30及び10ビツトカウンタ構成のVカウンタ31でな
る。Hカウンタ30は、1ライン当たりに扱う信号のサ
ンプル数についてカウント動作を行うもので、信号の画
面水平方向の位置を示す。同様にVカウンタ31は、1
フイールド当たりに扱うライン数についてカウント動作
を行うもので、信号の画面垂直方向の位置を示す。
【0022】まずMUSE簡易デコーダとして動作する
とき、Hカウンタ30は16.2〔MHz〕のクロツク動作に
おいて、1ライン当たりのサンプル数に基づき、0〜 4
79クロツクをカウントする。またVカウンタ31はHカ
ウンタ30の 480クロツクカウント毎に1ずつアツプカ
ウント動作をし、第1フイールドでは0〜 562ライン、
第2フイールドでは0〜 561ライン、すなわちMUSE
信号の形式に基づいてフレーム当たり0〜1124ラインを
カウントする。
とき、Hカウンタ30は16.2〔MHz〕のクロツク動作に
おいて、1ライン当たりのサンプル数に基づき、0〜 4
79クロツクをカウントする。またVカウンタ31はHカ
ウンタ30の 480クロツクカウント毎に1ずつアツプカ
ウント動作をし、第1フイールドでは0〜 562ライン、
第2フイールドでは0〜 561ライン、すなわちMUSE
信号の形式に基づいてフレーム当たり0〜1124ラインを
カウントする。
【0023】またMUSE/NTSCコンバータとして
動作するとき、Hカウンタ30は14.3325 〔MHz〕のク
ロツク動作において、1ライン当たりのサンプル数に基
づき、0〜 454クロツクをカウントする。またVカウン
タ31はHカウンタ30の 455クロツクカウント毎に1
ずつアツプカウント動作をし、第1フイールド/第2フ
イールドとも0〜 524ライン、フレーム当たり0〜1049
ラインをカウントする。これは倍速走査時のNTSC信
号に相当し、通常NTSCに対しては、後段回路におい
て2→1ラインの信号間引き処理が前提とされている。
動作するとき、Hカウンタ30は14.3325 〔MHz〕のク
ロツク動作において、1ライン当たりのサンプル数に基
づき、0〜 454クロツクをカウントする。またVカウン
タ31はHカウンタ30の 455クロツクカウント毎に1
ずつアツプカウント動作をし、第1フイールド/第2フ
イールドとも0〜 524ライン、フレーム当たり0〜1049
ラインをカウントする。これは倍速走査時のNTSC信
号に相当し、通常NTSCに対しては、後段回路におい
て2→1ラインの信号間引き処理が前提とされている。
【0024】このようにして、このMUSE/NTSC
系タイミング回路26におけるH/Vカウンタ30、3
1は、コントロール信号に基づいて、動作クロツク及び
ロードして設定されるデータを切り替えることにより、
MUSE系及びNTSC系の双方の動作を同一回路によ
り実現するようになされている。
系タイミング回路26におけるH/Vカウンタ30、3
1は、コントロール信号に基づいて、動作クロツク及び
ロードして設定されるデータを切り替えることにより、
MUSE系及びNTSC系の双方の動作を同一回路によ
り実現するようになされている。
【0025】MUSE簡易デコード処理回路24、25
は、主としてフイールド内内挿処理回路により構成され
る。これは画面水平方向および垂直方向に関し、サンプ
ル点間で演算処理を行うものであるが、このうち垂直方
向の処理構成については、図3に示すように構成されて
いる。
は、主としてフイールド内内挿処理回路により構成され
る。これは画面水平方向および垂直方向に関し、サンプ
ル点間で演算処理を行うものであるが、このうち垂直方
向の処理構成については、図3に示すように構成されて
いる。
【0026】このMUSE簡易デコード処理回路24、
25では、MUSE簡易デコーダ又はMUSE/NTS
Cコンバータの何れを構成するかによつて扱うデータの
形式、すなわち動作クロツクや1ライン当たりのサンプ
ル数等が変わるため、それらに対応するように構成され
ている。例えば垂直方向の演算処理に用いるライン遅延
要素は、MUSE簡易デコーダを構成する場合、16.2
〔MHz〕、 480段(1/33750 〔sec 〕)、MUSE/
NTSCコンバータを構成する場合、14.3325 〔MH
z〕、 455段(1/31500 〔sec 〕)で動作する。
