JPH0711906A - 蒸気タービンダイヤフラムの製造方法 - Google Patents
蒸気タービンダイヤフラムの製造方法Info
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- JPH0711906A JPH0711906A JP15889893A JP15889893A JPH0711906A JP H0711906 A JPH0711906 A JP H0711906A JP 15889893 A JP15889893 A JP 15889893A JP 15889893 A JP15889893 A JP 15889893A JP H0711906 A JPH0711906 A JP H0711906A
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Abstract
を組み込んでも、製作が容易で且つノズル翼の精度を高
品質に維持できるようにする。 【構成】 ノズル翼1は中央部1aの表面形状が3次元
曲面に形成されている。ノズル翼1の外仕切板側端部1
b及び内仕切板側端部1cは、ダイヤフラム本体の半径
方向に沿ってそれぞれ端面6及び7と同一形状に加工さ
れている。そして、ノズル翼1の外仕切板側端部1bを
外仕切板2の孔2Aに挿入したときは、ノズル翼1の端
面6が外仕切板外周面12より内仕切板3の板厚3a分
だけ突出するようにノズル翼1を余分に押し込んでお
く。次に、外仕切板側端部1cを内仕切板3の孔3Aに
挿入したとき、余分に押し込んでおいた前記板厚3a分
だけノズル翼1を内仕切板側に戻すようにする。
Description
成されたノズル翼を容易に組み込むことができるように
した蒸気タービンダイヤフラムの製造方法に関する。
にした場合の平面図を示している。図において、1は環
状に配置された複数個のノズル翼、2,3はノズル翼1
の両端部をそれぞれ固定する外仕切板と内仕切板、4は
外仕切板2の外周面に固定された外輪、5は内仕切板3
の内周面に固定された内輪である。
る。外仕切板2の孔2Aの形状はノズル翼1の一端面6
に合致するように形成され、内仕切板3の孔3Aはノズ
ル翼1の他端面7に合致するように形成されている。そ
して、ノズル翼1の一端面6側は外仕切板2の孔2A
に、他端面7側は内仕切板3の孔3Aに嵌合され、それ
ぞれ溶接8,9によって固定されている。また、外仕切
板2の外周面には外輪4が溶接10によって固定され、
内仕切板3の内周面には内輪5が溶接11によって固定
されている。
立て方法を示した従来例としては、特開昭58−150
005号公報に記載されているものを挙げることができ
る。この従来例では、図9に示すように、外仕切板2及
び内仕切板3にそれぞれ孔2A,3Aを予め設けてお
き、組み立てる場合には、ノズル翼1の端面7側を矢印
Bのように外仕切板2の外周面側から孔2Aに挿入し、
そのままノズル翼1を内仕切板3まで押し込んで、ノズ
ル翼1の端面7側を内仕切板3の孔3Aに嵌合させると
ともに、ノズル翼1の端部6を外仕切板2の孔2Aに嵌
合させるようにしている。この場合、ノズル翼1の断面
形状は全体にわたって外仕切板2の孔2Aを通る形状で
ある必要がある。
ような従来の組立て方法では、ノズル翼を外仕切板の孔
を介しダイヤフラム本体の半径方向に挿入し、内仕切板
の孔に全数挿入するため、ノズル翼の断面が全て外仕切
板に設けられた孔を通る形状でなければならない。その
ため、表面形状が3次元的な曲面を成したノズル翼の場
合は、組立時に、外仕切板及びノズル翼端部の削り込み
などを行ない、ノズル翼を外仕切板の孔に挿入してい
る。
翼端部の削り込みなどを行なうと、ノズル翼と仕切板と
の間に隙間が生じ、組立後にその隙間を埋める必要があ
り余計な作業が増えるとともに、ノズル翼の削り込みに
よってノズル翼の断面形状が損なわれ、ノズル翼の精度
が低下する恐れがある。
面を成したノズル翼を組み込んでも、製作が容易で且つ
ノズル翼の精度を高品質に維持できる蒸気タービンダイ
