JPH07120455B2 - 現金自動取引装置 - Google Patents

現金自動取引装置

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JPH07120455B2
JPH07120455B2 JP63208283A JP20828388A JPH07120455B2 JP H07120455 B2 JPH07120455 B2 JP H07120455B2 JP 63208283 A JP63208283 A JP 63208283A JP 20828388 A JP20828388 A JP 20828388A JP H07120455 B2 JPH07120455 B2 JP H07120455B2
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文治 松下
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Oki Electric Industry Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、銀行等の金融機関で使用される現金自動取引
装置、特に一括金庫を用いて出金用紙幣の充填と装置内
の紙幣回収を行う紙幣充填・回収機能とを有する現金自
動取引装置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、この種の現金自動取引装置は保守点検や現金管理
に係る作業効率を上げるため、装置を上部,下部ユニッ
トに分割し、顧客用入出金口や鑑別部を上部ユニットに
設け、これに対し下部ユニットを引き出し自在とし、こ
の下部ユニット内に各種紙幣収納部を設置してある。
なお、下部ユニットの各種紙幣収納部からの紙幣繰り出
し手段や、紙幣一時集積部を有する中部ユニットを介在
する装置もあるが、本願の要旨と直接関係がないので説
明は省略する。
ここで、この種の現金自動取引装置は、保守点検や現金
管理に係る作業効率を上げるため、近年さらに、装置内
の紙幣の回収先であり且つ出金用紙幣の充填元である一
括金庫を前記下部ユニット内に設置し、該一括金庫と装
置内の搬送系や分離系を用いて出金用紙幣の充填と装置
内の紙幣回収を行うものが提案されている。
なお、紙幣の充填,回収作業においては、入金紙幣のう
ち出金用に再利用可能な紙幣を出金用に回すいわゆる循
環式の装置であれば、既存の搬送系や分離系を利用でき
るので、実際は上述のような一括金庫を適用する装置は
殆ど全て循環式のものである。
この種の現金自動取引装置の従来例としては、実開昭62
−1285号に開示されている技術があり、以下にその構成
を説明する。
まず、顧客用入出金口と、該顧客用入出金口に投入した
紙幣を一枚づつ分離して真偽,正損,金種,表裏等の鑑
別を行う鑑別手段とを有する上部ユニットがある。
つぎに、入金紙幣を収納する入金紙幣収納部と、出金用
紙幣を収納する出金紙幣収納部と、装置内の紙幣の回収
先であり且つ出金用紙幣の充填元である一括金庫とを搭
載した下部ユニットがある。
以上の構成により、入出金取引は顧客の操作により以下
の如く行われる。
入金取引時には、顧客が顧客用入出金口より投入した紙
幣を鑑別手段にて鑑別して入金紙幣の条件を満たしたも
のを入金紙幣として下部ユニットの入金紙幣収納部に収
納する。
出金取引時には、顧客の指示した金種金額に応じて下部
ユニットの出金紙幣収納部より出金紙幣を繰り出して、
これを鑑別手段に鑑別して、出金紙幣の条件を満たした
ものを出金紙幣として顧客用入出金口へ放出する。
さらに、これが還流式の装置であるときは、前記出金紙
幣収納部が入金紙幣収納部を兼ねていて、入金取引成立
の紙幣のうち出金に再利用可能なものを出金用に廻す循
環紙幣として出金紙幣収納部に収納する。
上述した取引が繰り返されるうちに、出金紙幣収納部内
の出金用紙幣が尽きると、装置の運用を一端停止して、
装置より一括金庫を取り出し、この一括金庫に充填用の
紙幣を装填して、再び装置内に所定位置に装着する。そ
の後、係員が操作部で充填動作を指定することで、装置
は装置内の分離系と搬送系を駆動して、一括金庫より装
填用の紙幣を繰り出し、鑑別手段でこれらを鑑別しなが
ら、出金用紙幣の条件を満たしたものを、所定の出金紙
幣収納部へ送り込む。
また、装置内の現金精査を行う場合は、装置の運用を一
端停止し、係員が操作部で回収動作を指定する。これに
より、装置は装置内の分離系と搬送系を駆動して、各収
納部より紙幣を繰り出して、必要であればこれらを鑑別
手段にて鑑別・係数等を行い、一括金庫へ送り込む。
その後、装置より一括金庫を取り外し、一括金庫内の紙
幣を回収する。
下部ユニットを引き出すのは、上述の方法により回収不
能の紙幣、たとえば、分離繰り出し手段を持たない収納
部内の紙幣の回収時や、故障等が生じた場合のみとな
る。
なお、従来例において、装置運用を一時停止すること
で、作業の安全性や、装置の故障が防止される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した構成の従来例によれば、一括金
庫を取り出す場合に下部ユニットが引き出されないとい
う保証がないため、直接取引に関係の無い一括金庫着脱
作業に対し、装置の運用を一時停止しなくてはならな
い。
さらに、紙幣充填・回数の動作に入出金取引に用いる分
離系,搬送系を利用するので、紙幣充填・回収の動作は
装置の運用を停止した状態でなくては行えない。
以上の2点から、従来の構成によれば、装置の運用効率
が著しく低下するという問題があった。
なお、特に紙幣充填の必要が発生するときは、概ね取引
