JPH07118232A - インドロキノン誘導体の製造法 - Google Patents
インドロキノン誘導体の製造法Info
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- JPH07118232A JPH07118232A JP5268691A JP26869193A JPH07118232A JP H07118232 A JPH07118232 A JP H07118232A JP 5268691 A JP5268691 A JP 5268691A JP 26869193 A JP26869193 A JP 26869193A JP H07118232 A JPH07118232 A JP H07118232A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 式(I)
(式中、R1およびR2は同一または異なって低級アルキル
を表し、R3は水素またはアミノを表す。)で表されるイ
ンドール誘導体に式(II) (式中、Xは水素またはハロゲンを表す。)で表される
化合物と反応させることを特徴とする式(III ) (式中、R1およびR2は同一または異なって低級アルキル
を表す。)で表されるインドロキノン誘導体の製造法に
関する。 【効果】 医薬品の中間体として有用なインドロキノン
誘導体の新規な製造法を提供することができる。
を表し、R3は水素またはアミノを表す。)で表されるイ
ンドール誘導体に式(II) (式中、Xは水素またはハロゲンを表す。)で表される
化合物と反応させることを特徴とする式(III ) (式中、R1およびR2は同一または異なって低級アルキル
を表す。)で表されるインドロキノン誘導体の製造法に
関する。 【効果】 医薬品の中間体として有用なインドロキノン
誘導体の新規な製造法を提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗腫瘍活性を有する5
−(1−アジリジニル)−3−(ヒドロキシメチル)−
2−〔(E)−3−ヒドロキシ−1−プロペニル〕−1
−メチル−4,7−インドールジオン(化合物IV)
−(1−アジリジニル)−3−(ヒドロキシメチル)−
2−〔(E)−3−ヒドロキシ−1−プロペニル〕−1
−メチル−4,7−インドールジオン(化合物IV)
【0002】
【化4】
【0003】(公表特許公報 平1−502906)の
有用な合成中間体であるインドロキノン誘導体の新規な
製造法に関する。
有用な合成中間体であるインドロキノン誘導体の新規な
製造法に関する。
【0004】
【従来の技術】化合物IVの製造法としては、下記の反応
工程による製造法が知られている(公表特許公報平1−
502906)。
工程による製造法が知られている(公表特許公報平1−
502906)。
【0005】
【化5】
【0006】公表特許公報平1−502906では工程
(a)の反応に、酸化剤として大量のフレミー塩を使用
している。しかしながらフレミー塩の工業的スケールで
の大量使用は必ずしも好ましくない。〔例えば、実験化
学講座(第4版)21−III巻、357頁〕。また、有
機過ヨウ素化物を酸化剤として縮合芳香環(ナフタレン
環、キノリン環、イソキノリン環)にアミノ基を有する
化合物を相当するパラキノン誘導体に酸化することがTe
trahedron Letters 、31巻、4871頁、1990年
に示されているが、化合物(A)で表されるような無置
換芳香環からパラキノン誘導体への酸化や化合物(B)
で表されるようなアミノ基を有するインドール化合物か
らパラキノン誘導体への酸化に関しての記載はない。
(a)の反応に、酸化剤として大量のフレミー塩を使用
している。しかしながらフレミー塩の工業的スケールで
の大量使用は必ずしも好ましくない。〔例えば、実験化
学講座(第4版)21−III巻、357頁〕。また、有
機過ヨウ素化物を酸化剤として縮合芳香環(ナフタレン
環、キノリン環、イソキノリン環)にアミノ基を有する
化合物を相当するパラキノン誘導体に酸化することがTe
trahedron Letters 、31巻、4871頁、1990年
に示されているが、化合物(A)で表されるような無置
換芳香環からパラキノン誘導体への酸化や化合物(B)
で表されるようなアミノ基を有するインドール化合物か
らパラキノン誘導体への酸化に関しての記載はない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、抗腫
瘍活性を有する5−(1−アジリジニル)−3−(ヒド
ロキシメチル)−2−〔(E)−3−ヒドロキシ−1−
プロペニル〕−1−メチル−4,7−インドールジオン
(化合物IV)の有用な合成中間体(化合物III )の新規
な製造法を提供することにある。
瘍活性を有する5−(1−アジリジニル)−3−(ヒド
ロキシメチル)−2−〔(E)−3−ヒドロキシ−1−
プロペニル〕−1−メチル−4,7−インドールジオン
(化合物IV)の有用な合成中間体(化合物III )の新規
な製造法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、式
(I)
(I)
【0009】
【化6】
【0010】(式中、R1およびR2は同一または異なって
低級アルキルを表し、R3は水素またはアミノを表す。)
で表されるインドール誘導体に式(II)
低級アルキルを表し、R3は水素またはアミノを表す。)
で表されるインドール誘導体に式(II)
【0011】
【化7】
【0012】(式中、Xは水素またはハロゲンを表
す。)で表される化合物と反応させることを特徴とする
式(III )
す。)で表される化合物と反応させることを特徴とする
式(III )
【0013】
【化8】
【0014】(式中、R1およびR2は同一または異なって
低級アルキルを表す。)で表されるインドロキノン誘導
体の製造法を提供することができる。式中、低級アルキ
ルとしては直鎖または分岐状の炭素数1〜4の、例えば
メチル、エチル、プロピル、ブチル、tert−ブチル
などがあげられる。ハロゲンとしては、フッ素、塩素、
臭素などがあげられる。
低級アルキルを表す。)で表されるインドロキノン誘導
体の製造法を提供することができる。式中、低級アルキ
