JPH09119499A - キャリッジ移動機構及びコロナ帯電器 - Google Patents

キャリッジ移動機構及びコロナ帯電器

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JPH09119499A
JPH09119499A JP27426395A JP27426395A JPH09119499A JP H09119499 A JPH09119499 A JP H09119499A JP 27426395 A JP27426395 A JP 27426395A JP 27426395 A JP27426395 A JP 27426395A JP H09119499 A JPH09119499 A JP H09119499A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成でキャリッジのスムーズな移動と
耐久性向上を図ることができるキャリッジ移動機構とコ
ロナ帯電器を提供すること。 【構成】 丸軸に螺旋状溝6aを形成して成るスクリュ
ー6と、該スクリュー6の螺旋状溝6aに係合する突起
部を有するキャリッジ3を含んで構成され、スクリュー
6を回転駆動することによってキャリッジ3をスクリュ
ー6に沿って移動させるキャリッジ移動機構又は該キャ
リッジ移動機構を備えるコロナ帯電器30において、前
記キャリッジ3に少なくとも2つの突起部7a,7bを
設ける。本発明によれば、キャリッジ3はスクリュー6
に沿って往復移動するが、往路においても復路において
もキャリッジ3の進行方向前方に位置する突起部7a,
7bから交互に推進力を得るため、キャリッジ3にはそ
の直進性を良好に保つ方向のモーメントが常に作用し、
スムーズで効率の良いキャリッジ3の移動が簡単な構成
で実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリューを回転
駆動することによってキャリッジをスクリューに沿って
移動させるキャリッジ移動機構と該キャリッジ移動機構
を備えるコロナ帯電器に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式を採用する画像形成装置にお
いては、潜像を形成する感光体を所定の電位に帯電する
ために種々の方式の帯電手段が用いられるが、中でもコ
ロナ帯電器が広く用いられている。このコロナ帯電器
は、感光体表面に沿って張設された帯電ワイヤーに高電
圧を印加し、該帯電ワイヤー近傍の空気をイオン化する
ことによって感光体を帯電させるものであって、該コロ
ナ帯電器においては、耐久等により帯電ワイヤーがトナ
ーや埃等で汚れると帯電効率が低下するばかりか、感光
体表面の帯電が不均一となるために画像ムラ等の画質低
下を招くことがある。
【0003】そこで、従来、図12及び図13に示す帯
電ワイヤー自動清掃機構を備えたコロナ帯電器130が
提案されている。帯電ワイヤー自動清掃機構は、図12
に示すように、帯電ワイヤー101に当接した清掃パッ
ド102と、この清掃パッド102を保持するキャリッ
ジ103と、該キャリッジ103を帯電ワイヤー101
に沿って移動させる推進手段を含んで構成されている。
【0004】ところで、キャリッジ103は、図12に
示すように、左右のシールド板112の内面に相対向し
て設けられた断面コの字状の左右一対のレール104
(図12には一方のみ図示)によって帯電ワイヤー10
1に沿って移動可能に支持されており、これは帯電ワイ
ヤー101をその両側から挟み込む前記清掃パッド10
2を保持している。そして、図13に示すように、キャ
リッジ103にはガイド部105が形成されており、該
ガイド部105にはスクリュー106が挿通しており、
ガイド部105の一部に突設された突起部107はスク
リュー106の螺旋状溝106aに係合している。
【0005】而して、上記スクリュー106を外部の駆
動源によって回転駆動すると、キャリッジ103は突起
部107においてスクリュー106から推進力を受けて
スクリュー106に沿って移動し、その移動方向はスク
リュー106の回転方向によって異なる。従って、スク
リュー106の駆動を制御してその回転方向を切り替え
ることにより、清掃パッド102を保持したキャリッジ
103を帯電ワイヤー101に沿って往復移動させるこ
とができ、キャリッジ103と共に往復移動する清掃パ
ッド102によって帯電ワイヤー101を自動的に清掃
