JPH0712298A - ガスボンベの保持装置 - Google Patents

ガスボンベの保持装置

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JPH0712298A
JPH0712298A JP15519993A JP15519993A JPH0712298A JP H0712298 A JPH0712298 A JP H0712298A JP 15519993 A JP15519993 A JP 15519993A JP 15519993 A JP15519993 A JP 15519993A JP H0712298 A JPH0712298 A JP H0712298A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 取付性が良い上に外れにくく、屋外に放置し
ても周辺の美観を損ねることがない耐久性に優れたガス
ボンベの保持装置の提供をする。 【構成】 ガスボンベGBの保持装置を建物の外壁の近
傍、又は2本の支柱7に設けられたカバー固定部材2
と、カバー固定部材2間に取り付けられるカバー1とか
ら構成し、このカバー1を、複数のガスボンベGBの前
面側の外形に沿って変形できる柔軟なシート状材から構
成される被覆部材3と、被覆部材3の長さ方向の両端部
に、高さ方向に設けられた縦フレーム4と、縦フレーム
4にカバー固定部材2に係合するように設けられた取付
部材5と、被覆部材3、縦フレーム4、または取付部材
5に少なくとも1つに設けられ、カバー1を取付部材5
を介してカバー固定部材2の間に張設した時に、カバー
1に前記カバー固定部材2対して引張力を作用させる伸
縮手段6とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスボンベの保持装置に
関し、特に、屋外に配置されるLPガスボンベ等のガス
ボンベを、安全にしかも周囲の美観を損ねることなく直
立状態で保持することができるガスボンベの保持装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プロパン・ブタンなどの炭化水素
を主成分とするガスを液化したLPガス(Liquefied pet
roleum gas) は、家庭用、業務用の燃料としてボンベに
充填され、燃料切れが起きないように、例えば2本1組
でユーザーの軒先などに置かれている。このようなLP
ガスボンベのうち縦長の有底直筒型で頭部にバルブが設
けられたものは、設置場所において転倒しないようにチ
ェーンによって壁面などに保持されている。
【0003】ところが、従来のLPガスボンベ固定用の
ボンベチェーンに施されているメッキはあまり耐食性に
優れていないものが多いため、屋外使用を続けている
と、ボンベチェーンに腐食が発生し、ボンベチェーンが
錆びてボンベが汚れ、美観を損ねるという問題がある。
また、このような腐食が進行すると、ボンベチェーンは
その強度が劣化してゆき、最終的には外力が加わった時
に切断する恐れがあり、転倒防止という本来の機能を失
う可能性があるので、ボンベチェーンは通常、2〜3年
程度で交換しなければならないという問題点もあった。
【0004】そこで、本出願人は図11(a) に示すよう
に、壁面に設けられたブラケットやフックなどの固定金
具91,92に取り付けることができ、屋外に放置して
もガスボンベGBの周辺の美観を損ねることがなく、更
に、耐久性をも兼ね備えたLPガスボンベ固定用ベルト
90を提案した(実願平4−66033号)。
【0005】また、実開平4−93599号公報には、
図11(b) に示すように、支柱94が立設された架台9
3の上にガスボンベGBを載置した後、カバー部材95
によってバスボンベGBの前周面と両側面を被覆してそ
の両端を磁石でガスボンベGB上に固定し、このカバー
部材95の上から帯状体96を係止金具97によって、
支柱94に設けられたフック98に取り付けてガスボン
ベGBを保持するようにしたガスボンベの保持装置も提