25では、MUSE簡易デコーダ又はMUSE/NTS
Cコンバータの何れを構成するかによつて扱うデータの
形式、すなわち動作クロツクや1ライン当たりのサンプ
ル数等が変わるため、それらに対応するように構成され
ている。例えば垂直方向の演算処理に用いるライン遅延
要素は、MUSE簡易デコーダを構成する場合、16.2
〔MHz〕、 480段(1/33750 〔sec 〕)、MUSE/
NTSCコンバータを構成する場合、14.3325 〔MH
z〕、 455段(1/31500 〔sec 〕)で動作する。
【0027】また特性面においても、両者構成に基づく
対応を行う。すなわちこの処理は、MUSE方式で帯域
圧縮された高域信号成分再生のための内挿処理であると
共に、不要な雑音成分を除去する低域通過型フイルタを
構成する。一方MUSE簡易デコーダ及びMUSE/N
TSCコンバータにおける出力信号形態として、前者の
走査線数が、MUSE(HDTV)方式では1125〔本/
フレーム〕であるのに対し、NTSC方式では 525〔本
/フレーム〕であり、画面上に表現可能な垂直周波数帯
域に差異がある。
対応を行う。すなわちこの処理は、MUSE方式で帯域
圧縮された高域信号成分再生のための内挿処理であると
共に、不要な雑音成分を除去する低域通過型フイルタを
構成する。一方MUSE簡易デコーダ及びMUSE/N
TSCコンバータにおける出力信号形態として、前者の
走査線数が、MUSE(HDTV)方式では1125〔本/
フレーム〕であるのに対し、NTSC方式では 525〔本
/フレーム〕であり、画面上に表現可能な垂直周波数帯
域に差異がある。
【0028】従つてこの処理部において垂直方向処理に
用いるフイルタの特性、すなわち通過帯域はMUSE簡
易デコーダ及びMUSE/NTSCコンバータの何れを
構成するかにより、それぞれ最適なものに設定される。
図4は、MUSE簡易デコーダ構成時の垂直方向の処理
について示したものであり、図中水平方向は時間、垂直
方向は、走査線単位における信号内容の垂直相関性を表
現している。
用いるフイルタの特性、すなわち通過帯域はMUSE簡
易デコーダ及びMUSE/NTSCコンバータの何れを
構成するかにより、それぞれ最適なものに設定される。
図4は、MUSE簡易デコーダ構成時の垂直方向の処理
について示したものであり、図中水平方向は時間、垂直
方向は、走査線単位における信号内容の垂直相関性を表
現している。
【0029】図中○印で示した原信号に対し、a、b、
c、d、eの係数による荷重和で■印の内挿処理後信号
を得る。ここでMUSE簡易デコーダにおいては、その
走査形式は、処理の前後とも同じく1125本、2:1イン
タレースであり、フイルタ特性は垂直方向に対称なもの
となる。すなわち各係数はa=e=a1 、b=d=b1
、c=c1 となり、各係数a1 、b1 、c1 を適当に
選ぶことで、MUSE簡易デコーダにおける適切な特性
に設定する。このフイールド内内挿処理部における垂直
フイルタの伝達関数は、次式
c、d、eの係数による荷重和で■印の内挿処理後信号
を得る。ここでMUSE簡易デコーダにおいては、その
走査形式は、処理の前後とも同じく1125本、2:1イン
タレースであり、フイルタ特性は垂直方向に対称なもの
となる。すなわち各係数はa=e=a1 、b=d=b1
、c=c1 となり、各係数a1 、b1 、c1 を適当に
選ぶことで、MUSE簡易デコーダにおける適切な特性
に設定する。このフイールド内内挿処理部における垂直
フイルタの伝達関数は、次式
【数1】 で表される。
【0030】図5は同様に、MUSE/NTSCコンバ
ータ構成時の垂直方向の処理について示したものであ
り、図4と同様に図中○印で示した原信号に対し、a、
b、c、d、eの係数による荷重和で■印の内挿処理後
信号を得る。ここでMUSE/NTSCコンバータにお
いては、MUSE簡易デコーダの場合と異なり、その走
査形式は、処理を挟んで1125本、2:1インタレースか
ら、 525本、1:1ノンインタレースへの変換となり、
これを後段回路において、図中×印で示すような、1ラ
イン毎の走査線間引き及び時間伸長処理を行い、NTS
C方式に準じてなる 525本、2:1インタレース信号と
する。
ータ構成時の垂直方向の処理について示したものであ