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の帯電ワイヤー自動清掃機構においては、キャリッジ
103の推進力を突起部107で全て受けるため、耐久
による突起部107の摩耗が早いという欠点があった。
突起部107が摩耗すると、該突起部107のスクリュ
ー106の螺旋状溝106aとの係合部が少なくなるた
め、スクリュー106から突起部107を介してキャリ
ッジ103に伝えられる推進力が低下してキャリッジ1
03の滑らかな移動が損なわれたり、キャリッジ103
が移動中に停止してしまう等の問題が発生することがあ
る。
【0007】又、従来の帯電ワイヤー自動清掃機構にお
いては、キャリッジ103がスクリュー106に対して
僅かに傾斜し、これに起因してキャリッジ103の直進
性が悪化するためにスクリュー106やレール104と
キャリッジ103の間の摩擦抵抗が増大し、キャリッジ
103の滑らかな移動が損なわれたり、負荷の増大によ
りキャリッジ103等に摩耗が発生する等の欠点もあっ
た。このキャリッジ103の直進性の悪化は以下の理由
によって発生する。
【0008】即ち、突起部107のようにキャリッジ1
03内でスクリュー106からの推進力Fを受ける点が
キャリッジ103の重心Gより進行方向前方に位置する
場合、図14に示すようにキャリッジ103が僅かに傾
斜しても、推進力Fはそれを修正してキャリッジ103
がスクリュー106と平行になる方向に作用するモーメ
ントMf を発生させる。
【0009】しかしながら、スクリュー106からの推
進力Fを受ける点が重心Gよりも進行方向後方に位置す
る場合には、図15に示すように、推進力Fは斜めにな
ったキャリッジ103を更に回転させるようなモーメン
トMr を発生させてしまい、キャリッジ103の直進性
を損なってしまう。実際には、推進力Fを受ける点とキ
ャリッジ103の重心Gを完全に一致させることは難し
いため、キャリッジ103を往復運動させる場合、往路
と復路の何れか一方は重心Gよりも後方で推進力Fを受
けることになり、キャリッジ103の直進性が悪化す
る。
【0010】又、動作中のキャリッジ103にはレール
104との摩擦等によっても直進性を悪化させる力が発
生するため、仮に重心Gと推進力Fの作用点を一致させ
ても、斜めになったキャリッジ103を修正するような
モーメントMf が発生せず、やはりキャリッジ103の
直進性が損なわれる。
【0011】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、簡単な構成でキャリッジのス
ムーズな移動と耐久性向上を図ることができるキャリッ
ジ移動機構及びコロナ帯電器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、丸軸に螺旋状溝を形成して
成るスクリューと、該スクリューの螺旋状溝に係合する
突起部を有するキャリッジを含んで構成され、スクリュ
ーを回転駆動することによってキャリッジをスクリュー
に沿って移動させるキャリッジ移動機構において、前記
キャリッジに少なくとも2つの突起部を設けたことを特
徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記突起部を前記スクリューに対して付勢
したことを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、キャリッジ移動時に前記突起部のう
ちキャリッジ進行方向に対してより前方にある突起部に
スクリューからの推進力が主に伝えられよう構成したこ
とを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、2つの突起部を設け、両突起部
間のスクリュー軸方向のピッチをL、スクリューの螺旋
状溝のピッチをaとするとき、次の(1),(2)の関
係; (1)Lがaの整数倍でなく、(2)L>n・aを満た
す最大の整数をnとするとき、2つの突起部間にスクリ
ューの螺旋状溝の山がn+1個入る。を満たすよう構成
したことを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記突起部が前記スクリューより所
定以上の力を受けた際には弾性的にスクリューの螺旋状
溝から外れ得るよう構成したことを特徴とする。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記突起部が1枚の板バネを介して
