JPH07118059A - 緻密質セラミックスの製造方法 - Google Patents
緻密質セラミックスの製造方法Info
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- JPH07118059A JPH07118059A JP6117595A JP11759594A JPH07118059A JP H07118059 A JPH07118059 A JP H07118059A JP 6117595 A JP6117595 A JP 6117595A JP 11759594 A JP11759594 A JP 11759594A JP H07118059 A JPH07118059 A JP H07118059A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 緻密質セラミックスの新規な製造方法を提供
すること。 【構成】 シリカ系ガラス又は加熱時にガラス相を生成
するシリカ系物質を含む緻密又は多孔なセラミックスを
母材とし、アルミニウムを該母材表面の一部と接触させ
た状態で載置し、660℃以上に加熱する。該加熱によ
り、アルミニウムと前記母材中のシリカ系ガラスとの反
応を開始させ、その反応が引き金となって前記母材中の
クリストバライト、ムライト、カオリン等のシリカ系物
質(又はさらに雰囲気中の酸素)と反応し、該母材中の
一部又は全部を緻密なセラミックス/アルミニウム/シ
リコン複合体に変化させる。 【効果】 アルミナの存在が許容される高機能性の緻密
質セラミックス部材を提供することができる。
すること。 【構成】 シリカ系ガラス又は加熱時にガラス相を生成
するシリカ系物質を含む緻密又は多孔なセラミックスを
母材とし、アルミニウムを該母材表面の一部と接触させ
た状態で載置し、660℃以上に加熱する。該加熱によ
り、アルミニウムと前記母材中のシリカ系ガラスとの反
応を開始させ、その反応が引き金となって前記母材中の
クリストバライト、ムライト、カオリン等のシリカ系物
質(又はさらに雰囲気中の酸素)と反応し、該母材中の
一部又は全部を緻密なセラミックス/アルミニウム/シ
リコン複合体に変化させる。 【効果】 アルミナの存在が許容される高機能性の緻密
質セラミックス部材を提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、緻密質セラミックスの
新規な製造方法に関し、機械部品や耐火物等に使用され
るセラミックス、特にアルミナの存在が許容される高機
能性セラミックス部材等の用途に適した緻密質セラミッ
クスの新規な製造方法に関する。
新規な製造方法に関し、機械部品や耐火物等に使用され
るセラミックス、特にアルミナの存在が許容される高機
能性セラミックス部材等の用途に適した緻密質セラミッ
クスの新規な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックスを緻密化する方法として、
従来より(1) 多孔質のセラミックス成形体に液体金属塩
或いはタ−ル等を含浸し、加熱処理することによって該
成形体の気孔を滅する方法、(2) セラミックス成形体の
気孔に金属を酸化させながら充填する方法(特公平3−75
508号公報、特公平4−36112号公報、特公平4−40313号
公報参照)、が知られている。
従来より(1) 多孔質のセラミックス成形体に液体金属塩
或いはタ−ル等を含浸し、加熱処理することによって該
成形体の気孔を滅する方法、(2) セラミックス成形体の
気孔に金属を酸化させながら充填する方法(特公平3−75
508号公報、特公平4−36112号公報、特公平4−40313号
公報参照)、が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般にセラ
ミックスの焼結においては、ウィスカ−や繊維を含むセ
ラミックス又は耐火物のように粒径分布が大きなセラミ
ックスでは、緻密化が困難であり、そのため、強度、耐
摩耗性、耐食性に劣る欠点を有している。一方、粒径の
揃った微粉の焼結による緻密なセラミックス焼結体で
は、耐熱衝撃性や靱性に欠けるという問題があった。
ミックスの焼結においては、ウィスカ−や繊維を含むセ
ラミックス又は耐火物のように粒径分布が大きなセラミ
ックスでは、緻密化が困難であり、そのため、強度、耐
摩耗性、耐食性に劣る欠点を有している。一方、粒径の