が集中する時であり、このような取引集中時に装置運用
の停止が多発することは好ましくない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたも
ので、装置の運用を停止することなく一括金庫の着脱が
可能で、装置の運用効率の低下を防止できる現金自動取
引装置を実現することを目的とするものである。
〔課題を達成するための手段〕
この目的を達成するため、本発明は、紙幣の真偽,正
損,金種,表裏等の鑑別を行う鑑別手段と、紙幣収納部
および一括金庫を有するユニットを備え、該ユニットを
装置筐体に対して引き出し可能とし、かつ前記一括金庫
は前記ユニットを装置筐体に装着した状態で着脱自在と
するとともに、入金取引時に顧客の投入した紙幣を前記
鑑別手段で鑑別して入金を行う入金取引機能と、入金取
引成立の紙幣のうち出金に再利用可能なものを前記紙幣
収納部に収納し、循環紙幣として出金用に廻す循環機能
と、出金取引時に顧客が指示した金種金額に応じて前記
紙幣収納部から繰り出した紙幣を前記鑑別手段で鑑別
し、顧客に放出する出金取引機能と、前記一括金庫を用
いて前記紙幣収納部に対する出金用紙幣の充填、または
前記紙幣収納部からの紙幣の回収を行う紙幣充填・回収
機能を持つ現金自動取引装置において、前記装置筐体か
らの前記一括金庫の引き出しを指定する入力手段と、前
記装置筐体からの前記ユニットの引き出しを防止する引
き出し防止手段と、前記入力手段により前記一括金庫の
引き出しが指定されたとき、前記引き出し防止手段によ
り前記ユニットの引き出しを不可能にするとともに、一
括金庫を装置より取り出しても入出金取引に関する稼働
を保ち、この間顧客より入出金取引の要求があった場
合、前記入金取引機能,出金取引機能,および循環機能
を作動して取引を実行させ、前記一括金庫を装着する
と、取引の合間を監視してその間に前記紙幣充填,回収
機能により前記紙幣収納部に対する出金用紙幣の充填、
または前記紙幣収納部からの紙幣の回収を行わせる制御
部を備えたことを特徴とする。
〔作 用〕
このような構成を有する本発明は、入力手段により一括
金庫の引き出しが指定されると、制御部は引き出し防止
手段によりユニットの引き出しを不可能にするととも
に、一括金庫を装置より取り出しても入出金取引に関す
る稼働を保ち、この間顧客より入出金取引の要求があっ
た場合、入金取引機能,出金取引機能,および循環機能
を作動して取引を実行させ、前記一括金庫を装着する
と、取引の合間を監視してその間に紙幣充填・回収機能
により紙幣収納部に対する出金用紙幣の充填、または前
記紙幣収納部からの紙幣の回収を行わせる。
従って、これによれば装置の運用を停止することなく一
括金庫の着脱を行うことができると共、紙幣の充填・回
収も装置の運用を停止することなく行うことができるの
で、装置の運用効率の低下を防止することができる。
〔実 施 例〕
以下、銀行等金融機関の窓口に設置して、業務中はテラ
ーが顧客に対応しながら取引を行う窓口取引装置として
稼働し、業務終了後は顧客のみで操作を行う自動入出金
装置として稼働する装置を用いて本発明の実施例を説明
する。
なお、ここでは説明のために上述の様な兼用機能を有す
る装置を用いるが、本発明を適用する装置はこれに限る
ものではなく、一括金庫を用いて出金用紙幣の充填と装
置内の紙幣回収を行う紙幣充填・回収機能とを有するも
のであれば、ATMやCDにも適用可能である。
第1図は本発明の第1の実施例の構成を示すブロック
図、第2図は同実施例の入出金機構を示す概略的な側面
図であり、この装置は入金紙幣のうち出金用に再利用可
能な紙幣を出金用に回すいわゆる循環式のものである。
まず、第2図において、1は装置筐体であり、この装置
筐体1の正面側上部には顧客用入出金口2が設けられ、
また後面側上部には係員用入出金口3が設けられてい
る。
4は前記顧客用入出金口2に設けられたシャッタで、こ
のシャッタ4の内側には第1の集積部5と、これに続く
分離給送部6が設けられている。
7は前記係員用入出金用3に設けられたシャッタで、こ
のシャッタ7の内側には第2の集積部8と出金部9が設
けられており、かつ第2の集積部8には分離給送手段10
と集積手段11が配置されている。
12は紙幣の真偽,正損,金種,表裏等の判別を行う鑑別
部である。
13と14と15は金種別に紙幣を収納する紙幣収納箱、16と
17と18は各紙幣収納箱13〜15と一体に設けられた一時集
積部、19と20と21は各紙幣収納箱13〜15と一時集積部16
〜18との間を仕切る移動可能な仕切り板、22と23と24は
各一時集積部16〜18に対に対向して配置された分離給送
手段である。
25は損券紙幣を収納する損券収納箱、26はリジェクト紙
幣を収納するリジェクト券収納箱、27は装置内への紙幣
の補充及び回収を行う着脱可能な一括金庫、28は該一括
金庫27に対応して設けられた分離給送手段であり、また
29〜36は上述した各部を結ぶ搬送路である。
37は装置の上部ユニットであり、前述した顧客用入出金
口2,係員用入出金口3鑑別部12は、この上部ユニット37
に固設されている。
38は装置筐体1から矢印方向に引き出し可能な下部ユニ
ットであり、前述した紙幣収納箱13〜15,損券収納箱25,
リジェクト券収納箱26,一括金庫27がそれぞれ着脱自在
に収納されている。
39は装置の背面に配置した係員操作パネルである。
次に、第1図において、40は一括金庫取り出し時を装置
に指定する押下入力式の一括金庫取り出しキー、41は装
置に一括金庫27からの出金用紙幣充填動作開始を指示す
る押下入力式の充填開始キー、42は装置に一括謹告27へ
の紙幣回収動作開始を指示する押下入力式の回収キー、