り、図4と同様に図中○印で示した原信号に対し、a、
b、c、d、eの係数による荷重和で■印の内挿処理後
信号を得る。ここでMUSE/NTSCコンバータにお
いては、MUSE簡易デコーダの場合と異なり、その走
査形式は、処理を挟んで1125本、2:1インタレースか
ら、 525本、1:1ノンインタレースへの変換となり、
これを後段回路において、図中×印で示すような、1ラ
イン毎の走査線間引き及び時間伸長処理を行い、NTS
C方式に準じてなる 525本、2:1インタレース信号と
する。
【0031】このとき処理の前後において、垂直方向の
画像相関性がフイールド毎に変化しないために、処理に
おける垂直フイルタの各係数をフイールド毎に切り替え
る必要がある。いま奇数フイールドにおいて、各係数を
a=a2 、b=b2 、c=c2 、d=d2 、e=e2 と
した場合、偶数フイールドではa=e2 、b=d2 、c
=c2 、d=b2 、e=a2 と切り替えることで、垂直
方向の画像相関性がフイールド毎に変化することを回避
する。
画像相関性がフイールド毎に変化しないために、処理に
おける垂直フイルタの各係数をフイールド毎に切り替え
る必要がある。いま奇数フイールドにおいて、各係数を
a=a2 、b=b2 、c=c2 、d=d2 、e=e2 と
した場合、偶数フイールドではa=e2 、b=d2 、c
=c2 、d=b2 、e=a2 と切り替えることで、垂直
方向の画像相関性がフイールド毎に変化することを回避
する。
【0032】またMUSE簡易デコーダ構成時と異な
り、フイルタ特性は垂直方向に非対称なものとなる。各
係数a2 、b2 、c2 、d2 、e2 を適当に選ぶこと
で、MUSE/NTSCコンバータにおける適切な特性
に設定する。このフイールド内内挿処理部における垂直
フイルタによる伝達関数は、奇数フイールドについて、
次式
り、フイルタ特性は垂直方向に非対称なものとなる。各
係数a2 、b2 、c2 、d2 、e2 を適当に選ぶこと
で、MUSE/NTSCコンバータにおける適切な特性
に設定する。このフイールド内内挿処理部における垂直
フイルタによる伝達関数は、奇数フイールドについて、
次式
【数2】 で表され、また偶数フイールドについて、次式
【数3】 で表される。
【0033】図3に示したMUSE簡易デコード処理回
路24、25は、上述の特性切替えを実現する回路構成
の一例であり、係数発生部における各係数は、外部から
のコントロール信号によつて、MUSE簡易デコーダ構
成時には、(1)式に示す値に設定され、MUSE/N
TSCコンバータ構成時には、奇数又は偶数フイールド
別にそれぞれ(2)式又は(3)式に示す値に設定され
る。このようにMUSE簡易デコード処理回路24、2
5の構成は、MUSE簡易デコーダ及びMUSE/NT
SCコンバータの何れを実現する場合においても、共通
の回路上における動作及び設定の切替えにより対応し得
るようになされている。
路24、25は、上述の特性切替えを実現する回路構成
の一例であり、係数発生部における各係数は、外部から
のコントロール信号によつて、MUSE簡易デコーダ構
成時には、(1)式に示す値に設定され、MUSE/N
TSCコンバータ構成時には、奇数又は偶数フイールド
別にそれぞれ(2)式又は(3)式に示す値に設定され
る。このようにMUSE簡易デコード処理回路24、2
5の構成は、MUSE簡易デコーダ及びMUSE/NT
SCコンバータの何れを実現する場合においても、共通
の回路上における動作及び設定の切替えにより対応し得
るようになされている。
【0034】ここでこの実施例の場合、MUSE入力処
理回路2、MUSE同期再生回路3、MUSE系タイミ
ング回路4、メモリインターフエース21、スイツチ回
路23、MUSE簡易デコード処理回路24、25、M
USE/NTSC系タイミング回路26、出力処理回路
27の各回路部が1集積回路上に配置されている。また
この実施例の場合、コントロール信号は例えば集積回路
の所定ピンのインピーダンス状態によつて指定し得るよ
うになされている。
理回路2、MUSE同期再生回路3、MUSE系タイミ
ング回路4、メモリインターフエース21、スイツチ回
路23、MUSE簡易デコード処理回路24、25、M
USE/NTSC系タイミング回路26、出力処理回路