前記キャリッジに保持されるとともに、前記板バネによ
って前記スクリューに付勢されるよう構成したことを特
徴とする。
【0018】請求項7記載の発明は、帯電ワイヤーと、
該帯電ワイヤーに当接してこれを清掃する清掃手段と、
該清掃手段を保持するキャリッジを帯電ワイヤーに沿っ
て移動させるキャリッジ移動機構を備え、キャリッジ移
動機構は丸軸に螺旋状溝を形成して成るスクリューと、
該スクリューの螺旋状溝に係合する突起部を有する前記
キャリッジを含んで構成されるコロナ帯電器において、
前記キャリッジ移動機構のキャリッジに少なくとも2つ
の突起部を設けたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0020】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係るキャリッジ移動機構を備えるコロナ帯電器の
帯電ワイヤー自動清掃機構の構成を示す側断面図、図2
及び図3は帯電ワイヤー自動清掃機構の作用を説明する
部分断面図である。
【0021】図1に示すコロナ帯電器30において、1
2はシールド板、1は帯電ワイヤーであり、帯電ワイヤ
ー1はシールド板12の両端に設けられた帯電ブロック
10,11間に張設されており、これは不図示の外部端
子から数kVの高圧を印加されるとシールド板12との
間でコロナ放電を起こす。そして、帯電ワイヤー1は左
右に2分割された清掃パッド2(2a,2b)によって
挟持されている。尚、清掃パッド2には、研磨剤入りの
ゴム等のような弾性と研磨能力を兼備したものが使用さ
れる。
【0022】又、前記帯電ブロック10,11間であっ
て、帯電ワイヤー1の下方には、丸軸に螺旋状溝6aを
形成して成るスクリュー6が回転自在に支承されてお
り、該スクリュー6にはキャリッジ3に形成されたガイ
ド部5が移動自在に嵌合されている。
【0023】上記キャリッジ3は前記シールド板12の
内面に相対向して設けられた不図示のレールによって帯
電ワイヤー1に沿って移動可能に支持されており、これ
は前記清掃パッド2を保持している。そして、このキャ
リッジ3のガイド部5の前後両端には2つの突起部7
a,7bが突設されており、両突起部7a,7bは前記
スクリュー6の螺旋状溝6aに係合している。
【0024】尚、本実施の形態においては、2つの突起
部7a,7b間のスクリュー6方向のピッチLはL=1
8.9mmに設定され、スクリュー6の螺旋状溝6aの
ピッチaはa=3.8mmに設定されており、両突起部
7a,7b間にスクリュー6の螺旋状溝6aの山部が5
個入るように構成されている。
【0025】而して、清掃パッド2を保持したキャリッ
ジ3はワイヤー清掃動作時以外は帯電ワイヤー1の端部
の待機位置に静止しており、感光体等への帯電には影響
を与えない。
【0026】そして、ワイヤー清掃時には、先ず、モー
タ等の外部動力によりスクリュー6を回転駆動し、図2
の矢印方向にキャリッジ3を移動させる。その際、図2
に示すように、2つの突起部7a,7bのうち進行方向
前方の突起部7aが先にスクリュー6の螺旋状溝6aの
山に当接し、推進力Fはこの前方の突起部7aに伝えら
れる。このまま帯電ワイヤー1をパッド2で清掃しなが
らキャリッジ3を所定の位置まで移動させた後、スクリ
ュー6を逆方向に回転させると、図3に示すように、今
度は進行方向前方に位置する他方の突起部7bにスクリ
ュー6の螺旋状溝6aの山が当接し、キャリッジ3は突
起部7bから推進力Fを得て図3の矢印方向に移動し、
パッド2で帯電ワイヤー1を清掃しながら所定の待機位
置に戻ることができる。
【0027】以上のようにキャリッジ3は往復移動して
清掃パッド2で帯電ワイヤー1を清掃するが、往路にお
いても復路においてもキャリッジ3の進行方向前方に位
置する突起部7a,7bから交互に推進力Fを得るた
め、キャリッジ3には図14に示すような直進性を維持
するモーメントMf が常に働き、スムーズで効率の良い
キャリッジ3の移動が簡単な構成で実現される。
【0028】尚、本実施の形態においては、2つの突起
部7a,7b間のスクリュー6方向のピッチLはL=1
8.9mmに設定され、スクリュー6の螺旋状溝6aの
ピッチaはa=3.8mmに設定され、両突起部7a,
7b間にスクリュー6の螺旋状溝6aの山部が5個入る
ように構成されているが、これらは次の(1),(2)
の関係; (1)Lがaの整数倍でなく、(2)L>n・aを満た
