JPH07118176A - ブテン−2をブテン−1に異性化する方法 - Google Patents
ブテン−2をブテン−1に異性化する方法Info
- Publication number
- JPH07118176A JPH07118176A JP6113395A JP11339594A JPH07118176A JP H07118176 A JPH07118176 A JP H07118176A JP 6113395 A JP6113395 A JP 6113395A JP 11339594 A JP11339594 A JP 11339594A JP H07118176 A JPH07118176 A JP H07118176A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- butene
- catalyst
- temperature
- present
- selectivity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F2/00—Processes of polymerisation
- C08F2/12—Polymerisation in non-solvents
- C08F2/16—Aqueous medium
- C08F2/18—Suspension polymerisation
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブテン−2を低温でかつ高収率にブテン−1
に異性化する方法を提供する。 【構成】 金属酸化物を触媒とし、30〜200℃、常
圧〜50kg/cm2の条件下に光照射してブテン−2
をブテン−1に異性化する方法。
に異性化する方法を提供する。 【構成】 金属酸化物を触媒とし、30〜200℃、常
圧〜50kg/cm2の条件下に光照射してブテン−2
をブテン−1に異性化する方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブテン−2をブテン−1
に異性化する方法に関する。
に異性化する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ブテン−1は石油留分の分解に
より得られるブテン−1、ブテン−2等の混合物である
C4留分から蒸留により分離製造されている。
より得られるブテン−1、ブテン−2等の混合物である
C4留分から蒸留により分離製造されている。
【0003】このブテン−1は直鎖状低密度ポリエチレ
ンや超低密度ポリエチレンの製造の際に2〜20重量%
添加されるなどポリマーの改質材等として需要が増大し
ており、ブテン−2からブテン−1への異性化が検討さ
れている。
ンや超低密度ポリエチレンの製造の際に2〜20重量%
添加されるなどポリマーの改質材等として需要が増大し
ており、ブテン−2からブテン−1への異性化が検討さ
れている。
【0004】従来、ブテン−2をブテン−1に異性化す
る方法としては、シリカーアルミナ系酸性触媒を用いて
300℃以上の高温で異性化反応を起こさせる方法が知
られている。
る方法としては、シリカーアルミナ系酸性触媒を用いて
300℃以上の高温で異性化反応を起こさせる方法が知
られている。
【0005】熱力学的平衡関係によれば、高温になるほ
どブテン−2からブテン−1へ平衡が移行し、ブテン−
2からブテン−1の異性化率は、例えば300℃では約
20%、500℃では約30%となる。
どブテン−2からブテン−1へ平衡が移行し、ブテン−
2からブテン−1の異性化率は、例えば300℃では約
20%、500℃では約30%となる。
【0006】従って、高温で反応させることにより異性
化率を高めることができるが、一方でブテンの重合を促
進し、重合による触媒の劣化等を招き、触媒活性を低下
させ反応を円滑に進めることが困難という問題点があっ
た。
化率を高めることができるが、一方でブテンの重合を促
進し、重合による触媒の劣化等を招き、触媒活性を低下
させ反応を円滑に進めることが困難という問題点があっ
た。
【0007】また、従来は劣化した触媒を再生させるた
めには、触媒を焼成して触媒表面等に付着・沈着した炭
素分等を除去し、次いで再調整を行なうという多段法が
一般に行なわれているが、手間を要する他、触媒を10
0%回復させることは困難であった。
めには、触媒を焼成して触媒表面等に付着・沈着した炭
素分等を除去し、次いで再調整を行なうという多段法が
一般に行なわれているが、手間を要する他、触媒を10
0%回復させることは困難であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術の欠
点を解消し、ブテン−2を低温でかつ高収率にブテン−
1に異性化する方法を提供することを目的とするもので
ある。
点を解消し、ブテン−2を低温でかつ高収率にブテン−
1に異性化する方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0009】また、本発明は使用により触媒活性・触媒
