JPH07117871A - 用紙供給装置 - Google Patents

用紙供給装置

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JPH07117871A
JPH07117871A JP5263231A JP26323193A JPH07117871A JP H07117871 A JPH07117871 A JP H07117871A JP 5263231 A JP5263231 A JP 5263231A JP 26323193 A JP26323193 A JP 26323193A JP H07117871 A JPH07117871 A JP H07117871A
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paper
tray
paper feed
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unit
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JP5263231A
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Inventor
Yasuhiro Takeu
安宏 竹生
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 引き出しユニットを引き出し自在に配置した
給部本体内でジャムが発生したときにこれを簡単に除去
する。 【構成】 引き出しユニット52内には用紙トレイ51
が配置されており、用紙124が積層されている。給紙
部本体54から引き出すとき、トレイ駆動機構64によ
って引き出しユニット52はトレイローディングレール
53およびガイドレール57、58によって下方に移動
しながら引き出される。この結果、引き出した状態で用
紙フィーダ128と距離dだけ間隔が生じ、ジャムの除
去を容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミリ
装置、プリンタ等のように裁断された用紙を記録の行わ
れる部位に供給する用紙供給装置に係わり、特に給紙部
内に用紙が詰まったときにこれを容易に除去できるよう
にした用紙供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等
の画像形成装置は、画像の記録のために通常の場合、用
紙を使用しており、これらは取り扱いの便宜から裁断さ
れた用紙であることが多い。このような用紙は、サイズ
ごとに給紙部にセットされ、ここから1枚ずつ画像形成
装置内部に送り込まれるようになっている。このように
用紙の供給を行う用紙供給装置のうちの特に高速機や中
速機では、単数または複数の引き出し式の用紙収容部を
備えており、用紙の補充や交換を行う際にはこれらの引
き出しを引き出して内部の用紙トレイの用紙を補充した
りその交換を行っている。
【0003】図10は従来用いられたこのような引き出
し式の用紙供給装置の要部を表わしたものである。用紙
供給装置はその内部に用紙トレイ111を配置した引き
出しユニット112を備えている。引き出しユニット1
12はちょうど机の引き出しのようなものであり、箱型
の給紙部本体113側に配置されたローラ114が引き
出しユニット112の両側部に水平に配置された断面凸
状のトレイローディングレール114の出っ張った底部
と転接している。給紙部本体113側には、トレイロー
ディングレール114をその上下両側から挟むような2
本のガイドレール117、118が配置されている。こ
れにより、引き出しユニット112は給紙部本体113
に対して引き出し自在となっている。引き出しユニット
112の奥側には、上方に突起119が設けられてお
り、引き出しユニット112を給紙部本体113に完全
に押し込むと、給紙部本体113の奥に配置されたロッ
ク機構121がこれをロックして給紙動作時における引
き出しユニット112の引き出しを禁止している。
【0004】引き出しユニット112内には固定ガイド
板123と収容される用紙124のサイズによってその
位置を調整する可変ガイド板125、126がそれぞれ
立設されている。用紙トレイ111は、引き出しユニッ
ト112を給紙部本体113に押し込んだ状態で用紙フ
ィーダ128の直下に位置するようになっている。用紙
フィーダ128はフィードモータ129によって用紙ト
レイ111の最上層の用紙124から順に1枚ずつ図示
しない記録部に送り込むようになっている。給紙部本体
113には、図示していないがトレイエレベータ機構が
配置されており、エレベータモータ131によって用紙
トレイ111を昇降させるようになっており、用紙12
4の最上層と用紙フィーダ128の距離を適正な範囲に
