JPH07117736A - クローラ式作業機の履帯 - Google Patents

クローラ式作業機の履帯

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JPH07117736A
JPH07117736A JP28879693A JP28879693A JPH07117736A JP H07117736 A JPH07117736 A JP H07117736A JP 28879693 A JP28879693 A JP 28879693A JP 28879693 A JP28879693 A JP 28879693A JP H07117736 A JPH07117736 A JP H07117736A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ローラをより確実に駆動爪とは非接触状態に保
って、その摩耗を防止し、かつローラガイドの溝端部に
衝当しないように保持する。 【構成】 トラックリンク20を構成するシュー21の
駆動爪24を形成した両側に凹部を設けることにより、
ローラガイド25,25が形成され、上下のローラ1
4,15はこのローラガイド25上を、その転動面25
aから逸脱しないように転動する。また、下ローラ15
がローラガイド25に対して左右方向にある程度は動け
るようになっているが、下ローラ15は、それが左右い
ずれかの方向に偏った状態になっても、下ローラ15の
側面と駆動爪24とが摺接せず、また下ローラ15とシ
ュー21との間が相対的に上下動することがあるが、こ
の下ローラ15がシュー21の上面より上方に浮き上が
った時に、この下ローラ15のエッジ部はローラガイド
25の溝端部に衝当しないように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベルその他の
クローラ式作業機における履帯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等のクローラ式作業機にお
いては、その走行体として履帯が設けられる。履帯は、
シューを備えたトラックリンクを連結ピンを用いて順次
枢着自在に連結することにより構成されて、ドライブタ
ンブラとアイドラとの間に巻回して設けられるもので、
ドライブタンブラを回転駆動してこの履帯を送ることに
よって、走行体を走行させるようになっている。履帯を
構成する各シューには、ドライブタンブラの歯部に係合
する駆動爪が突設されており、このドライブタンブラの
歯部とシューの駆動爪とが係合することによって、履帯
に駆動力を及ぼすようにしている。そして、走行体にお
けるドライブタンブラとアイドラとの間の位置には、そ
れぞれ複数の上ローラ及び下ローラが設けられており、
これら各ローラは履帯を構成する各シューにおける駆動
爪を挟んだ両側の位置を転動するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、作業機は必
ずしも平坦な地面上を走行するものではなく、傾斜地や
凹凸がある等、かなり走行条件の悪いを地面を走行する
場合が多い。このために、履帯はドライブタンブラとア
イドラとの間で、上ローラ及び下ローラによりガイドさ
れてはいるものの、走行条件によっては、この履帯に進
行方向以外の方向に力が作用することがある。然るに、
ローラが係合する駆動爪は、相互に所定のピッチ間隔ず
つ離して設けられているから、ローラが駆動爪と駆動爪
との間の移行部分に位置している時に、履帯に進行方向
以外の力が作用すると、ローラと駆動爪との相対位置関
係がずれてしまう。そして、ローラが僅かでもずれる
と、ローラのエッジ部分が駆動爪と摺接乃至衝当するこ
とになり、駆動爪の摩耗を早めるだけでなく、騒音が発
生し、また衝撃でトラックリンクを連結するピンが変形
する等の不都合があり、甚だしい場合には、駆動爪に損
傷を来す等の問題点がある。
【0004】以上の点を考慮して、本出願人は特願平4
−322326号において、トラックリンクを備えたシ
ューに突設した駆動爪の左右両側位置に、ローラの転動
面を形成するローラガイドを凹設する構成となし、ドラ