ヤフラムの製造方法を提供することである。
に、本発明は、リング状に形成された外仕切板および内
仕切板の孔にノズル翼の両端部をそれぞれ嵌合して、前
記ノズル翼の両端部を前記両孔に溶接するとともに、前
記外仕切板の外周面に外輪を、前記内仕切板の内周面に
内輪をそれぞれ溶接定する蒸気タービンダイヤフラムの
製造方法において、前記ノズル翼の両端部の断面形状
を、外仕切板側端部では端面からの距離が前記両仕切板
の板厚を加算した値と等しくなる範囲まで、内仕切板側
端部では端面からの距離が前記内仕切板の板厚と等しく
なる範囲まで、ダイヤフラム本体の半径方向に沿って端
面と同一形状に加工しておき、前記ノズル翼の外仕切板
側端部を前記外仕切板の孔に外仕切板の内周面側から挿
入したとき、ノズル翼の端面が前記内仕切板の板厚分だ
け外仕切板外周面より突出するようにノズル翼を余分に
押し込み、次に、前記ノズル翼の内仕切板側端部を前記
内仕切板の孔に内仕切板の外周面側から挿入したとき、
余分に押し込んだ前記内仕切板の板厚分だけノズル翼を
内仕切板側に戻し、最後に、前記ノズル翼の両端部を前
記両孔に溶接することである。
仕切板および内仕切板の孔にノズル翼の両端部をそれぞ
れ嵌合して、前記ノズル翼の両端部を前記両孔に溶接す
るとともに、前記外仕切板の外周面に外輪を、前記内仕
切板の内周面に内輪をそれぞれ溶接する蒸気タービンダ
イヤフラムの製造方法において、前記ノズル翼の両端部
の断面形状を、内仕切板側端部では端面からの距離が前
記両仕切板の板厚を加算した値と等しくなる範囲まで、
外仕切板側端部では端面からの距離が前記外仕切板の板
厚と等しくなる範囲まで、ダイヤフラム本体の半径方向
に沿って端面と同一形状に加工しておき、前記ノズル翼
の内仕切板側端部を前記内仕切板の孔に内仕切板の外周
面側から挿入したとき、ノズル翼の端面が前記外仕切板
の板厚分だけ内仕切板内周面より突出するようにノズル
翼を余分に押し込み、次に、前記ノズル翼の外仕切板側
端部を前記外仕切板の孔に外仕切板の内周面側から挿入
したとき、余分に押し込んだ前記外仕切板の板厚分だけ
ノズル翼を外仕切板側に戻し、最後に、前記ノズル翼の
両端部を前記両孔に溶接することである。
仕切板および内仕切板の孔にノズル翼の両端部をそれぞ
れ嵌合して、前記ノズル翼の両端部を前記両孔に溶接す
るとともに、前記外仕切板の外周面に外輪を、前記内仕
切板の内周面に内輪をそれぞれ溶接する蒸気タービンダ
イヤフラムの製造方法において、前記ノズル翼の両端部
の断面形状を、端面から所定範囲まではダイヤフラム本
体の半径方向に沿って端面と同一形状に加工しておき、
前記ノズル翼の外仕切板側端部を前記外仕切板の孔に外
仕切板の内周面側から挿入したとき、ノズル翼の内仕切
板側端部が前記内仕切板の孔に嵌合される長さ分だけノ
ズル翼を外仕切板側に余分に押し込み、次に、前記ノズ
ル翼の内仕切板側端部を前記内仕切板の孔に内仕切板の
外周面側から挿入したとき、前記余分に押し込んだ長さ
分だけノズル翼を内仕切板側に戻し、最後に、前記ノズ
ル翼の両端部を前記両孔に溶接することである。
外仕切板および内仕切板の孔にノズル翼の両端部をそれ
ぞれ嵌合して、前記ノズル翼の両端部を前記両孔に溶接
するとともに、前記外仕切板の外周面に外輪を、前記内
仕切板の内周面に内輪をそれぞれ溶接する蒸気タービン
ダイヤフラムの製造方法において、前記ノズル翼の両端
部の断面形状を、端面から所定範囲まではダイヤフラム
本体の半径方向に沿って端面と同一形状に加工してお
き、前記ノズル翼の内仕切板側端部を前記内仕切板の孔
に内仕切板の外周面側から挿入したとき、ノズル翼の外
仕切板側端部が前記外仕切板の孔に嵌合される長さ分だ
けノズル翼を内仕切板側に余分に押し込み、次に、前記
ノズル翼の外仕切板側端部を前記外仕切板の孔に外仕切
板の内周面側から挿入したとき、前記余分に押し込んだ
長さ分だけノズル翼を外仕切板側に戻し、最後に、前記
ノズル翼の両端部を前記両孔に溶接することである。
端部の切削加工を行い、両端部断面形状をダイヤフラム
