JPH0711802U - 電気自動車用走行電池残存容量計 - Google Patents

電気自動車用走行電池残存容量計

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JPH0711802U
JPH0711802U JP3954493U JP3954493U JPH0711802U JP H0711802 U JPH0711802 U JP H0711802U JP 3954493 U JP3954493 U JP 3954493U JP 3954493 U JP3954493 U JP 3954493U JP H0711802 U JPH0711802 U JP H0711802U
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實 竪本
信幸 川合
宏 佐野
孚 八木橋
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、電気自動車用走行電池残存容量計
に関し、簡素な構成で且つ低コストで常に精度良く電気
自動車用走行電池の残存容量を表示できるようにするこ
とを目的とする。 【構成】 電気自動車用走行電池2の残存容量を算出す
る残存容量算出手段10と、該残存容量算出手段10の
算出結果に基づいて該走行電池の残存容量を表示する表
示手段20とをそなえた電気自動車用走行電池残存容量
計において、該走行電池2が、該残存容量算出手段10
用の電源として接続されるとともに、該残存容量算出手
段10が、該走行電池2の端子接続直後に、電圧検出手
段から得られる走行電池の端子電圧に基づいて、該走行
電池2の残存容量の初期値を推定するように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気自動車用走行電池残存容量計に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、地球環境を保護しようとする動きが強まっているが、特に、化石燃料を 大量消費することによる大気の汚染は深刻な問題となっており、大気汚染の防止 は、地球環境を保護する上で極めて重要な課題である。 自動車においても、現在はガソリンや軽油等の化石燃料によるエンジンが主流 となっており、これらのエンジンの排出ガスの浄化が推進されている。この一方 で、直接には排出ガスを出さないので、所謂電気自動車が注目されつつある。
【0003】 この電気自動車は、現時点では、実用上種々の課題が残されており、一部の分 野で実用化されているものの一般に普及するまでには至っていない。そこで、電 気自動車をより実用的なものにすべく、現在、電気自動車に関して、様々な技術 が提案されている。 ところで、電気自動車の重要な構成要素に、走行電池(以下、主バッテリとい う)があるが、この主バッテリの残存容量は、残存燃料に相当するもので、ドラ イバはこの残存容量を常に把握しておきたい。
【0004】 そこで、このような電気自動車用走行電池の残存容量を求めてこれを表示する ようにした電気自動車用走行電池残存容量計(以下、残存容量計という)が開発 されている。 一般に、バッテリの残存容量は、バッテリの開放端子電圧と相関があることが 知られており、例えば実公平3−33121号公報に開示されたものなど、この 特性を利用したバッテリの残存容量を求める装置も提案されている。
【0005】 しかし、バッテリの使用時には開放端子電圧が変動するので、バッテリの開放 端子電圧からバッテリの残存容量を単純に求めることはできず、残存容量を求め る手段としては、バッテリの放電電流及び充電電流を積算することが一般に用い られている。 例えば図9は、このようなバッテリの残存容量を算出する手順の一例を示すフ ローチャートである。なお、ここでは、電池の容量をAh(=アンペア時)単位 とする。
【0006】 図示するように、まず残存容量を初期セットする(ステップS10)。この初 期セットは、主バッテリを車両に設置して、車両の駆動回路へ接続した時に行な われ、この初期セットでは、残存容量が0にセットされる。 通常は、このように主バッテリを駆動回路へ接続した状態で、充電と走行とを 繰り返すことになり車両が走行中か否かの判断(ステップS20)に応じて、残 存容量を計測又は推測が行なわれる。この走行中か否かの判断は、例えば車両の キースイッチ(車両の駆動モータのスイッチ)がオンに設定されているか否かつ まり車両の駆動モータが作動しているか否かによって行なうことができる。
【0007】 一般には、走行前に、まず、充電が行なわれるので、ステップS20からステ ップS40へ進んで、充電に応じて主バッテリの残存容量Qが加算されていく。 即ち、充電電流を計測してこれを積算しながら残存容量Qを加算していくのであ る。 なお、一般に、この充電の際には、所謂完全充電状態と称される電池容量の最 大限度まで行なわれるので、充電完了時には、表示データとしての残存容量Qは 最大値になる。
