JPH07120675A - 小型のズームレンズ - Google Patents

小型のズームレンズ

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JPH07120675A
JPH07120675A JP6198756A JP19875694A JPH07120675A JP H07120675 A JPH07120675 A JP H07120675A JP 6198756 A JP6198756 A JP 6198756A JP 19875694 A JP19875694 A JP 19875694A JP H07120675 A JPH07120675 A JP H07120675A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物体側より順に、正の屈折力を有する第1レ
ンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群からなるズ
ームレンズにおいて、変倍比が、2.1倍以上で、良好
な像性能を有し、特に望遠端における望遠比が0.9以
下のコンパクトなズームレンズを得ることを目的とす
る。 【構成】 第2レンズ群が、物体側より順に物体側に凹
面を向けた正メニカスレンズの第2−1レンズと、物体
側に凹面を向けた負レンズの第2−2レンズからなり、
第2−1レンズは、非球面を有するプラスチックレンズ
からなっていて、下記条件式を満足する小型のズ−ムレ
ンズ。 (1)1.9<fW /r1 (2)3.4<fT /f1 <4 (3)0.5<fT /f2-1 <1.2 但し、fW :広角端における全系の焦点距離、r1 :第
1面の曲率半径、fT :望遠端における全系の焦点距
離、f1 :第1レンズ群の焦点距離、f2-1 :第2−1
レンズの焦点距離。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、小型のズームレンズ、特にバッ
クフォーカスが一眼レフカメラ用より小さいレンズシャ
ッターカメラ用に適するズームレンズに関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】レンズシャッターカメラ用
ズームレンズとしては、変倍比が2倍程度の望遠タイプ
の2群ズームが多く知られている。このタイプの2群ズ
ームでコンパクト化を図った例としては、望遠端におけ
る望遠比が1.0以下のもので、特開平4−13441
0号、特開平5−11186号があるが、さらに、コン
パクト化、高変倍比が望まれる。
【0003】
【発明の目的】本発明は、変倍比が、2.1倍以上で、
良好な像性能を有し、特に、望遠端における望遠比が、
0.9以下のコンパクトなズームレンズを得ることを目
的とする。
【0004】
【発明の概要】本発明は、物体側より順に、正の屈折力
を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レン
ズ群からなり、第1、第2レンズ群間隔を変化させてズ
ーミングを行うズームレンズにおいて、第2レンズ群
は、物体側より順に、物体側に凹面を向けた正メニカス
レンズの第2−1レンズと、物体側に凹面を向けた負レ
ンズの第2−2レンズからなり、第2−1レンズは、非
球面を有するプラスチックレンズからなり、かつ次の条
件式を満足することを特徴とする。 (1)1.9<fW /r1 (2)3.4<fT /f1 <4 (3)0.5<fT /f2-1 <1.2 但し、 fW :広角端における全系の焦点距離、 r1 :第1面の曲率半径、 fT :望遠端における全系の焦点距離、 f1 :第1レンズ群の焦点距離、 f2-1 :第2−1レンズの焦点距離、 である。
【0005】第2レンズ群は、さらに、次の条件式を満
足することが好ましい。 (4)0.005<ΔX1 /fW <0.012 (5)−2.8<fT /f2-2 <−2.1 但し、 ΔX1 :第2−1レンズの物体側面の有効半径における
非球面量、 f2-2 :第2−2レンズの焦点距離、 である。
【0006】さらに第1レンズ群は、物体側より順に、
物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの第1−1レ
ンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズの第
1−2レンズと、像側に曲率の大きい凸面を向けた正レ
ンズの第1−3レンズと、正の第1−4レンズと負の第
1−5レンズの貼り合わせレンズとから構成し、さらに
