JPH07123023A - スペクトラム拡散送信機及びスペクトラム拡散通信装置 - Google Patents

スペクトラム拡散送信機及びスペクトラム拡散通信装置

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Publication number
JPH07123023A
JPH07123023A JP5263652A JP26365293A JPH07123023A JP H07123023 A JPH07123023 A JP H07123023A JP 5263652 A JP5263652 A JP 5263652A JP 26365293 A JP26365293 A JP 26365293A JP H07123023 A JPH07123023 A JP H07123023A
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JP
Japan
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signal
spread spectrum
noise code
phase difference
transmitter
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JP5263652A
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English (en)
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Jun Iwasaki
潤 岩崎
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 乗算器8において、入力端子1からの入力信
号が変調部3で変調された信号に、PN系列発生器4か
らのPN系列が乗算されることにより得られるSS信号
は、遅延回路11、12、13で任意の時間だけ遅延さ
れ、ATT14、15、16で信号強度を制御されて、
アンテナ17、18、19から出力される。 【効果】 送受信される信号の秘話性を高めることが可
能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペクトラム拡散信号
に対して好適な送信及び受信の制御を行うスペクトラム
拡散通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年において、情報の帯域幅より数百〜
数千倍もの広いスペクトラム帯域に被変調波を拡散させ
て通信を行うようなスペクトラム拡散通信方式(SS方
式)が注目されている。このSS方式では、送信機側
で、搬送波(キャリア)がPN(疑似雑音)符号系列に
よって変調されることにより、周波数スペクトラムが拡
散されるようになっている。また、受信機側において
は、送信機と同一構造のPN符号系列発生器により発生
するPN系列を用いた逆拡散(相関)過程を経た後、ベ
ースバンド復調されることによりデータが得られる。
【0003】上記SS方式の場合、受信機側で受信信号
を復調するためには、受信信号のPN系列のパターンが
一致していること以外に、時間的にも一致(発生タイミ
ングあるいは発生位相が一致)していなければならな
い。つまり、通信回線を成立させることができるのは、
同一系列で時間的にも位相が一致した場合のみである。
このようなSS方式の特徴を利用すれば、同じ周波数帯
を用いて、PN系列の違いにより、多数のチャンネルを
使うことが可能となる。
【0004】上述のSS方式の特徴を用い、PN符号に
よってチャンネルの識別を実現し、多元接続を行う方式
をCDMA(符号分割多元接続:Code Devision Multip
le Access)方式と呼ぶ。また、送信信号及び受信信号の
PN符号系列を時間的に一致させる回路のことを Time
Tracking Loop 回路(TTL回路)と呼ぶ。
【0005】ここで、図10に、従来のSS方式におけ
る受信機の概略的な構成を示す。この図10において、
入力端子110にはベースバンド信号に変換されたスペ
クトラム拡散通信方式による信号(SS信号)が供給さ
れ、このSS信号は初期同期回路111、PN系列同期
保持回路112、及び乗算器114に入力される。初期
同期回路111では、入力されたSS信号とPN系列と
の相関を取ることにより、送信側と受信側とのPN系列
が時間的に一致する。即ち、この初期同期回路111
は、同期タイミングを検出するものである。検出された
同期タイミングはPN系列同期保持回路112に伝えら
れ、ここで一種のPLL(位相ロックループ)回路等を
利用して同期タイミングを保持し続ける。このPN系列
同期保持回路112で保持される同期タイミングでPN
系列発生器113を動作させ、PN系列を発生させる。
発生したPN系列は、乗算器114において、入力され
たSS信号と乗算されることにより逆拡散され、出力端
子115から出力される。
