JPH0711834Y2 - 汚水浄化槽 - Google Patents
汚水浄化槽Info
- Publication number
- JPH0711834Y2 JPH0711834Y2 JP9106989U JP9106989U JPH0711834Y2 JP H0711834 Y2 JPH0711834 Y2 JP H0711834Y2 JP 9106989 U JP9106989 U JP 9106989U JP 9106989 U JP9106989 U JP 9106989U JP H0711834 Y2 JPH0711834 Y2 JP H0711834Y2
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- Japan
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- tank
- precipitation
- fluidized bed
- treatment
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- Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は汚水浄化槽に関する。
従来、小型合併浄化槽として、その構造基準より嫌気濾
床接触ばっ気方式、及び分離接触ばっ気方式の2方式の
ものが知られている。
床接触ばっ気方式、及び分離接触ばっ気方式の2方式の
ものが知られている。
上記方式の小型合併浄化槽には、共に、上記構造基準に
より総容量に下限値が有り、例えば5人槽で嫌気濾床接
触ばっ気方式のものでは2.8m3、分離接触ばっ気方式の
ものでは3.8m3などとされている。しかし、従来の単独
浄化槽の基準容量が分離接触ばっ気方式で1.2m3である
のに対して小型合併浄化槽は、かなり大型であるので、
家庭用としては、小型化が望まれている。そこで、浄化
処理を効率的に行ない、処理水質の向上を図り、槽の容
量を小型化するための高率処理方法として、好気処理槽
に流動床槽を採用することが好ましいとされている。
より総容量に下限値が有り、例えば5人槽で嫌気濾床接
触ばっ気方式のものでは2.8m3、分離接触ばっ気方式の
ものでは3.8m3などとされている。しかし、従来の単独
浄化槽の基準容量が分離接触ばっ気方式で1.2m3である
のに対して小型合併浄化槽は、かなり大型であるので、
家庭用としては、小型化が望まれている。そこで、浄化
処理を効率的に行ない、処理水質の向上を図り、槽の容
量を小型化するための高率処理方法として、好気処理槽
に流動床槽を採用することが好ましいとされている。
〔従来技術の問題点〕 ところで、好気処理槽を従来の汚水浄化槽に採用した場
合、第4図に示すように槽全体Aの形態が一般に水平断
面が横長形状をなすから、縦方向仕切壁B…Bで仕切ら
れた好気処理槽Cでは、その水平断面の形態が縦長四角
状となり、ここに流動床槽C1と接触ばっ気槽C2を設ける
と、槽内の両端部分C′,C′に水流のコア帯が生じやす
く、流動床の浮遊流動形態が均一にならず、沈降又は、
停滞するものが出来て、今一つ処理効率の向上が図り難
い問題が有った。
合、第4図に示すように槽全体Aの形態が一般に水平断
面が横長形状をなすから、縦方向仕切壁B…Bで仕切ら
れた好気処理槽Cでは、その水平断面の形態が縦長四角
状となり、ここに流動床槽C1と接触ばっ気槽C2を設ける
と、槽内の両端部分C′,C′に水流のコア帯が生じやす
く、流動床の浮遊流動形態が均一にならず、沈降又は、
停滞するものが出来て、今一つ処理効率の向上が図り難
い問題が有った。
この考案は上記問題点に鑑み、好気処理槽として、流動
床槽と接触ばっ気槽との両者を併用し、汚水処理効率の
向上を図ると共に、汚水の流動状態も良好となし得る汚
水浄化槽を提供することを目的としてなされたものであ
る。
床槽と接触ばっ気槽との両者を併用し、汚水処理効率の
向上を図ると共に、汚水の流動状態も良好となし得る汚
水浄化槽を提供することを目的としてなされたものであ
る。
即ち、この考案の汚水浄化槽は水平断面形状が横長状と
された槽内を縦方向仕切壁で複数に仕切り、嫌気処理、
好気処理及び、沈殿、消毒処理槽とし、被処理汚水を順
次移流させて浄化していく小型合併汚水浄化槽におい
て、好気処理を行なう区画、及びこれと隣接する沈殿処
