JPH07118320B2 - 鉛蓄電池用格子体 - Google Patents
鉛蓄電池用格子体Info
- Publication number
- JPH07118320B2 JPH07118320B2 JP62299140A JP29914087A JPH07118320B2 JP H07118320 B2 JPH07118320 B2 JP H07118320B2 JP 62299140 A JP62299140 A JP 62299140A JP 29914087 A JP29914087 A JP 29914087A JP H07118320 B2 JPH07118320 B2 JP H07118320B2
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- Japan
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- alloy
- grid
- discharge
- acid battery
- lead acid
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- Expired - Lifetime
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/64—Carriers or collectors
- H01M4/66—Selection of materials
- H01M4/68—Selection of materials for use in lead-acid accumulators
- H01M4/685—Lead alloys
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は鉛−カルシウム−錫（Pb-Ca-Sn）合金主体の鉛
蓄電池用格子体に関するものである。
蓄電池用格子体に関するものである。
従来の技術 陽極用格子体および陰極用格子体にPb-Ca-Sn合金を用い
る、いわゆるカルシウム電池（Ca電池）は自己放電が少
なく、減液量が少ないという点で、従来の電池（陽極用
格子体および陰極用格子体にPb-Sb合金を用いたもの）
あるいはハイブリッド電池（陽極用格子体にPb-Sb合
金）、陰極用格子体にPb-Ca-Sn合金を用いたもの）より
優れている。しかし、Ca電池の最大の欠点は過放電放置
後の充電回復性が悪いということである。特に、Pb-Ca-
Sn合金を用いることを前提にしているシール鉛電池では
上記欠点の解消は最重要課題である。また、自動車用鉛
蓄電池は、一部ハイブリッド電池という形でCa電池の欠
点を回避しているが、逆にそれに伴う自己放電特性の低
下、減液特性の低下は避けられない。
る、いわゆるカルシウム電池（Ca電池）は自己放電が少
なく、減液量が少ないという点で、従来の電池（陽極用
格子体および陰極用格子体にPb-Sb合金を用いたもの）
あるいはハイブリッド電池（陽極用格子体にPb-Sb合
金）、陰極用格子体にPb-Ca-Sn合金を用いたもの）より
優れている。しかし、Ca電池の最大の欠点は過放電放置
後の充電回復性が悪いということである。特に、Pb-Ca-
Sn合金を用いることを前提にしているシール鉛電池では
上記欠点の解消は最重要課題である。また、自動車用鉛
蓄電池は、一部ハイブリッド電池という形でCa電池の欠
点を回避しているが、逆にそれに伴う自己放電特性の低
下、減液特性の低下は避けられない。
Ca電池の欠点である過放電放置後の充電回復性を向上さ
せる手段としては、従来、電解液中への硫酸ナトリウム
（Na2SO4）の添加、Pb-Ca-Sn合金中のSn量の増加などが
知られている。前者の手段は、過放電放置によって電解
液中の硫酸（H2SO4）が消費されイオン伝導度が低下す
るのを防ぐものであり、後者の手段は、過放電放置中格
子体と活物質（PbO2）との界面に生成するPbOxなる抵抗
体の性質を変え充電性を向上させるものである。格子体
の合金であるPb-Ca-Sn合金中のSn量は一般に0.1〜1.0％
であるが、過放電放置後の充電回復性を向上させるため
には約２％以上の添加量が必要であると言われている。
せる手段としては、従来、電解液中への硫酸ナトリウム
（Na2SO4）の添加、Pb-Ca-Sn合金中のSn量の増加などが
知られている。前者の手段は、過放電放置によって電解
液中の硫酸（H2SO4）が消費されイオン伝導度が低下す
るのを防ぐものであり、後者の手段は、過放電放置中格
子体と活物質（PbO2）との界面に生成するPbOxなる抵抗
体の性質を変え充電性を向上させるものである。格子体
の合金であるPb-Ca-Sn合金中のSn量は一般に0.1〜1.0％
であるが、過放電放置後の充電回復性を向上させるため
