JPH0711995U - 電動式ロールペーパータオル用ホルダー装置 - Google Patents
電動式ロールペーパータオル用ホルダー装置Info
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- JPH0711995U JPH0711995U JP5020993U JP5020993U JPH0711995U JP H0711995 U JPH0711995 U JP H0711995U JP 5020993 U JP5020993 U JP 5020993U JP 5020993 U JP5020993 U JP 5020993U JP H0711995 U JPH0711995 U JP H0711995U
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- paper towel
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 電動式ロールペーパータオル用のホルダー装
置において、従来から使用されている電動装置を可能な
限りそのまま有効利用しつつ、特定化されたロールペー
パーを用いて、ペーパーの横ぶれ防止等を可能とする。 【構成】 ホルダー本体8内に形成された支持枠19に
は、タオルベッド16に載置された未使用タオル6を送
り出す前ローラー14に押さえローラー13を接触させ
ると共に、前記ホルダー本体8への進入口33及びテン
ションプレート9の下端部、そしてタオルベッドカバー
15の上面の各々にペーパータオルの略長手方向幅の両
サイドから横ぶれ防止ガイド22を形成すると共に、弾
発体18を付設した押さえアーム12をもって使用済み
ペーパータオル1に押圧を加え、且つペーパータオルの
巻取り工程において後ローラー3の下部より巻取り棒2
に巻き付ける事を特徴とする。
置において、従来から使用されている電動装置を可能な
限りそのまま有効利用しつつ、特定化されたロールペー
パーを用いて、ペーパーの横ぶれ防止等を可能とする。 【構成】 ホルダー本体8内に形成された支持枠19に
は、タオルベッド16に載置された未使用タオル6を送
り出す前ローラー14に押さえローラー13を接触させ
ると共に、前記ホルダー本体8への進入口33及びテン
ションプレート9の下端部、そしてタオルベッドカバー
15の上面の各々にペーパータオルの略長手方向幅の両
サイドから横ぶれ防止ガイド22を形成すると共に、弾
発体18を付設した押さえアーム12をもって使用済み
ペーパータオル1に押圧を加え、且つペーパータオルの
巻取り工程において後ローラー3の下部より巻取り棒2
に巻き付ける事を特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、従来より実施されているロールタオル用の電動式ホルダー装置を可 能な限りそのまま有効利用しつつ、特定化されたロールタオルとして、布製では なく、ロールペーパーを用いる事を可能とした電動式ホルダー装置の構造の改良 に関するものである。
【0002】
従来、電動式ホルダー装置に使用するロールタオルとしては、ホルダー装置の 構成上、タオルが帯状、即ち一定幅の長いロール状を構成すること、そしてその ロールタオルの素材として布が使用される事は、言わば当然のことのように理解 され、使用されてきた。
【0003】 その理由は、従来よりロールタオル用の電動式ホルダー装置そのものが、本来 的にロールタオルを洗濯し繰り返して使用するシステムを前提としている事に起 因する。即ち、ロールタオルの提供方式が、企業から顧客への提供を言わばレン タル方式とし、ホルダー装置を事前に顧客に届けておき、一方、ホルダー装置内 にセットし、使用に供するロールタオルは、ホルダー装置の構成上、ロール状と し、使用者が必要に応じて洗濯済みの未使用タオルをホルダー装置内からタオル スイッチを押すことにより稼働させる。使用後は順次自動的に使用済みの汚れた タオルとして元のホルダー装置内に巻取り回収するというシステムの採用を前提 とするものであったからである。また、このようにロールタオルは、洗浄・使用 を何回も繰り返し行う関係からも、一定の強度を保持する必要があり、布という 条件が必要であった。