【0006】図11には、図10の初期同期回路111
の概略的な一構成を示す。初期同期には様々な方法があ
るが、ここではディジタル的なスライディング相関方式
について説明する。入力端子120には図10の入力端
子110に入力されたSS信号と同じSS信号が入力さ
れる。このSS信号は、乗算器121においてPN系列
発生器122から出力されたPN系列と乗算され、その
乗算された結果はメモリ124に入力される。制御回路
123はPN系列発生器122の動作を制御する回路で
あり、PN系列を1チップずつ時間的にずらして発生さ
せる制御を行っている。尚、チップとはPN系列の伝送
レートのことである。
【0007】図12は、図11に示す初期同期回路の動
作を具体的に説明するためのPN系列と相関値との関係
を示す図である。図12の(A)は使用されているPN
系列を示す。この図12の(A)では、PN系列の一周
期は、”−1、1、1、−1、1”としている。上記制
御回路123は、PN系列発生器122に対して、図1
2の(B)〜(F)に示すように、PN系列を1チップ
ずつ時間的にずらしながら発生させる。PN系列の性質
上、PN系列が時間的に一致した場合のみ大きな自己相
関が得られるので、入力されるSS信号にPN系列を乗
算して結果を記憶しておき、相関値が大きなときのタイ
ミングを、送信時及び受信時のPN系列が時間的に一致
したタイミングとする。この図12に示す動作の場合に
は、(B)のときに一番大きな相関値が得られ、送信時
及び受信時のPN系列は(B)のタイミングで一致する
ことが判る。通常では、PN系列が時間的に1チップで
もずれた場合には、相関値がなるべく小さくなるような
PN系列を使用しており、この点では、この図12に挙
げたPN系列は適切とは言えない。初期同期回路111
では、図12の(B)のタイミングが検出され、このタ
イミングはPN系列同期保持回路112に伝えられて、
TTL回路等により同期が保持される。
【0008】図13には、図12の制御回路123の動
作のフローチャートを示す。先ず、ステップS1でPN
系列をある任意のタイミングで発生させ、その相関値を
検出する。次に、ステップS2で、上記任意のタイミン
グからPN系列を1周期分時間的にずらしたか否かを確
認する。例えば、図12に示した動作においては、PN
系列を5チップ分ずらすと1周期分ずらしたことにな
る。もし、PN系列を1周期分ずらしていなければ、ス
テップS4に進んで、PN系列を更に1チップ分シフト
させ、再びステップS1の動作に戻り、PN系列をある
任意のタイミングで発生させ、その相関値を検出する。
これに対して、PN系列を1周期分シフトさせた場合に
は、相関値を全て取り終わっているので、ステップS3
に進んで、最大の相関値を検索し、それをPN系列の最
適なタイミングとする。
【0009】次に、従来のレイク(RAKE)方式の受
信機の概略的な一構成を図14に示す。レイク方式は、
スペクトラム拡散通信に用いられる疑似雑音符号系列が
データ伝送速度に比べて十分に高速であることを利用し
て、時間的に微妙にずれて(遅延されて)受信されるマ
ルチパス信号を分離し、それぞれの信号を予め設けられ
た複数の復調部でそれぞれ独立にデータ復調し、その結
果を適当に処理することにより、効果的に復調を行おう
とするものである。レイク(RAKE)とは、「熊手」
の意味であり、マルチパスを熊手(複数の復調部)でか
き集めるところから名付けられている。また、複数の復
調部をそれぞれフィンガーとも呼ぶ。
【0010】図14の入力端子100にはベースバンド
信号に変換されたSS信号が供給され、この信号は複
数、例えば3つのフィンガー(復調部)102、10
3、104及びサーチャ101に入力されている。サー
チャ101は、図10の初期同期回路111と全く同じ
回路であり、図11で説明した制御を行う。この制御に
よりサーチャ101はマルチパスの分布を知ることがで
きる。一方、フィンガー102、103、104には、
図10の初期同期回路111以外の回路が全て含まれて
おり、SS信号を逆拡散することができ、その逆拡散信
号を更にデータ復調する回路である。つまり、サーチャ
101がPN系列の相関をとることによりマルチパスの
分布を検出し、その位相差情報を各フィンガー102、
103、104の内部のPN系列同期保持回路に伝える
ことにより、各マルチパスを独立して復調するのであ
る。各フィンガー102、103、104が復調したデ
ータはコンバイナ105に送られ、ここでタイミングを
合わせて加算されることにより信号強度が強められる。
この信号は出力端子106から最終的な復調データとし
て出力される。
【0011】図15は、上記サーチャ101がPN系列
の相関をとることにより検出されるマルチパスの分布の
一例を示す。横軸は時間、縦軸は相関値を示す。縦軸の
相関値は受信信号強度に比例するものである。図15中
の時間taはこの通信装置で決められたリファレンス時
間とする。つまり送信機側はこの時間taにPN系列の
先頭を合わせた場合には、位相差を0と決める。即ち、
この位相差とは任意の時間txとリファレンス時間ta
