JPH07117835B2 - 発音体の駆動方法 - Google Patents
発音体の駆動方法Info
- Publication number
- JPH07117835B2 JPH07117835B2 JP61256013A JP25601386A JPH07117835B2 JP H07117835 B2 JPH07117835 B2 JP H07117835B2 JP 61256013 A JP61256013 A JP 61256013A JP 25601386 A JP25601386 A JP 25601386A JP H07117835 B2 JPH07117835 B2 JP H07117835B2
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- JP
- Japan
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- sounding body
- frequency
- sound pressure
- resonance frequency
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電話機の呼出音,警報器などの警報音,家庭
電化機器,事務機器,自動車,玩具などに使用する電子
機器の報知音発生に用いる発音体の駆動方法に関するも
のである。
電化機器,事務機器,自動車,玩具などに使用する電子
機器の報知音発生に用いる発音体の駆動方法に関するも
のである。
従来の技術 近年、電子機器は半導体技術,センサ技術の発展に伴い
複雑,高度な機能を有するようになった。特にマイクロ
コンピュータの出現により、センサで各種の情報を検知
し、コンピュータで処理し、画像,音声などで人に伝達
できるようになった。音声で伝える場合、情報量の増大
に伴い、個々の情報を区別し、人に判断し易いように音
色を変えて発音したり、聞く人の好みに従って音色を変
えるなどの必要性が増してきている。
複雑,高度な機能を有するようになった。特にマイクロ
コンピュータの出現により、センサで各種の情報を検知
し、コンピュータで処理し、画像,音声などで人に伝達
できるようになった。音声で伝える場合、情報量の増大
に伴い、個々の情報を区別し、人に判断し易いように音
色を変えて発音したり、聞く人の好みに従って音色を変
えるなどの必要性が増してきている。
従来この種の電子機器には単音発生の発音体が用いられ
ていた。従って発音体は単音を発生する目的で作られた
ものが使用され、その最も効率の良い周波数で駆動され
ていた。第5図に示すように、駆動回路は、マイクロコ
ンピュータ1を駆動するための発振子2による周波数を
分周し可聴周波数にしたものを発音体3に印加してい
た。
ていた。従って発音体は単音を発生する目的で作られた
ものが使用され、その最も効率の良い周波数で駆動され
ていた。第5図に示すように、駆動回路は、マイクロコ
ンピュータ1を駆動するための発振子2による周波数を
分周し可聴周波数にしたものを発音体3に印加してい
た。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の方法では、いろいろな音を発して、人
に多量の情報を提供することができないという問題があ
った。
に多量の情報を提供することができないという問題があ
った。
本発明はこのような問題点を解決するもので、複数の周
波数の音で発音体を駆動し、それぞれ大きな出力音圧が
得られる発音体の駆動方法を提供することを目的とする
ものである。
波数の音で発音体を駆動し、それぞれ大きな出力音圧が
得られる発音体の駆動方法を提供することを目的とする
ものである。
問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、第1次共振周波
数1と第2次共振周波数2と共鳴周波数3有し、3
周波数の関係が1<3<2の関係にある発音体を用
い1=(2n−1)a,2=(2m−1)b,3=(2
k−a)c(ただしn,m,kはそれぞれ整数)の周波数
a,b,cを発する発振回路に接続し駆動させるも
のである。
数1と第2次共振周波数2と共鳴周波数3有し、3
周波数の関係が1<3<2の関係にある発音体を用
い1=(2n−1)a,2=(2m−1)b,3=(2
k−a)c(ただしn,m,kはそれぞれ整数)の周波数
a,b,cを発する発振回路に接続し駆動させるも
のである。
作用 この方法により、発音体の共振周波数および共鳴周波数
と、駆動回路からの励振周波数又はその奇数次の高調波
とが一致することにより大きな音圧を、それぞれの周波
数において実現できるものである。
と、駆動回路からの励振周波数又はその奇数次の高調波
とが一致することにより大きな音圧を、それぞれの周波
数において実現できるものである。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。第1図は本発明の説明のための発音体の構造を
