JPH0711851A - 面格子付き窓 - Google Patents
面格子付き窓Info
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- JPH0711851A JPH0711851A JP5180046A JP18004693A JPH0711851A JP H0711851 A JPH0711851 A JP H0711851A JP 5180046 A JP5180046 A JP 5180046A JP 18004693 A JP18004693 A JP 18004693A JP H0711851 A JPH0711851 A JP H0711851A
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- Japan
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- frame
- shoji
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、長大な窓枠の外側に背丈寸法を短
かくした突き出し窓を一体的に備えて、非常時における
緊急脱出を可能としたことにある。 【構成】 長大な窓枠2に連接して背丈を短かくした突
き出し窓35を一体的に設け、この突き出し窓35に不
透明な部材を嵌め込んだ障子38,39,60を必要数
移動可能に取付け、この突き出し窓35の外側には、更
に面格子56を設けることにより、非常時には長大な窓
枠2側の障子9,10を開いての外部への脱出が容易と
なり、又、突き出し窓35側には、不透明な部材にて外
部から室内を覗くことができないように構成したので、
プライバシーを良好に守ることができる。
かくした突き出し窓を一体的に備えて、非常時における
緊急脱出を可能としたことにある。 【構成】 長大な窓枠2に連接して背丈を短かくした突
き出し窓35を一体的に設け、この突き出し窓35に不
透明な部材を嵌め込んだ障子38,39,60を必要数
移動可能に取付け、この突き出し窓35の外側には、更
に面格子56を設けることにより、非常時には長大な窓
枠2側の障子9,10を開いての外部への脱出が容易と
なり、又、突き出し窓35側には、不透明な部材にて外
部から室内を覗くことができないように構成したので、
プライバシーを良好に守ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般住宅等に使用され
る面格子付き窓の改良に関するもので、その目的は火災
や地震等居住中に不測の事態が発生したとき、室内から
室外に逃出す場合、面格子に邪魔されることなく窓を開
放して容易に脱出できるようにしたことにある。
る面格子付き窓の改良に関するもので、その目的は火災
や地震等居住中に不測の事態が発生したとき、室内から
室外に逃出す場合、面格子に邪魔されることなく窓を開
放して容易に脱出できるようにしたことにある。
【0002】
【従来の技術】従来から、一般住宅や集合住宅において
は、防犯上及び窓からの滑落を防ぐために面格子付きの
窓が多く用いられている。前記面格子付きの窓は、その
大部分がトイレとか浴室、あるいは、集合住宅では採光
の余りよくない北側の部屋の窓によく取付けられてい
る。そして、前記面格子は防犯上の観点から大部分が窓
全体にわたって取付けられている。
は、防犯上及び窓からの滑落を防ぐために面格子付きの
窓が多く用いられている。前記面格子付きの窓は、その
大部分がトイレとか浴室、あるいは、集合住宅では採光
の余りよくない北側の部屋の窓によく取付けられてい
る。そして、前記面格子は防犯上の観点から大部分が窓
全体にわたって取付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然るに、面格子付きの
窓では、例えば、就寝中に地震,火事等に際しては、窓
を開けても面格子が邪魔して室外に出ることができな
い。急を要する場合は、面格子を破壊して外に脱出する
ことになるが、急いでいるときは余裕がないので簡単に
破壊することができない。このため、面格子のない窓を
開けることになるが、これらの窓は防犯上大低雨戸が閉
めてあるので、咄嗟の場合、雨戸の止金を外して外に出
るには時間がかかり、危急の際に室内から外に出るには
問題があった。即ち、面格子及び雨戸にしても外部から
の侵入に当っては防犯上その役目を充分に果すことがで
きる反面、緊急時に室内から外に出るには、時間や手間
がかかり、この結果、ケガをしたり最悪の場合は人命に
