JPH07122109A - 昇降装置 - Google Patents

昇降装置

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JPH07122109A
JPH07122109A JP26500793A JP26500793A JPH07122109A JP H07122109 A JPH07122109 A JP H07122109A JP 26500793 A JP26500793 A JP 26500793A JP 26500793 A JP26500793 A JP 26500793A JP H07122109 A JPH07122109 A JP H07122109A
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motor
unit
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JP26500793A
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Yasushi Yamaguchi
泰史 山口
Shinji Matsuda
真二 松田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的軽度の過負荷状態も検出し、安全性を
向上させる。 【構成】 DCモーターを制御する制御部7と、DCモ
ーターの電流と過負荷検出レベルとを比較することによ
り、DCモーターの異常を検出して電源を遮断する保護
部2を備え、DCモーターの駆動により昇降部を昇降さ
せる昇降装置において、制御部7に過負荷検出レベル選
択部13を設け、過負荷検出レベルを制御部7での昇降
体の昇降制御信号に応じて選択的に出力させたため、昇
降体の下降時には、その下降信号を判別して過負荷検出
レベル選択部13で下降時の値の小さい過負荷検出レベ
ルを選択して保護部2に出力し、また、上昇時には上昇
時の値の大きな過負荷検出レベルを選択出力でき、この
ため、昇降体の上昇時に比べて比較的軽度である下降時
の軽度のDCモーターの拘束状態も精度良く検出でき、
昇降装置の安全性が高まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過負荷時にモーターを
停止させる保護部を有してなる昇降装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図6乃至図8は、従来の昇降装置1を示
すものである。同図に示すように、昇降装置1は、天井
裏の天井躯体に取り付けられて配設される昇降装置本体
3内に、DCモーター4と、そのDCモーター4に連結
されDCモーター4により回転させられる巻き取りドラ
ム5と、DCモーター4を駆動させる駆動部6、及びそ
の駆動部6を制御する制御部7とを有してなり、天井の
下面側には前記巻き取りドラム5に、ワイヤー8を介し
て吊設された昇降体9が配設され、さらに制御部7に信
号線を10aを介して昇降体9の昇降を指示する操作部
10を備えて成るものである。
【0003】このように構成された昇降装置1では、操
作部10を操作することにより、DCモーター4を図6
に示すCW又はCCW方向に回転させ、昇降体9を上昇
又は下降させる。つまり、操作部10に設けられた上キ
ー又は下キーを押すと、そのキーを押している間は、そ
のキーに応じた方向にDCモーター4を回転させるよう
に回転方向Dと回転数Rに関する制御信号を制御部7で
発生させ、その制御信号に応じて駆動部6によりDCモ
ーター4を回転させ、DCモーター4に連結して設けら
れた巻き取りドラム5にワイヤー8が巻き取られ、ある
いは巻き外され、それによりプーリー11を介して昇降
体9が昇降させられるのである。
【0004】このような構成の昇降装置1では、DCモ
ーター4が何らかの原因で拘束されるような状態に陥っ
た場合、DCモーター4には過大な電流が流れる。その
ような状態が続くとDCモーター4自体を痛めるばかり
でなく、その駆動部6等にも悪影響を及ぼす。そこで、