本体の半径方向に沿って端面と同一形状に加工してお
く。そして切削加工を行う範囲は、外仕切板側端部では
端面からの距離が外仕切板の板厚と内仕切板の板厚とを
加算した値に等しくなる所まで、内仕切板側端部では端
面からの距離が内仕切板の板厚と等しくなる所までとす
る。このような切削加工を行っておくと、ノズル翼の表
面形状が3次元曲面を成していても、そのノズル翼を外
仕切板及び内仕切板に容易に組み込むことができる。す
なわち、ノズル翼の一端部を外仕切板の孔に外仕切板の
内周面側から挿入した場合は、一端面が内仕切板の板厚
分だけ外仕切板外周面より突出するようにノズル翼を押
し込んでおくことにより、ノズル翼の他端部側に内仕切
板を配置できるスペースが確保され、このスペースに内
仕切板を配置してからノズル翼を内仕切板の板厚分だけ
内仕切板側に戻すことにより、ノズル翼を外仕切板及び
内仕切板に容易に組み込むことができる。そして最後
に、その組み込んだノズル翼の両端部を溶接で外仕切板
及び内仕切板に固定する。
の孔に挿入してから内仕切板の孔に挿入したが、ノズル
翼を内仕切板の孔に挿入してから外仕切板の孔に挿入し
ても良い。この場合、端面と同一形状に加工する範囲
は、内仕切板側端部では端面からの距離が外仕切板の板
厚と内仕切板の板厚とを加算した値に等しくなる所ま
で、外仕切板側端部では端面からの距離が外仕切板の板
厚と等しくなる所までとする。そして、ノズル翼を内仕
切板の孔に挿入したとき、ノズル翼端面が外仕切板の板
厚分だけ内仕切板内周面より突出するようにノズル翼を
押し込み、ノズル翼を外仕切板の孔に挿入したとき、ノ
ズル翼を外仕切板の板厚分だけ外仕切板側に戻す必要が
ある。
する。なお、従来技術と同一の部分については同一の符
号を記すこととする。図1は本発明の製造方法によって
ノズル翼を外仕切板及び内仕切板に組み込む様子を示し
た図であり、図2はその斜視図である。図に示すよう
に、ノズル翼1は中央部1aの表面形状が3次元曲面に
形成されている。すなわち、中央部1aにおいては、ノ
ズル翼1を輪切りにするとその断面形状は輪切りにした
位置によって異なったものとなる。
部)1bは、ダイヤフラム本体の半径方向に沿って端面
6と同一形状に加工されている。外仕切板側端部1bの
範囲は、外仕切板2の板厚2aと内仕切板3の板厚3a
とを加算した値に等しくなるよう設定されている。ノズ
ル翼1の内仕切板側端部(左側端部)1cは、ダイヤフ
ラム本体の半径方向に沿って端面7と同一形状に加工さ
れている。内仕切板側端部1cの範囲は内仕切板3の板
厚3aに等しくなるよう設定されている。ノズル翼1の
左右両端部1b,1cはNC旋盤加工等により切削加工
される。
3の孔3Aは、切断面に熱影響を受けないウォータジェ
ット切断またはワイヤーカット切断により加工される。
この場合、外仕切板2においてはノズル翼1の端面6と
同一断面形状を描く点列データを、内仕切板3において
はノズル翼1の端面7と同一断面形状を描く点列データ
をそれぞれ用いて加工される。これによって、外仕切板
2の孔2Aおよび内仕切板3の孔3Aをノズル翼1の挿
入方向に一致させることができ、外仕切板2の孔2Aお
よび内仕切板3の孔3Aに対してノズル翼1を挿入した
とき、その挿入操作をスムーズに行うことができるよう
になる。
に組み込むには、まず、外仕切板2の孔2Aにノズル翼
1の外仕切板側端部1bを挿入し、端面6が外仕切板外
周面12より内仕切板の板厚3a分だけ突き出した状態
になるまでノズル翼1を押し込んでおく。そして複数あ
るノズル翼1の全数について同様の操作を行う。
されたノズル翼1のダイヤフラム本体の中心部側(内仕
切板側端部側)に内仕切板3を配置するためのスペース
が確保され、このスペース内に内仕切板3を容易に配置
できる。
ば、内仕切板3の孔3Aにノズル翼1の内仕切板側端部
1cを挿入し、図2の矢印Cのように端面7が内仕切板
内周面13に一致するまでノズル翼1を押し込む。そし
て、複数あるノズル翼1の全数について同様の操作を行
う。