イブタンブラとアイドラとの間に設けられる上下のロー
ラが履帯を構成する駆動爪に衝当しない状態にして走行
させることができるように構成したものを提案した。こ
れによって、作業機の走行中にローラはこのローラガイ
ドの両側の側壁部分に規制されて、確実にローラガイド
に沿って転動し、駆動爪と衝当するおそれがなくなり、
この駆動爪が摩耗したり、損傷したりする等の不都合を
確実に防止できるようになって、その長寿命化が図られ
るという効果を奏する。
【0005】しかしながら、前述した構成ではなお問題
点がない訳ではない。即ち、作業機が通常の条件下で走
行する際には、格別問題となることはないが、過負荷状
態で走行する際等のために、ローラがローラガイド内で
ある程度左右方向への動きを許容するようになっていな
ければ、ローラや履帯に過大な荷重がかかる。また、シ
ューの表面からローラガイドの底部までの深さをあまり
深くすると、車両が傾いた時に、ペデスタルがシューと
干渉することがあり、このような事態を避けるために
は、ローラガイドの深さを制限しなければならない。こ
のために、ローラはローラガイドにより制限された範囲
ではあれ、走行条件によってはローラガイド内でかなり
動くことになる。ローラのシューにおける左右方向の動
きによって、駆動爪の側面に摺動してこの駆動爪を早期
に摩耗させたり、またローラのローラガイドからの浮き
上がりによって、このローラガイドの溝端部に衝当する
おそれがある等の不都合が生じるおそれもある。
【0006】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、ローラをより確実に
駆動爪とは非接触状態に保つことができ、かつローラガ
イドの溝端部に衝当しないように保持することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、ドライブタンブラに係合する駆動爪
を突設したシューを備えたトラックリンクを順次連結ピ
ンで枢動自在に連結することにより形成され、クローラ
式作業機の走行体を構成する履帯であって、前記各シュ
ーには、その駆動爪の突設部の両側位置に、上下のロー
ラの転動面を形成するローラガイドを凹設し、このロー
ラガイドは、上下の各ローラをその転動方向と所定の範
囲だけ直交する方向に変位可能となし、しかも下ローラ
がいずれかの方向に最も偏った位置で、この下ローラは
駆動爪の側面と非接触状態に保たれ、かつ下ローラが駆
動爪と当接した状態でローラガイドから浮き上がって
も、この下ローラがローラガイドの溝端より内側に位置
するように形成する構成としたことをその特徴とするも
のである。
【0008】
【作用】このように、シューにローラガイドを凹設する
ことによって、上下のローラは、このローラガイドを形
成する左右の壁部に常に規制されることになって、履帯
とローラとの相対位置関係のずれが確実に防止され、ロ
ーラが駆動爪に接触せず、駆動爪,ローラ等の部材の摩
耗や損傷等は確実に防止できる。しかも、このローラガ
イドの幅は、ローラがその転動方向と直交する方向にあ
る程度の変位可能となっているから、ローラが規制され
ることにより無理な力が作用することがなくなる。そし
て、ローラはその転動方向と直交する方向に変位可能で
はあるものの、このローラが左右に最も偏った位置に変
位しても、それが駆動爪の側面と非接触状態に保たれる
ことから、その側面の摩耗が防止されて、この駆動爪の
保護はさらに良好となる。また、たとえローラがローラ
ガイドから浮き上がっても、その端部がローラガイドの
溝端よりも内側に位置しているために、再びローラガイ
ドと係合する際に、ローラガイドの溝端に衝当して、損
傷が生じたり、騒音が発生する等の不都合を生じること
はない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。まず、図1にクローラ式作業機の一例とし
て、油圧ショベルを示す。ただし、この図においては、
フロント作業機構は省略して示す。
【0010】図中において、1は走行体、2は旋回体を
それぞれ示し、旋回体2は走行体1に旋回可能に設置さ
れており、この旋回体2には、オペレータが操作を行う
