JPH07121027A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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Publication number
JPH07121027A
JPH07121027A JP5266660A JP26666093A JPH07121027A JP H07121027 A JPH07121027 A JP H07121027A JP 5266660 A JP5266660 A JP 5266660A JP 26666093 A JP26666093 A JP 26666093A JP H07121027 A JPH07121027 A JP H07121027A
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JP
Japan
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developing device
cylinder
developing
developer
rotation
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Application number
JP5266660A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Sugihara
和之 杉原
Katsuhiro Kosuge
勝弘 小菅
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP94116806A priority patent/EP0654713B1/en
Priority to US08/328,478 priority patent/US5612769A/en
Priority to DE69417507T priority patent/DE69417507T2/de
Priority to ES94116812T priority patent/ES2129561T3/es
Priority to ES94116806T priority patent/ES2137298T3/es
Priority to US08/328,477 priority patent/US5768662A/en
Priority to DE69420677T priority patent/DE69420677T2/de
Publication of JPH07121027A publication Critical patent/JPH07121027A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ロータリー式の現像装置において、現像ギャッ
プの調節を容易にし、また、組み立て性を向上する。 【構成】現像剤担持体6と現像剤規制部材9と支持体1
0a,10bからなる構成を回転部2から着脱自在な一
体的ユニットである小ユニット13で構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロータリー式の現像装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像形成装置、例えば、電子写真
における多色現像装置であって、シアン、イエロー、マ
ゼンタ、黒、の各現像剤を収容し、これらの現像剤を順
次潜像部に供給してカラー画像に顕像化するために、ロ
ータリー方式を採用したものがある。
【0003】例えば、間欠的に回転駆動される円筒内を
円周方向上に複数の室に仕切り、各室ごとに形成した開
口に対向させて、それぞれ現像剤担持体を支持体に回転
自在に支持させて設け、かつ、この支持体には前記現像
剤担持体に接するようにして現像剤規制部材を支持さ
せ、前記回転駆動に応じて前記各室の現像剤担持体を順
次、潜像担持体に対向させて現像を行うタイプのもの
で、これをロータリー式の現像装置と称する。
【0004】この種の技術としては、特公昭55−20
579号、特公昭59−26954号、特公昭60−7
792号、特公昭61−151564号、特開昭61−
151566号、特開昭61−203479号、特開昭
61−231572号、特開昭64−54479号、米
国特許4122916号、実開昭59−101260
号、特開昭60−162271号、特開昭60−211
480号、特開昭60−211481号、特開昭60−
230167号、特開昭60−230168号、特開昭
60−2130169号、特開昭60−232567
号、特開昭60−232568号、特開昭60−233
667号、特開昭60−232565号等の公報に開示
されたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】二成分多色現像装置
を、低コスト及び小型化という観点で考えた場合、ロー
タリー式現像装置は、非常に有効である。但し、この方
式は、現像装置自体が回転するため、技術課題が多く、
簡単には成り立たない。