【0004】 このような事情から、ホルダー装置に使用するロールタオルそのものは、従来 より、素材として、一定の条件に合致した布を使用するということが、業界の当 然の常識とさえ見なされていたのであり、その研究開発も、どういう素材の布を 用いるかの問題、布の織り方の問題、布そのものに何らかの薬剤等を含浸させる のかや染色問題などが研究課題として検討されてきたのであるが、ロールタオル の使用素材としては、いずれも布そのものを用いることが当然の前提となってい たのである。
【0005】
しかしながら、本考案者らは、ホルダー装置に用いるロールタオルとして、布 を素材として使用する事を決して否定するものではないが、布を使用するが故の ある種の問題点もあることが出来ない事がわかった。即ち、布製のロールタオル では、サイズも含めて同等で同品質の性能のものを絶えず顧客に提供し、且つ回 収する事が困難であり、また回収から洗濯までの間に間隔があると大きな問題に なる場合がある。具体的には、回収されたタオルは、通常濡れており、長期間放 置していると、タオルのカビ発生の原因になったり、タオルの強度低下に繋がっ たりして、全体としてタオルの寿命を縮め、品質の低下に繋がると言う問題点が 指摘されていた。更には、洗浄・使用を何回も繰り返す関係から、衛生面にもあ る種の問題点が指摘されていた。
【0006】 また、ストックの保管場所としてスペースがかなり必要であり、更にはホルダ ー装置に装着できる布の長さが、布の嵩張りの関係上、短いという欠点もあった 。そして、布には、布のつなぎ目や縫い目などがあり、バージン性のイメージが よくなかったのも事実である。
【0007】 更には、メートル当たりの使用コストが高いという欠点も指摘されており、衛 生面での一定のレベルを保持するために要する再生に手間がかかり、また布その ものの伸縮性の問題や巻取り工程において、しわが入りやすいという点なども指 摘できるのである。
【0008】 このような欠点や問題点を有する布製のロールタオルに比し、本考案に用いる ロール状のペーパータオルでは、品質において絶えず一定のものが得られ、常に 新品を提供できるので、バージン性が絶えず確保でき、ホルダー装置内に一回に 装着できる使用長さが、布製に比し数段上がるメリットがあり、その結果、一回 当たりの使用コストを低減できると共に、回収後リサイクル生産が可能であり、 更には、布を使用するのに比し、ほこり等の発生を少なく押さえることが出来る 等の利点が確保できるのである。
【0009】 しかし、このような素材としてのペーパータオルの有する利点を認識しつつも 、ホルダー装置に使用するには、従来から用いられて来た布用に構成されたホル ダー装置そのものを転用して、そのまま使用することが出来ないことがわかった 。けだし、単にロールタオルの素材を布からペーパーに変換するのみではないか という疑問が生じるが、ホルダー装置をそのままの状態で使用できない理由とし て、使用後のペーパーの巻取りがしっかりと確実に出来ないと言う重大な欠点が あったり、また巻取りが、ペーパーの横ぶれ現象でいわゆるタケノコ状を呈する 原因を構成すると言う問題点も包含するものである。
【0010】 また、実験的な連続使用ではなく、実際的な実使用試験をしてみると、使用間 隔が一定せず、ある時は連続的に、ある時は間隔があったりの使用なので、ペー パーの巻取りに前述の如き不都合が生ずる場合のある事がわかった。
【0011】 そこで、理想的には、使用済みペーパータオルの巻き取り工程において、ペー パーの通過経路を可能な限りペーパーの長手方向幅に合わせ、横ぶれが出ない構 造を形成すること、更には、ペーパーの巻き取りをタイトに確実にさせるだけの 押さえ荷重を巻き付け棒に加える事が大切である事がわかった。
【0012】 そこで、本考案者らは、一方ではホルダー装置そのものの改良研究を行い、他 方では装置に使用するペーパータオルそのものの研究を行った結果、本考案の完 成を見たのである。
【0013】
【課題を解決するための手段】 このような特徴を有する本考案に係る電動式ロールペーパータオル用ホルダー 装置の構成要件は、布製ロールタオル用の電動式ホルダー装置において、ホルダ ー本体(8)内に形成された支持枠(19)には、タオルベッド(16)に載置 された未使用タオル(6)を送り出す前ローラー(14)に押さえローラー(1 3)を接触させると共に、前記ホルダー本体(8)への進入口(33)及びテン ションプレート(9)の下端部、そしてタオルベッドカバー(15)の上面の各 々にペーパータオルの略長手方向幅の両サイドより横ぶれ防止ガイド(4)(2 2)(5)を形成すると共に、弾発体(18)を付設した押さえアーム(12) をもって使用済みペーパータオル(1)に押圧を加え、且つペーパータオルの巻 き取り工程において後ローラー(3)の下部より巻取り棒(2)に巻き付けるこ とを特徴とする電動式ロールペーパータオル用ホルダー装置である。 以下、このような特徴を有する本考案を添付実施例図面に従って具体的に説明 する。