との時間差を示すことになる。また、時間tbはこの通
信装置で使用されているPN系列1周期分の時間とす
る。つまり、PN系列のチップレートをR(チップ/
秒)、PN系列1周期をNチップとすると、”tb−t
a=N/R”の関係になっている。この図15において
は、マルチパスは時間t1、t2、t3のところで3つ
検出されている。
【0012】図14のサーチャ101は、この3つのマ
ルチパスの時間t1、t2、t3をそれぞれフィンガー
102、103、104に渡す。その制御は図1の初期
同期回路11がPN同期保持回路12に同期タイミング
を伝えるのと全く同じである。
【0013】最近では、拡散に用いるPN符号系列の位
相を所定の規則に従い、ある位相から別の位相へと次々
に変化させながら通信を行う方式が提案されている。こ
の方式を、PN位相ホッピング方式と呼ぶ。
【0014】図16は従来のPN位相ホッピング方式に
よるPN系列と相関値との関係を示すものである。この
図16では、位相差は、図15の示すように、時間t
1、t2、t3の3つのところに存在し、この位相を所
定の決められたタイミングで、t1→t2→t3→t1
・・・と、次々と変えていくものとする。つまり、マル
チパス分布は、図16の(A)→(B)→(C)→
(A)・・・と変わっていくのである。この制御を行う
ことにより受信機側では、PN系列の他にPN系列の位
相差とその切り換えタイミングを知らなければ、データ
を復調することはできない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記PN位
相ホッピング方式を用いた場合には、送信機側では次々
にPN系列の位相を変えて送信し、受信機側でもそれと
全く同じタイミングでPN系列の位相を同じように切り
換えなければならない。従って、1度そのホッピングパ
タ−ンが判ってしまうと、第三者に復調されてしまうと
いう問題があった。
【0016】また、従来のPN位相ホッピング方式で
は、受信機側のPN系列の位相切り換えのタイミングが
少しでもずれると信号を復調することができなくなり、
復調データが途切れてしまうので、受信機側においては
位相切り換えの制御を非常に高速に行わなければならな
い。しかし、実際には、1つのPN系列発生器でPN符
号を1チップ単位で、高速に且つ、正確に切り換えるこ
とは非常に困難で、PN系列の切り換えの際には、PN
がずれた分だけ、見かけ上信号強度が下がってしまう。
【0017】そこで、本発明は上述の実情に鑑み、第三
者に復調されずに信号を送受信することができるスペク
トラム拡散通信装置を提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスペクトラ
ム拡散送信機は、入力信号を変調する変調手段と、疑似
雑音符号系列の発生を制御する制御手段と、この制御手
段による制御により疑似雑音符号系列を発生する疑似雑
音符号発生手段と、この疑似雑音符号発生手段により発
生された疑似雑音符号系列を上記変調手段からの変調さ
れた信号に掛け合わせ、スペクトラム拡散信号に変換す
る信号変換手段と、この信号変換手段からの信号を互い
に異なる複数の遅延時間でそれぞれ遅延させる複数の遅
延手段と、この複数の遅延手段からの遅延された信号の
信号強度を任意に減衰する減衰手段とを有して成ること
により上述した課題を解決する。
【0019】本発明に係るスペクトラム拡散通信装置
は、入力信号を変調する変調手段と、疑似雑音符号系列
の発生を制御する制御手段と、この制御手段による制御
により疑似雑音符号系列を発生する疑似雑音符号発生手
段と、この疑似雑音符号発生手段により発生された疑似
雑音符号系列を上記変調手段からの変調された信号に掛
け合わせ、スペクトラム拡散信号に変換する信号変換手
段と、この信号変換手段からの信号を互いに異なる複数
の遅延時間でそれぞれ遅延させる複数の遅延手段と、こ
の複数の遅延手段からの遅延された信号の信号強度を任
意に減衰する減衰手段とを有して成る送信機と、上記送
信機からのスペクトラム拡散信号から割り当てられた範
囲の疑似雑音符号系列の相関を検出する検出手段と、こ
の検出手段により検出された位相差毎に異なる疑似雑音
符号の相関による同期を保持する複数の同期保持手段
と、この複数の同期保持手段により保持される疑似雑音
符号系列を発生する複数の疑似雑音符号発生手段と、こ
の複数の疑似雑音符号発生手段により発生された疑似雑
音符号系列を上記送信機からのスペクトラム拡散信号に
掛け合わせる複数の信号変換手段と、この複数の信号変
換手段からの信号をそれぞれ復調する複数の信号復調手
段と、この複数の信号復調手段からの出力を加算する加
算手段とを有して成る受信機とを備えることにより上述
した課題を解決する。
【0020】また、上記送信機では、現在送信すべき位
相差を持つ信号と、次に送信すべき位相差を持つ信号の
みを上記送信機に送信し、上記2つの位相差以外の位相
差を持つ信号は送信しないことを特徴とする。
【0021】さらに、上記送信機では、上記信号変換手
段において、固有の疑似雑音符号系列の他に、各位相差
