JPH07118132A - 紫外線吸収性皮膚化粧料 - Google Patents

紫外線吸収性皮膚化粧料

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JPH07118132A
JPH07118132A JP5284017A JP28401793A JPH07118132A JP H07118132 A JPH07118132 A JP H07118132A JP 5284017 A JP5284017 A JP 5284017A JP 28401793 A JP28401793 A JP 28401793A JP H07118132 A JPH07118132 A JP H07118132A
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JP
Japan
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extract
rutaceae
plant
skin cosmetic
genus
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Withdrawn
Application number
JP5284017A
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English (en)
Inventor
Haku Matsuda
伯 松田
Kenzo Ito
建三 伊藤
Tetsuji Nakamura
哲治 中村
Toyoyuki Nishi
豊行 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shinyaku Co Ltd
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shinyaku Co Ltd
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ミカン科植物(Rutaceac Juss.)抽出物を含有
することを特徴とする皮膚化粧料。また、前記ミカン科
植物抽出物がキハダ属植物(Phellodendron Rupr.)及び
/又はゲッキツ属植物(Murraya Koen.ex L.)及び/又は
ミヤマシキミ属植物(Skimmia Thunb.)の抽出物であるこ
とを特徴とする皮膚化粧料。また、前記抽出物が、該植
物をメタノール又はエタノールで抽出後、酢酸エチル又
はブタノールで再度抽出して得られた抽出物であること
を特徴とする皮膚化粧料。 【効果】 安全性、光安定性が高く、しかも優れた紫外
線吸収効果及び保湿効果を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は皮膚化粧料、特に紫外線
吸収効果を有する植物抽出物を含有する安全性の高い紫
外線吸収性皮膚化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】太陽光線に含まれる紫外線は、皮膚科学
的には400nm〜320nmの長波長紫外線(UV−
A)、320nm〜290nm中波長紫外線(UV−
B)、290nm以下の短波長紫外線(UV−C)に分
類される。このうち、290nm以下の波長の紫外線
は、オゾン層によって吸収され、地表に到達しない。
【0003】地表に届く紫外線は、人間の皮膚に様々な
影響を及ぼす。地上にまで達する紫外線の内で、UV−
Bは皮膚の紅班や水泡を形成し、メラニン形成も促進す
る。一方、UV−Aは皮膚の褐色化を惹起し、皮膚の弾
力性の低下及びシワの発生を促進し急激な老化をもたら
す。また、紅班反応の開始を促進し、或いはある種の患
者に対してはこの反応を増強し、更に光毒性或いは光ア
レルギー反応の原因とさえなり得る。このような紫外線
の有害性から皮膚を保護するために、各種紫外線吸収剤
が開発されてきた。
【0004】化学合成による多種多様な紫外線吸収剤と
しては、例えば、ジベンゾイルメタン誘導体、ベンゾフ
ェノン誘導体、ウロカニン酸、p−アミノ安息香酸、2
−エチルヘキシルp−ジメチルアミノベンゾエートなど
が挙げられ、これらは実際に化粧料に配合され、紫外線
の予防に用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
化学合成による紫外線吸収剤を配合した日焼け防止化粧
料は光感作性等の点で安全性に問題があり、配合量が制
限されるなど化粧品原料の中では最も問題のある薬剤で
ある。一方、天然物由来のものは一般に作用が温和で安
全性が高く、多量に配合することも可能であるが、紫外
線吸収剤としては吸収波長が270nm以下の短波長の
紫外線を吸収するものが多く、問題となるUV−A及び
/又はUV−B領域の波長の紫外線を吸収するものは余
りなく、いまだ満足すべき効果を発揮するものは得られ
ていなかった。
【0006】本発明はこのような従来技術の課題に鑑み
なされたものであり、その目的は天然物より得られる安
全性が高い物質で、しかもUV−A及び/又はUV−B
領域に吸収を有する紫外線吸収剤およびこれを含有する
皮膚化粧料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意検討した結果、特定のミカン科植
物の抽出物に優れた紫外線吸収能が存在し、この抽出物
を配合することによって安全なサンケア製品が得られる
ことができることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。本発明の皮膚化粧料は、ミカン科植物(Rutaceae Ju
ss.)の抽出物を含有することを特徴とする。
【0008】本発明の皮膚化粧料は、一つにはミカン科
植物(Rutaceae Juss.)の抽出物がキハダ属植物(Phellod
endron Rupr.)の抽出物であることを特徴とする。本発
明の皮膚化粧料は、一つにはミカン科植物(Rutaceae Ju
ss.)の抽出物が、キハダ属植物(Phellodendron Rupr.)
に属するキハダ(Phellodendron amurense Rupr.)、シナ
キハダ(Phellodendron chinense C.K.Schneid)、タイ
ワンキハダ(Phellodendron wilsonii Hayata et Kaneh
ira)、タケシマキハダ(Phellodendron insulare Naka
i)、ビロードキハダ(Phellodendron molle Nakai)の
中から選ばれた少なくとも1種以上の抽出物であること
を特徴とする。
【0009】本発明の皮膚化粧料は、一つにはミカン科
植物(Rutaceae Juss.)の抽出物がキハダ属植物(Phellod
endron Rupr.)の樹皮から抽出された抽出物であること
を特徴とする。本発明の皮膚化粧料は、一つにはミカン
科植物(Rutaceae Juss.)の抽出物が、キハダ属植物(Phe
llodendron Rupr.)をメタノール又はエタノールで抽出
し、該抽出液から溶媒を留去後、残渣を水に溶解し、ブ
タノールで再度抽出後、ブタノールを留去して得られた
抽出物であることを特徴とする。
【0010】本発明の皮膚化粧料は、一つにはミカン科
植物(Rutaceae Juss.)の抽出物がゲッキツ属植物(Murra
ya Koen.ex L.)の抽出物であることを特徴とする。本発
明の皮膚化粧料は、一つにはミカン科植物(Rutaceae Ju
ss.)の抽出物が、ゲッキツ属植物(Murraya Koen.ex L.)