には約２％以上の添加量が必要であると言われている。
発明が解決しようとする問題点 本発明は上記したCa電池の欠点である過放電放置後の充
電回復性を向上させることを目的としている。
電回復性を向上させることを目的としている。
問題点を解決するための手段 過放電放置後の充電回復性を向上させるため、本発明で
は、Pb-Ca-Sn合金より成る陽極用格子体の表面が、純度
99.99％以上のPbにSnを0.01〜0.2％添加したPb-Sn合金
で被覆されたことを特徴としている。
は、Pb-Ca-Sn合金より成る陽極用格子体の表面が、純度
99.99％以上のPbにSnを0.01〜0.2％添加したPb-Sn合金
で被覆されたことを特徴としている。
作用 本発明の作用を第１図によって説明する。第１図はPb-S
n合金と活物質（PbO2）との界面に生成するPbOxなる抵
抗体の厚みをPb-Sn合金中のSnの添加量との関係で示し
たものである。Pb-Sn合金は純度99.99％以上のPbに純度
99.9999％のSnを添加して行くことによって調製した。
また、PbOxなる抵抗体はPb-Sn合金表面に活物質の粉末
を圧着した後一定の熱処理（60℃、24hr）を行なうこと
によって生成させた。抵抗体の厚みの測定はインピーダ
ンスの複素平面解析および断面の走査型電子顕微鏡（SE
M）観察によった。抵抗体の厚みから、Snの顕著な効果
は0.05％付近および２％以上に見られることがわかる。
Snを２％以上添加したときの効果については従来から言
われているところであるが、このように0.05％付近のSn
の添加量でも同等の効果のあることがわかる。以上のよ
うに、Pb-Ca-Sn合金より成る陽極用格子体の表面を0.01
〜0.2％のSnを含むPb-Sn合金によって被覆することによ
り格子体と活物質との界面に生成するPbOxなる抵抗体の
厚みを薄くすることができ、過放電放置後の充電回復性
を向上することができる。Snの添加量は0.01％以下では
添加効果にバラツキが多く、また、0.2％〜1.9％では添
加効果があまり顕著でなく、1.9以上では添加量の効率
が悪い。
n合金と活物質（PbO2）との界面に生成するPbOxなる抵
抗体の厚みをPb-Sn合金中のSnの添加量との関係で示し
たものである。Pb-Sn合金は純度99.99％以上のPbに純度
99.9999％のSnを添加して行くことによって調製した。
また、PbOxなる抵抗体はPb-Sn合金表面に活物質の粉末
を圧着した後一定の熱処理（60℃、24hr）を行なうこと
によって生成させた。抵抗体の厚みの測定はインピーダ
ンスの複素平面解析および断面の走査型電子顕微鏡（SE
M）観察によった。抵抗体の厚みから、Snの顕著な効果
は0.05％付近および２％以上に見られることがわかる。
Snを２％以上添加したときの効果については従来から言
われているところであるが、このように0.05％付近のSn
の添加量でも同等の効果のあることがわかる。以上のよ
うに、Pb-Ca-Sn合金より成る陽極用格子体の表面を0.01
〜0.2％のSnを含むPb-Sn合金によって被覆することによ
り格子体と活物質との界面に生成するPbOxなる抵抗体の
厚みを薄くすることができ、過放電放置後の充電回復性
を向上することができる。Snの添加量は0.01％以下では
添加効果にバラツキが多く、また、0.2％〜1.9％では添
加効果があまり顕著でなく、1.9以上では添加量の効率
が悪い。
実施例 次に本発明の一実施例について述べる。
純度99.99％以上のPbにSnを0.05％添加したPb-Sn合金を
調製し、これを厚さ0.1mmに圧延した。次に、厚さ5mmの
Pb-Ca-Sn合金板と上記Pb-Sn合金シートを重ね合わせ
て、トータル厚み1mmになるまで冷間圧延を行ない、同
時に両者を圧着させた。なお、用いたPb-Ca-Sn合金板の
組成はCaが0.8％、Snが0.5％である。以上のようにして
作製したPb-Sn（0.05％）合金被覆シートをエキスパン
ド加工することによって55D23型電池用の陽極格子体を
作製した。
調製し、これを厚さ0.1mmに圧延した。次に、厚さ5mmの
Pb-Ca-Sn合金板と上記Pb-Sn合金シートを重ね合わせ
て、トータル厚み1mmになるまで冷間圧延を行ない、同
時に両者を圧着させた。なお、用いたPb-Ca-Sn合金板の
組成はCaが0.8％、Snが0.5％である。以上のようにして
作製したPb-Sn（0.05％）合金被覆シートをエキスパン
ド加工することによって55D23型電池用の陽極格子体を
作製した。
この陽極格子体を用いて55D23型単電池（2V）を作製成
し、（本発明品）過放電放置後の充電回復性を調べたと
ころ第２図に示すように、Pb-Sn（２％）合金を同様な
方法で被覆した場合とほとんど同等の充電回復性が得ら
れることを確認した。