揃った微粉の焼結による緻密なセラミックス焼結体で
は、耐熱衝撃性や靱性に欠けるという問題があった。
【0004】本発明は、上記欠点、問題点に鑑み成され
たものであって、緻密質セラミックスの新規な製造方法
を提供するものであり、本発明の方法を用いると、ウィ
スカ−や繊維を含むセラミックスや耐火物を緻密化する
ことができ、上記欠点を克服することができる。また、
緻密な焼結体に対しても本発明の方法を適用することに
より、母材中に三次元的網目状に金属を生成させること
ができるので、耐熱衝撃性や靱性を向上させることがで
きる。
たものであって、緻密質セラミックスの新規な製造方法
を提供するものであり、本発明の方法を用いると、ウィ
スカ−や繊維を含むセラミックスや耐火物を緻密化する
ことができ、上記欠点を克服することができる。また、
緻密な焼結体に対しても本発明の方法を適用することに
より、母材中に三次元的網目状に金属を生成させること
ができるので、耐熱衝撃性や靱性を向上させることがで
きる。
【0005】さらに、本発明の方法は、多孔質のセラミ
ックス成形体にも適用することができ、この成形体中に
存在する気孔の一部あるいは全部にアルミニウムを反応
させながら充填し、緻密化することができる。
ックス成形体にも適用することができ、この成形体中に
存在する気孔の一部あるいは全部にアルミニウムを反応
させながら充填し、緻密化することができる。
【0006】このような多孔質のセラミックス成形体を
緻密化する方法として、前記したように、セラミックス
成形体の気孔に金属を酸化させながら充填する方法が知
られているが、この従来法は、いずれも気相反応剤(空
気、窒素、ハロゲン、炭素、硼素又はこれらの混合物)
中でド−パント(マグネシウム、珪素、ゲルマニウム、
錫、鉛の少なくとも一種よりなるもの)を母材と接触又
は金属中に含有させなければならず、母材としては多孔
質なものに限られたものである。
緻密化する方法として、前記したように、セラミックス
成形体の気孔に金属を酸化させながら充填する方法が知
られているが、この従来法は、いずれも気相反応剤(空
気、窒素、ハロゲン、炭素、硼素又はこれらの混合物)
中でド−パント(マグネシウム、珪素、ゲルマニウム、
錫、鉛の少なくとも一種よりなるもの)を母材と接触又
は金属中に含有させなければならず、母材としては多孔
質なものに限られたものである。
【0007】上記従来法に対して、本発明の方法は、ア
ルミニウムによる金属酸化物の高温還元法(テルミット
法)を応用したものであり、上記ド−パンド物質を用い
ることなく、アルニミウムと、シリカ系ガラスとの反
応、母材中のシリカ系鉱物との反応、雰囲気中の酸
素との反応によるものである。そして、本発明は、上記
の反応又はと、と、ととの各反応のい
ずれかをもって、緻密なセラミックス/アルミニウム/
シリコン複合体を得る技術を確立し、本発明を完成した
ものである。
ルミニウムによる金属酸化物の高温還元法(テルミット
法)を応用したものであり、上記ド−パンド物質を用い
ることなく、アルニミウムと、シリカ系ガラスとの反
応、母材中のシリカ系鉱物との反応、雰囲気中の酸
素との反応によるものである。そして、本発明は、上記
の反応又はと、と、ととの各反応のい
ずれかをもって、緻密なセラミックス/アルミニウム/
シリコン複合体を得る技術を確立し、本発明を完成した
ものである。
【0008】即ち、本発明は、緻密質セラミックスの新
規な製造方法を提供するものであって、 ・第1に、ウィスカ−や繊維を含むセラミックスや耐火
物に適用し、これを緻密化する方法、 ・第2に、緻密なセラミックス焼結体に適用し、耐熱衝
撃性や靱性を向上させる方法、 ・第3に、多孔質のセラミックス成形体に適用し、これ
を緻密化する方法、 を提供するものであり、特にアルミナの存在が許容され
る高機能性緻密質セラミックス部材を提供することを目
的とし、また、優れた組織、強度、耐食性、耐摩耗性、
靱性等が要求される用途に好適な緻密質セラミックスを
提供することを目的とする。
規な製造方法を提供するものであって、 ・第1に、ウィスカ−や繊維を含むセラミックスや耐火
物に適用し、これを緻密化する方法、 ・第2に、緻密なセラミックス焼結体に適用し、耐熱衝
撃性や靱性を向上させる方法、 ・第3に、多孔質のセラミックス成形体に適用し、これ
を緻密化する方法、 を提供するものであり、特にアルミナの存在が許容され
る高機能性緻密質セラミックス部材を提供することを目