【0014】 まず、本考案に用いるロールペーパータオルについて説明する。 このロール状のペーパータオルの構成としては、特に限定はなく、各種素材の ものを採用し得るが、限られたペーパーの幅の中で吸水性が良くて、しかも、使 用により濡れた後でも、強度を保って巻取りが可能でなければならない。その為 には、水分の拭き取りを主目的とした二枚のペーパー間に全体の強度を維持する ために、細い糸のネット状のものをサンドイッチ状にして一体化したペーパーに するとか、ペーパータオルの中に全体の吸水性を損なわぬ量で合成繊維のファイ バーを均一に分散させて、強度を維持したペーパーとする事などが考えられる。 このように構成する事によって、現在、使い捨てのペーパー類によく見られるよ うな、引きちぎろうとする行為が、例えあったとしても、容易には破断しない、 今までとは異なったペーパーを提供することが出来るのである。
【0015】 次に、本考案に係るホルダー装置本体について説明する。尚、本考案に使用す るホルダー装置は、前述の如く、従来より使用されてきた布製ロールタオル用に 使用してきた装置を可能な限り使用するものである。
【0016】 図1は、本考案に係る電動式ロールペーパータオル用ホルダー装置の一例を示 す説明図である。まず、本考案において、ホルダー本体(8)内には、支持枠( 19)が形成されている。この支持枠(19)を形成する目的は、支持枠(19 )に後述の各構成部材を固定し付設するためであり、他の目的はホルダー本体( 8)と支持枠(19)を分離可能ならしめる事により、ホルダー装置を壁面への 取り付けの容易性を確保する事や装置に故障が生じた場合に支持枠(19)のみ をホルダー本体(8)外部に容易に取り出し、迅速に処理出来るように、この支 持枠(19)をホルダー本体(8)から独立させて形成したのである。
【0017】 次に、ペーパータオルの供給部について説明する。ロール状に巻かれたペーパ ータオルは、タオルベッド(16)上に載置される。この場合、未使用タオル( 6)がタオルベッド(16)上を不必要に動かないようにロールタオルの両サイ ドから略T字状の横ぶれ防止ガイド(7)をロールタオルの紙管に嵌合するよう に嵌め込む。そして、このタオルベッド(16)をカバーするようにタオルベッ ドカバー(15)が形成されるが、その理由は使用済みペーパータオル(1)の 埃等が未使用タオル(6)上に落下したリ、付着しないように仕切りとして機能 せしめる為である。また、タオルベッドカバー(15)の上端部付近には、未使 用タオル(6)の送り出しがスムーズに滑らずに行えるように押さえ部材として 押さえローラー(13)が付設されている。この押さえローラー(13)はタオ ルスイッチ(11)を入力することにより可動する前ローラー(14)に接触す るように形成されている。このように、前ローラー(14)は、未使用タオル( 6)を供給するためのローラーである。なお、後述の如く、タオルベッドカバー (15)の頂部付近には、タオルの進行に伴って生じる横ぶれを矯正するための 横ぶれ防止ガイド(5)が略タオルの長手方向幅に合わせて両サイドから形成さ れている。
【0018】 次に、ロールタオルの巻き取り部について説明する。ホルダー本体(8)の底 面に形成された使用済みペーパータオル(1)の進入口(33)の両サイドには 、ペーパーの横ぶれを防止するためにガイド(4)が形成されている。使用に供 された使用済みペーパータオル(1)は、巻取り棒(2)に順次巻き付けられる が、タイトな巻き付けを可能ならしめるために、ガイドレール(20)の溝に沿 って移動する巻取り棒(2)には、絶えず押さえアーム(12)により必要な押 圧が下方に加えられている。これは、押さえアーム(12)に付設されている弾 発体(18)が機能しているためである。このように必要な押圧が下方に加えら れる結果、使用済みペーパータオル(1)は、巻取り棒(2)の少し下方に位置 する後ローラー(3)に絶えず接触し、且つ押圧が加えられていることになる。 尚、この後ローラー(3)は、後述の如く、使用済みペーパータオル(1)を巻 き上げるためのものである。