理を行なう区画が横方向仕切壁で並列状態に区画され、
並列する好気処理室の一方が流動床槽、他方が接触ばっ
気槽とされ、また、沈殿処理区画の前記流動床槽に隣接
する槽が同槽用沈殿槽、他方が接触ばっ気槽用沈殿槽と
され、流動床用沈殿槽には、接触ばっ気槽へ被処理汚水
を移流する移流口が設けられて成ることを特徴とするも
のである。
された槽内を縦方向仕切壁で複数に仕切り、嫌気処理、
好気処理及び、沈殿、消毒処理槽とし、被処理汚水を順
次移流させて浄化していく小型合併汚水浄化槽におい
て、好気処理を行なう区画、及びこれと隣接する沈殿処
理を行なう区画が横方向仕切壁で並列状態に区画され、
並列する好気処理室の一方が流動床槽、他方が接触ばっ
気槽とされ、また、沈殿処理区画の前記流動床槽に隣接
する槽が同槽用沈殿槽、他方が接触ばっ気槽用沈殿槽と
され、流動床用沈殿槽には、接触ばっ気槽へ被処理汚水
を移流する移流口が設けられて成ることを特徴とするも
のである。
次に、この考案の実施例を説明する。
第1図はこの考案の実施例の水平断面図、第2図は第1
図のII−II線断面図、第3図は第1図のIII−III線断面
図である。
図のII−II線断面図、第3図は第1図のIII−III線断面
図である。
この考案の汚水浄化槽1は、水平断面が横長状の槽をい
くつかの縦方向仕切壁1A…1Aで区切り、例えば、嫌気濾
床接触ばっ気方式の場合は、嫌気濾床槽第1室2A、同第
2室2B、好気性処理槽3、沈殿槽4、及び消毒槽5と
し、順次処理汚水Wを移流していく汚水浄化槽におい
て、好気処理を行なう区画槽3、及び沈殿処理を行なう
区画槽4が横方向区画1Bで並列状態に区画され、並列す
る好気処理を行う区画槽3の一方が流動床槽3A、他方が
接触ばっ気槽3Bとされ、また、沈殿処理区画槽4の流動
床槽3Aに隣接する槽が同槽用沈殿槽4A、他方が接触ばっ
気槽用沈殿槽4Bとされ、流動床用沈殿槽4Aには、接触ば
っ気槽3Bへ被処理汚水Wを移流する移流口4Cは設けられ
て構成されている。
くつかの縦方向仕切壁1A…1Aで区切り、例えば、嫌気濾
床接触ばっ気方式の場合は、嫌気濾床槽第1室2A、同第
2室2B、好気性処理槽3、沈殿槽4、及び消毒槽5と
し、順次処理汚水Wを移流していく汚水浄化槽におい
て、好気処理を行なう区画槽3、及び沈殿処理を行なう
区画槽4が横方向区画1Bで並列状態に区画され、並列す
る好気処理を行う区画槽3の一方が流動床槽3A、他方が
接触ばっ気槽3Bとされ、また、沈殿処理区画槽4の流動
床槽3Aに隣接する槽が同槽用沈殿槽4A、他方が接触ばっ
気槽用沈殿槽4Bとされ、流動床用沈殿槽4Aには、接触ば
っ気槽3Bへ被処理汚水Wを移流する移流口4Cは設けられ
て構成されている。
なお図中3Dは流動床槽3A内に必要に応じて配設される整
流板を示す。
流板を示す。
また、2Aは濾材をなくした、沈殿分離槽としてもよい。
この考案において、被処理汚水Wは、嫌気濾床接触ばっ
気方式の場合は、嫌気濾床槽第1室、同第2室を経て流
動床槽3Aへ流入されここで流動性接触材と共に流動して
効率良く浄化処理される。
気方式の場合は、嫌気濾床槽第1室、同第2室を経て流
動床槽3Aへ流入されここで流動性接触材と共に流動して
効率良く浄化処理される。
この時、流動床槽3Aの水平断面形状は第1図に示すよう
に横方向区画1Bで仕切られているため、縦横の比率が1
に近くなり、偏平形状に起因する処理水の流動性不良は
充分に回避される。
に横方向区画1Bで仕切られているため、縦横の比率が1
に近くなり、偏平形状に起因する処理水の流動性不良は
充分に回避される。
次いで被処理汚水Wは流動床槽用沈殿槽4Aへ流入する。
被処理汚水W中の浮遊物は此処で沈殿除去されその上澄
み液のみが次の接触ばっ気槽3Bへと移流される。
み液のみが次の接触ばっ気槽3Bへと移流される。
従って接触ばっ気槽3Bでの負荷はかなり軽減され、かつ
散気によりさらに酸化処理が行われる。
散気によりさらに酸化処理が行われる。
その後、被処理汚水は接触ばっ気槽用沈殿槽4Bへ移流さ
れ此処で最終的に浮遊汚泥が沈殿除去され、以後は通常
の汚水浄化槽と同様消毒の後外部へ流排出される。
れ此処で最終的に浮遊汚泥が沈殿除去され、以後は通常
の汚水浄化槽と同様消毒の後外部へ流排出される。
この考案は以上説明したように、好気性処理を行う処理
区画を横方向仕切りで並列状態に仕切ったため、各槽の
水平断面形状の縦横比を1に近くすることが出来、流動