調整している。
【0005】ところで、このような引き出し式の用紙供
給装置では、用紙フィーダ128の部分でジャム(紙詰
まり)が発生すると、引き出しユニット112を引き出
した状態でもこれと給紙部本体113の用紙フィーダ1
28との間にはわずかの隙間しかなく、除去作業が困難
であるという問題があった。このような問題を解決する
ものとして、特開平2−28436号公報には送りロー
ラを開離させる機構を設け、ジャムの生じた用紙を挟む
状態を解除する技術が開示されている。また、特開平3
−94274号公報には、引き出しユニット112を取
り外して、これによって生じた空間をジャムの除去に利
用することが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
特開平2−28436号公報に記載された技術では機構
的に装置が複雑化し、大幅なコストアップを招くといっ
た問題があった。また、後者の特開平2−28436号
公報に記載された技術では引き出しユニット112を取
り外さなければならないので、ジャムの除去作業に時間
を要する他、用紙トレイに大量の用紙が収容されていた
場合には、引き出しユニット112の取り扱いが困難に
なるといった問題があった。
【0007】そこで本発明の目的は、引き出しユニット
を引き出し自在に配置した給部本体内でジャムが発生し
たときにこれを簡単に除去することのできる用紙供給装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、裁断した用紙を積層する用紙トレイと、この用紙ト
レイを収容した状態でその最上層から1枚ずつ用紙を装
置外に送り出す用紙フィード部を配置した給紙部本体
と、レール部分が給紙部本体の奥側ほど高い位置になる
よう配置され用紙トレイを給紙部本体に対して斜め方向
に引き出し自在としたガイドレール機構と、このガイド
レール機構によって用紙トレイが前記給紙部本体の所定
位置まで収納されたときこれを位置的にロックするトレ
イロック機構と、用紙トレイのロックを解除するトレイ
ロック解除機構とを用紙供給装置に具備させている。
【0009】すなわち請求項1記載の発明では、用紙ト
レイを給紙部本体に対して水平方向に引き出し自在に配
置するのではなく、レール部分が給紙部本体の奥側ほど
高い位置になるよう配置されたガイドレール機構を配置
している。そして、このガイドレール機構によって斜め
上方に引き上げて用紙トレイを収納したときにこれが重
力によって引き下ろされないようにトレイロック機構を
設けている。したがって、用紙トレイの引き出しが必要
な場合にはこのロックを解除することになる。このよう
に請求項1記載の発明では、用紙トレイが斜め下方に引
き出されるので、引き出された状態で給紙トレイの上部
と給紙部本体内部との間に比較的大きな隙間が生じ、こ
こからジャムの除去を行うことができる。
【0010】請求項2記載の発明では、裁断した用紙を
積層する用紙トレイと、この用紙トレイを収容した状態
でその最上層から1枚ずつ用紙を装置外に送り出す用紙
フィード部を配置した給紙部本体と、レール部分が給紙
部本体の奥側ほど高い位置になるよう配置され用紙トレ
イを給紙部本体に対して斜め方向に引き出し自在とした
ガイドレール機構と、用紙トレイをこのレール部分に沿
って上昇させあるいは下降させるトレイ駆動モータとを
用紙供給装置に具備させる。
【0011】すなわち請求項2記載の発明によれば、用
紙トレイを給紙部本体に対して水平方向に引き出し自在
に配置するのではなく、レール部分が給紙部本体の奥側
ほど高い位置になるよう配置されたガイドレール機構を
配置している。そして、このガイドレール機構にそって
用紙トレイが給紙部本体に押し込まれたり引き出される
ようにトレイ駆動モータを配置している。この請求項2
記載の発明でも、用紙トレイが引き出された状態で給紙
トレイの上部と給紙部本体内部との間に比較的大きな隙
間が生じ、ここからジャムの除去を行うことができる。
【0012】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0013】図2は本発明の一実施例における用紙供給
装置を使用したプリンタの概要を表わしたものである。
このプリンタ11は、印字情報をプリントするプリンタ
本体12を備えており、図でその右側には印字用紙を給
紙するための給紙部13が、また左側には印字の終了し
た印字用紙を排出するための排出部14が配置されてい
る。本実施例で給紙部13は、第1〜第3の3種類の給
紙トレイ部151 〜153 を備えており、排出部14は
第1〜第3の排出トレイ161 〜163 を備えている。
【0014】プリンタ本体12には、その上部に操作パ
ネル17が配置されている。操作パネル17には、図示
しないが操作のための各種キーと液晶ディスプレイが配