す最大の整数をnとするとき、2つの突起部間にスクリ
ュー溝の山がn+1個入る。を満たせば、自由に選択す
ることができ、本実施の形態と同様の効果を得ることが
できる。
【0029】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図4乃至図7に基づいて説明する。尚、図4は本
発明の実施の形態2に係るキャリッジ移動機構を備える
コロナ帯電器の帯電ワイヤー自動清掃機構の構成を示す
側断面図、図5乃至図7は帯電ワイヤー自動清掃機構の
作用を説明する部分断面図であり、これらの図において
は図1乃至図3に示したと同一要素には同一符号を付し
ている。
【0030】本実施の形態においても、キャリッジ3は
不図示のレールによって帯電ワイヤー1に沿って移動可
能に支持されており、これは帯電ワイヤー1を挟持する
清掃パッド2を支持するとともに、その一部に設けられ
たガイド部5がスクリュー6に嵌合している。又、キャ
リッジ3の両端部には、摺動性の高い樹脂等で構成され
たスライダ8a,8bが支持されており、両スライダ8
a,8bは弾性バネ9a,9bによってスクリュー6方
向に付勢されており、各先端部はスクリュー6の螺旋状
溝6aに係合している。
【0031】ここで、本実施の形態に係る帯電ワイヤー
自動清掃機構の作用を説明する。
【0032】清掃パッド2を保持したキャリッジ3はワ
イヤー清掃動作時以外は帯電ワイヤー1の端部の待機位
置に静止しており、感光体等への帯電には影響を与えな
い。
【0033】そして、ワイヤー清掃時には、先ず、モー
タ等の外部動力によりスクリュー6を回転駆動し、図4
の矢印方向にキャリッジ3を移動させる。その際、2つ
のスライダ8a,8bのうち少なくとも1つがスクリュ
ー6の螺旋状溝の山に当接し、そこに推進力Fが伝えら
れる。
【0034】図5に示すように、キャリッジ3の進行方
向後方のスライダ8bがスクリュー6の螺旋状溝6aに
当接し、この後方のスライダ8bに推進力Fが主に伝え
られると、図15に示すようにキャリッジ3の直進性が
悪化する可能性があるが、その場合、キャリッジ3と不
図示のレールやスクリュー6間の摩擦が増大し、キャリ
ッジ3にはその移動を阻止するような負荷が働く。キャ
リッジ3にこのような負荷が働くと、スクリュー6から
推進力Fを受けていた後方のスライダ8bに作用する力
が増大し、図6に示すように弾性バネ9bが変形してス
ライダ8bが退避し、逆に前方のスライダ8aに伝わる
推進力Fが増大する。このように前方のスライダ8aへ
の推進力が増大すると、図14に示すようにキャリッジ
3の直進性を維持するようなモーメントMf が作用し、
キャリッジ3は滑らかで良好な移動ができるようにな
る。
【0035】キャリッジ3はパッド2で帯電ワイヤー1
を清掃しながら帯電ワイヤー1に沿って待機位置の反対
側の端部まで移動する。そして、端部まで達したキャリ
ッジ3は帯電ブロック11に突き当たってそれ以上移動
できなくなるが、このとき、スクリュー6からの推進力
Fを受けているスライダ8a,8bが図7に示すように
弾性バネ9a,9bの弾性によりスクリュー6の螺旋状
溝6aの山を乗り越えることでスクリュー6からの推進
力Fを逃がすことができ、スクリュー6は回転し続ける
ことが可能である。このため、センサー等によりキャリ
ッジ3が端部に達したことを検知してスクリュー駆動モ
ータの駆動を切る必要はなく、スクリュー駆動モータは
タイマー等により一定時間回転駆動する制御で十分であ
る。
【0036】スクリュー6はキャリッジ3が待機位置の
反対側の端部に達するために必要な時間回転された後、
反対方向に一定時間駆動される。スクリュー6が逆転さ
れると、キャリッジ3は清掃パッド2で帯電ワイヤー1
を清掃しながら待機位置である帯電ワイヤー1の端部に
向かって移動して行き、帯電ブロック10に突き当たっ
て待機位置に停止する。この際にも、往路と同様にスク
リュー6からの推進力Fがキャリッジ3の進行方向後方
に位置するスライダ8aに集中してキャリッジ3の直進
性が悪化すると、自然に前方のスライダ8bに作用する
推進力Fが増大してキャリッジ3の直進性が改善される
ため、キャリッジ3のスムーズな移動が可能となる。
【0037】以上のように、本実施の形態に係るキャリ
ッジ移動機構を用いた帯電ワイヤー自動清掃機構では、
簡単な構成と簡便な制御手段でキャリッジ3を良好に帯
電ワイヤー1に沿って往復移動させることができ、帯電
