JPH07122460A - Lcノイズフィルタおよびその製造方法 - Google Patents

Lcノイズフィルタおよびその製造方法

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JPH07122460A
JPH07122460A JP5287793A JP28779393A JPH07122460A JP H07122460 A JPH07122460 A JP H07122460A JP 5287793 A JP5287793 A JP 5287793A JP 28779393 A JP28779393 A JP 28779393A JP H07122460 A JPH07122460 A JP H07122460A
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JP
Japan
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strip
shaped conductor
dielectric sheet
noise filter
shaped
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JP5287793A
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English (en)
Inventor
Kimito Miyasaka
公人 宮坂
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NSC Co Ltd
Original Assignee
Nigata Semitsu Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 材料の無駄がなく、素子の小型化および製造
装置,製造工程の簡素化が可能なLCノイズフィルタお
よびその製造方法を提供すること。 【構成】 このLCノイズフィルタは、2本の入出力リ
ード線14,46を有してインダクタ用導体として機能
する長尺の帯状導電体10と、1本の接地用リード線1
8を有してキャパシタ用導体として機能する短尺の帯状
導電体12と、1枚を折り返すことにより2片となる誘
電体シート20とを含んで構成される。1枚の誘電体シ
ート20を引き出した後、その中間部分に巻き軸をセッ
トし、この巻き軸を回転させることにより巻き回しが開
始される。そして、誘電体シート20を挟んで2枚の帯
状導電体10,12のそれぞれを巻き込ませることによ
り、巻き回し終了後に3端子型のLCノイズフィルタが
完成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯状導電体を巻き込ん
で形成することにより良好な減衰特性を有するLCノイ
ズフィルタおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、今日の各種の電子・電気
機器には多数のIC素子が用いられており、特に近年の
電子技術の発達にともない、各種の電子機器には各種の
高性能IC素子が使用されている。したがって、これら
の各ICの端子ラインから周囲に向け妨害波を発生する
ことのないよう、また他の電子機器から発生する妨害波
によって高性能ICの動作が妨げられることがないよ
う、妨害波に対する規制も年々厳しくなっている。
【0003】このため、規制対象となる機器の電子回
路、特にこの電子回路に使用されるIC素子の端子ライ
ン上にノイズフィルタを接続し、これらICライン上に
流れる電流のノイズ成分を除去し、妨害波を抑制しよう
とする対策も講じられている。
【0004】このような電子回路に使用されるノイズフ
ィルタとしては、特開平2−26114号公報に開示さ
れた『3端子型ノイズフィルタおよびその製造方法』が
知られている。このノイズフィルタは、同一長を有する
2枚の帯状導電体を誘電体シートを介して交互に挟んで
積層体を形成し、これを巻き回すことにより製造される
ものであり、一方の帯状導電体がインダクタ用導体とし
て機能し、他方の帯状導電体がキャパシタ用導電体とし
て機能する。したがって、これら2枚の帯状導電体が同
心状に巻き回されることにより、インダクタ成分とキャ
パシタ成分とが分布定数的に存在するLC素子として機
能し、高帯域にわたって良好な減衰特性を得ることがで
きるというものである。
【0005】図17は、上述した従来の3端子型ノイズ
フィルタを展開した状態を示す図である。同図におい
て、帯状導電体100はインダクタ用導体として機能
し、帯状導電体102はキャパシタ用導体として機能す
る。これらを2枚の誘電体シート110,112ととも
に交互に重ね合わせて積層体を形成し、この積層体を一
方端から巻き回すことによりリード線104,106,
108が外部に露出した3端子型ノイズフィルタが完成