案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実願平
4−66033号で提案したLPガスボンベ固定用ベル
トでは、LPガスボンベGBの殆どの部分が露出してい
るので、見栄えが良くないという課題が残っている。ま
た、実開平4−93599号公報に記載のガスボンベの
保持装置では、ガスボンベGBを載置した後にまずカバ
ー部材95をガスボンベGBの外周面に位置を合わせて
取り付け、その後に帯状体96を用いてガスボンベGB
を保持するので、保持作業が面倒である上に、カバー部
材95が磁石でしかガスボンベGBの表面に固定されて
いないので、強風によってめくれて美観を損なう恐れが
あった。
【0007】そこで、本発明は、取り付けが簡単でガス
ボンベの保持作業性が良い上に、外れにくく、屋外に放
置してもガスボンベ周辺の美観を損ねることがないと共
に、耐久性をも兼ね備えた優れたガスボンベの保持装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明のガスボンベの保持装置は、ガスメータが設けられた
建物の外壁の近傍、あるいはガスメータが取り付けられ
た支柱の前、に配置されるガスボンベの転倒を防止して
保持するためのガスボンベの保持装置であって、前記ガ
スボンベを覆うように取り付けられるカバーと、前記外
壁あるいは前記支柱に設けられて前記カバーを固定する
ためのカバー固定部材とから構成され、前記カバーは、
前記ガスボンベの少なくとも胴部を前面側から覆う高さ
と長さを備え、前記ガスボンベの前面側の外形に沿う被
覆部材と、この被覆部材の両端または片端部に設けら
れ、前記カバー固定部材に係合するように設けられた取
付部材と、前記カバーを前記取付部材を介して前記カバ
ー固定部材間に張設した時に、前記カバーに引張力を作
用させる伸縮手段とを備えることを特徴としている。
【0009】前記被覆部材は、ガスボンベの前面側の外
形に沿った比較的固い成形部を含んでいても良いもので
ある。
【0010】
【作用】本発明のガスボンベの保持装置によれば、ガス
メータが設けられた建物の外壁の近傍、あるいはガスメ
ータが取り付けられた支柱に取り付けられたカバー固定
部材に、取付部材を介してカバーを取り付けるだけで、
ガスボンベの少なくとも胴部が前面側から覆われ、か
つ、カバーはカバー固定部材対して引張力が作用する状
態で取り付けられるので、取付性が良い上に外れにく
く、屋外に放置してもガスボンベ周辺の美観を損ねるこ
とがない。
【0011】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0012】本発明のガスボンベの保持装置は、ガスメ
ータが設けられた建物の外壁の近傍に配置されるガスボ
ンベの転倒を防止して保持したり、ガスメータが取り付
けられた支柱の前に配置される複数のガスボンベの転倒
を防止して保持するためのものであるが、以後の実施例
では、ガスメータが取り付けられた2本の支柱の前に並
べて配置される複数のガスボンベの転倒を防止して保持
する場合に付いて説明する。
【0013】図1は本発明のガスボンベの保持装置を構
成する基本的な構成部材をガスボンベと共に示す斜視図
であり、ガスボンベGBは地面Eに埋め込まれた2本の
支柱7の前に2本並べて配置されている。そして、2本
の支柱7の上方にはガスメータ取付板9を介してガスメ
ータ8が取り付けられており、2本のガスボンベGBは
バルブVを介してガス管8aによってガスメータ8に接
続されている。
【0014】以上のように構成された2本の支柱7に
は、2本のガスボンベGBの幅程度の間隔を隔ててカバ
ー固定部材2が取り付けられている。この実施例ではカ
バー固定部材2は支柱7の間に所定間隔をあけて掛け渡
された2本のフラットバー7aの両端部に形成されてお
り、合計4ケ所に設けられている。そして、2本のフラ
ットバー7aの両端部は、ガスボンベGBの外周形状に
そって僅かに湾曲されており、カバー固定部材2には係
止穴2aが設けられている。