かかわる問題があった。
窓では、例えば、就寝中に地震,火事等に際しては、窓
を開けても面格子が邪魔して室外に出ることができな
い。急を要する場合は、面格子を破壊して外に脱出する
ことになるが、急いでいるときは余裕がないので簡単に
破壊することができない。このため、面格子のない窓を
開けることになるが、これらの窓は防犯上大低雨戸が閉
めてあるので、咄嗟の場合、雨戸の止金を外して外に出
るには時間がかかり、危急の際に室内から外に出るには
問題があった。即ち、面格子及び雨戸にしても外部から
の侵入に当っては防犯上その役目を充分に果すことがで
きる反面、緊急時に室内から外に出るには、時間や手間
がかかり、この結果、ケガをしたり最悪の場合は人命に
かかわる問題があった。
【0004】本発明は、前記の問題点に鑑み、緊急時に
室内から室外に脱出する場合、面格子や雨戸等に妨げら
れることなく、窓を開放することにより、容易に室外へ
の脱出を可能とし、かつ、防犯上にも優れた面格子付き
窓を提供することにある。
室内から室外に脱出する場合、面格子や雨戸等に妨げら
れることなく、窓を開放することにより、容易に室外へ
の脱出を可能とし、かつ、防犯上にも優れた面格子付き
窓を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の問題点
を解決するために、室内と室外とを遮断する窓の室外
(屋外)側に、前記窓の高さ寸法より身体が通り抜けで
きる寸法を残して、約2/3程の高さ寸法を備えた突き
出し窓枠を一体的に突設し、この突き出し窓枠にガラス
を嵌め込んだ、例えば、格子枠状の内障子と外障子とを
引違え移動可能に取付けて突き出し窓を設け、この突き
出し窓の外側には、前記突き出し窓枠を利用して面格子
を付設するとともに、必要に応じて前記窓とそれより高
さを低くした突き出し窓との間に雨戸を具備させること
により、面格子付き窓を構成したので、その作用は次に
示すとおりである。
を解決するために、室内と室外とを遮断する窓の室外
(屋外)側に、前記窓の高さ寸法より身体が通り抜けで
きる寸法を残して、約2/3程の高さ寸法を備えた突き
出し窓枠を一体的に突設し、この突き出し窓枠にガラス
を嵌め込んだ、例えば、格子枠状の内障子と外障子とを
引違え移動可能に取付けて突き出し窓を設け、この突き
出し窓の外側には、前記突き出し窓枠を利用して面格子
を付設するとともに、必要に応じて前記窓とそれより高
さを低くした突き出し窓との間に雨戸を具備させること
により、面格子付き窓を構成したので、その作用は次に
示すとおりである。
【0006】
【作用】本発明は、前記構成の如く、室内と室外とを遮
ぎる窓の外側に、この窓の高さ寸法に対して身体を腹這
いして通り抜けることができる隙間を残して突き出し窓
を一体的に付設したので、例えば、地震等に際して窓か
ら室外に出る場合、突き出し窓はその高さ寸法が通常の
窓の高さ寸法より低くして形成してあるため、突き出し
窓の外側に面格子が取付けられていても、容易に室外に
脱出することができる。
ぎる窓の外側に、この窓の高さ寸法に対して身体を腹這
いして通り抜けることができる隙間を残して突き出し窓
を一体的に付設したので、例えば、地震等に際して窓か
ら室外に出る場合、突き出し窓はその高さ寸法が通常の
窓の高さ寸法より低くして形成してあるため、突き出し
窓の外側に面格子が取付けられていても、容易に室外に
脱出することができる。
【0007】又、前記突き出し窓側を低くして、この窓
内に不透明なガラスを用いた障子を取付けることによ
り、外部からの室内におけるプライバシーが守れるた
め、室内、外を遮ぎる窓の室内側にはカーテン等の遮蔽
物が不要になるとともに、前記窓は突き出し窓に対して
高さ寸法を高くしてあるので、採光が良好となる利便さ
もあり、更に、突き出し窓には面格子を取付けることに
より防犯上も有益である。その上、突き出し窓の内側に
雨戸を付設すれば、雨水による弊害排除と、夜間時にお
ける防犯対策が更に有益となる。
内に不透明なガラスを用いた障子を取付けることによ
り、外部からの室内におけるプライバシーが守れるた
め、室内、外を遮ぎる窓の室内側にはカーテン等の遮蔽
物が不要になるとともに、前記窓は突き出し窓に対して
高さ寸法を高くしてあるので、採光が良好となる利便さ
もあり、更に、突き出し窓には面格子を取付けることに
より防犯上も有益である。その上、突き出し窓の内側に
雨戸を付設すれば、雨水による弊害排除と、夜間時にお
ける防犯対策が更に有益となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図2によ