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の3端子型ノイズフィルタは、インダクタ用導体とし
て機能する帯状導電体100とキャパシタ用導体として
機能する帯状導電体102とをほぼ同じ長さに形成して
いたため分布定数的に現れるキャパシタ成分は大きくな
る。そのため、キャパシタ成分のみを小さくしようとす
ると一方の帯状導電体102の長さのみを短くする必要
がある。しかし、上述した従来の3端子型ノイズフィル
タを大量生産するためには、2枚の誘電体シート11
0,112のそれぞれを巻き込んだ2本のロールを用意
し、各ロールから必要なだけ誘電体シートを引き出し、
最終的に2枚の誘電体シート110,112を同時に切
り離してノイズフィルタの製造を行っていた。そのた
め、一方の帯状導電体102のみの長さを短くした場合
にもそれに合わせて一方の誘電体シート112の長さを
短くすることはできず、他方の誘電体シート110とほ
ぼ同じ長さの誘電体シート112を使用することにな
り、材料の無駄が多いという問題があった。また、余分
な誘電体シートを巻き回すためその分体積も増し、素子
の小型化が容易ではなかった。さらに、2枚の誘電体シ
ート110,112を供給するために2個のロールが別
々に用意されていたため、製造装置全体が大型化すると
いう問題もあった。
【0007】また、大量生産するためには2枚の帯状導
電体100,102もロールの形態で用意して必要なだ
け引き出した後切り離すことになるが、2枚の帯状導電
体100,102を引き出した後に2枚の導電体シート
110,112とともに巻き回して切り離す場合には、
短尺の帯状導電体102に並行して巻き回すための構造
を配置する必要があるため、短尺にするにも限度があっ
た。例えば、実際の製造装置において、帯状導電体10
2の長さを26mm程度にまで短くするのが限度であ
り、それ以下にするのは困難であった。そのための工夫
として、この帯状導電体102を他方の帯状導電体10
0に対して完全対向させずに、部分的に対向させてキャ
パシタ成分を小さくしており、ずらした帯状導電体10
2がはみでた分だけ素子が大型化するという問題があっ
た。また、このはみだした部分はノイズフィルタとして
は機能してはいないため、材料の無駄が生じるという問
題があった。
【0008】そこで、本発明は上述した課題に鑑みて創
作されたものであり、材料の無駄がなく、素子の小型化
および製造装置,製造工程の簡素化が可能なLCノイズ
フィルタおよびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、所定の距離隔たった位置に
第1および第2の入出力リード線が接続された第1の帯
状導電体と、接地用リード線が接続されており、前記第
1の帯状導電体の長手方向の一部に対向させて設けられ
た第2の帯状導電体と、折り返すことにより前記第1お
よび第2の帯状導電体を巻き回したときにこれらの電気
的絶縁を行う1枚の誘電体シートと、を備え、1枚を折
り返すことにより形成される2片の前記誘電体シートと
前記第1および第2の帯状導電体とを交互に重ねた積層
体を巻き回すことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記第2の帯状導電体を複数枚備え、これら複数枚
の第2の帯状導電体を前記積層体の同一層に並べて配置
することを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記第2の帯状導電体の代わりに、所定の距離隔た
った位置に第3および第4の入出力リード線が接続され
ており、前記第1の帯状導電体の長手方向の一部に対向
させて設けられた第3の帯状導電体を備え、1枚を折り
返すことにより形成される2片の前記誘電体シートと前
記第1および第3の帯状導電体とを交互に重ねた積層体
を巻き回すことを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、巻き取られている導電
体を引き出して、接地用リード線を取付け固定するとと
もに、この取り付けられた接地用リード線を含む短尺の
第2の帯状導電体を切り出す第1の工程と、巻き取られ
ている導電体を長尺の第1の帯状導電体の分だけ引き出
して、所定の距離隔たった位置に第1および第2の入出
力リード線を取付け固定する第2の工程と、巻き取られ
ている誘電体シートを前記第1および第2の帯状導電体
の合計長より長く引き出すとともに、この誘電体シート
の先端から所定の位置に巻き軸を取り付ける第3の工程
と、前記巻き軸を回転させることにより前記誘電体シー
トを巻き取りながら、この誘電体シートを挟んだ2方向
から前記第1および第2の帯状導電体を巻き込んで巻き
回す第4の工程と、前記第1の帯状導電体がほぼ巻き回
されたときに前記第1の帯状導電体を切り離し、その後