27の各回路部が1集積回路上に配置されている。また
この実施例の場合、コントロール信号は例えば集積回路
の所定ピンのインピーダンス状態によつて指定し得るよ
うになされている。
【0035】以上の構成において、このMUSE信号処
理装置20をMUSE簡易デコーダとして動作させる場
合には、集積回路の外付け回路として、MUSE系クロ
ツク回路5及びNTSC系クロツク回路10を付加する
と共に、ピンを所定のインピーダンスに設定してコント
ロール信号によつて指定する。またMUSE/NTSC
コンバータとして動作させる場合には、これに加えて、
MUSE−NTSC変換用ビデオRAM22を付加し、
ピンを所定のインピーダンスに設定してコントロール信
号によつて指定する。
理装置20をMUSE簡易デコーダとして動作させる場
合には、集積回路の外付け回路として、MUSE系クロ
ツク回路5及びNTSC系クロツク回路10を付加する
と共に、ピンを所定のインピーダンスに設定してコント
ロール信号によつて指定する。またMUSE/NTSC
コンバータとして動作させる場合には、これに加えて、
MUSE−NTSC変換用ビデオRAM22を付加し、
ピンを所定のインピーダンスに設定してコントロール信
号によつて指定する。
【0036】また外付け回路として、MUSE系クロツ
ク回路5、NTSC系クロツク回路10及びMUSE−
NTSC変換用ビデオRAM22を付加した状態で、ピ
ンを制御状態に応じて所望のインピーダンスに制御すれ
ば、必要に応じてMUSE簡易デコーダとして動作させ
たり、MUSE/NTSCコンバータとして動作させる
ことができ、これによりHDTV方式に準じたテレビジ
ヨン信号やNTSC方式に準じたテレビジヨン信号を任
意に切り替えることができる。
ク回路5、NTSC系クロツク回路10及びMUSE−
NTSC変換用ビデオRAM22を付加した状態で、ピ
ンを制御状態に応じて所望のインピーダンスに制御すれ
ば、必要に応じてMUSE簡易デコーダとして動作させ
たり、MUSE/NTSCコンバータとして動作させる
ことができ、これによりHDTV方式に準じたテレビジ
ヨン信号やNTSC方式に準じたテレビジヨン信号を任
意に切り替えることができる。
【0037】以上の構成によれば、MUSE簡易デコー
ダ及びMUSE/NTSCコンバータにおける処理動作
の大部分を共通に構成した回路の動作切替えにより実現
することで、両者を両立させる場合においての所要回路
規模の削減が可能なMUSE信号処理装置を実現でき
る。また従来個別に設計がなされていたMUSE簡易デ
コーダ及びMUSE/NTSCコンバータのそれぞれに
対し、同一処理回路の派生形態としての展開が可能とな
り、このMUSE信号処理装置を用いることで、表示用
あるいはビデオテープレコーダの録画用等それぞれの目
的とする形式のテレビジヨン信号が、処理の適宜切替え
により容易に得られ、システム構成上の展開性が容易と
なる。
ダ及びMUSE/NTSCコンバータにおける処理動作
の大部分を共通に構成した回路の動作切替えにより実現
することで、両者を両立させる場合においての所要回路
規模の削減が可能なMUSE信号処理装置を実現でき
る。また従来個別に設計がなされていたMUSE簡易デ
コーダ及びMUSE/NTSCコンバータのそれぞれに
対し、同一処理回路の派生形態としての展開が可能とな
り、このMUSE信号処理装置を用いることで、表示用
あるいはビデオテープレコーダの録画用等それぞれの目
的とする形式のテレビジヨン信号が、処理の適宜切替え
により容易に得られ、システム構成上の展開性が容易と
なる。
【0038】さらに上述の構成によれば、MUSE簡易
デコーダ及びMUSE/NTSCコンバータの処理動作
に関し、その大部分を共通に構成した回路の動作切替え
により実現することで、両者を両立させる場合において
の所要回路規模が削減でき、1集積回路上に配すること
ができる簡易な構成でのMUSE信号処理装置を実現で
きる。またこれにより、従来個別に設計がなされてい
た、MUSE簡易デコーダおよびMUSE/NTSCコ
ンバータのそれぞれに対し、同一処理回路の派生形態と
しての展開が可能となつた。
デコーダ及びMUSE/NTSCコンバータの処理動作
に関し、その大部分を共通に構成した回路の動作切替え