【0019】 そして、次に、本考案が目的としている、ロールタオルとして布ではなくペー パーを素材として使用するが故の本考案におけるホルダー装置の改良点を述べる 。
【0020】 まず、本考案においては、未使用タオル(6)が前ローラー(14)上を通過 する際の滑りを防止するために、押さえローラー(13)が前ローラー(14) に接触するように構成されている。(13)に示す押さえローラーは、本考案に 係るホルダー装置において、ロールタオルの素材として、布を使用する場合だと 、そのままフィットして滑らずに供給出来るが、ペーパーだと素材の関係もあり 、また軽いという関係もあって、この押さえローラー(13)をもって押圧を加 え、ペーパーの滑りを防止しようとするものである。押さえローラー(13)は 、回転ローラーであり、押さえ部材として機能するが、軽く押圧が加えられる程 度でよい。また、この押さえローラー(13)を構成する素材としては、ゴム材 が適しているが、これに限定されるものではない。尚、この押さえローラー(1 3)は、タオルベッドカバー(15)の裏面に付設されている。
【0021】 次に、本考案においては、ペーパータオルの移動過程において、各種のペーパ ータオルの横ぶれ防止部材が配置されている。まず、使用済みペーパータオル( 1)のいわゆるタケノコ状を誘発する左右方向への横ぶれを防止する機構として 、本考案においては、使用済みペーパータオル(1)のホルダー本体(8)への 回収工程におけるペーパータオルの横ぶれを最小限に止める為に、横ぶれ防止ガ イド(4)(22)(5)を形成する。該横ぶれ防止ガイド(4)(22)(5 )は、その名称が示す如く、ペーパータオルの左右方向への横ぶれを防止し、左 右からの押さえを目的とするのが本来の機能である。各々について説明する。
【0022】 (4)に示す横ぶれ防止ガイドは、タオルがホルダー本体(8)の中に進入す る進入口(33)付近での横ぶれを防止するガイドであり、タオルの両サイドか ら添えられるように位置している。そして、(22)に示す横ぶれ防止ガイドは 、テンションプレート(9)の下端部に形成され、タオルが移動するに従って通 過するUターンの個所に設けられている。この横ぶれ防止ガイド(22)もタオ ルの長手方向幅に合致するよう両サイドに形成されており、上述の各横ぶれ防止 ガイド(4)(22)と同様にタオル移動に伴う横ぶれを矯正しようとするもの である。
【0023】 更に、本考案においては、タオルベッドカバー(15)上にも、横ぶれ防止ガ イド(5)がセットされている。これもタオルの長手方向幅に合わせて、タオル の両サイドからほぼ一致するように部材を形成している。このように、本考案に おいては、装置内に三箇所の横ぶれ防止ガイドを形成しており、タオルの移動過 程において横ぶれしようとする動きを矯正し、防止するものである。
【0024】 最後に、本考案においては、タオルの巻き取りのセット方向が、従来技術に係 る装置に比し、変更されている点に特徴がある。即ち、布製のロールタオルを使 用する従来技術においては、後ローラーの後ろ側を通すのであるが、本考案にお いては、手前を通している。その理由は、巻取り棒に巻き付けられる使用済みペ ーパータオル(1)の直径が、使用の経過により、厚みを増す状態になる。この 事は換言すると、タオルの当たる位置が、使用の経過により、変わって来るので あり、そうすると、タオルベッドカバー(15)上に形成した横ぶれ防止ガイド (5)自身からタオルが外れてしまうのであり、横ぶれ防止ガイド(5)の効果 が、使用のある時点からなくなることを意味している。そこで、使用の結果、タ オルの巻き取り径が大きくなっても、常に同じ位置でタオルを接触させ通過せし めようとするものである。このように、横ぶれ防止ガイド(5)の効果をより発 揮させるためにタオルのセッティング方向を変化させているのである。
【0025】 使用に供したペーパータオルが、巻き取られる場合、可能な限りそのボリュウ ムを小さくすることがホルダー装置全体の小型化を図る上からも大切である。特 に、本考案においては、従来の布製ではなく、ペーパーを使用するのであり、そ の結果、一ロール当たりの長さが布に比し、飛躍的に増大する利点があるが、タ イトな巻き取りが出来ない場合は、マイナス面が台頭することになる。そこで、 本考案においては、使用済みペーパータオル(1)のタイトな巻き取りを可能な らしめるために、弾発体(18)を付設した押さえアーム(12)により、絶え ずその押圧が下方に掛かるように構成している。この押さえアーム(12)は、 巻取り棒(2)への使用済みペーパータオル(1)の巻き付けボリュウムの増加 に従って、最適な押圧をペーパーに掛けるためにガイドレール(20)の溝に沿 って移動可能に構成している。
