JPH071219U - 駐車場の故障監視システム - Google Patents
駐車場の故障監視システムInfo
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- JPH071219U JPH071219U JP6710491U JP6710491U JPH071219U JP H071219 U JPH071219 U JP H071219U JP 6710491 U JP6710491 U JP 6710491U JP 6710491 U JP6710491 U JP 6710491U JP H071219 U JPH071219 U JP H071219U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 故障メンテナンスを迅速に対応し、顧客の信
頼性を高めることのできる駐車場の故障監視システムを
提供することを目的とする。 【構成】 少なくとも1箇所の駐車場内Aに備えられて
いる故障自動検知装置4と故障表示装置6とが、駐車場
Aから離れた位置にある集中監視室B内に備えられた集
中監視装置7にシーケンサ通信機能による電話回線L1
等によって接続されており、また上記故障表示部と集中
監視室内に備えられたパーソナルコンピュータ17とが
通信回線L2によって接続されて、各立体駐車場Aで発
生した故障を同時に検知すると共に、その内容を知るこ
とができるように構成されている。
頼性を高めることのできる駐車場の故障監視システムを
提供することを目的とする。 【構成】 少なくとも1箇所の駐車場内Aに備えられて
いる故障自動検知装置4と故障表示装置6とが、駐車場
Aから離れた位置にある集中監視室B内に備えられた集
中監視装置7にシーケンサ通信機能による電話回線L1
等によって接続されており、また上記故障表示部と集中
監視室内に備えられたパーソナルコンピュータ17とが
通信回線L2によって接続されて、各立体駐車場Aで発
生した故障を同時に検知すると共に、その内容を知るこ
とができるように構成されている。
Description
【0001】
本考案は、離れた位置にある駐車場内に生じた故障を集中監視装置によって検 知する駐車場の故障監視システムに関する。
【0002】
近年の自動車数の急激な増加に伴う駐車場不足は、大都市のみならず地方にま で押し寄せてきており、大きな社会問題となっている。これに対応して数多くの 駐車場、特に大型の立体駐車場が設置されるに至っている。
【0003】 立体駐車場は、自動車を搭載して自動昇降するとともに水平移動するリフトパ レットなどのパレットが多段に配設されており、駐車場の入出庫口近傍に備えら れた操作盤を操作することによって、パレットを入出庫口まで自動運転させる構 成となっており、従来、これら各操作スイッチ類の操作は駐車場に常駐している 管理人によって行われており、現在では、駐車場設備の自動化がさらに進み、よ り高い収益をもたらすため、上記各操作を利用者自身で行う管理人を不要とした 大型駐車場も出現するに至っている。
【0004】
しかし、上記のような無人立体駐車場であると、駐車場の各部で発生した故障 などのトラブルに対して迅速な対応ができず、たとえ利用者が電話などで管理人 を呼び出したりしても、管理人がこの故障に対して迅速かつ適切な対応をするこ とは困難である。このために管理人が修理技術者を電話で呼び出したりする必要 があるが、これには時間と手間とを要し、また修理技術者が来るまでは故障内容 が明確に判明できず、迅速かつ適切な修理に支障をきたしていた。
【0005】 本考案は斯かる事情に鑑みて提案されたものであり、例え複数の大型駐車場が 離れた位置にあっても、これら各駐車場内で生じた故障を自動的に検知すると共 にその故障内容を知ることのできる構成としたものであり、故障メンテナンスを 迅速に対応し、顧客の信頼性を高めることのできる駐車場の故障監視システムを 提供することを目的とする。
【0006】
上記の目的を達成するために提案される本考案の駐車場の故障監視システムは 、少なくとも1箇所の駐車場内に備えられている故障自動検知装置と故障表示装 置とが、駐車場から離れた位置にある集中監視室内に備えられた集中監視装置に シーケンサ通信機能による電話回線等によって接続されており、また上記故障表 示装置と集中監視室内に備えられたパーソナルコンピュータとが通信回線によっ て接続されており、故障自動検知装置によって駐車場内の故障を検知すると、故 障自動検知装置から発信された信号によって集中監視装置の操作盤に備えられて いる各立体駐車場のパレットに対応するランプを自動点灯させ、更にこの点灯に 基づいて、パソコン通信によって故障表示装置を呼び出し、どの部分が故障して いるかを検知する構成とし、さらに各立体駐車場内と集中監視室内とに、通信回 線によって接続された通話用モニタが配設されてなることを特徴とする。