ルとしては直鎖または分岐状の炭素数1〜4の、例えば
メチル、エチル、プロピル、ブチル、tert−ブチル
などがあげられる。ハロゲンとしては、フッ素、塩素、
臭素などがあげられる。
【0015】原料化合物(I)は公表特許公報平1−5
02906に記載の方法に準じて得ることができる。次
に、本発明の製造法について説明する。
02906に記載の方法に準じて得ることができる。次
に、本発明の製造法について説明する。
【0016】
【化9】
【0017】化合物(III )は、化合物(I)と1〜2
0当量の化合物(II)とを、化合物(I)の重量の1〜
50倍量の水あるいは燐酸緩衝液あるいは炭酸カリウム
水溶液等の存在下、化合物(I)の重量の1〜50倍量
の塩化メチレン、クロロホルム、エチレンジクロライ
ド、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケト
ン、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸t−ブチル、
酢酸イソブチル、酢酸n−ブチル等のエステル、トルエ
ン、ジメトキシエタン、アセトニトリル、酢酸、テトラ
ヒドロフラン、ジメチルホルムアミド等の溶媒中、場合
によっては硝酸鉄(III )、水酸化リチウム、硫酸マン
ガン、硫酸銅、硫酸亜鉛、硫酸アンモニウムセリウム、
クロム酸カリウム、酢酸ニッケル、二酸化マンガン、水
酸化アルミニウム、過マンガン酸カリウム等の添加物を
触媒量加えて、−30〜50℃で、0.5〜24時間撹
拌下反応することにより得ることができる。
0当量の化合物(II)とを、化合物(I)の重量の1〜
50倍量の水あるいは燐酸緩衝液あるいは炭酸カリウム
水溶液等の存在下、化合物(I)の重量の1〜50倍量
の塩化メチレン、クロロホルム、エチレンジクロライ
ド、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケト
ン、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸t−ブチル、
酢酸イソブチル、酢酸n−ブチル等のエステル、トルエ
ン、ジメトキシエタン、アセトニトリル、酢酸、テトラ
ヒドロフラン、ジメチルホルムアミド等の溶媒中、場合
によっては硝酸鉄(III )、水酸化リチウム、硫酸マン
ガン、硫酸銅、硫酸亜鉛、硫酸アンモニウムセリウム、
クロム酸カリウム、酢酸ニッケル、二酸化マンガン、水
酸化アルミニウム、過マンガン酸カリウム等の添加物を
触媒量加えて、−30〜50℃で、0.5〜24時間撹
拌下反応することにより得ることができる。
【0018】上記のように、化合物(II)を用いること
により、これまで用いていた大量合成に不適当なフレミ
ー塩の使用を回避し、安全に大量合成することができ、
工程も短縮可能になる。目的化合物(III )は有機合成
化学で常用される精製法、例えば、濾過、抽出、洗浄、
乾燥、濃縮、再結晶、各種クロマトグラフィー等に付し
て単離精製することができる。また、中間体として用い
る場合には、特に精製することなく次の反応に供するこ
とも可能である。
により、これまで用いていた大量合成に不適当なフレミ
ー塩の使用を回避し、安全に大量合成することができ、
工程も短縮可能になる。目的化合物(III )は有機合成
化学で常用される精製法、例えば、濾過、抽出、洗浄、
乾燥、濃縮、再結晶、各種クロマトグラフィー等に付し
て単離精製することができる。また、中間体として用い
る場合には、特に精製することなく次の反応に供するこ
とも可能である。
【0019】本発明で得られる化合物(III )から化合
物(IV)の製造は公表特許公報平1−502906の方
法に準じておこなうことができる。
物(IV)の製造は公表特許公報平1−502906の方
法に準じておこなうことができる。
【0020】
【化10】
【0021】このようにして得られる化合物(IV)に、5
0〜300倍重量(好ましくは70〜100倍)のエタ
ノールを加え、50℃〜沸騰温度で加温溶解し、次に冷
却し必要に応じては種結晶を添加し、0〜40℃で0.
5〜48時間攪拌することにより化合物(IV)の精製物を
得ることができる。このようにエタノールを再結晶溶媒
として用いることにより、これまで残留していた毒性面
で問題のある溶媒の残留が回避され、低毒性のエタノー
ル以外の溶媒を残留させないことが可能である。また、
シリカゲルクロマトグラフィー精製で除き難い類縁物質
も除去される。
0〜300倍重量(好ましくは70〜100倍)のエタ
ノールを加え、50℃〜沸騰温度で加温溶解し、次に冷
却し必要に応じては種結晶を添加し、0〜40℃で0.
5〜48時間攪拌することにより化合物(IV)の精製物を
得ることができる。このようにエタノールを再結晶溶媒
として用いることにより、これまで残留していた毒性面
で問題のある溶媒の残留が回避され、低毒性のエタノー
ル以外の溶媒を残留させないことが可能である。また、
シリカゲルクロマトグラフィー精製で除き難い類縁物質
も除去される。
【0022】以下に、本発明の実施例および参考例を示
す。各化合物の物理化学データは次の機器類によって測
定した。 ・融点:Mettler FR60 ・MS:日本電子 JMS-D300 (EI法により測定) ・1H-NMR:日本ブルカー AC-300(300MHz) ・IR:堀場 FT-200 (KBr 法により測定) ・残留溶媒:ガスクロマトグラフ法(日局法に基づく)
測定条件は以下のとおり ガスクロマトグラフ 島津 GC-9A カラム 内径約3mm、長さ約3mのガラス管に粒径60〜
80メッシュのChromosorbW にPEG-1500を約15%の割合
で被覆したものを充填する。
す。各化合物の物理化学データは次の機器類によって測
定した。 ・融点:Mettler FR60 ・MS:日本電子 JMS-D300 (EI法により測定) ・1H-NMR:日本ブルカー AC-300(300MHz) ・IR:堀場 FT-200 (KBr 法により測定) ・残留溶媒:ガスクロマトグラフ法(日局法に基づく)
測定条件は以下のとおり ガスクロマトグラフ 島津 GC-9A カラム 内径約3mm、長さ約3mのガラス管に粒径60〜
80メッシュのChromosorbW にPEG-1500を約15%の割合
