JPH07116793A - 浸漬ノズル閉塞予知方法および装置 - Google Patents

浸漬ノズル閉塞予知方法および装置

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Publication number
JPH07116793A
JPH07116793A JP26655993A JP26655993A JPH07116793A JP H07116793 A JPH07116793 A JP H07116793A JP 26655993 A JP26655993 A JP 26655993A JP 26655993 A JP26655993 A JP 26655993A JP H07116793 A JPH07116793 A JP H07116793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
molten metal
casting
tundish
estimated
Prior art date
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Pending
Application number
JP26655993A
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English (en)
Inventor
Satoshi Sugimaru
聡 杉丸
Takumi Kondo
琢己 近藤
Tokuaki Deguchi
徳昭 出口
Seisuke Kataoka
靖介 片岡
Hiroto Kobayashi
博人 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続鋳造用浸漬ノズルの予知を自動的にかつ
容易に行なえるようにしてノズル閉塞を回避することを
可能とする。 【構成】 金属連続鋳造用タンディッシュ内の温度を連
続的に測定し、浸漬ノズル閉塞を予知する方法におい
て、タンディッシュ内の溶融金属の温度を一定周期で連
続的に測定した過去数個のデータから、鋳造終了までの
一定時間後の温度を推定し、推定される温度が鋳造中の
金属の凝固開始温度より低下する場合には、警報を発生
するノズル閉塞予知方法および装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融金属の連続鋳造工
程における、タンディッシュからモールドに溶融金属を
注入するための浸漬ノズルの、ノズル閉塞予知方法およ
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造において、鋳片の鋳造温度が品
質および操業に大きく影響することは、広く知られてい
る。そのため、従来から溶融金属の温度を連続的に測定
するための手段が開発され、実願平2−12201号に
示す溶融金属の連続測温装置における絶縁硝子付熱電対
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】連続鋳造の操業におい
て、タンディッシュに溶融金属を供給する取鍋の注入末
期には、溶融金属の温度低下が著しい。そのため、タン
ディッシュからモールドに溶融金属を注入するための浸
漬ノズル内にて、凝固開始温度以下に溶融金属温度か低
下し、ノズル内で溶融金属が凝固する現象、いわゆるノ
ズル閉塞を起こすことがあった。ノズル閉塞の防止方法
としては測温装置により人間が温度監視する方法が一般
的には用いられる。しかし、注入末期の温度変化を検出
するには人間の経験が重要であるが、近年の省力化の中
では監視業務には人手が足りないのが実状である。
【0004】本発明は、このような従来法の問題点を解
消し、注入末期の温度変化を自動的に検出し、ノズル閉
塞予知を確実に行うことができる浸漬ノズル閉塞予知方
法および装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題の解決のため
に本発明の要旨は以下の通りである。 (1)金属連続鋳造用タンディッシュ内の温度を連続的
に測定し、測定結果から鋳造終了までの温度を推定し浸
漬ノズル閉塞を予知する方法。
【0006】(2)タンディッシュ内の溶融金属の温度
を一定周期で連続的に測定した数個のデータから、鋳造
終了までの一定時間後の温度を推定し、推定される温度
が鋳造中の金属の凝固開始温度より低下する場合には、
警報を発生するノズル閉塞予知方法。
【0007】(3)タンディッシュ内の溶融金属の温度
を検出するプローブ、プローブの検出温度を一定時間間
隔で記録する装置、過去の溶融金属温度から将来の溶融
金属温度を推定する装置、タンディッシュ内の溶融金属
量を検出する重量計、前記重量および鋳造速度と鋳造幅
から鋳造終了時刻を推定する装置、鋳造終了時刻あるい
はそれ以前の推定溶融金属温度が溶融金属の凝固開始温
度以下になった場合に警報を発する警報装置とから構成
される浸漬ノズル閉塞予知装置。
【0008】
【実施例】以下図面に基づいて説明する。図1に本発明
装置の一実施例を示し、図2に本発明方法の一実施例を
示す。図1に示す1はタンディッシュであり溶融金属を
取鍋から受け、モールドに注入するための中間容器とし
