JPH07118351B2 - ケーブル多層巻き式ロータリージョイント - Google Patents

ケーブル多層巻き式ロータリージョイント

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JPH07118351B2
JPH07118351B2 JP8579988A JP8579988A JPH07118351B2 JP H07118351 B2 JPH07118351 B2 JP H07118351B2 JP 8579988 A JP8579988 A JP 8579988A JP 8579988 A JP8579988 A JP 8579988A JP H07118351 B2 JPH07118351 B2 JP H07118351B2
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JP
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cable
shaft
winding portion
cable winding
rotary joint
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曉司 長山
浩 内田
靖彦 藤原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回転体と非回転体との間で信号等の送受を行
なうケーブルの連結装置に関し、特にケーブルを多層巻
きにした無接点式ロータリージョイントに関する。
〔従来の技術〕
回転体と非回転体との間で信号等の送受を行なうケーブ
ルの連結装置として、従来ロータリージョイントが用い
られている。
ロータリージョイントは、第5図に示すように回転体12
の内部に配設されて固定側ケーブル4aを回転側ケーブル
4bに連結するか、第6図に示すように回転体12の外部に
配設されて固定側ケーブル4aを回転側ケーブル4bに連結
するかは別として、第3,4図に示すようにスリップリン
グとして構成されている。スリップリングはブラシ14を
バネ15でリング16に圧接する構造となっており、固定側
ケーブル4aをリング16に接続し、回転側ケーブル4bをブ
ラシ14に接続すると、ケーシング17の回転にともなって
リング16が回転してもブラシ14とリング16との摺動接触
により固定軸ケーブル4a,回転側ケーブル4b間の信号の
送受は行なわれるようになっている。なお、第3〜6図
において、符号10は回り止め、11はベアリング、13はロ
ータリージョイントを表わす。
また、このような従来のスリップリングにおける有接点
式の不具合を解消すべく、第7,8図に示すような無接点
式のロータリージョイントが考えられる。このロータリ
ージョイントは、固定軸2の回りに回転しうる枠体6
と、枠体6の回転軸線と同一の回転軸線を有しながら枠
体6と相対的に回転し得る回転軸1と、回転軸1に装着
された第1の歯車5aと、第1の歯車5aと歯合する第2の
歯車5bを有して枠体6に回転可能に設けられたガイド軸
3とをそなえるとともに、回転軸16の内部を通じ導入さ
れた回転側ケーブル4bを巻取るように回転軸1の外周部
に設けられた第1のケーブル巻取り部1aと、第1のケー
ブル巻取り部1aから導かれたケーブル4を逆向きに巻取
るようにしてガイド軸3の外周部に設けられた第2のケ
ーブル巻取り部3aと、第2のケーブル巻取り部3aから導
かれたケーブル4と同じ向きに巻取って固定軸2の内部
を通じて導出し得るように固定軸2の外周部に設けられ
た固定軸のケーブル巻取り部2′とをそなえて構成され
る。さらに、枠体6の軸線をはさんでガイド軸3とは対
称の位置に枠駆動軸18が設けられ、枠駆動軸18に装着さ
れた第3の歯車5cが第1の歯車5aと歯合するとともに、
固定軸2および枠駆動軸18にそれぞれ装着されたスプロ
ケット20にはチェイン19が巻回されている。
このように構成されたロータリージョイントは、各第1
のケーブル巻取り部1a,第2のケーブル巻取り部3aおよ
び固定軸のケーブル巻取り部2′にそれぞれケーブル4
が一層だけ捨巻きされており、回転軸1の回転により第
1の歯車5a,第3の歯車5c,スプロケット20,チェイン19
および回転軸のスプロケット20の歯合関係から、枠体6
は回転軸1の回転数の1/2で回転するとともに、ガイド
軸3が自転せずに公転して、捨巻きされたケーブル4を
第2のケーブル巻取り部3aを介して第1のケーブル巻取
り部1aから固定軸のケーブル巻取り部2′または固定軸
のケーブル巻取り部2′から第1のケーブル巻取り部1a
へと移動させるように作動する。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述のような従来のスリップリング式のロー
タリージョイントでは、その構造上、ブラシ14とリング
16との間の摩擦による摩耗や、湿気の侵入による腐食の