床槽内での滞留をなくすことができ、処理効率を高め
得、しかも各処理槽には沈殿槽を隣接したので、移流ご
との浮遊汚泥の除去が可能であり、著しく汚水の処理効
率を高めることができるのである。
区画を横方向仕切りで並列状態に仕切ったため、各槽の
水平断面形状の縦横比を1に近くすることが出来、流動
床槽内での滞留をなくすことができ、処理効率を高め
得、しかも各処理槽には沈殿槽を隣接したので、移流ご
との浮遊汚泥の除去が可能であり、著しく汚水の処理効
率を高めることができるのである。
よって、流動床槽と接触ばっ気槽を併設しても処理効率
の低下を生じることなく、コンパクトな形状であっても
汚水を処理可能となるのである。
の低下を生じることなく、コンパクトな形状であっても
汚水を処理可能となるのである。
第1図はこの考案の実施例の水平断面図、第2図は第1
図のII−II線断面図、第3図は第1図のIII−III線断面
図、第4図は従来例の水平断面図である。
図のII−II線断面図、第3図は第1図のIII−III線断面
図、第4図は従来例の水平断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 原田 大 滋賀県甲賀郡甲西町高松2番地の1 久保 田鉄工株式会社滋賀工場内 (72)考案者 中島 広佳 滋賀県甲賀郡甲西町高松2番地の1 久保 田鉄工株式会社滋賀工場内 (56)参考文献 特開 昭63−123495(JP,A) 特開 平2−150098(JP,A) 特開 平2−107396(JP,A) 実開 昭56−10994(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】水平断面形状が横長状とされた槽内を縦方
向仕切壁で複数に仕切り、嫌気処理、好気処理及び、沈
殿、消毒処理槽とし、被処理汚水を順次移流させて浄化
していく小型合併汚水浄化槽において、好気処理を行な
う区画、及びこれと隣接する沈殿処理を行なう区画が横
方向仕切壁で並列状態に区画され、並列する好気処理室
の一方が流動床槽、他方が接触ばっ気槽とされ、また、
沈殿処理区画の前記流動床槽に隣接する槽が同槽用沈殿
槽、他方が接触ばっ気槽用沈殿槽とされ、流動床用沈殿
槽には、接触ばっ気槽へ被処理汚水を移流する移流口が
設けられて成ることを特徴とする汚水浄化槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9106989U JPH0711834Y2 (ja) | 1989-08-01 | 1989-08-01 | 汚水浄化槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9106989U JPH0711834Y2 (ja) | 1989-08-01 | 1989-08-01 | 汚水浄化槽 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0332997U JPH0332997U (ja) | 1991-03-29 |
JPH0711834Y2 true JPH0711834Y2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=31640571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9106989U Expired - Fee Related JPH0711834Y2 (ja) | 1989-08-01 | 1989-08-01 | 汚水浄化槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0711834Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007117908A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Kubota Corp | 浄化槽 |
-
1989
- 1989-08-01 JP JP9106989U patent/JPH0711834Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0332997U (ja) | 1991-03-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |