JPH07119580A - 被覆管付き燃料噴射管の継手 - Google Patents

被覆管付き燃料噴射管の継手

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JPH07119580A
JPH07119580A JP5268685A JP26868593A JPH07119580A JP H07119580 A JPH07119580 A JP H07119580A JP 5268685 A JP5268685 A JP 5268685A JP 26868593 A JP26868593 A JP 26868593A JP H07119580 A JPH07119580 A JP H07119580A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
fuel injection
pipe
injection pipe
cladding
Prior art date
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Pending
Application number
JP5268685A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Murakami
広幸 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yanmar Diesel Engine Co Ltd filed Critical Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 内燃機関に装着された燃料噴射ポンプと燃料
噴射弁の間を接続する燃料噴射管の漏油による火災事故
並びに潤滑油の稀釈によるトラブルを防止する為に、漏
油導管により外周を被覆した被覆管付き燃料噴射管を、
漏油通路を具備した状態で連結可能とし、燃料噴射ポン
プから燃料噴射弁までの距離が長い場合にも、漏油通路
が附属した状態で長尺の被覆管付き燃料噴射管を構成す
ることを可能とし、また、長い被覆管付き燃料噴射管の
機関への取付を容易にし、また、漏油の状態を検出する
ことも出来る被覆管付き燃料噴射管の継手の提供。 【構成】 被覆管付き燃料噴射管9同士を連結する継手
2において、該継手の内部に漏油通路6を設けた。ま
た、該継手を機関部材に直接固定する為のボルト3の挿
入孔を具備させた。さらに、該継手の内部に漏油検出の
ための通路及び漏油検出用螺子部を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関に装着された
燃料噴射ポンプと燃料噴射弁の間を接続する燃料噴射管
を、漏油による火災事故並びに潤滑油の稀釈によるトラ
ブルを防止する為に、漏油導管により外周を被覆した被
覆管付き燃料噴射管とした場合に、該被覆管付き燃料噴
射管同士の継手の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、被覆管付き燃料噴射管や、該
被覆管付き燃料噴射管の継手に関する技術は公知とされ
ているのである。例えば、実公昭60−3336号公報
や、実開昭55−102069号公報や、実公昭60−
3983号公報や、実開昭58−162278号公報に
記載の技術の如くである。
【0003】また、従来の技術として、図4の如く被覆
管付き燃料噴射管Pを構成した技術もあったのである。
この場合には、被覆管付き燃料噴射管Pは、燃料噴射管
23の周囲に接触防止用のコイルスプリング22を介在
させ、該コイルスプリング22の周囲に被覆管を外嵌し
ている。該被覆管は、大径被覆管21と小径被覆管27
を途中で連結して、全体長さの被覆管付き燃料噴射管P
としている。これは、噴射管端部を成形するために必要
である。即ち、被覆管をスライドさせて成形し、その後
に被覆管をロー付け溶接し一体化するからである。該小
径被覆管27の部分に機関Eとの漏油検出用金具が固定
されている。螺子孔28は漏油検出の為の配管用であ
り、検出器(図示せず)まで漏油を導き、異常を検知す
る様に構成される。
【0004】また燃料噴射管23の端部に、継手ナット
19の部分がオイルシール26を介装して螺装されてお
り、内部にジョイント継手凸部29が成形され、スリー
ブ25が共に嵌合されている。しかしこのように、構成
した技術の場合には、被覆管付き燃料噴射管Pを余り長
くすることが出来ないのである。本発明は、40cm程
度の被覆管付き燃料噴射管Pであっても、これらを何本
も連結することにより、長尺の被覆管付き燃料噴射管P
を構成可能としたものである。
【0005】また図5と図6に示す如く、他の従来技術
は構成されていたのである。即ち、燃料噴射ポンプ32
から燃料噴射弁までの間を連結する被覆管付き燃料噴射
管を出来るだけ短くする為に、燃料噴射ポンプ32の部
分に燃料噴射管からの漏油があっても、火災となった
り、潤滑油の稀釈が発生しないように燃料噴射管保護ボ
ックス30を設け、該燃料噴射管保護ボックス30の外
壁部に、継手33・34を設けて、該燃料噴射管保護ボ
ックス30の外側の部分は被覆管付き燃料噴射管Pを使
用するが、燃料噴射管保護ボックス30の内部は、被覆
管の無い通常の燃料噴射管35・36を用いることによ
り、被覆管付き燃料噴射管の長さを短く構成していたの
である
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の不具合を解消するものであり、被覆管付き燃料噴射
管は、製造技術的に長尺に構成出来ないので、短い長さ
の被覆管付き燃料噴射管Pを、漏油通路を具備した状態
で連結可能とし、燃料噴射ポンプから燃料噴射弁までの
距離が長い場合にも、該被覆管付き燃料噴射管の継手を
介装して連結することにより、漏油通路が附属した状態
で長尺の被覆管付き燃料噴射管を構成することを可能と
したものである。また、該継手の部分に機関Eに固定す
る為のボルト孔を設けて、長い被覆管付き燃料噴射管の
取付を容易にしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、被覆管付き燃料噴射管同士を
連結する継手において、該継手の内部に漏油通路を設け
たものである。また、被覆管付き燃料噴射管の継手にお
いて、該継手を機関部材に直接固定する為のボルト孔を
具備させたものである。また、被覆管付き燃料噴射管の
継手において、該継手の内部に漏油検出の為の通路及び
螺子部を設けたものである。
【0008】
【作用】次に作用を説明する。即ち、燃料噴射管に発生
した亀裂や、継手部分の緩みによる燃料油の漏れ出し
が、機関の火災に繋がるのを阻止することができるので
ある。また、該継手2の部分に漏油検知孔を設けること
により、漏油の状態を検出することも出来るのである。
また、被覆管付き燃料噴射管Pは製造技術の上から、長
いものを製造することが出来ないのであるが、本発明の
如く、漏油通路6を具備した継手2を介装することによ
り、短い被覆管付き燃料噴射管Pを連結することが可能
となり、燃料噴射ポンプから燃料噴射弁までの間の距離
が長い場合にも、燃料噴射管保護ボックス等を介装する
ことなく、直接に被覆管付き燃料噴射管Pにより連結す
ることが可能となったのである。また、短い被覆管付き
燃料噴射管Pを連結して長くすることができ、該連結部
を機関Eに固定することにより、振動の無い状態で固定
することが可能となったのである。また、短い被覆管付
き燃料噴射管Pにより大きな機関の被覆管付き燃料噴射
管に対応することが可能となったので、被覆管付き燃料
噴射管Pのコストを低下し、信頼性を向上することが出
来たのである。
【0009】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は本発明の被覆
管付き燃料噴射管の継手の全体側面断面図、図2は図1
のB−B断面矢視図、図3は図1のA−A断面矢視図、
図4は従来の最長の被覆管付き燃料噴射管の構成を示す
断面図、図5は燃料噴射管保護ボックス30を設けて、
燃料噴射管保護ボックス30の内部に通常の燃料噴射管
36を設け、外部に被覆管付き燃料噴射管を設けて、燃
料噴射管保護ボックス30の外壁部分に連結継手33を
設けた従来技術を示す断面図、図6は他の断面位置を示
す通常の燃料噴射管35と継手33・34の図面、図7
は継手2に漏油検出管を連結可能とした場合の構成を示
す図面である。
【0010】図1,図2と図3において、本発明の被覆
管付き燃料噴射管の継手の構成を説明する。まず被覆管
付き燃料噴射管Pの構成を説明する。該被覆管付き燃料
噴射管Pは燃料噴射管9の外周にコイルスプリング11
を介在させ、該コイルスプリング11の外周に被覆管8
を嵌装している。該燃料噴射管9の外周と被覆管8との
間に、漏油通路が構成されているのである。継手ナット
5の部分に被覆管8が嵌装された位置の周囲にOリング
10を介装し、該被覆管8と継手ナット5の内径との間
からの漏油を阻止している。燃料噴射管9の先端には、
ジョイント継手凸部9aを成形し、該ジョイント継手凸
部9aの手前位置にスリーブ15が外嵌されている。該
スリーブ15により、座金と噴射管の付根部の振動によ
る折損が発生しないように保護しているのである。継手
ナット5を締結することにより、該継手ナット5の内径
と、ジョイント継手凸部9aの間にスリーブ15が挟持
されて、該部分の結合が行われるのである。
【0011】また継手ナット5の内径でスリーブ15の
外側に、漏油通路12が穿設されており、継手2の漏油
通路6と連通している。該継手ナット5の継手螺子16
と、継手2の継手ねじの部分が螺装されて、継手2と継
手ナット5とを締結するのである。継手2の左右に、同
じ構成の継手ナット5と被覆管付き燃料噴射管Pが配置
締結されている。そして下側の被覆管付き燃料噴射管P
の漏油通路から、上側の被覆管付き燃料噴射管Pの漏油
通路に、漏油を引き継ぐ為の漏油通路6が、継手2に穿
設されているのである。また該漏油通路6は、継手螺子
16の部分にも必要であるので、図3に示す如く、継手
2の側の継手螺子16に漏油通路42が穿設されている
のである。該漏油通路42があることにより、漏油通路
12と漏油通路6の間の継手螺子16の部分を連通させ
ることが出来るのである。
【0012】また、図2に示す如く、継手2を貫通した
状態で螺子挿入孔40が穿設されている。該螺子挿入孔
40が継手2を貫通していることにより、継手2を機関
Eに固定する作業を固定ボルト3により簡単に行えるの
である。該螺子挿入孔40の直ぐ側方の位置に漏油通路
6と燃料通路7が穿設されている。該燃料噴射管9にも
燃料通路17が穿設されており、該燃料通路7と燃料通
路17が連通しているのである。通常は継手部分の継手
ナット5を確実に締結することにより、漏油は発生しな
いのであるが、該部分に緩みが発生すると、ジョイント
継手凸部9aと継手2の間に間隙が発生して漏れるので
ある。本発明はこのような燃料噴射管において発生する
漏油を、該漏油通路12や漏油通路42や漏油通路6を
通じて、漏油検出器に導き、異常を検知し、異常個所を
復旧させるものである。継手2と継手ナット5の螺装部
分からの燃料漏れを阻止するOリング13が介装されて
いる。また図7においては、継手2に漏油検出孔80と
漏油検出用螺子81を設けて、該部分を漏油検出管に案
内して異常を検知するものである。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く、
被覆管付き燃料噴射管同士を連結する継手において、該
継手の内部に漏油通路を設けたので、燃料噴射管に発生