【0007】
駐車場内において故障が発生すると、この故障箇所が駐車場内に備えられた故 障自動検知装置によって検知される。この検知信号は集中監視室内に備えられた 集中監視装置に自動送信されて操作盤上の故障箇所に対応するランプが点灯表示 し、この表示に基づきパソコン通信によって故障表示装置に示された周波数によ って示された故障内容あるいはコード化された故障内容をフィードバックさせる と、離れた位置から故障箇所の検知が可能となる。
【0008】 さらに、各駐車場内の故障内容は、通話用モニタを利用することによって、よ り明確に故障内容を知ることが可能となり、現場に居合わせた利用者等に適切な 対応を指示すると共に、より明確な故障内容をも知ることができる。
【0009】
以下、添付図面に従って本考案の駐車場の故障監視システムの一実施例を詳述 する。図1は、本考案に係る駐車場の故障監視システムの一実施例を示したブロ ック図である。図に示すように、本考案に係る駐車場の故障監視システムは、単 数若しくは複数の大型の駐車場A内の故障監視を一か所の集中監視室B内で行う ものであり、平面型の駐車場だけでなく立体駐車場Aにも装備することができる 。
【0010】 立体駐車場Aは、車両を搭載して自動昇降と自動水平移動とを行うパレットP が多段に配設されており、車両の入出庫口近傍には、立体駐車場Aの利用操作に 必要な操作盤1が備えられており、該操作盤1面に備えられているテンキー(不 図示)を押して特定のパレット番号を指定し、続いて運転キー(不図示)を押す と、指定されたパレットPが自動運転されて立体駐車場Aの入出庫口前に着地す し、該パレットPに車両を搭載して復帰ボタン(不図示)を押すと、該パレット Pは元の位置に復帰する。これら操作盤1の各操作による電気信号は、操作盤1 に接続され、立体駐車場Aに備えられている制御装置2に至り、該制御装置2内 でシーケンス制御されて、パレットPを自動運転させる駆動装置3を駆動させる 構成となっている。なお該駆動装置3及び各パレットPの周辺等には、故障箇所 を自動検知するセンサーや光電スイッチ等などからなる故障自動検知装置4が備 えられており、該故障自動検知装置4によって検知された検知信号が制御装置2 に送られると、制御装置2が自動的に作動して駆動装置3を自動停止させ、警報 ランプ5を点灯させたりすることが可能となる。また立体駐車場Aには故障に対 応させた故障表示装置6が備えられており、故障自動検知装置4によって検知さ れた故障内容は、周波数或いはコード化された信号をもってこの故障表示装置6 に表示される。
【0011】 またこれら駐車場Aから離れた位置にある集中監視室B内には集中監視装置7 が設置されており、該集中監視装置7と操作盤1とは、モデム21、20を介し て電気回線あるいは通信回線等の回線Lで接続されており、立体駐車場A内で発 生した故障は、自動的に集中監視装置7でも知ることができるようにしてある。
【0012】 図2は集中監視装置のパネル面の一実施例を示した正面図であり、図2におい て、集中監視盤7の操作パネル面7aには、点灯と点滅とをする多数の点灯押し ボタンスイッチ8が、立体駐車場A毎に配設されたパレットPと同配列に、また 各々の立体駐車場A毎にブロック化されて備えられており、各パレットPに車両 が搭載されると、該点灯押しボタンスイッチ8は自動点灯する。なお各々の点灯 押しボタンスイッチ8の上面にはパレット番号を付してある。
【0013】 また同操作パネル面7aには、デジタル表示の表示部9が点灯押しボタンスイ ッチ8と並んで立体駐車場Aの数ごとに備えられており、点灯押しボタンスイッ チ8を押すと、該点灯押しボタンスイッチ8によって指定された特定のパレット 番号が表示部9に表示される他、各パレットPの利用台数すなわち駐車台数が表 示される。さらに同操作パネル面7aには、立体駐車場A内で発生した故障等の 異常を検知する異常検知ランプ10が備えられており、この他にも異常が解消さ れた時に点灯する操作可ランプ11、入出庫が可能であることを表示する入出庫 可ランプ12等の表示部の他、パレットPの運転を開始させる運転ボタン13、 リセットキー14、非常停止ボタン15等の操作部が備えられており、立体駐車 場A内の利用状況と故障の発生を同時に知ることができる。
【0014】 図1において示した集中監視室B内には、集中監視盤7によって検知した故障 などの異常に対して、その故障部分とその内容を迅速かつ明確に知るために、パ ーソナルコンピュータ17(以下パソコンと称す)が備えられており、該パソコ ン17と立体駐車場A内の故障表示装置6とが電話回線L等の通信回線によって 接続されている。17aはパソコン17のディスプレイ部であり、18は故障表 示装置6に備えられたシーケンサであり、故障内容を示した電気信号は、入出力 部21で一旦通信信号に変換されて集中監視室B内のモデム20に送信され、該 送信信号は、集中監視盤7を介して、あるいはモデム20から直接にパソコン1 7に受信される構成としてある。なお故障表示装置6に示された故障内容は、故 障箇所とその内容に応じた周波数で表示され、あるいは故障箇所とその内容に応 じてコード化されており、この周波数あるいはコード化された信号を基にしてパ ソコン17がこれを明瞭な文字すなわち故障箇所と故障内容に変換し、容易にそ の内容を知ることができるようにしてある。