で被覆したものを充填する。
【0023】カラム温度 70℃付近の一定温度 注入口温度 230 ℃ キャリアガス N2 (40ml/min) 検出限界は各溶媒50ppm以下である。 ・HPLC純度:測定条件は以下のとおり カラム Inertsil ODS-2 250 ×6.0mm I.D.(GL Scienc
e) 移動相 メタノール+0.02M燐酸緩衝液(pH7.0)(40+60
、v/v) 流量 1.0ml/min 検出波長 UV254nm
e) 移動相 メタノール+0.02M燐酸緩衝液(pH7.0)(40+60
、v/v) 流量 1.0ml/min 検出波長 UV254nm
【0024】
実施例1: メチル 2−〔(E)−2−(エトキシカルボニル)エ
テニル〕−5−メトキシ−1−メチル−4,7−ジオキ
ソ−4,7−ジヒドロインドール−3−カルボキシレー
ト(化合物III; R1=CH3, R2=C2H5) メチル 4−アミノ−2−〔(E)−2−(エトキシカ
ルボニル)エテニル〕−5−メトキシ−1−メチルイン
ドール−3−カルボキシレート(化合物I; R 1=CH3, R
2=C2H5, R3=NH2)33.2g(100mmol)に酢酸
t−ブチル664mlと0.05M燐酸緩衝液(pH
5.9)664mlを加え、室温下ヨードベンゼンビス
トリフルオロアセテート(化合物II;X=F)172g
(400mmol)を添加し、20〜30℃に保ちなが
ら1時間撹拌した。その後、反応液を5N−水酸化ナト
リウム水溶液約150mlでpH5.0〜5.5に調整
し、クロロホルム664mlを加え1時間撹拌した。そ
の混合液の不溶物を濾別し、濾液から有機層を分液し無
水硫酸マグネシウム70.0gで乾燥した。乾燥剤を濾
別し溶媒を減圧留去した後、イソプロピルアルコール1
33mlを加え室温下1時間、更に氷冷下3時間撹拌し
た。析出物を濾取し、冷イソプロピルアルコール40m
lで洗浄し、50℃で5時間減圧乾燥することにより、
標記化合物を24.3g(70.0mmol、収率7
0.0%)得た。
テニル〕−5−メトキシ−1−メチル−4,7−ジオキ
ソ−4,7−ジヒドロインドール−3−カルボキシレー
ト(化合物III; R1=CH3, R2=C2H5) メチル 4−アミノ−2−〔(E)−2−(エトキシカ
ルボニル)エテニル〕−5−メトキシ−1−メチルイン
ドール−3−カルボキシレート(化合物I; R 1=CH3, R
2=C2H5, R3=NH2)33.2g(100mmol)に酢酸
t−ブチル664mlと0.05M燐酸緩衝液(pH
5.9)664mlを加え、室温下ヨードベンゼンビス
トリフルオロアセテート(化合物II;X=F)172g
(400mmol)を添加し、20〜30℃に保ちなが
ら1時間撹拌した。その後、反応液を5N−水酸化ナト
リウム水溶液約150mlでpH5.0〜5.5に調整
し、クロロホルム664mlを加え1時間撹拌した。そ
の混合液の不溶物を濾別し、濾液から有機層を分液し無
水硫酸マグネシウム70.0gで乾燥した。乾燥剤を濾
別し溶媒を減圧留去した後、イソプロピルアルコール1
33mlを加え室温下1時間、更に氷冷下3時間撹拌し
た。析出物を濾取し、冷イソプロピルアルコール40m
lで洗浄し、50℃で5時間減圧乾燥することにより、
標記化合物を24.3g(70.0mmol、収率7
0.0%)得た。
【0025】融点:168〜170℃ MS(m/z) :347(M+)1 H-NMR(300MHz,CDCl3) δ(ppm) 7.64(d,J=16.2Hz,1
H),6.49(d,J=16.2Hz,1H),5.76(s,1H),4.28(q,J=7.1Hz,2
H),4.08(s,3H),3.95(s,3H),3.84(s,3H),1.34(t,J=7.1H
z,3H) IR(KBr) ν(cm-1):1712,1685,1643,1603,1491,1458
H),6.49(d,J=16.2Hz,1H),5.76(s,1H),4.28(q,J=7.1Hz,2
H),4.08(s,3H),3.95(s,3H),3.84(s,3H),1.34(t,J=7.1H
z,3H) IR(KBr) ν(cm-1):1712,1685,1643,1603,1491,1458
【0026】実施例2: メチル 2−〔(E)−2−(エトキシカルボニル)エ
テニル〕−5−メトキシ−1−メチル−4,7−ジオキ
ソ−4,7−ジヒドロインドール−3−カルボキシレー
ト(化合物III; R1=CH3, R2=C2H5) メチル 4−アミノ−2−〔(E)−2−(エトキシカ
ルボニル)エテニル〕−5−メトキシ−1−メチルイン
ドール−3−カルボキシレート(化合物I; R 1=CH3, R
2=C2H5, R3=NH2)50mg(0.15mmol)にアセ
トン1.0mlと0.05M燐酸緩衝液(pH5.9)
1.0mlを加え、室温下ヨウドベンゼンビストリフル
オロアセテート(化合物II;X=F)260mg(0.
60mmol)を添加し、1時間撹拌した。反応液を水
酸化ナトリウム水溶液でpH5.0〜5.5に調整し、
クロロホルム5.0mlで抽出し、有機層を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。乾燥剤を濾別し溶媒を減圧留去し
た後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホ
ルム/アセトン=30/1)で精製した。得られたリッ
チカットを集め溶媒を減圧濃縮することにより、標記化
合物を24mg(0.069mmol、収率46%)得
た。本実施例で得た化合物は、実施例1で得た化合物と
NMR、IR、TLCが一致した。
テニル〕−5−メトキシ−1−メチル−4,7−ジオキ
ソ−4,7−ジヒドロインドール−3−カルボキシレー
ト(化合物III; R1=CH3, R2=C2H5) メチル 4−アミノ−2−〔(E)−2−(エトキシカ
ルボニル)エテニル〕−5−メトキシ−1−メチルイン
ドール−3−カルボキシレート(化合物I; R 1=CH3, R
2=C2H5, R3=NH2)50mg(0.15mmol)にアセ
トン1.0mlと0.05M燐酸緩衝液(pH5.9)
1.0mlを加え、室温下ヨウドベンゼンビストリフル
オロアセテート(化合物II;X=F)260mg(0.
