JPH07120313A - 日射センサ - Google Patents

日射センサ

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JPH07120313A
JPH07120313A JP26697593A JP26697593A JPH07120313A JP H07120313 A JPH07120313 A JP H07120313A JP 26697593 A JP26697593 A JP 26697593A JP 26697593 A JP26697593 A JP 26697593A JP H07120313 A JPH07120313 A JP H07120313A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
solar radiation
epitaxial growth
photodiode element
photodiode
Prior art date
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Pending
Application number
JP26697593A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutoshi Suzuki
康利 鈴木
Takeshi Fukada
毅 深田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各部の位置決め精度の向上と量産性向上を図
る。 【構成】 n形のSiエピタキシャル成長層12の下
面にpn接合部13(p層)とn層を形成し、その
下方に酸化絶縁膜14(SiO膜)を介して電極1
5,16を形成する。一方、Siエピタキシャル成長層
12の上面の中央には、傘状の突出部17を一体に形成
する。この突出部17は、Siエピタキシャル成長層1
2の上面に形成したp形のSi基板18をフォトエッチ
ングして形成したものである(図1に示すSi基板18
はフォトエッチング後に残った部分を図示したものであ
る)。この突起部17の形状を、日射センサの設置場所
の事情を考慮して、適当な形状に設計すれば、日射セン
サの設置場所に適応した日射方向依存性をもつ出力特性
が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、日射光をフォトダイオ
ードにより検出するようにした日射センサに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、日射センサは、例えば自動車
の空調制御を日射熱負荷に応じて補正するセンサとして
利用されているが、自動車の構造上、車室内に入射する
日射量は、日射方向(日射方位・日射高度)に応じて変
化するので、日射センサも日射方向に依存させた出力特
性をもたせることが好ましい。この観点から、例えば特
開平1−136811号公報に記載されているように、
2つのフォトダイオード素子を互いに左右反対方向に傾
斜させて配置し、日射光が左右いずれの方向から入射す
るのかを判定できるようにしたものがある。或は、実開
平4−38532号公報や特開平2−216402号公
報に記載されているように、受光素子の上方に遮光手
段,ディフューザ,光変調手段を設けたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者
(特開平1−136811号公報)では、2つのフォト
ダイオード素子が必要になる欠点がある。しかも、これ
ら2つのフォトダイオード素子の取付角度・位置の精度
によって出力特性が大きく変わってしまうので、高い取
付精度が要求されるが、日射センサに用いられるフォト
ダイオード素子は、数mm角以下の小さなものであるた
め、2つのフォトダイオード素子の取付精度を高めるた
めの工程管理が非常に面倒なものとなり、量産性が悪
く、製造コストが高くなる欠点がある。
【0004】また、後者(実開平4−38532号公報
や特開平2−216402号公報)においても、遮光手
段等と受光素子との間の位置決め精度により出力特性が
大きく変わってしまうので、やはり、位置決め精度を高
めるための工程管理が面倒なものとなり、遮光手段等の
別部品が必要なことと相俟って、量産性が悪くなってし
まう欠点がある。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、上述した位置決め精度の問題を
解消できると共に、部品点数を削減でき、量産性を向上
することができる日射センサを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の日射センサは、日射光をフォトダイオード
素子で検出するようにしたものにおいて、前記フォトダ
イオード素子の上面に、受光面積を日射方向に応じて変
化させるための突出部を設けた構成としたものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、フォトダイオード素子の上
面に突出部が設けられているので、フォトダイオード素
子の上面に入射する日射光がこの突出部によって部分的
に遮られることで、フォトダイオード素子の上面に当た
る日射光の照射面積(受光面積)が日射方向に応じて変
化する。この受光面積に応じて、フォトダイオード素子
の出力信号が変化するので、日射センサの出力特性が日
射方向依存性をもつようになる。従って、この日射セン
サの設置場所の事情を考慮して、突起部の形状を設計す
れば、日射センサの設置場所に適応した所望の日射方向
依存性をもつ出力特性が得られる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図4に基
づいて説明する。フォトダイオード素子11は、n
のSiエピタキシャル成長層12を用い、その下面にp
層を形成することにより、受光部となるpn接合部1
3を形成している。このp層の下面には、酸化絶縁膜
14(SiO膜)を介して電極15(Vcc)が形成さ
れ、この電極15がp層に電気的に接続されている。