巻き回された前記誘電体シートを切り離す第5の工程
と、交互に重ね合わされて巻き回された前記第1および
第2の帯状導電体と前記誘電体シートとを前記巻き軸か
ら取り外す第6の工程と、を備えることを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、請求項4において、前
記第1の工程において切り出された前記第2の帯状導電
体を真空吸着を利用したホルダに保持しておいて、前記
第4の工程においてこのホルダに保持した前記第2の帯
状導電体を供給することを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1〜3のLCノイズフィルタは、1枚の
誘電体シートを折り返すことにより長短2片の給電体シ
ートを形成している。そして、これら各片の誘電体シー
トと長尺の第1の帯状導電体および短尺の第2の帯状導
電体とが交互に重ね合わされて積層体が形成されてお
り、この積層体を巻き回すことによりLCノイズフィル
タとして機能する。すなわち、長尺の第1の帯状導電体
が巻き回されることによりコイルを形成し、短尺の第2
の帯状導電体が巻き回されることにより第1の帯状導電
体との間に分布定数的に存在するコンデンサが形成され
る。
【0015】第2の帯状導電体としては種々の変形例が
考えられる。例えば、第2の帯状導電体の一部に1本の
接地用リード線を接続することにより、全体としてリー
ド線が3本であるノーマルモード型のノイズフィルタと
なる。また、この1本の接地用リード線が接続された第
2の帯状導電体を複数枚備えることにより、分割接地型
ノイズフィルタとなる。さらに、第2の帯状導電体の隔
たった位置に2箇所の入出力リード線を設けることによ
り、全体としてリード線が4本であるコモンモード型の
ノイズフィルタとなる。
【0016】このように、本発明のLCノイズフィルタ
によれば、1枚の誘電体シートを折り返して用いること
により、長短2枚の帯状導電体を絶縁するために必要な
だけで済むためこの誘電体シートを短くすることがで
き、材料の無駄をなくすことができる。また、余分な誘
電体シートを巻き回す必要がなくなるため、素子の小型
化も可能となる。また、1枚の誘電体シートを用いてい
るため、製造時にはこの1枚の誘電体シートを巻き込ん
だロールを1個だけ用いることになり、製造装置の簡素
化も可能となる。さらに、別個に供給される2枚の誘電
体シートを同時に巻き込む必要がないため、製造工程の
簡素化も可能となる。
【0017】具体的に上述したLCノイズフィルタを製
造するには、請求項4のLCノイズフィルタの製造方法
を用いることができる。この製造方法によれば、まず第
1の工程において巻き取られた導電体の一部に接地用リ
ード線を取付け固定した後に、短尺の第2の帯状導電体
の切り出しを行う。そして、巻き取られている誘電体シ
ートを引き出して先端から所定位置に巻き軸を取付け、
この巻き軸を回転することにより誘電体シートの巻き回
しが開始される。このときに、既に切り離された第2の
帯状導電体と、リード付が完了している第1の帯状導電
体とを同時に巻き込んで巻き回した後に第1の帯状導電
体および誘電体シートを切断し、最後に巻き軸を取り外
してLCノイズフィルタが完成する。
【0018】このように、本発明のLCノイズフィルタ
の製造方法によれば、1枚の誘電体シートの途中に巻き
軸を取り付けて巻き回しを行うことにより、この1枚の
誘電体シートを2片の誘電体シートとして機能させてお
り、製造工程の簡素化が可能となる。また、1枚の誘電
体シートが巻き取られた1個のロールのみを用いること
による製造装置の簡素化が可能となる。巻き回す前に予
め第2の帯状導電体を必要な長さだけ切り出しているた
め、この第2の帯状導電体の長さを極端に短くすること
も可能であり、第2の帯状導電体を第1の帯状導電体に
完全対向させて材料を最大限に有効利用し、素子の小型
化および材料の無駄をなくすことができる。
【0019】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明を適用した一実施例の3端
子型LCノイズフィルタを展開した状態を示す図であ
る。同図に示すように、本実施例のLCノイズフィルタ
は、インダクタ用導体として機能する長尺の帯状導電体
10と、キャパシタ導体として機能する短尺の帯状導電
体12と、巻き回したときに各帯状導電体10,12間
の電気的絶縁を行う1枚の誘電体シート20とを含んで
構成される。
【0021】一方の帯状導電体10は、そのほぼ両端近
傍に2本の入出力リード線14,16が取付け固定され
ている。他方の帯状導電体12は、その一方端の近傍に
1本の接地用リード線18が取付け固定されている。上
述した各リード線14,16,18のそれぞれは、帯状
導電体10,12のそれぞれに例えば溶接により電気的
に接続固定されている。
【0022】また、誘電体シート20は、1枚を折り返