60mmol)を添加し、1時間撹拌した。反応液を水
酸化ナトリウム水溶液でpH5.0〜5.5に調整し、
クロロホルム5.0mlで抽出し、有機層を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。乾燥剤を濾別し溶媒を減圧留去し
た後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホ
ルム/アセトン=30/1)で精製した。得られたリッ
チカットを集め溶媒を減圧濃縮することにより、標記化
合物を24mg(0.069mmol、収率46%)得
た。本実施例で得た化合物は、実施例1で得た化合物と
NMR、IR、TLCが一致した。
【0027】実施例3−15 有機溶媒を代える以外は、実施例2の方法に準じて、メ
チル 2−〔(E)−2−(エトキシカルボニル)エテ
ニル〕−5−メトキシ−1−メチル−4,7−ジオキソ
−4,7−ジヒドロインドール−3−カルボキシレート
(化合物III; R 1=CH3, R2=C2H5)を得た。結果を第1表
に示す。得られた化合物は、実施例1で得た化合物とN
MR、IR、TLCが一致した。
チル 2−〔(E)−2−(エトキシカルボニル)エテ
ニル〕−5−メトキシ−1−メチル−4,7−ジオキソ
−4,7−ジヒドロインドール−3−カルボキシレート
(化合物III; R 1=CH3, R2=C2H5)を得た。結果を第1表
に示す。得られた化合物は、実施例1で得た化合物とN
MR、IR、TLCが一致した。
【0028】
【表1】
【0029】実施例16: メチル 2−〔(E)−2−(エトキシカルボニル)エ
テニル〕−5−メトキシ−1−メチル−4,7−ジオキ
ソ−4,7−ジヒドロインドール−3−カルボキシレー
ト(化合物III; R1=CH3, R2=C2H5) メチル 4−アミノ−2−〔(E)−2−(エトキシカ
ルボニル)エテニル〕−5−メトキシ−1−メチルイン
ドール−3−カルボキシレート(化合物I; R 1=CH3, R
2=C2H5, R3=NH2))50mg(0.15mmol)に酢
酸t−ブチル1.0mlと水1.0mlを加え、室温下
ヨウドベンゼンビストリフルオロアセテート(化合物I
I;X=F)260mg(0.60mmol)を添加
し、1時間撹拌した。反応液を水酸化ナトリウム水溶液
でpH5.0〜5.5に調整し、クロロホルム5.0m
lで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
乾燥剤を濾別し溶媒を減圧留去した後、残渣をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(クロロホルム/アセトン=30
/1)で精製した。得られたリッチカットを集め溶媒を
減圧濃縮することにより、標記化合物を33mg(0.
095mmol、収率63%)得た。本実施例で得た化
合物は、実施例1で得た化合物とNMR、IR、TLC
が一致した。
テニル〕−5−メトキシ−1−メチル−4,7−ジオキ
ソ−4,7−ジヒドロインドール−3−カルボキシレー
ト(化合物III; R1=CH3, R2=C2H5) メチル 4−アミノ−2−〔(E)−2−(エトキシカ
ルボニル)エテニル〕−5−メトキシ−1−メチルイン
ドール−3−カルボキシレート(化合物I; R 1=CH3, R
2=C2H5, R3=NH2))50mg(0.15mmol)に酢
酸t−ブチル1.0mlと水1.0mlを加え、室温下
ヨウドベンゼンビストリフルオロアセテート(化合物I
I;X=F)260mg(0.60mmol)を添加
し、1時間撹拌した。反応液を水酸化ナトリウム水溶液
でpH5.0〜5.5に調整し、クロロホルム5.0m
lで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
乾燥剤を濾別し溶媒を減圧留去した後、残渣をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(クロロホルム/アセトン=30
/1)で精製した。得られたリッチカットを集め溶媒を
減圧濃縮することにより、標記化合物を33mg(0.
095mmol、収率63%)得た。本実施例で得た化
合物は、実施例1で得た化合物とNMR、IR、TLC
が一致した。
【0030】実施例17: メチル 2−〔(E)−2−(エトキシカルボニル)エ
テニル〕−5−メトキシ−1−メチル−4,7−ジオキ
ソ−4,7−ジヒドロインドール−3−カルボキシレー
ト(化合物III; R1=CH3, R2=C2H5) メチル 4−アミノ−2−〔(E)−2−(エトキシカ
ルボニル)エテニル〕−5−メトキシ−1−メチルイン
ドール−3−カルボキシレート(化合物I; R 1=CH3, R
2=C2H5, R3=NH2)50mg(0.15mmol)に酢酸
t−ブチル1.0mlと5%炭酸カリウム水溶液1.0
mlを加え、室温下ヨウドベンゼンビストリフルオロア
セテート(化合物II;X=F)260mg(0.60m
mol)を添加し、1時間撹拌した。反応液を水酸化ナ
トリウム水溶液でpH5.0〜5.5に調整し、クロロ
ホルム5.0mlで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。乾燥剤を濾別し溶媒を減圧留去した後、
残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム/
アセトン=30/1)で精製した。得られたリッチカッ
トを集め溶媒を減圧濃縮することにより、標記化合物を
32mg(0.092mmol、収率61%)得た。本
実施例で得た化合物は、実施例1で得た化合物とNM
R、IR、TLCが一致した。
テニル〕−5−メトキシ−1−メチル−4,7−ジオキ
ソ−4,7−ジヒドロインドール−3−カルボキシレー
ト(化合物III; R1=CH3, R2=C2H5) メチル 4−アミノ−2−〔(E)−2−(エトキシカ
ルボニル)エテニル〕−5−メトキシ−1−メチルイン
ドール−3−カルボキシレート(化合物I; R 1=CH3, R