り説明する。図1,2において、1はまぐさ、窓台、柱
等で構成した窓木枠で、建物の窓開口部を形成してい
る。2は従来と同様の窓枠で、アルミニウム又はスチー
ル等の金属材料により形成された一対の縦枠3,4(図
2参照)、上枠5、下枠6を矩形状に枠組して長大に構
成されている。なお、前記縦枠3,4は戸当り、上枠5
は鴨居、下枠6は敷居ともいう。そして、前記窓枠2で
はその室外側外周には垂直面に沿って延在する第1の取
付板7が、又、室内側の内周には水平な第2の取付板7
aがそれぞれ鍔状に形成されており、その取付けに当っ
ては、窓枠2を窓木枠1内に室外側から嵌め込み、第1
の取付板7を窓木枠1の室外側面に、第2の取付板7a
を窓木枠1の上,下面に当接させ、第2の取付板7aの
みを取付ねじ8にて窓木枠1の下面にねじ込んで、前記
窓枠2を窓木枠1に仮止めする。
り説明する。図1,2において、1はまぐさ、窓台、柱
等で構成した窓木枠で、建物の窓開口部を形成してい
る。2は従来と同様の窓枠で、アルミニウム又はスチー
ル等の金属材料により形成された一対の縦枠3,4(図
2参照)、上枠5、下枠6を矩形状に枠組して長大に構
成されている。なお、前記縦枠3,4は戸当り、上枠5
は鴨居、下枠6は敷居ともいう。そして、前記窓枠2で
はその室外側外周には垂直面に沿って延在する第1の取
付板7が、又、室内側の内周には水平な第2の取付板7
aがそれぞれ鍔状に形成されており、その取付けに当っ
ては、窓枠2を窓木枠1内に室外側から嵌め込み、第1
の取付板7を窓木枠1の室外側面に、第2の取付板7a
を窓木枠1の上,下面に当接させ、第2の取付板7aの
みを取付ねじ8にて窓木枠1の下面にねじ込んで、前記
窓枠2を窓木枠1に仮止めする。
【0009】9,10は窓枠2に引違え移動可能に嵌め
込まれた内障子と外障子で内障子9はアルミニウム又は
スチール等の金属材料からなる戸先框11,召合框1
2,上框13,下框14を枠組し、かつ、ガラス15を
嵌め込んで構成され、又、外障子10は同じく戸先框1
6、召合框17,上框18,下框19を枠組するととも
に、ガラス20を嵌め込んで構成される。そして、前記
窓枠2の一方の縦枠3において、21は内障子9の閉鎖
時に戸先框11を受止める戸当り板、22は外障子10
の開放時に召合框17を受止める受止板である。23は
外障子10の閉鎖時に戸先框16を受止める戸当り板
で、この戸当り板23と前記戸当り板21との間隙は、
内,外障子9,10を完全に閉鎖したとき召合框12,
17が重合する寸法に設定されている。24は内障子9
の開放時召合框12を受止める受止板で、この受止板2
4と前記受止板22との間隙も、内,外障子9,10を
完全に開放したとき戸先框11,16が重合する寸法に
設定されている。25は戸先框嵌合案内部である。
込まれた内障子と外障子で内障子9はアルミニウム又は
スチール等の金属材料からなる戸先框11,召合框1
2,上框13,下框14を枠組し、かつ、ガラス15を
嵌め込んで構成され、又、外障子10は同じく戸先框1
6、召合框17,上框18,下框19を枠組するととも
に、ガラス20を嵌め込んで構成される。そして、前記
窓枠2の一方の縦枠3において、21は内障子9の閉鎖
時に戸先框11を受止める戸当り板、22は外障子10
の開放時に召合框17を受止める受止板である。23は
外障子10の閉鎖時に戸先框16を受止める戸当り板
で、この戸当り板23と前記戸当り板21との間隙は、
内,外障子9,10を完全に閉鎖したとき召合框12,
17が重合する寸法に設定されている。24は内障子9
の開放時召合框12を受止める受止板で、この受止板2
4と前記受止板22との間隙も、内,外障子9,10を
完全に開放したとき戸先框11,16が重合する寸法に
設定されている。25は戸先框嵌合案内部である。
【0010】次に上枠5において、26は天板で、この
天板26にはそれぞれ内,外の各障子9,10の案内板
27,28が垂設されている。又、下枠6において、2
9は基板を示し、室内側(内障子9側)が室外側(外障
子10側)より高い階段状に形成されて雨返しの役目を
果す。30は内レール,31は外レールで、これら各レ
ール30,31の両端部は、図2に示すように切除され
て、内,外レール30,31間に滞まったごみを容易に
掃き出したり、基板29に滴下した露を内レール30か
ら外レール31側の基板29上に流すことができるよう
に形成されている。
天板26にはそれぞれ内,外の各障子9,10の案内板
27,28が垂設されている。又、下枠6において、2
