JPH07122153B2 - 粉体洗浄剤組成物 - Google Patents

粉体洗浄剤組成物

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JPH07122153B2
JPH07122153B2 JP62138596A JP13859687A JPH07122153B2 JP H07122153 B2 JPH07122153 B2 JP H07122153B2 JP 62138596 A JP62138596 A JP 62138596A JP 13859687 A JP13859687 A JP 13859687A JP H07122153 B2 JPH07122153 B2 JP H07122153B2
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surfactant
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はアルカリビルダーおよびノニオン界面活性剤を
含む界面活性剤からなる粉体洗浄剤の変色・着色を抑制
した金属硬質表面用粉体洗浄剤組成物に関する。
[従来の技術・発明が解決しようとする問題点] 金属などの硬質表面の洗浄には、アルカリを主剤とした
粉体洗浄剤が広く使用されている。しかし、ケン化性汚
染物質の洗浄には、アルカリのみでも実用的な効果がえ
られるものの、非ケン化性汚染物質の洗浄には充分な効
果がえられない。また、ケン化性汚染物質であっても洗
浄温度が低かったり、さらに洗浄時間が短時間のばあい
には実用的に洗浄することが困難である。
非ケン化性物質を実用的に洗浄し、ケン化性物質を低温
でも効率的に洗浄するため、アルカリと界面活性剤とを
併用した洗浄剤、あるいはさらにキレート剤を含有せし
めた洗浄剤が多数提案されている。
このような洗浄剤に用いる界面活性剤としては、アニオ
ン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤の
いずれも用いられているが、ノニオン界面活性剤がアル
カリと併用したばあいに優れた洗浄性を発現するととも
に、洗浄操作に合わせて発泡をコントロールすることが
できるなど適用範囲が広く、最も有用な界面活性剤とし
て一般に広く使用されている。
しかしながら、ノニオン界面活性剤は粉体洗浄剤を構成
するアルカリビルダーと接触したばあい、接触条件にも
よるが、若干の変色から著しい変色まで巾広く変色し、
粉体洗浄剤が淡黄白色から茶褐色あるいは赤紫色レベル
まで変色することが知られている。
このような粉体洗浄剤の変色・着色は商品のイメージダ
ウンになることはもとより、大巾に色調が変化すると洗
浄現場でトラブルが生じたり、さらには排水が着色した
りするなどの問題が生じ、わずかな変色しかしない安定
な粉体洗浄剤や変色のしない粉体洗浄剤に対する強い要
望があるのが現状である。
粉体洗浄剤の変色抑制手段として 本質的に着色性を有するノニオン界面活性剤を使用し
ないで粉体洗浄剤を構成する方法 弱アルカリビルダー、すなわち中性域からpH10(at 1
%soln)域のpH値を有する有機ビルダー、無機ビルダー
またはキレート剤にノニオン界面活性剤を含浸またはコ
ーティングし、直接アルカリビルダーと接触させないで
着色を抑制する方法または 弱アルカリビルダーを主剤としてノニオン界面活性剤
の変色を抑制する方法 などが採用されている。
しかし、のノニオン界面活性剤を用いない粉体洗浄剤
ではほとんどのばあい洗浄性に劣り、さらに定発泡性洗
浄剤という要求に対応できないという問題がある。
また、の中性から弱アルカリビルダーやキレート剤に
ノニオン界面活性剤を含浸またはコーティングして変色
を抑制する方法では、着色を抑制する効果は認められる
ものの生産ロット間の色調コントロールが難しく、かつ
長期保存すると着色が認められ、基本的な解決策にはな
りえないという問題がある。
さらに、のpH値の低い弱アルカリビルダーを主剤とす
る粉体洗浄剤には弱アルカリ性であることによる用途も
あるが、洗浄性に劣り、従来の粉体洗浄剤にかえて使用
しうるものではない。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、前記のごとく洗浄性の良好な粉体洗浄剤にお
ける変色・着色の問題を解決するためになされたもので
あり、 (a)アルカリビルダーおよびノニオン界面活性剤を含