すことにより2片の誘電体シートとして機能するもので
あり、そのため長短2枚の帯状導電体10,12の合計
長よりも長いものが使用される。
【0023】図2は、上述した積層体を巻き回した後の
LCノイズフィルタの構造を示す図である。上述した積
層体を同図(A)に示すように回転巻き軸22の周りに
複数回巻き回す。このとき、帯状導電体10の両端近傍
に設けられた2本の入出力リード線14,16と帯状導
電体12の一方端近傍に設けられた接地用リード線18
とがほぼ一直線120上に配置されることが望ましい。
【0024】次に本実施例では、巻回部24の巻き終わ
りを熱溶着や接着剤などで固定した後、巻き軸22から
巻回部24を抜き取り、一方の入出力リード線16と接
地用リード線18とを結んだ線120と直交する方向か
ら巻回部24を加熱しながら押圧する。
【0025】これにより、巻回部24は図2(B)に示
すように巻き軸22が抜き取られた空心部が変形し、入
出力リード線16,14,接地用リード線18がほぼ一
直線上に並ぶようになるとともに、各リード線の間隔が
拡大される。
【0026】このように押圧成形することにより、本実
施例のLCノイズフィルタは図2(C)に示すようにほ
ぼ偏平楕円形の巻回部24と、その一方の端面に設けら
れた3本のリード線16,14,18から構成されるこ
とになる。
【0027】なお、このLCノイズフィルタに対し、必
要に応じて巻回部24の外表面に金属箔などでケーシン
グを施したり、またエポキシ等のコーティングを施して
もよい。
【0028】図3は、本実施例のLCノイズフィルタの
等価回路を示す図である。同図に示すように、一方の帯
状導電体10が巻き回されることによりインダクタンス
L1を有するコイルとして機能する。また他方の帯状導
電体12が巻き回されることによりインダクタンスL2
を有するコイルとして機能する。さらに、2枚の帯状導
電体10,12は誘電体シート20を介して対向配置さ
れているため、これらの帯状導電体10,12間にはキ
ャパシタンスCのコンデンサが分布定数的に存在する。
【0029】図4は、本実施例のLCノイズフィルタを
巻き回して形成する場合の概略を示す図である。同図に
示すように、誘電体シート20の折り返し部近傍に巻き
軸22を取り付ける。それ以外の組み付け状態は図1に
示した通りである。そして、この取り付けた巻き軸22
を回転させることにより、帯状導電体12,誘電体シー
ト20,帯状導電体10,誘電体シート20からなる4
層の積層体を巻き軸22の周りに巻き回すことによりL
Cノイズフィルタを製造する。なお、製造工程の詳細に
ついては後述する。
【0030】図5は、上述した本実施例のLCノイズフ
ィルタの減衰特性の一例を示す図である。同図におい
て、縦軸は挿入損失であり、横軸は周波数である。ま
た、詳細寸法の一例としては、図4に示すaが50m
m,bが30mm,cが120mm,dが120mmの
場合にが描かれている。図5に示すように本実施例のL
Cノイズフィルタは、高帯域にわたり良好な減衰特性を
示すことが理解される。
【0031】次に、本実施例のLCノイズフィルタを製
造するために用いられる製造装置と、その製造装置によ
ってLCノイズフィルタを製造する場合の製造工程の詳
細について説明する。
【0032】図6および図7は、LCノイズフィルタの
製造装置の概略構造を示す図である。図6には、短尺の
帯状導電体12に関する構造が示されており、図7には
それ以外の構造が示されている。
【0033】図6において、ローラ30はアルミ箔32
を巻き取ったものであり、このアルミ箔32を必要な長
さだけ適宜引き出した後に切り離すことにより短尺の帯
状導電体12が分離される。ガイドローラ34は、ロー
ラ30からアルミ箔32を後工程に送るものである。
【0034】また、ウエルダ36はガイドレール34に
よって導入されるアルミ箔32に対し接地用リード線1
8を溶接するためのものであり、溶接時にのみアルミ箔
32近傍に降下し、それ以外は上昇して待機するような
構造になっている。クランプ38は、帯状導電体12を
切り出す際にアルミ箔32を一時的に固定するためのも
のである。
【0035】カッタ40は、チャック42によって引き
出されたアルミ箔32を所定間隔を有する2箇所で切断
することにより、帯状導電体12を切り出す。なお、そ
の前工程においてウエルダ36によって接地用リード線
18が溶接されているため、この接地用リード線18を
含むようにカッタ40による切断が行われる。
【0036】ホルダ44は、切り出された帯状導電体1
2を保持するためのものである。例えば、真空吸着を利
用して帯状導電体12を保持している。したがって、ホ
ルダ44に保持された帯状導電体12の先端部分から引
き込んで巻き回すことにより、次第に吸着力が弱まり、
円滑に帯状導電体12の供給が行われるようになってい
る。
【0037】また、図7において、ローラ46はアルミ
箔48を巻き取ったものであり、この巻き取られたアル