毎に異なる複数の疑似雑音符号系列を上記各変調手段か
らの変調された信号にそれぞれ掛け合わせてスペクトラ
ム拡散信号を得、上記受信機では、複数の疑似雑音符号
発生手段において、上記送信機からのスペクトラム拡散
信号内の各疑似雑音符号系列にそれぞれ対応する疑似雑
音符号系列をそれぞれ発生することを特徴とする。
【0022】そのうえ、上記送信機及び上記受信機は、
ある位相差と、この位相差の次に移行する位相差及び移
行時間とについて所定の規則を持ち、上記送信機では上
記所定の規則に従った位相差を持つスペクトル拡散信号
を上記受信機に送信し、上記受信機では、上記送信機か
らの規則に従った位相差を持つスペクトル拡散信号の分
布により、次の位相を予測することを特徴とする。
【0023】
【作用】本発明においては、送信機側で任意に位相差を
制御してSS信号を送信し、受信機側では、所定の位相
差を持った信号をこの信号に対応する独立した復調手段
でデータ復調するレイク方式を用いることにより、秘話
性を高めることができる。また、このレイク方式をPN
位相ホッピング方式に用いることにより、ホッピングの
際にデータが途切れることを回避することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について、図
面を参照しながら説明する。図1には、本発明に係るス
ペクトラム拡散通信装置の第1の実施例における送信機
の概略的な構成を示す。入力端子1から電話回線を介し
て入力された信号は、着信検出部2に送られることによ
り検出される。また、この検出された信号は、変調部3
にも供給され、変調処理が施される。一方、着信検出部
2で検出された信号は、制御部5に送られる。この制御
部5では、PN系列発生器4のPN系列の発生タイミン
グを自由に制御することができる。よって、この制御部
5にタイミング制御されたPN系列発生器4により発生
されたPN系列は、上記乗算器8において、上記変調部
3で変調された信号と乗算され、拡散されて、位相差が
0のスペクトラム拡散信号(SS信号)に変換される。
【0025】また、この送信機のアンテナの周辺回路
は、3つの遅延回路11、12、13、3つの可変減衰
器(ATT)14、15、16、3つのアンテナ17、
18、19により構成されている。遅延回路11、1
2、13は、任意の時間だけ信号を遅延させる回路であ
り、それぞれ時間t1、時間(t2−t1)、時間(t
3−t2)だけ信号を遅延させるように設定されてい
る。この設定により、入力端子1から入力された信号
は、各アンテナ17、18、19に伝送されるまでに、
時間t1、t2、t3の差をつけられる。一方、可変減
衰器14、15、16は、制御回路5からの制御によ
り、自由に入力信号のパワーを減衰させることができ
る。即ち、各アンテナ17、18、19から送信される
SS信号の信号強度を制御することが可能である。
【0026】図2は、上述の送信機で制御された信号の
分布の一例を示す。例えば、図2の(A)では、時間t
1のところの位相差でSS信号が送信されることを示
す。この場合には、上記可変減衰器14だけは減衰量を
最小にし、残りの可変減衰器15、16は減衰量をある
程度大きな値に設定する。この制御により、アンテナ1
7からは位相差は時間t1のSS信号が、強い信号強度
で送信されるが、アンテナ18とアンテナ19とからは
信号強度がかなり小さい位相差が時間t2、t3のとこ
ろにあるSS信号が送信されることになる。即ち、マル
チパス分布としては、図2(A)のようになる。図2の
(B)及び(C)に示すようなマルチパス分布となる場
合にも、図2の(A)と同様の制御を行えば良い。
【0027】図2の(A)、(B)、(C)に示すマル
チパス分布を実現するための各可変減衰器14、15、
16の制御をまとめたものを表1に示す。
【表1】
【0028】次に、本発明に係るスペクトラム拡散通信
装置の第1の実施例の受信機内の1つのフィンガー(復
調部)の概略的な構成を図3に示す。尚、受信機側の全
体の構成は図14の示す構成と同様であるので、説明は
省略する。この図3の入力端子21には送信機側から送
信されたSS信号が入力され、このSS信号はPN系列
同期保持回路22及び乗算機26に送られる。また、こ
のPN系列同期保持回路22には、入力端子23から、
入力SS信号とPN系列との相関を取ることにより検出
された同期タイミング信号が入力されており、この同期
タイミング信号を保持し続け、この同期タイミングでP
N系列発生器29を動作させてPN系列を発生させる。
発生されたPN系列は遅延回路24に供給される。この
遅延回路24では、入力端子25からの制御信号によ
り、発生されたPN系列を任意の時間だけ遅延させる。
この遅延回路24からの遅延されたPN系列は乗算器2
6に送られて、入力端子21からの入力SS信号に乗算
され、さらに、復調回路27で復調された後に、出力端
子28から出力される。本発明の受信機は、このような
フィンガーを複数個備えている。
【0029】図4は、本発明に係る受信機内部のサーチ
ャの制御を示す。横軸は時間軸を示している。通常、サ