【0026】 最後に、このようなホルダー装置における未使用タオル(6)のセッティング の実際や使用済みペーパータオル(1)の回収の実際について、図6に基づいて 具体的に説明する。まず、ホルダー本体(8)の前面には、開閉扉(図示せず) が有り、これを開き、タオルベッド(16)を前面方向に引き出す。このタオル ベッド(16)は、タオルベッドカバー(15)も含めて総称して意味するが、 このような全体としてのタオルベッド(16)が、前後方向に可動するように構 成されている。即ち、タオルベッド(16)は、ガイドレール(34)に沿って 引き出され、更に手前に引き出すと、その途中個所より下方に倒れるよう構成し ている。更に、詳述すると、タオルベッド(16)を引き出す事により、ガイド レール(35)の溝内をタオルベッド(16)が移動し、その後、ガイドレール (35)自体を前方向に引っ張る働きが生じ、その結果、ガイドレール(35) と支持アーム(36)が一体的に接続されていることにより、支持アーム(36 )自体が前方向に移動することになるのである。また、支持アーム(36)と連 動してテンションプレート(9)が後ろ方向に移動する。このようにする理由は 、タオルのセッティング時の通路を容易に確保するためである。
【0027】 このような状態で、タオルベッドカバー(15)を開け、ロール状の未使用タ オル(6)をタオルベッド(16)上に載置する。その後、未使用タオル(6) を必要な長さ、即ちタオルのセッティングに必要な長さを引っ張り出すが、その 場合、前ローラー(14)の上面を通過するようにしながら下方向に導く。そし て、ホルダー本体(8)の後ろ側の進入口(33)からタオルを入れる。その時 に、タクシーローラー(10)は、下端にある状態にある(図6参照のこと)。
【0028】 また、テンションプレート(9)は、タオルベッド(16)を引き出した段階 で斜めに開いた状態にある。そして、引き出したタオルをタクシーローラー(1 0)の後ろ側を通した後、テンションプレート(9)の手前を通す。その後、後 ローラー(3)の手前を通して巻取り棒(2)にタオルを巻き付ける。最後に、 タオルベッド(16)を再度元の状態に戻し、開閉蓋を閉じることにより、タオ ルのセッティングは完了する(図6参照のこと)。
【0029】 更に、本考案に係る装置の指令系統等について、図4を中心にして説明する。 タオルのセッティングを開閉蓋を閉めることにより完了すると、ドアスイッチ( 24)が入力され待機状態となる。次に、タオルスイッチ(11)を押すことに よって、供給モーター(23)が稼働し、前ローラー(14)が回転し始める。 すると、未使用タオル(6)がホルダー本体(8)外部に、事前にコンピュータ により定められた長さ、例えば、約20センチメートル程度送り出される。その 時点でカムスイッチ(21)の機能によりタオルの送リ出しはストップされる。
【0030】 また、このタオルスイッチ(11)を押すと、同時に作用するのが、タクシー モーター(25)である。このタクシーモーター(25)の稼働により、ラダー チェーン(26)に一体的に形成されているタクシーローラー(10)を上下動 させることができる。タクシーローラー(10)が下方に下がると、下限スイッ チ(30)が押される。これは、下限スイッチ金具を付設しているタクシーロー ラー(10)が下限スイッチ(30)を押すことを意味している。この状態でタ オルのループが形成される。この状態は、図3に示すように、タオルスイッチ( 11)を押すことによって、未使用タオル(6)が送り出される長さと、タクシ ーローラー(10)が下方に下がる結果として、一旦ホルダー本体(8)内に回 収された使用済みペーパータオル(1)の一定の長さ分だけ、再度ホルダー本体 (8)外部に戻される状態になり、両サイドから排出されたタオルの全長がルー プ状を形成し使用に供されるのである。