【0006】技術課題としては、現像ギャップの維持
が難しい、現像剤撹拌部へのトナーの補給が難しい、
現像装置回転によるキャリア落ちが発生する、現像
装置の組み立てが難しい、現像剤の撹拌、搬送性がよ
くない等の問題がある。
【0007】従って、本発明は、これらの問題を解決し
得る現像装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、次のように構成した。
【0009】(1).現像剤担持体と現像剤規制部材と
支持体からなる構成を回転部から着脱自在な一体的ユニ
ットである小ユニットで構成した(請求項1)。
【0010】(2).(1)において、現像剤担持体が
潜像担持体に対し接離移動可能なように、円筒の回転軸
方向と平行な枢軸を以って小ユニットを円筒の一部に枢
着した(請求項2)。
【0011】(3).(1)において、任意の同一水平
線上を通るように円筒の回転中心と潜像担持体の回転中
心を位置させ、前記水平線上に現像剤担持体の回転中心
を位置させた状態下で現像を行うこととした(請求項
3)。
【0012】(4).(1)又は(3)において、円筒
の回転方向と、現像剤担持体の回転方向とを逆向きとし
た(請求項3)。
【0013】(5).(2)において、小ユニットと円
筒との間を、枢軸を中心とする所定の揺動範囲の揺動を
許す長孔と軸の関係で連結した(請求項5)。
【0014】(6).(1)において、円筒部分を、回
転中心軸に沿う長さを有し該回転中心軸より放射状に延
出している複数の仕切部材を有する現像ケーシングと、
この現像ケーシングの長手方向端に取付けられる前後側
板で構成し、これら前後側板にはそれぞれ前記各仕切部
材相互間の対向空間により形成される現像タンク部に対
応する部分に凹状の切欠きを形成しておき、前記対向空
間に前記切欠きを合わせた状態で前記現像ケーシングに
前記前後側板を固定した構成とした(請求項6)。
【0015】(7).円筒の回転に応じて現像剤を現像
剤担持体配置部に送り出すように構成したロータリー式
の現像装置において、連続現像枚数が所定値を超えたと
きに、前記円筒を回転させることとした(請求項7)。
【0016】(8).(1)において、非現像時に、室
の温度が所定値を超えたときに円筒を回転させることと
した(請求項8)。
【0017】(9).(6)において、現像ケーシング
に冷却用のフィンを形成した(請求項9)。
【0018】(10).(1)において、現像開始色の
待機ポジションを、現像位置よりも、円筒回転方向上流
側にした(請求項10)。
【0019】(11).(1)において、当該現像装置
を使用した画像形成装置に人が近づいたことを検知して
現像色の現像剤担持体を潜像担持体に対向する現像位置
に移動させるように円筒を回動させることとした(請求
項11)。
【0020】(12).(1)において、当該現像装置
を使用した画像形成装置の電源投入時に、現像色の現像
剤担持体を潜像担持体に対向する現像位置に移動させる
ように円筒を回動させることとした(請求項12)。
【0021】(13).(1)において、円筒が所定時
間以上無作動状態にあるときであって、非現像時におい
て、前記円筒を回動させることとした(請求項13)。
【0022】(14).(8)または(12)または
(13)において、円筒の回動速度を可変とした(請求
項14)。
【0023】
【作用】請求項1、請求項2、請求項5については、小
ユニットが回転部に対して可動であるので、現像剤担持
体を潜像担持体に対して位置調整可能であり、現像ギャ
ップの維持が可能である。
【0024】請求項10乃至請求項14については、円
筒の回転にともない、現像剤が移動する。
【0025】請求項3については、現像剤担持体と潜像
担持体とのギャップの狭拡がなる。
【0026】請求項4については、回転方向が逆向きな
ので、剤だまりをキャッチできるので、キャリア落ちを
防止できる。
【0027】請求項6については、切欠き部に外部より
組み立て部品を装着することができ、組み立て性を向上
できる。
【0028】請求項7〜請求項14については、円筒の
回転に応じて、現像剤が崩れるので、撹拌、搬送性がよ
くなる。
【0029】
【実施例】
1.全体構成の説明 図9において、潜像担持体1の左側に4色現像装置を構
成する前後側板及び現像ケーシング等で構成される回転
部2が配置されている。この回転部2はシアン、マゼン
タ、イエロー、黒の4つの色の各現像剤をそれぞれ収容
し、現像機能を果たす4つの現像部有している。
【0030】これら4つの現像部は、図5(c)にも示
すような、現像ケーシング3の部分に位置している。つ
まり、現像ケーシング3は図10に示す前側板4と後側
板5の間に位置しており、図5(c)に示すように、回
転部2の回転中心軸より放射状に延出している4つの仕
切部材3−1、3−2、3−3、3−4の各湾曲部の内
側に構成されている。
【0031】図9は、図10のA−A矢視断面を示して
おり、後側板5の手前の各部材が見えている。なお、図
10は図9のうちの、任意の1つの現像部の断面を示し
ている。
【0032】図9において、潜像担持体1に対向してい