ーチャは、PN系列1周期分の相関を常に検出してお
り、この検出された信号は、上述のような複数のフィン
ガーにより復調される。さらに、本発明ではその信号の
割り当てに一定の規則を持たせている。例えば、受信機
が3つのフィンガーを備える場合には、第1のフィンガ
ーは、時間t1から時間(t1+Δt)の範囲内(図中
のaの範囲内)の信号のみを復調する。同様に、第2の
フィンガーは、時間t2から時間(t2+Δt)の範囲
内(図中のbの範囲内)の信号のみを復調し、第3のフ
ィンガーは、時間t3から時間(t3+Δt)の範囲内
(図中のcの範囲内)の信号のみを復調する。ここで、
tは本発明のスペクトラム拡散通信装置において発生す
ると考えられる最大遅延時間である。
【0030】次に、本発明に係るスペクトラム拡散通信
装置の受信機の動作を具体的に説明する。受信機側のサ
ーチャでは、相関を検出をすることにより、図2に示す
ような3つのパターンのマルチパス分布を得ることがで
きる。伝搬特性により各信号には時間遅延があるが、こ
の時間遅延は時間t以内であるとする。サーチャは、図
4の範囲a、b、c内の信号を検出し、その範囲内で最
も受信強度の大きな信号を3つのフィンガーにそれぞれ
割り当てる。3つの範囲の中で、必ずどれかは信号強度
の強い信号であり、残りの2つは弱い信号のはずであ
る。一方、各フィンガーは、割り当てられる信号の位相
差が既に判っているので、その近傍のPNの位相差を予
め用意しておき、後はPN系列同期保持回路で微調整し
ながらPN系列の同期を保持すれば良い。即ち、各フィ
ンガーにとっては、図2に示す3つの状態は、受信信号
強度の変化でしかなく、従来例のように、PN系列の位
相差を3つの状態に合わせて切り換える必要も無いの
で、PN系列の位相切り換え時にデータを損失すること
が無い。
【0031】ところが、上述の受信機にはある制約があ
る。信号強度が小さい状態の信号(例えば、図2の
(A)においては、時間t2、t3の信号)があまり大
きな信号強度を持ったのではPN系列の位相をわざわざ
ホッピングさせる意味がなくなり、秘話性の向上にはな
らない。よって、データ復調はできないが、相関検出は
できる程度の信号強度になるように制御しなければなら
ない。これにより、常に各フィンガーは、PN系列の同
期を取ることができる。
【0032】図5には、本発明の秘話性を更に高めるた
めの制御を行った場合の信号の分布を示す。送信機の構
成は、図14に示す構成と全く同じである。例えば、図
5の(A)の場合には、メインになる信号の位相差は時
間t1のところにあり、この信号の信号強度が一番大き
い。位相は、時間t2に移ることが予め判っているの
で、次に移る時間t2の信号をある程度の信号強度に
し、それ以外の信号(この場合には、時間t3の信号の
み)を完全に無くしてしまう。受信機内部の各フィンガ
ーは、メインの信号を受信する前に必ずある信号強度を
持った信号を受信できるので、PN系列の同期をメイン
の信号を受信する前に維持することができ、PN位相ホ
ッピング方式によりデ−タが途切れることは無い。も
し、第三者が、偶然に、送信信号のPN系列を知り、例
えば位相差が時間t1のタイミングで復調できたとして
も、データはPN位相ホッピング方式により途切れ秘話
性は維持されるのである。
【0033】さらに、従来のPN位相ホッピング方式で
は、送信及び受信の両方で、PN系列をどのタイミング
で切り換えるのかを知らなければデータ復調はできなか
ったが、本発明により、送信機側でPN系列を様々なタ
イミングで変更しても、必ず次に移るPN系列の位相差
の位置にある任意の信号強度の信号を送信することによ
り、受信側では次の位相差をサーチャで検出することが
できるので、データ復調は可能である。
【0034】図6には、本発明のスペクトラム拡散通信
装置の第2の実施例の送信機の概略的な構成を示す。入
力端子200には、変調された送信信号が入力され、こ
の変調信号は乗算器201においてPN系列発生器20
2により発生されたPN系列と乗算され、SS信号に変
換される。このSS信号は、各乗算器203、204、
205に入力され、各PN系列発生器206、207、
208により発生される、それぞれ異なったPN系列と
乗算される。遅延回路209、210、211は、それ
ぞれ時間t1、t2、t3だけ信号を遅延する回路であ
り、各乗算器203、204、205からの出力は、こ
れらの遅延回路209、210、211によって遅延さ
れる。これらの遅延された信号は、各可変減衰器21
2、213、214で制御されて、各アンテナ215、
216、217から送信される。即ち、この送信機は、
それぞれ位相差の異なる信号にそれぞれ異なるPN系列
を乗算している。
【0035】次に、図7に、本発明のスペクトラム拡散
通信装置の第2の実施例における受信機内の1つのフィ
ンガーの概略的な構成を示す。入力端子250には、ベ
ースバンド信号に変換された受信SS信号が入力され、
PN系列同期保持回路252と乗算器255とに送られ
る。入力端子251には、サーチャからのタイミング信