9は基板を示し、室内側(内障子9側)が室外側(外障
子10側)より高い階段状に形成されて雨返しの役目を
果す。30は内レール,31は外レールで、これら各レ
ール30,31の両端部は、図2に示すように切除され
て、内,外レール30,31間に滞まったごみを容易に
掃き出したり、基板29に滴下した露を内レール30か
ら外レール31側の基板29上に流すことができるよう
に形成されている。
【0011】つづいて、窓枠2の室外側に付設される突
き出し窓(以下、出窓と称する)35の構成を図1,2
により説明する。この出窓35の基本的構造は高さ寸法
を除けば、前述した長大な窓枠2とほぼ同じである。図
1において、36は前記出窓35の金属製窓枠を示し、
縦枠3a,4a、上枠5a,下枠6aを矩形状に枠組し
て構成され、その高さ寸法は、長大な窓枠2側の内,外
障子9,10を開放してその上部開放側において、身体
を腹這いあるいは、腰を屈めて通り抜けすることができ
る空間を残した寸法で前記窓枠2とは、段差を保って短
小に形成されており、取付けに当っては、窓枠2の室外
側において第1の取付板7の外側に雨返し5bを形成す
べく係止片37を当接し、この状態で取付ねじ8aを用
いて窓枠2の取付板7と一体となして窓枠2に締着する
ことにより取付ける。
き出し窓(以下、出窓と称する)35の構成を図1,2
により説明する。この出窓35の基本的構造は高さ寸法
を除けば、前述した長大な窓枠2とほぼ同じである。図
1において、36は前記出窓35の金属製窓枠を示し、
縦枠3a,4a、上枠5a,下枠6aを矩形状に枠組し
て構成され、その高さ寸法は、長大な窓枠2側の内,外
障子9,10を開放してその上部開放側において、身体
を腹這いあるいは、腰を屈めて通り抜けすることができ
る空間を残した寸法で前記窓枠2とは、段差を保って短
小に形成されており、取付けに当っては、窓枠2の室外
側において第1の取付板7の外側に雨返し5bを形成す
べく係止片37を当接し、この状態で取付ねじ8aを用
いて窓枠2の取付板7と一体となして窓枠2に締着する
ことにより取付ける。
【0012】そして、前記金属製窓枠36は、内,外両
障子38,39が引違い移動可能に嵌め込まれており、
内障子38はアルミニウム等の金属材料からなる戸先框
40,召合框41,上框42,下框43を枠組して例え
ば、不透明なガラス44を嵌め込むことにより構成さ
れ、又、外障子39は同じく戸先框45,召合框46,
上框47,下框48を枠組し、前記同様に不透明なガラ
ス44aを嵌め込み、しかも、図2で示すように、内障
子38とはその横幅寸法を相当長くして構成されてい
る。又、金属製窓枠36には内,外両障子38,39の
開放時及び閉鎖時に当接する戸当り板49と受止板50
とがそれぞれ設けられている。
障子38,39が引違い移動可能に嵌め込まれており、
内障子38はアルミニウム等の金属材料からなる戸先框
40,召合框41,上框42,下框43を枠組して例え
ば、不透明なガラス44を嵌め込むことにより構成さ
れ、又、外障子39は同じく戸先框45,召合框46,
上框47,下框48を枠組し、前記同様に不透明なガラ
ス44aを嵌め込み、しかも、図2で示すように、内障
子38とはその横幅寸法を相当長くして構成されてい
る。又、金属製窓枠36には内,外両障子38,39の
開放時及び閉鎖時に当接する戸当り板49と受止板50
とがそれぞれ設けられている。
【0013】次に、上枠5a側には内,外障子38,3
9を案内する案内板a,bを垂設した天板51が、又、
下枠6aには内レールc,外レールdを形成した基板5
2がそれぞれ形成されており、前記内,外レールc,d
の端部は切除されてごみ等を掃き出しやすく形成されて
いる。つづいて、窓枠2,36との間の空所53には、
出窓35側の内,外障子38,39と高さ寸法を同一と
なした雨戸54が、入れ違い状となして移動可能に配置
されている。そして、この空所53の底面には図2で示
すように、空所に滞まる雨水を出窓35から外部に排水
するための水抜孔55が穿孔されている。
9を案内する案内板a,bを垂設した天板51が、又、
下枠6aには内レールc,外レールdを形成した基板5
2がそれぞれ形成されており、前記内,外レールc,d
の端部は切除されてごみ等を掃き出しやすく形成されて
いる。つづいて、窓枠2,36との間の空所53には、
出窓35側の内,外障子38,39と高さ寸法を同一と
なした雨戸54が、入れ違い状となして移動可能に配置
されている。そして、この空所53の底面には図2で示
すように、空所に滞まる雨水を出窓35から外部に排水