る現像部について説明すると、現像部は、ローラ状の現
像剤担持体6、搬送スクリュー7、パドル8、現像剤規
制部材としてのドクタ9その他の部材で構成されてい
る。
【0033】任意の現像色での現像に際し、図9に示す
ように、潜像担持体1の中心線Oの水平方向上に現像剤
担持体6の回転中心が位置するように回転部の停止位置
が設定される。
【0034】現像に際しては、それぞれ矢印で示すよう
に、潜像担持体1は反時計まわりの向き、現像剤担持体
6は時計まわりの向きに回転する。ドクタ9は現像剤担
持体6に接しており、現像剤担持体により汲み上げられ
た現像剤を規制する。
【0035】符号10a、10bは支持体を構成する小
側板を示す。図1に示すように、この小側板10は現像
担持体6の軸長手方向の前後にそれぞれ位置している。
これら前後の各小側板をつなぐ部材部材11にはねじ1
2によりドクタ9が取り付けられている。また、これら
前後の小側板間には、現像剤担持体6が枢着されてい
る。
【0036】前後の小側板10a,10b、現像剤担持
体6、ドクタ9などは一体的に組み立て構成されて、小
ユニット13を構成しており、前側板4、後側板5のそ
れぞれに形成された切欠き部14に係合し、着脱自在で
ある。
【0037】図9において、符号15はスクリューガイ
ドを示し、搬送スクリュー7を樋状に覆い、ドクタ9に
より規制された余剰現像剤の一部がこの中に入る。そし
て、搬送スクリュー7により後側から前側に送られる。
【0038】図10に示すように搬送スクリュー7によ
り搬送された現像剤は、パイプ17によりパドル内搬送
スクリュー18に送り込まれ、この部位にて、パドル内
搬送スクリュー18によりトナーカートリッジ20〜2
3からトナー補給部19を経て補給された現像剤と混合
し、パドル8内部に向けて搬送される。
【0039】パドル内部に搬送された現像剤は、パドル
に開口された開口部よりパドル外側に放出されて、パド
ルによる縦撹拌が行われる。すなわち、スクリュー2本
による横撹拌と、パドルによる縦撹拌により、剤の撹拌
が行われる訳である。
【0040】このような剤の循環によるなる現像部が9
0°回転対称に4部分設けられており、これにより4色
ロータリー現像装置が構成されている。
【0041】図5、図9において、現像ケーシング3は
4色一体形状となっており、中央部は、穴のあいた円筒
状の形状となっている。
【0042】この現像ケーシングの中央部の円筒状部分
には、図8、図11に符号20で示すような筒状のトナ
ーカートリッジがセットされ、コピー枚数の多い黒現像
の時のトナー容量確保を図っている。
【0043】図8に示すように、マゼンタ、イエロー、
シアンの各トナーは、これらトナーを収容したマゼンタ
のトナーカートリッジ21、シアンのトナーカートリッ
ジ22、イエローのトナーカートリッジ23は、ロータ
リー現像装置の最前部に位置している。
【0044】このロータリー現像装置は、図8に示すよ
うに、現像に際しては、回転部2が半時計方向の向きに
回動し、黒→シアン→マゼンタ→イエローの順に色が切
り換わる。
【0045】この回動により、カラートナーは現像容器
内でほぐされ、補給ローラ24上にトナーが堆積するよ
うに回転方向を考慮している。
【0046】黒トナー用のトナーカートリッジ20は図
11に示したように、円筒形状になっており、その内外
周面に形成されたスクリュー形状により、現像装置の自
転により、内部のトナーが前方へ搬送されるようになっ
ている。
【0047】前方に搬送された黒トナーは、開口部25
を経て、サブトナータンク26へ運び込まれ、さらに、
トナー補給部19を経て、搬送スクリュー7、パドル8
等によりカラートナーの場合と同様の手順により現像部
に供給される。
【0048】2.請求項1、2、5に対応する説明 図1により先に説明したように、現像剤担持体6及びド
クタ9は小側板10a,10bに取り付けられており、
一体的な小ユニット13を構成している。この小ユニッ
ト13は全部で4つある。
【0049】予め前側板4と後側板5との間には現像ケ
ーシング3が装着されて回転部を構成しており、小ユニ
ット13は現像ケーシング3の仕切部材の湾曲部及び切
欠き14部に着脱自在である。
【0050】任意の一つの小ユニット13に着目する
と、一端部は、小側板10aに形成された穴27を前側
板4のねじ穴28に重ねた上で、ねじ29で枢着する。
他端部は、小側板10aに形成された長穴30を前側板
4のねじ穴31に重ねた上で、ねじ32により止める。
後側板5に対しても同様の手段により取付ける。このよ
うに、小ユニット13は、回転部から着脱自在である。
【0051】こうして、小ユニット13は円筒の回転軸
方向と平行な枢軸、つまり、ねじ29をもって、回転部
の一部を構成する前側板4に枢着されていることにな
る。
【0052】また、長あね30は穴27を中心とする円
弧の一部として形成されており、これにより、ねじ32
をゆるめれば、小ユニット13を、ねじ29を中心とし
て揺動させることができる。
【0053】これにより、潜像担持体1と現像剤担持体
6との間の距離の微調整が可能になるので、部品公差積
み上げによる影響をなくすることができ、現像ギャップ