選択率等が低下した触媒(以下、劣化触媒という)を、
焼成することなく、また一段の処理にて再生する方法を
提供するものである。
選択率等が低下した触媒(以下、劣化触媒という)を、
焼成することなく、また一段の処理にて再生する方法を
提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、次
に示す方法によって達成される。
に示す方法によって達成される。
【0011】すなわち、本発明は、金属酸化物を触媒と
し、30〜200℃、常圧〜50kg/cm2の条件下
に光照射してブテン−2をブテン−1に異性化する方法
に関する。
し、30〜200℃、常圧〜50kg/cm2の条件下
に光照射してブテン−2をブテン−1に異性化する方法
に関する。
【0012】また、本発明は、劣化触媒をスチームと不
活性ガスとの共存下に加熱処理することを特徴とする触
媒の再生方法に関する。
活性ガスとの共存下に加熱処理することを特徴とする触
媒の再生方法に関する。
【0013】本発明で触媒として用いる金属酸化物とし
ては、チタン、バナジウム、クロム、マグネシウム、ケ
イ素または亜鉛等の酸化物を挙げることができ、またチ
タンとアルミニウム、チタンとケイ素等の複合酸化物も
用いることができる。具体的には、TiO2、V2O5、
CrO3、MgO、ZnO、TiO2−Al2O3、TiO
2−SiO2等を例示することができる。本発明では、特
に遷移金属の酸化物が好ましく、特にTiO2が好まし
い。また、金属酸化物は担体に担持して用いることもで
きる。担体としてゼオライト、多孔性ガラスを例示する
ことができる。
ては、チタン、バナジウム、クロム、マグネシウム、ケ
イ素または亜鉛等の酸化物を挙げることができ、またチ
タンとアルミニウム、チタンとケイ素等の複合酸化物も
用いることができる。具体的には、TiO2、V2O5、
CrO3、MgO、ZnO、TiO2−Al2O3、TiO
2−SiO2等を例示することができる。本発明では、特
に遷移金属の酸化物が好ましく、特にTiO2が好まし
い。また、金属酸化物は担体に担持して用いることもで
きる。担体としてゼオライト、多孔性ガラスを例示する
ことができる。
【0014】本発明に用いられる金属酸化物は、予め前
処理を施すことにより、一層高活性とすることができ
る。前処理は、反応条件と反応方式により最適条件が存
在するが、通常、温度150〜500℃、好ましくは2
00〜300℃で、5分〜5時間、好ましくは30分〜
2時間、酸化性ガス雰囲気下で熱処理する。
処理を施すことにより、一層高活性とすることができ
る。前処理は、反応条件と反応方式により最適条件が存
在するが、通常、温度150〜500℃、好ましくは2
00〜300℃で、5分〜5時間、好ましくは30分〜
2時間、酸化性ガス雰囲気下で熱処理する。
【0015】酸化性ガスとしては、空気、酸素、ハロゲ
ン、窒素酸化物あるいはこれらの2種以上の混合物を用
いることができる。
ン、窒素酸化物あるいはこれらの2種以上の混合物を用
いることができる。
【0016】本発明における異性化反応温度は30〜2
00℃、好ましくは80〜150℃である。30℃未満
の場合は、異性化に長時間を要し、200℃を越えると
ブテンの重合が起こり好ましくない。
00℃、好ましくは80〜150℃である。30℃未満
の場合は、異性化に長時間を要し、200℃を越えると
ブテンの重合が起こり好ましくない。
【0017】異性化反応における反応圧力は常圧〜50
kg/cm2である。反応方法は、バッチ式で行っても
良く、また管状反応器を用いた流通式で行っても良い。
kg/cm2である。反応方法は、バッチ式で行っても
良く、また管状反応器を用いた流通式で行っても良い。
【0018】本発明においては、前記した触媒および反
応条件下にブテン−2を光照射する。光としては、太陽
光、水銀ランプ、ハロゲンランプ、窒素レーザー等を用
いることができる。照射時間は特に制限されないが、通
常0.1秒〜180分、好ましくは1秒〜60分であ
る。
応条件下にブテン−2を光照射する。光としては、太陽
光、水銀ランプ、ハロゲンランプ、窒素レーザー等を用
いることができる。照射時間は特に制限されないが、通
常0.1秒〜180分、好ましくは1秒〜60分であ
る。
【0019】この異性化反応は反応はブテン−2単独、
あるいはブテン−2を含む窒素、アルゴン等の不活性気
体中で行ってもよい。
あるいはブテン−2を含む窒素、アルゴン等の不活性気
体中で行ってもよい。
【0020】本発明では使用により劣化した触媒を簡易
な方法で再生することができる。すなわち、本発明の異
性化反応に用いられ、触媒活性・触媒選択率等が低下し
た触媒をスチームと不活性ガスとの共存下に加熱処理す
ることにより触媒を再生することができる。触媒活性の
回復度合いは通常80%以上であり、条件を選ぶことに
よりほぼ100%回復することができる。
な方法で再生することができる。すなわち、本発明の異
性化反応に用いられ、触媒活性・触媒選択率等が低下し