するための水抜孔55が穿孔されている。
【0014】56は面格子を示し、金属製窓枠36の天
板51及び基板52を室外側に延出して一体的に形成し
た天枠eと底枠fとの間に、図示しない上,下桟を介在
させた状態で縦桟57を適宜の間隔を保って配設されて
いる。これにより、金属製窓枠36に取付けた内,外障
子38,39を室外側から開放して室内に侵入するのを
確実に防ぐことができる。なお、出窓35の上方側に位
置する窓枠2側には、面格子等外部からの侵入を防ぐ部
材は何も取付けられていないので、採光が良好になると
ともに、出窓35の付設により面格子を特別に取付けな
くても防犯上外部からの侵入を防ぐことができる。又、
窓枠2に嵌め込んだ内,外障子9,10及び出窓35側
の窓枠36に嵌め込んだ内,外障子38,39の召合せ
部には、図示しない周知のクレセント等の旋錠装置(図
示せず)が取付けられている。
板51及び基板52を室外側に延出して一体的に形成し
た天枠eと底枠fとの間に、図示しない上,下桟を介在
させた状態で縦桟57を適宜の間隔を保って配設されて
いる。これにより、金属製窓枠36に取付けた内,外障
子38,39を室外側から開放して室内に侵入するのを
確実に防ぐことができる。なお、出窓35の上方側に位
置する窓枠2側には、面格子等外部からの侵入を防ぐ部
材は何も取付けられていないので、採光が良好になると
ともに、出窓35の付設により面格子を特別に取付けな
くても防犯上外部からの侵入を防ぐことができる。又、
窓枠2に嵌め込んだ内,外障子9,10及び出窓35側
の窓枠36に嵌め込んだ内,外障子38,39の召合せ
部には、図示しない周知のクレセント等の旋錠装置(図
示せず)が取付けられている。
【0015】次に、作用について説明する。前記構成の
面格子付き窓にあって、内,外障子9,10,38,3
9をそれぞれ窓枠2,36内において閉鎖し旋錠するこ
とにより、窓の開口部を閉塞する。この場合、出窓35
側の内,外障子38,39には不透明なガラス44,4
4aを使用しているので、室外側から室内側を覗き見る
ことは困難である。即ち、これにより、室内側に位置す
る窓枠2に嵌め込んだ内,外障子9,10に透明ガラス
15,20を用いてもプライバシーを十分に守ることが
できるとともに、透明ガラス15,20の使用により採
光が良好に得られるので、室内を明るく、しかも、暖か
く維持することが可能となる。
面格子付き窓にあって、内,外障子9,10,38,3
9をそれぞれ窓枠2,36内において閉鎖し旋錠するこ
とにより、窓の開口部を閉塞する。この場合、出窓35
側の内,外障子38,39には不透明なガラス44,4
4aを使用しているので、室外側から室内側を覗き見る
ことは困難である。即ち、これにより、室内側に位置す
る窓枠2に嵌め込んだ内,外障子9,10に透明ガラス
15,20を用いてもプライバシーを十分に守ることが
できるとともに、透明ガラス15,20の使用により採
光が良好に得られるので、室内を明るく、しかも、暖か
く維持することが可能となる。
【0016】つづいて、夜間時とか、雨が激しく降り込
むようなときは、出窓35の後背部に設けた雨戸54を
閉めることにより、防犯上安全であるとともに、雨が室
内側に位置する内,外障子9,10に付着した場合で
も、雨返し5bを通じて前記雨戸54が移動する空所5
3に開口した水抜孔55を利用して円滑に室外側に排水
することができ、至便である。又、夜間時、あるいは昼
間時において外気を室内側に取り入れるような場合、室
内側に位置する窓枠2の内,外障子9,10のみの旋錠
を解き、内,外障子9,10を開けると、窓枠2は、出
窓35の上部側が内,外障子9,10を開くことにより
開放されるため、出窓35の上方から室内側に外気を良
好に取り入れることができる。この場合も出窓35の存
在により、防犯上及び室内のプライバシーが侵されるこ
とはない。更に、昼間時等において室内に外気を流入さ
せるときは、室内側の内,外障子9,10及び出窓35
側の内,外障子38,39を開けることにより、外気を
最大限に取り入れることが可能となる。
むようなときは、出窓35の後背部に設けた雨戸54を
閉めることにより、防犯上安全であるとともに、雨が室
内側に位置する内,外障子9,10に付着した場合で
も、雨返し5bを通じて前記雨戸54が移動する空所5
3に開口した水抜孔55を利用して円滑に室外側に排水
することができ、至便である。又、夜間時、あるいは昼
間時において外気を室内側に取り入れるような場合、室
内側に位置する窓枠2の内,外障子9,10のみの旋錠
を解き、内,外障子9,10を開けると、窓枠2は、出