ミ箔48を必要な長さだけ適宜引き出した後に切断する
ことにより、帯状導電体10が分離される。ガイドロー
ラ50,53,54,55は巻軸22に対して、巻き取
られたアルミ箔48を供給するためのものである。
【0038】2つのウエルダ52は、帯状導電体10の
両端近傍に設けられた2本の入出力リード線14,16
を溶接するためのものである。これら2つのウエルダ5
2は、2本の入出力リード線14,16の取付け間隔だ
け隔たった位置に設けられており、溶接時のみアルミ箔
48近傍まで降下し、それ以外は上昇した位置に維持さ
れるようになっている。
【0039】チャック56は、アルミ箔48を巻き軸2
2の近傍に供給するためのものである。アルミ箔48の
先端部分が突出するように保持しており、誘電体シート
20を巻回したときにこの突出部分を巻き込ませること
によりアルミ箔48の巻き回しがなされるようになって
いる。カッタ58は、必要な長さだけアルミ箔48が引
き出された際に、このアルミ箔48を切断して帯状導電
体10を分離するためのものである。
【0040】ローラ62は、誘電体シート64が巻き取
られたものであり、この誘電体シート64を必要な長さ
だけ適宜引き出した後に切り離すことにより、上述した
1枚の誘電体シート20が分離される。ガイドローラ6
6,68は、この引き出された誘電体シート64を巻き
軸22側に供給するためのものである。クランプ70は
カッタ60によって誘電体シート64を切断する際にこ
の誘電体シート64を押さえるためのものである。チャ
ック57は、ローラ62に巻き取られた誘電体シート6
4を必要な長さだけ引き出すためのものであり、巻き回
し時にはこの誘電体シート64に一定の張力を与える。
【0041】ヒータ72は、巻き回しが終了した際に、
外周部に位置する誘電体シート20を加熱することによ
り、この外周部を熱溶着するためのものである。
【0042】このような構造を有する製造装置を用いて
本実施例のLCノイズフィルタを製造する場合の詳細な
工程について説明する。
【0043】図8〜図11は、本実施例のLCノイズフ
ィルタの詳細な製造工程を示す図である。図8には、短
尺の帯状導電体12を切り出してホルダ44にセットす
るまでの工程が示されており、図9〜図11には長尺の
帯状導電体10を導入して最終的にLCノイズフィルタ
を完成させるまでの工程が示されている。
【0044】接地用リード線の溶接 まず、ガイドレール34を介して供給されるアルミ箔3
2に対して接地用リード線18を溶接する。この溶接
は、ウエルダ36を降下させ、別に供給される接地用リ
ード線18に接触させ通電することにより行われる。こ
のとき、アルミ箔32はその先端部近傍においてクラン
プ38により固定されており、接地用リード線18の正
確な位置決めがなされるようになっている(図8
(A))。
【0045】帯状導電体12の切り出し 次に、接地用リード線18の溶接が終了したアルミ箔3
2の先端部分をチャック42により挟んで、クランプ3
8を上昇させた後に所定位置を引き出す(図8(B),
(C))。そして、クランプ38によりアルミ箔32を
再び固定した後、2つのカッタ40を降下させ、短尺の
帯状導電体12の切り出しを行う(図8(D))。
【0046】ホルダ44への収納 このようにして切り出された帯状導電体12をホルダ4
4に収納する(図8(E))。なお、このホルダ44へ
の帯状導電体12の収納は、上述したように真空吸着を
利用して行われる。
【0047】入出力リード線の溶接 次にあるいは上述した各工程と平行して、ローラ46か
らアルミ箔48を引き出し、2つの入出力リード線1
4,16の溶接を行う(図9(A))。この溶接は、上
述した接地用リード線18の溶接と同じ要領で行われ
る。すなわち、2つのウエルダ52を降下させることに
より、入出力リード線14,16のそれぞれに接触さ
せ、通電することにより溶接が行われる。
【0048】なお、図7に示した3つのガイドローラ5
3,54,55は、ウエルダ52によって溶接された入
出力リード線14,16とアルミ箔48の先頭部分まで
の長さを調整するためのものであり、次工程においてL
Cノイズフィルタの製造に使用される帯状導電体10に
ついては、既に入出力リード線の溶接が済んでおり、3
つのガイドローラ53,54,55付近に到達してい
る。すなわち、ここで溶接が終了した部分については、
さらに次の工程において使用されるものである。
【0049】誘電体シートの引き出しおよび巻き軸の
セット 次に、ローラ62に巻き取られた誘電体シート64を必
要な長さだけ引き出す(図9(B))。この引き出し
は、チャック57をガイドローラ66,68近傍まで移
動させ、誘電体シート64の先端を挟み込んだ後、この
チャック57を元の位置まで移動させることにより行わ
れる。なお、この誘電体シート64の引き出し作業時に
は、巻き軸22は回転軸方向に沿って移動しており、引
