JPH07116753A - 板材加工機用ワークテーブル - Google Patents

板材加工機用ワークテーブル

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JPH07116753A
JPH07116753A JP26343493A JP26343493A JPH07116753A JP H07116753 A JPH07116753 A JP H07116753A JP 26343493 A JP26343493 A JP 26343493A JP 26343493 A JP26343493 A JP 26343493A JP H07116753 A JPH07116753 A JP H07116753A
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work table
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Shuji Moriya
修司 守谷
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Amada Metrecs Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークの加工中におけるワーク下面の傷発生
を防止すると共に、ワーク搬出入時に、ワーククランプ
に対するワークのセット時にワークの移動を円滑かつ軽
快に行われるようにした板材加工機用ワークテーブルを
提供することにある。 【構成】 ワークWに板材加工を行うワーク加工部を備
えてなる板材加工機1にして、前記ワークWを支持する
ワークテーブル19,31の上面に、ワークWを前記ワ
ーク加工部の上面よりも高位置に支持する人工芝状部材
33を設け、前記ワークテーブル19,31に対するワ
ークWの搬出入時に前記人工芝状部材33より突出して
ワークWを移動自在に支持する複数のローラ又はフリー
ベアリング35を、前記ワークテーブル19,31に上
下動自在かつ人工芝状部材33より突出自在に設けてな
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワークにプレス加工
や切断加工などを行う板材加工機用ワークテーブルに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、板材加工機としての例えばタレッ
トパンチプレスに備えられたワークテーブルには、ワー
クを支持する複数のフリーベアリングがテーブル上面よ
り突出して設けられている。したがって、ワークを複数
のフリーベアリング上に支持せしめてワークの移動が行
われている。
【0003】そのために、ワーク移動時には、フリーベ
アリングとの干渉音が大きく発生すると共に、ワーク下
面とフリーベアリング、ワーク下面とダイ上面等の干渉
によりワーク下面に傷が発生するという問題があった。
【0004】また、パンチング時にワークの振動による
フリーベアリングとの干渉音が大きいと共に干渉時の振
動により製品間ジョイント部の接続量を必要以上に多く
取る必要があった。
【0005】上記の問題点を改善する手段として、例え
ば実開平5−44330号公報に示されているように、
パンチプレスのワークテーブルに複数のブラシを設け、
このブラシの間にフリーベアリングをエアシリンダの作
用によって上下動するものが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した構
成のものは、フリーベアリングがブラシよりも高く突出
してワークを支持するようになっていないので、ワーク
テーブルにワークを搬出入する際に、ワークとブラシと
の接触によりワークの移送に抵抗が大きい場合にはワー
クの搬出入が大変であるという問題がある。
【0007】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ために、ワークの加工中におけるワーク下面の傷発生を
防止すると共に、ワーク搬出入時に、またはワーククラ
ンプに対するワークのセット時にワークの移動を円滑か
つ軽快に行われるようにした板材加工機用ワークテーブ
ルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、ワークに板材加工を行うワーク加工部
を備えてなる板材加工機にして、前記ワークを支持する
ワークテーブルの上面に、ワークを前記ワーク加工部の
上面よりも高位置に支持する人工芝状部材を設け、前記
ワークテーブルに対するワークの搬出入時に前記人工芝
状部材より突出してワークを移動自在に支持する複数の
ローラ又はフリーベアリングを、前記ワークテーブルに
上下動自在かつ人工芝状部材より突出自在に設けて板材
加工機用ワークテーブルを構成した。
【0009】
【作用】この発明の板材加工機用ワークテーブルを採用
することにより、ワークの加工中には、ローラまたはフ
リーベアリングは人工芝状部材より下降した状態にあ
り、ワーク下面と接触しないので、ワーク下面の傷発生
が防止される。ワークテーブルに対するワークの搬出入
時には、またはワークランブに対するワークのセット時
には、ローラまたはフリーベアリングが人工芝状部材よ
り高く上昇してワークを支持するので、ワークの移動が
円滑かつ軽快に行われる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
【0011】図3を参照するに、板材加工機としての例
えばタレットパンチプレス1は、下部フレーム3D,こ
の下部フレーム3Dの両側に立設されたサイドフレーム
3R,3Lおよびこのサイドフレーム3R,3Lの上部
に連結された上部フレーム3Uで構成された門型フレー
ム3を備えている。この門型フレーム3における上部,
下部フレーム3U,3Dには回転自在な上部,下部タレ
ット5,7が支承されている。
【0012】この上部タレット5には多数のパンチP
が、下部タレット7には前記パンチPと対応するダイD
が着脱自在に装着されている。前記上部フレーム3Uに
は例えばクランク機構などにより上下動自在なラム9の
下端にはストライカ11が設けられている。