次の条件式を満足することが好ましい。 (6)−10<ν1-4 −ν1-5 <10 (7)n1-5 −n1-4 >0.2 但し、 ν1-4 :第1−4レンズのアッベ数、 ν1-5 : 第1−5レンズのアッベ数、 n1-5 :第1−5レンズのd線の屈折率、 n1-4 :第1−4レンズのd線の屈折率、 である。
【0007】
【発明の実施例】本発明の対象とする、正の第1レンズ
群と負の第2レンズ群からなる望遠タイプの2群ズーム
レンズでは、各群の屈折力を強くし、あるいは各群のレ
ンズ全長を短くすれば、コンパクト化を図れることが一
般的に知られている。本発明は、第1レンズ群、第2レ
ンズ群のうち、特に第1レンズ群の屈折力を強くし、ま
た、第1、第2レンズ群のうち、特に第2レンズ群を2
枚構成としてその全長を小さくし、コンパクト化を図っ
たものである。第2レンズ群を2枚で構成すると、非点
収差、歪曲収差が大きくなる傾向があるが、本発明は、
第2レンズ群の第2−1レンズに非球面を設けること
で、これら収差を補正し、また、非球面を有するこの第
2−1レンズをプラスチックにすることで、製造コスト
の低減を図っている。
【0008】条件式(1)(1.9<fW /r1 、f
W :広角端における全系の焦点距離、r1 :第1面の曲
率半径)は、第1面の曲率半径を規定するもので、r1
が、条件を越えると、第1面の屈折力が弱くなるので、
バックフォーカスが長くなり、レンズ全長が長くなって
しまう。
【0009】条件式(2)(3.4<fT /f1 <4、
T :望遠端における全系の焦点距離、f1 :第1レン
ズ群の焦点距離)は、第1群の屈折力に関するもので、
下限を越えて屈折力が弱くなると、第2レンズ群の倍率
が小さくなるため、広角端でのバックフォーカスが短く
なり、適切な値を保てなくなる。また、バックフォーカ
スが短くなると、第2レンズ群の像側のレンズの径が大
きくなり、カメラ全体が大型化してしまう。上限を越え
て、第1レンズ群の屈折力が強くなると、レンズ全長の
小型化には有利であるが、第1レンズ群内の残存収差が
大きくなり、さらに、第2レンズ群の倍率が大きくな
り、第1レンズ群での残存収差が過大に拡大され、ズー
ム全域にわたって、全系の収差を補正することが困難に
なる。
【0010】条件式(3)(0.5<fT /f2-1
1.2、f2-1 :第2−1レンズの焦点距離)は、第2
−1レンズの屈折力に関する。下限を越えて屈折力が弱
くなると、第2レンズ群は負の屈折力を持つので、全体
として、正の球面収差、負のペッツバール和を持つが、
正の第2−1レンズの負の球面収差、正のペッツバール
和が小さくなり、第2レンズ群内での収差補正が不十分
となり、レンズ全系の収差を良好に保てなくなる。上限
を越えて屈折力が強くなると、第2−1レンズは、温度
および湿度の影響を受けて屈折力が変化しやすいプラス
チックレンズからなるため、バックフォーカスなどの温
度変化、湿度変化が無視できなくなる。また、一般に屈
折力が大きいと、誤差感度が大きくなり、第2−1レン
ズに、非球面を設ける際、非球面に高精度が要求され、
製造が困難となる。
【0011】条件式(4)(0.005<ΔX1 /fW
<0.012、ΔX1 :第2−1レンズの物体側の面の
有効半径における非球面量)は、第2−1レンズの物体
側の面の非球面量に関する。第2レンズ群は、正、負の
2枚だけから構成されているため、負の第2−2レンズ
の屈折力が強くなり、広角端において正の歪曲収差が過
大になる。第2−1レンズの物体側の非球面は、光軸か
らの高さhが高くなるにつれてレンズが薄肉化し、パワ
ーが強くなるようになっており、負の第2−2レンズで
発生する正の歪曲収差を補正している。また、望遠端で
は、第2−1レンズの物体側の面は絞り直後に位置し、
ズーミング時の収差の変動で正になりやすい球面収差を
補正している。非球面量が、この条件式の下限を超える
と、パワーの変化が小さくなり、広角端での正の歪曲収
差の補正が不十分となり、上限を越えると、望遠端で、
高次の球面収差が大きく発生し、適当な値にとどめるこ
とができなくなる。
【0012】第2−1レンズの物体側の面(凹面)を非
球面にすると好ましい理由は次の通りである。プラスの
歪曲収差を小さく補正するには光軸からの高さが高くな
るにつれてレンズの正のパワーが大きくなるように、つ
まり、条件式(4)を満足するようにΔX1 をプラスに
しなければならないが、この第2−1レンズの物体側の
凹面を非球面とすると、該物体側の面の球面成分(凹
面)と非球面成分の符号が異なるので、球面収差の形状
誤差、偏心に対する球面収差やコマ収差の感度を小さく
することができる。
【0013】これに対し、第2−1レンズの像側の面
(凸面)を非球面にすると、球面成分(凸面)と非球面
成分との符号が一致する。このため、歪曲収差を補正す
ると、光軸からの高さが高くなるにつれて正のパワーが