号が入力され、PN系列同期保持回路252はそのタイ
ミングに従ってPN系列の同期を保持し続け、このPN
系列の同期がとれたタイミングにより、PN系列発生器
253、254にPN系列を発生させる。PN系列発生
器253は、図6のPN系列発生器201と同じPN系
列発生器であり、PN系列発生器254は、図6のPN
系列発生器206、207、208の内のいずれかのP
N系列発生器と同じPN系列を発生するものである。入
力端子250から入力された信号は、乗算器255でP
N系列発生器253により発生されたPN系列と乗算さ
れ、また、乗算器256でPN系列発生器254により
発生されたPN系列と乗算されることにより、完全に逆
拡散され、復調回路257で復調され、出力端子258
から出力される。よって、本発明のスペクトラム拡散通
信措置の第2の実施例の受信機内には、上述の構成を有
するフィンガーが、図6に示した送信機側のPN系列発
生器202とPN系列発生器206の組合せと、PN系
列発生器202とPN系列発生器207の組合せと、P
N系列発生器202とPN系列発生器208の組合せと
に対応するように用意される。
【0036】次に、図8に、上述の送信機が送信するS
S信号のマルチパス分布を示す。この場合には、ほぼ同
じ信号強度の3つの信号が、時間t1、t2、t3のと
ころに存在する。これは、図6の可変減衰器212、2
13、214の減衰量を最小にした場合である。受信機
側では、サーチャは、第1の実施例と全く同じ制御を行
うが、但し、PN系列発生器253により発生されるP
N系列で相関を検出する。他のPN系列が乗算されてい
ても相関検出には影響がないことは言うまでもない。マ
ルチパスを検出したサーチャは、図4で説明したように
決められた位相範囲の信号を、この位相範囲の信号に対
応する、決められたフィンガーで復調させる。PN系列
の位相差が判れば、送信機側で掛けられているPN系列
の種類も判るので、予めフィンガー中に、そのPN系列
を用意しておけば良い。例えば、位相差が時間t1、t
2、t3付近にある信号は、上記PN系列発生器20
6、207、208により発生されたPN系列が乗じら
れていることが事前に判るので、各範囲の信号を復調す
るフィンガーは、内部に上記PN系列発生器206、2
07、208により発生されるPN系列を発生するPN
系列発生器を1つずつ持てば良い。尚、フィンガーの内
部回路は、図3で説明したとおりである。
【0037】この第2の実施例では、PN系列を4種類
用いており、従来のSS方式のように、ただ4種類のP
N系列を順番に信号に乗じる方法と比べて、データ復調
するためには、どの位相に、どのPN系列が乗じられて
いるのかを知らなくてはならない。よって、秘話性を一
層向上させることができる。
【0038】さらに、第3の実施例として、送信機から
の送信信号の第2のマルチパス分布を図9に示す。この
場合には、時間t2のところにのみ信号が存在し、時間
t1、t3の信号は無い。この状態を「t1:t2:t
3=0:1:0」と考える。つまり信号強度がある一定
値以下であるときには「0」、ある一定値以上であると
きには「1」と決める。この時間t1、t2、t3の位
相差と、次に移る位相差の時間と、時間との関係の規則
を表2に示す。例えば、「t1:t2:t3=0:0:
0」の状態では、次に移る位相差は「t1」、時間は
「2秒」となっている。
【0039】この第3の実施例においては、マルチパス
の分布を暗号化している。送信機及び受信機は、表2に
示す規則だけをそれぞれ持っており、送信機側ではこの
規則に従ってPN位相ホッピングを行う。そのときに、
メインになる信号以外の信号も送信することにより、次
にホッピングする位相差と、その位相差で送信する時間
とを伝えるのである。例えば、現在「t1:t2:t3
=1:1:0」の分布であったとすると、表2に示す規
則により、次には時間t3の位相差がメイン信号とな
り、その位相差で20秒通信した後、位相を切り換え
る。
【0040】
【表2】 以上の制御を繰り返すことにより、PN系列の位相変化
をランダムにすることが可能となり、一層秘話性を高め
ることが可能となる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係るスペクトラム拡散送信機は、入力信号を変調す
る変調手段と、疑似雑音符号系列の発生を制御する制御
手段と、この制御手段による制御により疑似雑音符号系
列を発生する疑似雑音符号発生手段と、この疑似雑音符
号発生手段により発生された疑似雑音符号系列を上記変
調手段からの変調された信号に掛け合わせ、スペクトラ
ム拡散信号に変換する信号変換手段と、この信号変換手
段からの信号を互いに異なる複数の遅延時間でそれぞれ
遅延させる複数の遅延手段と、この複数の遅延手段から
の遅延された信号の信号強度を任意に減衰する減衰手段
とを有して成ることにより、送受信される信号の秘話性
を高めることが可能となる。また、PN位相ホッピング
方式によるホッピングの際にデータが途切れることを回
避することができる。
【0042】本発明に係るスペクトラム拡散通信装置