む界面活性剤からなる粉体洗浄剤に対して (b)少なくとも0.5%(重量%、以下同様)の一般
式(I): RO(AO)mSO3X (I) (式中、RO−はC6〜C22の高級アルコール残基、AはC2
〜C4のアルキレン基、mは1〜30の整数、Xはナトリウ
ムまたはカリウムを表わす)で示されるアニオン界面活
性剤の50%以下の水溶液および 少なくとも0.15%の比表面積が50〜500m2/gの二酸化
ケイ素微粉末 の少なくとも1種 を添加してなる変色・着色を抑制した洗浄剤組成物に関
する。
[実施例] 本発明に用いる(a)成分であるアルカリビルダーおよ
びノニオン界面活性剤を含む界面活性剤からなる粉体洗
浄剤とは、従来から使用されている洗浄性は良好である
が変色・着色の問題のある粉体洗浄剤のことである。
前記主剤たるアルカリビルダーの具体例としては、たと
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、オルソケイ酸
ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、第三リン酸ナトリ
ウムなどの1%水溶液のpH値が12以上になるアルカリビ
ルダーがあげられる。
またアルカリビルダーと接触し、変色・着色する前記ノ
ニオン界面活性剤の具体例としては、たとえば一般式
(II): R1O(AO)nH (II) (式中、R1O−はC6〜C22の高級アルコール残基、C1〜C
25のアルキルフェノール残基またはジアルキルフェノー
ル残基、スチレン化フェノール残基(ベンゼ核の水素は
C1〜C4のアルキル基またはフェニル基で置換されていて
もよい)、Aエチレン基、プロピレン基、ブチレン基な
どのC2〜C4のアルキレン基、nは1〜50の整数、n個の
Aは同じである必要はない)で表わされる化合物やアル
キレンオキシドブロック付加型ノニオン界面活性剤など
があげられる。
前記ノニオン界面活性剤は単独で用いてもよく、2種以
上併用してもよく、さらに要すれば各種アニオン界面活
性剤、カチオン界面活性剤と併用してもよい。
これら全界面活性剤にしめるノニオン界面活性剤の割合
としては1%以上であることが洗浄効果などの点から好
ましく、3%以上であることがさらに好ましい。
アルカリビルダーおよび界面活性剤からなる(a)成分
の粉体洗浄剤には従来から使用されている添加剤、たと
えばヘキサメヌリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナト
リウム、ピロリン酸ナトリウムなどの無機系キレート剤
やEDTA(塩)、NTA(塩)などの有機系キレート剤など
を適宜配合してもよい。
本発明においては、前記(a)成分に対して、(b)成
分である 少なくとも0.5%の一般式(I): RO(AO)mSO3X (I) (式中、RO−はC6〜C22の高級アルコール残基、Aは前
記と同じ、mは1〜30の整数、Xはナトリウムまたはカ
リウムを表わす)で示されるアニオン界面活性剤の50%
以下の水溶液(以下の水溶液という)および 少なくとも0.15%の比表面積が50〜500m2/gの二酸化
ケイ素微粉末 の少なくとも1種を添加することにより、本発明の変色
・着色を抑制した洗浄剤組成物が製造される。
(a)成分に(b)成分を添加すると粉体洗浄剤の変色
・着色がなぜ抑制されるかについての詳細な理由は不明
であるが、粉体洗浄剤の変色・着色が抑制され、変色・
着色による商品のイメージダウン、洗浄現場でのトラブ
ル、排水の異常着色などの問題を解決することができ
る。
(a)成分に添加する(b)成分がの水溶液のばあ
い、その添加量は前述のごとく0.5%以上、好ましくは
1〜5%である。該添加量が0.5%未満になると、粉体
洗浄剤の着色・変色を満足に抑制することができなくな
る。また、の水溶液の添加量には本発明の組成物が粉
体洗浄剤組成物として使用しうるかぎりとくに上限はな
いが、好ましい粉体洗浄剤組成物をうるためには、通常
5%程度以下が好ましい。
前記の水溶液はの二酸化ケイ素微粉末と併用しても
よく、このばあいにはの水溶液の添加によってっ生ず
る粉体洗浄剤組成物の流動性の低下の改善やブロッキン
グの防止などに有効であるとともに、変色・着色抑制に
も有効である。
の水溶液には一般式(I)で示されるアニオン界面活
性剤が50%以上の範囲で含有されているが、該アニオン
界面活性剤の含量が50%をこえる水溶液のばあいには、
流動性が劣り、アルカリビルダーに迅速に混合できな