た触媒をスチームと不活性ガスとの共存下に加熱処理す
ることにより触媒を再生することができる。触媒活性の
回復度合いは通常80%以上であり、条件を選ぶことに
よりほぼ100%回復することができる。
【0021】不活性ガスとしては窒素、アルゴン、ヘリ
ウム等を用いることができる。加熱処理温度は通常15
0〜400℃、好ましくは200〜350℃であり、加
熱時間は通常10分〜5時間、好ましくは30分〜3時
間である。またスチームは通常1〜50Torr、好ま
しくは5〜30Torrである。
ウム等を用いることができる。加熱処理温度は通常15
0〜400℃、好ましくは200〜350℃であり、加
熱時間は通常10分〜5時間、好ましくは30分〜3時
間である。またスチームは通常1〜50Torr、好ま
しくは5〜30Torrである。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例等に基づいて具体的に
説明する。
説明する。
【0023】実施例1〜2および比較例1 酸化チタン0.5gを管状反応器Aに充填し、前処理と
してアルゴン50容量%、空気50容量%の混合気体を
50cc/min.で流し、表1に示す温度にて1h
r.処理した。
してアルゴン50容量%、空気50容量%の混合気体を
50cc/min.で流し、表1に示す温度にて1h
r.処理した。
【0024】その後、cis−ブテン−2を200pp
m含むアルゴンガス20cc/min.にて反応器Aに
流して、常圧で表1に示す温度で光照射下、異性化反応
を行なった。光としては70ワット高圧水銀灯を用い
た。
m含むアルゴンガス20cc/min.にて反応器Aに
流して、常圧で表1に示す温度で光照射下、異性化反応
を行なった。光としては70ワット高圧水銀灯を用い
た。
【0025】ブテン−2の転化率、得られた生成物のう
ちのブテン−1の選択率および収率をガスクロマトグラ
フで定量した。結果を表1に示す。
ちのブテン−1の選択率および収率をガスクロマトグラ
フで定量した。結果を表1に示す。
【0026】実施例3〜5および比較例2 酸化チタン0.5gを螺旋形状の管状反応器Bに充填
し、前処理としてアルゴン50容量%、空気50容量%
の混合気体を50cc/min.で流し、表1に示す温
度にて1hr.処理した。
し、前処理としてアルゴン50容量%、空気50容量%
の混合気体を50cc/min.で流し、表1に示す温
度にて1hr.処理した。
【0027】その後、cis−ブテン−2を200pp
m含むアルゴンガス20cc/min.にて反応器Bに
流して、常圧で表1に示す温度で光照射下、異性化反応
を行なった。光としては70ワット高圧水銀灯を用い
た。
m含むアルゴンガス20cc/min.にて反応器Bに
流して、常圧で表1に示す温度で光照射下、異性化反応
を行なった。光としては70ワット高圧水銀灯を用い
た。
【0028】ブテン−2の転化率、得られた生成物のう
ちのブテン−1の選択率および収率をガスクロマトグラ
フで定量した。結果を表1に示す。
ちのブテン−1の選択率および収率をガスクロマトグラ
フで定量した。結果を表1に示す。
【0029】比較例3〜4 酸化チタン0.5gを反応器Aに充填し、前処理として
アルゴン50容量%、空気50容量%の混合気体を50
cc/min.で流し、表1に示す温度にて1hr.処
理した。
アルゴン50容量%、空気50容量%の混合気体を50
cc/min.で流し、表1に示す温度にて1hr.処
理した。
【0030】その後、cis−ブテン−2を200pp
m含むアルゴンガス20cc/min.にて反応器Aに
流して、常圧で表1に示す温度で光照射下、異性化反応
を行なった。光としては70ワット高圧水銀灯を用い
た。
m含むアルゴンガス20cc/min.にて反応器Aに
流して、常圧で表1に示す温度で光照射下、異性化反応
を行なった。光としては70ワット高圧水銀灯を用い
た。
【0031】ブテン−2の転化率、得られた生成物のう
ちのブテン−1の選択率および収率をガスクロマトグラ
フで定量した。結果を表1に示す。
ちのブテン−1の選択率および収率をガスクロマトグラ
フで定量した。結果を表1に示す。
【0032】実施例6 酸化チタン1.0gを管状反応器Aに充填し、前処理と
してアルゴン50容量%、空気50容量%の混合気体を
100cc/min.で流し、表1に示す温度にて1h
r.処理した。
してアルゴン50容量%、空気50容量%の混合気体を
100cc/min.で流し、表1に示す温度にて1h
r.処理した。
【0033】その後、液化cis−ブテン−2を昇圧
し、5cc/hr.にて反応器Aに流して、20kg/
cm2で表1に示す温度で光照射下、異性化反応を行な
った。光としては70ワット高圧水銀灯を用いた。
し、5cc/hr.にて反応器Aに流して、20kg/
cm2で表1に示す温度で光照射下、異性化反応を行な
った。光としては70ワット高圧水銀灯を用いた。
【0034】ブテン−2の転化率、得られた生成物のう
ちのブテン−1の選択率および収率をガスクロマトグラ