的とし、また、優れた組織、強度、耐食性、耐摩耗性、
靱性等が要求される用途に好適な緻密質セラミックスを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成する手段として、シリカ系ガラス又は加熱された時に
容易にガラス相を生成するシリカ系物質をセラミックス
母材中に含有せしめるか又は母材表面に塗布し、これに
アルミニウムを接触させた状態で加熱することを特徴と
する。
成する手段として、シリカ系ガラス又は加熱された時に
容易にガラス相を生成するシリカ系物質をセラミックス
母材中に含有せしめるか又は母材表面に塗布し、これに
アルミニウムを接触させた状態で加熱することを特徴と
する。
【0010】即ち、本発明は、 「(1) シリカ系ガラス又は加熱時にガラス相を生成する
シリカ系物質を含む緻密又は多孔なセラミックスを母材
とし、アルミニウムを該母材表面の一部と接触させた状
態で載置し、660℃以上に加熱することにより、アルミ
ニウムと前記母材中のシリカ系ガラスとの反応を開始さ
せ、その反応が引き金となって前記母材中のクリストバ
ライト、ムライト、カオリン等のシリカ系物質又はさら
に雰囲気中の酸素と反応し、該母材中の一部又は全部を
緻密なセラミックス/アルミニウム/シリコン複合体に
変化させることを特徴とする緻密質セラミックスの製造
方法。 (2) セラミックス母材に接してシリカ系ガラスを塗布
し、該塗布面にアルミニウムを接触させて載置し、660
℃以上に加熱することにより、母材中の気孔にアルミニ
ウム反応物を生成させることを特徴とする緻密質セラミ
ックスの製造方法。」 を要旨とする。
シリカ系物質を含む緻密又は多孔なセラミックスを母材
とし、アルミニウムを該母材表面の一部と接触させた状
態で載置し、660℃以上に加熱することにより、アルミ
ニウムと前記母材中のシリカ系ガラスとの反応を開始さ
せ、その反応が引き金となって前記母材中のクリストバ
ライト、ムライト、カオリン等のシリカ系物質又はさら
に雰囲気中の酸素と反応し、該母材中の一部又は全部を
緻密なセラミックス/アルミニウム/シリコン複合体に
変化させることを特徴とする緻密質セラミックスの製造
方法。 (2) セラミックス母材に接してシリカ系ガラスを塗布
し、該塗布面にアルミニウムを接触させて載置し、660
℃以上に加熱することにより、母材中の気孔にアルミニ
ウム反応物を生成させることを特徴とする緻密質セラミ
ックスの製造方法。」 を要旨とする。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて、シリカ系ガラスとしては、母材に含有又は母材
の表面に塗布して用いることができる。母材に含有する
場合、その含有量は母材に対して0.5%以上が好まし
く、原料の一部としてガラスを用いたり、シリカ系ゾ
ル、シリカ系アルコキシドを含浸し熱処理したものを用
いたり、或いは、加熱時に生成するシリカ系ガラス相を
含む母材を使用することができる。一方、母材の表面に
塗布して用いる場合、最低限表面に均一に塗布できる量
であればよく、塗布層の厚みにはよらない。
おいて、シリカ系ガラスとしては、母材に含有又は母材
の表面に塗布して用いることができる。母材に含有する
場合、その含有量は母材に対して0.5%以上が好まし
く、原料の一部としてガラスを用いたり、シリカ系ゾ
ル、シリカ系アルコキシドを含浸し熱処理したものを用
いたり、或いは、加熱時に生成するシリカ系ガラス相を
含む母材を使用することができる。一方、母材の表面に
塗布して用いる場合、最低限表面に均一に塗布できる量
であればよく、塗布層の厚みにはよらない。
【0012】緻密化しようとするセラミックス母材とし
ては、本発明において限定するものではないが、特にア
ルミナ系、シリカ系、ジルコニア系、炭化珪素系等が有
効である。また、アルミニウムとしては、シリカ系ガラ
ス又はそれを含有するセラミックスの外面の一部に接触
させる面を含んだ任意の形状に成形したものを使用する
ことができ、このためアルミニウム粉末、板状体又は塊
状体をこのような形状に加工したものを用いることがで
きる。更に、本発明において、アルミニウムを緻密化し
ようとするセラミックスに混合させて用いることもでき
る。
ては、本発明において限定するものではないが、特にア
ルミナ系、シリカ系、ジルコニア系、炭化珪素系等が有
効である。また、アルミニウムとしては、シリカ系ガラ