により実現することで、両者を両立させる場合において
の所要回路規模が削減でき、1集積回路上に配すること
ができる簡易な構成でのMUSE信号処理装置を実現で
きる。またこれにより、従来個別に設計がなされてい
た、MUSE簡易デコーダおよびMUSE/NTSCコ
ンバータのそれぞれに対し、同一処理回路の派生形態と
しての展開が可能となつた。
【0039】なお上述の実施例においては、MUSE/
NTSC系タイミング回路、MUSE簡易デコード処理
回路をそれぞれ図2、図3に示すように構成したが、同
様の機能を実現できれば、回路構成はこれに限らず種々
の回路を用いるようにしても、上述の実施例と同様の効
果を実現できる。
NTSC系タイミング回路、MUSE簡易デコード処理
回路をそれぞれ図2、図3に示すように構成したが、同
様の機能を実現できれば、回路構成はこれに限らず種々
の回路を用いるようにしても、上述の実施例と同様の効
果を実現できる。
【0040】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、単独でM
USE方式でエンコードされたHDTV信号に対し、簡
略化されたMUSEデコード処理を行うことで、HDT
V方式に準ずる形式の信号を出力するとともに、対応す
る受像機での受信に必要な同期信号等を併せて出力して
MUSE簡易デコーダを構成することができ、さらに内
部動作の設定、切替え及び所要容量のビデオRAMを付
加することにより、NTSC方式に準ずる形式の信号を
出力するとともに、対応する受像機での受信に必要な同
期信号等を併せて出力して、MUSE/NTSCコンバ
ータを構成することができるMUSE信号処理装置を実
現できる。
USE方式でエンコードされたHDTV信号に対し、簡
略化されたMUSEデコード処理を行うことで、HDT
V方式に準ずる形式の信号を出力するとともに、対応す
る受像機での受信に必要な同期信号等を併せて出力して
MUSE簡易デコーダを構成することができ、さらに内
部動作の設定、切替え及び所要容量のビデオRAMを付
加することにより、NTSC方式に準ずる形式の信号を
出力するとともに、対応する受像機での受信に必要な同
期信号等を併せて出力して、MUSE/NTSCコンバ
ータを構成することができるMUSE信号処理装置を実
現できる。
【図1】本発明によるMUSE信号処理装置の一実施例
を示すブロツク図である。
を示すブロツク図である。
【図2】図1のMUSE信号処理装置におけるMUSE
/NTSC系タイミング回路の構成を示す接続図であ
る。
/NTSC系タイミング回路の構成を示す接続図であ
る。
【図3】図1のMUSE信号処理装置におけるMUSE
簡易デコード処理回路の垂直方向信号処理部の構成を示
す接続図である。
簡易デコード処理回路の垂直方向信号処理部の構成を示
す接続図である。
【図4】図3のMUSE簡易デコード処理回路における
MUSE簡易デコーダ構成時の垂直方向処理の説明に供
する略線図である。
MUSE簡易デコーダ構成時の垂直方向処理の説明に供
する略線図である。
【図5】図3のMUSE簡易デコード処理回路における
MUSE/NTSCコンバータ構成時の垂直方向処理の
説明に供する略線図である。
MUSE/NTSCコンバータ構成時の垂直方向処理の
説明に供する略線図である。
【図6】MUSE/NTSCコンバータの構成を示すブ
ロツク図である。
ロツク図である。
1……MUSE/NTSCコンバータ、2……MUSE
入力処理回路、3……MUSE同期再生回路、4……M
USEタイミング回路、5……MUSE系クロツク回
路、6……時間軸変換回路、7、8、24、25……M
USE簡易デコード処理回路、9……NTSC系タイミ
ング発生回路、10……NTSC系クロツク回路、11
……走査線変換出力処理回路、21……メモリインター
フエース、22……MUSE−んTSC変換用ビデオR
AM、23……スイツチ回路、26……MUSE/NT
SC系タイミング回路、27……出力処理回路。
入力処理回路、3……MUSE同期再生回路、4……M
USEタイミング回路、5……MUSE系クロツク回
路、6……時間軸変換回路、7、8、24、25……M
USE簡易デコード処理回路、9……NTSC系タイミ
ング発生回路、10……NTSC系クロツク回路、11