置されており、異常発生時等の所定の場合にはこの液晶
ディスプレイに操作者に対する指示が表示されるように
なっている。
【0015】図3は、本実施例のプリンタ本体の構成の
概要を表わしたものである。プリンタ本体12は、画像
に対応したトナー像を形成するための感光体ドラム21
を備えている。感光体ドラム21の周囲には、ドラム表
面に電荷を付与するためのチャージコロトロン22と、
レーザビーム23をドラム表面に照射するための露光装
置24と、レーザビーム23の露光によって形成された
静電潜像を現像するための現像装置25と、現像によっ
て得られたトナー像を印字用紙に転写するためのトラン
スファコロトロン26と、転写後にドラム表面に残った
トナーを回収するためのクリーニング装置27が、これ
らの順に配置されている。
【0016】印字用紙は、図2に示した第1〜第3の3
種類の給紙トレイ部151 〜153のいずれか指定され
たものから送り出され、図で右下に配置された搬送ロー
ラ対31を経て上側搬送路32に送り込まれる。そし
て、搬送ローラ対33を経て感光体ドラム21とトラン
スファコロトロン26の間を通過し、このとき印字用紙
に対してトナー像の転写が行われることになる。トナー
像の転写された印字用紙は、搬送ベルト34によって搬
送され、その後段に配置された定着装置35を通過す
る。定着装置35は、加熱されたヒートロールとこれに
印字用紙を圧接させるプレッシャロールから構成されて
おり、これらの間を通過することで印字用紙にトナーが
融着され、定着が行われる。
【0017】定着の終了した印字用紙は、搬送ローラ対
37を経て排出・両面用搬送路38に送られ、ここから
図2に示した排出部14に送り込まれることになる。た
だし、印字用紙の両面に印字を行う場合には、印字用紙
の後端が排出・両面用搬送路38に搬入された時点で搬
送ローラ対37を逆転させ、この後端から下側搬送路3
9に搬入させるようにしている。この場合、印字用紙は
下側搬送路39の各搬送ローラ対41〜44を順に通過
して表裏が反転した状態で上側搬送路32に送り込ま
れ、再度、感光体ドラム21とトランスファコロトロン
26の間を通過して、今度は印字用紙の裏側にトナー像
が転写されることになる。このトナー像は定着装置35
で定着され、排出・両面用搬送路38を経て第1〜第3
の排出トレイ161 〜163 のうちのいずれか指定され
たトレイに排出されることになる。
【0018】図1は用紙供給装置としての給紙部におけ
る第1の給紙トレイ部の要部を表わしたものである。図
10と同一部分には同一の符号を付しており、これらの
説明を適宜省略する。なお、第2の給紙トレイ部152
および第3の給紙トレイ部153 も同一構造となってい
るので、これらについての説明は省略する。
【0019】本実施例の第1の給紙トレイ部151 はそ
の内部に用紙トレイ51を配置した引き出しユニット5
2を備えている。引き出しユニット52は机の引き出し
のようなものであるが、その両側部には断面凸状のトレ
イローディングレール53が奥側が高くなるように所定
の角度で配置されている。箱型の給紙部本体54側には
その両側部にローラ55が配置されており、これらはト
レイローディングレール53の出っ張った底部と転接し
ている。給紙部本体54側には、トレイローディングレ
ール53をその上下両側から挟むような2本のガイドレ
ール57、58が配置されている。これらのガイドレー
ル57、58も傾斜角度がトレイローディングレール5
3のそれと一致するようになっている。これにより、引
き出しユニット52は給紙部本体54に対して引き出し
自在となっている。
【0020】引き出しユニット52の奥側には、上方に
突起61が設けられており、この中央に穿たれた穴にワ
イヤ62の一端が固定されている。ワイヤ62の他端
は、給紙部本体54の奥側に配置されたプーリ63を介
してトレイ駆動機構64に連結されている。トレイ駆動
機構64は、図示しないトレイ駆動モータと減速用ギア
から構成されている。減速用ギアの回転軸には、ワイヤ
62の他端が取りつけられている。したがって、トレイ
駆動機構64が正方向に駆動されワイヤ62が回転軸に
巻き取られていくと、引き出しユニット52はガイドレ
ール57、58を介して斜め方向に上昇しながら給紙部
本体54に収容されていく。反対にトレイ駆動機構64
が逆方向に駆動されワイヤ62が回転軸から解きほぐさ
れていくと、引き出しユニット52はガイドレール5
7、58を介して斜め方向に下降していくことになる。
【0021】なお、この本実施例の給紙部本体54にも
その上部に用紙フィーダ128が設けられており、フィ
ードモータ129によって最上層の印字用紙124から
順に1枚ずつ図2に示したプリンタ本体12に送り込む
ようになっている。また、図示しないトレイエレベータ
機構はエレベータモータ131によって用紙トレイ51
を昇降させるようになっており、印字用紙124の最上