窓35の上部側が内,外障子9,10を開くことにより
開放されるため、出窓35の上方から室内側に外気を良
好に取り入れることができる。この場合も出窓35の存
在により、防犯上及び室内のプライバシーが侵されるこ
とはない。更に、昼間時等において室内に外気を流入さ
せるときは、室内側の内,外障子9,10及び出窓35
側の内,外障子38,39を開けることにより、外気を
最大限に取り入れることが可能となる。
【0017】次に、出窓35側の内,外障子38,39
及び室内側に位置する窓枠2の内,外障子9,10、更
に、雨戸54を閉め切って、例えば、就寝しているとき
に地震,火災,浸水等が発生して室内から外に脱出する
場合、本発明は、室内側に位置する窓枠2に対して室外
側に突出する出窓35の金属製窓枠36が、その高さ寸
法を低くして形成されているので、前記のような火災等
の発生時に際しては、窓枠2内の内,外障子9,10の
旋錠を解き内,外障子9,10を開けて窓枠2を開放す
る。すると、図1に示すように、出窓35の上方は窓枠
2のみしか存在していないため、前記のように、火災時
等の緊急時に際して外部(室外側)に脱出する際、窓枠
2の内,外障子9,10を開放すれば、出窓35の上方
には、脱出の妨げとなる障害物が何もないため、室内か
ら室外に脱出するには、開放された窓の空所を利用して
身体を屈めるか、あるいは、腹這いとなることにより、
容易に室外に出ることができる。これは、出窓35に面
格子56が防犯対策上付設されていても、前記のよう
に、出窓35の上方が空所となっているので、緊急時は
この空所を利用して窓枠2の内,外障子9,10を開放
することにより、容易に室外に脱出することができる。
及び室内側に位置する窓枠2の内,外障子9,10、更
に、雨戸54を閉め切って、例えば、就寝しているとき
に地震,火災,浸水等が発生して室内から外に脱出する
場合、本発明は、室内側に位置する窓枠2に対して室外
側に突出する出窓35の金属製窓枠36が、その高さ寸
法を低くして形成されているので、前記のような火災等
の発生時に際しては、窓枠2内の内,外障子9,10の
旋錠を解き内,外障子9,10を開けて窓枠2を開放す
る。すると、図1に示すように、出窓35の上方は窓枠
2のみしか存在していないため、前記のように、火災時
等の緊急時に際して外部(室外側)に脱出する際、窓枠
2の内,外障子9,10を開放すれば、出窓35の上方
には、脱出の妨げとなる障害物が何もないため、室内か
ら室外に脱出するには、開放された窓の空所を利用して
身体を屈めるか、あるいは、腹這いとなることにより、
容易に室外に出ることができる。これは、出窓35に面
格子56が防犯対策上付設されていても、前記のよう
に、出窓35の上方が空所となっているので、緊急時は
この空所を利用して窓枠2の内,外障子9,10を開放
することにより、容易に室外に脱出することができる。
【0018】図3,4は本発明の他の実施例を示すもの
で、図3はその縦断面図、図4は横断面図であり、図
1,2に示す第1の実施例と異なる点は、図4で示すよ
うに、出窓35aの金属製窓枠36に障子60を1枚の
み嵌め込んだ点にある。即ち、図4に示すように、出窓
35aには、レールgを1条のみ基板52(図1参照)
に敷設し、このレールg上に、不透明なガラス61を嵌
め込んだ障子60を図4において上下方向に移動可能に
取付けて構成したもので、この第2実施例においては、
窓枠36内に障子60が1枚のみ取付けられているだけ
であるため、出窓35a側は常に障子60が存在してい
ない部位(例えば、図4のXの部分)は外気が通り抜け
する空所Xが形成されることとなる。この結果、室内側
の窓枠2に設けた内,外障子9,10を開放すれば、出
窓35aは障子60を移動させなくても、障子60の存
在しないない部位が空所となる結果、外気を室内側に良
好に取り込むことができる。
で、図3はその縦断面図、図4は横断面図であり、図
1,2に示す第1の実施例と異なる点は、図4で示すよ
うに、出窓35aの金属製窓枠36に障子60を1枚の
み嵌め込んだ点にある。即ち、図4に示すように、出窓
35aには、レールgを1条のみ基板52(図1参照)
に敷設し、このレールg上に、不透明なガラス61を嵌
め込んだ障子60を図4において上下方向に移動可能に
取付けて構成したもので、この第2実施例においては、
窓枠36内に障子60が1枚のみ取付けられているだけ
であるため、出窓35a側は常に障子60が存在してい
ない部位(例えば、図4のXの部分)は外気が通り抜け
する空所Xが形成されることとなる。この結果、室内側