43は上記充填/回収紙幣の金種及び枚数を置数入力する
ためのテンキーであり、これら一括金庫取り出しキー4
0,充填開始キー41,回収開始キー42,テンキー43は係員操
作パネル39に設ける。
44は前記テンキー43により入力された指定枚数をセット
するカウンタである。
なお、本実施例においては、テンキー43により置数入力
が無く、直接充填開始もしくは回収開始を指示されたと
きは以下の如く作動するようにする。
すなわち、充填の場合においては一括金庫27内の出金用
紙幣が尽きるかもしくは収納箱13,14,15が満杯になるま
で、また回収の場合においては一括金庫27がに満杯にな
るかもしくは収納箱13,14,15内の紙幣が尽きるまでその
動作を続けるものとする。
45は下部ユニット行き出し防止手段として設けたユニッ
トロック機構である。該ユニットロック機構45の構成と
しては、機械的に下部ユニット38の装着状態を保持する
ロック手段や、視覚的に行員に下部ユニット取り出し不
可を警告する警告ランプ点灯手段等が考えられる。
しかしながら、警告ランプが点灯していても、誤って下
部ユユニットを取り出すことも考えられるから、前述し
た機械的なロック手段で下部ニットを装着状態に保持す
る方が効果的であろう。
このような機械的なロック手段の作動としては、一つと
しては通常は手により下部ユニット27のロック及び解除
が行える機構を設けて、これを上述した充填開始キー41
もしくは回収開始キー42の入力があると解除が行えない
ようにするものが考えられる。
また、その反対に、通常はロック状態でなく、充填開始
キー41もしくは回収開始キー42の入力があると作動して
下部ユニット38のロックをおこなうものが考えられる。
46は第2図に示した入出金機構、47は装置全体の制御を
行う主制御部である。
第3図は、本実施例における係員操作パネル39の構成の
一例を示す平面図である。
図において、48,49,50は発光ダイオード(以下LEDとす
る)であり、これらLED48,49,50は、それぞれ一括金庫
取り出し,充填開始,回収開始の指定時に点灯する。ま
た、LED49は実際の充填動作中に点滅し、LED50は実際の
回収動作中に点滅する。
51はテンキー43により置数入力した数字を表示する表示
器、52〜57は業務内容の指定等を行うファンクションキ
ー群、58は装置への電源の通断を行う電源スイッチであ
る。
以上が、本実施例の構成である。
以下、本実施例における入出金取引に関する稼働動作、
すなわち入金取引動作,出金取引動作および循環動作に
ついて説明する。
まず、業務中、テラーが顧客と対応しながら操作する窓
口取引装置としての稼働動作を説明する。
<顧客用入出金口からの入金取引> 顧客用入出金口2から入金を行う場合、テラーまたは顧
客により顧客入金取引の信号を装置に入力すると、顧客
用入出金口2に設けられたシャッタ4が開き、入金紙幣
の投入が可能となる。
ここで顧客が顧客用入出金口2から第1の集積部5へ紙
幣を一括して投入すると、この第1の集積部5に受け入
れられた紙幣が図示しない検知手段により検知され、こ
れによりシャッタ4が閉じる。
その後紙幣は図示しない移送手段により分離給送部6に
移され該分離給送部6により紙幣は1枚ずつ分離され搬
送路29に給送され、この搬送路29及び搬送路30により鑑
別部12に送られて、該鑑別部12により真偽,正損,金
種,表裏等の判別が行われる。
この鑑別部12において、真券であると共に正券でかつ表
と判別された紙幣は、入金可として搬送路31,32を通っ
て一時集積部16,17,18にそれぞれ金種別に集積され、ま
た真券ではあるが損券あるいは裏と判別された紙幣は入
金可として搬送路31,33を通って集積手段11により第2
の集積部8に集積される。このとき係員用入出金口3の
シャッタ7は閉状態となっている。
更に、前記鑑別部12において、偽券と判別された紙幣及
び判別不可能な紙幣は入金不可として搬送路31,33,34及
び35を通って第1の集積部5に戻され、分離給送部6の
紙幣の処理が終了した後、シャッタ4が開いて前記第1
の集積部5に戻された紙幣が顧客に返却される。
ここで顧客に対して取引の確認が行われ、取引承認可の
信号入力が顧客またはテラーにより行われると、各仕切
り板19,20,21が開き、一時集積部16,17,18に集積されて
いた紙幣が紙幣収納箱13,14,15内に取り込まれて収納さ
れる。
また、第2の集積部8に集積されていた紙幣は分離給送
手段10により1枚ずつ搬送路33へ分離給送され、この搬
送路33,搬送路34及び30を通って表裏反転された後鑑別
部12に送られる。そして該鑑別部12で表と判別された正
券紙幣は搬送路31,32を通って金種別に紙幣収納箱13,1
4,15内はそれぞれ収納され、また損券と判別された紙幣
は搬送路31を通って損券収納箱25へ、更に重送等と判別
された紙幣はリジェクト券収納箱26内へそれぞれ収納さ
れる。
一方、取引承認不可の信号入力が行われた場合は、一時
集積部16,17,18に集積されていた紙幣が各分離給送手段
22,23,24により1枚ずつ搬送路32に分離給送され、この
搬送路32,搬送路35を通って第1の集積部5に戻され
る。また、第2の集積部8に集積されていた紙幣も分離
給送手段10により搬送路33に分離給送され、ここから搬
送路34,35を通って第1の集積部5に戻される。
こうして、各紙幣が第1の集積部5に戻された後、シャ
ッタ4が開き、顧客に紙幣が返却される。
<係員用入出金口からの入金取引> 係員用入出金口3から入金を行う場合は、テラーまたは
顧客により係員用入出金口3のシャッタ7が開き、入金
紙幣の投入が可能となる。