き出し作業の妨げとならないように配慮されている。
【0050】このようにして誘電体シート64の引き出
し作業が終了すると、次に、巻き軸22が誘電体シート
64を挟むように迫り出してきて巻き軸22の取付けが
行われる(図9(C))。なお、巻き軸22の取付け位
置は、チャック57によって挟まれた誘電体シート64
の先端位置から所定の位置とされており、この巻き軸2
2よりも先端側に位置する誘電体シート64が短尺の帯
状導電体12と対応して積層されることになる。
【0051】誘電体シートおよび帯状導電体の巻き取
り 次に、巻き軸22を回転させることにより、誘電体シー
ト64の巻取りを開始する(図9(D))。例えば、巻
き軸22を同図の矢印方向に回転させることにより、ま
ず誘電体シート64のみの巻き取りが開始される。その
後、ローラ46から引き出されたアルミ箔48の先端部
分を挟んで保持しているチャック56を巻き軸22の近
傍に移動させることにより、入出力リード線14,16
の溶接が終了したアルミ箔48の巻き取りを開始する
(図10(A))。さらに、ホルダ44に保持されてい
る短尺の帯状導電体12を巻き軸22近傍に移動させる
ことにより、この帯状導電体12の巻き取りを開始する
(図10(B))。
【0052】なお、上述した2つの帯状導電体10,1
2の導入は、誘電体シート64を挟んだ2方向から行わ
れる。このようにして導入される2つの帯状導電体を誘
電体シート64とともに巻き回すことにより、2つの帯
状導電体10,12間あるいは同一の帯状導電体同士の
電気的絶縁が可能となる。
【0053】帯状導電体および誘電体シートの切り離
し 次に、所定長だけ引き出したアルミ箔48を切断して長
尺の帯状導電体10の切り出しを行う(図10
(C))。具体的には、必要な長さだけアルミ箔48を
引き出した際にチャック56によってこのアルミ箔48
を固定するとともにカッタ58によってアルミ箔48を
切断する。同様に、誘電体シート64を必要なだけ引き
出して巻き回した後に、誘電体シート64を切断して図
1に示す誘電体シート20を切り出す(図10
(D))。この場合は必要な長さだけの誘電体シート6
4を引き出した際に、クランプ70によって誘電体シー
ト64を固定し、カッタ60によって切断する。
【0054】誘電体シートの熱溶着および取り出し 次に、このようにして巻き回しが終了した巻回部24の
最外周部をヒータ72によって加熱し、誘電体シート2
0の最外周を熱溶着により固定する(図10(D))。
そして、ヒータ72を離した後に、巻き軸22を抜き取
り、本実施例のLCノイズフィルタを取り出す(図1
1)。なお実際には、この後工程において押圧して偏平
形状とすることにより、最終的に図2(C)に示したL
Cノイズフィルタが完成する。
【0055】このように、本実施例のLCノイズフィル
タは、予め短尺の帯状導電体12を切り出しておいてホ
ルダ44に収納し、他の帯状導電体10と誘電体シート
20とを巻き回す際に同時に巻き込むことにより製造さ
れる。したがって、この短尺の帯状導電体12の長さ
は、これを切り出す2つのカッタ40の間隔を調整する
ことにより、任意に設定することができ、従来に比べて
極端に短く(例えば10mm程度)することもできる。
これにより、帯状導電体12を帯状導電体10の一部に
ずらして対向させて配置するといった工夫をせずに完全
対向させることができ、材料の無駄を防止するととも
に、LCノイズフィルタの小型化が可能となる。
【0056】また、本実施例のLCノイズフィルタは、
一枚の誘電体シート64(20)を折り返し、この折り
返し部分に巻き軸22をセットすることにより、全体の
巻き回しを行っており、折り返された2片の誘電体シー
トのそれぞれは、特に同じ長さとする必要がないため、
一方側を短尺の帯状導電体12の長さに合わせて短尺と
することができる。したがって、使用する誘電体シート
20は必要最少限で済み、材料の無駄がなくなる。ま
た、無駄な材料を余分に巻き回す必要がないため、LC
ノイズフィルタの小型化が可能となる。また、誘電体シ
ート20は、1つのローラ62に巻き取られたものを使
用しているため、従来のように2枚の誘電体シートを別
々に2つのローラから送給する必要がなく、製造装置の
小型化,簡素化が可能となる。また、別々に誘電体シー
トを引き出して巻き込む必要がないため、製造工程を簡
素化することができる。
【0057】さらに、本実施例においては、巻き軸22
より先端に位置する誘電体シート20は短尺であるため
(短尺の帯状導電体12に対応した分だけであるた
め)、この誘電体シート20を巻き回した際に高い精度
で巻き回し作業を行うことができる。これにより、キャ
パシタ成分が小容量でも安定した特性が得られるLCノ
イズフィルタを製造することが可能となる。
【0058】図12は、上述した本実施例のLCノイズ
フィルタの変形例を示す展開図であり、図13はその等
価回路を示す図である。