ための性能の劣化を避けることができない問題点があ
る。
このような問題点を解決すべく考えられる上述のような
無接点式ロータリージョイントでは、上記の問題点は解
決させるものの、ケーブル4を一層しか巻くことができ
ないため、固定軸2の回転回数を増やそうとすると、そ
れだけ全体の長さを増さざるを得ないため、ロータリー
ジョイントの取付寸法に大きな問題点をもっている。
本発明は、このような問題点の解決をはかろうとするも
ので、無接点式ロータリージョイントにおけるケーブル
の巻回を多層化して無接点化により性能の劣化を避けつ
つ、取付け寸法の増加をまねくことなく回転軸の回転回
数を十分に増加させることができるケーブル多層巻き式
ロータリージョイントを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本発明のケーブル多層巻き
式ロータリージョイントは、固定軸の回りに回転しうる
枠体と、同枠体の回転軸線と同一の回転軸線を有しなが
ら同枠体と相対的に回転し得る回転軸と、同回転軸に装
着された第1の歯車と、同歯車と歯合する第2の歯車を
有して上記枠体に回転可能に設けられたガイド軸とをそ
なえるとともに、上記回転軸の内部を通じ導入されたケ
ーブルを巻取るように同回転軸の外周部に設けられた第
1のケーブル巻取り部と、同第1のケーブル巻取り部か
ら導かれたケーブルを逆向きに巻取るようにして上記ガ
イド軸の外周部に設けられた第2のケーブル巻取り部
と、同第2のケーブル巻取り部から導かれたケーブルを
逆向きに巻取るようにして上記ガイド軸の外周部に設け
られた第3のケーブル巻取り部と、同第3のケーブル巻
取り部から導かれたケーブルを同じ向きに巻取って上記
固定軸の内部を通じ導出し得るように同固定軸の外周部
に設けられた第4のケーブル巻取り部とをそなえて構成
されたことを特徴としている。
〔作用〕
上述の本発明のケーブル多層巻き式ロータリージョイン
トでは、回転軸の第1のケーブル巻取り部と固定軸の第
4のケーブル巻取り部とにケーブルをそれぞれ対称とな
るように多層に捨巻きされて動作する際に、回転軸とガ
イド軸およびガイド軸と固定軸との間のケーブルにかか
る張力に応じてガイド軸の公転と自転との比が自動的に
変化するように作用し、ケーブルの層数にかかわりな
く、各軸間相互のケーブルのたるみや張り過ぎを生じる
ことなく各軸間相互のケーブルの受けわたしが行なわれ
るように作用する。
〔実 施 例〕
次に、本発明の実施例について説明すると、第1,2図は
本発明の一実施例としてのケーブル多層巻き式ロータリ
ージョイントを示すもので、第1図はその側面図、第2
図はその正面図である。
第1,2図に示すように、ケーブル多層巻き式ロータリー
ジョイントは、固定軸2の回りに回転しうる枠体6と、
枠体6の回転軸線と同一の回転軸線を有しながら枠体6
と相対的に回転し得る回転軸1と、回転軸1の装着され
た第1の歯車5aと、第1の歯車5aと歯合する第2の歯車
5bを有して枠体6に回転可能に設けられたガイド軸3と
をそなえるとともに、回転軸1の内部に通じ導入された
回転側ケーブル4bを巻き取るように回転軸1の外周部に
設けられた第1のケーブル巻取り部1aと、第1のケーブ
ル巻取り部1aから導かれたケーブル4を逆向きに巻取る
ようにしてガイド軸3の外周部に設けられた第2のケー
ブル巻取り部3aと、第2のケーブル巻取り部3aから導か
れたケーブル4を逆向きに巻取るようにしてガイド軸3
の外周部に設けられた第3のケーブル巻取り部3bと、第
3のケーブル巻取り部3bから導かれたケーブル4を同じ
向きに巻取って固定軸2の内部を通じ導出し得るように
固定軸2の外周部に設けられた第4のケーブル巻取り部
2aとをそなえて構成されている。
第1図に示すように、第1のケーブル巻取り部1a,第2
のケーブル巻取り部3a,第3のケーブル巻取り部3bおよ
び第4のケーブル巻取り部2aの両側には、それぞれフラ
ンジ8が設けられ、ケーブル4の第2のケーブル巻取り
部3aと第3のケーブル巻取り部3bとの接続はコネクタ9
により行なわれている。なお、この図において、符号7
はバランスウェイト、10は回り止めを示す。
このように構成されたケーブル多層巻き式ロータリージ
ョイントの回転軸1は、回転体に連結され、回転体と同
速で回転する。固定軸2は回り止め10により固定されて
いるため回転しない。一方ガイド軸3は、遊星歯車とし
ての第2の歯車5bとケーブルの張力とによって回転軸1
の回転を伝達され、回転軸1および固定軸2に対して公
転と自転とを行なう。枠体6は、このガイド軸3の公転
によって回転し、その回転方向は、回転軸1の回転方向
と同方向となる。その際、回転軸1,固定軸2およびガイ
ド軸3の第1のケーブル巻取り部1a,第4のケーブル巻
取り部2a,第2のケーブル巻取り部3aおよび第3のケー
ブル巻取り部3bに付設されたフランジ8は、ケーブル4
を多層に巻くためのガイドとして作用する。またバラン