ワイヤー自動清掃機構の低コスト化及び長寿命化を実現
することができる。
【0038】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3を図8乃至図11に基づいて説明する。尚、図8は
本発明の実施の形態3に係るキャリッジ移動機構を備え
るコロナ帯電器の帯電ワイヤー自動清掃機構の構成を示
す部分斜視図、図9は同コロナ帯電器の帯電ワイヤー自
動清掃機構の構成を示す部分断面図、図10は図9のA
−A線断面図、図11(a),(b)は帯電ワイヤー自
動清掃機構に用いられる板バネの正面図と側面図であ
り、これらの図においても図1乃至図3に示したと同一
要素には同一符号を付している。
【0039】本実施の形態においても、キャリッジ3は
レール4によって帯電ワイヤー1に沿って移動可能に支
持されており、これは帯電ワイヤー1を挟持する清掃パ
ッド2を支持するとともに、その一部に設けられたガイ
ド部5がスクリュー6に嵌合している。又、キャリッジ
3には、摺動性の高い樹脂等で構成されたスライダ22
a,22bが支持されており、両スライダ22a,22
bは弾性を有する板バネ20に熱カシメされて取り付け
られている。
【0040】上記板バネ20はキャリッジ3にビス21
で固定されており、図9及び図10に示すように、スラ
イダ22a,22bはスクリュー6の螺旋状溝6aに係
合している。ここで、板バネ20は図11に示すように
中間部に曲げ部を有しており、該板バネ20をビス21
によってキャリッジ3に取り付けると、図10に示すよ
うにスライダ22a,22bがスクリュー6方向に付勢
されて螺旋状溝6aに係合される。
【0041】而して、スクリュー6を不図示の外部の駆
動手段によって回転駆動すると、該スクリュー6の螺旋
状溝6aに係合したスライダ22a,22bに推進力が
伝えられてキャリッジ3が移動するが、この際、キャリ
ッジ3がスクリュー6から受ける推進力を2つのスライ
ダ22a,22bで分散できるため、スライダ22a,
22bの摩耗を低減することができる。
【0042】又、耐久によってスライダ22a,22b
が摩耗しても、板バネ20の付勢力によってスライダ2
2a,22bの先端がスクリュー6側にシフトするた
め、両スライダ22a,22bの螺旋状溝6aとの係合
部は減少せず、キャリッジ3に十分な推進力を与え続け
ることができる。
【0043】更に、スライダ22a,22bの摩耗が進
んだ場合には、ビス21を外すだけで板バネ20と共に
スライダ22a,22bを容易に新しいものと交換する
ことができる。
【0044】以上のように、本実施の形態に係るキャリ
ッジ移動機構では、簡単な構成でスクリュー6からキャ
リッジ3に推進力を伝えるスライダ22a,22bの耐
久性とメンテナンス性の向上を図ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、丸軸に螺旋状溝を形成して成るスクリューと、
該スクリューの螺旋状溝に係合する突起部を有するキャ
リッジを含んで構成され、スクリューを回転駆動するこ
とによってキャリッジをスクリューに沿って移動させる
キャリッジ移動機構又は該キャリッジ移動機構を備える
コロナ帯電器において、前記キャリッジに少なくとも2
つの突起部を設けたため、簡単な構成でキャリッジのス
ムーズな移動と耐久性向上を図ることができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るキャリッジ移動機
構を備えるコロナ帯電器の帯電ワイヤー自動清掃機構の
構成を示す側断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るキャリッジ移動機
構を備えるコロナ帯電器の帯電ワイヤー自動清掃機構の
作用を説明する部分断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るキャリッジ移動機
構を備えるコロナ帯電器の帯電ワイヤー自動清掃機構の
作用を説明する部分断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係るキャリッジ移動機
構を備えるコロナ帯電器の帯電ワイヤー自動清掃機構の
構成を示す側断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係るキャリッジ移動機
構を備えるコロナ帯電器の帯電ワイヤー自動清掃機構の