【0008】 このようにして充電が行なわれ、車両の走行即ち駆動モータの作動が開始され ると、ステップS20からステップS50へ進んて、力行中であるか否かが判断 される。この力行中とは、車両の駆動モータが電気エネルギを消費しながら作動 している状態のことであり、一般には車両が駆動力を路面に伝達して走行してい る場合をいう。勿論、駆動モータを作動させながら停止するような場合にも、駆 動モータが電気エネルギを消費しながら作動していればこれに相当する。
【0009】 この力行中では、バッテリの電気エネルギが消費されるので、これに応じて主 バッテリの残存容量Qが減算されていく(ステップS60)。即ち、この際の放 電電流を計測してこれを積算しながら残存容量Qを減算していくのである。 一方、力行中でない場合とは、回生ブレーキ状態に相当し、この回生ブレーキ とは、エンジンブレーキのことである。この回生ブレーキ状態では、車両が路面 から逆に駆動力を受けて、駆動モータが発電作用をしながらこの発電電力が主バ ッテリに蓄えられる。したがって、力行中でない場合には、ステップS60で、 回生に応じて主バッテリの残存容量Qが加算されていく。即ち、充電電流を計測 してこれを積算しながら残存容量Qを加算していくのである。
【0010】 このようにして、各ステップS40,S60,S70で、残存容量Qが算出さ れると、算出された残存容量Qが表示データとして出力される(ステップS80 )。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述の図9に示すような構成でバッテリの残存容量を算出する場合 、主バッテリの搭載時の初期セット(ステップS10)により、以下のような不 具合がある。 つまり、車両の組立直後には充電済みの主バッテリを搭載することになるが、 この場合には、主バッテリの残存容量が十分にあっても初期セットにより残存容 量として0が表示されてしまう。
【0012】 また、主バッテリのメンテナンス等のために、主バッテリを車両の駆動回路の 電池接続ケーブルから外すこともあるが、この時にも、主バッテリの残存容量が 十分にあっても初期セットにより残存容量として0が表示されてしまう。 このような場合には、1度完全充電を行なわないと、正しい残存容量にならな いので、不必要な充電動作を行なうことになる。
【0013】 そこで、例えば、最新の残存容量を常に記憶できるようにしておき、主バッテ リを電池接続ケーブルから一旦外した後に接続した場合に、記憶している残存容 量の値を初期値に設定することなども考えられる。しかしながら、この場合、記 憶する手段が必要であり、装置の構成が複雑になり、また、コストも増大する。 また、主バッテリを電池接続ケーブルから外している際に放電する場合や、主バ ッテリの種類によっては、放置状態で見掛け上の残存容量が復帰する場合も考え られ、主バッテリを再び接続したときの残存容量が記憶されていたものと一致し ない場合も考えられる。
【0014】 本考案は、上述の課題に鑑み創案されたもので、簡素な構成で且つ低コストで 常に精度良く電気自動車用走行電池の残存容量を表示できるようにした、電気自 動車用走行電池残存容量計を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案の電気自動車用走行電池残存容量計は、電気自動車用走行電 池の残存容量を算出する残存容量算出手段と、該残存容量算出手段の算出結果に 基づいて該走行電池の残存容量を表示する表示手段とをそなえた電気自動車用走 行電池残存容量計において、該走行電池の端子電圧を検出する電圧検出手段をそ なえ、該走行電池が、該残存容量算出手段用の電源として接続されるとともに、 該残存容量算出手段が、該走行電池の端子接続直後に、該電圧検出手段から得ら れる該走行電池の端子電圧に基づいて、該走行電池の残存容量の初期値を推定す るように構成されていることを特徴としている。
【0016】 また、該残存容量算出手段は、例えば、該走行電池の端子電圧に基づいて推定 された該走行電池の残存容量の初期値に対して、該走行電池の放電・充電電流を 積算しながら該電気自動車の走行時の残存容量を算出するように構成することが できる。
【0017】
【作用】
上述の本考案の電気自動車用走行電池残存容量計では、残存容量算出手段で、 電気自動車用走行電池の残存容量を算出して、表示手段で、該残存容量算出手段 の算出結果に基づいて該走行電池の残存容量を表示する。 残存容量の算出にあたって、まず、走行電池の残存容量の初期値が必要になる が、残存容量算出手段では、走行電池を電源としており、該走行電池の端子接続 直後に、該電圧検出手段から得られる該走行電池の端子電圧に基づいて、該走行 電池の残存容量の初期値を推定する。
【0018】 また、該残存容量算出手段では、例えば、上記の推定された該走行電池の残存 容量の初期値に対して、該走行電池の放電・充電電流を積算しながら該電気自動 車の走行時の残存容量を算出する。
【0019】
【実施例】