ス又はそれを含有するセラミックスの外面の一部に接触
させる面を含んだ任意の形状に成形したものを使用する
ことができ、このためアルミニウム粉末、板状体又は塊
状体をこのような形状に加工したものを用いることがで
きる。更に、本発明において、アルミニウムを緻密化し
ようとするセラミックスに混合させて用いることもでき
る。
【0013】加熱する温度としては、アルミニウムが溶
融する660℃以上であれば、アルミニウムと該母材表面
のシリカ系ガラスとの反応が始まり、セラミックスの緻
密化をもたらすので好ましい。加熱時の雰囲気に関して
は、大気中あるいは酸素を含んだ気体に限られるもので
はなく、アルゴン、ヘリウム、窒素雰囲気であってもよ
く、このような不活性雰囲気中でもアルミニウムとシリ
カ系ガラスとが反応し、緻密化を達成させることができ
る。
融する660℃以上であれば、アルミニウムと該母材表面
のシリカ系ガラスとの反応が始まり、セラミックスの緻
密化をもたらすので好ましい。加熱時の雰囲気に関して
は、大気中あるいは酸素を含んだ気体に限られるもので
はなく、アルゴン、ヘリウム、窒素雰囲気であってもよ
く、このような不活性雰囲気中でもアルミニウムとシリ
カ系ガラスとが反応し、緻密化を達成させることができ
る。
【0014】しかし、工業的に好ましい温度は、シリカ
系ガラスの材質や粘性によって異なるが、おおよそ900
℃〜1200℃であり、また、雰囲気としては、酸素分圧の
高い方が望ましい。
系ガラスの材質や粘性によって異なるが、おおよそ900
℃〜1200℃であり、また、雰囲気としては、酸素分圧の
高い方が望ましい。
【0015】図3は、加熱温度と緻密化部分の厚さとの
関係を示す一例であって、緻密化する速度に及ぼす加熱
温度の影響を示す図である。この図では、アルミナ及び
シリカを原料として気孔率約40%のセラミックス成形体
を作製し、次に、この成形体を1700℃で焼成し、該成形
体内にシリカ系ガラスを約10wt%生成させたものをセラ
ミックス母材として用いた。そして、アルミニウム粉末
成形体をこの母材に接触させて酸素雰囲気中電気炉で1
時間加熱した。この時の反応によって母材中に生成した
アルミニウム酸化物の厚さと温度との関係を示した図で
ある。
関係を示す一例であって、緻密化する速度に及ぼす加熱
温度の影響を示す図である。この図では、アルミナ及び
シリカを原料として気孔率約40%のセラミックス成形体
を作製し、次に、この成形体を1700℃で焼成し、該成形
体内にシリカ系ガラスを約10wt%生成させたものをセラ
ミックス母材として用いた。そして、アルミニウム粉末
成形体をこの母材に接触させて酸素雰囲気中電気炉で1
時間加熱した。この時の反応によって母材中に生成した
アルミニウム酸化物の厚さと温度との関係を示した図で
ある。
【0016】これらの条件では、図3に示すとおり、加
熱温度が1150℃のときに緻密化された部分の厚さが最大
となるが、本発明では、この温度に限定されるものでは
なく、アルミニウムが溶融する温度660℃以上であれ
ば、任意温度で加熱することができる。なお、本発明に
おいて、工業的に利用できる条件として最適な加熱条件
は、母材の材質、形状、シリカ系ガラスの成分、粘性等
によって異なるので、一律に決めることができない。
熱温度が1150℃のときに緻密化された部分の厚さが最大
となるが、本発明では、この温度に限定されるものでは
なく、アルミニウムが溶融する温度660℃以上であれ
ば、任意温度で加熱することができる。なお、本発明に
おいて、工業的に利用できる条件として最適な加熱条件
は、母材の材質、形状、シリカ系ガラスの成分、粘性等
によって異なるので、一律に決めることができない。
【0017】上記実験において、アルミニウムとの反応
の前後における試料の組成は、反応前がアルミナ、クリ
ストバライト、ムライト及びシリカ系ガラスであり、反
応後の気孔中の生成物は、アルミナ、アルミニウム、珪
素であることを確認した。このことから、クリストバラ
イトやムライトといったシリカ系酸化物もアルミニウム
との反応に関与していることが理解できる。なお、本発
明において、母材の組成や雰囲気により金属の比率を変
えることも可能である。
の前後における試料の組成は、反応前がアルミナ、クリ
ストバライト、ムライト及びシリカ系ガラスであり、反
応後の気孔中の生成物は、アルミナ、アルミニウム、珪
素であることを確認した。このことから、クリストバラ