に属するゲッキツ(Murraya paniculata Jack.)、ナンヨ
ウサンショウ(Murraya koenigii Spreng.)、サンショ
ウミカン(Murraya coloxylon Ridl.)、アカミゲッキ
ツ(Murraya euchrestifolia Hayata)の中から選ばれ
た少なくとも1種以上の抽出物であることを特徴とす
る。
【0011】本発明の皮膚化粧料は、一つにはミカン科
植物(Rutaceae Juss.)の抽出物が、ゲッキツ属植物(Mur
raya Koen.ex L.)の葉及び/又は枝葉から抽出された抽
出物であることを特徴とする。本発明の皮膚化粧料は、
一つにはミカン科植物(Rutaceae Juss.)の抽出物が、ゲ
ッキツ属植物(Murraya Koen.ex L.)をメタノール又はエ
タノールで抽出し、該抽出液から溶媒を留去後、残渣を
水に溶解し、酢酸エチル又はブタノールで再度抽出後、
酢酸エチル又はブタノールを留去して得られた抽出物で
あることを特徴とする。
【0012】本発明の皮膚化粧料は、一つにはミカン科
植物(Rutaceae Juss.)の抽出物が、ミヤマシキミ属植物
(Skimmia Thunb.)の抽出物であることを特徴とする。本
発明の皮膚化粧料は、一つにはミカン科植物(Rutaceae
Juss.)の抽出物が、ミヤマシキミ属植物(Skimmia Thun
b.)に属するミヤマシキミ(Skimmia japonicaThunb.)、
リュウキュウミヤマシキミ(Skimmia lutchuensis Naka
i)、アリサンミヤマシキミ(Skimmia arisanensis Hay
ata)、ソナレミヤマシキミ(Skimmiadistincte-venulo
sa Hayata)、ツルシキミ(Skimmia repens Nakai)の
中から選ばれた少なくとも1種以上の抽出物であること
を特徴とする。
【0013】本発明の皮膚化粧料は、一つにはミカン科
植物(Rutaceae Juss.)の抽出物が、ミヤマシキミ属植物
(Skimmia Thunb.)の全草から抽出された抽出物であるこ
とを特徴とする。本発明の皮膚化粧料は、一つにはミカ
ン科植物(Rutaceae Juss.)の抽出物が、ミヤマシキミ属
植物(Skimmia Thunb.)をメタノール又はエタノールで抽
出し、該抽出液から溶媒を留去後、残渣を水に溶解し、
酢酸エチル又はブタノールで再度抽出後、酢酸エチル又
はブタノールを留去して得られた抽出物であることを特
徴とする。
【0014】本発明の皮膚化粧料は、一つにはミカン科
植物(Rutaceae Juss.)の抽出物が、キハダ属植物(Phell
odendron Rupr.)、ゲッキツ属植物(Murraya Koen.ex
L.)又はミヤマシキミ属植物(Skimmia Thunb.)の中から
選ばれた少なくとも1種以上の抽出物であることを特徴
とする。以下、本発明の構成について詳述する。
【0015】本発明で用いるミカン科の植物としては、
次のようなものが挙げられる。キハダ属(Phellodendron
Rupr.)に属するキハダ(Phellodendron amurense Rup
r.)、シナキハダ(Phellodendron chinense C.K.Schnei
d)、タイワンキハダ(Phellodendron wilsonii Hayata
et Kanehira)、タケシマキハダ(Phellodendron insu
lare Nakai)、ビロードキハダ(Phellodendron molle
Nakai)等;ゲッキツ属(Murraya Koen.ex L.)に属する
ゲッキツ(Murraya paniculata Jack.)、ナンヨウサンシ
ョウ(Murraya koenigii Spreng.)、サンショウミカン
Murraya coloxylon Ridl.)、アカミゲッキツ(Murra
ya euchrestifolia Hayata)等;ミヤマシキミ属(Skimm
ia Thunb.)に属するミヤマシキミ(Skimmia japonica Th
unb.)、リュウキュウミヤマシキミ(Skimmia lutchuens
is Nakai)、アリサンミヤマシキミ(Skimmia arisanen
sis Hayata)、ソナレミヤマシキミ(Skimmia distinct
e-venulosa Hayata)、ツルシキミ(Skimmia repens Na
kai)等。
【0016】本発明に係る抽出物は前記植物の花、樹
皮、果実、葉、根、種子、茎等の部位あるいは全草を用
いて抽出される。特に、キハダ属(Phellodendron Rup
r.)では樹皮を中心にして用いられ、ゲッキツ属(Murray
a Koen.ex L.)では葉及び/又は枝葉を中心にして用い
られる。また、ミヤマシキミ属(Skimmia Thunb.)では主
に全草が用いられる。
【0017】本発明で用いる植物抽出物の抽出方法とし
ては、前記植物を溶媒、例えば、メタノール、エタノー
ル、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブ
タノール、イソブタノール等の低級アルコール或いは含
水低級アルコール、プロピレングリコール、1,3−ブ
チレングリコール等の多価アルコール或いは含水多価ア
ルコール、アセトン、酢酸エチルエステル等の各種有機
溶媒により抽出し、溶媒を留去することにより得ること
ができる。特に、メタノール又はエタノールは本発明で
用いる植物に対する浸潤性が良好で、抽出効率や収量の