に挿入したノズル翼1の両端面6,7の輪郭に沿って、
レーザ溶接(またはパルスティグ溶接)8を行い、ノズ
ル翼1と外仕切板2及び内仕切板3とを溶加材を使用せ
ずに固着する。さらに、外仕切板外周面12及び内仕切
板内周面13を機械加工により仕上げる。ダイヤフラム
は大きいため搬送時等のことを考慮して一般には半割に
される。先に説明した図7はその半割にした状態を示し
たものである。
内仕切板3は半割にされる。そして、ダイヤフラムとし
て完成させる場合は、半割形状の外仕切板2の外側(外
仕切板外周面12)に半リング状の外輪4を、また半割
形状の内仕切板3の内側(内仕切板内周面13)に半リ
ング状の内輪5を溶接10,11(図4参照)により固
定する。この場合、溶接10,11としては、開先面に
深溶け込みが可能である電子ビーム溶接を施すと良い。
5のようになる。図に示すように、外仕切板及び内仕切
板、ノズル翼、外輪、内輪は機械加工等が別々に行われ
る。図に記入した挿絵は、ダイヤフラムが組立てられて
いく様子を摸式的に示したものである。
b,1cが外仕切板2の孔2A及び内仕切板3の孔3A
に合致するように予め加工されているので、組立時に実
施していたノズル翼端部の削り込み作業が不要となり、
また、ノズル翼1と両仕切板2,3との間の隙間を埋め
るもしくは修正する追加作業も無くなり、タービンダイ
ヤフラム製造の作業効率を向上させることができる。
板2と内仕切板3の間に配置された状態で両仕切板2,
3に組み込まれるので、ノズル翼1の両端部1b,1c
が、ダイヤフラム本体の中心を通る直線に対して偏心し
ていても、外仕切板2の孔2Aと内仕切板3の孔3Aの
位置をノズル翼1の両端部1b,1cに対応させて互い
に偏心させて形成しておけば、両端部1b,1cを両孔
2A,3Aに容易に挿入することができる。このこと
は、ノズル翼1の両端部1b,1cの大きさ及び形状が
互いに相違している場合についても言える。
板2の孔2Aに挿入した後に内仕切板3の孔3Aに挿入
したが、この順序を逆にして内仕切板3の孔3Aに挿入
した後に外仕切板2の孔2Aに挿入するようにしても良
い。この場合は、ノズル翼1の内仕切板側端部1cの範
囲を、外仕切板板厚2aと外仕切板板厚3aとを加算し
た値に等しくなるよう設定しておき、内仕切板側端部1
cを内仕切板3の孔3Aに挿入したとき、ノズル翼端面
7が外仕切板板厚2a分だけ内仕切板内周面13より突
出するようにノズル翼1を押し込んでおく必要がある。
本実施例では、外仕切板2の孔2Aおよび内仕切板3の
孔3Aに挿入するノズル翼両端部1b,1cが短く加工
されている。そして、ノズル翼1を外仕切板2及び内仕
切板3に組み込む場合は、ノズル翼1の外仕切板側端部
1bを外仕切板2の孔2Aに挿入して、1d(1dは1
c以上の長さが必要)分だけ余計にノズル翼1を押し込
んでおき、次にノズル翼1の内仕切板側端部1cを内仕
切板3の孔3Aに挿入して、1d分だけ戻すようにす
る。なお、両仕切板2,3の孔2A,3A内には凹部2
B,3Bが形成されるので、ノズル翼1を外仕切板2及
び内仕切板3に固着する際に、溶加材14を用いて凹部
2B,3Bをチィグ溶接等により肉盛溶接する必要があ
る。
成したときの露出する部分1bの範囲を前述の実施例と
比較して抑制できるので、その分だけノズル翼の本体部
分(図1の1a)を大きくすることができる。その結
果、ノズル翼1の形状を要求設計値に近付けることが可
能となり、効率の良いダイヤフラムを得ることができ
る。
表面形状が3次元曲面を成すノズル翼を外仕切板及び内
仕切板に簡単に組み込むことができるので、タービンダ
イヤフラムを容易に製作することが可能と成る。
組み込む際に、ノズル翼の両端部や前記仕切板の孔部を
削り込むことがないので、高精度のタービンダイヤフラ
ムの製作が可能となる。
に組み込む様子を示した説明図である。
斜視図である。
断面図である。
ーチャートである。
る。
である。
む様子を示した説明図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 リング状に形成された外仕切板および内