イトやムライトといったシリカ系酸化物もアルミニウム
との反応に関与していることが理解できる。なお、本発
明において、母材の組成や雰囲気により金属の比率を変
えることも可能である。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を挙げ、本発明をより
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0019】(実施例1)まず、セラミックス母材とし
て、気孔径約0.5mm、気孔率約80%のアルミナ製多孔体
に粒子径1μm以下のシリカゾルを混合し、大気雰囲気中
1700℃で3時間焼成し、シリカ系ガラスを約5wt%生成さ
せた後、幅20mm、長さ80mm、高さ20mmに切断加工したも
のを用意した。また、アルミニウムとして、粒径が約2m
mの粉末を100MPaの圧力で母材と同様の大きさにプレス
成形したものを準備した。
て、気孔径約0.5mm、気孔率約80%のアルミナ製多孔体
に粒子径1μm以下のシリカゾルを混合し、大気雰囲気中
1700℃で3時間焼成し、シリカ系ガラスを約5wt%生成さ
せた後、幅20mm、長さ80mm、高さ20mmに切断加工したも
のを用意した。また、アルミニウムとして、粒径が約2m
mの粉末を100MPaの圧力で母材と同様の大きさにプレス
成形したものを準備した。
【0020】上記セラミックス母材を電気炉内に配置
し、その上に上記アルミニウム粉末成形体を置き、酸素
雰囲気中1150℃で3時間加熱し、その後冷却した。この
時の試料の模式図を図1に示すが、図中1はセラミック
ス母材、2はアルミニウム粉末成形体である。
し、その上に上記アルミニウム粉末成形体を置き、酸素
雰囲気中1150℃で3時間加熱し、その後冷却した。この
時の試料の模式図を図1に示すが、図中1はセラミック
ス母材、2はアルミニウム粉末成形体である。
【0021】得られたセラミックスは、上部約2/3が緻
密化されており、その部分の見掛け気孔率は2%以下で
あった。
密化されており、その部分の見掛け気孔率は2%以下で
あった。
【0022】(実施例2)セラミックス母材として粒径
0.2mm、気孔率約45%のカオリン成形体を用い、実施例
1と同様な方法で酸素雰囲気中1150℃で2時間加熱し
た。得られた試料は、母材の大部分がアルミナ/金属
(アルミニウム/シリコン)複合体に変化した。複合体部
分の曲げ強度は255MPaであり、破壊靱性値(KIC)は7.3M
Pa・m1/2であった。
0.2mm、気孔率約45%のカオリン成形体を用い、実施例
1と同様な方法で酸素雰囲気中1150℃で2時間加熱し
た。得られた試料は、母材の大部分がアルミナ/金属
(アルミニウム/シリコン)複合体に変化した。複合体部
分の曲げ強度は255MPaであり、破壊靱性値(KIC)は7.3M
Pa・m1/2であった。
【0023】(実施例3)セラミックス母材として、重
量比率でアルミナ87%、クロミア3%、シリカ5%、粘土
5%を原料とし、成形、焼成し、シリカ系ガラスを2wt%
生成させた見掛け気孔率約15%の耐火物を幅25mm、長さ
120mm、高さ25mmに切断加工したものを用い、実施例1
と同様の方法で酸素雰囲気中1150℃で3時間加熱した。
得られた耐火物は、上部約2/3が緻密化されており、そ
の部分の見掛け気孔率は1%程度であった。また、この
耐火物の曲げ強度は20MPaであるが、緻密化した部分の
曲げ強度は約200MPaであった。(本実施例3における母
材及び反応後の複合体の化学組成:後記表2参照)
量比率でアルミナ87%、クロミア3%、シリカ5%、粘土
5%を原料とし、成形、焼成し、シリカ系ガラスを2wt%
生成させた見掛け気孔率約15%の耐火物を幅25mm、長さ
120mm、高さ25mmに切断加工したものを用い、実施例1
と同様の方法で酸素雰囲気中1150℃で3時間加熱した。
得られた耐火物は、上部約2/3が緻密化されており、そ
の部分の見掛け気孔率は1%程度であった。また、この
耐火物の曲げ強度は20MPaであるが、緻密化した部分の
曲げ強度は約200MPaであった。(本実施例3における母
材及び反応後の複合体の化学組成:後記表2参照)
【0024】(実施例4)ジルコン質耐火物を1650℃で
加熱し、ジルコニアとシリカ系ガラス相を生成させた気
孔率25%のものを母材とし、この母材上にアルミニウム
成形体を載せ、実施例1と同様な条件で加熱した。その
