JPH07116428B2 - 陰極線管用蛍光体 - Google Patents
陰極線管用蛍光体Info
- Publication number
- JPH07116428B2 JPH07116428B2 JP1298685A JP29868589A JPH07116428B2 JP H07116428 B2 JPH07116428 B2 JP H07116428B2 JP 1298685 A JP1298685 A JP 1298685A JP 29868589 A JP29868589 A JP 29868589A JP H07116428 B2 JPH07116428 B2 JP H07116428B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phosphor
- layer
- weight
- coated
- cathode ray
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Luminescent Compositions (AREA)
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は陰極線管用蛍光体に係り、特にその陰極線管の
フェイスプレートに外面露光法を利用して蛍光面を形成
する際に用いられるカラー陰極線管用蛍光体に関する。
フェイスプレートに外面露光法を利用して蛍光面を形成
する際に用いられるカラー陰極線管用蛍光体に関する。
[従来の技術とその問題点] いわゆるブラックマトリックス型カラー陰極線管の蛍光
面を形成する方法として従来、陰極線管の内面から露光
する方法がある。しかし従来の方法に比べて蛍光面のド
ットまたはストライプの混色を防止して格段に優れた蛍
光面を形成できる新しい方法として最近外面露光法が注
目されている。その方法は特開昭60-119055号公報、特
公昭63-42371号公報に開示されているように例えば予め
カーボンドットまたはストライプを形成した陰極線管パ
ネル上に過酸化水素で反転され得る第1の感光剤を用い
たレジスト層と、過酸化水素で反転されない第2の感光
剤に蛍光体を分散したスラリーを塗布した後、パネル外
面から露光し現像する。この手順を同じくGBR3色行い蛍
光面を作成するという方法である。通常第1の感光剤と
してはポリビニルアルコール(PVA)−重クロム酸アン
モニウム(ADC)系、第2の感光剤はPVA−スチルバゾリ
ウム基(SBQ)系がよく用いられる。
面を形成する方法として従来、陰極線管の内面から露光
する方法がある。しかし従来の方法に比べて蛍光面のド
ットまたはストライプの混色を防止して格段に優れた蛍
光面を形成できる新しい方法として最近外面露光法が注
目されている。その方法は特開昭60-119055号公報、特
公昭63-42371号公報に開示されているように例えば予め
カーボンドットまたはストライプを形成した陰極線管パ
ネル上に過酸化水素で反転され得る第1の感光剤を用い
たレジスト層と、過酸化水素で反転されない第2の感光
剤に蛍光体を分散したスラリーを塗布した後、パネル外
面から露光し現像する。この手順を同じくGBR3色行い蛍
光面を作成するという方法である。通常第1の感光剤と
してはポリビニルアルコール(PVA)−重クロム酸アン
モニウム(ADC)系、第2の感光剤はPVA−スチルバゾリ
ウム基(SBQ)系がよく用いられる。
この方法によると、ある1色の蛍光面を形成する工程に
は必ず1回の過酸化水素による反転現像処理を経るので
3色の蛍光面を形成するためには3回の反転現像を行わ
ねばならない。つまり最初に形成された色の蛍光面は残
る2色の蛍光面の反転現像処理の際にも過酸化水素は使
われるため合計3回の過酸化水素にさらされることにな
る。このため過酸化水素が蛍光体の成分であるZnS、Y2O
2S等を酸化しH2SO4を生成させ蛍光体表面を侵すことに
よって、輝度を著しく低下させるという第1の問題があ
る。