より大きくなり、球面収差、コマ収差の補正が困難とな
る。球面収差、コマ収差を他のレンズとのバランスによ
り補正できたとしても、非球面の形状誤差、偏心に対す
る性能劣化が大きくなり、好ましくない。
【0014】条件式(5)(−2.8<fT /f2-2
−2.1、f2-2 :第2−2レンズの焦点距離)は、第
2−2レンズの屈折力に関する。上限を越えて、第2−
2レンズの屈折力が弱くなると、条件式(3)と合わせ
て決まる第2レンズ群の移動量が大きくなり、望遠端で
のレンズ全長のコンパクト化が達成できなくなる。下限
を越えて、第2−2レンズの屈折力が強くなると、第2
レンズ群の屈折力を強くでき、コンパクト化には、有利
であるが、広角端での歪曲収差および像面湾曲が大きく
なりすぎる。
【0015】条件式(6)(−10<ν1-4 −ν1-5
10、ν1-4 :第1−4レンズのアッベ数、ν1-5 :第
1−5レンズのアッベ数)は、色収差の補正に関する。
ズームレンズでは、通常、全系の色収差を補正し、ズー
ミングによる色収差の変動を押さえるため、各群ごとに
色消しをする。本発明では、条件式(3)および(5)
により、第2レンズ群の各レンズの屈折力が定まってい
るが、第2レンズ群の色収差は、第2−1レンズがプラ
スチックレンズからなるため、ほぼ決まってしまう。そ
こで、第1レンズ群中の貼り合わせレンズ、すなわち、
第1−4レンズと第1−5レンズを条件式(6)の範囲
にすることで、レンズ全系の色収差を広角端と望遠端で
バランスを取り、適切な範囲に納めている。条件式
(6)の下限を越えると、広角端でg線がマイナスにな
りすぎ、上限を越えると、望遠端でg線がプラスになり
すぎる。
【0016】条件式(7)(n1-5 −n1-4 >0.2、
1-5 :第1−5レンズのd線の屈折率、n1-4 :第1
−4レンズのd線の屈折率)は、第1−4レンズと第1
−5レンズの屈折率の差に関する。この条件式(7)の
ように、貼り合せる第1−4レンズと第1−5レンズに
大きい屈折率差を与えるのは、主に、コンパクト化のた
め条件式(2)のように第1レンズ群の屈折力を強くし
たために発生する球面収差を、補正するためである。条
件式(7)の下限を外れると、貼り合わせ面の屈折力が
強くできず、球面収差を補正できなくなる。
【0017】[実施例1]図1は、本発明の小型ズーム
レンズの実施例1の広角端におけるレンズの構成図であ
る。本発明のズームレンズのバックフォーカスfB は、
条件式(1)、(2)等により適切な値になっている
が、広角端における全系の焦点距離fW との関係では、 0.2<fB /fW <0.4 を満足している。上限を越えると、コンパクト化の達成
が難しくなり、下限を越えると、コンパクト化には有利
だが、第2レンズ群の径の増大を招き、レンズ後端面に
付着したゴミの影がフィルムに写し込まれてしまう等の
問題を生じる。
【0018】このレンズ系の具体的数値データを表1に
示し、広角端、中間焦点距離および望遠端における諸収
差図をそれぞれ、図2から図4に示す。諸収差図中、S
Aは球面収差、SCは正弦条件、d線、g線、c線は、
それぞれの波長における、球面収差によって示される色
収差と倍率色収差、Sはサジタル、Mはメリディオナル
を示している。
【0019】表および図面中、FNO は口径比、f は焦点
距離、ωは半画角、fBはバックフォーカス、Y は像高、
rはレンズ各面の曲率半径、dはレンズ厚もしくはレン
ズ間隔、Nは屈折率、νはアッベ数を示す。
【0020】
【表1】 FNO=1:4.3-6.0-9.2 f=36.26-50.00-77.12 ω=30.2-23.0-15.6 fB=10.96-22.35-44.83 Y=21.6 面 NO r d N ν 1 16.390 2.10 1.58144 40.7 2 34.280 1.49 - - 3 -11.634 1.21 1.84666 23.8 4 -24.900 0.31 - - 5 -75.994 4.14 1.51823 59.0 6 -11.652 0.10 - - 7 72.105 2.91 1.56732 42.8 8 -8.600 1.40 1.83481 42.7 9 -18.483 8.91-5.79-2.89 - - 10 ※ -42.308 2.37 1.58547 29.9 11 -21.950 3.67 - - 12 - 8.483 1.40 1.80400 46.6 13 -33.750 - - - ※は非球面 NO.10: K=0.0、A4=0.11264×10-3、A6=0.15322×10-5
A8=0.0、A10=0.0、A12=0.0 但し、非球面は次式で定義される。 X=CY2/[1+{1-(1+K)C2Y2}1/2]+A4Y4+A6Y6+A8Y8+A10Y10+A