点で好ましい。
【0018】また、紫外線吸収剤に要求される性質とし
て、太陽光線下でも紫外線吸収能が低下しない、いわゆ
る光安定性を有することが重要である。光安定性に優れ
た紫外線吸収剤を配合した化粧料は紫外線吸収効果が安
定して発揮される。本発明者らは、前記メタノール又は
エタノールによる抽出物を水に再溶解し、酢酸エチル又
はブタノールで再抽出後、酢酸エチル又はブタノールを
留去して得られた抽出物が、メタノール又はエタノール
で抽出しただけの抽出物よりも光安定性において好まし
いことを見出した。例えば、キハダ属植物(Phellodendr
on Rupr.)ではブタノールで、また、ゲッキツ属植物(Mu
rraya Koen.ex L.)やミヤマシキミ属植物(Skimmia Thun
b.)では酢酸エチル又はブタノールで再抽出して得られ
た抽出物は、メタノール又はエタノールで抽出しただけ
の抽出物よりも光安定性に優れていた。
【0019】尚、本発明に係る抽出物は保湿効果も有す
ることが判明し、これを配合した皮膚外用剤は紫外線吸
収効果に加えて保湿効果をも発揮するものであった。ま
た、本発明に係る抽出物はその色や匂いを除いてより使
用しやすくするために、活性炭やカラムクロマトグラフ
ィー等を用いて、本発明の効果を損わない程度に精製を
行っても良い。このような精製物もまた、本発明の皮膚
外用剤に用いることができる。
【0020】本発明の紫外線吸収性皮膚化粧料全量にお
ける植物抽出物の配合量は、乾燥物として0.005〜
30重量%が好ましい。配合量が0.005重量%未満
であると紫外線吸収効果が十分に発揮されず、また30
重量%以上配合してもコストが高くなり現実的でない。
本発明の皮膚化粧料においては、ミカン科植物由来の抽
出物を少なくとも1種以上含有するものである。
【0021】また、本発明の紫外線吸収皮膚化粧料は前
記の必須成分に加え、必要に応じて本発明の効果を損わ
ない範囲内で、化粧料、医薬部外品、医薬品等に一般に
用いられる各種成分、水性成分、保湿剤、増粘剤、防腐
剤、酸化防止剤、香料、色剤、薬剤等を配合することが
できる。例えば、固体状或いは液状パラフィン、クリス
タルオイル、セレシン、オゾケライト、モンタンロウ等
の炭化水素類、シリコン油類、オリーブ油、地ロウ、カ
ルナバロウ、ラノリンのような植物性もしくは動物性油
脂やロウ、更にステアリン酸、パルミチン酸、オレイン
酸、グリセリンモノステアリン酸エステル、グリセリン
モノオレイン酸エステル、イソプロピルミリスチン酸プ
ロピル、イソプロピルステアリン酸エステルのような脂
肪酸又はそのエステル類、分岐脂肪酸の一価アルコール
又は多価アルコールのエステル類、エチルアルコール、
イソプロピルアルコール、セチルアルコール、パルミチ
ルアルコール等のアルコール類、グリコール、グリセリ
ン、ソルビトール等の多価アルコール類又はそのエステ
ル類、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、
カチオン性界面活性剤のような界面活性剤を挙げること
ができる。
【0022】また、本発明には下記植物抽出物や薬剤も
適宜配合することができる。例えば、トウガラシ、ヨウ
テイ、アロエ、クコ、ヨモギ、カラシ、イネ、マンケイ
シ、マンネンロウ、コッサイホ、エニシダ、リンドウ、
タンジン、ヘチマ、キキョウ、マツ、クジン、ベニバ
ナ、メギ、ビンロウジ、ユーカリ、カゴソウ、モクロ
ウ、ゴシツ、サイコ、チャ、シンイ、ワサビ、ジョテイ
シ(ジョテイジツ)、オランダセンニチ、クチナシ、ウ
スバサイシン、ニンニク、ハッカ、ヨクイニン、キリン
ケツ、ヤシ、ゴボウ、カンゾウ、ホップ、キク、ラッキ
ョ、ニラ、ネギ、タマネギ、セネガ、アマチャヅル、マ
ンネンタケ、ジオウ、グリチルリチン酸モノアンモニウ
ム、グリチルレチン酸、グリチルリチン、ゴマ、センキ
ュウ、カシュウ等が挙げられる。
【0023】また、本発明の紫外線吸収皮膚化粧料の剤
型は任意であり、例えば液状、乳液状、クリーム状、ス
ティック状等の剤型をとることができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を説明する。
尚、本発明はこれらに限定されるものではない。また、
配合量は他に指定がない限り重量%で示す。抽出例1〜3 まず、キハダ(Phellodendron amurense Rupr.)の樹皮か
らの有効抽出画分の抽出法について説明する。
【0025】抽出例1 原料 キハダ(Phellodendron amurense Rupr.)の樹皮粉砕品1
00g 抽出 前記キハダの樹皮粉砕品100gにメタノール500m
lを加え、温度30℃、時間3時間、回転攪拌数100
rpmで抽出操作を行った。 加圧濾過 前記で得られた抽出液を、窒素0.1kg/cm2
下の加圧力を付加した状態で、濾紙No.2により濾過
を行った。 濃縮 前記で得られた濾液について、温度25〜30℃、減
圧度60〜65torrで減圧濃縮を行った。この結果、メ
タノール抽出物3.85gが得られた。
【0026】抽出例2 前記抽出例1のメタノール抽出物100gを水500m
lに溶解し、酢酸エチル500mlで2回抽出した。抽
出液を集め、前記の様に加圧濾過後減圧濃縮を行った。
この結果、酢酸エチル抽出物30.4gが得られた。抽出例3 前記抽出例2において酢酸エチルのかわりにブタノール
を用いて同様に抽出を行った。この結果、ブタノール抽
出物45.1gが得られた。
【0027】抽出例4〜6 ゲッキツ(Murraya paniculata Jack.)の葉よりの有効抽