示す断面図である。例としてセラミック圧電発音体を示
す。第1図において、11はセラミック圧電体、12は振動
板で両者は接着剤で貼合され圧電振動子を形成してい
る。13はケースで放音孔14を前面に有している。15は共
鳴気室、16は背面ケースで、前面ケース13に接着剤で固
定されている。背面ケース16はなくても良い。入力はリ
ード線17a,17bを介して行う。
明する。第1図は本発明の説明のための発音体の構造を
示す断面図である。例としてセラミック圧電発音体を示
す。第1図において、11はセラミック圧電体、12は振動
板で両者は接着剤で貼合され圧電振動子を形成してい
る。13はケースで放音孔14を前面に有している。15は共
鳴気室、16は背面ケースで、前面ケース13に接着剤で固
定されている。背面ケース16はなくても良い。入力はリ
ード線17a,17bを介して行う。
第2図は上記のような発音体の正弦波による駆動の音圧
周波数特性の一例を示している。第1次共振周波数
1,共鳴周波数2,第2次共振周波数において、大き
な出力音圧を得ることができる特性を有している。第3
図に駆動回路の一例を示す。駆動回路は、第1の発振器
a21,第2の発振器b22,第3の発振器c23,と切換回
路24とから成り、発振信号を切換えて発音体に印加する
ことで音を出す。この場合、切換回路24はそれぞれの発
振器からの信号を適当に選択したり、複合化することも
できる。発振器は他にも設けても良い。発音体に印加す
る信号は方形波が望ましい。
周波数特性の一例を示している。第1次共振周波数
1,共鳴周波数2,第2次共振周波数において、大き
な出力音圧を得ることができる特性を有している。第3
図に駆動回路の一例を示す。駆動回路は、第1の発振器
a21,第2の発振器b22,第3の発振器c23,と切換回
路24とから成り、発振信号を切換えて発音体に印加する
ことで音を出す。この場合、切換回路24はそれぞれの発
振器からの信号を適当に選択したり、複合化することも
できる。発振器は他にも設けても良い。発音体に印加す
る信号は方形波が望ましい。
この発音体に、たとえば、方形波信号を入力した場合に
ついて考える。方形波はその基本となる周波数の正弦波
とその高次高調波成分の集合体と考えることができる。
特に低次高調波成分は大きな成分である。従ってこの方
形波で発音体を駆動すると基本となる周波数の音ととも
に第3次高調波成分,第5次高調波成分の音なども同時
に発生する。たとえば1KHzに大きな音圧を発生する共振
点を持発音体を方形波で駆動すると、1KHzの駆動周波数
に大きな音圧が得られると同時に333Hz,200Hzで駆動し
た場合も1KHzの音が比較的大きな音圧として得られる。
本発明ではこのような動作原理で、第1次共振周波数
1,第2次共振周波数2,共鳴周波数3の音を、3/
3,1,2/3の周波数で駆動した場合にも大きな音圧が
得られるようにしたものである。
ついて考える。方形波はその基本となる周波数の正弦波
とその高次高調波成分の集合体と考えることができる。
特に低次高調波成分は大きな成分である。従ってこの方
形波で発音体を駆動すると基本となる周波数の音ととも
に第3次高調波成分,第5次高調波成分の音なども同時
に発生する。たとえば1KHzに大きな音圧を発生する共振
点を持発音体を方形波で駆動すると、1KHzの駆動周波数
に大きな音圧が得られると同時に333Hz,200Hzで駆動し
た場合も1KHzの音が比較的大きな音圧として得られる。
本発明ではこのような動作原理で、第1次共振周波数
1,第2次共振周波数2,共鳴周波数3の音を、3/
3,1,2/3の周波数で駆動した場合にも大きな音圧が
得られるようにしたものである。
第4図は方形波による駆動の場合の音圧周波数特性を示
しているが、正弦波駆動時の1,2,3以外にそれ
らの周波数の奇数分の1の周波数にも大きな音圧部分が
現われ広い周波数範囲にわたり使用できる。
しているが、正弦波駆動時の1,2,3以外にそれ
らの周波数の奇数分の1の周波数にも大きな音圧部分が
現われ広い周波数範囲にわたり使用できる。
電話器の呼出音に本発明の駆動方法を利用した例を説明
すると、呼出音は通常、2つの周波数の音を10Hz前後の
周波数で交互に切替えて鳴らしている。また、呼出し音
は好みにより選択できるようになっているものもある。
このため、発音体には、3〜4周波数で大きな音圧が得
られることが必要になる。従って、第1の呼出音は
a,bの周波数で駆動し、第2の呼出音はa,cで
駆動する。この場合、a1.25c,b1.25aとな
る関係に保つ。a=1,b=2/3,c=3/3の周
波数にすることにより大きな音圧が得られる。この時、
2,3での出力音圧は1での出力音圧より大きいこ
とが望ましい。
すると、呼出音は通常、2つの周波数の音を10Hz前後の
周波数で交互に切替えて鳴らしている。また、呼出し音
は好みにより選択できるようになっているものもある。
このため、発音体には、3〜4周波数で大きな音圧が得
られることが必要になる。従って、第1の呼出音は