【0013】ワークWを前後左右に移動して位置決めす
るには、下部フレーム3Dの上部にはベース13が設け
られており、このベース13の両側にはガイドバーブラ
ケット15が設けられている。このガイドバーブラケッ
ト15上にはガイドバー17がY軸方向(図3において
左右方向)に平行に設けられている。
【0014】このガイドバー17に案内されてY軸方向
に移動するサイドテーブル19が前記ベース13の両側
にあって、キャレッジベース21がY軸方向の右端で2
つのサイドテーブル19に連結されている。前記キャレ
ッジベース21はサーボモータ23によりボールねじを
介してナット部材を内蔵した被動部25を経て左右のサ
イドテーブル19と共にY軸方向へ移動されるようにな
っている。
【0015】前記キャレッジベース21には図示省略の
X軸サーボモータが設けられ、このX軸サーボモータに
よって回転されるボールねじがあって、ナット部材を備
えたキャレッジ27がX軸方向(図3において紙面に対
して直交する方向)へ移動されるようになっている。こ
のキャレッジ27には複数のワークWをクランプするワ
ーククランプ29が備えられている。また、前記サイド
テーブル19間にはセンタテーブル31が固定して設け
られている。
【0016】上記構成により、キャレッジベース21を
Y軸方向へ、キャレッジ27をX軸方向へ移動せしめる
ことにより、ワーククランプ29にクランプされたワー
クWがX軸,Y軸方向へ移動されて、ワークWの所望位
置がストライカ11の下方位置である加工位置に位置決
めされる。この状態でストライカ11を上下動させてパ
ンチPとダイDとの協働でワークWにパンチング加工が
行われることになる。
【0017】前記サイドテーブル19およびセンタテー
ブル31には図1および図2に示されているように、人
工芝状部材33が無数に例えば粘着テープなどで固定さ
れている。この人工芝状部材33の間には複数のフリー
ベアリング35が上下動自在に設けられている。
【0018】前記各フリーベアリング35のフリーベア
受け37の下部には第1楔部材39が設けられており、
この第1楔部材39の下部には図1,図2において左右
方向へ移動可能な第2楔部材41が係合されている。こ
の各第2楔材41はロッド43で連結されており、図
1,図2において右端の第2楔部材41にはエアーシリ
ンダ45に装着されたピストンロッド47の先端が取付
けられている。前記エアーシリンダ45は前記サイドテ
ーブル19およびセンタテーブル31内に設けられてい
る。前記下部テーブル7上の図1,図2においてダイD
の左側には人工芝状部材49が接着テープなどで固定さ
れている。
【0019】上記構成により、エアーシリンダ45を作
動させてピストンロッド47を図1,図2において左右
方向へ伸縮させることにより、各第2楔部材41が左右
方向へ移動し、第1楔部材39が上下動される。したが
って、ワークWにプレス加工を行っている加工中ではフ
リーベアリング35を人工芝状部材33の上面より下降
させてワークWを人工芝状部材33,49で支持せしめ
る。この人工芝状部材33,49にワークWが支持され
た状態で人工芝状部材33の上面を移動するが、前記ダ
イDよりも高い位置をワークWが走行するため、ダイD
とワークWとの干渉はなくなる。さらに、パンチング時
にはワークWを人口芝状部材33で支持させているので
振動による騒音を小さくすることができる。
【0020】また、ワークWを搬出入時、あるいはワー
クWをワーククランプ29にセット時には、フリーベア
リング35を人工芝状部材33の上面よりも高く突出さ
せてワークWをフリーベアリング35で支持せしめる。
このフリーベアリング35にワークWが支持された状態
でフリーベアリング35の上面を移動するので、ワーク
Wの移動を円滑かつ軽快に行うことができる。
【0021】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。例えば本実施例では板
材加工機としてタレットパンチプレスを例にとって説明
したが、レーザ加工機などそれ以外の板材加工機でも適
用可能である。また、フリーベアリングの代りにローラ
であっても適用可能である。
【0022】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れているとおりの構成であるから、ワークの加工中にお
けるワーク下面の傷発生を防止することができると共
に、ワーク搬出入時、ワーククランプに対するワークの
セット時には、ワークの移動を円滑かつ軽快に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のワーク加工中の状態を示したワーク
テーブルの側面図である。
【図2】この発明のワーク搬出入の状態を示したワーク
テーブルの側面図である。
【図3】この発明の板材加工機の一実施例を示すタレッ
トパンチプレスの側面図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス(板材加工機) 5 上部タレット 7 下部タレット 19 サイドテーブル 29 ワーククランプ 31 センターテーブル 33 人工芝状部材 35 フリーベアリング P パンチ D ダイ W ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに板材加工を行うワーク加工部を
    備えてなる板材加工機にして、前記ワークを支持するワ
    ークテーブルの上面に、ワークを前記ワーク加工部の上
    面よりも高位置に支持する人工芝状部材を設け、前記ワ
    ークテーブルに対するワークの搬出入時に前記人工芝状
    部材より突出してワークを移動自在に支持する複数のロ
    ーラ又はフリーベアリングを、前記ワークテーブルに上
    下動自在かつ人工芝状部材より突出自在に設けてなるこ
    とを特徴とする板材加工機用ワークテーブル。
JP26343493A 1993-10-21 1993-10-21 板材加工機用ワークテーブル Expired - Fee Related JP3749271B2 (ja)

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