は必ず1回の過酸化水素による反転現像処理を経るので
3色の蛍光面を形成するためには3回の反転現像を行わ
ねばならない。つまり最初に形成された色の蛍光面は残
る2色の蛍光面の反転現像処理の際にも過酸化水素は使
われるため合計3回の過酸化水素にさらされることにな
る。このため過酸化水素が蛍光体の成分であるZnS、Y2O
2S等を酸化しH2SO4を生成させ蛍光体表面を侵すことに
よって、輝度を著しく低下させるという第1の問題があ
る。
また過酸化水素は第2の感光剤PVA-SBQを変質させ感光
剤としての機能を脆弱化させるため蛍光体ドット、また
はストライプのガラス面への接着力の低下を招き、その
結果ドット、ストライプの落ち、欠け等の現象を起こす
という第2の問題がある。
剤としての機能を脆弱化させるため蛍光体ドット、また
はストライプのガラス面への接着力の低下を招き、その
結果ドット、ストライプの落ち、欠け等の現象を起こす
という第2の問題がある。
第2の問題に対してはその後の改良により保護コロイド
としての酢酸ビニルエマルジョンと、例えばオキシエチ
レンドデシルアミン等のカチオン性界面活性剤を併用す
ることによって感光剤の脆弱化は防止可能となった。
としての酢酸ビニルエマルジョンと、例えばオキシエチ
レンドデシルアミン等のカチオン性界面活性剤を併用す
ることによって感光剤の脆弱化は防止可能となった。
第1の問題に関しては特開昭63-207888号公報で蛍光体
表面にアクリル樹脂、アクリルモノマー、ポリスチレン
等を被覆し耐酸化性を改善し、またその上に通常の方法
でシリカを付着させて分散性を向上させる方法が開示さ
れている。この方法によって蛍光体の耐酸化性はかなり
改善されたが、その上にシリカを通常の方法で付着させ
ただけでは第2の問題を解決するために利用したカチオ
ン性界面活性剤中では十分に分散しないため良質の蛍光
面が得られないという問題がある。
表面にアクリル樹脂、アクリルモノマー、ポリスチレン
等を被覆し耐酸化性を改善し、またその上に通常の方法
でシリカを付着させて分散性を向上させる方法が開示さ
れている。この方法によって蛍光体の耐酸化性はかなり
改善されたが、その上にシリカを通常の方法で付着させ
ただけでは第2の問題を解決するために利用したカチオ
ン性界面活性剤中では十分に分散しないため良質の蛍光
面が得られないという問題がある。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記事情を鑑みて成されたもので優れた外面露
光法を用いるために過酸化水素の3回の処理にも耐酸化
性を備え、かつカチオン性界面活性剤中においても分散
性の優れた陰極線管用蛍光体を提供することを目的とす
る。
光法を用いるために過酸化水素の3回の処理にも耐酸化
性を備え、かつカチオン性界面活性剤中においても分散
性の優れた陰極線管用蛍光体を提供することを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段及びその作用] 本発明者らは陰極線管蛍光体表面に数々の種類の樹脂、
化合物を付着させて多くの実験を行った結果、第1層目
に優れた耐酸化性の有機膜を形成した後、第2層目にカ
チオン性界面活性剤中で優れた分散力を有する物質を付
着させることによって外面露光法に適した耐酸化性と分
散性を有した蛍光体ができることを新たに見いだし本発
明を成すに至った。
化合物を付着させて多くの実験を行った結果、第1層目
に優れた耐酸化性の有機膜を形成した後、第2層目にカ
チオン性界面活性剤中で優れた分散力を有する物質を付
着させることによって外面露光法に適した耐酸化性と分
散性を有した蛍光体ができることを新たに見いだし本発
明を成すに至った。
本発明の蛍光体はまず第1層がアクリル樹脂、ゼラチ
ン、アルギン酸、キトサン、ユルア樹脂の内から選ばれ
た少なくとも1つの耐酸化性有機膜で被覆され、第2層
がZn、Al、アルカリ土類金属の内から選ばれた少なくと
も1つの元素を含む水溶性金属化合物と粒径が50mμ以