仕切板の孔にノズル翼の両端部をそれぞれ嵌合して、前
記ノズル翼の両端部を前記両孔に溶接するとともに、前
記外仕切板の外周面に外輪を、前記内仕切板の内周面に
内輪をそれぞれ溶接する蒸気タービンダイヤフラムの製
造方法において、 前記ノズル翼の両端部の断面形状を、外仕切板側端部で
は端面からの距離が前記両仕切板の板厚を加算した値と
等しくなる範囲まで、内仕切板側端部では端面からの距
離が前記内仕切板の板厚と等しくなる範囲まで、ダイヤ
フラム本体の半径方向に沿って端面と同一形状に加工し
ておき、前記ノズル翼の外仕切板側端部を前記外仕切板
の孔に外仕切板の内周面側から挿入したとき、ノズル翼
の端面が前記内仕切板の板厚分だけ外仕切板外周面より
突出するようにノズル翼を余分に押し込み、次に、前記
ノズル翼の内仕切板側端部を前記内仕切板の孔に内仕切
板の外周面側から挿入したとき、余分に押し込んだ前記
内仕切板の板厚分だけノズル翼を内仕切板側に戻し、最
後に、前記ノズル翼の両端部を前記両孔に溶接すること
を特徴とする蒸気タービンダイヤフラムの製造方法。 - 【請求項2】 リング状に形成された外仕切板および内
仕切板の孔にノズル翼の両端部をそれぞれ嵌合して、前
記ノズル翼の両端部を前記両孔に溶接するとともに、前
記外仕切板の外周面に外輪を、前記内仕切板の内周面に
内輪をそれぞれ溶接する蒸気タービンダイヤフラムの製
造方法において、 前記ノズル翼の両端部の断面形状を、内仕切板側端部で
は端面からの距離が前記両仕切板の板厚を加算した値と
等しくなる範囲まで、外仕切板側端部では端面からの距
離が前記外仕切板の板厚と等しくなる範囲まで、ダイヤ
フラム本体の半径方向に沿って端面と同一形状に加工し
ておき、前記ノズル翼の内仕切板側端部を前記内仕切板
の孔に内仕切板の外周面側から挿入したとき、ノズル翼
の端面が前記外仕切板の板厚分だけ内仕切板内周面より
突出するようにノズル翼を余分に押し込み、次に、前記
ノズル翼の外仕切板側端部を前記外仕切板の孔に外仕切
板の内周面側から挿入したとき、余分に押し込んだ前記
外仕切板の板厚分だけノズル翼を外仕切板側に戻し、最
後に、前記ノズル翼の両端部を前記両孔に溶接すること
を特徴とする蒸気タービンダイヤフラムの製造方法。 - 【請求項3】 リング状に形成された外仕切板および内
仕切板の孔にノズル翼の両端部をそれぞれ嵌合して、前
記ノズル翼の両端部を前記両孔に溶接するとともに、前
記外仕切板の外周面に外輪を、前記内仕切板の内周面に
内輪をそれぞれ溶接する蒸気タービンダイヤフラムの製
造方法において、 前記ノズル翼の両端部の断面形状を、端面から所定範囲
まではダイヤフラム本体の半径方向に沿って端面と同一
形状に加工しておき、前記ノズル翼の外仕切板側端部を
前記外仕切板の孔に外仕切板の内周面側から挿入したと
き、ノズル翼の内仕切板側端部が前記内仕切板の孔に嵌
合される長さ分だけノズル翼を外仕切板側に余分に押し
込み、次に、前記ノズル翼の内仕切板側端部を前記内仕
切板の孔に内仕切板の外周面側から挿入したとき、前記
余分に押し込んだ長さ分だけノズル翼を内仕切板側に戻
し、最後に、前記ノズル翼の両端部を前記両孔に溶接す
ることを特徴とする蒸気タービンダイヤフラムの製造方
法。 - 【請求項4】 請求項3に記載の製造方法において、 同一形状に加工する前記所定範囲は、内仕切板側端部が
前記内仕切板の孔に嵌合される長さ分だけ、外仕切板側
端部の方が内仕切板側端部よりも長いことを特徴とする
蒸気タービンダイヤフラムの製造方法。 - 【請求項5】 リング状に形成された外仕切板および内
仕切板の孔にノズル翼の両端部をそれぞれ嵌合して、前
記ノズル翼の両端部を前記両孔に溶接するとともに、前
記外仕切板の外周面に外輪を、前記内仕切板の内周面に
内輪をそれぞれ溶接する蒸気タービンダイヤフラムの製
造方法において、 前記ノズル翼の両端部の断面形状を、端面から所定範囲
まではダイヤフラム本体の半径方向に沿って端面と同一