運転室3が前方位置に設けられ、また後方位置にはエン
ジンや油圧ポンプ等の駆動機構、その他の機器が設置さ
れている。一方、走行体1は前後に配置したドライブタ
ンブラ10及びアイドラ11と、このドライブタンブラ
10,アイドラ11間に巻回して設けた履帯12とを有
し、ドライブタンブラ10を回転駆動することによっ
て、履帯12による車両の走行を行わせる構成となって
いる。また、履帯12におけるドライブタンブラ10と
アイドラ11との間の部位をガイドするために、走行体
フレーム13には複数の上ローラ14と下ローラ15と
が設けられている。これら上ローラ14及び下ローラ1
5はそれぞれ一対の転動部14a,14a及び15a,
15aと、その間において縮径された連設部14b及び
15bとから構成される(図4参照)。
【0011】そこで、図2に履帯12の一部を、また図
3には履帯12を構成するトラックリンク20の外観を
それぞれ示す。履帯12は、トラックリンク20を順次
枢動自在に連結することによって、無限走行軌条を構成
している。トラックリンク20は、シュー21の両側に
連結部22を複数個所延在させてなるものであって、こ
の連結部22を相手方の連結部が形成されていない部位
に位置させて、相隣接するトラックリンク20,20の
連結部22,22間に連結ピン23を挿入することによ
って、順次ループ状となるように連結することにより履
帯12が形成される。
【0012】トラックリンク20のシュー21における
中央の部位には、ドライブタンブラ10の歯部に係合す
る駆動爪24が突設されている。また、この駆動爪24
を設けた位置の両側には、ローラガイド25,25が形
成されている。このローラガイド25は、履帯12を形
成した時に、上ローラ14及び下ローラ15の転動部1
4a,15aが転動する転動路となるものであって、シ
ュー21及び連結部22のうちの駆動爪24を設けた部
位に最も近い位置の連結部22aの一部を凹設すること
により形成される。従って、このローラ14,15は、
連設部14b,15bが駆動爪24を跨ぐようにして転
動部14a,15aがローラガイド25上を転動するよ
うになる。
【0013】ここで、ローラガイド25は、図4乃至図
6からも明らかなように、シュー21においては、水平
な転動面25aと、この転動面25aの左右両側におけ
る段差部分を形成する規制壁25b,25bからなり、
この規制壁25bによってローラ14,15が転動面2
5aから逸脱しないように保持されるようになってい
る。また、連結部22aの部位においては、シュー21
の転動面25aに連なる転動面25cが形成されてお
り、この転動面25cの一方側に規制壁25dとなって
いる。また、その他側の規制壁としては、相手方のトラ
ックリンク20の連結部22bの壁部がその機能を発揮
する。しかも、このトラックリンク20で履帯12を形
成すると、ローラガイド25はループ状となって、その
全長に及び、しかもローラ14,15に対する規制壁は
実質的に切れ目がない状態となる。ここで、転動面25
a,25cを区画形成する規制壁25b,25b間の間
隔及び規制壁25dと連結部22bの壁面との間の間隔
はローラ14,15の転動部14a,15aの幅よりあ
る程度広い寸法となっている。
【0014】以上のように構成されるトラックリンク2
0を備えた履帯12は、走行体1におけるドライブタン
ブラ10とアイドラ11との間に巻回され、ドライブタ
ンブラ10を回転駆動することによって、履帯12を構
成するトラックリンク20の駆動爪24がドライブタン
ブラ10の歯部に係合することから、このドライブタン
ブラ10の回転に追従して、履帯12の送りが行われ
て、走行体1が走行することになる。また、このドライ
ブタンブラ10とアイドラ11との間はかなり離れてお
り、このために、履帯12におけるドライブタンブラ1
0とアイドラ11間の部位には、上ローラ14及び下ロ
ーラ15が設けられており、この履帯12が位置ずれし
ないようにガイドされる。
【0015】ところで、走行体1は、必ずしも平坦な地
面を走行して作業を行うのではなく、むしろ傾斜地や凹
凸のある地面上を走行するのを常とすることから、履帯