下であるコロイダルシリカ、アルミナゾル、チタニアゾ
ルの内の少なくとも1つを添加して得られる化合物によ
って被覆されていることを特徴とするものである。
ン、アルギン酸、キトサン、ユルア樹脂の内から選ばれ
た少なくとも1つの耐酸化性有機膜で被覆され、第2層
がZn、Al、アルカリ土類金属の内から選ばれた少なくと
も1つの元素を含む水溶性金属化合物と粒径が50mμ以
下であるコロイダルシリカ、アルミナゾル、チタニアゾ
ルの内の少なくとも1つを添加して得られる化合物によ
って被覆されていることを特徴とするものである。
本発明の蛍光体は次に述べる方法によって製造すること
ができる。まず蛍光体を水に分散させ上記有機膜材料の
エマルジョンを添加し適当な凝集剤を加え所定のpHにそ
の分散液を調整する。その蛍光体を分離、乾燥すると第
1層が前記有機膜で被覆された蛍光体ができる。また前
記工程においてエマルジョンを添加した後、蛍光体を分
離、乾燥しただけでも有機膜を被覆することができる。
ができる。まず蛍光体を水に分散させ上記有機膜材料の
エマルジョンを添加し適当な凝集剤を加え所定のpHにそ
の分散液を調整する。その蛍光体を分離、乾燥すると第
1層が前記有機膜で被覆された蛍光体ができる。また前
記工程においてエマルジョンを添加した後、蛍光体を分
離、乾燥しただけでも有機膜を被覆することができる。
次に第1層に有機膜を被覆させた蛍光体を再び水に分散
させ、その分散液に水溶性Zn、Al、アルカリ土類金属化
合物と、粒径が50mμ以下の市販されているコロイダル
シリカ、またはアルミナゾル、チタニアゾルを添加しpH
を6.5〜11に調整し静置後、分離、乾燥すると第2層に
上記金属と上記コロイダルシリカ等の化合物で被覆され
た蛍光体ができる。
させ、その分散液に水溶性Zn、Al、アルカリ土類金属化
合物と、粒径が50mμ以下の市販されているコロイダル
シリカ、またはアルミナゾル、チタニアゾルを添加しpH
を6.5〜11に調整し静置後、分離、乾燥すると第2層に
上記金属と上記コロイダルシリカ等の化合物で被覆され
た蛍光体ができる。
本発明の蛍光体の第1層目の有機膜量は通常は蛍光体に
対し0.05〜0.5重量%、好ましくは0.1〜0.3重量%に調
整される。その量が0.05重量%以下であると耐酸化性が
十分でなく、0.5重量%以上であると、次の第2層を珪
酸塩、又は酸化物で被覆しても蛍光体の分散性が悪くな
ってしまうからである。前記有機膜の材料には耐酸化性
の面からアクリル樹脂、ゼラチン、アルギン酸、キトサ
ン、ユリア樹脂を好ましく用いるが、酢酸ビニル、ポリ
スチレン、ポリエステル、ポリアクリロニトリル等の樹
脂も用いることができる。
対し0.05〜0.5重量%、好ましくは0.1〜0.3重量%に調
整される。その量が0.05重量%以下であると耐酸化性が
十分でなく、0.5重量%以上であると、次の第2層を珪
酸塩、又は酸化物で被覆しても蛍光体の分散性が悪くな
ってしまうからである。前記有機膜の材料には耐酸化性
の面からアクリル樹脂、ゼラチン、アルギン酸、キトサ
ン、ユリア樹脂を好ましく用いるが、酢酸ビニル、ポリ
スチレン、ポリエステル、ポリアクリロニトリル等の樹
脂も用いることができる。
第2層のZn、Al、又はアルカリ土類金属化合物と市販の
粒径が50mμ以下のコロイダルシリカ、アルミナゾル、
チタニアゾルを添加して得られる化合物は、主に前者の
金属イオンと後者のコロイダルシリカ等が反応してでき
る珪酸塩、又は酸化物から成っているが、前者の金属イ
オンからできる水酸化物も一部混合されている可能性も
ある。
粒径が50mμ以下のコロイダルシリカ、アルミナゾル、
チタニアゾルを添加して得られる化合物は、主に前者の
金属イオンと後者のコロイダルシリカ等が反応してでき
る珪酸塩、又は酸化物から成っているが、前者の金属イ
オンからできる水酸化物も一部混合されている可能性も
ある。
また第2層に被覆された化合物の量は添加する金属イオ
ンの量とコロイダルシリカ、アルミナゾル、又はチタニ
アゾルとの合計量が、通常は蛍光体に対し0.008〜1.5重