2=C2H5, R3=NH2)50mg(0.15mmol)に酢酸
t−ブチル1.0mlと5%炭酸カリウム水溶液1.0
mlを加え、室温下ヨウドベンゼンビストリフルオロア
セテート(化合物II;X=F)260mg(0.60m
mol)を添加し、1時間撹拌した。反応液を水酸化ナ
トリウム水溶液でpH5.0〜5.5に調整し、クロロ
ホルム5.0mlで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。乾燥剤を濾別し溶媒を減圧留去した後、
残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム/
アセトン=30/1)で精製した。得られたリッチカッ
トを集め溶媒を減圧濃縮することにより、標記化合物を
32mg(0.092mmol、収率61%)得た。本
実施例で得た化合物は、実施例1で得た化合物とNM
R、IR、TLCが一致した。
【0031】実施例18: メチル 2−〔(E)−2−(エトキシカルボニル)エ
テニル〕−5−メトキシ−1−メチル−4,7−ジオキ
ソ−4,7−ジヒドロインドール−3−カルボキシレー
ト(化合物III; R1=CH3, R2=C2H5) メチル 4−アミノ−2−〔(E)−2−(エトキシカ
ルボニル)エテニル〕−5−メトキシ−1−メチルイン
ドール−3−カルボキシレート(化合物I; R 1=CH3, R
2=C2H5, R3=NH2)50mg(0.15mmol)にアセ
トン1.0mlと0.05M燐酸緩衝液(pH5.9)
1.0mlを加え、室温下ヨウドベンゼンジアセテート
(化合物II;X=H)193mg(0.60mmol)
を添加し、1時間撹拌した。反応液を水酸化ナトリウム
水溶液でpH5.0〜5.5に調整し、クロロホルム
5.0mlで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。乾燥剤を濾別し溶媒を減圧留去した後、残渣を
シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム/アセト
ン=30/1)で精製した。得られたリッチカットを集
め溶媒を減圧濃縮することにより、標記化合物を13m
g(0.038mmol、収率25%)得た。本実施例
で得た化合物は、実施例1で得た化合物とNMR、I
R、TLCが一致した。
テニル〕−5−メトキシ−1−メチル−4,7−ジオキ
ソ−4,7−ジヒドロインドール−3−カルボキシレー
ト(化合物III; R1=CH3, R2=C2H5) メチル 4−アミノ−2−〔(E)−2−(エトキシカ
ルボニル)エテニル〕−5−メトキシ−1−メチルイン
ドール−3−カルボキシレート(化合物I; R 1=CH3, R
2=C2H5, R3=NH2)50mg(0.15mmol)にアセ
トン1.0mlと0.05M燐酸緩衝液(pH5.9)
1.0mlを加え、室温下ヨウドベンゼンジアセテート
(化合物II;X=H)193mg(0.60mmol)
を添加し、1時間撹拌した。反応液を水酸化ナトリウム
水溶液でpH5.0〜5.5に調整し、クロロホルム
5.0mlで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。乾燥剤を濾別し溶媒を減圧留去した後、残渣を
シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム/アセト
ン=30/1)で精製した。得られたリッチカットを集
め溶媒を減圧濃縮することにより、標記化合物を13m
g(0.038mmol、収率25%)得た。本実施例
で得た化合物は、実施例1で得た化合物とNMR、I
R、TLCが一致した。
【0032】実施例19: メチル 2−〔(E)−2−(エトキシカルボニル)エ
テニル〕−5−メトキシ−1−メチル−4,7−ジオキ
ソ−4,7−ジヒドロインドール−3−カルボキシレー
ト(化合物III; R1=CH3, R2=C2H5) メチル 2−〔(E)−2−(エトキシカルボニル)エ
テニル〕−5−メトキシ−1−メチルインドール−3−
カルボキシレート(化合物I; R1=CH3, R2=C2H5, R3=
H)47mg(0.15mmol)にエチレンジクロラ
イド1.0mlと0.05M燐酸緩衝液(pH5.9)
0.2mlを加え、室温下ヨードベンゼンビストリフル
オロアセテート(化合物II;X=F)322mg(0.75
mmol)を添加し、20〜30℃に保ちながら1時間
撹拌した。その後、反応液を5N−水酸化ナトリウム水
溶液でpH5.0〜5.5に調整し、クロロホルム10
mlを加え1時間撹拌した。その混合液の不溶物を濾別
し、濾液から有機層を分液し無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。乾燥剤を濾別し溶媒を減圧留去後、残渣をシリ
カゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=3
/1)で精製した。得られたリッチカットを集め、溶媒
を減圧留去することより残渣として、標記化合物を11
mg(0.032mmol、収率21%)得た。本実施
例で得た化合物は、実施例1で得た化合物とNMR、I
R、TLCが一致した。
テニル〕−5−メトキシ−1−メチル−4,7−ジオキ
ソ−4,7−ジヒドロインドール−3−カルボキシレー
ト(化合物III; R1=CH3, R2=C2H5) メチル 2−〔(E)−2−(エトキシカルボニル)エ
テニル〕−5−メトキシ−1−メチルインドール−3−
カルボキシレート(化合物I; R1=CH3, R2=C2H5, R3=
H)47mg(0.15mmol)にエチレンジクロラ
イド1.0mlと0.05M燐酸緩衝液(pH5.9)
0.2mlを加え、室温下ヨードベンゼンビストリフル
オロアセテート(化合物II;X=F)322mg(0.75
mmol)を添加し、20〜30℃に保ちながら1時間
撹拌した。その後、反応液を5N−水酸化ナトリウム水
溶液でpH5.0〜5.5に調整し、クロロホルム10