また、Siエピタキシャル成長層12の下面には、p
層の側方にn層が形成され、このn層の下面に、酸
化絶縁膜14(SiO膜)を介して電極16(GN
D)が形成され、この電極16がn層に電気的に接続
されている。
【0009】一方、Siエピタキシャル成長層12の上
面の中央には、傘状の突出部17が一体に形成されてい
る。この突出部17は、後述するようにp形のSi基板
18をフォトエッチングして形成したものである(図1
に示すSi基板18はフォトエッチング後に残った部分
を図示したものである)。この際、突出部17を残し
て、他のSi基板18を選択的にエッチングするため
に、突出部17全体は例えばイオン注入によりn層と
なっている。
【0010】以上のように構成されたフォトダイオード
素子11の大きさは、図2に示すように、例えば、一辺
400〜500μmの正方形であり、突出部17の高さ
は300〜400μm、突出部17の上端傘状部の外径
は200μm、突出部17の根元部の外径は100μm
である。
【0011】以上のように構成されたフォトダイオード
素子11の製造方法を図3に基づいて説明する。まず、
厚さ300〜400μm程度のp形のSiウェーハの表
面(Si基板18の下面)に厚さ10μm程度のn
のエピタキシャル成長層12(図1に示すSi基板18
はフォトエッチング後に残った部分を図示したものであ
る)をCVD法等により形成した後、後工程で突出部1
7となる部分に例えばイオン注入してn層を形成す
る。
【0012】この後、Siウェーハの裏面(Siエピタ
キシャル成長層12の下面)に、熱酸化によって熱酸化
膜(SiO膜)を形成し、この熱酸化膜にフォトエッ
チングにより、nチャンネルストッパ層形成用の孔を
開けて、この孔から不純物を拡散して、nチャンネル
ストッパ層を形成する。次いで、p層形成のためのフ
ォトエッチングを行い、イオン注入によりp層を形成
する。この後、熱酸化により酸化絶縁膜14を形成した
上で、リン処理してその表面に極薄のPSG膜を形成
し、この酸化絶縁膜14にフォトエッチングにより電極
形成用の孔を開けて、アルミニウム等で電極15,16
を形成してアルミニウム配線し、電極シンタによって電
気的接続を確実なものにする。
【0013】この後、Siウェーハの表面(Si基板1
8)をフォトエッチングする工程に移行する前に、フォ
トエッチングしない裏面側の部分をワックス等で保護
(マスク)した後、このSiウェーハの表面をフォトエ
ッチングして、p形のSi基板18を、n層の部分を
除いて取り除き、突出部17を形成する。このようにし
て、1枚のSiウェーハに多数のフォトダイオード素子
11を形成した後、このSiウェーハをダイシングカッ
トして、個々のフォトダイオード素子11に分割する。
【0014】このようにして製造されたフォトダイオー
ド素子11は、リードフレーム(図示せず)にダイマウ
ントされ、ワイヤボンディング工程、透明エポキシ樹脂
モールド工程、カット・ホーミング工程(リードフレー
ムを切断してリードを曲げ成形する工程)を経て、日射
センサ(図示せず)内に組み付けられる。
【0015】この日射センサは、図示はしないが、例え
ば自動車のダッシュボード上のフロントガラス近傍にフ
ォトダイオード素子11を上向きにするように取り付け
られる。このフォトダイオード素子11の出力を検出す
るために、図4に示すように、フォトダイオード素子1
1の出力電圧Vs (分圧回路20の2つの抵抗Ra,Rb
で分圧された電圧)が空調制御用のマイクロコンピュー
タ21に入力される。このマイクロコンピュータ21
は、フォトダイオード素子11の出力電圧Vs に基づい
て日射熱負荷を判定し、この日射熱負荷に応じて空調制
御を補正する日射補正制御を実行する。上記フォトダイ
オード素子11は分圧回路20の抵抗Raと並列に接続
され、受光量が増加するに従って、pn接合部13で発
生する光電流が増加して、出力電圧Vs が上昇するよう
になっている。
【0016】ところで、日射センサを自動車の空調制御
に用いる場合、日射高度が高くなるほど、車室内が自動
車の屋根で日陰になる割合が増えるので、ガラス窓から
車室内に差し込む日射量は、日射高度が90°の場合よ
りも例えば60°の場合が多くなる。この関係から、日
射高度が例えば60°以下の範囲(車室内の日陰の割合
が比較的少ない範囲)では、日射高度が高くなるに従っ
て、車室内の日射熱負荷がほぼ正弦曲線状に増加する
が、日陰の割合が多くなる例えば60°付近から増加率
が頭打ちになる傾向がある。
【0017】このような事情に対処するために、従来
は、実開平4−38532号公報や特開平2−2164
02号公報に記載されているように、受光素子の上方に
遮光手段,ディフューザ,光変調手段を設けていたが、
遮光手段等と受光素子との間の位置決め精度を確保する
ための工程管理が面倒なものとなり、遮光手段等の別部
品が必要なことと相俟って、量産性が悪くなってしまう
欠点があった。
【0018】これに対し、前述した第1実施例によれ
ば、フォトダイオード素子11の上面に突出部17が一
体に形成されているので、フォトダイオード素子11の
上面に入射する日射光がこの突出部17によって部分的
に遮られることで、pn接合部13に到達する日射光の
照射面積(受光面積)が日射方向に応じて変化する。こ
の受光面積に応じて、フォトダイオード素子11の出力
電圧Vs が変化するので、日射センサの出力特性が日射
方向依存性をもつようになり、日射高度が高い領域で、
フォトダイオード素子11の出力電圧Vs が頭打ちにな
る出力特性が得られる。このため、日射高度が例えば6
0°以上では、日射高度が高くなっても、車室内の日射
熱負荷があまり増えないという自動車特有の事情を正確
に反映した理想的な出力特性が得られるようになり、実
際の車室内の日射熱負荷に適応した快適な空調制御が可
能となる。
【0019】しかも、フォトダイオード素子11の製造
時に、半導体製造プロセスを用いてフォトダイオード素
子11の上面に正確に位置決めされた突出部17を簡単
に形成することができ、例えば±1μm程度の優れた位
置決め精度を容易に確保することができて、出力特性を