は、入力信号を変調する変調手段と、疑似雑音符号系列
の発生を制御する制御手段と、この制御手段による制御
により疑似雑音符号系列を発生する疑似雑音符号発生手
段と、この疑似雑音符号発生手段により発生された疑似
雑音符号系列を上記変調手段からの変調された信号に掛
け合わせ、スペクトラム拡散信号に変換する信号変換手
段と、この信号変換手段からの信号を互いに異なる複数
の遅延時間でそれぞれ遅延させる複数の遅延手段と、こ
の複数の遅延手段からの遅延された信号の信号強度を任
意に減衰する減衰手段とを有して成る送信機と、上記送
信機からのスペクトラム拡散信号から割り当てられた範
囲の疑似雑音符号系列の相関を検出する検出手段と、こ
の検出手段により検出された位相差毎に異なる疑似雑音
符号の相関による同期を保持する複数の同期保持手段
と、この複数の同期保持手段により保持される疑似雑音
符号系列を発生する複数の疑似雑音符号発生手段と、こ
の複数の疑似雑音符号発生手段により発生された疑似雑
音符号系列を上記送信機からのスペクトラム拡散信号に
掛け合わせる複数の信号変換手段と、この複数の信号変
換手段からの信号をそれぞれ復調する複数の信号復調手
段と、この複数の信号復調手段からの出力を加算する加
算手段とを有して成る受信機とを備えることにより、送
受信される信号の秘話性を高めることが可能となる。ま
た、PN位相ホッピング方式によるホッピングの際にデ
ータが途切れることを回避することができる。
【0043】また、上記送信機では、現在送信すべき位
相差を持つ信号と、次に送信すべき位相差を持つ信号の
みを上記送信機に送信し、上記2つの位相差以外の位相
差を持つ信号は送信しないことにより、送受信される信
号の秘話性を高めることが可能となる。また、PN位相
ホッピング方式によるホッピングの際にデータが途切れ
ることを回避することができる。
【0044】さらに、上記送信機では、上記信号変換手
段において、固有の疑似雑音符号系列の他に、各位相差
毎に異なる複数の疑似雑音符号系列を上記各変調手段か
らの変調された信号にそれぞれ掛け合わせてスペクトラ
ム拡散信号を得、上記受信機では、複数の疑似雑音符号
発生手段において、上記送信機からのスペクトラム拡散
信号内の各疑似雑音符号系列にそれぞれ対応する疑似雑
音符号系列をそれぞれ発生することにより、送受信され
る信号の秘話性を高めることが可能となる。また、PN
位相ホッピング方式によるホッピングの際にデータが途
切れることを回避することができる。
【0045】そのうえ、上記送信機及び上記受信機は、
ある位相差と、この位相差の次に移行する位相差及び時
間とについて所定の規則を持ち、上記送信機では上記所
定の規則に従った位相差を持つスペクトル拡散信号を上
記受信機に送信し、上記受信機では、上記送信機からの
規則に従った位相差を持つスペクトル拡散信号の分布に
より、次の位相を予測することにより、送受信される信
号の秘話性を高めることが可能となる。また、PN位相
ホッピング方式によるホッピングの際にデータが途切れ
ることを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスペクトラム拡散通信装置の送信
側の概略的な構成を示す図である。
【図2】送信側で制御された送信信号の分布を示す図で
ある。
【図3】本発明に係るスペクトラム拡散通信装置の受信
側のフィンガーの概略的な構成を示す図である。
【図4】受信側の相関検出範囲を示す図である。
【図5】本発明に係るスペクトラム拡散通信装置の送信
側の第2の実施例により制御された送信信号の分布を示
す図である。
【図6】本発明に係るスペクトラム拡散通信装置の送信
側の第2の実施例の概略的な構成を示す図である。
【図7】本発明に係るスペクトラム拡散通信装置の受信
側の第2の実施例の概略的な構成を示す図である。
【図8】図6の送信側から送信するSS信号のマルチパ
ス分布を示す図である。
【図9】図6の送信側から送信するSS信号の第2のマ
ルチパス分布を示す図である。
【図10】従来のスペクトラム拡散通信装置の概略的な
構成を示す図である。
【図11】図10の初期同期回路の概略的な構成を示す
図である。
【図12】図10の初期同期回路におけるPN系列と相
関値との関係を示す図である。
【図13】図11の制御回路の制御動作のフローチャー
トである。
【図14】従来のレイク方式の受信機の概略的な構成を
示す図である。
【図15】従来のサーチャー回路が検出するマルチパス
分布を示す図である。
【図16】従来のPNホッピング方式による相関検出範
囲を示す図である。
【符号の説明】
2・・・・・・・・着信検出部 3・・・・・・・・変調部 4・・・・・・・・PN系列発生器 5・・・・・・・・制御部 8・・・・・・・・乗算器 11、12、13・遅延回路 14、15、16・ATT 17、18、19・アンテナ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を変調する変調手段と、 疑似雑音符号系列の発生を制御する制御手段と、 この制御手段による制御により疑似雑音符号系列を発生