ここでテラーが係員用入出金口3から第2の集積部8は
紙幣を一括投入すると、この第2の集積部8に受け入れ
られた紙幣が図示しない検知手段により検知され、分離
給送手段10により紙幣が1枚ずつ搬送路33に分離給送さ
れる。そしてこれらの紙幣は搬送路33,34,30を通って鑑
別部12に送られ、該鑑別部12で真偽,正損,金種,表裏
等の判別が行われる。
この鑑別部12において、真券であると共に正券でかつ表
と判別された紙幣は、入金可として搬送路31,32を通っ
て一時集積部16,17,18にそれぞれ金種別に集積され、ま
た真券ではあるが損券あるいは裏と判別された紙幣は入
金不可として搬送路31,33,34,35を通って表裏反転され
た後第1の集積部5に集積される。このとき顧客用入出
金口2のシャッタ4は閉状態となっている。
更に、前記鑑別部12において、偽券と判別された紙幣及
び判別不可能な紙幣は、搬送路31,36を通って出金部9
に集積され、テラーに返却される。
ここで顧客に対して取引の確認が行われ、取引承認可の
信号入力がテラーまたは顧客により行われると、各仕切
り板19,20,21が開き、一時集積部16,17,18に集積されて
いた紙幣が紙幣収納箱13,14,15内に取り込まれて収納さ
れる。また、第1の集積部5に集積されていた紙幣は分
離給送部6に移されてここから1枚ずつ搬送路29へ分離
給送され、この搬送路29及び30を通って鑑別部12に送ら
れる。そして該鑑別部12で表と判別された正券紙幣は搬
送路31,32を通って金種別に紙幣収納箱13,14,15内へそ
れぞれ収納され、また損券と判別された紙幣は損券収納
箱25内へ、さらに斜行や重送あるいは接近等と判別され
た紙幣はリジェクト券収納箱26内へそれぞれ収納され
る。
一方、取引承認不可の信号入力が行われた場合は、一時
集積部16,17,18に集積されていた紙幣が各分離給送手段
22,23,24により1枚ずつ搬送路32に分離給送され、この
搬送路32,搬送路30,鑑別部12,及び搬送路31,36を通って
出金部9に集積される。また、第1の集積部5に集積さ
れていた紙幣も分離給送部6により搬送路29に分離給送
され、ここから搬送路30,鑑別部12,及び搬送路31,36を
通って出金部9に集積される。
こうして、各紙幣が出金部9に戻された後、シャッタ7
が開き、テラーに紙幣が返却される。
<顧客用入出金口への出金取引> 顧客用入出金口2から出金を行う場合、テラーまたは顧
客により顧客出金取引の信号を装置に入力すると、各仕
切り板19,20,21が開き、紙幣収納箱13,14,15からの紙幣
の出金が可能となり、出金要求金額に応じて各紙幣収納
箱13,14,15内の紙幣が分離給送手段22,23,24により1枚
ずつ要求枚数だけ搬送路32へ分離給送される。これらの
紙幣は搬送路30を通って鑑別部12に送られ、該鑑別部12
で金種,斜行,重送,接近等の判別が行われた後、出金
可能と判別された紙幣は搬送路31,33,34及び35を通って
第1の集積部5に集積される。また、斜行,重送,接近
等と判別された紙幣は出金不可として搬送路31を通って
損券収納箱25またはリジェクト券収納箱26に収納され回
収される。そして、第1の集積部5に集積された紙幣が
出金要求額に達すると、顧客用入金金口2のシャンタ4
が開き、紙幣が顧客に出金される。
<係員用入出金口への出金取引> 係員用入出金口3からの出金を行う場合、テラーまたは
顧客により顧客出金取引の信号を装置に入力すると、各
仕切り板19,20,21が開き、紙幣収納箱13,14,15からの紙
幣の出金が可能となり、出金要求金額に応じて各紙幣収
納箱13,14,15内の紙幣が分離給送手段22,23,24により1
枚ずつ要求枚数だけ搬送路32へ分離給送される。これら
の紙幣は搬送路30を通って鑑別部12に送られ、該鑑別部
12で金種,斜行,重送,接近等の判別が行われた後、正
常と判別された紙幣は出金可として搬送路31,33を通っ
て集積手段11により第2の集積部8に集積される。ま
た、斜行,重送,接近等と判別された紙幣は出金不可と
して搬送路31を通って損券収納箱25またはリジェクト券
収納箱26に収納される。そして、第2集積部8に集積さ
れた紙幣が出金要求額に達すると、係員用入出金口3の
シャッタ7が開いて紙幣がテラーに出金され、テラーか
ら顧客に渡される。
以上が、窓口入出金装置として稼働した場合の動作であ
る。
次に、業務終了後に、顧客のみの操作で入出金を行う自
動入出金装置としての稼働動作を説明する。
なお、装置の入金取引動作及び出金取引動作は前述した
場合と同様であるので、こごでは顧客による紙幣の取り
忘れが生じた場合の動作のみを説明する。
<顧客の取り忘れ紙幣の取り込み> 入金取引時の返却紙幣または出金取引の出金紙幣を顧客
が顧客用入出金口2から取り忘れたことを図示しない紙
幣検出センサ及び時間監視回路等で検知すると、シャッ
タ4が閉じられ、取り忘れ紙幣は第1の集積部5から分
離給送部6へ移される。そして該分離給送部6から紙幣
は1枚ずつ搬送路29へ分離給送され、この搬送路29から
搬送路30,鑑別部12,搬送路31,36を通って出金部9へ集
積される。このとき係員用入出金口3は使用されておら
ず、シャッタ4が閉じているので、装置の運用は停止さ
れずに続行される。
次に、取引が繰り返されて2回目の紙幣の取り忘れが生
じると、前記と同様の検知が第1の集積部5から分離給
送部6へ移される。このときの紙幣は分離給送部6から
搬送路29を分離給送された取、搬送路30,鑑別部12,搬送
路33を通って集積手段11により第2の集積部8へ集積さ
れる。
つまり、取り忘れ紙幣の取り込みは出金部9と第2の集