【0015】一方、2つのカバー固定部材2の間に取り
付けられるカバー1は、2本のガスボンベGBの少なく
とも胴部を前面側から覆う高さと長さを備えた被覆部材
3と、この被覆部材3の長さ方向の両端部に設けられた
取付部材5と、カバー1を取付部材5を介してカバー固
定部材2の間に張設した時に、カバー1にカバー固定部
材2に対して引張力を作用させる伸縮手段6とから構成
される。被覆部材3は布等のシート状の材料や、プラス
チック等の合成樹脂で作られ、被覆部材3が柔軟なシー
ト状の材料から構成される場合は、図1に示すように被
覆部材3の長さ方向の両端部に高さ方向に縦フレーム4
が設けられ、取付部材5はこの縦フレーム4に固定され
る。また、この実施例では、カバー固定部材2に係止穴
2aが設けられているので、取付部材5はフック状に形
成されており、係止穴2aに係合させ易いように把手5
aが設けられている。更に、図1には伸縮手段6が被覆
部材3に設けられる例を示してあるが、伸縮部材6は、
この他に縦フレーム4または取付部材5の何れかに設け
られても良いものである。
【0016】図2(a) は図1のガスボンベの保持装置に
おけるカバー1のカバー固定部材2への取付状態を示す
正面図であり、図2(b) は図1のガスボンベの保持装置
におけるカバーのカバー固定部材への取付状態を示す側
面図である。カバー1はカバー固定部材2に取り付けら
れると、図示しない伸縮手段6によりカバー固定部材2
に対して引張力が作用するので、カバー固定部材2の間
にたるみなく掛け渡される。また、この実施例の被覆部
材3の上端部には折れ曲がり部3aがあり、被覆部材3
でガスボンベGBの胴部を覆った時に、この折れ曲がり
部3aがガスボンベGBの肩部を覆うようになってい
る。
【0017】次に、以上のようにガスボンベGBを正面
側から覆うカバー1の色々な実施例について図3から図
8により説明する。
【0018】図3(a) は本発明のガスボンベの保持装置
におけるカバー1の第1の実施例の構成を示す斜視図で
ある。この実施例のカバー1は、被覆部材3が柔軟なシ
ート状の材料から構成されており、その両端部に縦フレ
ーム4が取り付けられている。そして、フック状の取付
部材5はこの縦フレーム4に固着されており、この取付
部材5と取付部材5との間に伸縮部材6を兼ねた横フレ
ーム10が取り付けられている。
【0019】被覆部材3として使用する柔軟なシート状
の材料は、例えば、ポリエステル性の布の表面に、塩化
ビニル樹脂のコーディングを施して難燃性、耐候性、お
よび防汚性を備えさせたものが使用できる。
【0020】横フレーム10は図3(b) に示すように弾
性を有する合成樹脂で成形されている。また、横フレー
ム10の長手方向の複数の所定箇所にはU字状に湾曲す
る湾曲部11が設けられており、この湾曲部11によっ
てガスボンベの外側の面には円筒面状の凸部11aが形
成され、他方の面にはU字状の溝11bが形成されてい
る。そして、被覆部材3はこの横フレーム10の湾曲部
11に沿うように、縦フレーム4と縦フレーム4との間
に張り渡されている。更に、この実施例のカバー1の取
付部材5から取付部材5までの長さLは、ガスボンベG
Bの外側の形状に沿ったカバー固定部材2からカバー固
定部材2までの長さよりも短く形成されている。
【0021】横フレーム10としては、例えば、塩化ビ
ニル樹脂やポリプロピレン等を使用することができる。
【0022】従って、図3に示した実施例のカバー1
は、引っ張りながらカバー固定部材2とカバー固定部材
2の間に取り付け、この時に湾曲部11が伸縮部材6の
役割を果たす。すなわち、カバー1を左右に引っ張る
と、この湾曲部11が弾性的に撓み、湾曲部11の溝1
1bの間隙が広がった状態にカバー1の全長が伸びる。
そして、カバー1をカバー固定部材2とカバー固定部材
2の間に取り付けた状態では、湾曲部11が縮もうとす
るのでカバー1がたるむことなくカバー固定部材2とカ
バー固定部材2の間に掛け渡される。このため、カバー
1の中央部が垂れ下がることがなく、取り付けた状態で