スウェイト7は、ガイド軸3が枠体6の一側にのみ設け
られることによるアンバランスを打消すために設けられ
ており、コネクタ9は、ロータリージョイント内でケー
ブル4を固定軸2側と回転軸1側それぞれに分離して捨
巻きすることで配線を容易化すべく設けられている。
回転軸1を第1のケーブル巻取り部1aにケーブル4が巻
取られる方向に回転させると、第1のケーブル巻取り部
1a側のケーブルは張り、ガイド軸3をケーブルの緩む方
向に回転させようとする。逆に、回転軸1からケーブル
4を繰り出す方向に回転させると、ケーブル4は緩もう
とするが、第2の歯車5bによってガイド軸3はケーブル
4が張る方向に回転する。したがって、ガイド軸3は自
動的にケーブル張力を保つように回転を変えるよう動作
する。さらに、回転軸1側と固定軸2とは左右対称に構
成されているので、完全に同期がとられ、片側にケーブ
ル4の緩みが発生するようなことはない。
また、ケーブル4を多層巻きにするには、ケーブル4の
移動を常に回転軸1,固定軸2およびガイド軸3に対して
ほぼ直角方向に保つ必要があるが、この構成によれば、
ケーブル巻層数をよほど多くしない限り、軸に対してケ
ーブル4を常に直角方向付近に保つことができるので、
ケーブル4間に隙間があいたり、ケーブル4が同じ層の
他のケーブル4に乗り上げたりするような乱巻き状態と
なることはなく、ケーブル4は整列密巻きとなる。
本発明の一実施例としてのケーブル多層巻き式ロータリ
ージョイントによれば、取付け寸法の増加をまねくこと
なく、回転軸の回転数を十分に増加させることができ
る。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明のケーブル多層巻き式ロー
タリージョイントによれば、有接点のスリップリング式
ロータリージョイントにみられる接点の劣化を避けるこ
とができるばかりでなく、ケーブル捨巻き式のロータリ
ージョイントにみられる著しい回転回数の制限をも自動
的に張力を保つべく公転と自転とを行なうガイド軸を用
いての多層にわたる捨巻きにより克服することができる
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本発明の一実施例としてのケーブル多層巻き
式ロータリージョイントを示すもので、第1図はその側
面図、第2図はその正面図であり、第3〜5図は従来の
スリップリング式ロータリージョイントを示すもので、
第3図はその側面図、第4図はその正面図、第5図はそ
の回転体内部への配置図、第6図はその回転体側部への
配置図であり、第7,8図は単層のケーブル捨巻き式ロー
タリージョイントを示すもので、第7図はその側面図、
第8図はその正面図である。 1……回転軸、1a……第1のケーブル巻取り部、2……
固定軸、2a……第4のケーブル巻取り部、3……ガイド
軸、3a……第2のケーブル巻取り部、3b……第3のケー
ブル巻取り部、4……ケーブル、4a……固定側ケーブ
ル、4b……回転側ケーブル、5a……第1の歯車、5b……
第2の歯車、5c……第3の歯車、6……枠体、7……バ
ランスウェイト、8……フランジ、9……コネクタ、10
……回り止め、12……回転体、13……ロータリージョイ
ント、14……ブラシ、15……バネ、16……リング、17…
…ケーシング、18……枠駆動軸、19……チェイン、20…
…スプロケット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定軸の回りに回転しうる枠体と、同枠体
    の回転軸線と同一の回転軸線を有しながら同枠体と相対
    的に回転し得る回転軸と、同回転軸に装着された第1の
    歯車と、同歯車と歯合する第2の歯車を有して上記枠体
    に回転可能に設けられたガイド軸とをそなえるととも
    に、上記回転軸の内部を通じ導入されたケーブルを巻取
    るように同回転軸の外周部に設けられた第1のケーブル
    巻取り部と、同第1のケーブル巻取り部から導かれたケ
    ーブルを逆向きに巻取るようにして上記ガイド軸の外周
    部に設けられた第2のケーブル巻取り部と、同第2のケ
    ーブル巻取り部から導かれたケーブルを逆向きに巻取る
    ようにして上記ガイド軸の外周部に設けられた第3のケ
    ーブル巻取り部と、同第3のケーブル巻取り部から導か
    れたケーブルを同じ向きに巻取って上記固定軸の内部を
    通じ導出し得るように同固定軸の外周部に設けられた第
    4のケーブル巻取り部とをそなえて構成されたことを特
    徴とする、ケーブル多層巻き式ロータリージョイント。
JP8579988A 1988-04-07 1988-04-07 ケーブル多層巻き式ロータリージョイント Expired - Lifetime JPH07118351B2 (ja)

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