し、（本発明品）過放電放置後の充電回復性を調べたと
ころ第２図に示すように、Pb-Sn（２％）合金を同様な
方法で被覆した場合とほとんど同等の充電回復性が得ら
れることを確認した。
なお、陰極格子体にはPb-Ca-Sn合金から成るエキスパン
ド加工格子を用い、その組成はCa:0.8％、Sn:0.5％であ
る。また、過放電放置条件および充電条件は以下のごと
くである。
ド加工格子を用い、その組成はCa:0.8％、Sn:0.5％であ
る。また、過放電放置条件および充電条件は以下のごと
くである。
過放電放置条件 ・過放電…25℃、定抵抗（0.86Ω）放電７日間 ・放 置…40℃、56日間 充電条件……25℃、定電圧（2.5V）充電、最大25A 発明の効果 本発明によってCa電池の最大の欠点である過放電放置後
の充電回復性能をSnの添加量を微小としながらも向上さ
せることができた。Pb-Sn合金中のSnの添加量は0.01〜
0.2％と非常に少量であるため高価なSnを使用すること
によるコストアップの問題がほとんどない。
の充電回復性能をSnの添加量を微小としながらも向上さ
せることができた。Pb-Sn合金中のSnの添加量は0.01〜
0.2％と非常に少量であるため高価なSnを使用すること
によるコストアップの問題がほとんどない。
第１図はPb-Sn合金中のSnの添加量と活物質との界面に
生成するPbOxなる抵抗体の厚みとの関係を示す曲線図、
第２図は本発明による格子体を用いた電池の過放電放置
後の充電回復性を示す曲線図である。
生成するPbOxなる抵抗体の厚みとの関係を示す曲線図、
第２図は本発明による格子体を用いた電池の過放電放置
後の充電回復性を示す曲線図である。
Claims (1)
- 【請求項１】鉛−カルシウム−錫合金より成る格子体表
面が、純度99.99％以上の鉛に錫を0.01〜0.2％添加した
鉛−錫合金で被覆されたことを特徴とする鉛蓄電池用格
子体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62299140A JPH07118320B2 (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | 鉛蓄電池用格子体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62299140A JPH07118320B2 (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | 鉛蓄電池用格子体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01143148A JPH01143148A (ja) | 1989-06-05 |
| JPH07118320B2 true JPH07118320B2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=17868638
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62299140A Expired - Lifetime JPH07118320B2 (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | 鉛蓄電池用格子体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07118320B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7097054B2 (en) | 2001-09-24 | 2006-08-29 | Tech-Source, Inc. | All-terrain vehicle shipping package |
-
1987
- 1987-11-27 JP JP62299140A patent/JPH07118320B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01143148A (ja) | 1989-06-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
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| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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| R250 | Receipt of annual fees |
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