く、かつ製造性に問題を有することとなり好ましくな
い。
また、一般式(I)におけるRO−はC6〜C22の高級アル
コール残基、AはC2〜C4のアルキレン基、mは1〜30で
あるが、RO−やAやmが前記範囲をはずれると界面活性
剤として有効に作用しなくなったり、容易に入手できな
くなったりし、好ましくない。
(a)成分に添加する(b)成分がの二酸化ケイ素微
粉末のばあい、その添加量は前述のごとく0.15%以上、
好ましくは0.5〜3%である。該添加量が0.15%未満に
なると、とくに粉体流動性に劣り、かつ着色・変色の抑
制効果が減少する。また、の二酸化ケイ素微粉末の添
加量にはとくに上限はないが、通常3%程度以下が経済
性などの点から好ましい。
該二酸化ケイ素微粉末は比表面積50〜500m2/gのもので
あり、さらに100〜300m2/gのものが好ましい。比表面積
が前記50〜500m2/gの範囲をはずれると、実用的でな
く、また取扱い、作業性の点で使用し難く、とくに50m2
/g未満になると流動性および着色・変色抑制効果が劣る
ことになる。
本発明の組成物の調製方法にはとくに限定はなく、
(a)成分と(b)成分とを混合して調製してもよく、
アルカリビルダーおよびノニオン界面活性剤を含む界面
活性剤のいずれかと(b)成分とを混合したものにのこ
りの成分を混合して調製してもよいが、(a)成分を調
製する際に(b)成分もともに添加して調製すると容易
に製造しうる。
つぎに本発明の組成物の実施例に基づき説明する。
実施例1〜7および比較例1〜6 比較例3以外、粉体洗浄剤組成物を構成する各成分をす
べてニーダー型混合機に仕込み、30分間混合して粉体洗
浄組成物を調製した。
なお、比較例3はEDTA・4Naとノニオン界面活性剤とを
混合したのち、無水メタケイ酸ナトリウムを加えて調製
した。
えられた粉体洗浄剤組成物を用いて下記方法による色調
変化および洗浄性を評価した。結果を第2表に示す。
(色調変化) 粉体洗浄剤組成物を密封タイプガラス製サンプルビンに
採取して25℃で1カ月および3カ月保存し、色調変化を
目視にて以下の基準に基づき評価した。
◎:変化なし(白色) ○:ほとんど変化なし(微淡黄白色) △:若干の変化あり(淡黄色) ×:変化あり(黄色〜茶色) (洗浄性) (イ) 冷間圧延鋼板に鉱油系圧延油を付着させた被洗
浄板を、濃度50g/の洗浄液を用いて80℃で3分間浸漬
洗浄し、水洗後の水濡れ%により洗浄性を評価。
(ロ) 冷間圧延鋼板に牛脂系圧延油を付着させた被洗
浄板を、濃度30g/の洗浄液を用いて70℃で1分間浸漬
洗浄し、水洗乾燥後の重量を測定し、下記計算式により
洗浄性を評価。
(ハ) 冷間圧延鋼板に鉱油系圧延油を付着させた被洗
浄板を濃度30g/の洗浄液を用いて60℃で30秒間、3kg/
cm2のスプレーで洗浄し、水洗後の水濡れ%により洗浄
性を評価。
第2表の結果から、実施例の粉体洗浄剤組成物はいずれ
も色調変化が少なく、かつ比較的優れた洗浄性を示すこ
とがわかる。一方、ノニオン界面活性剤およびアルカリ
ビルダーがそれぞれ配合されていない比較例1および5
の粉体洗浄剤組成物では色調変化はないが、洗浄性も充
分発現せず、また追添加水分、RO(AO)mSO3X水溶液成
分および二酸化ケイ素微粉末がそれぞれ少ない比較例
2、4および6の組成物では3カ月間保存すると色調変
化が生じ、色調を改善するべき成分が配合されていない
比較例3の組成物では著しい色調変化がみられることが
わかる。
[発明の効果] 本発明の粉体洗浄剤組成物は洗浄性および流動性が良好
であるとともに変色・着色の少ないものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)アルカリビルダーおよびノニオン界
    面活性剤を含む界面活性剤からなる粉体洗浄剤に対して (b)少なくとも0.5重量%の一般式(I): RO(AO)mSO3X (I) (式中、RO−はC6〜C22の高級アルコール残基、AはC2
    〜C4のアルキレン基、mは1〜30の整数、Xはナトリウ
    ムまたはカリウムを表わす)で示されるアニオン界面活
    性剤の50重量%以下の水溶液および 少なくとも0.15重量%の比表面積が50〜500m2/gの二
    酸化ケイ素微粉末 の少なくとも1種を添加してなる変色・着色を抑制した
    金属硬質表面用粉体洗浄剤組成物。
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