JPH07121015A - 帯電器の清掃装置 - Google Patents
帯電器の清掃装置Info
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- JPH07121015A JPH07121015A JP18124594A JP18124594A JPH07121015A JP H07121015 A JPH07121015 A JP H07121015A JP 18124594 A JP18124594 A JP 18124594A JP 18124594 A JP18124594 A JP 18124594A JP H07121015 A JPH07121015 A JP H07121015A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成でしかも消費電力が少なくてすむ
帯電器の清掃装置。 【構成】 本清掃装置Ａは，帯電器１の放電ワイヤ２に
当接可能な第１の清掃部材３と，グリッドワイヤ４に当
接可能な第２の清掃部材５とを具備し，第１，第２の清
掃部材３，５を往復移動させることにより両ワイヤを清
掃するに際して，第１，第２の清掃部材３，５の移動の
往路と復路とで，各清掃部材３，５を各ワイヤ２，４に
交互に当接させるように構成されている。尚，上記第
１，第２の清掃部材３，５は待機状態で両ワイヤに対し
て離れた状態とされるようにしてもよい。上記構成によ
り，簡単な機構でしかも消費電力が少なくてすむ帯電器
の清掃装置とすることができる。
帯電器の清掃装置。 【構成】 本清掃装置Ａは，帯電器１の放電ワイヤ２に
当接可能な第１の清掃部材３と，グリッドワイヤ４に当
接可能な第２の清掃部材５とを具備し，第１，第２の清
掃部材３，５を往復移動させることにより両ワイヤを清
掃するに際して，第１，第２の清掃部材３，５の移動の
往路と復路とで，各清掃部材３，５を各ワイヤ２，４に
交互に当接させるように構成されている。尚，上記第
１，第２の清掃部材３，５は待機状態で両ワイヤに対し
て離れた状態とされるようにしてもよい。上記構成によ
り，簡単な機構でしかも消費電力が少なくてすむ帯電器
の清掃装置とすることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は帯電器の清掃装置に係
り，例えば複写機などの画像形成装置などに使用される
スコロトロン方式の帯電器の清掃装置に関するものであ
る。
り，例えば複写機などの画像形成装置などに使用される
スコロトロン方式の帯電器の清掃装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】例えば複写機などの画像形成装置のスコ
ロトロン方式の帯電器は，感光体とコロナ放電ワイヤと
の間にグリッドワイヤを設け，コロナ放電ワイヤで高電
圧を印加することによって，一定の電位を感光体に与え
るものである。このような複写機ではコピーを続ける
と，トナー飛散，紙粉などにより帯電器の上記両ワイヤ
などが汚れてくる。この汚れにより，感光体の表面電位
が変動し，これに伴い画像濃度が変化してくる。このた
め，帯電器の清掃装置が開発された（実開昭６３−２４
５６１号公報）。図５は，このような従来の帯電器の清
掃装置Ａ′の一例における概略構成を示す模式図であ
る。図５に示す如く，従来の帯電器１′の清掃装置Ａ′
では，放電ワイヤ２′を清掃するワイヤ清掃部材３′と
グリッドワイヤ４′を清掃するグリッド清掃部材５′と
が設けられており，両部材３′，５′を合体させた構造
となっている。そして，この両部材３′，５′を同時に
図示しない駆動装置により放電ワイヤ２′及びグリッド
ワイヤ４′の張設方向に往復移動させることにより放電
ワイヤ２′及びグリッドワイヤ４′を同時に清掃するよ
うになっている。
ロトロン方式の帯電器は，感光体とコロナ放電ワイヤと
の間にグリッドワイヤを設け，コロナ放電ワイヤで高電
圧を印加することによって，一定の電位を感光体に与え
るものである。このような複写機ではコピーを続ける
と，トナー飛散，紙粉などにより帯電器の上記両ワイヤ