カバー1の外観をすっきりとしたものにすることができ
ると共に、LPガスボンベGBを確実に保持することが
できる。
【0023】図4は本発明のガスボンベの保持装置にお
けるカバー1の第2の実施例の構成を示す斜視図であ
る。この実施例のカバー1は、被覆部材3が比較的固い
合成樹脂から構成されており、予め2本並んだガスボン
ベGBの形状に合わせて平面視U字状に形成されてい
る。被覆部材3の高さはガスボンベGBの胴部の高さと
同じ程度に形成され、厚さもシートよりも厚く、5mm
〜10mm程度に形成され、その両端部にフック状の取
付部材5が取り付けられている。被覆部材3は合成樹脂
製で固いので、被覆部材3の両端部に縦フレーム4を設
ける必要はない。
【0024】この実施例における取付部材5は、被覆部
材3にねじ等によって取り付けることもできるが、被覆
部材3の成形時にインサートによって一体的に成形する
ことができる。
【0025】この実施例のようにカバー1を構成する被
覆部材3が固い合成樹脂で成形されて作られていると、
カバー1をカバー固定部材2に取り付ける時に取付部材
5をカバー固定部材2に係合させることが困難である。
このため、図4に示した実施例では、被覆部材3のカバ
ー固定部材2に近い側の一方の面に、普段は収縮してお
り、引っ張るとその引っ張り方向に伸長する伸縮部材6
が設けられている。この伸縮部材6は、通常は収縮する
方向に付勢力が作用する蛇腹状のシート材を用いて形成
すれば良く、図4に矢印Pで示すような力が加わった時
に伸長するように構成しておく。この伸縮部材6は、図
4の中のA部またはB部に設けても良いものである。
【0026】従って、図4に示した実施例のカバー1
は、伸縮部材6を伸長させながらカバー固定部材2とカ
バー固定部材2の間に取り付けると、伸縮部材6の収縮
力により、カバー1がゆるみ無くカバー固定部材2とカ
バー固定部材2の間に取り付けられ、取り付けた状態で
カバー1の外観をすっきりとしたものにすることができ
る。
【0027】図5(a) は本発明のガスボンベの保持装置
におけるカバーの第3の実施例の構成を示すものであ
る。この実施例のカバー1も、被覆部材3が比較的固
く、厚みのある合成樹脂から構成されているが、図4に
示した実施例のカバー1との違いは、カバー1がガスボ
ンベGBの外形形状に沿って変形できる点である。この
ため、被覆部材3には複数本のV字状の溝3bが縦方向
に平行に設けられており、カバー1はこのV字状の溝3
bの部分で折れ曲がることができるようになっている。
【0028】そして、取付部材5はV字状の溝3bが設
けられた面の裏面側に取り付けられるようになってお
り、この実施例では図5(b) に示すように、取付部材5
に伸縮部材6が設けられている。すなわち、この実施例
の伸縮部材6は、被覆部材3の端部に突設されて取付部
材5設けられた長穴を挿通するピン6a、被覆部材3の
表面側に設けられたブラケット6c、および取付部材5
の端部とブラケット6cとの間に掛け渡されて収縮力を
作用させるバネ6bとから構成される。
【0029】この実施例のカバー1は、伸縮部材6が設
けられていない一方の取付部材5をカバー固定部材2に
係合した後に、被覆部材3をガスボンベGBの形状に合
わせて折り曲げ、伸縮部材6が設けられた他方の取付部
材5を、図5(b) に点線で示す位置から延ばしてカバー
固定部材2に係合させてカバー固定部材2とカバー固定
部材2との間に取り付ける。従って、図5に示した実施
例のカバー1は、伸縮部材6を伸長させながらカバー固
定部材2とカバー固定部材2の間に取り付けると、伸縮
部材6の収縮力により、カバー1がゆるみ無くカバー固
定部材2とカバー固定部材2の間に取り付けられ、取り
付けた状態でカバー1の外観をすっきりとしたものにす
ることができる。
【0030】図6は本発明のガスボンベの保持装置にお
けるカバーの第4の実施例の構成を示す斜視図である。
この実施例の被覆部材3は、2本のガスボンベGBの少
なくとも胴部を前面側から覆う高さと長さを備えてお