mlを加え1時間撹拌した。その混合液の不溶物を濾別
し、濾液から有機層を分液し無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。乾燥剤を濾別し溶媒を減圧留去後、残渣をシリ
カゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=3
/1)で精製した。得られたリッチカットを集め、溶媒
を減圧留去することより残渣として、標記化合物を11
mg(0.032mmol、収率21%)得た。本実施
例で得た化合物は、実施例1で得た化合物とNMR、I
R、TLCが一致した。
【0033】実施例20−34:有機溶媒、ヨードベン
ゼンビストリフルオロアセテートの量、反応時間を代え
る以外は、実施例19の方法に準じてメチル 2−
〔(E)−2−(エトキシカルボニル)エテニル〕−5
−メトキシ−1−メチル−4,7−ジオキソ−4,7−
ジヒドロインドール−3−カルボキシレート(化合物II
I; R1=CH3, R2=C2H5)を得た。結果を第2表に示す。得
られた化合物は、実施例1で得た化合物とNMR、I
R、TLCが一致した。
ゼンビストリフルオロアセテートの量、反応時間を代え
る以外は、実施例19の方法に準じてメチル 2−
〔(E)−2−(エトキシカルボニル)エテニル〕−5
−メトキシ−1−メチル−4,7−ジオキソ−4,7−
ジヒドロインドール−3−カルボキシレート(化合物II
I; R1=CH3, R2=C2H5)を得た。結果を第2表に示す。得
られた化合物は、実施例1で得た化合物とNMR、I
R、TLCが一致した。
【0034】
【表2】
【0035】実施例35−46:ヨードベンゼンビスト
リフルオロアセテートと同時に下記の試薬を1当量添加
した。それ以外は、実施例1の方法に準じてメチル 2
−〔(E)−2−(エトキシカルボニル)エテニル〕−
5−メトキシ−1−メチル−4,7−ジオキソ−4,7
−ジヒドロインドール−3−カルボキシレート(化合物
III; R1=CH3, R2=C2H5)を得た。結果を第3表に示す。
得られた化合物は、実施例1で得た化合物とNMR、I
R、TLCが一致した。
リフルオロアセテートと同時に下記の試薬を1当量添加
した。それ以外は、実施例1の方法に準じてメチル 2
−〔(E)−2−(エトキシカルボニル)エテニル〕−
5−メトキシ−1−メチル−4,7−ジオキソ−4,7
−ジヒドロインドール−3−カルボキシレート(化合物
III; R1=CH3, R2=C2H5)を得た。結果を第3表に示す。
得られた化合物は、実施例1で得た化合物とNMR、I
R、TLCが一致した。
【0036】
【表3】
【0037】参考例1: メチル 4−アミノ−2−〔(E)−2−(エトキシカ
ルボニル)エテニル〕−5−メトキシ−1−メチルイン
ドール−3−カルボキシレート(化合物I;R1=CH3, R2
=C2H5, R3=NH2 ) メチル 2−〔(E)−2−(エトキシカルボニル)エ
テニル〕−5−メトキシ−1−メチル−4−ニトロイン
ドール−3−カルボキシレート36.2g(100mm
ol)をエタノール362mlと3N−塩酸362ml
の混合溶媒に室温下懸濁させた後、金属スズ59.3g
(500mmol)を加え、内温70〜75℃に保ちな
がら2時間撹拌した。反応液を冷却後、不溶物を濾別し
濾液を5N−水酸化ナトリウム水溶液を170〜200
mlを適宜加え、pHを7.0〜7.3に調整した。析
出物を濾取し、水240mlで洗浄し、50℃で20時
間恒温減圧乾燥した。その固体をクロロホルム724m
lに懸濁し室温下30分撹拌後、不溶物を濾別し濾液を
減圧濃縮した。その濃縮液に酢酸エチル543mlを加
え、内温を70〜80℃に保ちながら10分撹拌し、そ
の後室温まで冷却した。室温下1時間、氷冷下5℃以下
で5時間撹拌した後、析出物を濾取し冷えた酢酸エチル
100mlで洗浄し、50℃で10時間恒温減圧乾燥す
ることにより、標記化合物を24.0g(72.2mm
ol、収率72.2%)得た。
ルボニル)エテニル〕−5−メトキシ−1−メチルイン
ドール−3−カルボキシレート(化合物I;R1=CH3, R2
=C2H5, R3=NH2 ) メチル 2−〔(E)−2−(エトキシカルボニル)エ
テニル〕−5−メトキシ−1−メチル−4−ニトロイン
ドール−3−カルボキシレート36.2g(100mm
ol)をエタノール362mlと3N−塩酸362ml
の混合溶媒に室温下懸濁させた後、金属スズ59.3g
(500mmol)を加え、内温70〜75℃に保ちな
がら2時間撹拌した。反応液を冷却後、不溶物を濾別し
濾液を5N−水酸化ナトリウム水溶液を170〜200
mlを適宜加え、pHを7.0〜7.3に調整した。析
出物を濾取し、水240mlで洗浄し、50℃で20時
間恒温減圧乾燥した。その固体をクロロホルム724m
lに懸濁し室温下30分撹拌後、不溶物を濾別し濾液を
減圧濃縮した。その濃縮液に酢酸エチル543mlを加
え、内温を70〜80℃に保ちながら10分撹拌し、そ
の後室温まで冷却した。室温下1時間、氷冷下5℃以下
で5時間撹拌した後、析出物を濾取し冷えた酢酸エチル
100mlで洗浄し、50℃で10時間恒温減圧乾燥す
ることにより、標記化合物を24.0g(72.2mm
ol、収率72.2%)得た。
【0038】融点:174〜175℃ MS(m/z):332(M+)1 H-NMR(300MHz,CDCl3)δ(ppm) :8.18(d,J=16.6Hz,1H),
6.99(d,J=8.7Hz,1H),6.57(d,J=8.7Hz,1H),6.16(d,J=16.
6Hz,1H),5.79(brs,2H),4.31(q,J=7.1Hz,2H),3.92(s,3
H),3.88(s,3H),3.73(s,3H),1.37(t,J=7.1Hz,3H) IR(KBr) ν(cm-1):3468,3348,1709,1678,1634,1595,14
75
6.99(d,J=8.7Hz,1H),6.57(d,J=8.7Hz,1H),6.16(d,J=16.