以下、図面により、本考案の実施例について説明すると、図1〜7はその第1 実施例としての電気自動車用走行電池残存容量計を示すもので、図1は本電気自 動車用走行電池残存容量計をそなえた電気自動車用走行電池(主バッテリ)の系 統を示す模式的な構成図、図2は本残存容量計の要部を示す模式的な構成図、図 3はその表示部を示す模式的な正面図、図4はバッテリの容量と開放端子電圧と の相関を示す図、図5は鉛電池の使用時間に対する電圧降下特性を消費電流毎に 示す図、図6は鉛電池の消費電流に対する使用可能電池容量を示す図、図7はそ の残存容量の算出過程を示すフローチャートである。
【0020】 この電気自動車用走行電池残存容量計は、図1に示すような主バッテリ系統に そなえられている。図1,2において、2は車両に搭載された電気自動車用走行 電池(以下、主バッテリという)であり、例えば多数の小型バッテリが直列に接 続されて所定の電圧が得られるようになっている。この例では20個の12ボル トバッテリを直列に接続して240ボルトの電圧が得られるようになっている。 また、この実施例の主バッテリ2には鉛電池が採用されている。4はモータコン トローラであり、主バッテリ2に接続されており、このモータコントローラ4に より、主バッテリ2からの電流を、図示しない車輪駆動用モータへ駆動電流とし て制御しながら供給される。
【0021】 また、6は車両に搭載された充電器であり、この車載充電器6には、例えば車 外の電圧200Vの交流電源と接続する端子がそなえられる。 また、主バッテリ2の両端子は、DC/DCコンバータ(安定化電源回路)8 を介して、残存容量計用コントローラ(残存容量算出手段)10と接続されてい る。DC/DCコンバータ8は主バッテリ2の電圧を所要の大きさに変換して電 流状態を安定化させながら電源電流としてコントローラ10に供給するようにな っている。
【0022】 コントローラ10は、残存容量を算出する演算ユニットであり、図2に示すよ うに、マイクロコンピュータ10Aと、種々の入力信号を受ける入力インタフェ ース回路10Bと、例えば5ビット2進法で信号を出力する出力インタフェース 回路10Cとをそなえる。なお、ここでは、電池の容量をAh(=アンペア時) 単位とする。また、このコントローラ10に、コントローラ10のマイクロコン ピュータ10Aに接続された上記のDC/DCコンバータ(安定化電源回路)8 及びモータコントローラ4の動作監視回路4Aを加えたものを、演算ユニット1 1とよぶ。
【0023】 入力インタフェース回路10Bへ入力される信号は、図1,2に示すように、 主バッテリ2の端子に接続された電流センサ12から得られる主バッテリ電流信 号と、主バッテリ2に取り付けられたされた温度センサ14から得られる主バッ テリ温度信号と、駆動モータを指令するキースイッチ16を通じて送られる12 ボルト電源16からの12V信号と、主バッテリ2の端子から得られる主バッテ リ電圧信号である。
【0024】 そして、出力インタフェース回路10Cからの出力信号は、残存容量計の表示 部20に送られるようになっている。 残存容量計の表示部(表示手段)20は、車室内のコンビネーションメータに 納められており、図3に示すように、多数(この例では21個)のセグメントの LED20Aからなっている。これらLED20Aのうち下部の数個のセグメン トは赤色表示部になっていて、これより上部のセグメントは緑色表示部になって おり、最下部のセグメントから、容量の大きさに応じた高さのセグメントまでが 連続して点灯するようになっている。なお、この表示部20においては、残存容 量の値0のときにも最下部のセグメントのみを点灯表示させるように設定されて おり、残存容量が5%増大する毎に、1つずつ上方のセグメントまで点灯するよ うになっている。そして、容量が最大(100%)であれば全セグメントが点灯 し、逆に容量が減少するにしたがって、上方のセグメントから消灯していく。緑 色表示部が点灯している際には、走行可能であるが、容量が減少して赤色表示部 のみの点灯状態になったら、充電が必要となる。このように、ドライバはセグメ ントの表示高さを見ながら容量を認識でき、且つ、セグメントの点灯色により、 走行可能か充電が必要かを判断できるようになっている。
【0025】 なお、この実施例の表示部20は、通常時には単純に連続点灯して容量を表示 するが、適当なセグメントを点滅させることで、種々の警告を発することができ るようになっている。例えば、最上端のセグメントと最下端のセグメントとを点 滅表示することで、主バッテリが劣化してきていることを知らせたり、全セグメ ントを点滅表示することで、主バッテリ系統に故障が生じたことを知らせるよう になっている。
【0026】 このような表示部20の点灯制御は、上述のようにマイクロコンピュータ10 Aを通じて行なわれるが、このマイクロコンピュータ10Aでは、上述のように 主バッテリ2を電源としているので、主バッテリ2を車両の駆動回路へ接続した 時に起動する。そして、この起動時には、電池残存容量のデータがないので、起 動時の残存容量の値として0を設定するようになっている。したがって、起動時 には、まず、表示部20の最下部のセグメントのみが点灯される。