り、ガスボンベGBの前面側の外形に沿って変形できる
柔軟なシート状の材料から構成されている。従って、こ
の被覆部材3には、長さ方向の両端部に高さ方向に縦フ
レーム4が設けられており、この縦フレーム4に被覆部
材3と取付部材5が取り付けられている。
【0031】また、この実施例の伸縮部材6は、2本の
別の縦フレーム13,14と、これらの縦フレーム1
3,14の間に取り付けられる複数本の収縮性のばね1
5とから構成されている。縦フレーム13,14は、被
覆部材3の所定箇所に共に縦フレーム4に平行に、か
つ、所定間隔を隔てて取り付けられている。そして、被
覆部材3の縦フレーム13,14の間に位置する部分3
bは、通常時にばね15が収縮しているので、縦フレー
ム13,14の間隔よりも長い、たるんだ状態になって
いる。
【0032】図7(a) は図6の実施例のカバー1をガス
ボンベGBに取り付けた状態を示す平面図であり、図7
(b) は図7(a) のC部の詳細を示す部分拡大図である。
この実施例の被覆部材3には、図2で説明した折り曲げ
部3aが設けられており、ガスボンベGBの肩部までが
覆われている。この実施例のカバー1は、一方の取付部
材5をカバー固定部材2に係合した後に、被覆部材3を
ガスボンベGBの形状に沿わせ、伸縮部材6のばね15
を伸長させながら縦フレーム13,14の間を広げ、他
方の取付部材5をカバー固定部材2に係合させてカバー
固定部材2とカバー固定部材2の間に取り付ける。する
と、伸縮部材6の収縮力により、カバー1がゆるみ無く
カバー固定部材2とカバー固定部材2の間に取り付けら
れ、取り付けた状態でカバー1の外観をすっきりとした
ものにすることができる。
【0033】なお、図6の実施例では、被覆部材3の両
端に設けられる取付部材5を両方ともフック状のものと
したが、最初にカバー固定部材2に取り付ける側の取付
部材5は、図7(a) に示すようにねじ16でカバー固定
部材2に係合させるようにしても良い。
【0034】図8(a) は本発明のガスボンベの保持装置
におけるカバーの第5の実施例の構成を示すものであ
る。この実施例の被覆部材3は、2本のガスボンベGB
の少なくとも胴部を前面側から覆う高さと長さを備え、
ガスボンベGBの前面側の外形に沿って変形できる柔軟
なシート状の材料から構成されている。従って、この被
覆部材3には、長さ方向の両端部に高さ方向に縦フレー
ム4が設けられており、この縦フレーム4に被覆部材3
が取り付けられている。また、この取付部材5と取付部
材5との間に伸縮部材6を備えたベルト17が取り付け
られている。このベルト17は、ナイロン等の樹脂によ
って成形されたものである。そして、フック状の取付部
材5は縦フレーム4に取り付けられるが、そのうちの一
方の縦フレーム4に取り付けられる取付部材5は、長穴
5bを挿通するピン4aによって縦フレーム4に取り付
けられるようになっている。
【0035】また、この実施例の伸縮部材6は、図8
(b) に示すように、一方のベルト17に取り付けられる
雌部材61と、他方のベルト17に取り付けられる雄部
材62とから構成されており、雌部材61に設けられた
長穴63内に、雄部材62に突設されたピン64が挿入
されている。そして、雌部材61と雄部材62との間に
は、雄部材62を雌部材61の中に没入させる方向に付
勢するばね65が取り付けられている。
【0036】この実施例のカバー1は、一方の取付部材
5をカバー固定部材2に係合した後に、被覆部材3をガ
スボンベGBの形状に沿わせ、伸縮部材6のばね65を
伸長させながらベルト17を伸ばし、他方の取付部材5
をスライドさせてカバー固定部材2に係合させてカバー
固定部材2とカバー固定部材2の間に取り付ける。する
と、伸縮部材6内のばね65の収縮力により、カバー1
がゆるみ無くカバー固定部材2とカバー固定部材2の間
に取り付けられ、取り付けた状態でカバー1の外観をす
っきりとしたものにすることができる。
【0037】図9(a) は図8に示した実施例の変形例の
カバー1を壁面Wに取り付けた状態を示す平面図であ