などが汚れてくる。この汚れにより，感光体の表面電位
が変動し，これに伴い画像濃度が変化してくる。このた
め，帯電器の清掃装置が開発された（実開昭６３−２４
５６１号公報）。図５は，このような従来の帯電器の清
掃装置Ａ′の一例における概略構成を示す模式図であ
る。図５に示す如く，従来の帯電器１′の清掃装置Ａ′
では，放電ワイヤ２′を清掃するワイヤ清掃部材３′と
グリッドワイヤ４′を清掃するグリッド清掃部材５′と
が設けられており，両部材３′，５′を合体させた構造
となっている。そして，この両部材３′，５′を同時に
図示しない駆動装置により放電ワイヤ２′及びグリッド
ワイヤ４′の張設方向に往復移動させることにより放電
ワイヤ２′及びグリッドワイヤ４′を同時に清掃するよ
うになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
帯電器の清掃装置Ａ′では，放電ワイヤ２′とグリッド
ワイヤ４′とを同時に清掃するため，その駆動負荷は非
常に大きなものとなる。このため，装置のコストアップ
あるいは消費電力の増大を招くおそれがあった。本発明
は，このような従来の技術における課題を解決するため
に，帯電器の清掃装置を改良し，簡単な機構でしかも消
費電力が少なくてすむ帯電器の清掃装置を提供すること
を目的とするものである。
帯電器の清掃装置Ａ′では，放電ワイヤ２′とグリッド
ワイヤ４′とを同時に清掃するため，その駆動負荷は非
常に大きなものとなる。このため，装置のコストアップ
あるいは消費電力の増大を招くおそれがあった。本発明
は，このような従来の技術における課題を解決するため
に，帯電器の清掃装置を改良し，簡単な機構でしかも消
費電力が少なくてすむ帯電器の清掃装置を提供すること
を目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は，帯電器の放電ワイヤに当接可能な第１の清
掃部材と，グリッドワイヤに当接可能な第２の清掃部材
とを具備し，該第１，第２の清掃部材を往復移動させる
ことにより両ワイヤを清掃する帯電器の清掃装置におい
て，上記第１，第２の清掃部材の移動の往路と復路と
で，各清掃部材を各ワイヤに交互に当接させるようにし
たことを特徴とする帯電器の清掃装置として構成されて
いる。さらには，上記第１，第２の清掃部材は待機状態
で各ワイヤに対して離れた状態とされる帯電器の清掃装
置である。
に本発明は，帯電器の放電ワイヤに当接可能な第１の清
掃部材と，グリッドワイヤに当接可能な第２の清掃部材
とを具備し，該第１，第２の清掃部材を往復移動させる
ことにより両ワイヤを清掃する帯電器の清掃装置におい
て，上記第１，第２の清掃部材の移動の往路と復路と
で，各清掃部材を各ワイヤに交互に当接させるようにし
たことを特徴とする帯電器の清掃装置として構成されて
いる。さらには，上記第１，第２の清掃部材は待機状態
で各ワイヤに対して離れた状態とされる帯電器の清掃装
置である。
【０００５】
【作用】本発明によれば，帯電器の放電ワイヤに当接可
能な第１の清掃部材と，グリッドワイヤに当接可能な第
２の清掃部材とを往復移動させることにより，両ワイヤ
を清掃するに際し，上記第１，第２の清掃部材の移動の
往路と復路とで，各清掃部材が各ワイヤに交互に当接さ
せられる。このため，その駆動負荷が軽減できる。さら
に，上記第１，第２の清掃部材が待機状態で各ワイヤに
対して離れた状態とされる場合，清掃部材の両ワイヤに
対する一切の負荷がなくなる。その結果，簡単な機構で
しかも消費電力が少なくてすむ帯電器の清掃装置を得る
ことができる。
能な第１の清掃部材と，グリッドワイヤに当接可能な第
２の清掃部材とを往復移動させることにより，両ワイヤ
を清掃するに際し，上記第１，第２の清掃部材の移動の
往路と復路とで，各清掃部材が各ワイヤに交互に当接さ
せられる。このため，その駆動負荷が軽減できる。さら
に，上記第１，第２の清掃部材が待機状態で各ワイヤに
対して離れた状態とされる場合，清掃部材の両ワイヤに
対する一切の負荷がなくなる。その結果，簡単な機構で
しかも消費電力が少なくてすむ帯電器の清掃装置を得る
ことができる。
【０００６】