6Hz,1H),5.79(brs,2H),4.31(q,J=7.1Hz,2H),3.92(s,3
H),3.88(s,3H),3.73(s,3H),1.37(t,J=7.1Hz,3H) IR(KBr) ν(cm-1):3468,3348,1709,1678,1634,1595,14
75
【0039】参考例2: メチル 2−〔(E)−2−(エトキシカルボニル)エ
テニル〕−4,7−ジヒドロキシ−5−メトキシ−1−
メチルインドール−3−カルボキシレート(化合物VI;
R1=CH3, R2=C2H5 ) メチル 2−〔(E)−2−(エトキシカルボニル)エ
テニル〕−5−メトキシ−1−メチル−4,7−ジオキ
ソ−4,7−ジヒドロインドール−3−カルボキシレー
ト(化合物III;R1=CH3, R2=C2H5 )347.7g(10
0mmol)をクロロホルム208mlに室温下溶解さ
せた後、ナトリウムハイドロサルファイト104g(6
00mmol)を水416mlに溶解した液を、内温2
0〜25℃に保ちながら加え、その後室温下3時間撹拌
した。析出物を濾取し、クロロホルム50ml次いで水
800mlで洗浄し、50℃で20時間恒温減圧乾燥す
ることにより、標記化合物を33.2g(95.0mm
ol、収率95.0%)得た。
テニル〕−4,7−ジヒドロキシ−5−メトキシ−1−
メチルインドール−3−カルボキシレート(化合物VI;
R1=CH3, R2=C2H5 ) メチル 2−〔(E)−2−(エトキシカルボニル)エ
テニル〕−5−メトキシ−1−メチル−4,7−ジオキ
ソ−4,7−ジヒドロインドール−3−カルボキシレー
ト(化合物III;R1=CH3, R2=C2H5 )347.7g(10
0mmol)をクロロホルム208mlに室温下溶解さ
せた後、ナトリウムハイドロサルファイト104g(6
00mmol)を水416mlに溶解した液を、内温2
0〜25℃に保ちながら加え、その後室温下3時間撹拌
した。析出物を濾取し、クロロホルム50ml次いで水
800mlで洗浄し、50℃で20時間恒温減圧乾燥す
ることにより、標記化合物を33.2g(95.0mm
ol、収率95.0%)得た。
【0040】融点:205〜210℃ MS(m/z):349(M+)1 H-NMR(300MHz,DMSO-d6) δ(ppm):10.35(s,1H),9.39
(s,1H),7.82(d,J=16.5Hz,1H),6.38(s,1H),6.30(d,J=15.
7Hz,1H),4.12(q,J=7.1Hz,2H),3.89(s,3H),3.73(s,3H),
3.58(s,3H),1.16(t,J=7.1Hz,3H) IR(KBr) ν(cm-1):1718,1638,1474,1447
(s,1H),7.82(d,J=16.5Hz,1H),6.38(s,1H),6.30(d,J=15.
7Hz,1H),4.12(q,J=7.1Hz,2H),3.89(s,3H),3.73(s,3H),
3.58(s,3H),1.16(t,J=7.1Hz,3H) IR(KBr) ν(cm-1):1718,1638,1474,1447
【0041】参考例3: 3−(ヒドロキシメチル)−2−〔(E)−3−ヒドロ
キシ−1−プロペニル〕−5−メトキシ−1−メチル−
4,7−インドールジオン(化合物VII ) 窒素雰囲気下、1.5M ジイソブチルアルミニウムハ
イドライドトルエン溶液932mlと塩化メチレン83
1mlの混合液を、内温−25〜−20℃に保ちながら
メチル 2−〔(E)−2−(エトキシカルボニル)エ
テニル〕−4,7−ジヒドロキシ−5−メトキシ−1−
メチルインドール−3−カルボキシレート(化合物VI;
R1=CH3, R2=C2H5 )34.9g(100mmol)を添
加し、その後3時間撹拌した。その後、反応液を−60
℃以下に冷却し、内温を−60℃以下を保ちながら水3
02mlを滴下した。次いで、空気を反応液に吹き込み
ながら、メタノール852mlを加え室温まで徐々に昇
温した。その後、析出物を濾過助剤アルボセル BWW
183gを加え一緒に濾別し、塩化メチレン−メタノー
ル(3:1)の混合溶媒5240mlで濾物を洗浄し
た。その濾液を減圧濃縮後、エチレンジクロライド−メ
タノール(9:1)の混合溶媒310mlを加え、加温
し内温を70〜75℃に保った。その後室温まで冷却し
1時間撹拌、更に氷冷下5℃以下で5時間撹拌した後、
析出物を濾取し冷えたメタノール87.3mlで洗浄
し、50℃で10時間恒温減圧乾燥することにより、標
記化合物を20.2g(72.5mmol、収率72.
5%)得た。融点、NMR、IR等の物理化学データは
公開特許公報 平1−502906に記載の値と一致し
た。
キシ−1−プロペニル〕−5−メトキシ−1−メチル−
4,7−インドールジオン(化合物VII ) 窒素雰囲気下、1.5M ジイソブチルアルミニウムハ
イドライドトルエン溶液932mlと塩化メチレン83
1mlの混合液を、内温−25〜−20℃に保ちながら
メチル 2−〔(E)−2−(エトキシカルボニル)エ
テニル〕−4,7−ジヒドロキシ−5−メトキシ−1−
メチルインドール−3−カルボキシレート(化合物VI;
R1=CH3, R2=C2H5 )34.9g(100mmol)を添
加し、その後3時間撹拌した。その後、反応液を−60
℃以下に冷却し、内温を−60℃以下を保ちながら水3
02mlを滴下した。次いで、空気を反応液に吹き込み
ながら、メタノール852mlを加え室温まで徐々に昇
温した。その後、析出物を濾過助剤アルボセル BWW
183gを加え一緒に濾別し、塩化メチレン−メタノー
ル(3:1)の混合溶媒5240mlで濾物を洗浄し
た。その濾液を減圧濃縮後、エチレンジクロライド−メ
タノール(9:1)の混合溶媒310mlを加え、加温
し内温を70〜75℃に保った。その後室温まで冷却し
1時間撹拌、更に氷冷下5℃以下で5時間撹拌した後、
析出物を濾取し冷えたメタノール87.3mlで洗浄
し、50℃で10時間恒温減圧乾燥することにより、標
記化合物を20.2g(72.5mmol、収率72.