【0031】 その後、付設のタイマーが働くことになる。このタイマーは、コンピュータ制 御され、可変で、且つ自動のものである。セットされた一定の時間がたつと、タ クシーローラー(10)が上方に上がり、その結果、タクシーモーター(25) が稼働しはじめる。タクシーローラー(10)が上方に上がると、上限スイッチ (29)に上限スイッチ金具(32)でもってスイッチが入る。すると、タクシ ーモーター(25)が停止する。停止すると、すぐ巻取りモーター(28)が回 転し始める。巻き取りが進み、タオルがタイトの状態になると、テンションバー (17)が手前に押される。この事により、テンションスイッチ(31)が押さ れ巻き取りモーター(28)が停止するのである。本考案は、このような構成要 件より成るものである。
【0032】
本考案は、以上のような構成要件より成るロールペーパータオル用の電動式ホ ルダー装置であり、その結果、従来技術の有していた種々の欠点や問題点を全て 是正するものである。即ち、本考案では、そのすべての改良が、既存の布製のペ ーパータオルに用いられた電動式ホルダー装置全体の形状、或いは内部構造を変 更するものではなく、内部の部品を一部改良するとか、付加する事だけで、既存 の内部構造に全く影響を及ぼす事なく、ロールペーパータオル用の電動式ホルダ ーとしての機能を発揮し得たのである。
【0033】 即ち、本考案においては、ホルダー本体(8)への進入口(33)及びテンシ ョンプレート(9)の下端部、そしてタオルベッドカバー(15)の上面の各々 にペーパータオルの略長手方向幅の両サイドより横ぶれ防止ガイド(4)(22 )(5)を形成することにより、ペーパータオルの進行に伴う横ぶれを完全に防 止し、いわゆるペーパータオルがタケノコ状に巻き取られるのを防止できたので ある。
【0034】 更には、ペーパータオルの巻取り工程において、後ローラーの下部より巻取り 棒に巻き付ける構造を採用する事により、タオルベッドカバー上に形成した横ぶ れ防止ガイドの機能と共に相乗的にロールタオルの横ぶれの矯正に効果を発揮し 得るものである。
【0035】 また、本考案においては、ペーパータオルのタイトな巻き取りを可能ならしめ たので、ホルダー装置全体の小型化を図り得たのであり、布用に従来用いられて 来たホルダー装置をほとんどそのままの状態で使用可能ならしめたのである。
【0036】 そして、従来の布製のロールタオルでは、サイズも含めて同等で同品質の性能 のものを絶えず顧客に提供し、且つ回収する事が困難であり、また回収から洗濯 までの間に間隔があると大きな問題になる場合があった。具体的には、回収され たタオルは、通常濡れており、長期間放置していると、タオルのカビ発生の原因 になったり、タオルの強度低下に繋がったりして、全体としてタオルの寿命を縮 め、品質の低下に繋がると言う問題点が指摘されていた。更には、洗浄・使用を 何回も繰り返す関係から、衛生面にもある種の問題点が指摘されていた。
【0037】 また、ストックの保管場所としてスペースがかなり必要であり、更にはホルダ ー装置に装着できる布の長さが、布の嵩張りの関係上、短いという欠点もあった 。そして、布には、布のつなぎ目や縫い目などがあり、バージン性のイメージが よくなかったのも事実である。
【0038】 更には、メートル当たりの使用コストが高いという欠点も指摘されており、衛 生面での一定のレベルを保持するために要する再生に手間がかかり、また布その ものの伸縮性の問題や巻取り工程においてしわが入りやすいという点なども指摘 されていた。
【0039】 このような欠点や問題点を有する布製のロールタオルに比し、本考案に用いた ペーパータオルでは、品質において絶えず一定のものが得られ、常に新品を提供 できるのでバージン性が絶えず確保でき、ホルダー装置内に一回に装着できる使 用長さが、布製に比し数段上がるメリットがあり、その結果、一回当たりの使用 コストを低減できると共に、回収後リサイクル生産が可能であり、更には、布を 使用するのに比し、ほこり等の発生を少なく押さえることが出来る等の利点が確 保できたのである。
【0040】 以上の如く、本考案は、従来の電動式ホルダー装置を使用した場合に生じやす いペーパータオルの横ぶれや、一ロール当たりの長さが布に比しペーパーは数倍 長い結果要求されるタイトな巻取り等を可能ならしめるなど前述の本考案目的を 十分達成し得る有用性十分な考案である。
【0041】
【図1】 本考案に係る一実施例の内部構造を主に示す
一部省略した説明図である。
一部省略した説明図である。
【図2】 本考案に係るペーパータオルの流れを示し、