出画分の抽出法について説明する。抽出例4 原料 ゲッキツ(Murraya paniculata Jack.)の葉粉砕品100
g 抽出 前記ゲッキツの葉粉砕品100gにエタノール500m
lを加え、温度30℃、時間3時間、回転攪拌数100
rpmで抽出操作を行った。 加圧濾過 前記で得られた抽出液を、窒素0.1kg/cm2
下の加圧力を付加した状態で、濾紙No.2により濾過
を行った。 濃縮 前記で得られた濾液について、温度25〜30℃、減
圧度60〜65torrで減圧濃縮を行った。この結果、エ
タノール抽出物3.00gが得られた。
【0028】抽出例5 前記抽出例4のエタノール抽出物100gを水500m
lに溶解し、酢酸エチル500mlで2回抽出した。抽
出液を集め、前記の様に加圧濾過後減圧濃縮を行った。
この結果、酢酸エチル抽出物32.7gが得られた。抽出例6 前記抽出例5において酢酸エチルのかわりにブタノール
を用いて同様に抽出を行った。この結果、ブタノール抽
出物52.5gが得られた。
【0029】抽出例7〜9 ミヤマシキミ(Skimmia japonica Thunb.)の全草からの
有効抽出物画分の抽出法について説明する。抽出例7 原料 ミヤマシキミ(Skimmia japonica Thunb.)の全草粉砕品
100g 抽出 前記ミヤマシキミの全草粉砕品100gにメタノール5
00mlを加え、温度30℃、時間3時間、回転攪拌数
100rpmで抽出操作を行った。 加圧濾過 前記で得られた抽出液を、窒素0.1kg/cm2
下の加圧力を付加した状態で、濾紙No.2により濾過
を行った。 濃縮 前記で得られた抽出液について、温度25〜30℃、
減圧度60〜65torrで減圧濃縮を行った。この結果、
メタノール抽出物2.30gが得られた。
【0030】抽出例8 前記抽出例7のメタノール抽出物100gを水500m
lに溶解し、酢酸エチル500mlで2回抽出した。抽
出液を集め、前記の様に加圧濾過後減圧濃縮を行った。
この結果、酢酸エチル抽出物31.3gが得られた。抽出例9 前記抽出例8において酢酸エチルのかわりにブタノール
を用いて同様に抽出を行った。この結果、ブタノール抽
出物53.6gが得られた。
【0031】試験例1 紫外線吸収スペクトルの測定 前記抽出例1〜9の抽出物を濃度10ppmとなるよう
にエタノールに溶解し、紫外線吸収スペクトルを測定し
た。その結果を図1〜9に示す。これらから明らかなよ
うに、キハダ(Phellodendron amurense Rupr.)の酢酸エ
チル抽出物(抽出例2、図2参照)では紫外線吸収能が
低かったものの、本発明の抽出物は何れもUV−A及び
UV−B領域に紫外線吸収能を有していた。
【0032】試験例2 光安定性試験 次に本発明者らは、本発明にかかる植物抽出物の光安定
性について検討した。すなわち、前記抽出例1〜9の抽
出物を濃度10ppmとなるようにエタノールに溶解し
てガラス製サンプルビンに充填し、キセノンランプ光照
射を30時間(夏場の約10日に相当)行った。キセノ
ンランプ照射の前後に紫外線吸収スペクトルを測定し、
その紫外線吸収能を比較した。その結果、何れの抽出物
の紫外線吸収スペクトルにおいても吸光度が若干低下す
る程度で、基本的な波形は殆ど変化していなかった。
【0033】図10及び図11に、310nm(UV−
B)及び360nm(UV−A)における吸光度の比較
データを示す。図10はキハダ属(Phellodendron Rup
r.)のキハダ(Phellodendron amurense Rupr.)の抽出物
の光安定性試験の結果を示している。メタノール抽出物
(抽出例1)はキセノンランプ照射によってUV−A及
びUV−B何れの紫外線吸収能もやや低下してしまう
が、メタノール抽出物をさらにブタノールで抽出して得
られたブタノール抽出物ではUV−B吸収能は僅かに低
下するものの、UV−A吸収能は全く低下せず、光安定
性が極めて優れていることが明らかとなった。尚、酢酸
エチル抽出物ではメタノール抽出物や、ブタノール抽出
物に比して紫外線吸収能が非常に低かった。
【0034】また、図11はゲッキツ属(Murraya Koen.
ex L.)のゲッキツ(Murraya paniculata Jack.)の抽出物
の光安定性試験の結果を示している。エタノール抽出物
(抽出例4)はキセノンランプ照射によってUV−A及
びUV−B何れの紫外線吸収能も著しく低下してしまう
のに対し、エタノール抽出物をさらに酢酸エチル又はブ
タノールで抽出した酢酸エチル抽出物(抽出例5)又は
ブタノール抽出物(抽出例6)では吸収能の低下が抑制
され、エタノール抽出物に比して光安定性が優れてい
た。尚、ミヤマシキミ属(Skimmia Thunb.)のミヤマシキ
ミ(Skimmia japonica Thunb.)の抽出物についても、前
記ゲッキツ(Murraya paniculata Jack.)の場合と同様の
結果が得られた。
【0035】以上のことから、本発明にかかる抽出物は
優れた光安定性を有しており、特に、キハダ属植物(Phe
llodendron Rupr.)ではブタノールで、また、ゲッキツ
属(Murraya Koen.ex L.)又はミヤマシキミ属(Skimmia T
hunb.)では酢酸エチル又はブタノールで再抽出して得ら
れた抽出物が、メタノール又はエタノールで抽出しただ
けの抽出物よりも光安定性において優れていることが理
解される。
【0036】試験例3 保湿性試験 サンプルとしてキハダ(Phellodendron amurense Rupr.)