フで定量した。結果を表1に示す。
ちのブテン−1の選択率および収率をガスクロマトグラ
フで定量した。結果を表1に示す。
【0035】実施例7 酸化チタン1.0gを管状反応器Aに充填し、前処理と
してアルゴン50容量%、空気50容量%の混合気体を
100cc/min.で流し、表1に示す温度にて1h
r.処理した。
してアルゴン50容量%、空気50容量%の混合気体を
100cc/min.で流し、表1に示す温度にて1h
r.処理した。
【0036】その後、液化cis−ブテン−2を昇圧
し、5cc/hr.にて反応器Aに流して、43kg/
cm2で表1に示す温度で光照射下、異性化反応を行な
った。光としては70ワット高圧水銀灯を用いた。
し、5cc/hr.にて反応器Aに流して、43kg/
cm2で表1に示す温度で光照射下、異性化反応を行な
った。光としては70ワット高圧水銀灯を用いた。
【0037】ブテン−2の転化率、得られた生成物のう
ちのブテン−1の選択率および収率をガスクロマトグラ
フで定量した。結果を表1に示す。
ちのブテン−1の選択率および収率をガスクロマトグラ
フで定量した。結果を表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】実施例8 実施例1で用いた触媒の活性が10%まで低下した劣化
触媒を管状反応器Aに充填し、20Torrのスチーム
を含むアルゴン気流50ml/分、300℃にて2時間
処理した後、cis−ブテン−2を200ppm含むア
ルゴンガスを20cc/分にて反応器Aに流し、常圧、
150℃にて光照射下で異性化反応を行なった。光とし
ては70ワット高圧水銀灯を用いた。ブテン−2の転化
率、得られた生成物のうちのブテン−1の選択率および
収率をガスクロマトグラフで定量した結果、実施例1と
ほぼ同等の転化率、選択率および収率が得られ、触媒活
性はほぼ100%回復したことが明らかになった。
触媒を管状反応器Aに充填し、20Torrのスチーム
を含むアルゴン気流50ml/分、300℃にて2時間
処理した後、cis−ブテン−2を200ppm含むア
ルゴンガスを20cc/分にて反応器Aに流し、常圧、
150℃にて光照射下で異性化反応を行なった。光とし
ては70ワット高圧水銀灯を用いた。ブテン−2の転化
率、得られた生成物のうちのブテン−1の選択率および
収率をガスクロマトグラフで定量した結果、実施例1と
ほぼ同等の転化率、選択率および収率が得られ、触媒活
性はほぼ100%回復したことが明らかになった。
【0040】実施例9 実施例2で用いた触媒の活性が20%まで低下した劣化
触媒を管状反応器Aに充填し、30Torrのスチーム
を含むアルゴン気流30ml/分、250℃にて2時間
処理した後、cis−ブテン−2を200ppm含むア
ルゴンガスを20cc/分にて反応器Aに流し、常圧、
150℃にて光照射下で異性化反応を行なった。光とし
ては70ワット高圧水銀灯を用いた。ブテン−2の転化
率、得られた生成物のうちのブテン−1の選択率および
収率をガスクロマトグラフで定量した結果、実施例2と
ほぼ同等の転化率、選択率および収率が得られ、触媒活
性はほぼ100%回復したことが明らかになった。
触媒を管状反応器Aに充填し、30Torrのスチーム
を含むアルゴン気流30ml/分、250℃にて2時間
処理した後、cis−ブテン−2を200ppm含むア
ルゴンガスを20cc/分にて反応器Aに流し、常圧、
150℃にて光照射下で異性化反応を行なった。光とし
ては70ワット高圧水銀灯を用いた。ブテン−2の転化
率、得られた生成物のうちのブテン−1の選択率および
収率をガスクロマトグラフで定量した結果、実施例2と
ほぼ同等の転化率、選択率および収率が得られ、触媒活
性はほぼ100%回復したことが明らかになった。
【0041】
【発明の効果】本発明により、低温で高収率にブテン−
2からブテン−1に異性化することができる。従ってC
O2温暖化対策および資源保存の観点から、熱的方法で
はCO2を増加させるのに対して、低温でしかも太陽エ
ネルギー等の自然エネルギー等を利用できるので、CO
2の発生を伴わず、省エネルギーとなると共に、地球環
境保護の観点からも非常に望ましい。
2からブテン−1に異性化することができる。従ってC
O2温暖化対策および資源保存の観点から、熱的方法で
はCO2を増加させるのに対して、低温でしかも太陽エ
ネルギー等の自然エネルギー等を利用できるので、CO
2の発生を伴わず、省エネルギーとなると共に、地球環
境保護の観点からも非常に望ましい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 23/22 23/26 C07B 35/08 7419−4H 61/00 D 7419−4H 300 C07C 5/25
Claims (3)
- 【請求項1】 金属酸化物を触媒とし、30〜200
℃、常圧〜50kg/cm2の条件下に光照射してブテ
ン−2をブテン−1に異性化する方法。 - 【請求項2】 前記金属酸化物が酸化性ガス雰囲気下に
熱処理したものであることを特徴とする請求項1に記載