【0059】図12に示すLCノイズフィルタは、図1
に示すLCノイズフィルタの帯状導電体12を帯状導電
体74に置き換えた点に特徴がある。この帯状導電体7
4は、短尺である点は上述した帯状導電体12と変わり
はないが、その両端近傍に2本の入出力リード線76,
78が取り付けられている点が異なっている。これによ
り、図13に示すようにコモンモード型の4端子型LC
ノイズフィルタとして機能するものである。
【0060】図14は、さらに他の変形例を示す図であ
り、図15はその等価回路を示す図である。
【0061】図14に示すLCノイズフィルタは、図1
に示したLCノイズフィルタに対しキャパシタ用の短尺
の帯状導電体12を分割接地型とした点が異なってい
る。このため、図1に示す帯状導電体12の代わりに、
一方端に接地用リード線84が接続固定された短尺の帯
状導電体82が複数個(例えば2個)備わっている。
【0062】なお、本発明は蒸気実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施例
が可能である。
【0063】例えば、上述した実施例の長尺の帯状導電
体10は、その両端近傍に2本の入出力リード線14,
16を取付けるようにしたが、これらの入出力リード線
の取付け位置についてはそれ以外の場合も考えられる。
例えば、一方の入出力リード線を内側に移動し、外側に
位置する帯状導電体を捨て巻き用のインダクタ用導体と
して使用することも可能である。
【0064】図16は、長尺の帯状導電体86の一方端
近傍に入出力リード線90を取付け固定するとともに、
他方端から所定の距離隔たった位置に他方の入出力リー
ド線88を取付け固定している。また、この他方の入出
力リード線とほぼ対向する位置に短尺の帯状導電体92
の一方端側に設けられた接地用リード線94を配置して
いる。このように各リード線が取り付けられた2つの帯
状導電体86,92を用いることにより、入出力リード
線88および接地用リード線94より外側(誘電体シー
ト20の折り返し側)に位置する帯状導電体86,92
は捨て巻きとして使用される。そして、この捨て巻き部
分とそれ以外とが別々にインダクタ導体およびキャパシ
タ導体として機能するとともに、これらが相互に電磁的
に結合されるため、良好な特性を有する共振フィルタと
して動作することができる。
【0065】また、上述した本実施例のLCノイズフィ
ルタは図2(C)に示すように3本のリード線が突出し
た偏平形状の素子として形成する場合を例にとり説明し
たが、この3本のリード線を折り返した後に端子付を行
って、SMD(サーフェス・マウント・デバイス)とし
てもよい。
【0066】また、上述した実施例において各種リード
線を溶接により取り付ける場合を例に取り説明したが、
それ以外の方法、例えば半田付等によって各種リード線
を取り付けるようにしてもよい。
【0067】
【発明の効果】上述したように、本発明のLCノイズフ
ィルタによれば、1枚の誘電体シートを折り返して用い
ることにより、この誘電体シートを長短2枚の帯状導電
体を絶縁するために必要な最少限の長さとすることがで
き、材料の無駄をなくすことができる。また、余分な誘
電体シートを巻き回すことが必要がなくなるため、素子
の小型化も可能となる。また、1枚の誘電体シートを用
いているため、製造時にはこの1枚の誘電体シートを巻
き込んだロールを1個だけ用いることになり、製造装置
の簡素化も可能となる。さらに、別個に供給される2枚
の誘電体シートを同時に巻き込む必要がないため、製造
工程の簡素化も可能となる。
【0068】また、本発明のLCノイズフィルタの製造
方法によれば、1枚の誘電体シートの途中に巻き軸を取
り付けて巻き回しを行うことにより、この1枚の誘電体
シートを2片の誘電体シートとして機能させており、製
造工程の簡素化が可能となる。また、1枚の誘電体シー
トが巻き取られた1個のロールのみを用いることによる
製造装置の簡素化が可能となる。また、巻き回す前に予
め第2の帯状導電体を必要な長さだけ切り出しているた
め、この第2の帯状導電体の長さを短くすることも可能
であり、第2の帯状導電体を第1の帯状導電体に完全対
向させて材料を最大限有効利用し、素子の小型化および
材料の無駄をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施例の3端子型LCノイ
ズフィルタを展開した状態を示す図である。
【図2】図1に示した積層体を巻き回した後のLCノイ
ズフィルタの構造を示す図である。
【図3】本実施例のLCノイズフィルタの等価回路を示
す図である。
【図4】本実施例のLCノイズフィルタを巻き回して形
成する場合の概略を示す図である。
【図5】本実施例のLCノイズフィルタの減衰特性の一
例を示す図である。
【図6】LCノイズフィルタの製造装置の概略構造を示
す図である。
【図7】LCノイズフィルタの製造装置の概略構造を示
す図である。