【0027】 この走行電池残存容量計のマイクロコンピュータ10Aでは、これと同時に、 主バッテリ2の開放端子から得られる主バッテリ電圧信号(開放端子電圧信号) に基づいて、主バッテリ2の残存容量を推測するようになっている。 つまり、一般に、バッテリの容量とその開放端子電圧との間には、図4に示す ような相関関係があり、このような相関関係は予めマイクロコンピュータ10A に例えばマップとして記憶されている。したがって、主バッテリ2の開放端子電 圧が入力されたらこれに応じて主バッテリ2の残存容量を推測できる。
【0028】 マイクロコンピュータ10Aでは、このように主バッテリ2の開放端子電圧か らその残存容量の値Qを推測して、この推測された残存容量の値Qに対応して表 示部20の点灯状態を制御するようになっている。 これにより、表示部20では、起動時には最下部のセグメントのみが点灯され るが、この直後には、実際の主バッテリ2の容量にほぼ応じた状態に点灯するよ うになっているのである。
【0029】 マイクロコンピュータ10Aでは、このように推測された残存容量Qを初期値 として、これ以後の充電電流については加算し放電電流については減算して、時 々変化する残存容量Qを求め、残存容量の表示を更新するようになっている。 このようなマイクロコンピュータ10Aの動作は、電源である主バッテリ2を 回路から取り外さないかぎり行なわれることになっており、制御頻度を適当に抑 えることも必要なため、上記の電圧や電流や温度の各データの測定や残存容量の 表示の更新を適当な時間間隔を開けて行なうように設定されている。例えば各デ ータの測定や残存容量の表示更新を10秒毎に行なうように設定することが考え られる。
【0030】 マイクロコンピュータ10Aでの残存容量の算出は、駆動モータを作動させて いる車両の走行時と、駆動モータを停止させている車両の非走行時とに分けられ 、非走行時には充電が行なわれる。 この充電時には、充電器6から主バッテリ2へ送られる電流の大きさ(以下、 単に電流という)i1 を電流センサ12により検出して、これを積算処理(即ち 時間積分)して、充電電流量q1 (=∫i1 dt)を求めて、この値を残存容量 Qに加算して新たな残存容量Qを得るようになっている。なお、ここでは、10 秒ごとに電流i1 を検出するので、各10秒間毎の充電電流量q1 はq1 =10 i1 と表せる。
【0031】 ただし、このように充電が継続されて、主バッテリ2の電圧が設定値(ここで は300ボルト)に達したら、定電圧充電に移行するが、この時には、満充電に 対して所定の割合(例えば85%)まで充電に達したと判断して、残存容量Qを 最大容量Qmax の例えば85%に設定する。なお、この際、主バッテリ2の電圧 値には初期値設定の際と同様に所定周期で入力される電圧信号が利用される。
【0032】 そして、主バッテリ2の電圧が設定値に達してからも充電が更に所定時間(例 えば5時間)継続されたところで、満充電状態であると判断して、残存容量Qを 最大容量Qmax に設定する。 車両の走行時には、主バッテリ2の電力を利用しながら駆動モータによって車 両が駆動されている場合(これを、力行時という)と、所謂エンジンブレーキの 状態であって、車両が路面から逆に駆動力を受けて駆動モータが発電機として作 用する場合(これを、回生時又は回生ブレーキ時という)とに分けられる。
【0033】 力行時には、主バッテリ2から駆動モータ(図1中ではモータコントローラ4 )側へ送られる電流i2 を電流センサ12により検出して、これを積算処理(即 ち時間積分)して、放電電流量q2 (=∫i2 dt)を求めて、この値を残存容 量Qから減算して、更に、放電電流i2 に応じて補正量Cを算出して、放電電流 量q2 を減算された残存容量Qからこの補正量Cをさらに減算して新たな残存容 量Qを得るようになっている。
【0034】 なお、この補正量Cの算出は、放電電流i2 が大きいほど大きな値になるよう に行なわれるが、ここでは、定格電流を1.0cとして、放電電流i2 が0.5 c以下の範囲なら補正量Cを0に、放電電流i2 が0.5cよりも大きく1.0 c以下の範囲なら補正量Cを0.25に、放電電流i2 が1.0cよりも大きい 範囲なら補正量Cを0.5にそれぞれ設定するようになっている。
【0035】 このように補正を施すのは、以下の理由による。 つまり、鉛電池の場合、図5に示すように、放電電流i2 が大きい程短時間で 電圧が降下し、図6に示すように、放電電流i2 が大きい程使用可能な電池容量 が少なくなる。 したがって、電池の実際の残存容量は、放電電流i2 が大きい程、単に放電電 流i2 のみを減算したものよりも小さくなる。そこで、このように補正を行なっ ているのである。
【0036】 ただし、放電電流が大きくて電池容量が急減しても、電池を適当な時間放置す るとこの補正した分の容量が復帰する特性があるので、このように電池が所定時 間(例えば1時間)放置されたら、上述の補正を解除するようになっている。 このように、実際の電池容量は放置することで回復し、計算上の電池容量もこ の補正解除により復帰して増加することになるが、この場合、表示部20におけ る走行電池の残存容量の表示は、電池容量の計算値が表示されている量よりも低 下するまでは、表示状態を維持するように設定されている。これは、充電してな いのに電池の残存容量の表示が増加するとドライバに違和感を与えるためであり 、一般的なドライバがこの特性を認識するようになれば、このような処理は不要 になる。