【0015】 このために立体駐車場A内で故障が発生すると、遠く離れた集中監視室B内の 集中監視装置7がこれを表示し、また故障内容もパソコン通信で知ることができ るために、故障メンテナンスを迅速に対応させることができる。尚上記の如く、 この集中監視装置7による管理システムは単体の立体駐車場Aのみならず、多数 の立体駐車場Aを同時に監視することができ、また集中監視装置7を増設するこ とにより、監視する立体駐車場Aを追加することも簡単に行える。
【0016】 さらに各立体駐車場A内及び集中監視室Bには、相互に送受話を行うことので きる通話用モニタ22、19が通信回線Lを介して備えられており、例えば故障 を知った利用者と集中監視室B内のオペレータとが通話用モニタ22、19によ って故障内容とその対応を通話したり、現場に駆けつけたサービスエンジニアと 集中監視室B内のオペレータとの通話ができるような構成としてある。
【0017】
以上において説明した本考案に係る駐車場の故障監視システムによれば、各駐 車場内で発生した故障が即座に集中監視室内で知ることができ、またその故障を 駐車場内に表示することができる他、通話用モニタによって各駐車場と集中監視 室内とが相互通話できるために、駐車場の故障に対応した安全策をとることが容 易となる。
【0018】 また、故障した場所とその内容を即座に知ることができるので、迅速なメンテ ナンスを行うことができ、駐車場の運転停止時間も短縮することができ、顧客の 信頼性を向上させることができる。
【0019】 さらに、多数の大型駐車場の監視と故障表示とが、一か所の集中監視室内で行 われるので、管理に要する人手を少なくすることができ、人件費の面から収益の 向上を図ることができる。
【提出日】平成3年11月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の詳細な説明
【補正方法】変更
【0001】
本考案は、離れた位置にある駐車場内に生じた故障を集中監視装置によって検 知する駐車場の故障監視システムに関する。
【0002】
近年の自動車数の急激な増加に伴う駐車場不足は、大都市のみならず地方にま で押し寄せてきており、大きな社会問題となっている。これに対応して数多くの 駐車場、特に大型の立体駐車場が設置されるに至っている。
【0003】 立体駐車場は、自動車を搭載して自動昇降するとともに水平移動するリフトパ レットなどのパレットが多段に配設されており、駐車場の入出庫口近傍に備えら れた操作盤を操作することによって、パレットを入出庫口まで自動運転させる構 成となっており、従来、これら各操作スイッチ類の操作は駐車場に常駐している 管理人によって行われており、現在では、駐車場設備の自動化がさらに進み、よ り高い収益をもたらすため、上記各操作を利用者自身で行う管理人を不要とした 大型駐車場も出現するに至っている。
【0004】
しかし、上記のような無人立体駐車場であると、駐車場の各部で発生した故障 などのトラブルに対して迅速な対応ができず、たとえ利用者が電話などで管理人 を呼び出したりしても、管理人がこの故障に対して迅速かつ適切な対応をするこ とは困難である。このために管理人が修理技術者を電話で呼び出したりする必要 があるが、これには時間と手間とを要し、また修理技術者が来るまでは故障内容 が明確に判明できず、迅速かつ適切な修理に支障をきたしていた。
【0005】 本考案は斯かる事情に鑑みて提案されたものであり、例え複数の大型駐車場が 離れた位置にあっても、これら各駐車場内で生じた故障を自動的に検知すると共 にその故障内容を知ることのできる構成としたものであり、故障メンテナンスを 迅速に対応し、顧客の信頼性を高めることのできる駐車場の故障監視システムを 提供することを目的とする。
【0006】
上記の目的を達成するために提案される本考案の駐車場の故障監視システムは 、少なくとも1箇所の駐車場内に備えられている故障自動検知装置と故障表示装 置とが、駐車場から離れた位置にある集中監視室内に備えられた集中監視装置に シーケンサ通信機能による電話回線等によって接続されており、また上記故障表 示装置と集中監視室内に備えられたパーソナルコンピュータとが通信回線によっ て接続されており、故障自動検知装置によって駐車場内の故障を検知すると、故 障自動検知装置から発信された信号によって集中監視装置の操作盤に備えられて いる各立体駐車場のパレットに対応するランプを自動点灯させ、更にこの点灯に 基づいて、パソコン通信によって故障表示装置を呼び出し、どの部分が故障して いるかを検知する構成とし、さらに各立体駐車場内と集中監視室内とに、通信回 線によって接続された通話用モニタが配設されてなることを特徴とする。