結果、上部1.5cmがジルコニア/アルミナ/アルミニウ
ム/シリコン複合体に変化し、複合体の見掛け気孔率は
約5%であった。(本実施例4における母材及び反応後
の複合体の化学組成:後記表2参照)
加熱し、ジルコニアとシリカ系ガラス相を生成させた気
孔率25%のものを母材とし、この母材上にアルミニウム
成形体を載せ、実施例1と同様な条件で加熱した。その
結果、上部1.5cmがジルコニア/アルミナ/アルミニウ
ム/シリコン複合体に変化し、複合体の見掛け気孔率は
約5%であった。(本実施例4における母材及び反応後
の複合体の化学組成:後記表2参照)
【0025】(実施例5)泥奨鋳込み(スリップキャス
ト)により製造されたリング状の緻密質溶融石英耐火物
を母材とし、母材コア部の空洞にアルミニウム顆粒を詰
め、大気中900〜1200℃で0.25〜3時間加熱した。加熱
後、母材内面の0.5〜3mmがアルミナ/アルミニウム/シ
リコン複合体に変化した。(本実施例5における母材及
び反応後の複合体の化学組成:後記表2参照)
ト)により製造されたリング状の緻密質溶融石英耐火物
を母材とし、母材コア部の空洞にアルミニウム顆粒を詰
め、大気中900〜1200℃で0.25〜3時間加熱した。加熱
後、母材内面の0.5〜3mmがアルミナ/アルミニウム/シ
リコン複合体に変化した。(本実施例5における母材及
び反応後の複合体の化学組成:後記表2参照)
【0026】(実施例6)市販の緻密なムライト焼結体
3種(NC、KM、S)をセラミックス母材とし、それぞれの
母材の平面上にアルミニウム成形体を載せ、実施例1と
同様な条件で加熱した。その結果、ムライトがアルミナ
/アルミニウム/シリコン複合体に改質され、曲げ強度
が約2倍に増加した。また、ムライト組成に近いものほ
ど、改質後の強度が高くなる傾向を示した。3種のムラ
イト焼結体のAl2O3/SiO2値、ガラスの割合、曲げ強度、
破壊靱性値及び複合体の曲げ強度と破壊靱性値を表1に
示す。
3種(NC、KM、S)をセラミックス母材とし、それぞれの
母材の平面上にアルミニウム成形体を載せ、実施例1と
同様な条件で加熱した。その結果、ムライトがアルミナ
/アルミニウム/シリコン複合体に改質され、曲げ強度
が約2倍に増加した。また、ムライト組成に近いものほ
ど、改質後の強度が高くなる傾向を示した。3種のムラ
イト焼結体のAl2O3/SiO2値、ガラスの割合、曲げ強度、
破壊靱性値及び複合体の曲げ強度と破壊靱性値を表1に
示す。
【0027】
【表1】
【0028】(実施例7)気孔率18%のアルミナ質耐火
煉瓦を母材とし、その上部に母材に対して0.8wt%のパ
イレックスガラス(化学組成:後記表3参照)を塗布し、
さらにその上部にアルミニウム成形体を載せて、酸素雰
囲気中1150℃で6時間加熱した。その結果、煉瓦の上部
約5cmがアルミナ/アルミニウム/シリコン複合体に変
化し、複合体部の見掛け気孔率は0.5%程度であった。
(本実施例7における母材及び反応後の複合体の化学組
成:後記表2参照)
煉瓦を母材とし、その上部に母材に対して0.8wt%のパ
イレックスガラス(化学組成:後記表3参照)を塗布し、
さらにその上部にアルミニウム成形体を載せて、酸素雰
囲気中1150℃で6時間加熱した。その結果、煉瓦の上部
約5cmがアルミナ/アルミニウム/シリコン複合体に変
化し、複合体部の見掛け気孔率は0.5%程度であった。
(本実施例7における母材及び反応後の複合体の化学組
成:後記表2参照)
【0029】(実施例8)粒径12μmのアルミナ70wt%
にジルコニア繊維を30wt%混合し、プレス成形したもの
をセラミックス母材とし、その上部に1.5wt%のソ−ダ
ライムガラス(化学組成:後記表3参照)の粉末を塗布し
た。そして、実施例1と同様の方法で成形したアルミニ
ウムをソ−ダライムガラス塗布面に接触させて、酸素雰
囲気中1000℃で1時間加熱した。この時の試料の模式図
を図2に示すが、図中1はセラミックス母材、2はアル
ミニウム、3はソ−ダライムガラスである。得られた試
料は、アルミニウムの酸化率が約80%であり、緻密なジ
ルコニア繊維/アルミナ/アルミニウム/シリコン複合
体が製造できた。
にジルコニア繊維を30wt%混合し、プレス成形したもの
をセラミックス母材とし、その上部に1.5wt%のソ−ダ
ライムガラス(化学組成:後記表3参照)の粉末を塗布し
た。そして、実施例1と同様の方法で成形したアルミニ