のブタノール抽出物(抽出例3)及びゲッキツ(Murraya
paniculata Jack.)の酢酸エチル抽出物(抽出例5)を
用いて保湿性試験を行った。方法は、ガラスセルの上に
サンプル又はイオン交換水(コントロール)をそれぞれ
10μlづつのせて、25℃の恒温槽に8分間放置し
た。恒温槽に放置する前後にガラスセルを秤量し、水分
蒸発量を求め、水分蒸発速度係数Kを計算した。イオン
交換水(コントロール)の水分蒸発係数の逆数1/KH2
Oを1として、各サンプルの相対値を計算し、これを保
湿効果の値として評価した。結果を図12に示す。図1
2から明らかなように、本発明の抽出物は保湿性を有す
る抽出物であった。
【0037】以下に本発明に係るミカン科植物抽出物を
配合した皮膚化粧料の配合例を示す。配合例1 クリー
A.油相 ステアリン酸 10.0% ステアリルアルコール 4.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 8.0 ビタミンEアセテート 0.5 香料 0.4 エチルパラベン 0.1 ブチルパラベン 0.1 プロピルパラベン 0.1 B.水相 キハダ樹皮抽出物(抽出例3) 0.03 1,3−ブチレングリコール 10.0 プロピレングリコール 8.0 グリセリン 2.0 水酸化カリウム 0.4 精製水 残 余
【0038】〈製法〉キハダ樹皮抽出物を1,3−ブチ
レングリコールに予め溶解したものを用いて、更に各成
分を溶解し、水相Bを製造する。そして、油相Aと水相
Bをそれぞれ70℃に加熱し、完全溶解する。A相をB
相に加えて、乳化機で乳化する。乳化物を熱交換機を用
いて冷却してクリームを得た。また、本配合例に係るク
リームを75%エタノールにキハダ抽出物濃度が0.0
03%濃度溶液となるように希釈し、石英セルに入れ、
分光光度計により200〜700nmの波長の吸光度を
測定した結果、抽出例3の紫外線吸収スペクトル(図
3)と同様に300〜360nm付近の波長領域におい
て高い吸収能を有し、日焼け防止等に効果があることが
示唆された。また本配合例のクリームは保湿性にも優れ
ていた。
【0039】以下の皮膚化粧料は何れも配合例1と同
様、安全性が高く、紫外線吸収効果を有する皮膚化粧料
であった。また、保湿性においても優れた皮膚化粧料で
あった。配合例2 クリーム A.セタノール 4.0% ワセリン 7.0 イソプロピルミリステート 8.0 スクワラン 12.0 ジメチルポリシロキサン 3.0 グリセリンモノステアリル酸エステル 2.2 POE(20)ソルビタンモノステアレート 2.8 グリチルレチン酸ステアレート 0.02 エチルパラベン 0.1 ブチルパラベン 0.1 B.水相 シナキハダ樹皮抽出物 0.1 1,3−ブチレングリコール 7.0 フェノキシエタノール 0.2 L−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩 3.0 アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩 1.0 精製水 残 余
【0040】〈製法〉シナキハダ樹皮抽出物を1,3−
ブチレングリコールに予め溶解した後、配合例1に準じ
てクリームを得た。
【0041】配合例3 乳液 A.油相 スクワラン 5.0% オレイルオレート 3.0 ワセリン 2.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 0.8 ポリオキシエチレン(20)オレイルエーテル 1.2 2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート 3.0 香料 0.12 B.水相 タイワンキハダ樹皮抽出物 0.2 ジプロピングリコール 5.0 エタノール 3.0 カルボキシルビニルポリマー 0.17 ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 水酸化カリウム 0.08 メチルパラベン 0.15 ヘキサメタンリン酸ナトリウム 0.05 精製水 残 余
【0042】〈製法〉タイワンキハダ樹皮抽出物を予め
ジプロピレングリコールに溶解した後、配合例1に準じ
て乳液を得た。
【0043】配合例4 クリーム A.油相 ベヘニルアルコール 0.5% 12-ヒト゛ロキシステアリン酸 コレスタノールエステル 2.0 スクワラン 7.0 ホホバオイル 5.0 自己乳化型モノステアリン酸グリセリル 2.5 ポリオキシエタレン(20) ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.5 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン 3.0 エチルパラベン 0.2 ブチルパラベン 0.1 香料 0.1 B.水相 1,3−ブチレングリコール 6.0 キハダ樹皮抽出物(抽出例1) 0.05 グリセリン 3.5 亜鉛崋 1.5 カオリン 0.5 ベントナイト 0.3 ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.03 精製水 残 余
【0044】〈製法〉キハダ樹皮抽出物を1,3−ブチ
レングリコールに溶解した後、配合例1に準じた製法で
粉末入りクリームを得た。
【0045】配合例5 エッセンス A.油相 ステアリン酸 3.0% セタノール 1.0 ラノリン誘導体 3.0 流動パラフィン 5.0 2−エチルヘキシルステアレート 3.0 POEセチルアルコールエーテル 2.0 モノステアリン酸グリセリン 2.0 防腐剤 適 量 香料 適 量 B.水相 1,3−ブチレングリコール 6.0 トリエタノールアミン 10.0 キハダ樹皮抽出物(抽出例1) 10.0 精製水 残 余
【0046】〈製法〉1,3−ブチレングリコールにキ
ハダ樹皮抽出物を溶解し、これをトリエタノールアミン
とともに精製水に溶解し、水相Bを製造する。ステアリ
ン酸、セタノール、ラノリン誘導体、流動パラフィン、
2−エチルヘキシルステアレート、モノステアリン酸グ
リセリンを70〜80℃にて加熱溶解後、POEセチル
アルコールエーテル、防腐剤、香料を順次溶解し、温度
を70℃にし、油相Aを製造する。前述の水相Bに攪拌
しながら油相Aを添加し、乳化を行う。ホモミキサーで
乳化粒子を均一に調製後、脱気、冷却を行い、エッセン
スを得た。