積部8とにより2回行うことができる。
このようにして2回目の取り込みが行われると、第2の
集積部8を入金取引時の損券,裏券を一時的に集積させ
る集積部として利用できなくなるため、入金取引は中止
されるが、出金取引は第2の集積部8を使用することな
く行うことができるので、装置の運用は続行させること
ができる。
そしてこのとき係員用入出金口3のシャッタ7は前記の
ように閉じているので、第2の集積部8及び出金部9に
集積された取り込み紙幣が外部から抜き出されることは
ない。
以上が、自動入出金装置として稼働した場合の動作であ
る。
上述した各動作が、本実施例におけるいわゆる入出金取
引に関する稼働動作である。以上の動作は従来のものと
同様であり、特に特徴はない。
次に、本実施例における紙幣充填・回収動作を説明す
る。
以下の動作が本発明の特徴であるので、第4図及び第5
図に動作フローチャートを示し、これに従って説明す
る。
まず、第4図は、本実施例の一括金庫取り出し時の動作
を示すフローチャートである。
<一括金庫取り出し> S1: 主制御部43は係員操作パネル上の一括金庫取り出
しキー40の押下が有るか否かを判別し、押下があればS2
へ移行する。
S2: S1で一括金庫取り出しキー40の押下があると、主
制御部47はこれを受けてユニットロック機構45を作動し
て下部ユニット38の引き出しを防止する。同時にLED48
が点灯する。
S3: 主制御部47は一括金庫27が装置内に有るか否か
を、図示せぬセンサ等の検知により判別し、一括金庫27
が検知されない場合は係員が一括金庫27を取り外したと
判断してS4に移行する。一括金庫27が検知されている間
は取り外し待ちとなる。
ここで、係員が誤って下部ユニット38を取り出そうとし
てもユニットロック機構45が作動しているので、下部ユ
ニット38は引き出されない。このため入出金取引が行わ
れても支障がない。
S4: S3にて、一括金庫27が取り出されたと判断した
後、改めて一括金庫27が装置内に有るか否か、図示せぬ
センサ等の検知により判別し、一括金庫27が検知された
場合は係員が紙幣収納作業もしくは紙幣取り出し作業を
終了し一括金庫27を再装着したと判断してS5に移行す
る。一括金庫27の検知が無ければ、装着待ちとなる。
S5: S4で一括金庫27の装着を検知すると、主制御部47
はユニットロック機構45を解除し、LED48を消灯する。
次に、第5図は、本実施例の出金用紙幣充填時および装
置内紙幣回収時の動作を示すフローチャートである。
<出金用紙幣充填> 係員は、まず、上述した第4図の手順で、一括金庫27を
装置より取り出し、出金用紙幣を一括金庫27内に収納
し、この一括金庫27を装置に装着する。
(枚数指定有り) S1〜S2: 主制御部47は係員操作パネル39上のテンキー4
3の入力が有るか否かを判別し、入力があればその入力
された枚数をカウンタ44にセットする。
S3: 主制御部47はテンキー43の入力後、充填開始キー4
1の押下が有るか否かを判別し、押下があればS4へ移行
する。
S4: S3で充填開始キー41の押下があった場合は、LED49
を点灯する。
S5〜S6: 主制御部47は装置内に一括金庫27が装着され
ていて、かつ入出金取引中でないと判定するとS7へ移行
する。一括金庫27が装着されていないと判定した場合は
装着待ちとなり、また、入出金取引中と判定した場合
は、それが終了するのを待つ。
S7: 主制御部47は入出金機構46を駆動して充填動作を
行う。
すなわち、一括金庫27内の紙幣が分離給送手段28により
1枚ずつ分離給送され、搬送路33,34及び30を通って鑑
別部12に送られる。
この鑑別部12で真券であると共に正券でかつ表と判別さ
れた紙幣は搬送路31,32を通って金種別に紙幣収納箱13,
14,15内に収納される。このとき仕切り板16,17,18は開
いており、紙幣の補給がすべて終了すると閉じる。
一方、鑑別部12で偽券,損券あるいは裏と判別された紙
幣は搬送路31,32を通って損券収納箱25またはリジェク
ト券収納箱26へそれぞれ収納される。
以上の充填動作と並行して、1枚充填毎にカウンタ44か
ら1を引いていく。また、充填動作中はLED49を点滅す
る。
S8: S7にて充填動作を行いながら、カウンタ44の数字
を監視し、カウンタ44=0になったところで指定枚数の
充填が完了したと判定しS11へ移行する。
S9〜S10: この間、カウンタ44=0にならなくとも、一
括金庫の紙幣が尽きたり、収納箱13,14,15側が満杯にな
ったら、同様に充填が完了したと判定してS11に移行す
る。
S8〜S10の条件の何れも満たさない間は上記充填動作を
繰り返す。
S11: S8〜S10の条件の何れかを満たして充填が完了す
ると、LED49が消灯する。(枚数指定無し) S1にてテンキー43の押下が無く、直接充填開始キー41が
押下された場合は(S12)、LED49を点灯して(S13)、
入出金取引の合間をみて(S14〜S15)充填動作を開始し
(S16)、一括金庫27の紙幣が尽きるかもしくは収納箱1
3,14,15が満杯になるまで充填動作を繰り返し、一括金
庫27の紙幣が尽きるかもしくは収納箱13,14,15が満杯に
なったところで(S17〜S18)、充填を完了してLED49を
消灯する(S19)。
<装置内紙幣回収> (枚数指定有り) S1〜S2: 主制御部47は係員操作パネル39上のテンキー4
3の入力が有るか否かを判別し、入力があればその入力
された枚数をカウンタ44にセットする。
S20: 主制御部47はS1にてテンキー43の入力後、回収開
始キー42の押下が有るか否かを判別し、押下があればS2
1へ移行する。