【0007】
駐車場内において故障が発生すると、この故障箇所が駐車場内に備えられた故 障自動検知装置によって検知される。この検知信号は集中監視室内に備えられた 集中監視装置に自動送信されて操作盤上の故障箇所に対応するランプが点灯表示 し、この表示に基づきパソコン通信によって故障表示装置に示された周波数によ って示された故障内容あるいはコード化された故障内容をフィードバックさせる と、離れた位置から故障箇所の検知が可能となる。
【0008】 さらに、各駐車場内の故障内容は、通話用モニタを利用することによって、よ り明確に故障内容を知ることが可能となり、現場に居合わせた利用者等に適切な 対応を指示すると共に、より明確な故障内容をも知ることができる。
【0009】
以下、添付図面に従って本考案の駐車場の故障監視システムの一実施例を詳述 する。図1は、本考案に係る駐車場の故障監視システムの一実施例を示したブロ ック図である。図に示すように、本考案に係る駐車場の故障監視システムは、単 数若しくは複数の大型の駐車場A内の故障監視を一か所の集中監視室B内で行う ものであり、平面型の駐車場だけでなく立体駐車場Aにも装備することができる 。
【0010】 立体駐車場Aは、車両を搭載して自動昇降と自動水平移動とを行うパレットP が多段に配設されており、車両の入出庫口近傍には、立体駐車場Aの利用操作に 必要な操作盤1が備えられており、該操作盤1面に備えられているテンキー(不 図示)を押して特定のパレット番号を指定し、続いて運転キー(不図示)を押す と、指定されたパレットPが自動運転されて立体駐車場Aの入出庫口前に着地す し、該パレットPに車両を搭載して復帰ボタン(不図示)を押すと、該パレット Pは元の位置に復帰する。これら操作盤1の各操作による電気信号は、操作盤1 に接続され、立体駐車場Aに備えられている制御装置2に至り、該制御装置2内 でシーケンス制御されて、パレットPを自動運転させる駆動装置3を駆動させる 構成となっている。なお該駆動装置3及び各パレットPの周辺等には、故障箇所 を自動検知するセンサーや光電スイッチ等などからなる故障自動検知装置4が備 えられており、該故障自動検知装置4によって検知された検知信号が制御装置2 に送られると、制御装置2が自動的に作動して駆動装置3を自動停止させ、警報 ランプ5を点灯させたりすることが可能となる。また立体駐車場Aには故障に対 応させた故障表示装置6が備えられており、故障自動検知装置4によって検知さ れた故障内容は、周波数或いはコード化された信号をもってこの故障表示装置6 に表示される。
【0011】 またこれら駐車場Aから離れた位置にある集中監視室B内には集中監視装置7 が設置されており、該集中監視装置7と操作盤1とは、モデム21、20を介し て電気回線あるいは通信回線等の回線Lで接続されており、立体駐車場A内で発 生した故障は、自動的に集中監視装置7でも知ることができるようにしてある。
【0012】 図2は集中監視装置のパネル面の一実施例を示した正面図であり、図2におい て、集中監視盤7の操作パネル面7aには、点灯と点滅とをする多数の点灯押し ボタンスイッチ8が、立体駐車場A毎に配設されたパレットPと同配列に、また 各々の立体駐車場A毎にブロック化されて備えられており、各パレットPに車両 が搭載されると、該点灯押しボタンスイッチ8は自動点灯する。なお各々の点灯 押しボタンスイッチ8の上面にはパレット番号を付してある。
【0013】 また同操作パネル面7aには、デジタル表示の表示部9が点灯押しボタンスイ ッチ8と並んで立体駐車場Aの数ごとに備えられており、点灯押しボタンスイッ チ8を押すと、該点灯押しボタンスイッチ8によって指定された特定のパレット 番号が表示部9に表示される他、各パレットPの利用台数すなわち駐車台数が表 示される。さらに同操作パネル面7aには、立体駐車場A内で発生した故障等の 異常を検知する異常検知ランプ10が備えられており、この他にも異常が解消さ れた時に点灯する操作可ランプ11、入出庫が可能であることを表示する入出庫 可ランプ12等の表示部の他、パレットPの運転を開始させる運転ボタン13、 リセットキー14、非常停止ボタン15等の操作部が備えられており、立体駐車 場A内の利用状況と故障の発生を同時に知ることができる。