【実施例】以下添付図面を参照して，本発明を具体化し
た実施例につき説明し，本発明の理解に供する。尚，以
下の実施例は，本発明を具体化した一例であって，本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に，図１は本発明の一実施例に係わる帯電器の清掃装置
Ａの概略構成及び動作を示す模式図，図２は上記装置Ａ
が往路にある時の状態を示す斜視図，図３は上記装置Ａ
の分解斜視図，図４は上記装置Ａの動作の詳細説明図で
ある。図１（ａ）〜（ｃ）に示す如く，本実施例に係わ
る帯電器の清掃装置Ａは，帯電器１の放電ワイヤ２のみ
に当接可能な第１の清掃部材３と，グリッドワイヤ４の
みに当接可能な第２の清掃部材５とを具備し，これら第
１，第２の清掃部材３，５を往復移動させることによ
り，両ワイヤを清掃するに際し，第１，第２の清掃部材
３，５の往路と復路とで各清掃部材を各ワイヤ２，４に
交互に当接させるようにしている。以下さらに詳しく述
べる。図２，図３に示す如く，清掃装置Ａはシールドケ
ース６の天井面に形成された横長の溝７に案内されて摺
動する支持部材８を具備している。該支持部材８に設け
られたブラケット部８ａにはピン９が回動自在に支承さ
れている。このピン９には第１の清掃部材３が固着さ
れ，さらに第２の清掃部材５が上記第１の清掃部材３に
対して揺動自在に軸着されている。上記第１の清掃部材
３の上端に形成された係止部１０は上記支持部材８の中
央部に上下に貫通する挿通穴１１内に挿通され，この挿
通穴１１の幅内で第１の清掃部材３の揺動が規制され
る。一方，シールドケース６の上部にはモータ駆動され
る往復移動手段が設けられている。この往復移動手段は
図示の例ではロープ１２，プーリ１２ａ及びモータ１２
ｂが該当する。このロープ１２には前記第１の清掃部材
３の係止部１０が係止され，ロープ１２の往復走行に伴
い第１の清掃部材３及びこれと一体的に連結された支持
部材８，第２の清掃部材５が前記溝７に案内されて走行
する。
た実施例につき説明し，本発明の理解に供する。尚，以
下の実施例は，本発明を具体化した一例であって，本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に，図１は本発明の一実施例に係わる帯電器の清掃装置
Ａの概略構成及び動作を示す模式図，図２は上記装置Ａ
が往路にある時の状態を示す斜視図，図３は上記装置Ａ
の分解斜視図，図４は上記装置Ａの動作の詳細説明図で
ある。図１（ａ）〜（ｃ）に示す如く，本実施例に係わ
る帯電器の清掃装置Ａは，帯電器１の放電ワイヤ２のみ
に当接可能な第１の清掃部材３と，グリッドワイヤ４の
みに当接可能な第２の清掃部材５とを具備し，これら第
１，第２の清掃部材３，５を往復移動させることによ
り，両ワイヤを清掃するに際し，第１，第２の清掃部材
３，５の往路と復路とで各清掃部材を各ワイヤ２，４に
交互に当接させるようにしている。以下さらに詳しく述
べる。図２，図３に示す如く，清掃装置Ａはシールドケ
ース６の天井面に形成された横長の溝７に案内されて摺
動する支持部材８を具備している。該支持部材８に設け
られたブラケット部８ａにはピン９が回動自在に支承さ
れている。このピン９には第１の清掃部材３が固着さ
れ，さらに第２の清掃部材５が上記第１の清掃部材３に
対して揺動自在に軸着されている。上記第１の清掃部材
３の上端に形成された係止部１０は上記支持部材８の中
央部に上下に貫通する挿通穴１１内に挿通され，この挿
通穴１１の幅内で第１の清掃部材３の揺動が規制され
る。一方，シールドケース６の上部にはモータ駆動され
る往復移動手段が設けられている。この往復移動手段は
図示の例ではロープ１２，プーリ１２ａ及びモータ１２
ｂが該当する。このロープ１２には前記第１の清掃部材
３の係止部１０が係止され，ロープ１２の往復走行に伴
い第１の清掃部材３及びこれと一体的に連結された支持
部材８，第２の清掃部材５が前記溝７に案内されて走行
する。
【０００７】上記第１の清掃部材３には，該第１の清掃
部材３が図１において時計方向に回動した時に，第２の
清掃部材５の突部５ａと当接する干渉片１３が一体に設
けられ，また第２の清掃部材５には図１において時計方