り、図8に示した実施例のカバー1とは伸縮部材6の取
り付け位置が異なっている。すなわち、図8の実施例で
は伸縮部材6は一方の縦フレーム4に近いベルト17に
取り付けられていたが、この実施例では伸縮部材6はベ
ルト17の縦フレーム4と縦フレーム4の中間位置に取
り付けられており、その他の構成部材は図8に示した実
施例と同じである。従って、図9(a) において、3は被
覆部材、4aはピン、5は取付部材、GBはガスボンベ
である。
【0038】この実施例ではカバー1に設けられたフッ
ク状の取付部材5は、壁面Wに固着されたカバー固定部
材99、例えば、図11(a) で説明したブラケット91
のようなカバー固定部材99に取り付けられる。また、
伸縮部材6は、カバー1のガスボンベGBへの装着時に
ガスボンベGBの外周部に重ならないようにするため
に、この実施例ではベルト17の縦フレーム4と縦フレ
ーム4の中間位置に取り付けられている。なお、図面を
見やすくするために、図9(a) には被覆部材3を実線で
示さず、破線で示してある。
【0039】図9(b) は壁面に取り付けられるカバー固
定部材99の一例の構成を示す斜視図である。この例で
はカバー固定部材99はL字型をしており、これを壁面
に取り付けるためのボルト等を挿通する取付孔99a
と、カバー1側の取付部材5が挿通される挿通孔99b
とを備えている。また、図9(c) は壁面に取り付けられ
るカバー固定部材99の別の例の構成を示す斜視図であ
り、この実施例ではL字型の折れ曲がり部がヒンジにな
っている点が図9(b) の実施例と異なる。カバー固定部
材99にヒンジを採用すると、ガスボンベGBの壁面W
からの位置ずれや、ガスボンベGBの直径が異なった場
合にカバー1の取付部材5の装着角度が変化しても、カ
バー固定部材99側で取付部材5の角度の変化に追従す
ることができ、カバー固定部材99への不要な応力の印
加を無くすことができる。
【0040】図10は図5(a) に示した第3の実施例の
カバー1の一端を、壁面Wに回動自在に取り付けておく
実施例の構成を示すものであり、3は被覆部材、3bは
カバー1の縦方向に設けられた複数本のV字状の溝であ
る。この実施例では、カバー1の一端が図9(c) で説明
したようなヒンジを備えたカバー固定部材99により、
壁面Wに回動可能に固着されている。そして、カバー1
の他端には図示しない伸縮部材6が設けられた取付部材
5が設けられている。更に、壁面Wにはこの取付部材5
が取り付けられる図9(b) で説明したような取り付け孔
99bを備えたL字型のカバー固定部材99が取り付け
られている。
【0041】この実施例ではガスボンベGBが壁面Wの
側の二点鎖線で示す所定位置に設置された後に、カバー
1の被覆部材3をガスボンベGBの形状に合わせて折り
曲げ、伸縮部材6が設けられた取付部材5を延ばしてカ
バー固定部材99に係合させることによってカバー1で
ガスボンベGBを覆う。この実施例でも伸縮部材6を伸
長させながら取付部材5をカバー固定部材99に取り付
けると、伸縮部材6の収縮力により、カバー1がゆるみ
無くガスボンベGBを覆い、取り付けた状態でカバー1
の外観をすっきりとしたものにすることができる。ま
た、この実施例では、常にカバー1の一端が壁面Wに取
り付けられているので、ガスボンベGBの交換の際に、
カバー1の置き場所を探す必要がなく、カバー1が第3
者によって不法に持ち去られる恐れもない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のガスボン
ベの保持装置によれば、取り付けが簡単でガスボンベの
保持作業性が良い上に外れにくく、屋外に放置してもガ
スボンベ周辺の美観を損ねることがないと共に、耐久性
をも兼ね備えているという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスボンベの保持装置を構成する基本
的な構成部材をガスボンベと共に示す斜視図である。
【図2】(a) は図1のガスボンベの保持装置におけるカ