【0014】 図3は故障表示装置6の表示パネル面の一実施例を示した正面図であり、図に 示すように、該故障表示装置6の表示パネル面6aには、各パレット毎に設置さ れている各パレットの上昇移動終端を検知する上昇リミットスイッチ(不図示) と、各パレットの左右移動終端を検知する左右リミットスイッチ(共に不図示) とに接続され、これら各スイッチの故障及び取付外れ等を検知してこれを表示す る点灯ランプがパレット毎に対応させたパネル面6b・・に備えられている。A 1〜A20は各パレット番号であり、6cは左リミットスイッチに対応させたラ ンプ、6dは右リミットスイッチに対応させたランプ、6eは上昇リミットスイ ッチに対応させたランプである。このために往々にして故障が生じ易い各リミットスイッチ6c,6d,6eに故障等が生じると、どのパレットの、どのリミッ トスイッチが故障したのかを容易に知ることが可能となる。また表示パネル6a には、これら各ランプ6c,6d,6eが点灯したとき、すなわち故障等が発生 した状態を知らせる警報ランプ6f、及びブザー6gも備えられており、故障発 生を該故障表示装置6側からも知らせることができるように構成されている。
【0015】 図1において示した集中監視室B内には、集中監視盤7によって検知した故障 などの異常に対して、その故障部分とその内容を迅速かつ明確に知るために、パ ーソナルコンピュータ17(以下パソコンと称す)が備えられており、該パソコ ン17と立体駐車場A内の故障表示装置6とが電話回線L等の通信回線によって 接続されている。17aはパソコン17のディスプレイ部であり、18は故障表 示装置6に備えられたシーケンサであり、故障内容を示した電気信号は、入出力 部21で一旦通信信号に変換されて集中監視室B内のモデム20に送信され、該 送信信号は、集中監視盤7を介して、あるいはモデム20から直接にパソコン1 7に受信される構成としてある。なお故障表示装置6に示された故障内容は、故 障箇所とその内容に応じた周波数で表示され、あるいは故障箇所とその内容に応 じてコード化されており、この周波数あるいはコード化された信号を基にしてパ ソコン17がこれを明瞭な文字すなわち故障箇所と故障内容に変換し、容易にそ の内容を知ることができるようにしてある。
【0016】 このために立体駐車場A内で故障が発生すると、遠く離れた集中監視室B内の 集中監視装置7がこれを表示し、また故障内容もパソコン通信で知ることができ るために、故障メンテナンスを迅速に対応させることができる。尚上記の如く、 この集中監視装置7による管理システムは単体の立体駐車場Aのみならず、多数 の立体駐車場Aを同時に監視することができ、また集中監視装置7を増設するこ とにより、監視する立体駐車場Aを追加することも簡単に行える。
【0017】 さらに各立体駐車場A内及び集中監視室Bには、相互に送受話を行うことので きる通話用モニタ22、19が通信回線Lを介して備えられており、例えば故障 を知った利用者と集中監視室B内のオペレータとが通話用モニタ22、19によ って故障内容とその対応を通話したり、現場に駆けつけたサービスエンジニアと 集中監視室B内のオペレータとの通話ができるような構成としてある。
【0018】
以上において説明した本考案に係る駐車場の故障監視システムによれば、各駐 車場内で発生した故障が即座に集中監視室内で知ることができ、またその故障を 駐車場内に表示することができる他、通話用モニタによって各駐車場と集中監視 室内とが相互通話できるために、駐車場の故障に対応した安全策をとることが容 易となる。
【0019】 また、故障した場所とその内容を即座に知ることができるので、迅速なメンテ ナンスを行うことができ、駐車場の運転停止時間も短縮することができ、顧客の 信頼性を向上させることができる。
【0020】 さらに、多数の大型駐車場の監視と故障表示とが、一か所の集中監視室内で行 われるので、管理に要する人手を少なくすることができ、人件費の面から収益の 向上を図ることができる。
【図1】本考案に係る駐車場の故障監視システムの一実
施例を示したブロック図である。
施例を示したブロック図である。
【図2】集中監視装置のパネル面の一実施例を示した正
面図である。
面図である。
A 立体駐車場 B 集中監視室 L 電話回線 4 故障自動検知装置 6 故障表示装置 7 集中監視装置 17 パーソナルコンピュータ 19 通話用モニタ 22 通話用モニタ
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】追加
【補正内容】
【図3】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月8日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】追加
【補正内容】
【図3】 故障表示装置6の表示パネル面の一実施例を
示した正面図である。
示した正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも1箇所の駐車場内に備えられ