S21: S20で回収開始キー42の押下があった場合は、LED
50を点灯する。
S22〜S23: 主制御部47は装置内に一括金庫27が装着さ
れていて、かつ入出金取引中でないと判定するとS24へ
移行する。一括金庫27が装着されていないと判定した場
合は装着待ちとなり、また、入出金取引中と判定した場
合は、それが終了するのを待つ。
S24: 入金取引中でなくかつ一括金庫27が装置内にある
と、主制御部47は入出金機構46を駆動して回収動作を行
う。
すなわち、仕切り板19,20,21が開かれ、各金種毎に紙幣
収納箱13,14,5内の紙幣が分離給送手段22,23,24により
順次搬送路32へ分離給送される。これらの紙幣は搬送路
32及び30を通って鑑別部12に送られ、この鑑別部12で金
種が判別される。ここで金種が確認された紙幣は搬送路
31を通って一括金庫27または損券収納箱25内へ収納さ
れ、また斜行や重送等によって金種が不明な紙幣は搬送
路31を通ってリジェクト券収納箱26へ収納される。
以上の回収動作と平行して、1枚回収毎にカウンタ44か
ら1を引いていく。また、回収動作中はLED50が点滅す
る。
S25: S24にて回収動作を行いながら、カウンタ44の数
字を監視し、カウンタ44=0になったところで指定枚数
の回収が完了したと判定しS28へ移行する。
S26〜S27: この間、カウンタ44=0にならなくとも、
一括金庫27が満杯になったり、収納箱13,14,15側の紙幣
が尽きたら、同様に回収が完了したと判定してS28に移
行する。
S25〜S27の条件の何れも満たさない間は上記回収動作を
繰り返す。
S28: S25〜S27の条件の何れかを満たして回収が完了す
ると、LED50が消灯する。
(枚数指定無し) S1にてテンキー43の押下が無く、直接回収開始キー42が
押下された場合は(S29)、LED50を点灯して(S30)、
入出金取引の合間をみて(S31〜S32)回収動作を開始し
(S33)、一括金庫27が満杯になるかもしくは収納箱13,
14,15の紙幣が尽きるまで回収動作を繰り返し、一括金
庫27が満杯になるかもしくは収納箱13,14,15の紙幣が尽
きたところで(S34〜S35)、回収を完了してLED50を消
灯する(S36)。
装置内紙幣回収を終了すると、係員は、上述した第4図
の手順で、一括金庫27を装置より取り出し、一括金庫27
内の回収紙幣を取り出した後、一括金庫27を装置に戻
す。
以上が、本実施例の紙幣充填・回収動作である。
第6図は本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
なお、入出金機構は第2図に示したものと同様である。
第1の実施例では、下部ユニット引き出し時と一括金庫
のみの引き出し時を区別する識別手段として一括金庫取
り出しキー40を設け、さらに充填開始キー41と,回収開
始キー42を別設した。
第2実施例では、下部ユニット引き出し時と一括金庫の
みの引き出し時を区別する識別手段として、充填キー59
および回収キー60を設けて、これらの一度の押下によ
り、装置が一括金庫27の着脱の監視から、充填・回収動
作までを全自動で処理するようにした。
第7図は同実施例の係員操作パネルの一構成例を示す正
面図である。
図において、61および62はLEDであり、これらLED61及び
62は、それぞれ充填,回収の指定時に点灯する。またLE
D61は実際の充填動作中に点滅し、LED62は実際の回収動
作中に点滅する。
このような構成の作用は以下の如くである。
第8図は、第2実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
<出金用紙幣充填> (枚数指定有り) S1〜S2: 主制御部47は係員操作パネル39上のテンキー4
3の入力が有るか否かを判別し、入力があればその入力
された枚数をカウンタ44にセットする。
S3: 主制御部47はテンキー43の入力後、充填キー59の
押下が有るか否かを判別し、押下があればS4へ移行す
る。
S4: S3で充填キー59の押下があると、主制御部47はこ
れを受けてユニットロック機構45を作動して下部ユニッ
ト38の引き出しを防止する。同時にLED61が点灯する。
S5: 主制御部47は一括金庫27が装置内に有るか否か
を、図示せぬセンサ等の検知により判別し、一括金庫27
が検知されない場合は係員が一括金庫27を取り外したと
判断してS6に移行する。一括金庫27が検知されている間
は取り外し待ちとなる。
ここで、係員が誤って下部ユニット38を取り出そうとし
てもユニットロック機構45が作動しているので、下部ユ
ニット38は引き出されない。このため入出金取引が行わ
れても支障がない。
S6: S5にて、一括金庫27が取り出されたと判断した
後、改めて一括金庫27が装置内に有るか否か、図示せぬ
センサ等の検知により判別し、一括金庫27が検知された
場合は係員が紙幣収納作業を終了し一括金庫27を再装着
したと判断してS7へ移行する。一括金庫27が装着されて
いないと判定した場合は装着待ちとなる。
S7: 主制御部47は入出金取引中であるか否かを判定
し、出金取引中でないと判定するとS8へ移行する。入出
金取引中とは判定した場合は、それが終了するのを待
つ。
S8: 主制御部47は入出金機構46を駆動して第1の実施
例と同様の充填動作を行う。
以上の充填動作と平行して、1枚充填毎にカウンタ44か
ら1を引いていく。また、充填動作中はLED61を点滅す
る。
S9: S8にて充填動作を行いながら、カウンタ44の数字
を監視し、カウンタ44=0になったところで指定枚数の
充填が完了したと判定しS12へ移行する。
S10〜S11: この間、カウンタ44=0にならなくとも、