の方法。 - 【請求項3】 請求項1または2の方法で使用した触媒
をスチームおよび不活性ガスとの共存下に加熱処理する
ことを特徴とする触媒の再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6113395A JPH07118176A (ja) | 1993-08-30 | 1994-05-02 | ブテン−2をブテン−1に異性化する方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23590993 | 1993-08-30 | ||
JP5-235909 | 1993-08-30 | ||
JP6113395A JPH07118176A (ja) | 1993-08-30 | 1994-05-02 | ブテン−2をブテン−1に異性化する方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07118176A true JPH07118176A (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=26452383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6113395A Pending JPH07118176A (ja) | 1993-08-30 | 1994-05-02 | ブテン−2をブテン−1に異性化する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07118176A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09262482A (ja) * | 1996-01-22 | 1997-10-07 | Sekiyu Sangyo Kasseika Center | 光触媒、光触媒の製造方法および光触媒反応方法 |
KR101489514B1 (ko) * | 2009-01-15 | 2015-02-06 | 에스케이이노베이션 주식회사 | 실리카에 담지된 백금-몰리브덴 복합 산화물 촉매를 이용한2-부텐으로부터 1-부텐의 선택적 제조방법 |
CN112961021A (zh) * | 2021-03-17 | 2021-06-15 | 中国科学院山西煤炭化学研究所 | 氧缺陷三氧化钨在光催化烯烃异构化中的应用及光催化烯烃异构化方法 |
CN114471515A (zh) * | 2020-11-11 | 2022-05-13 | 中国科学院理化技术研究所 | 一种烯烃异构化催化剂及其应用 |
CN114534707A (zh) * | 2022-01-25 | 2022-05-27 | 中国科学院理化技术研究所 | 一种烯基苯类化合物c=c异构化催化剂及其制备方法和应用 |
CN114713231A (zh) * | 2021-01-04 | 2022-07-08 | 中国科学院理化技术研究所 | 一种烯基苯类化合物异构化催化剂及其制备方法和应用 |
-
1994
- 1994-05-02 JP JP6113395A patent/JPH07118176A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09262482A (ja) * | 1996-01-22 | 1997-10-07 | Sekiyu Sangyo Kasseika Center | 光触媒、光触媒の製造方法および光触媒反応方法 |
KR101489514B1 (ko) * | 2009-01-15 | 2015-02-06 | 에스케이이노베이션 주식회사 | 실리카에 담지된 백금-몰리브덴 복합 산화물 촉매를 이용한2-부텐으로부터 1-부텐의 선택적 제조방법 |
CN114471515A (zh) * | 2020-11-11 | 2022-05-13 | 中国科学院理化技术研究所 | 一种烯烃异构化催化剂及其应用 |
CN114713231A (zh) * | 2021-01-04 | 2022-07-08 | 中国科学院理化技术研究所 | 一种烯基苯类化合物异构化催化剂及其制备方法和应用 |
CN114713231B (zh) * | 2021-01-04 | 2024-05-07 | 中国科学院理化技术研究所 | 一种烯基苯类化合物异构化催化剂及其制备方法和应用 |
CN112961021A (zh) * | 2021-03-17 | 2021-06-15 | 中国科学院山西煤炭化学研究所 | 氧缺陷三氧化钨在光催化烯烃异构化中的应用及光催化烯烃异构化方法 |
CN114534707A (zh) * | 2022-01-25 | 2022-05-27 | 中国科学院理化技术研究所 | 一种烯基苯类化合物c=c异构化催化剂及其制备方法和应用 |