【0037】 なお、この放電時の場合も、10秒ごとに電流i2 を検出するので、各10秒 間毎の放電電流量q2 をq2 =10i2 と表せる。 回生時には、駆動モータ(図1中ではモータコントローラ4)側から主バッテ リ2側へ送られる電流(回生電流)i3 を電流センサ12により検出して、これ を積算処理(即ち時間積分)して、充電電流量q3 (=∫i3 dt)を求めて、 この値を残存容量Qに加算して新たな残存容量Qを得るようになっている。なお 、この場合も、10秒ごとに電流i3 を検出するので、各10秒間毎の充電電流 量q3 をq3 =10i3 と表せる。
【0038】 なお、非走行時には、充電が行なわれていないで、主バッテリ2が放置されて いる場合(放置時)があるが、この時には主バッテリ2が自己放電するので、こ の自己放電量を求めて、この値を残存容量Qから減算して新たな残存容量Qを得 るようになっている。この自己放電量は主バッテリ2の温度に相関するので、温 度センサ14により周期的に検出される温度信号に基づいて自己放電量を求める ことができる。
【0039】 本考案の第1実施例としての電気自動車用走行電池残存容量計は、上述のよう に構成されているので、例えは図7に示すような手順で走行電池の残存容量が算 出されて、この算出結果が表示される。 つまり、図7に示すように、まず残存容量及び各フラグを初期セットする(ス テップS10)。この初期セットは、主バッテリを車両に設置して、車両の駆動 回路へ接続した時に行なわれる。即ち、マイクロコンピュータ10Aでは、主バ ッテリ2を電源としているので、主バッテリ2を車両の駆動回路へ接続した時に 起動する。そして、この起動時には、電池残存容量のデータがないので、起動時 の残存容量の値としてまず0を設定し、表示部20の最下部のセグメントのみを 点灯する。また、フラグF1を0に,F2を1にセットする。
【0040】 なお、フラグF1は主バッテリの容量算出に際し放電電流に対応した補正が行 なわれていると1となり、補正が行なわれていないと0になる。また、フラグF 2は主バッテリが満充電状態であるときに0となり、まだ充電できる場合に1と なる。 一方、起動と同時に、主バッテリ2の開放端子から主バッテリの開放端子電圧 が測定され(ステップS12)、マイクロコンピュータ10Aでは、この主バッ テリ電圧信号(開放端子電圧信号)に基づいて、図4に示すような特性のマップ 等から主バッテリ2の残存容量を推測する(ステップS14)。
【0041】 これにより、表示部20では、実際の主バッテリ2の容量にほぼ応じた状態に 点灯する。 マイクロコンピュータ10Aでは、このように推測された残存容量Qを初期値 として、残存容量の表示を更新するが、まず、車両が走行中であるか否かの判断 (ステップS20)をキースイッチのオン・オフから行なって、車両が走行中で ないなら、充電中であるか否かが判断される(ステップS30)。これは、電流 センサ12からの電流信号により判断できる。
【0042】 充電中なら、残存容量Qに充電電流量q1 を加算して新たな残存容量Qを得る (ステップS40)。この充電電流量q1 は、充電器6から主バッテリ2へ送ら れる電流i1 を電流センサ12により検出して、これを積算処理(即ち時間積分 )して求める。 次に、ステップS42で主バッテリ2の電圧が設定値(ここでは300ボルト )に達したかどうかが入力される電圧信号に基づき判断される。主バッテリ2の 電圧が設定値に達していなければステップS40で得た残存容量Qに基づき表示 データを出力する(ステップS80)。
【0043】 一方、主バッテリ2の電圧が設定値に達したら、ステップS44でフラグF2 が1であるかどうかが判断される。満充電にならないと、フラグF2が1なので 、まずは、ステップS45に進んで、定電圧充電に移行するが、この時には、満 充電の85%まで充電に達したと判断して、残存容量Qを最大容量Qmax の85 %に設定する。
【0044】 ついで、ステップS46に進んで、タイマカウントを開始し、次のステップS 47で、タイマカウントの値が5時間を経過しているかが判断される。5時間を 経過していなければ、ステップS45で得た残存容量Qに基づき表示データを出 力する(ステップS80)。 5時間を経過したら、まず、ステップS48でフラグF2を0にセットする。 ついで、ステップS49で、残存容量Qを最大容量Qmax に設定し、タイマカウ ント値Tを0にリセットして、最大容量Qmax に基づき表示データを出力する( ステップS80)。
【0045】 なお、非走行時で充電中でない場合については、後で説明する。 次に、走行中には、ステップS20からステップS50に進んで、主バッテリ 2の電力を利用しながら駆動モータによって車両が駆動されている力行中か否か が判断される。 力行中には、ステップS60に進んで、残存容量Qから放電電流量q2 を減算 する。放電電流量q2 は、主バッテリ2から駆動モータ(図1中ではモータコン トローラ4)側へ送られる電流i2 を電流センサ12により検出して、これを積 算処理(即ち時間積分)して求める。