Gを高精度に調整することが可能になる。
【0054】図4において、現像剤担持体6の駆動ギヤ
をG6、アイドラギヤをG7、パドル8の駆動ギヤをG
8とすると、ねじ29はアイドラギヤG7の中心と合致
させている。
【0055】このようにすれば、現像ギャップGを調整
すべく、小ユニット13をねじ29を中心にして回動し
ても、現像剤担持体6の駆動ギヤ系の噛み合い状態に不
都合は生じない。なお、G9、G10はそれぞれアイド
ラギヤ、搬送スクリュー7の駆動ギヤを示す。
【0056】3.請求項10〜14に対応する説明 請求項10について カラ−トナーカートリッジ21〜23の形状は、図8、
図12に示すようになっている。開口部400からトナ
ー補給部19にトナーが補給されるようになっている。
また、サブトナータンク26の形状は図8に示すように
円周方向に沿う部分と、該部より曲折した部位とからな
っており、トナー補給部19と連通していて、これらト
ナーカートリッジ及びサブトナータンクはそれぞれロー
タリー現像装置の回転により、当該トナーカートリッジ
乃至サブトナータンク内部のトナーが現像ポジションに
おいて、トナー補給部19に設けられた補給ローラ24
(図10参照)上に堆積されるようになっている。
【0057】そこで、ロータリー現像装置の回動にとも
ない、現像ポジションに現像部が位置したときに、補給
ローラ24上にトナーを十分に堆積させるべく、現像開
始色のトナ−の現像部の待機ポジションを現像位置より
も現像装置回動方向の上流側としてその位置に待機させ
る。
【0058】これにより、現像時には、トナーカートリ
ッジやサブトナータンクがロータリー現像装置の回動に
伴い回動して、内部のトナーの位置が変位し、補給ロー
ラ24上にトナーが十分に堆積されるので、現像部への
トナーの補給も十分となる。
【0059】請求項11について 画像形成装置本体前に人がきたことを検知し、上記の移
動動作を予めやっておくこともできる。たとえば、人が
近づいたことを検知する検知手段を設けておき、この検
知手段からの情報を受けて、ロータリー現像装置を予め
回動しておくのである。
【0060】このようにすれば、コピーをするために人
が近づいたことによりトナー補給の準備が整えられるの
で、その準備の時間分コピー時間の短縮を図ることがで
きることとなる。
【0061】請求項12、13について トナーは非常に微粒で長時間放置すると、凝集してしま
い、流動性が悪化し、トナー補給に支障を生じてしま
う。そこで、この凝集を防止するために、当該画像形成
装置の電源投入時にロータリー現像装置を回動させた
り、ある時間以上、無動作状態が続いたときに、非作像
時に当該ロータリー現像装置を回動させて、トナーのほ
ぐし動作を行う。
【0062】請求項14について 上記の回動動作に際し、トナーのほぐし動作を効果的
にするために、現像装置の回転部の回動速度を途中で変
えたり、回転中に振動を与えることも有効である。
【0063】この振動を与える手段としては、図1に示
すように、前側板の外周部分に凸部33を形成してお
く。後側板にも同様の凸部を形成しておく。前側板の外
周部分は、2つの受けコロ34、35により支持される
ようになっているので、現像装置の回動に際しての前側
板の回動に伴い、現像装置は、凸部34に乗り上げて振
動が発生する。
【0064】4.請求項8、9に対応する説明 トナーは温度上昇によっても凝集し易くなるため、ある
温度以上になった場合、現像装置を回動させ、トナーほ
ぐし動作を行う。このとき、現像ケーシング3などに放
熱手段を講ずると、より効果的である。
【0065】放熱部手段の一例を説明する。図7におい
て、現像ケーシング300をAlで形成し、各仕切部材
300−1、300−2、300−3、300−4の各
基端部の中空部分に放熱による冷却用のフィン360を
形成するのである。
【0066】5.請求項7に対応する説明 トナーの補充について説明すると、黒トナーに関して
は、図11に示すトナーカートリッジ20に入ってい
て、図13に示すように現像装置の回動により、トナー
カートリッジ内のトナーが内外周のスクリュー形状によ
り前側に搬送され、図8、図10に示すサブトナータン
ク26に充填される。
【0067】黒現像連続コピーでは、現像装置が回動し
ないため、サブトナータンク26にトナーが充填され
ず、トナー不足になってしまう。そこで、連続コピーに
際してはトナー不足を招来するような連続のコピー枚数
を予め設定枚数として求めておき、そのその設定枚数を
越えたならば、現像装置を回動させて充填を行う。
【0068】6.請求項3、4に対応する説明 現像装置の回転により、現像剤担持体6と潜像担持体1
との間に保持されたキャリアが落下する、所謂キャリア
落ちを生じやすい。かかるキャリア落ちを発生させない
ためには、図3に示すように、現像装置の回転中心、つ
まり、回転部2の回転中心O2と現像剤担持体6の回転
中心O1と、潜像担持体の回転中心Oとが一直線上に位
置するようにする。
【0069】つまり、任意の同一水平線上を通りように
回転部2の回転中心と潜像担持体の回転中心を位置さ
せ、この水平線上に現像剤担持体の回転中心を位置させ