向に第２の清掃部材５が回動した時に，シールドケース
６の天井下面に当接して第２の清掃部材５の回動を規制
する規制片１４が一体的に設けられている。尚，上記規
制片１４は清掃装置Ａが図１の右端に来た時，シールド
ケース６の天井面に形成された穴１５に入り込み，上記
第２の清掃部材５の回動規制が解除される。この時，第
２の清掃部材５をグリッドワイヤ４から強制的に離すよ
うに，シールドケース６の右端部に図１（ｃ）に示す第
２の清掃部材５の当り片１６を設けておくことが望まし
い。図中，１７は第１の清掃部材３に設けられたブラ
シ，１８は第２の清掃部材５に設けられたブラシで，各
々交互に放電ワイヤ２及びグリッドワイヤ４と接触し，
各ワイヤの汚れを落とす。以下，図１，図４を参照して
清掃装置Ａの動作を説明する。図１（ａ）に示すように
ロープ１２が左方向へ走行（往路）すると係止部１０に
おいてロープ１２に係止された第１の清掃部材３が反時
計方向に回動し，下端に設けたブラシ１７が放電ワイヤ
２に接触し，その汚れを落とす。この時第２の清掃部材
５にはその回動を規制する力が働いていないので，図４
（ａ）に示すように第２の清掃部材５の突部５ａは干渉
片１３に当接するまで移動し，ブラシ１８は，グリッド
ワイヤ４との接触を避けた状態となっている。即ち，往
路においてはブラシ１７のみが放電ワイヤ２と接触し，
放電ワイヤ２のみが清掃される。次にロープ１２が往路
から復路に反転して図１の右方向へ走行し始めると，図
１（ｂ）に示す如く，ロープ１２に引っ張られて第１の
清掃部材３が時計方向に回動する。その結果，第１の清
掃部材３のブラシ１７が放電ワイヤ２から離れる。第１
の清掃部材３が上記のように時計方向に回動すると，図
４（ｂ）に示すようにその干渉片１３が第２の清掃部材
５と当接したまま回動し，第２の清掃部材５を時計方向
に回動させる。そして，第２の清掃部材５が図１（ｂ）
に示すように垂直に立った状態まで回動した時点で規制
片１４がシールドケース６天井下面に当接する。このた
め，第１，第２の清掃部材３，５は共に図示のように垂
直に立った状態となり，第２の清掃部材５のブラシ１８
のみがグリッドワイヤ４に接触することになる。
部材３が図１において時計方向に回動した時に，第２の
清掃部材５の突部５ａと当接する干渉片１３が一体に設
けられ，また第２の清掃部材５には図１において時計方
向に第２の清掃部材５が回動した時に，シールドケース
６の天井下面に当接して第２の清掃部材５の回動を規制
する規制片１４が一体的に設けられている。尚，上記規
制片１４は清掃装置Ａが図１の右端に来た時，シールド
ケース６の天井面に形成された穴１５に入り込み，上記
第２の清掃部材５の回動規制が解除される。この時，第
２の清掃部材５をグリッドワイヤ４から強制的に離すよ
うに，シールドケース６の右端部に図１（ｃ）に示す第
２の清掃部材５の当り片１６を設けておくことが望まし
い。図中，１７は第１の清掃部材３に設けられたブラ
シ，１８は第２の清掃部材５に設けられたブラシで，各
々交互に放電ワイヤ２及びグリッドワイヤ４と接触し，
各ワイヤの汚れを落とす。以下，図１，図４を参照して
清掃装置Ａの動作を説明する。図１（ａ）に示すように
ロープ１２が左方向へ走行（往路）すると係止部１０に
おいてロープ１２に係止された第１の清掃部材３が反時
計方向に回動し，下端に設けたブラシ１７が放電ワイヤ
２に接触し，その汚れを落とす。この時第２の清掃部材
５にはその回動を規制する力が働いていないので，図４
（ａ）に示すように第２の清掃部材５の突部５ａは干渉
片１３に当接するまで移動し，ブラシ１８は，グリッド
ワイヤ４との接触を避けた状態となっている。即ち，往
路においてはブラシ１７のみが放電ワイヤ２と接触し，
放電ワイヤ２のみが清掃される。次にロープ１２が往路
から復路に反転して図１の右方向へ走行し始めると，図
１（ｂ）に示す如く，ロープ１２に引っ張られて第１の
清掃部材３が時計方向に回動する。その結果，第１の清
掃部材３のブラシ１７が放電ワイヤ２から離れる。第１
の清掃部材３が上記のように時計方向に回動すると，図
４（ｂ）に示すようにその干渉片１３が第２の清掃部材