図7及び図8に示すように、DCモーター4には、DC
モーター4の動作状態を検出する検出部であるカレント
センサ12を設け、動作状態のDCモーター4に流れる
電流を検出すると共に、その出力を絶対値増幅回路2a
等を介して比較器2bに入力し、過負荷検出レベルVE
(図8ではR2CC/(R2 +R1 ))と比較して、D
Cモーター4に一定以上の電流が流れた場合には、比較
器2bの出力に基づいて駆動部6及び制御部7にDCモ
ーター4の非常停止信号Eを出力し、DCモーター4の
電源を遮断する等の手段によって過負荷状態が継続する
ことがないようにする保護部2が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように構成された従来の昇降装置1においては、DCモ
ーター4の特性から、モーター電流とトルクが正比例
し、昇降体9の重量が一定である場合、下降時は上昇時
に比べてトルク、即ちモーター電流が少なくてすむが、
過負荷検出レベルVE を1つの値とするため、その値を
昇降体9の上昇時及び下降時を含めた全ての正常状態に
おける検出部12の出力の最大値に安全率をかけた一定
以上の値とする必要があり、さらには、昇降体9は照明
器具の灯体部等を一例とした器具が取り付けられて構成
されており、その重量は器具によりまちまちであるた
め、過負荷検出レベルは、取り付け可能な全ての器具の
重量のうち、最も重いものを考慮に入れて設定する必要
があった。このため、DCモーター4の完全な拘束状態
の検出は可能であるが、完全な拘束状態に至らない過負
荷状態の検出ができないという問題点があった。
【0006】本発明は、上記の問題点を改善するために
なされたもので、その目的とするところは、比較的軽度
の過負荷状態も検出できる安全性の高い昇降装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、天井躯
体に保持される昇降装置本体3と、該昇降装置本体3に
収納されたモーター4と、天井下面に配設され前記モー
ター4の駆動により昇降自在とされた昇降部9と、前記
モーター4に制御信号を出力してモーター4を駆動制御
する制御部7と、前記モーターの動作状態を検出する検
出部12とを有して成り、該検出部12の出力を所定の
過負荷検出レベルと比較して前記検出部12の出力が所
定の過負荷検出レベル以上の場合には前記モーター4を
停止させる保護部2を備えた昇降装置1において、前記
制御部7に過負荷検出レベル選択部13を設け、前記過
負荷検出レベルを前記制御部7での昇降体9の昇降制御
信号に応じて選択的に出力させたことを特徴とするもの
である。
【0008】また、請求項2記載の発明にあっては、前
記制御部7に記憶部14を設け、該記憶部14に昇降体
9の重量に対応した過負荷検出レベルデータを記憶させ
ると共に、前記制御部7に前記昇降体9の重量を設定す
る設定部15を設け、該設定部15の設定値により、前
記昇降体9の重量に応じて過負荷検出レベルを選択した
ことを特徴とするものである。
【0009】さらには、請求項3記載の発明にあって
は、前記制御部7に記憶部14を設け、該記憶部14に
昇降体9の昇降速度に対応した過負荷検出レベルデータ
を記憶させると共に、前記制御部7の制御信号により前
記昇降体9の昇降速度に応じて過負荷検出レベルを選択
したことを特徴とするものである。
【0010】また、請求項4記載の発明にあっては、前
記制御部7に記憶部14を設け、該記憶部14に昇降体
9の昇降長Lに対応した過負荷検出レベルデータを記憶
させると共に、前記モーター4に昇降長検出部16を設
け、昇降体9の昇降長Lを前記制御部7に入力させ、前
記昇降体9の昇降長Lに応じて過負荷検出レベルを選択
したことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】上記のように構成したことにより、請求項1記
載の発明にあっては、制御部7に過負荷検出レベル選択
部13を設け、前記過負荷検出レベルを前記制御部7の
昇降体9の昇降制御信号に応じて選択的に出力させたた
め、昇降体9の下降時には制御部7で、その下降信号を
判別して過負荷検出レベル選択部13で下降時の値の小
さい過負荷検出レベルを選択して保護部2に出力し、ま
た、上昇時には上昇時の値の大きな過負荷検出レベルを
選択出力でき、このため、昇降体9の上昇時に比べて比
較的軽度である下降時の軽度のモーター4の拘束状態も
精度良く検出でき、昇降装置1の安全性が高まる。
【0012】また、請求項2記載の発明にあっては、制
御部7に記憶部14を設け、該記憶部14に昇降体9の
重量に対応した過負荷検出レベルデータを記憶させると
共に、前記制御部7に前記昇降体9の重量を設定する設
定部15を設け、該設定部15の設定値により、前記昇
降体9の重量に応じて過負荷検出レベルを選択したた
め、1種類の昇降装置1に異なる重量の昇降体9を取り
付けた場合においても、それぞれの重量に応じて適切な
過負荷検出レベルが選択でき、昇降体9の重量に関係な
くモーター4の拘束状態が精度良く検出でき、請求項1
記載の発明の効果に加えて、昇降装置1の安全性がさら
に高まる。
【0013】さらには、請求項3記載の発明にあって
は、制御部7に記憶部14を設け、該記憶部14に昇降
体9の昇降速度に対応した過負荷検出レベルデータを記
憶させると共に、前記制御部7の制御信号により前記昇
降体9の昇降速度に応じて過負荷検出レベルを選択した
ため、昇降体9の昇降速度に応じて適切な過負荷検出レ
ベルが選択でき、昇降体9の昇降速度に応じてモーター
4の拘束状態が精度良く検出でき、請求項1記載の発明
の効果に加えて、昇降装置1の安全性がさらに高まる。
【0014】また、請求項4記載の発明にあっては、制
御部7に記憶部14を設け、該記憶部14に昇降体9の
昇降長Lに対応した過負荷検出レベルデータを記憶させ
ると共に、前記モーター4に昇降長検出部16を設け、
昇降体9の昇降長を前記制御部7に入力させ、前記昇降
体9の昇降長Lに応じて過負荷検出レベルを選択したた
め、特に昇降体9が上昇して収納される直前で昇降体9
の上部に異物が挟まった場合や、最下点の直前で異物に
ぶつかること等を想定して、特にその2点近傍の昇降体
9の位置を昇降体9の昇降長Lで検出し、その昇降長に
おける過負荷検出レベルを低く設定しておけば、上述の
ような状態でのモーター4の拘束状態が精度良く検出で
き、請求項1記載の発明の効果に加えて、昇降装置1の
安全性がさらに高まる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明に係る昇降装置1の第1の実
施例を示すものであり、前記従来例と異なる点は、過負
荷検出レベル選択部13とD/A変換器2cが設けら
れ、過負荷検出レベルが制御部7から出力される点と、
それに伴う制御部7の動作であり、他は前記従来例と同
様に構成されている。
【0016】過負荷検出レベル選択部13は、制御部7
に設けられ、操作部10からの昇降体9の上昇又は下降
の指令に基づく制御部7での制御信号を判別して、モー
ターであるDCモーター4の回転前に、上昇又は下降に
応じて異なる過負荷検出レベルを設定して制御部7から
ディジタル信号として出力する。その過負荷検出レベル
信号は、ラッチされており、制御部7と比較器2bの間
に接続されたD/A変換器2cでD/A変換されて比較
器2bに入力され、検出部12の検出値と比較される。
【0017】このため、昇降体9の上昇時には、過負荷
検出レベルは高く、下降時には低く設定され、昇降体9
の上昇時又は下降時のどちらの状態においても、昇降体
9に異物が触れたり、或いは異物がぶら下がるようなD
Cモーター4を完全にではないが、ある程度拘束する状
態が起こり、DCモーター4の電流値が通常値からある
程度上昇すると、保護部2からの出力を受けて制御部7
でブザー等の警報を発したり、DCモーター4の電源を
遮断したりする。
【0018】このように本実施例における昇降装置1に
おいては、制御部7に過負荷検出レベル選択部13を設
け、過負荷検出レベルを制御部7での昇降体9の昇降制
御信号に応じて選択的に出力させたため、昇降体9の下
降時には制御部7で、その下降信号を判別して過負荷検
出レベル選択部13で下降時の値の小さい過負荷検出レ
ベルを選択して保護部2に出力し、また、上昇時には上
昇時の値の大きな過負荷検出レベルを選択出力でき、こ
のため、昇降体9の上昇時に比べて比較的軽度である下
降時の軽度のモーター4の拘束状態も精度良く検出で
き、昇降装置1の安全性が高まる。
【0019】図2は本発明の第2の実施例を示すもので
あり、前記第1の実施例と異なる点は、記憶部14と設
定部15が設けられた点であり、他は前記第1の従来例
と同様に構成されている。
【0020】記憶部14は、制御部7に設けられてな
り、取り付けられる器具の一例である照明器具の灯体部
等を含んだ昇降体9の重量と、その重量に対応した上昇
時及び下降時のDCモーター4の電流値に安全率を掛け
て求められた過負荷検出レベルデータを記憶している。
また、設定部15は、DIPスイッチ等により、昇降体
9の重量を入力する入力部を持って構成され、制御部9
に昇降体9の重量値を設定するものであり、昇降装置1
の設置時、或いは取り付けられた器具を変更した時に、
昇降体9の重量を設定部15で設定しておく。
【0021】このような構成の昇降装置1においては、
制御部7で、設定された昇降体9の重量及び昇降体9の
上昇又は下降信号により、記憶部14からそれに応じた
過負荷検出レベルを読み出し、モーター4の回転前に、
過負荷検出レベルをディジタル信号として前記第1の実
施例と同様に保護部2に出力する。
【0022】このように本実施例における昇降装置1に
おいては、制御部7に記憶部14を設け、その記憶部1
4に、昇降体9の重量に対応した過負荷検出レベルデー
タを記憶させると共に、制御部7に昇降体9の重量を設
定する設定部15を設け、その設定部15の設定値によ
り、昇降体9の重量に応じて過負荷検出レベルを選択し
たため、1種類の昇降装置1に異なる重量の昇降体9を
取り付けた場合においても、それぞれの重量に応じて適
切な過負荷検出レベルが選択でき、昇降体9の重量に関
係なくモーター4の拘束状態が精度良く検出でき、前記
第1の実施例の効果に加えて、昇降装置1の安全性がさ
らに高まると共に、昇降装置1が昇降体9の重量に関係
なく1種類のものですみ、昇降装置1の標準化が図れる
という効果をも奏する。
【0023】図3は、本発明の第3の実施例を示すもの
であり、前記第2の実施例と異なる点は、設定部15を
持たない点と、記憶部14に記憶されるデータ、即ち過
負荷検出方法であり、他は前記第2の実施例と同様に構
成されている。
【0024】一般にDCモーター4は、回転数が高い時
と低い時でトルク、即ちモーター電流が変化する。ま
た、DCモーター4の回転数は、制御部7の制御電圧を
変化させることにより容易に制御できる。そこで、記憶
部14には、制御部7の制御電圧と、それに対応した昇
降体9の上昇時及び下降時の過負荷検出レベルデータを
記憶させておき、昇降体9の上昇又は下降時における制
御部7の制御電圧に応じて、過負荷検出レベルを記憶部
14から読み出し保護部2に出力する。
【0025】このように本実施例における昇降装置1に
おいては、制御部7に記憶部14を設け、その記憶部1
4に、昇降体9の昇降速度に対応した過負荷検出レベル
データを記憶させ、制御部7の制御信号により昇降体9
の昇降速度に応じて過負荷検出レベルを選択したため、
昇降体9の昇降速度に応じて適切な過負荷検出レベルが
選択でき、昇降体9の昇降速度に応じてDCモーター4
の拘束状態が精度良く検出でき、前記第1の実施例の効
果に加えて、昇降装置1の安全性がさらに高まる。
【0026】図4及び図5は、本発明の第4の実施例を
示すものであり、前記第3の実施例と異なる点は、昇降
体9の昇降長検出部16を設けた点と、記憶部14に記
憶されるデータ、即ち過負荷検出方法であり、他は前記
第3の実施例と同様に構成されている。
【0027】昇降長検出部16は、昇降体9の位置を昇
降長で検出するもの、たとえば、DCモーター4の回転
軸と連動した多回転型のポテンショメータやエンコーダ
等で、記憶部14には、この昇降長Lと昇降体9の上昇
又は下降時に対応した過負荷検出レベルが記憶されてお
り、昇降体9の昇降長L及び昇降体9の上昇又は下降に
応じて過負荷検出レベルを選択して出力する。特に、下
降時であって昇降長Lが長い場合や、上昇時であって昇
降長Lが短い場合には、昇降体9が人や異物に当たった
り、昇降体9と昇降装置本体3との間に人や異物を挟む
ことも考えられるため、過負荷検出レベルが低く設定さ
れている。
【0028】このように本実施例における昇降装置1に
おいては、制御部7に記憶部14を設け、その記憶部1
4に、昇降体9の昇降長Lに対応した過負荷検出レベル
データを記憶させると共に、DCモーター4に昇降長検
出部16を設け、昇降体9の昇降長を制御部7に入力さ
せ、昇降体9の昇降長Lに応じて過負荷検出レベルを選
択したため、特に昇降体9が上昇して収納される直前で
昇降体9の上部に異物が挟まった場合や、最下点の直前
で異物にぶつかること等を想定して、特にその2点近傍
の昇降体9の位置を昇降体9の昇降長Lで検出し、その
昇降長Lにおける過負荷検出レベルを低く設定しておけ
ば、上述のような状態でのDCモーター4の拘束状態が
精度良く検出でき、前記第1の実施例の効果に加えて、
昇降装置1の安全性がさらに高まる。
【0029】なお、前記第1乃至第4の実施例において
は、モーターとしてDCモーターを例示して説明を行っ
たが、本発明はこれに限らず、ACモーターであっても
良く、また、昇降体に取り付けられる器具は、照明器具
に限られるものでもない。さらには、前記各実施例にお
いては、操作部を信号線を介して制御部に接続されるも
のとしたが、本発明はこれに限らず、昇降装置本体側に
信号受信部を有し、操作部に信号送信部を備えて、リモ
コンにより信号を送信させるような操作部であっても良
いことは勿論である。
【0030】
【発明の効果】本発明に係る昇降装置は、上述のように
構成したものであるから、請求項1記載の発明にあって
は、制御部に過負荷検出レベル選択部を設け、前記過負
荷検出レベルを前記制御部の昇降体の昇降制御信号に応
じて選択的に出力させたため、昇降体の下降時には制御
部で、その下降信号を判別して過負荷検出レベル選択部
で下降時の値の小さい過負荷検出レベルを選択して保護
部に出力し、また、上昇時には上昇時の値の大きな過負
荷検出レベルを選択出力でき、このため、昇降体の上昇
時に比べて比較的軽度である下降時の軽度のモーターの
拘束状態も精度良く検出でき、昇降装置の安全性が高ま
る。
【0031】また、請求項2記載の発明にあっては、制
御部に記憶部を設け、該記憶部に昇降体の重量に対応し
た過負荷検出レベルデータを記憶させると共に、前記制
御部に前記昇降体の重量を設定する設定部を設け、該設
定部の設定値により、前記昇降体の重量に応じて過負荷
検出レベルを選択したため、1種類の昇降装置に異なる
重量の昇降体を取り付けた場合においても、それぞれの
重量に応じて適切な過負荷検出レベルが選択でき、昇降
体の重量に関係なくモーターの拘束状態が精度良く検出
でき、請求項1記載の発明の効果に加えて、昇降装置の
安全性がさらに高まる。
【0032】さらには、請求項3記載の発明にあって
は、制御部に記憶部を設け、該記憶部に、昇降体の昇降
速度に対応した過負荷検出レベルデータを記憶させると
共に、前記制御部の制御信号により前記昇降体の昇降速
度に応じて過負荷検出レベルを選択したため、昇降体の
昇降速度に応じて適切な過負荷検出レベルが選択でき、
昇降体の昇降速度に応じてモーターの拘束状態が精度良
く検出でき、請求項1記載の発明の効果に加えて、昇降
装置の安全性がさらに高まる。
【0033】また、請求項4記載の発明にあっては、制
御部に記憶部を設け、該記憶部に、昇降体の昇降長に対
応した過負荷検出レベルデータを記憶させると共に、前
記モーターに昇降長検出部を設け、昇降体の昇降長を前
記制御部に入力させ、前記昇降体の昇降長に応じて過負
荷検出レベルを選択したため、特に昇降体が上昇して収
納される直前で昇降体の上部に異物が挟まった場合や、
最下点の直前で異物にぶつかること等を想定して、特に
その2点近傍の昇降体の位置を昇降体の昇降長で検出
し、その昇降長における過負荷検出レベルを低く設定し
ておけば、上述のような状態でのモーターの拘束状態が
精度良く検出でき、請求項1記載の発明の効果に加え