るのである。
【0070】このようにすれば、回転部2が回転して
も、現像剤担持体6と潜像担持体1との間のギャップの
狭拡変化がなくなり、残現像剤のキャリア38からなる
剤溜り38の落下を防止することができる。
【0071】さらに、現像剤担持体6の回転方向と、潜
像担持体1の回転方向とを逆の関係にすると、剤溜り3
8をキャッチできるので、キャリア落ちの防止をより効
果的なものにすることができる。
【0072】7.請求項6に対応する説明 図6(b)において、前側板4と後側板5との間に、図
6(a)に示す如き現像ケーシング3を挾み、相互を取
り付け固定した構造を予め作る。このとき、各仕切部材
3−1、3−2、3−3、3−4間の対向空間により形
成される現像装置部に対応する部分に前後側板の切欠き
14を対向させておく。
【0073】かかる組み立て後の状態下では、仕切部材
の対向空間と切欠き部14とが回転部の回転中心軸と平
行な方向に並ぶので、小ユニット13やパドル8、スク
リューガイド15、搬送スクリュー16等、を前記対向
空間部に容易に装着することができる。
【0074】図5により、組み立ての手順を詳細に説明
する。まず、図5(a)に示す前側板4と図5(b)に
示す後側板とを図5(c)に示す現像ケーシング3の前
後に取付ける。
【0075】次に、図5(d)に示すパドル8と図5
(e)に示すスクリューガイド15を矢印で示す方向よ
り、前記空間部に装着する。次に図5(f)に示す小ユ
ニット13を矢印で示す方向より、前記空間部に装着す
る。次に、図5(g)、(h)にそれぞれ示す搬送スク
リュー16とパドル内搬送スクリュー18を図5(a)
に示す前側板4の手前側より差し込んで組み立てを完了
するのである。
【0076】8.各実施例の利点 以上により、請求項1、2、5関連の実施例により、現
像ギャップの適正状態での維持が可能である。また、請
求項10乃至14関連の実施例により、現像剤撹拌部へ
のトナーの補充が良好になされる。
【0077】請求項3、4関連の実施例により、現像装
置の回転によるキャリア落ちの防止を図ることができ
る。請求項6関連の実施例により、現像装置の組み立て
性のの向上を図ることができる。請求項10乃至15関
連の実施例により、現像装置の自転を利用してトナーを
ほぐすことができる。
【0078】請求項7、13、14関連の実施例によ
り、現像装置の自転を利用してトナーを搬送することが
できる。請求項8、9、13、14関連の実施例によ
り、温度上昇による現像剤の凝集等を防止することがで
きる。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、現像ギャップの維持を
容易にし、現像剤の搬送撹拌を良好にし、キャリア落ち
を防止し、現像装置の組み立て性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】現像装置要部の分解斜視図である。
【図2】小ユニットの回動による現像ギャップの調整部
分の構成を説明した正面図である。
【図3】回転部と、潜像担持体と現像剤担持体との位置
関係を説明した図である。
【図4】小ユニットの回動中心を説明した図である。
【図5】現像装置の組み立て手順を説明した図である。
【図6】現像装置の組み立て手順を説明した図である。
【図7】放熱フィンを有する現像ケーシングの正面図で
ある。
【図8】現像装置の正面図である。
【図9】現像装置を正面からみた部分断面図である。
【図10】現像剤の搬送経路を説明した図である。
【図11】黒トナーカートリッジの正面図である。
【図12】カラートナーカートリッジの斜視図である。
【図13】現像装置の概略構成を説明した図である。
【符号の説明】
2 回転部 6 現像剤担持体 9 ドクタ 10a 小側板 10b 小側板 13 小ユニット

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】間欠的に回転駆動される円筒内を円周方向
    上に複数の室に仕切り、各室ごとに形成した開口に対向
    させて、それぞれ現像剤担持体を支持体に回転自在に支
    持させて設け、かつ、この支持体には前記現像剤担持体
    に接するようにして現像剤規制部材を支持させ、前記回
    転駆動に応じて前記各室の現像剤担持体を順次、潜像担
    持体に対向させて現像を行うロータリー式の現像装置に
    おいて、 前記現像剤担持体と前記現像剤規制部材と前記支持体か
    らなる構成を前記円筒を含む回転部から着脱自在な一体
    的ユニットである小ユニットで構成したことを特徴とす
    る現像装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、現像剤担持体が潜像担
    持体に対し接離移動可能なように、前記円筒の回転軸方
    向と平行な枢軸を以って小ユニットを前記円筒の一部に
    枢着したことを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、任意の同一水平線上を
    通るように円筒の回転中心と潜像担持体の回転中心を位