【図8】本実施例のLCノイズフィルタの詳細な製造工
程を示す図である。
【図9】本実施例のLCノイズフィルタの詳細な製造工
程を示す図である。
【図10】本実施例のLCノイズフィルタの詳細な製造
工程を示す図である。
【図11】本実施例のLCノイズフィルタの詳細な製造
工程を示す図である。
【図12】本実施例のLCノイズフィルタの変形例を示
す展開図である。
【図13】図12に展開状態を示すLCノイズフィルタ
の等価回路を示す図である。
【図14】本実施例のLCノイズフィルタの他の変形例
を示す展開図である。
【図15】図14に展開状態を示すLCノイズフィルタ
の等価回路を示す図である。
【図16】本実施例のLCノイズフィルタの他の変形例
を示す展開図である。
【図17】従来の3端子型ノイズフィルタを展開した状
態を示す図である。
【符号の説明】
10,12 帯状導電体 14,16 入出力リード線 18 接地用リード線 20 誘電体シート 22 巻き軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の距離隔たった位置に第1および第
    2の入出力リード線が接続された第1の帯状導電体と、 接地用リード線が接続されており、前記第1の帯状導電
    体の長手方向の一部に対向させて設けられた第2の帯状
    導電体と、 折り返すことにより前記第1および第2の帯状導電体を
    巻き回したときにこれらの電気的絶縁を行う1枚の誘電
    体シートと、 を備え、1枚を折り返すことにより形成される2片の前
    記誘電体シートと前記第1および第2の帯状導電体とを
    交互に重ねた積層体を巻き回すことを特徴とするLCノ
    イズフィルタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第2の帯状導電体を複数枚備え、これら複数枚の第
    2の帯状導電体を前記積層体の同一層に並べて配置する
    ことを特徴とするLCノイズフィルタ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記第2の帯状導電体の代わりに、所定の距離隔たった
    位置に第3および第4の入出力リード線が接続されてお
    り、前記第1の帯状導電体の長手方向の一部に対向させ
    て設けられた第3の帯状導電体を備え、1枚を折り返す
    ことにより形成される2片の前記誘電体シートと前記第
    1および第3の帯状導電体とを交互に重ねた積層体を巻
    き回すことを特徴とするLCノイズフィルタ。
  4. 【請求項4】 巻き取られている導電体を引き出して、
    接地用リード線を取付け固定するとともに、この取り付
    けられた接地用リード線を含む短尺の第2の帯状導電体
    を切り出す第1の工程と、 巻き取られている導電体を長尺の第1の帯状導電体の分
    だけ引き出して、所定の距離隔たった位置に第1および
    第2の入出力リード線を取付け固定する第2の工程と、 巻き取られている誘電体シートを前記第1および第2の
    帯状導電体の合計長より長く引き出すとともに、この誘
    電体シートの先端から所定の位置に巻き軸を取り付ける
    第3の工程と、 前記巻き軸を回転させることにより前記誘電体シートを
    巻き取りながら、この誘電体シートを挟んだ2方向から
    前記第1および第2の帯状導電体を巻き込んで巻き回す
    第4の工程と、 前記第1の帯状導電体がほぼ巻き回されたときに前記第
    1の帯状導電体を切り離し、その後巻き回された前記誘
    電体シートを切り離す第5の工程と、 交互に重ね合わされて巻き回された前記第1および第2
    の帯状導電体と前記誘電体シートとを前記巻き軸から取
    り外す第6の工程と、 を備えることを特徴とするLCノイズフィルタの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記第1の工程において切り出された前記第2の帯状導
    電体を真空吸着を利用したホルダに保持しておいて、前
    記第4の工程においてこのホルダに保持した前記第2の
    帯状導電体を供給することを特徴とするLCノイズフィ
    ルタの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010232900A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Nec Corp ノイズフィルタ及びその製造方法
JP2020529177A (ja) * 2017-07-25 2020-10-01 ダブリュジェイエルピー カンパニー インコーポレイティド 誘導性−容量性フィルタおよび関連するシステムおよび方法

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