5%)得た。融点、NMR、IR等の物理化学データは
公開特許公報 平1−502906に記載の値と一致し
た。
【0042】参考例4: 5−(1−アジリジニル)−3−(ヒドロキシメチル)
−2−〔(E)−3−ヒドロキシ−1−プロペニル〕−
1−メチル−4,7−インドールジオン(化合物IV) 3−(ヒドロキシメチル)−2−〔(E)−3−ヒドロ
キシ−1−プロペニル〕−5−メトキシ−1−メチル−
4,7−インドールジオン(化合物VII )27.7g
(100mmol)をアセトニトリル416mlに室温
下懸濁させた後、約15Nのアジリジン水溶液約133
ml(2.0mol)を加え、内温 25〜30℃に保
ちながら4時間撹拌した。反応液を減圧濃縮したのち、
残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム/
メタノール=19/1)で精製した。得られたリッチカ
ットを集め溶媒を減圧濃縮することにより、標記化合物
を23.5g(81.3mmol、収率81.3%)得
た。融点、NMR、IR等の物理化学データは公開特許
公報 平1−502906に記載の値と一致した。
−2−〔(E)−3−ヒドロキシ−1−プロペニル〕−
1−メチル−4,7−インドールジオン(化合物IV) 3−(ヒドロキシメチル)−2−〔(E)−3−ヒドロ
キシ−1−プロペニル〕−5−メトキシ−1−メチル−
4,7−インドールジオン(化合物VII )27.7g
(100mmol)をアセトニトリル416mlに室温
下懸濁させた後、約15Nのアジリジン水溶液約133
ml(2.0mol)を加え、内温 25〜30℃に保
ちながら4時間撹拌した。反応液を減圧濃縮したのち、
残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム/
メタノール=19/1)で精製した。得られたリッチカ
ットを集め溶媒を減圧濃縮することにより、標記化合物
を23.5g(81.3mmol、収率81.3%)得
た。融点、NMR、IR等の物理化学データは公開特許
公報 平1−502906に記載の値と一致した。
【0043】参考例5: 5−(1−アジリジニル)−3−(ヒドロキシメチル)
−2−〔(E)−3−ヒドロキシ−1−プロペニル〕−
1−メチル−4,7−インドールジオン(化合物IV)の
精製法 参考例4と同様の方法で得られた、クロロホルムを1,
500ppmとメタノールを250ppm含有するHP
LC純度99.2%の5−(1−アジリジニル)−3−
(ヒドロキシメチル)−2−〔(E)−3−ヒドロキシ
−1−プロペニル〕−1−メチル−4,7−インドール
ジオン(化合物IV)25.3g(87.8mmol)に
エタノール 1770ml(70v/w)を加え、加熱
還流した。化合物Iを溶解後、水冷し室温下で1時間そ
の後氷冷下で4時間撹拌し、析出した結晶を濾集し、得
られたケーキを冷エタノール147mlで洗浄した。そ
の後濾物を50℃で5時間恒温減圧乾燥することにより
化合物IVを23.5g(81.3mmol)得た。得ら
れた化合物IVのHPLC純度は99.6%、残留溶媒と
してはエタノールを 600ppm含んでいた。クロロ
ホルムとメタノールは検出できなかった。融点、NM
R、IR等の物理化学データは公開特許公報平1−50
2906に記載の値と一致した。
−2−〔(E)−3−ヒドロキシ−1−プロペニル〕−
1−メチル−4,7−インドールジオン(化合物IV)の
精製法 参考例4と同様の方法で得られた、クロロホルムを1,
500ppmとメタノールを250ppm含有するHP
LC純度99.2%の5−(1−アジリジニル)−3−
(ヒドロキシメチル)−2−〔(E)−3−ヒドロキシ
−1−プロペニル〕−1−メチル−4,7−インドール
ジオン(化合物IV)25.3g(87.8mmol)に
エタノール 1770ml(70v/w)を加え、加熱
還流した。化合物Iを溶解後、水冷し室温下で1時間そ
の後氷冷下で4時間撹拌し、析出した結晶を濾集し、得
られたケーキを冷エタノール147mlで洗浄した。そ
の後濾物を50℃で5時間恒温減圧乾燥することにより
化合物IVを23.5g(81.3mmol)得た。得ら
れた化合物IVのHPLC純度は99.6%、残留溶媒と
してはエタノールを 600ppm含んでいた。クロロ
ホルムとメタノールは検出できなかった。融点、NM
R、IR等の物理化学データは公開特許公報平1−50
2906に記載の値と一致した。
【0044】
【発明の効果】本発明により、医薬品の中間体として有
用なインドロキノン誘導体の新規製造法を提供すること
ができる。
用なインドロキノン誘導体の新規製造法を提供すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富岡 新二 和歌山県橋本市隅田町下兵庫690−4
Claims (1)
- 【請求項1】 式(I) 【化1】 (式中、R1およびR2は同一または異なって低級アルキル
を表し、R3は水素またはアミノを表す。)で表されるイ
ンドール誘導体に式(II) 【化2】 (式中、Xは水素またはハロゲンを表す。)で表される
化合物と反応させることを特徴とする式(III ) 【化3】 (式中、R1およびR2は同一または異なって低級アルキル
を表す。)で表されるインドロキノン誘導体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5268691A JPH07118232A (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | インドロキノン誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5268691A JPH07118232A (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | インドロキノン誘導体の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07118232A true JPH07118232A (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=17462049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5268691A Withdrawn JPH07118232A (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | インドロキノン誘導体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07118232A (ja) |
-
1993
- 1993-10-27 JP JP5268691A patent/JPH07118232A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010130 |