一括金庫27の紙幣が尽きたり、収納箱13,14,15側が満杯
になったら、同様に充填が完了したと判定してS12に移
行する。
S9〜S11の条件の何れも満たさない間は上記充填動作を
繰り返す。
S12: S9〜S11の条件の何れかを満たして充填が完了す
ると、ユニットロック機構45を解除し、LED61を消灯す
る。
(枚数指定無し) S1にてテンキー43の押下が無く、直接充填キー59が押下
された場合は(S13)、LED61を点灯してユニットロック
機構45を作動し(S14)、係員が紙幣を収納した一括金
庫27をセットすると(S15〜S16)、入出金取引の合間を
みて(S17)充填動作を開始し(S18)、一括金庫27の紙
幣が尽きるかもしくは収納箱13,14,15が満杯になるまで
充填動作を繰り返し、一括金庫27の紙幣が尽きるかもし
くは収納箱13,14,15が満杯になったところで(S19〜S2
0)充填を完了して、ユニットロック機構45を解除する
とともにLED61を消灯する(S21)。
<装置内紙幣回収> (枚数指定有り) S1〜S2: 主制御部47は係員操作パネル39上のテンキー4
3の入力が有るか否かを判別し、入力があればその入力
された枚数をカウンタ44にセットする。
S22: 主制御部47はS1にてテンキー47の入力後、回収キ
ー60の押下が有るか否かを判別し、押下があればS23へ
移行する。
S23: S22で回収キー60の押下があった場合は、ユニッ
トロック機構45をを作動し、LED62を点灯する。
S24〜S25: 主制御部47は装置内に一括金庫27が装着さ
れていて、かつ入出金取引中でないと判定するとS26へ
移行する。一括金庫27が装着されていないと判定した場
合は装着待ちとなり、また、入出金取引中と判定した場
合は、それが終了するのを待つ。
S26: 入金取引中でなくかつ一括金庫27が装置内にある
と、主制御部47は入出金機構46を駆動して第1実施例と
同様の回収動作を行う。
以上の回収動作と並行して、1枚回収毎にカウンタ44か
ら1を引いていく。また、回収動作中はLED62を点滅す
る。
S27: S26にて回収動作を行いながら、カウンタ44の数
字を監視し、カウンタ44=0になったところで指定枚数
の回収が完了したと判定しS30へ移行する。
S28〜S29: この間、カウンタ44=0にならなくとも、
一括金庫27が満杯になったり、収納箱13,14,15側の紙幣
が尽きたら、同様に回収が完了したと判定してS30に移
行する。
S27〜S29の条件の何れも満たさない間は上記回収動作を
繰り返す。
S30: S27〜S29の条件の何れかを満たして回収が完了す
ると、LED62が点滅を止めて再び点灯状態となる。これ
により、係員が回収動作完了を知ることができる。
S31: 主制御部47は一括金庫27が装置内に有るか否か
を、図示せぬセンサ等の検知により判別し、一括金庫27
が検知されない場合は係員が一括金庫27を取り外したと
判断してS32に移行する。一括金庫27が検知されている
間は取り外し待ちとなる。
S32: S31にて、一括金庫27が取り出されたと判断した
後、改めて一括金庫27が装置内に有るか否か、図示せぬ
センサ等の検知により判別し、一括金庫27が検知された
場合は係員が紙幣取り出し作業を終了し一括金庫27を再
装着したと判断してS33へ移行する。一括金庫27が装着
されていないと判定した場合は装着待ちとなる。
S33: 一括金庫27が戻ったことを検知すると、ユニット
ロック機構45を解除し、LED62を消灯する。
(枚数指定無し) S1にてテンキー43の押下が無く、直接回収キー60が押下
された場合は(S34)、LED62を点灯して(S35)、入出
金取引の合間をみて(S36〜S37)回収動作を開始し(S3
8)、一括金庫27が満杯になるかもしくは収納箱13,14,1
5の紙幣が尽きるまで回収動作を繰り返し、一括金庫27
が満杯になるかもしくは収納箱13,14,15の紙幣が尽きた
ところで(S39〜S40)、回収を完了し、続いて係員が一
括金庫27から紙幣を取り出すと(S42〜S43)、ユニット
ロック機構45を解除し、LED62を消灯する(S44)。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、紙幣の真偽,正損,金
種,表裏等の鑑別を行う鑑別手段と、紙幣収納部および
一括金庫を有するユニットを備え、該ユニットを装置筐
体に対して引き出し可能とし、かつ前記一括金庫は前記
ユニットを装置筐体に装着した状態で着脱自在とすると
ともに、入金取引時に顧客の投入した紙幣を前記鑑別手
段で鑑別して入金を行う入金取引機能と、入金取引成立
の紙幣のうち出金に再利用可能なものを前記紙幣収納部
に収納し、循環紙幣として出金用に廻す循環機能と、出
金取引時に顧客が指示した金種金額に応じて前記紙幣収
納部から繰り出した紙幣を前記鑑別手段で鑑別し、顧客
に放出する出金取引機能と、前記一括金庫を用いて前記
紙幣収納部に対する出金用紙幣の充填、または前記紙幣
収納部からの紙幣の回収を行う紙幣充填・回収機能を持
つ現金自動取引装置において、前記装置筐体からの前記
一括金庫の引き出しを指定する入力手段と、前記装置筐
体からの前記ユニットの引き出しを防止する引き出し防
止手段と、前記入力手段により前記一括金庫の引き出し
が指定されたとき、前記引き出し防止手段により前記ユ
ニットの引き出しを不可能にするとともに、一括金庫を
装置より取り出しても入出金取引に関する稼働を保ち、
この間顧客より入出金取引の要求があった場合、前記入
金取引機能,出金取引機能,および循環機能を作動して
取引を実行させ、前記一括金庫を装着すると、取引の合