層と用紙フィーダ128の距離を適正な範囲に調整して
いる。
【0022】ところで、本実施例でトレイローディング
レール53および2本のガイドレール57、58の傾斜
の割合は、引き出しユニット52の水平方向の移動量に
対する垂直方向の移動量が5対1となっている。この結
果、給紙部本体54に対する引き出しユニット52の引
き出し量が例えば40cmであるとすると、これによる
その下降量は8cmとなる。したがって、固定ガイド板
123の上端と用紙フィーダ128の下端との間隔をd
とすると、これは図10に示した従来のそれよりも8c
mだけ広いことになり、オペレータや保守作業者がこの
間隙部から装置内部に手を入れて用紙フィーダ128に
簡単にアクセスすることができる。
【0023】図4は、本実施例の第1の給紙トレイ部で
ジャムが発生し、その除去のために引き出しユニットを
手前に引き出した状態を表わしたものである。用紙フィ
ーダ128は無端ベルトによって構成されており、その
内部にエアを吸引しながら印字用紙124をプリンタ本
体12に送り込み、1対のフィードローラ71、72に
搬送を受け継がさせるようになっている。この図4に示
した例では、エアの吸引がうまく動作せず、用紙124
の後端がベルト表面から外れた状態となっている。この
ようなジャムであっても、前記した間隔dが広いので、
オペレータや保守作業者は用紙124を容易に除去する
ことができることになる。
【0024】図5は、本実施例のプリンタの回路構成の
要部を表わしたものである。このプリンタは各部の制御
を行うための中枢的な機能を果たすCPU(中央処理装
置)81を備えている。CPU81はデータバス等のバ
ス82を通じてプリンタ内(給紙部13も含む)の各部
と接続されている。このうちROM83は各種制御を行
うためのプログラムを格納したリード・オンリ・メモリ
である。RAM84はプログラムの実行の際に必要とす
る一時的なデータを保管するランダム・アクセス・メモ
リである。入力回路85は各種データを入力するための
回路であり、ここには後に説明する各種センサや操作パ
ネル17等が接続されている。フィードモータ駆動回路
87には、第1〜第3の3種類の給紙トレイ部151
153 にそれぞれ対応するフィードモータ129が接続
されており、これらの駆動が制御されるようになってい
る。エレベータモータ駆動回路88には、同じく第1〜
第3の3種類の給紙トレイ部151 〜153 にそれぞれ
対応したエレベータモータ131が接続されており、こ
れらの駆動が制御されるようになっている。なお、トレ
イの構成によってはエレベータ機構を必要としない場合
があり、この際にはこのモータは不要である。トレイモ
ータ駆動回路89は、同じく第1〜第3の3種類の給紙
トレイ部151 〜153 にそれぞれ対応したトレイ駆動
機構64に配置されているトレイモータ90の駆動を制
御するためのものである。
【0025】図6は、このプリンタで例えば第1の給紙
トレイ部の引き出しユニットを手前に引き出すための制
御の流れを表わしたものである。図5に示したCPU8
1は操作パネル17内の第1の給紙トレイ部151 に対
応した開キーが押されるのを監視しており(ステップS
101)、これが押されると(Y)、第1の給紙トレイ
部151 に対応するトレイモータ90を逆転させる(ス
テップS102)。この逆転動作によって引き出しユニ
ット52は重力の作用で一定速度で引き出されていく。
この逆転動作は、給紙部本体54の所定位置に配置され
た第1のセンサが突起61(図1)を検知するか(ステ
ップS103;Y)、あるいは安全等のためにオペレー
タまたは保守作業者が操作パネル17の図示しないスト
ップキーを押す(ステップS104;Y)まで継続され
る。
【0026】給紙部本体54の比較的下方に配置された
第1のセンサが突起61を検知した場合には、引き出し
作業は完了する。これに対して、ストップキーが押され
た場合には(ステップS104;Y)、ステップS10
1に制御が戻って、再び開キーが押されると(ステップ
S101;Y)、引き出しユニット52の引き出し作業
が再開されることになる。
【0027】図7は、ジャムの除去等が行われた後に第
1の給紙トレイ部の引き出しユニットを給紙部本体に収
納するための制御の流れを表わしたものである。図5に
示したCPU81は操作パネル17内の第1の給紙トレ
イ部151 に対応した閉キーが押されるのを監視してお
り(ステップS201)、これが押されると(Y)、第
1の給紙トレイ部151 に対応するトレイモータ90を
正転させる(ステップS202)。この正転動作によっ
て引き出しユニット52はワイヤ62により上方に引っ
張られ、一定速度で引き上げられていく。この正転動作
は、給紙部本体54の所定位置に配置された第2のセン
サが突起61を検知するか(ステップS203;Y)、