12は車両の走行方向以外の方向に力が加わって、履帯
12が左右いずれかの方向にずれようとする。しかしな
がら、上ローラ14及び下ローラ15の転動部14a,
15aがローラガイド25に沿って転動するから、履帯
12がずれるのを防止できる。しかも、このローラガイ
ド25における転動面25a,25cの左右両側は規制
壁25b,25d等により規制されているので、それら
は確実にローラガイド25上を転動することになり、こ
のローラガイド25の規制壁を乗り越えて逸脱するよう
なことはない。
【0016】ここで、履帯12のずれを完全に規制する
と、円滑な走行が阻害されることになる。このために、
ローラ14,15、とりわけ下ローラ15はローラガイ
ド25に対して、走行方向と直交する方向、即ち左右方
向にある程度の動きを許容する必要がある。また、車体
全体が過負荷等が作用して転倒する方向に動いた時に
は、図7に示したように、下ローラ15のペデスタル1
5Pの部分がシュー21の表面と干渉しないようにする
ために、ローラガイド25をあまり深くはできない。
【0017】以上のように、下ローラ15がローラガイ
ド25に対して左右方向に動けるようにすると、下ロー
ラ15が左右いずれかの方向に偏った状態になると、下
ローラ15の側面と駆動爪24とが摺接することにな
り、この駆動爪24の側面の摩耗が進行することにな
る。また、ローラガイド25が浅い溝となっていると、
下ローラ15とシュー21との間が相対的に上下動する
と、この下ローラ15がシュー21の上面より上方に浮
き上がることがあり、この浮き上がり状態から沈む方向
に変位する時に、下ローラ15のエッジ部がローラガイ
ド25の溝端部に衝当するおそれがある。
【0018】本発明においては、下ローラ15とローラ
ガイド25とを以下のように構成することによって、前
述した不都合の防止を図っている。まず、図8から明ら
かなように、下ローラ15がローラガイド25の中央部
に位置する状態(図中に実線で示した状態)であって
も、この位置からずれて、下ローラ15がローラガイド
25の規制壁25b側に偏った位置に移動した状態(図
中に仮想線で示した状態)であっても、駆動爪24の側
面24aとは非接触状態に保持されるようになってい
る。即ち、下ローラ15における一方の転動部15aの
外側から他方の転動部15aの内側までの間隔をB1
し、ローラガイド25の規制壁25bから転動面25a
への移行部Xと、駆動爪24の規制壁25bが対面する
側面24aとは反対側の側面24aまでの間隔をB2
し、駆動爪24の側面24aの傾斜角をθ1 ,下ローラ
15の側面の傾斜角をθ2 とした時に、B1 <B2 であ
って、θ1 ≦θ2 という関係を満足させるように設定す
る。これによって、駆動爪24がローラガイド25に沿
って左右いずれの方向に偏っても、駆動爪24からロー
ラガイド25への移行部と下ローラ15の内側の端部と
の間に所定の間隔Cが形成され、下ローラ15は確実に
駆動爪24の側面24aとは非接触状態に保たれて、こ
の側面24aの摩耗が防止される。
【0019】次に、下ローラ15がローラガイド25か
ら浮き上がった状態からこのローラガイド25内に沈む
方向に変位する際に、この下ローラ15のエッジ部がロ
ーラガイド25の溝端部に衝当しないようにするため
に、図9に示したように構成される。即ち、シュー21
の表面からローラガイド25の規制壁25bへの移行部
Yを含み、シュー21と平行な線Pにおける駆動爪24
の側面24a(規制壁25bと対面する側とは反対側の
側面)との交点をZとすると、下ローラ15の一方の転
動部15aの内側の端部が交点Zの位置で接触している
時に、他方の転動部15aの外側の端部は移行部Yより
内側に位置するように設定する。而して、ローラガイド
25の深さをHとし、規制壁25bの角度をθ3 とした
時に、この規制壁25bから転動面25aへの移行部X
とシュー21の表面から規制壁25bへの移行部Yまで
の間隔L1 (=H/tan θ3 )と、下ローラ15の転動
部15aの内側の端部Sと交点Zまでの間隔L2 (=H
/tan θ1 )+C(ただしCは図8参照)とを比較する
と、L1 >L2 +Cの関係を持たせるように設定する。