ての役割を持つ。2は連続測温プローブであり、タンデ
ィッシュ1内の溶融金属温度を測定する。3は温度プロ
ーブ2の出力を温度に変換する装置である。4はノズル
閉塞判定装置である。5はタンディッシュ重量計であ
る。
【0009】ノズル閉塞判定装置4の処理内容を図2に
示す。一定周期ts でタンディッシュ1内の溶融金属W
をタンディッシュ重量計5で検出し、溶融金属量が連続
測温プローブ2の測温体が溶融金属中に存在する下限値
l 以上にあり、測温値が有効であるかどうかをノズル
閉塞判定装置4で判断する。時刻iの測温値Ti が有効
である場合には、温度情報メモリーに記憶する。そし
て、数個の温度情報に基づき、その回帰式を求め、ある
いは、経験式により現在鋳造中の鍋終了時までの温度T
calcを計算する。Tcalcが、鋳造中の金属の凝固開始温
度(液相線温度)Tllにタンディッシュから浸漬ノズル
の間での温度降下分δTを加えた値と比較して、低い場
合には警報を発してしかるべき処置を促し、高い場合に
はそのまま鋳造を続行し上記の判定サイクルを周期ts
で繰り返す。
【0010】時刻iにタンディッシュ内の溶融金属量が
少なく、測温値Ti が無効である場合には、最後に測温
値が有効であった時点での過去数個の温度情報に基づ
き、現在鋳造中のタンディッシュ内の溶融金属終了時ま
での温度Tcalcを計算する。Tcalcが、鋳造中の金属の
凝固開始温度(液相線温度)Tllにタンディッシュから
浸漬ノズルの間での温度降下分δTを加えた値と比較し
て、低い場合には警報を発してしかるべき処置を促し、
高い場合にはそのまま鋳造を続行し上記の判定サイクル
を周期ts で繰り返す。
【0011】図3は通常時のTcalcである。鋳造終了時
刻より現在時刻から事前に設定した時間が経過した計算
時刻が先にくる場合は、計算時刻でのTcalcを求める。
【0012】図4は、鋳造終了時刻が、現在時刻から事
前に設定した時間が経過した計算時刻より先にくる場合
の例である。この場合は、鋳造最終時刻でのTcalcを求
める。
【0013】図5は、現在時刻でのタンディッシュ重量
が設定値を下回った場合である。下限値を下回る直前の
溶融金属温度から遡った数点の測温値から、図3、図4
と同様にTcalcを求める。図3、図4、図5の場合はい
ずれも警報を出さない例となっている。
【0014】
【発明の効果】以上説明した本発明の閉塞予知方法及び
装置によれば、現在温度によって温度が推定できるよう
になった結果、温度監視要員なしでノズル閉塞が予知で
き、しかるべき対応をすることでノズル閉塞を回避でき
るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例である。
【図2】本発明方法の一実施例である。
【図3】本発明によるノズル閉塞予知の例である。
【図4】本発明によるノズル閉塞予知の他の例である。
【図5】本発明によるノズル閉塞予知の更に別の例であ
る。
【符号の説明】
1 タンディッシュ 2 プローブ 3 信号変換装置 4 ノズル閉塞判定装置 5 タンディッシュ重量検出装置 6 操作ボード 7 ディスプレイ 8 プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 靖介 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 会社君津製鐵所内 (72)発明者 小林 博人 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 会社君津製鐵所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属連続鋳造用タンディッシュ内の温度
    を連続的に測定し、測定結果から鋳造終了までの温度を
    推定し浸漬ノズル閉塞を予知する方法。
  2. 【請求項2】 タンディッシュ内の溶融金属の温度を一
    定周期で連続的に測定した数個のデータから、鋳造終了
    までの一定時間後の温度を推定し、推定される温度が鋳
    造中の金属の凝固開始温度より低下する場合には、警報
    を発生するノズル閉塞予知方法。
  3. 【請求項3】 タンディッシュ内の溶融金属の温度を検
    出するプローブ、プローブの検出温度を一定時間間隔で
    記録する装置、過去の溶融金属温度から将来の溶融金属
    温度を推定する装置、タンディッシュ内の溶融金属量を
    検出する重量計、前記重量および鋳造速度と鋳造幅から
    鋳造終了時刻を推定する装置、鋳造終了時刻あるいはそ
    れ以前の推定溶融金属温度が溶融金属の凝固開始温度以
    下になった場合に警報を発する警報装置とから構成され
    る浸漬ノズル閉塞予知装置。
JP26655993A 1993-10-25 1993-10-25 浸漬ノズル閉塞予知方法および装置 Pending JPH07116793A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040041319A (ko) * 2002-11-11 2004-05-17 주식회사 포스코 침지노즐의 막힘 예측방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010710