【0046】 次いで、補正量Cを求めるが、まず、ステップS61,63の判断により、放 電電流i2 が0.5c以下の範囲,0.5cよりも大きく1.0c以下の範囲, 1.0cよりも大きい範囲のうちのどれに相当するかを判断する。 放電電流i2 が0.5c以下の範囲なら、ステップS62に進んで、補正係数 Kを0に設定する。放電電流i2 が0.5cよりも大きく1.0c以下の範囲な ら、ステップS64に進んで、補正係数Kを0.25に設定する。放電電流i2 が1.0cよりも大きい範囲なら、ステップS65に進んで、補正係数Kを0. 5に設定する。
【0047】 このようにして、補正係数Kが設定されたら、ステップS66に進んで、フラ グF1,F2をいずれも1にセットする。ついで、ステップS67で、放電電流 量q2 及び補正係数Kから補正量Cを算出する。 さらに、ステップS68で、補正量Cを積算して、補正量Cの累積値ΣCを算 出して、ステップS69で、ステップS60で放電電流量q2 を減算された残存 容量Qからさらに補正量Cを減算する。そして、ステップS72で、このように して求められた残存容量Qが、現在表示中の残存容量の値DQよりも小さいか否 かが判断されて、残存容量Qが表示中の残存容量DQよりも小さければ、ステッ プS69で得られた残存容量Qに基づき表示データを出力する(ステップS80 )。また、残存容量Qが表示中の残存容量DQよりも小さくなければ、表示デー タの出力は行なわない。
【0048】 なお、表示データの出力が行なわれないときには、残存容量の表示DQはそれ までのものが継続される。 一方、回生時には、ステップS50からステップS70へ進んで、回生電流量 q3 を残存容量Qに加算して新たな残存容量Qを得る。なお、回生電流量q3 は 、駆動モータ(図1中ではモータコントローラ4)側から主バッテリ2側へ送ら れる電流(回生電流)i3 を電流センサ12により検出して、これを積算処理( 即ち時間積分)して求める。
【0049】 そして、力行時と同様に、ステップS72で、このようにして求められた残存 容量Qが、現在表示中の残存容量の値DQよりも小さいか否かが判断されて、残 存容量Qが表示中の残存容量DQよりも小さければ、ステップS70で得られた 残存容量Qに基づき表示データを出力する(ステップS80)。また、残存容量 Qが表示中の残存容量DQよりも小さくなければ、表示データの出力は行なわな い。
【0050】 ところで、非走行時で充電中でない場合について説明すると、まず、ステップ S32に進んで、タイマカウントを開始して、ついで、ステップS34に進んで 、タイマカウントが1時間を経過したかが判断される。1時間を経過していなけ れば、表示データの出力は行なわずリターンし、1時間を経過したら、ステップ S36に進んで、フラグF1が1か否かが判断される。補正が行なわれていなけ れば、ステップS39に進んで、主バッテリ2の自己放電量q4 を求めて、この 値q4 を残存容量Qから減算して新たな残存容量Qを求め、表示データを出力す る(ステップS80)。
【0051】 補正が行なわれいれば、フラグF1は1なので、ステップS36からステップ S37へ進んで、フラグF1を0にセットして、続くステップS38で、補正の 解除を行ない、タイマカウント値Tを0にリセットし、補正量Cの累積値ΣCを 0にリセットする。補正の解除は、残存容量Qに補正量Cの累積値ΣCを加算す ることで行ない、こうして得られた残存容量Qに基づき、表示データを出力する (ステップS80)。
【0052】 こうして、一旦、補正が解除されたら、次には、ステップS36からステップ S39に進んで、自己放電量減算して、表示データを出力する(ステップS80 )。 なお、上述のタイマは、設定された制御周期毎に連続してカウントされない場 合には、自動的に0にリセットされる。
【0053】 このようにして、本電気自動車用走行電池残存容量計では、主バッテリを電池 接続ケーブルから外して再接続する際に、残存容量の値を記憶するようなことな しに、主バッテリの残存容量を適切に表示でき、ドライバが主バッテリの残存容 量を確実に把握できるようになる。 特に、主バッテリを電池接続ケーブルに接続した際に、自動的に主バッテリの 残存容量が推測されるので、何ら操作をすることなく、主バッテリの残存容量の 適切な表示を行なえる。
【0054】 さらに、この実施例では、放電電流が大きい程電池容量が急減するという鉛電 池の特性を考慮して、残存容量を補正しているので、主バッテリの残存容量を精 度よく求めることができる。 また、放電電流が大きくて電池容量が急減しても電池を適当な時間放置すると 容量が復帰する特性に対して、補正を解除することで対応しているので、この点 でも、主バッテリの残存容量を精度よく求めることができる。
【0055】 また、電池容量が放置することで回復しても表示部20における走行電池の残 存容量の表示は増加させないので、ドライバに違和感を与えることがない。 次に、第2実施例の電気自動車用走行電池残存容量計を説明すると、この残存 容量計は、ニッケルカドミウム電池を対象としたもので、第1実施例のものとは 、主バッテリの残存容量の求め方が異なっている。