【0047】配合例6 エッセンス A.エタノール相 ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0% オレイルアルコール 0.5 ビタミンEアセテート 0.2 香料 適 量 エタノール 10.0 POEソルビタンジラウレート モノステアリン酸エステル 1.0 防腐剤 適 量 退色防止剤 適 量 B.水相 キハダ樹皮抽出物(抽出例3) 0.05 ジプロピレングリコール 5.0 ポリエチレングリコール400 5.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 アルギン酸ナトリウム 0.3 POEソルビタンジラウレート モノステアリン酸エステル 1.0 プラセンタエキス 0.2 精製水 残 余 C.水酸化ナトリウム相 水酸化ナトリウム 0.15 精製水 20.0
【0048】〈製法〉精製水にカルボキシビニルポリマ
ーを溶解した後、ジプロピレングリコール、ポリエチレ
ングリコール400、キハダ樹皮抽出物を順次溶解し、
水相Bを得る。エタノールにPOEソルビタンジラウレ
ートモノステアリン酸エステル、ソルビタンモノオレイ
ン酸エステル、オレイルアルコール、ビタミンEアセテ
ート、香料、防腐剤、退色防止剤を順次溶解し、エタノ
ール相Aを得、該エタノール相Aを水相Bに添加し乳化
する。精製水の一部に水酸化ナトリウムを溶解し、水酸
化ナトリウム相Cを添加して攪拌、脱気、濾過する。
【0049】配合例7 水中油型ファンデーション A.粉体 タルク 3.0% 二酸化チタン 5.0 ベンガラ 0.5 黄酸化鉄 1.4 黒酸化鉄 0.1 B.水相 ベントナイト 0.5 モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.9 トリエタノールアミン 1.0 プロピレングリコール 10.0 キハダ樹皮抽出物(抽出例3) 0.1 精製水 56.4 C.油相 ステアリン酸 2.2 イソヘキサデシルアルコール 7.0 モノステアリン酸グリセリン 2.0 液状ラノリン 2.0 流動パラフィン 8.0 防腐剤 適 量 香料 適 量
【0050】〈製法〉予めキハダ樹皮抽出物を一部プロ
ピレングリコールに溶解し、また水相の増粘剤であるベ
ントナイト残部プロピレングリコールに分散する。これ
らを精製水に加え、70℃でホモミキサー処理した後、
残りの水相成分を添加し十分に攪拌する。これに十分混
合粉砕された粉体部を攪拌しながら添加し、70℃でホ
モミキサー処理する。次に70℃〜80℃で加熱溶解さ
れた油相を徐々に添加し70℃でホモミキサー処理す
る。これを攪拌しながら冷却し、45℃で香料を加え、
室温まで冷却する。最後に脱気し容器に充填する。
【0051】配合例8 W/O型ファンデーション(クリームタイプ) A.粉体 セリサイト 5.36% カオリン 4.0 二酸化チタン 9.32 ベンガラ 0.36 黄酸化鉄 0.8 黒酸化鉄 0.16 B.油相 流動パラフィン 5.0 デカメチルシクロペンタシロキサン 12.0 ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 4.0 精製水 51.9 C.水相 分散剤 0.1 1,3−ブチレングリコール 5.0 ナンヨウサンショウ葉抽出物 0.08 精製水 51.9 防腐剤 適 量 D.その他 安定化剤 2.0 香料 適 量
【0052】〈製法〉ナンヨウサンショウ葉抽出物を予
め1,3−ブチレングリコールに溶解し、更に水相を7
0℃で加熱攪拌後、十分混合粉砕された粉体部を添加し
70℃でホモミキサー処理する。これに一部の精製水に
溶解した安定化剤を加え攪拌する。更に70℃に加熱し
た油相を加え、70℃でホモミキサー処理する。これを
攪拌しながら冷却し45℃で香料を加え、室温まで冷却
する。最後に脱気し容器に充填する。
【0053】配合例9 W/O型クリームタイプサンスクリーン化粧料 A.水相 精製水 54.95% 1,3−ブチレングリコール 7.0 二酸化チタン 5.0 エデト酸二ナトリウム 0.05 エタノール 2.0 ゲッキツ葉抽出物(抽出例6) 0.5 B.油相 オキシベンゾン 2.0 パラメトキシケイ皮酸オクチル 5.0 スクワラン 10.0 ワセリン 5.0 ステアリルアルコール 3.0 ステアリン酸 3.0 グリセリルモノステアレート 3.0 ポリアクリル酸エチル 1.0 酸化防止剤 適 量 防腐剤 適 量 香料 適 量
【0054】〈製法〉ゲッキツ葉抽出物をエタノールに
予め溶解し、更に油相部と水相部をそれぞれ70℃に加
熱し溶解させる。水相部は二酸化チタンの分散を十分に
行い、油相部を加え、ホモジナイザーを用いて乳化す
る。乳化物を熱交換機を用い冷却する。
【0055】配合例10 O/W型乳液タイプサンスクリーン化粧料 A.水相 精製水 68.3 ジプロピレングリコール 6.0 エタノール 3.0 ヒドロキシエチルセルロース 0.3 ゲッキツ葉抽出物(抽出例4) 0.005 B.油相 パラメトキシケイ皮酸オクチル 6.0 ジパラメトキシケイ皮酸グリセリルオクチル 2.0 4-tert-ブチル4′-メトキシベンゾイルメタン 2.0 オキシベンゾン 3.0 オレイルオレート 5.0 ジメチルポリシロキサン 3.0 ワセリン 0.5 セチルアルコール 1.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 0.8 POE(29)オレイルアルコールエーテル 1.2 酸化防止剤 適 量 防腐剤 適 量 香料 適 量
【0056】〈製法〉ゲッキツ葉抽出物を予めエタノー
ルに溶解し、更に他の水相成分と合わせて70℃に加熱
し、水相を調製する。そして、油相部を70℃に加熱溶
解させる。水相部に油相部を加え、ホモジナイザーを用
い乳化する。乳化物を熱交換機を用い冷却する。
【0057】配合例11 W/O型クリームタイプサンスクリーン化粧料 A.水相 精製水 36.5% 1,3−ブチレングリコール 6.0 ゲッキツ葉抽出物(抽出例5) 1.0 B.油相 パラメトキシケイ皮酸オクチル 5.0 オキシベンゾン 3.0 4-tert-ブチル4′-メトキジベンゾイルメタン 1.0 疎水化処理二酸化チタン 3.0 スクワラン 40.0 ジイソステアリン酸グリセリン 3.0 有機変性モンモリロナイト 1.5 防腐剤 適 量 香料 適 量
【0058】〈製法〉予めエタノールにゲッキツ葉抽出
物を溶解し、更に油相部と水相部をそれぞれ70℃に加
熱溶解させる。油相部は二酸化チタンの分散を十分に行