５と当接したまま回動し，第２の清掃部材５を時計方向
に回動させる。そして，第２の清掃部材５が図１（ｂ）
に示すように垂直に立った状態まで回動した時点で規制
片１４がシールドケース６天井下面に当接する。このた
め，第１，第２の清掃部材３，５は共に図示のように垂
直に立った状態となり，第２の清掃部材５のブラシ１８
のみがグリッドワイヤ４に接触することになる。
【０００８】この状態で清掃装置Ａが図１（ｃ），図４
（ｃ）に示すようにシールドケース６の右端に来ると規
制片１４が穴１５に嵌り込み，第２の清掃部材５のブラ
シ１８をグリッドワイヤ４に接触させておく規制力が解
除されていわゆる待機状態となる。これは図４（ｃ）に
示すように干渉片１３と第２の清掃部材５の突部５ａと
の当接状態において，角度αだけ遊びが設けられてお
り，第２の清掃部材５は図中の左側へこの遊び分だけ移
動するからである。従って，この待機状態では両ワイヤ
２，４に対する一切の負荷がなくなる。この時第２の清
掃部材５が当たり片１６と当接するようにしておけば両
ブラシ１７，１８が共に両ワイヤ２，４から完全に離さ
れ，この状態における画像形成作業等の放電機能に支障
が生じるおそれがない。この後，再びロープ１２が左方
向へ走行し始めると，干渉片１３は再び第２の清掃部材
５の突部５ａに当接したまま回動し，第２の清掃部材５
が反時計方向に回動する（図４（ａ）参照）。以上のよ
うに，本実施例によれば，放電ワイヤ２とグリッドワイ
ヤ４とを同時に清掃する場合に比べてその駆動負荷を軽
減させることができる。また，この清掃部材の両ワイヤ
からの退避機構として，往復移動手段の駆動力を利用
し，他に解除機構を用いていない。さらに，第１，第２
の清掃部材３，５はいずれも同軸にて回動し解除される
ため，その機構自体も簡単なものである。このように比
較的簡単な機構とすることができるため，故障が少くし
かもコストの低減をも図ることができる。さらに，第
１，第２の清掃部材が待機状態で各ワイヤに対して離れ
た状態とされる場合，清掃部材の両ワイヤに対する一切
の負荷がなくなる。その結果，簡単な機構でしかも消費
電力が少なくてすむ帯電器の清掃装置を得ることができ
る。尚，上記実施例では，往路で放電ワイヤ２を清掃し
ている時は第２の清掃部材５がグリッドワイヤ４から退
避しており，逆に復路でグリッドワイヤ４を清掃してい
る時は第１の清掃部材３は放電ワイヤ２から退避してい
るが，実使用に際しては上記往路と復路とでそれぞれの
清掃対象が逆になっても何ら支承はない。
（ｃ）に示すようにシールドケース６の右端に来ると規
制片１４が穴１５に嵌り込み，第２の清掃部材５のブラ
シ１８をグリッドワイヤ４に接触させておく規制力が解
除されていわゆる待機状態となる。これは図４（ｃ）に
示すように干渉片１３と第２の清掃部材５の突部５ａと
の当接状態において，角度αだけ遊びが設けられてお
り，第２の清掃部材５は図中の左側へこの遊び分だけ移
動するからである。従って，この待機状態では両ワイヤ
２，４に対する一切の負荷がなくなる。この時第２の清
掃部材５が当たり片１６と当接するようにしておけば両
ブラシ１７，１８が共に両ワイヤ２，４から完全に離さ
れ，この状態における画像形成作業等の放電機能に支障
が生じるおそれがない。この後，再びロープ１２が左方
向へ走行し始めると，干渉片１３は再び第２の清掃部材
５の突部５ａに当接したまま回動し，第２の清掃部材５
が反時計方向に回動する（図４（ａ）参照）。以上のよ
うに，本実施例によれば，放電ワイヤ２とグリッドワイ
ヤ４とを同時に清掃する場合に比べてその駆動負荷を軽
減させることができる。また，この清掃部材の両ワイヤ
からの退避機構として，往復移動手段の駆動力を利用
し，他に解除機構を用いていない。さらに，第１，第２
の清掃部材３，５はいずれも同軸にて回動し解除される
ため，その機構自体も簡単なものである。このように比
較的簡単な機構とすることができるため，故障が少くし
かもコストの低減をも図ることができる。さらに，第
１，第２の清掃部材が待機状態で各ワイヤに対して離れ
た状態とされる場合，清掃部材の両ワイヤに対する一切
の負荷がなくなる。その結果，簡単な機構でしかも消費