間を監視してその間に前記紙幣充填・回収機能により前
記紙幣収納部に対する出金用紙幣の充填、または前記紙
幣収納部からの紙幣の回収を行わせる制御部を備えた構
成としているため、装置の運用を停止することなく一括
金庫の着脱を行うことができると共に、紙幣の充填・回
収も装置の運用を停止することなく行うことができるの
で、装置の運用効率の低下を防止することができるとい
う効果が得られる。
また、前記ユニットの引き出し防止手段として、前記ユ
ニットを機械的にロックするユニットロック機構を設け
た構成とすることにより、誤操作によるユニットの引き
出しを確実に防止することができ、誤操作による装置の
運用停止を未然に防ぐことが可能になるという効果が得
られる。
更に、紙幣の補充または回数枚数を指定する手段を設
け、紙幣充填・回収機能により一括金庫から紙幣収納部
に出金用紙幣を充填する場合は、前記手段により指定さ
れた枚数が前記紙幣収納部に充填されるか、一括金庫が
空になるか、前記紙幣収納部が満杯になるかのいずれか
の状態になるように補充を行い、前記紙幣充填・回収機
能により前記紙幣収納部から前記一括金庫に紙幣を回数
する場合は、前記手段により指定された枚数が前記一括
金庫に回収されるか、前記一括金庫が満杯になるか、前
記紙幣収納部が空になるかのいずれかの状態になるよう
に回収するよう制御部が制御する構成とすることによ
り、任意の枚数の紙幣の補充回収が可能になり、資金効
率の向上を図ることができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の構成を示すブロック図、
第2図は同実施例の入出金機構を示す概略側面図、第3
図は同実施例の係員操作パネルの一構成例を示す正面
図、第4図及び第5図は同実施例の動作を示すフローチ
ャート、第6図は本発明の第2実施例の構成を示すブロ
ック図、第7図は同実施例の係員操作パネルの一構成例
を示す正面図、第8図は同実施例の動作を示すフローチ
ャートである。 2……顧客用入出金口 3……係員用入出金口 10,12〜24,28……分離給送手段 11……集積手段 12……鑑別部 13〜15……紙幣収納箱 27……一括金庫 37……上部ユニット 38……下部ユニット 39……係員操作パネル 40……一括金庫取り出しキー 41……充填開始キー 42……回収開始キー 43……テンキー 44……カウンタ 45……ユニットロック機構 46……入出金機構 47……主制御部 59……充填キー 60……回収キー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙幣の真偽,正損,金種,表裏等の鑑別を
    行う鑑別手段と、 紙幣収納部および一括金庫を有するユニットを備え、 該ユニットを装置筐体に対して引き出し可能とし、かつ
    前記一括金庫は前記ユニットを装置筐体に装着した状態
    で着脱自在とするとともに、 入金取引時に顧客の投入した紙幣を前記鑑別手段で鑑別
    して入金を行う入金取引機能と、 入金取引成立の紙幣のうち出金に再利用可能なものを前
    記紙幣収納部に収納し、循環紙幣として出金用に廻す循
    環機能と、 出金取引時に顧客が指示した金種金額に応じて前記紙幣
    収納部から繰り出した紙幣を前記鑑別手段で鑑別し、顧
    客に放出する出金取引機能と、 前記一括金庫を用いて前記紙幣収納部に対する出金用紙
    幣の充填、または前記紙幣収納部からの紙幣の回収を行
    う紙幣充填・回収機能を持つ現金自動取引装置におい
    て、 前記装置筐体からの前記一括金庫の引き出しを指定する
    入力手段と、 前記装置筐体からの前記ユニットの引き出しを防止する
    引き出し防止手段と、 前記入力手段により前記一括金庫の引き出しが指定され
    たとき、前記引き出し防止手段により前記ユニットの引
    き出しを不可能にするとともに、一括金庫を装置より取
    り出しても入出金取引に関する稼働を保ち、この間顧客
    より入出金取引の要求があった場合、前記入金取引機
    能,出金取引機能,および循環機能を作動して取引を実
    行させ、前記一括金庫を装着すると、取引の合間を監視
    してその間に前記紙幣充填・回収機能により前記紙幣収
    納部に対する出金用紙幣の充填、または前記紙幣収納部
    からの紙幣の回収を行わせる制御部を備えたことを特徴
    とする現金自動取引装置。
  2. 【請求項2】ユニットの引き出し防止手段として、前記
    ユニットを機械的にロックするユニットロック機構を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の現金自動取引装
    置。
  3. 【請求項3】紙幣の補充または回収枚数を指定する手段
    を設け、 紙幣充填・回収機能により一括金庫から紙幣収納部に出
    金用紙幣を充填する場合は、前記手段により指定された
    枚数が前記紙幣収納部に充填されるか、一括金庫が空に
    なるか、前記紙幣収納部が満杯になるかのいずれかの状
    態になるように補充を行い、前記紙幣充填・回収機能に
    より前記紙幣収納部から前記一括金庫に紙幣を回収する
    場合は、前記手段により指定された枚数が前記一括金庫
    に回収されるか、前記一括金庫が満杯になるか、前記紙
    幣収納部が空になるかのいずれかの状態になるように回
    収するよう制御部が制御することを特徴とする請求項1
    記載の現金自動取引装置。
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