の窓枠2に設けた内,外障子9,10を開放すれば、出
窓35aは障子60を移動させなくても、障子60の存
在しないない部位が空所となる結果、外気を室内側に良
好に取り込むことができる。
【0019】このように、前記第2実施例においては、
外気の取り込みが良好に行えるとともに、空所X部分が
存在しても、この空所Xは大きな隙間をとっていないの
で、室外からのプライバシーも十分守ることができる。
その上、障子60は1枚のみ使用しているので、出窓3
5aが外側に突出する寸法も短かくすることができる。
なお、第2実施例は出窓35aの構成部分が第1実施例
と異なるのみであるため、第1実施例と同様の構造であ
る窓枠2の構成及び雨戸54を具備している点について
の構成説明は省略する。更に、障子60の構造も基本的
には第1実施例の内,外障子38,39の構造と変りな
いので、その説明は省略する。
外気の取り込みが良好に行えるとともに、空所X部分が
存在しても、この空所Xは大きな隙間をとっていないの
で、室外からのプライバシーも十分守ることができる。
その上、障子60は1枚のみ使用しているので、出窓3
5aが外側に突出する寸法も短かくすることができる。
なお、第2実施例は出窓35aの構成部分が第1実施例
と異なるのみであるため、第1実施例と同様の構造であ
る窓枠2の構成及び雨戸54を具備している点について
の構成説明は省略する。更に、障子60の構造も基本的
には第1実施例の内,外障子38,39の構造と変りな
いので、その説明は省略する。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、室内と
室外とを遮ぎる長大な窓の室外側に、該窓の高さ寸法か
ら身体が通り抜けすることができる寸法分だけで短かく
した短小な突き出し窓を一体的に付設し、この突び出し
窓に不透明な部材を嵌め込んだ障子を開閉自在に取付け
るとともに、この突き出し窓と一体的に延出して面格子
を取付けて構成したので、地震等の緊急時に際して室内
から室外に脱出する場合、窓の外側に面格子が取付けら
れていても、本発明は面格子が短小な突き出し窓側に具
備させてあるため、長大な窓側の障子を開放することに
より、この窓から身体を屈めながら突き出し窓の上部を
伝って容易に室外に飛び出すことが可能となる結果、緊
急時における室内からの脱出が容易である。
室外とを遮ぎる長大な窓の室外側に、該窓の高さ寸法か
ら身体が通り抜けすることができる寸法分だけで短かく
した短小な突き出し窓を一体的に付設し、この突び出し
窓に不透明な部材を嵌め込んだ障子を開閉自在に取付け
るとともに、この突き出し窓と一体的に延出して面格子
を取付けて構成したので、地震等の緊急時に際して室内
から室外に脱出する場合、窓の外側に面格子が取付けら
れていても、本発明は面格子が短小な突き出し窓側に具
備させてあるため、長大な窓側の障子を開放することに
より、この窓から身体を屈めながら突き出し窓の上部を
伝って容易に室外に飛び出すことが可能となる結果、緊
急時における室内からの脱出が容易である。
【0021】又、本発明は、突き出し窓側に取付けた障
子には不透明な部材の嵌め込んで、外部から室内を覗く
ことができないような工夫が施されているので、長大な
窓側に透明なガラス部材を用いた障子を取付けても、室
内側のプライバシーを容易に守ることができる。
子には不透明な部材の嵌め込んで、外部から室内を覗く
ことができないような工夫が施されているので、長大な
窓側に透明なガラス部材を用いた障子を取付けても、室
内側のプライバシーを容易に守ることができる。
【0022】更に、本発明は、突き出し窓側が閉鎖され
ていても、長大な窓側を開放すれば、前記突き出し窓の
上部は空間となって遮蔽物が存在しないので、外気の取
り入れを容易に行うことができる。この場合、突き出し
窓側が閉鎖されており、しかも、その外側には面格子が
取付けてあるので、室外からの侵入は突き出し窓の存在
によって確実に防ぐことができ、防犯上利便である。
又、この場合、突き出し窓側を開放すば外気の取り入れ
は更に良好となり、プライバシーの保護と相まって室内
の換気の迅速・容易に行うことができる。
ていても、長大な窓側を開放すれば、前記突き出し窓の
上部は空間となって遮蔽物が存在しないので、外気の取
り入れを容易に行うことができる。この場合、突き出し
窓側が閉鎖されており、しかも、その外側には面格子が
取付けてあるので、室外からの侵入は突き出し窓の存在
によって確実に防ぐことができ、防犯上利便である。
又、この場合、突き出し窓側を開放すば外気の取り入れ