    置させ、前記水平線上に現像剤担持体の回転中心を位置
    させた状態下で現像を行うことを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は請求項3において、円筒の回
    転方向と、現像剤担持体の回転方向とを逆向きとしたこ
    とを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】請求項2において、小ユニットと円筒との
    間を、枢軸を中心とする所定の揺動範囲の揺動を許す長
    孔と軸の関係で連結したことを特徴とする現像装置。
  6. 【請求項6】請求項1において、円筒部分を、回転中心
    軸に沿う長さを有し該回転中心軸より放射状に延出して
    いる複数の仕切部材を有する現像ケーシングと、この現
    像ケーシングの長手方向端に取付けられる前後側板で構
    成し、これら前後側板にはそれぞれ前記各仕切部材相互
    間の対向空間により形成される現像タンク部に対応する
    部分に凹状の切欠きを形成しておき、前記対向空間に前
    記切欠きを合わせた状態で前記現像ケーシングに前記前
    後側板を固定した構成としたことを特徴とする現像装
    置。
  7. 【請求項7】間欠的に回転駆動される円筒内を円周方向
    上に複数の室に仕切り、各室ごとに形成した開口に対向
    させて、それぞれ現像剤担持体を支持体に回転自在に支
    持させて設け、かつ、この支持体には前記現像剤担持体
    に接するようにして現像剤規制部材を支持させ、前記回
    転駆動に応じて前記各室の現像剤担持体を順次、潜像担
    持体に対向させて現像を行うロータリー式の現像装置で
    あって、 前記円筒の回転に応じて現像剤を前記現像剤担持体配置
    部に送り出すように構成したロータリー式の現像装置に
    おいて、 連続現像枚数が所定値を超えたときに、前記円筒を回転
    させることを特徴とするロータリー式現像装置。
  8. 【請求項8】請求項1において、非現像時に、室の温度
    が所定値を超えたときに円筒を回転させることを特徴と
    するロータリー式現像装置。
  9. 【請求項9】請求項6において、現像ケーシングに冷却
    用のフィンを形成したことを特徴とするロータリー式現
    像装置。
  10. 【請求項10】請求項1において、現像開始色の待機ポ
    ジションを、現像位置よりも、円筒回転方向上流側にし
    たことを特徴とするロータリー式現像装置。
  11. 【請求項11】請求項1において、当該現像装置を使用
    した画像形成装置に人が近づいたことを検知して現像色
    の現像剤担持体を潜像担持体に対向する現像位置に移動
    させるように円筒を回動させることを特徴とするロータ
    リー式現像装置。
  12. 【請求項12】請求項1において、当該現像装置を使用
    した画像形成装置の電源投入時に、現像色の現像剤担持
    体を潜像担持体に対向する現像位置に移動させるように
    円筒を回動させることを特徴とするロータリー式現像装
    置。
  13. 【請求項13】請求項1において、円筒が所定時間以上
    無作動状態にあるときであって、非現像時において、前
    記円筒を回動させることを特徴とするロータリー式現像
    装置。
  14. 【請求項14】請求項8または請求項12または請求項
    13において、円筒の回動速度を可変としたことを特徴
    とするロータリー式現像装置。
JP5266660A 1993-10-25 1993-10-25 現像装置 Pending JPH07121027A (ja)

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ES94116812T ES2129561T3 (es) 1993-10-25 1994-10-25 Unidad submodular para ser utilizada en un aparato revelador rotativo modular.
ES94116806T ES2137298T3 (es) 1993-10-25 1994-10-25 Cartucho de suministro de toner para un dispositivo revelador rotativo.
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6983115B2 (en) 2002-09-30 2006-01-03 Canon Kabushiki Kaisha Developing cartridge and process cartridge having first and second projected portions and image forming apparatus mounting such a developing cartridge

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