ている故障自動検知装置と故障表示装置とが、駐車場か
ら離れた位置にある集中監視室内に備えられた集中監視
装置にシーケンサ通信機能による電話回線等によって接
続されており、また上記故障表示装置と集中監視室内に
備えられたパーソナルコンピュータとが通信回線によっ
て接続されており、故障自動検知装置によって駐車場内
の故障を検知すると、故障自動検知装置から発信された
信号によって集中監視装置の操作盤に備えられている各
立体駐車場のパレットに対応するランプを自動点灯さ
せ、更にこの点灯に基づいて、パソコン通信によって故
障表示装置を呼び出し、どの部分が故障しているかを検
知する構成とした駐車場の故障監視システム。 - 【請求項2】 各立体駐車場内と集中監視室内とに、通
信回線によって接続された通話用モニタが配設されてな
る請求項1記載の駐車場の故障監視システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6710491U JPH0748904Y2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 駐車場の故障監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6710491U JPH0748904Y2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 駐車場の故障監視システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH071219U true JPH071219U (ja) | 1995-01-10 |
JPH0748904Y2 JPH0748904Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=13335257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6710491U Expired - Lifetime JPH0748904Y2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 駐車場の故障監視システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0748904Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0776945A (ja) * | 1992-12-18 | 1995-03-20 | Torendo One:Kk | 立体駐車場の遠隔監視システム |
JPH07180385A (ja) * | 1993-12-24 | 1995-07-18 | Nhk Spring Co Ltd | 駐車設備管理装置 |
JP2011127301A (ja) * | 2009-12-16 | 2011-06-30 | Ihi Transport Machinery Co Ltd | 二多段式駐車装置の設備状態表示装置 |
JP2020527272A (ja) * | 2017-07-21 | 2020-09-03 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh | 自動バレーパーキングシステムの状態情報を提供する装置および方法 |
-
1991
- 1991-08-23 JP JP6710491U patent/JPH0748904Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0776945A (ja) * | 1992-12-18 | 1995-03-20 | Torendo One:Kk | 立体駐車場の遠隔監視システム |
JPH07180385A (ja) * | 1993-12-24 | 1995-07-18 | Nhk Spring Co Ltd | 駐車設備管理装置 |
JP2011127301A (ja) * | 2009-12-16 | 2011-06-30 | Ihi Transport Machinery Co Ltd | 二多段式駐車装置の設備状態表示装置 |
JP2020527272A (ja) * | 2017-07-21 | 2020-09-03 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh | 自動バレーパーキングシステムの状態情報を提供する装置および方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0748904Y2 (ja) | 1995-11-08 |
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