ウムをソ−ダライムガラス塗布面に接触させて、酸素雰
囲気中1000℃で1時間加熱した。この時の試料の模式図
を図2に示すが、図中1はセラミックス母材、2はアル
ミニウム、3はソ−ダライムガラスである。得られた試
料は、アルミニウムの酸化率が約80%であり、緻密なジ
ルコニア繊維/アルミナ/アルミニウム/シリコン複合
体が製造できた。
【0030】ここで、前記実施例3、4、5、7におけ
る母材及び反応後の複合体の化学組成を一括して表2に
示す。また、前記実施例7及び実施例8で使用した「パ
イレックスガラス」及び「ソ−ダライムガラス」の化学
組成を表3に示す。
る母材及び反応後の複合体の化学組成を一括して表2に
示す。また、前記実施例7及び実施例8で使用した「パ
イレックスガラス」及び「ソ−ダライムガラス」の化学
組成を表3に示す。
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】(比較例1)セラミックス母材として、気
孔径約0.5mm、気孔率80%のアルミナ製多孔体を幅20m
m、長さ80mm、高さ20mmに切断加工したものを用意し
た。また、アルミニウムとしては、粒径が約2mmの粉末
を100MPaの圧力で、母材と同様な形状に成形して用い
た。
孔径約0.5mm、気孔率80%のアルミナ製多孔体を幅20m
m、長さ80mm、高さ20mmに切断加工したものを用意し
た。また、アルミニウムとしては、粒径が約2mmの粉末
を100MPaの圧力で、母材と同様な形状に成形して用い
た。
【0034】上記母材を電気炉に配置し、その上に上記
アルミニウム成形体を置いて、酸素雰囲気中1150℃で3
時間加熱し、その後冷却した。得られたセラミックス母
材の気孔内には何も生成しておらず、全く緻密化されて
いなかった。なお、ここで用いたアルミナ製多孔体は、
実施例1で用いたものと同じものである。
アルミニウム成形体を置いて、酸素雰囲気中1150℃で3
時間加熱し、その後冷却した。得られたセラミックス母
材の気孔内には何も生成しておらず、全く緻密化されて
いなかった。なお、ここで用いたアルミナ製多孔体は、
実施例1で用いたものと同じものである。
【0035】(比較例2)セラミックス母材として、重
量比率でアルミナ95%、クロミア5%を原料とした見掛
け気孔率15%の耐火物を用い、実施例3と同様の方法で
この耐火物を緻密化しようとした。しかしながら、耐火
物は全く緻密化されず、見掛気孔率15%で変化はなかっ
た。
量比率でアルミナ95%、クロミア5%を原料とした見掛
け気孔率15%の耐火物を用い、実施例3と同様の方法で
この耐火物を緻密化しようとした。しかしながら、耐火
物は全く緻密化されず、見掛気孔率15%で変化はなかっ
た。
【0036】前記した実施例1〜8から明らかなよう
に、シリカ系ガラス又は加熱時にガラス相を生成するシ
リカ系物質を母材中又は母材に接触させて用い、これに
アルミニウムを接触させた状態で加熱することにより、
該母材が緻密なセラミックス/金属(アルミニウム/シ
リコン)複合体に変化することが認められた。一方、シ
リカ系ガラスを含まないセラミックス成形体にアルミニ
ウムを接触させて加熱した比較例1、2では、全く反応
が起こらず、緻密な複合体の生成は認められなかった。
に、シリカ系ガラス又は加熱時にガラス相を生成するシ
リカ系物質を母材中又は母材に接触させて用い、これに
アルミニウムを接触させた状態で加熱することにより、
該母材が緻密なセラミックス/金属(アルミニウム/シ
リコン)複合体に変化することが認められた。一方、シ
リカ系ガラスを含まないセラミックス成形体にアルミニ
ウムを接触させて加熱した比較例1、2では、全く反応
が起こらず、緻密な複合体の生成は認められなかった。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上詳記したとおり、シリカ
系ガラス又は加熱された時にガラス相を生成する物質を
含むセラミックス成形体にアルミニウムを接触させた状
態で加熱することを特徴とするものであり、これによっ
て緻密なセラミックスが得られる効果が生じる。そし
て、本発明により、アルミナの存在が許容される高機能
性の緻密質セラミックス部材を提供することができ、ま
た、優れた組織、強度、耐食性、耐摩耗性、靱性等が要
求される各種用途に好適な緻密質セラミックスを提供す
ることができる。
系ガラス又は加熱された時にガラス相を生成する物質を