電力が少なくてすむ帯電器の清掃装置を得ることができ
る。尚，上記実施例では，往路で放電ワイヤ２を清掃し
ている時は第２の清掃部材５がグリッドワイヤ４から退
避しており，逆に復路でグリッドワイヤ４を清掃してい
る時は第１の清掃部材３は放電ワイヤ２から退避してい
るが，実使用に際しては上記往路と復路とでそれぞれの
清掃対象が逆になっても何ら支承はない。
【０００９】
【発明の効果】本発明に係わる帯電器の清掃装置は，上
記したように構成されているため，放電ワイヤとグリッ
ドワイヤとを同時に清掃する場合に比べてその駆動負荷
を軽減させることができる。また，この清掃部材の両ワ
イヤからの退避機構として，往復移動手段の駆動力を利
用し，他に解除機構を用いていない。さらに，清掃部材
は２つとも同軸にて回動し解除されているため，その機
構自体も簡単なものである。このように比較的簡単な機
構とすることができるため，故障が少なくしかもコスト
の低減をも図ることができる。さらに，第１，第２の清
掃部材が待機状態で各ワイヤに対して離れた状態とされ
る場合，清掃部材の両ワイヤに対する一切の負荷がなく
なる。その結果，簡単な機構でしかも消費電力が少なく
てすむ帯電器の清掃装置を得ることができる。
記したように構成されているため，放電ワイヤとグリッ
ドワイヤとを同時に清掃する場合に比べてその駆動負荷
を軽減させることができる。また，この清掃部材の両ワ
イヤからの退避機構として，往復移動手段の駆動力を利
用し，他に解除機構を用いていない。さらに，清掃部材
は２つとも同軸にて回動し解除されているため，その機
構自体も簡単なものである。このように比較的簡単な機
構とすることができるため，故障が少なくしかもコスト
の低減をも図ることができる。さらに，第１，第２の清
掃部材が待機状態で各ワイヤに対して離れた状態とされ
る場合，清掃部材の両ワイヤに対する一切の負荷がなく
なる。その結果，簡単な機構でしかも消費電力が少なく
てすむ帯電器の清掃装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の一実施例に係わる帯電器の清掃装置
Ａの概略構成及び動作を示す模式図。
Ａの概略構成及び動作を示す模式図。
【図２】 上記装置Ａが往路にある時の状態を示す斜視
図。
図。
【図３】 上記装置Ａの分解斜視図。
【図４】 上記装置Ａの動作の詳細説明図。
【図５】 従来の帯電器の清掃装置Ａ′の一例における
概略構成を示す模式図。
概略構成を示す模式図。
Ａ…清掃装置 １…帯電器 ２…放電ワイヤ ３…第１の清掃部材 ４…グリッドワイヤ ５…第２の清掃部材
フロントページの続き (72)発明者 片淵 敏伸 大阪府大阪市中央区玉造１丁目２番28号三 田工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 帯電器の放電ワイヤに当接可能な第１の
清掃部材と，グリッドワイヤに当接可能な第２の清掃部
材とを具備し，該第１，第２の清掃部材を往復移動させ
ることにより両ワイヤを清掃する帯電器の清掃装置にお
いて，上記第１，第２の清掃部材の移動の往路と復路と
で，各清掃部材を各ワイヤに交互に当接させるようにし
たことを特徴とする帯電器の清掃装置。 - 【請求項２】 上記第１，第２の清掃部材は待機状態で
各ワイヤに対して離れた状態とされる請求項１記載の帯
電器の清掃装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18124594A JP3347885B2 (ja) | 1993-09-06 | 1994-08-02 | 帯電器の清掃装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22088493 | 1993-09-06 | ||
| JP5-220884 | 1993-09-06 | ||
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1994
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