て、昇降装置の安全性がさらに高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る昇降装置の第1の実施例を示す要
部ブロック図である。
【図2】本発明に係る昇降装置の第2の実施例を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明に係る昇降装置の第3の実施例を示すブ
ロック図である。
【図4】本発明に係る昇降装置の第4の実施例を示すブ
ロック図である。
【図5】同上の昇降長を示す概略正面図である。
【図6】従来の昇降装置の構成を示す概略正面図であ
る。
【図7】同上のブロック図である。
【図8】同上の要部ブロック図である。
【符号の説明】
1 昇降装置 2 保護部 3 昇降装置本体 4 モーター 7 制御部 9 昇降体 12 検出部 13 過負荷検出レベル選択部 14 記憶部 15 設定部 16 昇降長検出部 L 昇降長

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井躯体に保持される昇降装置本体と、
    該昇降装置本体に収納されたモーターと、天井下面に配
    設され前記モーターの駆動により昇降自在とされた昇降
    部と、前記モーターに制御信号を出力してモーターを駆
    動制御する制御部と、前記モーターの動作状態を検出す
    る検出部とを有して成り、該検出部の出力を所定の過負
    荷検出レベルと比較して前記検出部の出力が所定の過負
    荷検出レベル以上の場合には前記モーターを停止させる
    保護部を備えた昇降装置において、前記制御部に過負荷
    検出レベル選択部を設け、前記過負荷検出レベルを前記
    制御部での昇降体の昇降制御信号に応じて選択的に出力
    させたことを特徴とする昇降装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部に記憶部を設け、該記憶部に
    昇降体の重量に対応した過負荷検出レベルデータを記憶
    させると共に、前記制御部に前記昇降体の重量を設定す
    る設定部を設け、該設定部の設定値により、前記昇降体
    の重量に応じて過負荷検出レベルを選択したことを特徴
    とする請求項1記載の昇降装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部に記憶部を設け、該記憶部に
    昇降体の昇降速度に対応した過負荷検出レベルデータを
    記憶させると共に、前記制御部の制御信号により前記昇
    降体の昇降速度に応じて過負荷検出レベルを選択したこ
    とを特徴とする請求項1記載の昇降装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部に記憶部を設け、該記憶部に
    昇降体の昇降長に対応した過負荷検出レベルデータを記
    憶させると共に、前記モーターに昇降長検出部を設け、
    昇降体の昇降長を前記制御部に入力させ、前記昇降体の
    昇降長に応じて過負荷検出レベルを選択したことを特徴
    とする請求項1記載の昇降装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7788934B2 (en) 2003-10-31 2010-09-07 Hoshizaki Denki Kabushiki Kaisha Control device for an auger type ice making machine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7788934B2 (en) 2003-10-31 2010-09-07 Hoshizaki Denki Kabushiki Kaisha Control device for an auger type ice making machine

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