CN114534707B (zh) * | 2022-01-25 | 2024-03-01 | 中国科学院理化技术研究所 | 一种烯基苯类化合物c=c异构化催化剂及其制备方法和应用 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2305378A1 (en) | Catalyst for ethylene oligomerization and use thereof | |
US20100191030A1 (en) | Method for reactivating metathesis catalysts, and olefin production process including reactivating step | |
US4980324A (en) | Regeneration or activation of noble metal catalysts using fluorohalocarbons or fluorohalohydrocarbons | |
JPH09173843A (ja) | 選択的水素化触媒及びこの触媒を用いた方法 | |
JPH07118176A (ja) | ブテン−2をブテン−1に異性化する方法 | |
US6359183B1 (en) | Treatment of chromium oxide and catalytic manufacture of vinyl fluoride | |
EP0754170A1 (en) | Production of pentafluoroethane | |
US4048109A (en) | Oligomerization process and catalysts therefor | |
US3432573A (en) | Olefins and process for purifying them | |
RU98101099A (ru) | Способ каталитического превращения углеводородов в ароматические соединения с использованием катализатора, содержащего щелочные и щелочноземельные металлы | |
JPH03115234A (ja) | 弗素化アルカンの脱弗化水素及び脱水素方法 | |
JPH0393602A (ja) | 一酸化炭素の選択的除去方法 | |
US5094988A (en) | Activation of noble metal catalysts using fluorohalocarbons or fluorohalohydrocarbons | |
US2375687A (en) | Process for producing beta-olefins | |
US6624338B2 (en) | Rhenium-and caesium-based metathesis catalyst and a process for converting C4 olefinic cuts by metathesis | |
US5430205A (en) | Process for the purification of 1,1,1,2-tetrafluoroethane | |
GB2242199A (en) | Process for removing antimony hydride from liquid hydrocarbon streams | |
CA2350582A1 (en) | Catalytic dehydrodechlorination of ethylene dichloride | |
CH498792A (fr) | Procédé d'oxychloruration de l'éthylène | |
US2592646A (en) | Regeneration and preconditioning of a methanethiol synthesis catalyst | |
US3518281A (en) | Production of 2,3-dihydropyran | |
US3340319A (en) | Selective polymerization of isobutene | |
EP0556489A1 (en) | Process for the dehydrogenation of hydrocarbons | |
US2379410A (en) | Catalytic production of hydrogenated polymers | |
US3584070A (en) | Skeletal isomerization of olefins |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040729 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040810 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050301 |