形状に加工しておき、前記ノズル翼の内仕切板側端部を
前記内仕切板の孔に内仕切板の外周面側から挿入したと
き、ノズル翼の外仕切板側端部が前記外仕切板の孔に嵌
合される長さ分だけノズル翼を内仕切板側に余分に押し
込み、次に、前記ノズル翼の外仕切板側端部を前記外仕
切板の孔に外仕切板の内周面側から挿入したとき、前記
余分に押し込んだ長さ分だけノズル翼を外仕切板側に戻
し、最後に、前記ノズル翼の両端部を前記両孔に溶接す
ることを特徴とする蒸気タービンダイヤフラムの製造方
法。 - 【請求項6】 請求項5に記載の製造方法において、 前記同一形状に加工する範囲は、外仕切板側端部が前記
外仕切板の孔に嵌合される長さ分だけ、内仕切板側端部
の方が外仕切板側端部よりも長いことを特徴とする蒸気
タービンダイヤフラムの製造方法。 - 【請求項7】 請求項1,2,3,5のいずれかに記載
の製造方法において、 前記ノズル翼として、表面形状が3次元曲面に形成され
たノズル翼を用いることを特徴とする蒸気タービンダイ
ヤフラムの製造方法。 - 【請求項8】 請求項1,2,3,5のいずれかに記載
の製造方法において、 前記ノズル翼の両端部を、ダイヤフラム本体の中心を通
る直線に対して偏心させて形成するとともに、前記外仕
切板の孔と前記内仕切板の孔を前記ノズル翼の両端部に
対応させ偏心させて形成することを特徴とする蒸気ター
ビンダイヤフラムの製造方法。 - 【請求項9】 請求項1,2,3,5のいずれかに記載
の製造方法において、 前記ノズル翼の外仕切板側端部の大きさと内仕切板側端
部の大きさとを相違させて形成するとともに、前記外仕
切板の孔と前記内仕切板の孔を前記両端部に対応させ互
いに大きさを変えて形成することを特徴とする蒸気ター
ビンダイヤフラムの製造方法。 - 【請求項10】 請求項1,2,3,5のいずれかに記
載の製造方法において、 前記ノズル翼の外仕切板側端部の形状と内仕切板側端部
の形状とを相違させて形成するとともに、前記外仕切板
の孔と前記内仕切板の孔を前記両端部に対応させ互いに
形状を変えて形成することを特徴とする蒸気タービンダ
イヤフラムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15889893A JP2762015B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 蒸気タービンダイヤフラムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP15889893A JP2762015B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 蒸気タービンダイヤフラムの製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0711906A true JPH0711906A (ja) | 1995-01-13 |
JP2762015B2 JP2762015B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=15681782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15889893A Expired - Lifetime JP2762015B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 蒸気タービンダイヤフラムの製造方法 |
Country Status (1)
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1993
- 1993-06-29 JP JP15889893A patent/JP2762015B2/ja not_active Expired - Lifetime
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