ペーパータオルが巻き上げられつつある状態を主に示す
−部省略した説明図である。
ペーパータオルが巻き上げられつつある状態を主に示す
−部省略した説明図である。
【図3】 本考案に係る一実施例の内部構造を主に示
し、タオルスイッチをONにした後の状態を示す一部省
略した説明図である。
し、タオルスイッチをONにした後の状態を示す一部省
略した説明図である。
【図4】 本考案に係る一実施例の内部構造を主に示
し、モーター及びスイッチの配置を主に示す一部省略し
た説明図である。
し、モーター及びスイッチの配置を主に示す一部省略し
た説明図である。
【図5】 本考案に係る一実施例であるペーパータオル
を収納したときの状態を主に示す一部省略した説明図で
ある。
を収納したときの状態を主に示す一部省略した説明図で
ある。
【図6】 本考案に係るペーパータオルのセッティング
方法を示す一部省略した説明図である。
方法を示す一部省略した説明図である。
1 使用済みペーパータオル 2 巻取り棒 3 後ローラー 4 横ぶれ防止ガイド 5 横ぶれ防止ガイド 6 未使用タオル 7 横ぶれ防止ガイド 8 ホルダー本体 9 テンションプレート 10 タクシーローラー 11 タオルスイッチ 12 押さえアーム 13 押さえローラー 14 前ローラー 15 タオルベッドカバー 16 タオルベッド 17 テンションバー 18 弾発体 19 支持枠 20 ガイドレール 21 カムスイッチ 22 横ぶれ防止ガイド 23 供給モーター 24 ドアスイッチ 25 タクシーモーター 26 ラダーチェーン 28 巻取りモーター 29 上限スイッチ 30 下限スイッチ 31 テンションスイッチ 32 上限スイッチ金具 33 進入口 34 ガイドレール 35 ガイドレール 36 支持アーム
Claims (1)
- 【請求項1】 布製ロールタオル用の電動式ホルダー装
置において、ホルダー本体(8)内に形成された支持枠
(19)には、タオルベッド(16)に載置された未使
用タオル(6)を送り出す前ローラー(14)に押さえ
ローラー(13)を接触させると共に、前記ホルダー本
体(8)への進入口(33)及びテンションプレート
(9)の下端部、そしてタオルベッドカバー(15)の
上面の各々にペーパータオルの略長手方向幅の両サイド
より横ぶれ防止ガイド(4)(22)(5)を形成する
と共に、弾発体(18)を付設した押さえアーム(1
2)をもって使用済みペーパータオル(1)に押圧を加
え、旦つペーパータオルの巻き取り工程において後ロー
ラー(3)の下部より巻取り棒(2)に巻き付けること
を特徴とする電動式ロールペーパータオル用ホルダー装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5020993U JPH0711995U (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 電動式ロールペーパータオル用ホルダー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5020993U JPH0711995U (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 電動式ロールペーパータオル用ホルダー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0711995U true JPH0711995U (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=12852715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5020993U Pending JPH0711995U (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 電動式ロールペーパータオル用ホルダー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0711995U (ja) |
-
1993
- 1993-08-02 JP JP5020993U patent/JPH0711995U/ja active Pending
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