は更に良好となり、プライバシーの保護と相まって室内
の換気の迅速・容易に行うことができる。
【図1】本発明の面格子付き窓の縦断面図である。
【図2】本発明の面格子付き窓の横断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【図4】同じく図3の横断面図である。
2 長大な窓枠 9 内障子 10 外障子 15,20 ガラス 35 突き出し窓 36 短小な窓枠 54 雨戸 56 面格子
Claims (3)
- 【請求項1】 建物の窓開口部に障子を建付ける長大な
窓枠を取付け、この窓枠に内障子と外障子とを引違い移
動可能に設け、前記長大な窓枠の室外方向には、該窓枠
より高さ寸法を低くした段差を有する短小の窓枠を、こ
の窓枠の上部側に身体が通り抜けできる空間を備えて前
記長大な窓枠と一体的に取付け、この短小な窓枠に不透
明な部材を嵌め込んだ内障子と外障子とを引違い移動可
能に取付けて突き出し窓を形成し、この突き出し窓に室
外方向に延出する面格子を取付けるようにしたことを特
徴とする面格子付き窓。 - 【請求項2】 前記突き出し窓を構成する短小な窓枠
に、不透明な部材を嵌め込んだ障子を移動可能に取付け
たことを特徴とする請求項1記載の面格子付き窓。 - 【請求項3】 前記長大な窓枠と、突き出し窓を構成す
る短小な窓枠との間に、雨戸を出し入れ可能に配置した
ことを特徴とする請求項1記載の面格子付き窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5180046A JPH0711851A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 面格子付き窓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5180046A JPH0711851A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 面格子付き窓 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0711851A true JPH0711851A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=16076543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5180046A Pending JPH0711851A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 面格子付き窓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0711851A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6151784A (en) * | 1998-02-25 | 2000-11-28 | Izumi Products Company | Attachment for construction machine |
US7069673B2 (en) | 2001-04-27 | 2006-07-04 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) | Hybrid construction equipment power control apparatus |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP5180046A patent/JPH0711851A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6151784A (en) * | 1998-02-25 | 2000-11-28 | Izumi Products Company | Attachment for construction machine |
US7069673B2 (en) | 2001-04-27 | 2006-07-04 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) | Hybrid construction equipment power control apparatus |
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