向上できると共に、量産性も向上でき、部品点数削減の
効果と相俟って、低コスト化の要求も満たすことができ
る。
【0020】上述した第1実施例では、フォトダイオー
ド素子11の下面にpn接合部13(受光部)を形成し
たが、図5に示す本発明の第2実施例のように、フォト
ダイオード素子25の上面にpn接合部26(受光部)
を形成するようにしても良い。この第2実施例のフォト
ダイオード素子25は、n形のSiエピタキシャル成
長層27の下面にn層が形成され、このn層の下面
に、酸化絶縁膜28(SiO膜)を介して電極29
(Vcc)が形成され、この電極29がn層に電気的に
接続されている。また、Siエピタキシャル成長層27
の側面部には、p層が形成され、このp層の下面に
酸化絶縁膜28(SiO膜)を介して電極30(GN
D)が形成され、この電極30がp層に電気的に接続
されている。このp層は、フォトダイオード素子25
の上面に形成されたp形のSi基板18(フォトエッチ
ング後の残余部分)と電極30(GND)とを電気的に
導通させる役割を果たしている。これ以外の構成は、前
述した第1実施例と同じである。
【0021】以上説明した第1及び第2実施例は、いず
れも、p形のSi基板18の上面にn形のSi基板1
2,27を形成して、突出部17をフォトエッチングに
よって形成するようにしたが、例えば、n形のSi基
板の上面にp形のSi基板を貼り合わせて、このp形の
Si基板をフォトエッチングして突出部を形成するよう
にしても良い。或は、1枚のp形のSi基板の下面側
に、不純物の拡散等によりn層を形成し、このn
をフォトエッチングして突出部を形成するようにしても
良い。また、第1実施例のようにSiエピタキシャル成
長層12の下面にpn接合部13を形成する構成のもの
では、Siエピタキシャル成長層12の上面にポリSi
層を堆積させ、このポリSi層をフォトエッチングして
突出部を形成するようにしても良い。或は、Siエピタ
キシャル成長層とは別の部材で形成された突起物を“遮
光突部”としてフォトダイオード素子の上面に共晶合金
法等により接合するようにしても良い。
【0022】また、上記各実施例では、突出部17を傘
状に形成したが、この日射センサを設置する場所の事情
に応じて、この突出部17の形状や各部の寸法を適宜変
更することで、日射センサの設置場所に適応した所望の
日射方向依存性をもつ出力特性が得られる。
【0023】その他、本発明の日射センサは、自動車用
空調装置に使用するものに限定されず、種々の場所で、
日射方向、日射強度を検出する日射センサとして広く利
用できる等、種々変更して実施できることは言うまでも
ない。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、フォトダイオード素子の上面に突出部を設け
たので、この突出部によって日射センサの出力特性に所
望の日射方向依存性をもたせることができると共に、半
導体製造プロセスを用いて、フォトダイオード素子の上
面に正確に位置決めされた突出部を簡単に設けることが
できて、量産性を向上でき、部品点数削減の効果と相俟
って、低コスト化の要求も満たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すフォトダイオード素
子の縦断面図
【図2】フォトダイオード素子(ダイシングカット前の
状態)の斜視図
【図3】フォトダイオード素子の製造手順を示す工程図
【図4】光検出回路を示す電気回路図
【図5】本発明の第2実施例を示すフォトダイオード素
子の縦断面図
【符号の説明】
11…フォトダイオード素子、12…Siエピタキシャ
ル成長層、13…pn接合部(受光部)、17…突出
部、25…フォトダイオード素子、26…pn接合部
(受光部)、27…Siエピタキシャル成長層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 日射光をフォトダイオード素子で検出す
    るようにした日射センサにおいて、 前記フォトダイオード素子の上面に、受光面積を日射方
    向に応じて変化させるための突出部を設けたことを特徴
    とする日射センサ。
JP26697593A 1993-10-26 1993-10-26 日射センサ Pending JPH07120313A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26697593A JPH07120313A (ja) 1993-10-26 1993-10-26 日射センサ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26697593A JPH07120313A (ja) 1993-10-26 1993-10-26 日射センサ

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JPH07120313A true JPH07120313A (ja) 1995-05-12

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ID=17438317

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26697593A Pending JPH07120313A (ja) 1993-10-26 1993-10-26 日射センサ

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JP (1) JPH07120313A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009019979A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Fujitsu Ltd 受光装置、距離算出装置、距離算出プログラム、記録媒体および距離算出方法

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