a,bの周波数で駆動し、第2の呼出音はa,cで
駆動する。この場合、a1.25c,b1.25aとな
る関係に保つ。a=1,b=2/3,c=3/3の周
波数にすることにより大きな音圧が得られる。この時、
2,3での出力音圧は1での出力音圧より大きいこ
とが望ましい。
発明の効果 以上のように本発明によれば、第1次共振周波数1と
第2次共振周波数2と、共鳴周波数3を有し、3周波
数の関係が1<3<2の関係にある発音体を用い、
1=(2n−1)a,2=(2m−1)b,3=(2k
−1)c(ただしn,m,kはそれぞれ整数)の周波数
a,b,cを発する発振回路に接続し駆動すること
により、複数の周波数の音で発音体を駆動しても、それ
ぞれ大きな出力音圧を得ることができ、したがって聞く
人の好みに従って音色を変えることができるようにな
る。
第2次共振周波数2と、共鳴周波数3を有し、3周波
数の関係が1<3<2の関係にある発音体を用い、
1=(2n−1)a,2=(2m−1)b,3=(2k
−1)c(ただしn,m,kはそれぞれ整数)の周波数
a,b,cを発する発振回路に接続し駆動すること
により、複数の周波数の音で発音体を駆動しても、それ
ぞれ大きな出力音圧を得ることができ、したがって聞く
人の好みに従って音色を変えることができるようにな
る。
第1図は本発明の説明に用いた発音体の断面図、第2図
は上記発音体の正弦波による音圧周波数特性を示す図、
第3図は本発明による駆動回路の一例を示すブロック
図、第4図は上記発音体を方形波で駆動した場合の音圧
周波数特性を示す図、第5図は従来の発音体の駆動回路
図である。 11……セラミック圧電体、15……共鳴気室、21……発振
器a、22……発振器b、23……発振器c、24……切
換回路、25……発音体。
は上記発音体の正弦波による音圧周波数特性を示す図、
第3図は本発明による駆動回路の一例を示すブロック
図、第4図は上記発音体を方形波で駆動した場合の音圧
周波数特性を示す図、第5図は従来の発音体の駆動回路
図である。 11……セラミック圧電体、15……共鳴気室、21……発振
器a、22……発振器b、23……発振器c、24……切
換回路、25……発音体。
Claims (1)
- 【請求項1】第1次共振周波数1と第2次共振周波数
2と共鳴周波数3とが1<3<2の関係にある発
音体を、1=(2n−1)a,2=(2m−1)b,
3=(2k−1)c(ただしn,m,kはそれぞれ整数)の周
波数a,b,cを発する発振回路に接続し駆動する
発音体の駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61256013A JPH07117835B2 (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 | 発音体の駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61256013A JPH07117835B2 (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 | 発音体の駆動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63109498A JPS63109498A (ja) | 1988-05-14 |
JPH07117835B2 true JPH07117835B2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=17286696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61256013A Expired - Lifetime JPH07117835B2 (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 | 発音体の駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07117835B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55144297A (en) * | 1979-04-27 | 1980-11-11 | Fuji Electrochemical Co Ltd | Piezoelectric sound generator |
JPS60223300A (ja) * | 1984-04-19 | 1985-11-07 | Seiko Epson Corp | 圧電ブザ− |
-
1986
- 1986-10-28 JP JP61256013A patent/JPH07117835B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63109498A (ja) | 1988-05-14 |
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