【0056】 つまり、ニッケルカドミウム電池は、鉛電池のように、放電電流が大きい程短 時間で電圧が降下するという鉛電池の特性がないので、第1実施例のように残存 容量の補正が必要ない。そこで、かかる補正は行なわないようになっている。 また、充電時に満充電に近づいたときの処理が第1実施例のものとは異なって いる。つまり、充電が継続されて、主バッテリ2の電圧が設定値(ここでは30 0ボルト)に達して、定電圧充電に移行し、この電圧充電が所定値(例えば8A )以下になったら、満充電に対して所定の割合(例えば90%)まで充電に達し たと判断して、残存容量Qを最大容量Qmax の例えば90%に設定する。そして 、主バッテリ2の電圧が設定値に達してからも充電が更に所定時間(例えば3. 5時間)継続されたところで、満充電状態であると判断して、残存容量Qを最大 容量Qmax に設定する。
【0057】 本考案の第2実施例としての電気自動車用走行電池残存容量計は、上述のよう に構成されているので、例えは図8に示すような手順で走行電池の残存容量が算 出されて、この算出結果が表示される。なお、第1実施例と同様なステップにつ いては詳しい説明を省略する。 つまり、図8に示すように、まず残存容量及び各フラグを初期セットし(ステ ップS10)、主バッテリ2の開放端子から主バッテリ2の開放端子電圧を測定 し(ステップS12)、この主バッテリ電圧信号に基づいて、主バッテリ2の残 存容量を推測する(ステップS14)。
【0058】 これにより、表示部20では、実際の主バッテリ2の容量にほぼ応じた状態に 点灯する。 さらに、車両が走行中であるか否かを判断し(ステップS20)、車両が走行 中でないなら、充電中であるか否かが判断される(ステップS30)。 充電中なら、残存容量Qに充電電流量q1 を加算して新たな残存容量Qを得る (ステップS40)。
【0059】 次に、ステップS42で主バッテリ2の電圧が設定値(ここでは300ボルト )に達したかどうかが判断される。主バッテリ2の電圧が設定値に達していなけ ればステップS40で得た残存容量Qに基づき表示データを出力する(ステップ S80)。 一方、主バッテリ2の電圧が設定値に達したら、次に、ステップS43で主バ ッテリ2への充電電流が設定値(ここでは8アンペア)以下に低下したかどうか が判断される。充電電流が設定値に以下に低下していなければステップS40で 得た残存容量Qに基づき表示データを出力する(ステップS80)。
【0060】 一方、充電電流が設定値に以下に低下したら、ステップS44でフラグF2が 1であるかどうかが判断される。満充電にならないと、フラグF2が1なので、 まずは、ステップS45に進んで、定電圧充電に移行するが、この時には、満充 電の85%まで充電に達したと判断して、残存容量Qを最大容量Qmax の85% に設定する。
【0061】 ついで、ステップS46に進んで、タイマカウントを開始し、次のステップS 47で、タイマカウントの値が3.5時間を経過しているかが判断される。5時 間を経過していなければ、ステップS45で得た残存容量Qに基づき表示データ を出力する(ステップS80)。 3 .5時間を経過したら、まず、ステップS48でフラグF2を0にセットす る。ついで、ステップS49で、残存容量Qを最大容量Qmax に設定し、タイマ カウント値Tを0にリセットして、最大容量Qmax に基づき表示データを出力す る(ステップS80)。
【0062】 なお、非走行時で充電中でない場合には、ステップS39に進んで、主バッテ リ2の自己放電量q4 を求めて、この値q4 を残存容量Qから減算して新たな残 存容量Qを求め、表示データを出力する(ステップS80)。 次に、走行中には、ステップS20からステップS50に進んで、主バッテリ 2の電力を利用しながら駆動モータによって車両が駆動されている力行中か否か が判断される。
【0063】 力行中には、ステップS60に進んで、残存容量Qから放電電流量q2 を減算 する。放電電流量q2 は、主バッテリ2から駆動モータ側へ送られる電流i2 を 電流センサ12により検出してこれを積算処理(即ち時間積分)して求める。 ついで、ステップS66で、フラグF2を1にセットして、残存容量Qに基づ き表示データを出力する(ステップS80)。
【0064】 一方、回生時には、ステップS50からステップS70へ進んで、回生電流量 q3 を残存容量Qに加算して新たな残存容量Qを得て、この残存容量Qに基づき 表示データを出力する(ステップS80)。 なお、上述のタイマは、設定された制御周期毎に連続してカウントされない場 合には、自動的に0にリセットされる。
【0065】 このようにして、本電気自動車用走行電池残存容量計では、第1実施例のもの と同様に、主バッテリを電池接続ケーブルから外して再接続する際に、残存容量 の値を記憶するようなことなしに、主バッテリの残存容量を適切に表示でき、ド ライバが主バッテリの残存容量を確実に把握できるようになる。 特に、主バッテリを電池接続ケーブルに接続した際に、自動的に主バッテリの 残存容量が推測されるので、何ら操作をすることなく、主バッテリの残存容量の 適切な表示を行なえる。