い、ホモジナイザー処理を行いながら水相部を添加す
る。乳化物を熱交換機を用い冷却する。
【0059】配合例12 ローション A.アルコール相 エチルアルコール 20.0% ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 3.0 パラメトキシケイ皮酸オクチル 1.0 香料 適 量 B.水相 精製水 40.0 ジプロピレングリコール 5.0 1,3−ブチレングリコール 10.0 ポリエチレングリコール400 10.0 ミヤマシキミ全草抽出物(抽出例9) 5.0 トリエタノールアミン 5.0
【0060】〈製法〉エチルアルコールにポリオキシエ
チレン(60)硬化ヒマシ油、パラメトキシケイ皮酸オ
クチル及び香料を溶解する(アルコール相)。一方、
1,3−ブチレングリコールにミヤマシキミ全草抽出物
を予め溶解し、更に精製水とその他の多価アルコールを
添加し、十分に溶解させる(水相)。水相にアルコール
相を添加し、充分に攪拌する。
【0061】配合例13 O/W型乳液タイプサンスクリーン化粧料 A.油相 流動パラフィン 3.0% ミリスチン酸イソプロピル 2.0 オレイルオレエート 4.0 ワセリン 2.0 ステアリルアルコール 1.0 ステアリン酸 2.0 グリセリルモノステアレート 2.0 ビタミンEアセテート 適 量 防腐剤 適 量 香料 適 量 B.水相 精製水 77.8 1,3−ブチレングリコール 6.0 カルボキシビニルポリマー 0.2 トリエタノールアミン サンショウミカン葉抽出物 0.1
【0062】〈製法〉サンショウミカン葉抽出物を1,
3−ブチレングリコールに予め溶解し、更に油相部と水
相部をそれぞれ70℃に加熱溶解させる。水相に油相を
加え、ホモジナイザーを用い乳化する。乳化物を熱交換
機を用い冷却する。
【0063】配合例14 クリーム A.油相 ステアリン酸 10.0% ステアリルアルコール 4.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 8.0 ビタミンEアセテート 0.5 香料 0.4 エチルパラベン 0.1 ブチルパラベン 0.1 プロピルパアラベン 0.1 B.水相 キハダ樹皮抽出物(抽出例3) 0.1 ゲッキツ葉抽出物(抽出例4) 0.2 ミヤマシキミ全草抽出物(抽出例7) 0.1 1,3−ブチレングリコール 10.0 プロピレングリコール 8.0 グリセリン 2.0 水酸化カリウム 0.4 精製水 残 余
【0064】〈製法〉キハダ樹皮抽出物、ゲッキツ葉抽
出物、ミヤマシキミ全草抽出物を1,3−ブチレングリ
コールに予め溶解したものを用いて、更に各成分を溶解
し、水相Bを製造する。油相Aと水相Bをそれぞれ70
℃に加熱して完全溶解し、A相をB相に加えて、乳化機
で乳化する。乳化物を熱交換機を用いて冷却し、クリー
ムを得る。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る皮膚化
粧料はミカン科植物の抽出物を配合することにより、安
全性、光安定性が高く、しかも優れた紫外線吸収効果及
び保湿性を有する皮膚化粧料である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るキハダ(Phellodendron
amurense Rupr.)樹皮のメタノール抽出物(抽出例1)
の紫外線吸収スペクトル図である。
【図2】本発明の一実施例に係るキハダ(Phellodendron
amurense Rupr.)樹皮の酢酸エチル抽出物(抽出例2)
の紫外線吸収スペクトル図である。
【図3】本発明の一実施例に係るキハダ(Phellodendron
amurense Rupr.)樹皮のブタノール抽出物(抽出例3)
の紫外線吸収スペクトル図である。
【図4】本発明の一実施例に係るゲッキツ(Murraya pan
iculata Jack.)葉のエタノール抽出物(抽出例4)の紫
外線吸収スペクトル図である。
【図5】本発明の一実施例に係るゲッキツ(Murraya pan
iculata Jack.)葉の酢酸エチル抽出物(抽出例5)の紫
外線吸収スペクトル図である。
【図6】本発明の一実施例に係るゲッキツ(Murraya pan
iculata Jack.)葉のブタノール抽出物(抽出例6)の紫
外線吸収スペクトル図である。
【図7】本発明の一実施例に係るミヤマシキミ(Skimmia
japonica Thunb.)全草のメタノール抽出物(抽出例
7)の紫外線吸収スペクトル図である。
【図8】本発明の一実施例に係るミヤマシキミ(Skimmia
japonica Thunb.)全草の酢酸エチル抽出物(抽出例
8)の紫外線吸収スペクトル図である。
【図9】本発明の一実施例に係るミヤマシキミ(Skimmia
japonica Thunb.)全草のブタノール抽出物(抽出例
9)の紫外線吸収スペクトル図である。
【図10】本発明の一実施例に係るキハダ(Phellodendr
on amurense Rupr.)樹皮の抽出物(抽出例1〜3)のキ
セノンランプ照射前後における吸光度の変化を示す図で
ある。
【図11】本発明の一実施例に係るゲッキツ(Murraya p
aniculata Jack.)葉の抽出物(抽出例4〜6)のキセノ
ンランプ照射前後における吸光度の変化を示す図であ
る。
【図12】本発明の一実施例に係るキハダ(Phellodendr
on amurense Rupr.)樹皮のブタノール抽出物(抽出例
3)及びゲッキツ(Murraya paniculata Jack.)葉の酢酸
エチル抽出物(抽出例5)の保湿効果を表す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 建三 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 中村 哲治 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 西 豊行 京都府京都市南区吉祥院西ノ庄門口町14番 地 日本新薬株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミカン科植物(Rutaceae Juss.)の抽出物
    を含有することを特徴とする皮膚化粧料。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の皮膚化粧料において、ミ