12Y12
【0021】[実施例2]図5は、本発明の小型のズー
ムレンズの実施例2の広角端におけるレンズ構成図であ
る。このレンズ系の具体的数値データを表2に示し、そ
の諸収差を図6から図8に示す。
【0022】
【表2】 FNO=1:4.3-6.0-9.2 f=36.28-50.00-77.12 ω=30.2-23.0-15.6 fB=10.96-22.26-44.61 Y=21.6 NO r d N ν 1 17.480 2.12 1.58144 40.7 2 44.845 1.36 - - 3 -12.413 1.44 1.84666 23.8 4 -30.825 0.88 - - 5 -78.309 3.43 1.50137 56.4 6 -11.940 0.10 - - 7 54.519 3.12 1.56732 42.8 8 -8.963 1.40 1.83481 42.7 9 -18.936 8.65-5.58-2.72 - - 10 ※ -55.042 2.32 1.58547 29.9 11 ※ -27.514 3.89 - - 12 -8.575 1.40 1.80400 46.6 13 -32.517 - - - ※は非球面 NO.10: K=0.0、A4=0.13809×10-3、A6=0.16803×10-5
A8=0.13881×10-8、A10=0.0 A12=0.0 NO.11: K=0.0、A4=0.20111×10-4、A6 =0.72824 ×1
0-6、A8=0.0、A10=0.0、A12=0.0
【0023】[実施例3]図9は、本発明の小型のズー
ムレンズの実施例3の広角端におけるレンズ構成図であ
る。このレンズ系の具体的数値データを表3に示し、そ
の諸収差を図10から図12に示す。
【0024】
【表3】 FNO=1:4.3-6.0-9.2 f=36.25-50.00-77.12 ω=30.3-23.0-15.6 fB=10.79-22.05-44.27 Y=21.6 面NO r d N ν 1 15.874 2.05 1.64769 33.8 2 27.552 1.50 - - 3 -12.423 1.20 1.84666 23.8 4 -29.567 1.26 - - 5 -126.465 2.31 1.48749 70.2 6 -12.481 0.10 - - 7 88.929 2.99 1.56732 42.8 8 -7.885 1.40 1.83481 42.7 9 -15.094 8.70-5.70-2.92 - - 10 ※ -36.528 2.22 1.58547 29.9 11 -23.035 4.08 - - 12 -8.030 1.40 1.80400 46.6 13 -25.766 - - - ※は非球面 NO.10:K=0.0 、A4=0.11987×10-3、A6=0.20391×10-5
A8=0.0 A10=0.0、A12=0.0
【0025】[実施例4]図13は、本発明の小型のズ
ームレンズの実施例4の広角端におけるレンズ構成図で
ある。このレンズ系の具体的数値データを表4に示し、
その諸収差を図14から16に示す。
【0026】
【表4】 FNO=1:4.3-6.0-9.2 f=36.25-50.00-77.12 ω=30.2-22.9-15.6 fB=10.95-22.32-44.76 Y=21.6 面NO r d N ν 1 17.287 2.09 1.58144 40.7 2 39.900 1.45 - - 3 -11.614 1.21 1.84666 23.8 4 -24.913 0.53 - - 5 -53.340 3.51 1.50137 56.4 6 -11.525 0.10 - - 7 66.393 3.30 1.56732 42.8 8 -8.775 1.40 1.88300 40.8 9 -16.900 8.86-5.72-2.81 - - 10 ※ -51.616 2.42 1.58547 29.9 11 -24.750 3.82 - - 12 -8.580 1.40 1.80400 46.6 13 -34.500 - - - NO.10: K=0.0、A4=0.10806×10-3、A6=0.13594×10-5
A8=0.15123×10-8 A10=0.0、A12=0.0
【0027】次に、実施例1ないし4の各条件式に対応
する値を表5に示す。
【表5】 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 条件式(1) 2.21 2.09 2.28 2.10 条件式(2) 3.46 3.47 3.51 3.45 条件式(3) 1.03 0.846 0.768 0.981 条件式(4) 0.081 0.097 0.0081 0.0077 条件式(5) -2.51 -2.44 -2.41 -2.49 条件式(6) 0.1 0.1 0.1 2.0 条件式(7) 0.267 0.267 0.267 0.316