【0066】 なお、上述の各実施例において、主バッテリを放置している時に、その開放端 子電圧が所定値(例えば200V)以下になったら、主バッテリが不良であると 判断して、例えば、最上端のセグメントと最下端のセグメントとを点滅表示する ように構成してもよい。
【0067】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案の電気自動車用走行電池残存容量計によれば、電 気自動車用走行電池の残存容量を算出する残存容量算出手段と、該残存容量算出 手段の算出結果に基づいて該走行電池の残存容量を表示する表示手段とをそなえ た電気自動車用走行電池残存容量計において、該走行電池の端子電圧を検出する 電圧検出手段をそなえ、該走行電池が、該残存容量算出手段用の電源として接続 されるとともに、該残存容量算出手段が、該走行電池の端子接続直後に、該電圧 検出手段から得られる該走行電池の端子電圧に基づいて、該走行電池の残存容量 の初期値を推定するように構成されることにより、走行電池の残存容量を常に適 切に表示でき、ドライバが走行電池のの残存容量を確実に把握できるようになる 。
【0068】 特に、走行電池に接続した際に、自動的に残存容量が推測されるので、何ら操 作をすることなく、極めて容易に残存容量の適切な表示を行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例としての電気自動車用走行
電池残存容量計をそなえた主バッテリ系統を示す模式的
な構成図である。
【図2】本考案の第1実施例としての電気自動車用走行
電池残存容量計の要部を示す模式的な構成図である。
【図3】本考案の第1実施例としての電気自動車用走行
電池残存容量計の表示部を示す模式的な正面図である。
【図4】バッテリの容量と開放端子電圧との相関を示す
図である。
【図5】鉛電池の使用時間に対する電圧降下特性を消費
電流毎に示す図である。
【図6】鉛電池の消費電流に対する使用可能電池容量を
示す図である。
【図7】本考案の第1実施例としての電気自動車用走行
電池残存容量計の残存容量の算出過程を示すフローチャ
ートである。
【図8】本考案の第2実施例としての電気自動車用走行
電池残存容量計の残存容量の算出過程を示すフローチャ
ートである。
【図9】従来の電気自動車用走行電池残存容量計の残存
容量の算出過程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 電気自動車用走行電池(主バッテリ) 4 モータコントローラ 6 車載充電器 8 DC/DCコンバータ 10 コントローラ(残存容量算出手段) 10A マイクロコンピュータ 10B 入力インターフェース回路 10C 出力インターフェース回路 10a 主バッテリ電流信号入力回路 10b 主バッテリ温度信号入力回路 10c 12ボルトオン信号入力回路 10d 主バッテリ電圧信号入力回路 12 電流センサ(シャント) 14 主バッテリ温度センサ 16 キースイッチ 18 12ボルト電源 20 表示部(表示手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 八木橋 孚 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気自動車用走行電池の残存容量を算出
    する残存容量算出手段と、該残存容量算出手段の算出結
    果に基づいて該走行電池の残存容量を表示する表示手段
    とをそなえた電気自動車用走行電池残存容量計におい
    て、 該走行電池の端子電圧を検出する電圧検出手段をそな
    え、 該走行電池が、該残存容量算出手段用の電源として接続
    されるとともに、 該残存容量算出手段が、該走行電池の端子接続直後に、
    該電圧検出手段から得られる該走行電池の端子電圧に基
    づいて、該走行電池の残存容量の初期値を推定するよう
    に構成されていることを特徴とする、電気自動車用走行
    電池残存容量計。
  2. 【請求項2】 該残存容量算出手段が、該走行電池の端
    子電圧に基づいて推定された該走行電池の残存容量の初
    期値に対して、該走行電池の放電・充電電流を積算しな
    がら該電気自動車の走行時の残存容量を算出するように
    構成されていることを特徴とする、請求項1記載の電気
    自動車用走行電池残存容量計。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004514249A (ja) * 2000-11-17 2004-05-13 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング バッテリの充電状態を求めるための方法および装置
WO2009016977A1 (ja) * 2007-08-01 2009-02-05 Isuzu Motors Limited 回生エネルギ量報知装置

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