    カン科植物(Rutaceae Juss.)の抽出物がキハダ属植物(P
    hellodendron Rupr.)の抽出物であることを特徴とする
    皮膚化粧料。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の皮膚化粧料におい
    て、ミカン科植物(Rutaceae Juss.)の抽出物が、キハダ
    属植物(Phellodendron Rupr.)に属するキハダ(Phellode
    ndron amurense Rupr.)、シナキハダ(Phellodendron c
    hinense C.K.Schneid)、タイワンキハダ(Phellodendr
    on wilsonii Hayata et Kanehira)、タケシマキハダ
    Phellodendron insulare Nakai)、ビロードキハダ
    Phellodendron molle Nakai)の中から選ばれた少な
    くとも1種以上の抽出物であることを特徴とする皮膚化
    粧料。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3記載の皮膚化粧料におい
    て、ミカン科植物(Rutaceae Juss.)の抽出物がキハダ属
    植物(Phellodendron Rupr.)の樹皮から抽出された抽出
    物であることを特徴とする皮膚化粧料。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4記載の皮膚化粧料におい
    て、ミカン科植物(Rutaceae Juss.)の抽出物が、キハダ
    属植物(Phellodendron Rupr.)をメタノール又はエタノ
    ールで抽出し、該抽出液から溶媒を留去後、残渣を水に
    溶解し、ブタノールで再度抽出後、ブタノールを留去し
    て得られた抽出物であることを特徴とする皮膚化粧料。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の皮膚化粧料において、ミ
    カン科植物(Rutaceae Juss.)の抽出物がゲッキツ属植物
    (Murraya Koen.ex L.)の抽出物であることを特徴とする
    皮膚化粧料。
  7. 【請求項7】 請求項1又は6記載の皮膚化粧料におい
    て、ミカン科植物(Rutaceae Juss.)の抽出物が、ゲッキ
    ツ属植物(Murraya Koen.ex L.)に属するゲッキツ(Murra
    ya paniculata Jack.)、ナンヨウサンショウ(Murraya
    koenigii Spreng.)、サンショウミカン(Murraya colo
    xylon Ridl.)、アカミゲッキツ(Murraya euchrestifo
    lia Hayata)の中から選ばれた少なくとも1種以上の抽
    出物であることを特徴とする皮膚化粧料。
  8. 【請求項8】 請求項1、6又は7記載の皮膚化粧料に
    おいて、ミカン科植物(Rutaceae Juss.)の抽出物が、ゲ
    ッキツ属植物(Murraya Koen.ex L.)の葉及び/又は枝葉
    から抽出された抽出物であることを特徴とする皮膚化粧
    料。
  9. 【請求項9】 請求項1又は6〜8記載の皮膚化粧料に
    おいて、ミカン科植物(Rutaceae Juss.)の抽出物が、ゲ
    ッキツ属植物(Murraya Koen.ex L.)をメタノール又はエ
    タノールで抽出し、該抽出液から溶媒を留去後、残渣を
    水に溶解し、酢酸エチル又はブタノールで再度抽出後、
    酢酸エチル又はブタノールを留去して得られた抽出物で
    あることを特徴とする皮膚化粧料。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の皮膚化粧料において、
    ミカン科植物(Rutaceae Juss.)の抽出物が、ミヤマシキ
    ミ属植物(Skimmia Thunb.)の抽出物であることを特徴と
    する皮膚化粧料。
  11. 【請求項11】 請求項1又は10記載の皮膚化粧料に
    おいて、ミカン科植物(Rutaceae Juss.)の抽出物が、ミ
    ヤマシキミ属植物(Skimmia Thunb.)に属するミヤマシキ
    ミ(Skimmia japonica Thunb.)、リュウキュウミヤマシ
    キミ(Skimmialutchuensis Nakai)、アリサンミヤマシ
    キミ(Skimmia arisanensis Hayata)、ソナレミヤマシ
    キミ(Skimmia distincte-venulosa Hayata)、ツルシ
    キミ(Skimmia repens Nakai)の中から選ばれた少なく
    とも1種以上の抽出物であることを特徴とする皮膚化粧
    料。
  12. 【請求項12】 請求項1、10又は11記載の皮膚化
    粧料において、ミカン科植物(Rutaceae Juss.)の抽出物
    が、ミヤマシキミ属植物(Skimmia Thunb.)の全草から抽
    出された抽出物であることを特徴とする皮膚化粧料。
  13. 【請求項13】 請求項1又は10〜12記載の皮膚化
    粧料において、ミカン科植物(Rutaceae Juss.)の抽出物
    が、ミヤマシキミ属植物(Skimmia Thunb.)をメタノール
    又はエタノールで抽出し、該抽出液から溶媒を留去後、
    残渣を水に溶解し、酢酸エチル又はブタノールで再度抽
    出後、酢酸エチル又はブタノールを留去して得られた抽
    出物であることを特徴とする皮膚化粧料。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の皮膚化粧料において、
    ミカン科植物(Rutaceae Juss.)の抽出物がキハダ属植物
    (Phellodendron Rupr.)、ゲッキツ属植物(Murraya Koe
    n.ex L.)又はミヤマシキミ属植物(Skimmia Thunb.)の中
    から選ばれた少なくとも1種以上の抽出物であることを
    特徴とする皮膚化粧料。
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