【0028】表5から明かなように、実施例1ないし実
施例4の数値は、いずれも条件式(1)ないし(7)を
満足している。変倍比は2.1倍以上であり、望遠端に
おける望遠比は0.9以下である。また、本発明の小型
ズームレンズは、各収差図中の諸収差も比較的よく補正
されている。
【0029】
【発明の効果】本発明の小型のズームレンズによれば、
正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有す
る第2レンズ群からなるレンズ系において、変倍比が
2.1倍以上で、かつ、望遠比が0.9以下のコンパク
トな小型のズームレンズが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による小型のズームレンズの第1の実施
例を示す、広角端におけるレンズ構成図である。
【図2】図1のレンズ系の諸収差図である。
【図3】図1のレンズ系の諸収差図である。
【図4】図1のレンズ系の諸収差図である。
【図5】本発明による小型のズームレンズの第2の実施
例を示す、広角端におけるレンズ構成図である。
【図6】図5のレンズ系の諸収差図である。
【図7】図5のレンズ系の諸収差図である。
【図8】図5のレンズ系の諸収差図である。
【図9】本発明による小型のズームレンズの第3の実施
例を示す、広角端におけるレンズ構成図である。
【図10】図9のレンズ系の諸収差図である。
【図11】図9のレンズ系の諸収差図である。
【図12】図9のレンズ系の諸収差図である。
【図13】本発明による小型のズームレンズ系の第4の
実施例を示す、広角端におけるレンズ構成図である。
【図14】図13のレンズ系の諸収差図である。
【図15】図13のレンズ系の諸収差図である。
【図16】図13のレンズ系の諸収差図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に、正の屈折力を有する第
    1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群からな
    り、第1、第2レンズ群間隔を変化させてズーミングを
    行うズームレンズにおいて、 前記第2レンズ群は、物体側より順に、物体側に凹面を
    向けた正メニカスレンズの第2−1レンズと、物体側に
    凹面を向けた負レンズの第2−2レンズからなり、 第2−1レンズは、非球面を有するプラスチックレンズ
    からなっていて、下記の条件式(1)、(2)、(3)
    を満足する小型のズ−ムレンズ。 (1)1.9<fW /r1 (2)3.4<fT /f1 <4 (3)0.5<fT /f2-1 <1.2 但し、 fW :広角端における全系の焦点距離、 r1 :第1面の曲率半径、 fT :望遠端における全系の焦点距離、 f1 :第1レンズ群の焦点距離、 f2-1 :第2−1レンズの焦点距離。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記第2−1レンズ
    は物体側の面に非球面を有しており、さらに、下記条件
    式(4)、(5)を満足する小型のズームレンズ。 (4)0.005<ΔX1 /fW <0.012 (5)−2.8<fT /f2-2 <−2.1 但し、 ΔX1 :第2−1レンズの物体側の面の有効半径におけ
    る非球面量、 f2-2 :第2−2レンズの焦点距離。
  3. 【請求項3】 請求項1において、第1レンズ群は、物
    体側より順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレン
    ズの第1−1レンズと、物体側に凹面を向けた負メニス
    カスレンズの第1−2レンズと、像側に曲率の大きい凸
    面を向けた正レンズの第1−3レンズと、正の第1−4
    レンズと負の第1−5レンズの貼り合わせレンズとから
    なり、下記条件式(6)、(7)を満足する小型のズー
    ムレンズ。 (6)−10<ν1-4 −ν1-5 <10 (7)n1-5 −n1-4 >0.2 但し、 ν1-4 :第1−4レンズのアッベ数、 ν1-5 :第1−5レンズのアッベ数、 n1-5 :第1−5レンズのd線の屈折率、 n1-4 :第1−4レンズのd線の屈折率。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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