    する疑似雑音符号発生手段と、 この疑似雑音符号発生手段により発生された疑似雑音符
    号系列を上記変調手段からの変調された信号に掛け合わ
    せ、スペクトラム拡散信号に変換する信号変換手段と、 この信号変換手段からの信号を互いに異なる複数の遅延
    時間でそれぞれ遅延させる複数の遅延手段と、 この複数の遅延手段からの遅延された信号の信号強度を
    任意に減衰する減衰手段とを有して成ることを特徴とす
    るスペクトラム拡散送信機。
  2. 【請求項2】 入力信号を変調する変調手段と、疑似雑
    音符号系列の発生を制御する制御手段と、この制御手段
    による制御により疑似雑音符号系列を発生する疑似雑音
    符号発生手段と、この疑似雑音符号発生手段により発生
    された疑似雑音符号系列を上記変調手段からの変調され
    た信号に掛け合わせ、スペクトラム拡散信号に変換する
    信号変換手段と、この信号変換手段からの信号を互いに
    異なる複数の遅延時間でそれぞれ遅延させる複数の遅延
    手段と、この複数の遅延手段からの遅延された信号の信
    号強度を任意に減衰する減衰手段とを有して成る送信機
    と、 上記送信機からのスペクトラム拡散信号から割り当てら
    れた範囲の疑似雑音符号系列の相関を検出する検出手段
    と、この検出手段により検出された位相差毎に異なる疑
    似雑音符号の相関による同期を保持する複数の同期保持
    手段と、この複数の同期保持手段により保持される疑似
    雑音符号系列を発生する複数の疑似雑音符号発生手段
    と、この複数の疑似雑音符号発生手段により発生された
    疑似雑音符号系列を上記送信機からのスペクトラム拡散
    信号に掛け合わせる複数の信号変換手段と、この複数の
    信号変換手段からの信号をそれぞれ復調する複数の信号
    復調手段と、この複数の信号復調手段からの出力を加算
    する加算手段とを有して成る受信機とを備えることを特
    徴とするスペクトラム拡散通信装置。
  3. 【請求項3】 上記送信機では、現在送信すべき位相差
    を持つ信号と、次に送信すべき位相差を持つ信号のみを
    上記送信機に送信し、上記2つの位相差以外の位相差を
    持つ信号は送信しないことを特徴とする請求項2記載の
    スペクトラム拡散通信装置。
  4. 【請求項4】 上記送信機では、上記信号変換手段にお
    いて、固有の疑似雑音符号系列の他に、各位相差毎に異
    なる複数の疑似雑音符号系列を上記各変調手段からの変
    調された信号にそれぞれ掛け合わせてスペクトラム拡散
    信号を得、上記受信機では、複数の疑似雑音符号発生手
    段において、上記送信機からのスペクトラム拡散信号内
    の各疑似雑音符号系列にそれぞれ対応する疑似雑音符号
    系列をそれぞれ発生することを特徴とする請求項2記載
    のスペクトラム拡散通信装置。
  5. 【請求項5】 上記送信機及び上記受信機は、ある位相
    差と、この位相差の次に移行する位相差及び移行時間と
    について所定の規則を持ち、上記送信機では上記所定の
    規則に従った位相差を持つスペクトル拡散信号を上記受
    信機に送信し、上記受信機では、上記送信機からの規則
    に従った位相差を持つスペクトル拡散信号の分布によ
    り、次の位相を予測することを特徴とする請求項2記載
    のスペクトラム拡散通信装置。
JP5263652A 1993-10-21 1993-10-21 スペクトラム拡散送信機及びスペクトラム拡散通信装置 Pending JPH07123023A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6445114B1 (en) 1997-04-09 2002-09-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Electron emitting device and method of manufacturing the same

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6445114B1 (en) 1997-04-09 2002-09-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Electron emitting device and method of manufacturing the same
US6827624B2 (en) 1997-04-09 2004-12-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Electron emission element and method for producing the same

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