……走査線変換出力処理回路、21……メモリインター
フエース、22……MUSE−んTSC変換用ビデオR
AM、23……スイツチ回路、26……MUSE/NT
SC系タイミング回路、27……出力処理回路。
Claims (2)
- 【請求項1】所定の帯域圧縮アナログ伝送(MUSE)
方式によりエンコードされた高品位テレビジヨン(HD
TV)方式のテレビジヨン信号に対して、少なくとも垂
直信号についてフイールド内内挿処理して、簡略化した
MUSEデコード処理を行うMUSE簡易デコード手段
と、 当該簡易デコード結果より上記HDTV方式に準ずる形
式のテレビジヨン信号を出力すると共に、対応する受像
機での受信に必要な同期信号等を併せて出力する第1の
信号処理手段と、 当該第1の信号処理手段で得られる上記HDTV方式に
準ずる形式のテレビジヨン信号を、標準テレビジヨン
(NTSC)方式に準ずる形式のテレビジヨン信号に方
式変換すると共に、対応する受像機での受信に必要な同
期信号等を併せて出力する第2の信号処理手段と を具え、上記MUSE簡易デコード手段、上記第1及び
第2の信号処理手段を同一集積回路上に配し、制御信号
によつて上記第1又は第2の信号処理手段の出力を選択
して、MUSE簡易デコード処理又はMUSE/NTS
C変換処理を行うようにしたことを特徴とするMUSE
信号処理装置。 - 【請求項2】上記制御信号によつて、表示用又は録画用
等、目的に応じた形式のテレビジヨン信号を適宜回路動
作の切換によつて得るようにしたことを特徴とする請求
項1に記載のMUSE信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5285823A JPH07123372A (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | Muse信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5285823A JPH07123372A (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | Muse信号処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07123372A true JPH07123372A (ja) | 1995-05-12 |
Family
ID=17696552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5285823A Pending JPH07123372A (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | Muse信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07123372A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6020927A (en) * | 1997-06-19 | 2000-02-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Video signal format converter |
JP2015146593A (ja) * | 2010-04-26 | 2015-08-13 | 株式会社日立国際電気 | 固体撮像装置 |
-
1993
- 1993-10-21 JP JP5285823A patent/JPH07123372A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6020927A (en) * | 1997-06-19 | 2000-02-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Video signal format converter |
JP2015146593A (ja) * | 2010-04-26 | 2015-08-13 | 株式会社日立国際電気 | 固体撮像装置 |
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