このように構成することによって、下ローラ15がロー
ラガイド25に対して上下動したとしても、下ローラ1
5のエッジ部がローラガイド25の溝端部に衝当するお
それはない。
【0020】以上のように構成することによって、走行
中において、ローラ14,15の転動部14a,15a
と駆動爪24との間は、確実に非接触状態に保持でき、
とりわけ大きな荷重が作用する下ローラ15と駆動爪2
4とが摺動するのを防止でき、その摩耗や損傷を確実に
防止できるようになり、かつ下ローラ15がローラガイ
ド25に対して上下動しても、下ローラ15のエッジ部
がローラガイド25の溝端部に衝当せず、これらの部材
も保護され、さらに例えば連結ピン23の変形等も防止
でき、衝撃音による騒音の発生も抑制される。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、履帯を
構成するトラックリンクのシューに、その駆動爪の突設
部の両側位置において、上下のローラの転動面を形成す
るローラガイドを凹設し、ローラはその転動方向と所定
の範囲だけ直交する方向に変位可能となっており、しか
も下ローラがいずれかの方向に最も偏った位置で、この
下ローラは駆動爪の側面と非接触状態に保たれ、かつ下
ローラがローラガイドから浮き上がって、駆動爪と当接
した状態でも、ローラガイドの溝端より内側に位置する
ように形成する構成としたので、車両の走行中に下ロー
ラはローラガイドの両側の側壁部分に規制されて、確実
にローラガイドに沿って転動し、また下ローラが左右に
偏っても、この下ローラは確実に駆動爪と非接触状態に
保たれることから、この駆動爪が摩耗したり、損傷した
りする等の不都合を確実に防止でき、さらには下ローラ
がローラガイドに対して上下動した時に、この下ローラ
のエッジ部がローラガイドの溝端部に衝当することがな
いので、騒音の低減及び走行体を構成する各部材の保護
が図られる等の諸効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】クローラ式作業機の一例としての油圧ショベル
の外観図である。
【図2】履帯の平面図である。
【図3】トラックリンクの外観斜視図である。
【図4】図2のX−X断面図である。
【図5】図2のY−Y断面図である。
【図6】図2のZ−Z断面図である。
【図7】車両が過負荷によって下ローラが傾いた状態を
示す作動説明図である。
【図8】下ローラが左右方向に偏った時におけるこの下
ローラとローラガイドとの関係を示す図である。
【図9】下ローラが上下動した時におけるこの下ローラ
とローラガイドとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 走行体 10 ドライブタンブラ 11 アイドラ 12 履帯 14 上ローラ 15 下ローラ 20 トラックリンク 21 シュー 22,22a,22b 連結部 23 連結ピン 24 駆動爪 24a 側面 25 ローラガイド 25a,25c 転動面 25b,25d 規制壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライブタンブラに係合する駆動爪を突
    設したシューを備えたトラックリンクを順次連結ピンで
    枢動自在に連結することにより形成され、クローラ式作
    業機の走行体を構成する履帯において、前記各シューに
    は、その駆動爪の突設部の両側位置に、上下のローラの
    転動面を形成するローラガイドを凹設し、このローラガ
    イドは、上下の各ローラをその転動方向と所定の範囲だ
    け直交する方向に変位可能となし、しかも下ローラがい
    ずれかの方向に最も偏った位置で、この下ローラは駆動
    爪の側面と非接触状態に保たれ、かつ下ローラが駆動爪
    と当接した状態でローラガイドから浮き上がっても、こ
    の下ローラがローラガイドの溝端より内側に位置するよ
    うに形成する構成としたことを特徴とするクローラ式作
    業機の履帯。
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