バーのカバー固定部材への取付状態を示す正面図、(b)
は図1のガスボンベの保持装置におけるカバーのカバー
固定部材への取付状態を示す側面図である。
【図3】本発明のガスボンベの保持装置におけるカバー
の第1の実施例の構成を示すものであり、(a) はカバー
の斜視図、(b) は(a) のカバーに取り付けられた横フレ
ームのみの断面図である。
【図4】本発明のガスボンベの保持装置におけるカバー
の第2の実施例の構成を示す斜視図である。
【図5】本発明のガスボンベの保持装置におけるカバー
の第3の実施例の構成を示すものであり、(a) はカバー
の斜視図、(b) は(a) に示したカバーのガスボンベへの
取り付け状態を説明する部分拡大断面図である。
【図6】本発明のガスボンベの保持装置におけるカバー
の第4の実施例の構成を示す斜視図である。
【図7】(a) は図6の実施例のカバーのガスボンベへの
取り付け状態を示す平面図であり、(b) は(a) のC部の
詳細を示す部分拡大図である。
【図8】本発明のガスボンベの保持装置におけるカバー
の第5の実施例の構成を示すものであり、(a) はカバー
の斜視図、(b) は(a) に示したカバーに取り付けられた
ベルトに設けられた伸縮部材の部分拡大断面図である。
【図9】(a) は図8のカバーの変形例の壁面への取付状
態を示す平面図、(b) は壁面に取り付けられるカバー固
定部材の一例の構成を示す斜視図、(c) は壁面に取り付
けられるカバー固定部材の別の例の構成を示す斜視図で
ある。
【図10】図5のカバーの一端を壁面に固定した実施例
を説明する斜視図である。
【図11】(a) は従来のLPガスボンベ固定用ベルトの
構成を示す斜視図であり、(b) は従来のガスボンベの保
持装置の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 カバー 2 カバー固定部材 3 被覆部材 3b 溝 4 縦フレーム 4a ピン 5 取付部材 5b 長穴 6 伸縮手段 6a ピン 6b ばね 6c ブラケット 7 支柱 8 ガスメータ 9 ガスメータ取付板 10 横フレーム 11 湾曲部 11a 凸部 11b 溝 12 ワイヤ 13,14 縦フレーム 17 ベルト 61 雌部材 62 雄部材 63 長穴 64 ピン 65 ばね 99 カバー固定部材 GB ガスボンベ W 壁面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスメータが設けられた建物の外壁の近
    傍、あるいはガスメータが取り付けられた支柱の前、に
    配置されるガスボンベの転倒を防止して保持するための
    ガスボンベの保持装置であって、 前記ガスボンベを覆うように取り付けられるカバーと、
    前記外壁あるいは前記支柱に設けられて前記カバーを固
    定するためのカバー固定部材とから構成され、前記カバ
    ーは、 前記ガスボンベの少なくとも胴部を前面側から覆う高さ
    と長さを備え、前記ガスボンベの前面側の外形に沿う被
    覆部材と、 この被覆部材の両端または片端部に設けられ、前記カバ
    ー固定部材に係合するように設けられた取付部材と、 前記カバーを前記取付部材を介して前記カバー固定部材
    間に張設した時に、前記カバーに引張力を作用させる伸
    縮手段と、 を備えることを特徴とするガスボンベの保持装置。
  2. 【請求項2】 前記被覆部材がガスボンベの前面側の外
    形に沿った比較的固い成形部を含むことを特徴とする請
    求項1に記載のガスボンベの保持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016508040A (ja) * 2012-12-03 2016-03-17 ビーイー・エアロスペース・インコーポレーテッドB/E Aerospace, Inc. 洗面所用酸素容器アダプタ

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