あるいは安全等のためにオペレータまたは保守作業者が
操作パネル17のストップキーを押す(ステップS20
4;Y)まで継続される。
【0028】給紙部本体54の比較的上方に配置された
第2のセンサが突起61を検知した場合には、収納作業
は完了する。これに対して、ストップキーが押された場
合には(ステップS204;Y)、ステップS201に
制御が戻って、再び閉キーが押されると(ステップS2
01;Y)、引き出しユニット52の収納作業が再開さ
れることになる。
【0029】変形例
【0030】図8は、本発明の変形例における第1の給
紙トレイ部の要部を表わしたものである。図1と同一部
分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省
略する。この変形例の第1の給紙トレイ部151 では、
先の実施例の引き出しユニット52に対応する引き出し
ユニット92の一番奥の位置に突起93が設けられてい
る。この突起93は、引き出しユニット92がその上限
位置まで引き上げられたとき、図10に示したと同様の
ロック機構94によってロックされるようになってい
る。
【0031】図9は、このロック機構の詳細を表わした
ものである。ロック機構94は、支点101を中心に回
動するロックレバー102と、給紙部本体リアフレーム
103の一端に取りつけられ、ロックレバー102の奥
側の端部を上方に持ち上げる力を与えるスプリング10
4と、ロックレバー102の奥側の端部の他の支点に一
端を回動自在に保持したプランジャ105と、このプラ
ンジャ105を往復自在に保持する電磁ソレノイド10
6から構成されている。電磁ソレノイド106には、ス
イッチ107を介して励磁用の電源108が接続されて
いる。また、引き出しユニット92の奥側の端部には磁
石109が取りつけられており、給紙部本体リアフレー
ム103のこれと対向する部位にはリードスイッチ11
0が取りつけられている。
【0032】この変形例のプリンタでは、例えば第1の
給紙トレイ部151 内でジャムが発生すると、オペレー
タは操作パネル17(図2)の第1の給紙トレイ部用の
ロック解除キー(図示せず)を押す。するとスイッチ1
07がオンとなり、電源108が電磁ソレノイド106
に供給されてこれを励磁する。これにより、プランジャ
105がスプリング104の力に逆らって吸引され、ロ
ックレバー102の奥側の端部が下方に移動する。この
結果、ロックレバー102の他端のフック部分102A
が持ち上がり、突起93に対するロックを解除する。こ
れと共に、引き出しユニット92は重力の作用によって
引き出される。オペレータあるいは保守作業者はこれに
より、給紙部本体54内部のジャムを容易に除去するこ
とができる。
【0033】ジャムの除去作業が終了したら、オペレー
タあるいは保守作業者は引き出しユニット92を給紙部
本体54に押し込む。引き出しユニット92がトレイロ
ーディングレール53および2本のガイドレール57、
58に沿って移動し、完全に奥まで押し込まれると、そ
の時点でリードスイッチ110が磁石109の接近を検
知する。これにより、スイッチ107がオフとなり、電
磁ソレノイド106が解磁する。この結果、スプリング
104の力でプランジャ105が持ち上げられ、ロック
レバー102のフック部分102Aが突起93に掛止し
て引き出しユニット92がロックされる。この状態で第
1の給紙トレイ部151 からの給紙が再び可能になる。
【0034】以上説明した実施例および変形例では用紙
フィード部(用紙フィーダ128)が搬送ベルトで印字
用紙を吸引しながら搬送することにしたが、他の搬送手
段を用いて給送するようにしてもよいことは当然であ
る。
【0035】なお、この変形例ではスイッチ107がオ
フになったときにロック機構94がロック状態を保持す
る構成としたので、何らかの原因で電源108が遮断さ
れたような場合にもロックが保持されることになり、第
1の給紙トレイ部151 が不用意に引き出される事態を
防止することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように請求項1および請求
項2記載の発明によれば、奥側が高くなるように斜めに
配置されたガイドレールを備えたガイドレール機構に沿
って用紙トレイが給紙部本体に収納され、あるいはこれ
から引き出されるようにしているので、引き出したとき
に給紙部本体の用紙フィード部との間隔が広くなり、装
置内部に手を簡単に入れることができる。したがって、
ジャムの発生した用紙の除去を行うだけでなく、装置内
の点検や清掃等を容易に行うことができる。
【0037】また、請求項1記載の発明によれば、用紙
トレイが給紙部本体に収納されたときロック機構でその
位置をロックすることにしたので、用紙トレイが不用意
に引き出されることがなく、給紙中におけるこれを原因