作用を説明する部分断面図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係るキャリッジ移動機
構を備えるコロナ帯電器の帯電ワイヤー自動清掃機構の
作用を説明する部分断面図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係るキャリッジ移動機
構を備えるコロナ帯電器の帯電ワイヤー自動清掃機構の
作用を説明する部分断面図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係るキャリッジ移動機
構を備えるコロナ帯電器の帯電ワイヤー自動清掃機構の
構成を示す部分斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態3に係るキャリッジ移動機
構を備えるコロナ帯電器の帯電ワイヤー自動清掃機構の
構成を示す部分断面図である。
【図10】図9のA−A線断面図である。
【図11】本発明の実施の形態3に係るキャリッジ移動
機構を備えるコロナ帯電器の帯電ワイヤー自動清掃機構
に用いられる板バネの正面図と側面図である。
【図12】従来のキャリッジ移動機構を備えるコロナ帯
電器の斜視図である。
【図13】従来のキャリッジ移動機構を備えるコロナ帯
電器の断面図である。
【図14】重心よりも進行方向前方で推進力を受けるキ
ャリッジに発生するモーメントを模式的に示す図であ
る。
【図15】重心よりも進行方向後方で推進力を受けるキ
ャリッジに発生するモーメントを模式的に示す図であ
る。
【符号の説明】
1 帯電ワイヤー 2 清掃パッド(清掃手段) 3 キャリッジ 6 スクリュー 6a 螺旋状溝 7a,7b 突起部 8a,8b スライダ 9a,9b 弾性バネ 20 板バネ 22a,22b スライダ 30 コロナ帯電器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸軸に螺旋状溝を形成して成るスクリュ
    ーと、該スクリューの螺旋状溝に係合する突起部を有す
    るキャリッジを含んで構成され、スクリューを回転駆動
    することによってキャリッジをスクリューに沿って移動
    させるキャリッジ移動機構において、 前記キャリッジに少なくとも2つの突起部を設けたこと
    を特徴とするキャリッジ移動機構。
  2. 【請求項2】 前記突起部を前記スクリューに対して付
    勢したことを特徴とする請求項1記載のキャリッジ移動
    機構。
  3. 【請求項3】 キャリッジ移動時に前記突起部のうちキ
    ャリッジ進行方向に対してより前方にある突起部にスク
    リューからの推進力が主に伝えられよう構成したことを
    特徴とする請求項1又は2記載のキャリッジ移動機構。
  4. 【請求項4】 2つの突起部を設け、両突起部間のスク
    リュー軸方向のピッチをL、スクリューの螺旋状溝のピ
    ッチをaとするとき、次の(1),(2)の関係; (1)Lがaの整数倍でなく、 (2)L>n・aを満たす最大の整数をnとするとき、
    2つの突起部間にスクリューの螺旋状溝の山がn+1個
    入る。 を満たすよう構成されることを特徴とする請求項1,2
    又は3記載のキャリッジ移動機構。
  5. 【請求項5】 前記突起部が前記スクリューより所定以
    上の力を受けた際には弾性的にスクリューの螺旋状溝か
    ら外れ得るよう構成されたことを特徴とする請求項1又
    は2記載のキャリッジ移動機構。
  6. 【請求項6】 前記突起部が1枚の板バネを介して前記
    キャリッジに保持されるとともに、前記板バネによって
    前記スクリューに付勢されるよう構成したことを特徴と
    する請求項1又は2記載のキャリッジ移動機構。
  7. 【請求項7】 帯電ワイヤーと、該帯電ワイヤーに当接
    してこれを清掃する清掃手段と、該清掃手段を保持する
    キャリッジを帯電ワイヤーに沿って移動させるキャリッ
    ジ移動機構を備え、キャリッジ移動機構は丸軸に螺旋状
    溝を形成して成るスクリューと、該スクリューの螺旋状
    溝に係合する突起部を有する前記キャリッジを含んで構
    成されるコロナ帯電器において、 前記キャリッジ移動機構のキャリッジに少なくとも2つ
    の突起部を設けたことを特徴とするコロナ帯電器。
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