した亀裂や、継手部分の緩みによる燃料油の漏れ出し
が、機関の火災に繋がるのを阻止することができるので
ある。また、該継手2の部分に漏油検知孔を設けること
により、この部分から図7に示す如く、漏油の状態を検
出することも出来るのであり、別に、漏油検出金具を設
ける必要も無くすることが出来る。また、被覆管付き燃
料噴射管Pは製造技術の上から、長いものを製造するこ
とが出来ないのであるが、本発明の如く、漏油通路6を
具備した継手2を介装することにより、短い被覆管付き
燃料噴射管Pを連結することが可能である、燃料噴射ポ
ンプから燃料噴射弁までの間の距離が長い場合にも、燃
料噴射管保護ボックス等を介装することなく、直接に被
覆管付き燃料噴射管Pにより連結することが可能となっ
たのである。
【0014】請求項2の如く、該継手を機関部材に直接
固定する為のボルト孔を具備させたことにより、短い被
覆管付き燃料噴射管Pを連結して長くすることができ、
該連結部を機関Eに固定することにより、振動の無い状
態で固定することが可能となったのである。また、短い
被覆管付き燃料噴射管Pにより大きな機関の被覆管付き
燃料噴射管に対応することが可能となったので、被覆管
付き燃料噴射管Pのコストを低下し、信頼性を向上する
ことが出来たのである。
【0015】請求項3の如く、被覆管付き燃料噴射管の
継手において、該継手の内部に漏油検出の為の通路及び
螺子部を設けたので、該部分から漏油検出管までを連通
させて、該部分で漏油を検出することが出来るので、異
常の検出を確実に行うことが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被覆管付き燃料噴射管の継手の全体側
面断面図。
【図2】図1のB−B断面矢視図。
【図3】図1のA−A断面矢視図。
【図4】従来の最長の被覆管付き燃料噴射管の構成を示
す断面図。
【図5】燃料噴射管保護ボックス30を設けて、燃料噴
射管保護ボックス30の内部に通常の燃料噴射管36を
設け、外部に被覆管付き燃料噴射管を設けて、燃料噴射
管保護ボックス30の外壁部分に連結継手33を設けた
従来技術を示す断面図。
【図6】他の断面位置を示す通常の燃料噴射管35と継
手33・34の図面。
【図7】継手2に漏油検出管を連結可能とした場合の構
成を示す図面。
【符号の説明】
2 継手 3 固定ボルト 5 継手ナット 6,12,42 漏油通路 7 燃料通路 8 被覆管 9 燃料噴射管 40 螺子挿入孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被覆管付き燃料噴射管同士を連結する継
    手において、該継手の内部に漏油通路を設けたことを特
    徴とする被覆管付き燃料噴射管の継手。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の被覆管付き燃料噴射管の
    継手において、該継手を機関部材に直接固定する為のボ
    ルト孔を具備させたことを特徴とする被覆管付き燃料噴
    射管の継手。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の被覆管付き燃料噴射管の
    継手において、該継手の内部に漏油検出の為の通路及び
    螺子部を設けたことを特徴とする被覆管付き燃料噴射管
    の継手。
JP5268685A 1993-10-27 1993-10-27 被覆管付き燃料噴射管の継手 Pending JPH07119580A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5268685A JPH07119580A (ja) 1993-10-27 1993-10-27 被覆管付き燃料噴射管の継手

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JP5268685A JPH07119580A (ja) 1993-10-27 1993-10-27 被覆管付き燃料噴射管の継手

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JPH07119580A true JPH07119580A (ja) 1995-05-09

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ID=17461973

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JP5268685A Pending JPH07119580A (ja) 1993-10-27 1993-10-27 被覆管付き燃料噴射管の継手

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JP (1) JPH07119580A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004028152B4 (de) * 2004-06-07 2012-11-08 Caterpillar Motoren Gmbh & Co. Kg Vorrichtung für Common-Rail-Einspritzsysteme

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004028152B4 (de) * 2004-06-07 2012-11-08 Caterpillar Motoren Gmbh & Co. Kg Vorrichtung für Common-Rail-Einspritzsysteme

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