とするジャムの発生を防止することができる。
【0038】更に請求項2記載の発明によれば、用紙ト
レイをガイドレールに沿って移動させるトレイ駆動モー
タを具備させたので、トレイの移動または昇降が自動化
され、下降時における急激な移動を防止するためのブレ
ーキ機構や、用紙トレイを最上位置でロックするための
ロック機構を不要にすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の用紙供給装置としての給
紙部における第1の給紙トレイ部の要部を表わした側面
図である。
【図2】 本実施例における用紙供給装置を使用したプ
リンタの概要を表わした斜視図である。
【図3】 本実施例のプリンタ本体の構成の概要を表わ
した概略構成図である。
【図4】 本実施例の第1の給紙トレイ部でジャムが発
生し、その除去のために引き出しユニットを手前に引き
出した状態を表わした部分正面図である。
【図5】 本実施例のプリンタの回路構成の要部を表わ
したブロック図である。
【図6】 本実施例で第1の給紙トレイ部の引き出しユ
ニットを手前に引き出すための制御の流れを表わした流
れ図である。
【図7】 本実施例でジャムの除去等が行われた後に第
1の給紙トレイ部の引き出しユニットを給紙部本体に収
納するための制御の流れを表わした流れ図である。
【図8】 本発明の変形例における第1の給紙トレイ部
の要部を表わした側面図である。
【図9】 変形例におけるロック機構の詳細を表わした
断面図である。
【図10】 従来の給紙トレイ部の要部を表わした側面
図である。
【符号の説明】
11…プリンタ、12…プリンタ本体、13…給紙部、
151 …第1の給紙トレイ部、152 …第2の給紙トレ
イ部、153 …第3の給紙トレイ部、17…操作パネ
ル、51…用紙トレイ、52、92…引き出しユニッ
ト、53…トレイローディングレール、54…給紙部本
体、55…ローラ、57、58…ガイドレール、61、
93…突起、62…ワイヤ、64…トレイ駆動機構、8
1…CPU、83…ROM、84…RAM、85…入力
回路、87…フィードモータ駆動回路、89…トレイモ
ータ駆動回路、90…トレイモータ、94…ロック機
構、102…ロックレバー、104…スプリング、10
5…プランジャ、106…電磁ソレノイド、107…ス
イッチ、108…電源、109…磁石、110…リード
スイッチ、124…用紙、128…用紙フィーダ、12
9…フィードモータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裁断した用紙を積層する用紙トレイと、 この用紙トレイを収容した状態でその最上層から1枚ず
    つ用紙を装置外に送り出す用紙フィード部を配置した給
    紙部本体と、 レール部分が給紙部本体の奥側ほど高い位置になるよう
    配置され前記用紙トレイを給紙部本体に対して斜め方向
    に引き出し自在としたガイドレール機構と、 このガイドレール機構によって前記用紙トレイが前記給
    紙部本体の所定位置まで収納されたときこれを位置的に
    ロックするトレイロック機構と、 前記用紙トレイのロックを解除するトレイロック解除機
    構とを具備することを特徴とする用紙供給装置。
  2. 【請求項2】 裁断した用紙を積層する用紙トレイと、 この用紙トレイを収容した状態でその最上層から1枚ず
    つ用紙を装置外に送り出す用紙フィード部を配置した給
    紙部本体と、 レール部分が給紙部本体の奥側ほど高い位置になるよう
    配置され前記用紙トレイを給紙部本体に対して斜め方向
    に引き出し自在としたガイドレール機構と、 前記用紙トレイをこのレール部分に沿って上昇させある
    いは下降させるトレイ駆動モータとを具備することを特
    徴とする用紙供給装置。
JP5263231A 1993-10-21 1993-10-21 用紙供給装置 Pending JPH07117871A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7412200B2 (en) 2004-12-21 2008-08-12 Ricoh Company, Ltd. Sheet feed unit operable with smaller force and image forming apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7412200B2 (en) 2004-12-21 2008-08-12 Ricoh Company, Ltd. Sheet feed unit operable with smaller force and image forming apparatus

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