含むセラミックス成形体にアルミニウムを接触させた状
態で加熱することを特徴とするものであり、これによっ
て緻密なセラミックスが得られる効果が生じる。そし
て、本発明により、アルミナの存在が許容される高機能
性の緻密質セラミックス部材を提供することができ、ま
た、優れた組織、強度、耐食性、耐摩耗性、靱性等が要
求される各種用途に好適な緻密質セラミックスを提供す
ることができる。
【図1】本発明の実施例1に係る図であって、セラミッ
クス母材上にアルミニウム粉末成形体を置いた状態を模
式的に示した図。
クス母材上にアルミニウム粉末成形体を置いた状態を模
式的に示した図。
【図2】本発明の実施例8に係る図であって、セラミッ
クス母材上にソ−ダライムガラス粉末を塗布し、その塗
布面上にアルミニウム粉末成形体を置いた状態を模式的
に示した図。
クス母材上にソ−ダライムガラス粉末を塗布し、その塗
布面上にアルミニウム粉末成形体を置いた状態を模式的
に示した図。
【図3】緻密化する速度に及ぼす加熱温度の影響を示し
た図。
た図。
1 セラミックス母材 2 アルミニウム粉末成形体 3 シリカ系ガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 41/85 E 41/88 U C04B 35/00 E
Claims (5)
- 【請求項1】 シリカ系ガラス又は加熱時にガラス相を
生成するシリカ系物質を含む緻密又は多孔なセラミック
スを母材とし、アルミニウムを該母材表面の一部と接触
させた状態で載置し、660℃以上に加熱することによ
り、アルミニウムと前記母材中のシリカ系ガラスとの反
応を開始させ、その反応が引き金となって前記母材中の
クリストバライト、ムライト、カオリン等のシリカ系物
質又はさらに雰囲気中の酸素と反応し、該母材中の一部
又は全部を緻密なセラミックス/アルミニウム/シリコ
ン複合体に変化させることを特徴とする緻密質セラミッ
クスの製造方法。 - 【請求項2】 セラミックス母材に接してシリカ系ガラ
スを塗布し、該塗布面にアルミニウムを接触させて載置
し、660℃以上に加熱することにより、母材中の気孔に
アルミニウム反応物を生成させることを特徴とする緻密
質セラミックスの製造方法。 - 【請求項3】 前記セラミックス母材が、アルミナ系、
シリカ系、ジルコニア系、炭化珪素系のうち少なくとも
一種を含む請求項1又は請求項2記載の緻密質セラミッ
クスの製造方法。 - 【請求項4】 アルミニウムとシリカ系ガラスとの反応
温度が900〜1200℃である請求項1又は請求項2記載の
緻密質セラミックスの製造方法。 - 【請求項5】 酸素含有雰囲気中で加熱する請求項1又
は請求項2記載の緻密質セラミックスの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6117595A JPH07118059A (ja) | 1993-08-27 | 1994-05-07 | 緻密質セラミックスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23548293 | 1993-08-27 | ||
JP5-235482 | 1993-08-27 | ||
JP6117595A JPH07118059A (ja) | 1993-08-27 | 1994-05-07 | 緻密質セラミックスの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07118059A true JPH07118059A (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=26455693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6117595A Pending JPH07118059A (ja) | 1993-08-27 | 1994-05-07 | 緻密質セラミックスの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07118059A (ja) |
-
1994
- 1994-05-07 JP JP6117595A patent/JPH07118059A/ja active Pending
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