量%の範囲になるように調整する。そのために前者金属
化合物の水溶液に含まれる金属イオンの量は蛍光体に対
し0.003〜0.5重量%の範囲で添加し、かつ後者コロイダ
ルシリカ等は蛍光体に対し0.005〜1.0重量%の範囲で添
加する。好ましい添加量は前者は0.01〜0.1重量%、さ
らに好ましくは0.03〜0.08重量%の範囲で、後者は好ま
しくは0.01〜0.5重量%、さらに好ましくは0.02〜0.3重
量%の範囲で調整する。なぜなら前者金属化合物とコロ
イダルシリカ等を添加して得られる化合物の量は第3図
に示すように蛍光体の分散性に大きく関わってくるから
であり、その量が蛍光体に対し0.008重量%以下、1.5重
量%以上であると分散性が悪くなってしまう。前者金属
化合物には硫酸亜鉛、硝酸亜鉛、硫酸アルミニウム、硝
酸カルシウム、硝酸マグネシウム、硝酸ストロンチウム
等を好ましく用いる。また後者コロイダルシリカ等には
それぞれアニオン性、カチオン性の物があるがいずれを
用いても良い。また粒径が50mμ以下のシリカ、アルミ
ナ、チタニアの超微粉末も市販されているがそれを用い
てもよい。それらの超微粉末を使用する場合にはあらか
じめ水に懸濁させ、懸濁液のpHを10以上とした後、ミリ
ングしてコロイダル若しくはゾル状にする必要がある。
しかしその粒径が50mμ以上であると蛍光体の分散性が
悪くなるため必ず50mμ以下に粒径を選択しなければな
らない。
ンの量とコロイダルシリカ、アルミナゾル、又はチタニ
アゾルとの合計量が、通常は蛍光体に対し0.008〜1.5重
量%の範囲になるように調整する。そのために前者金属
化合物の水溶液に含まれる金属イオンの量は蛍光体に対
し0.003〜0.5重量%の範囲で添加し、かつ後者コロイダ
ルシリカ等は蛍光体に対し0.005〜1.0重量%の範囲で添
加する。好ましい添加量は前者は0.01〜0.1重量%、さ
らに好ましくは0.03〜0.08重量%の範囲で、後者は好ま
しくは0.01〜0.5重量%、さらに好ましくは0.02〜0.3重
量%の範囲で調整する。なぜなら前者金属化合物とコロ
イダルシリカ等を添加して得られる化合物の量は第3図
に示すように蛍光体の分散性に大きく関わってくるから
であり、その量が蛍光体に対し0.008重量%以下、1.5重
量%以上であると分散性が悪くなってしまう。前者金属
化合物には硫酸亜鉛、硝酸亜鉛、硫酸アルミニウム、硝
酸カルシウム、硝酸マグネシウム、硝酸ストロンチウム
等を好ましく用いる。また後者コロイダルシリカ等には
それぞれアニオン性、カチオン性の物があるがいずれを
用いても良い。また粒径が50mμ以下のシリカ、アルミ
ナ、チタニアの超微粉末も市販されているがそれを用い
てもよい。それらの超微粉末を使用する場合にはあらか
じめ水に懸濁させ、懸濁液のpHを10以上とした後、ミリ
ングしてコロイダル若しくはゾル状にする必要がある。
しかしその粒径が50mμ以上であると蛍光体の分散性が
悪くなるため必ず50mμ以下に粒径を選択しなければな
らない。
また蛍光体に第2層を被覆させる際、分散液を調整する
pHは、前記水溶性金属化合物としてZn化合物を用いた場
合通常は7.0〜7.4、Al化合物の場合は6.0〜7.0、アルカ
リ土類金属化合物を用いた場合は10.0〜10.5、2つ以上
を用いる場合は最も高いpH調整域を持つ物質に合わせて
アンモニア水で調整する。
pHは、前記水溶性金属化合物としてZn化合物を用いた場
合通常は7.0〜7.4、Al化合物の場合は6.0〜7.0、アルカ
リ土類金属化合物を用いた場合は10.0〜10.5、2つ以上
を用いる場合は最も高いpH調整域を持つ物質に合わせて
アンモニア水で調整する。
本発明において使用される蛍光体は通常カラー陰極線管
用に使用されているものであれば如何なるものでもよ
く、たとえば硫化亜鉛系、酸硫化イットリウム系、ケイ
酸亜鉛系、酸化イットリウム系、硫化亜鉛カドミウム系
等の蛍光体であるが中でも前述したように過酸化水素に
最も多くさらされる硫化亜鉛系、及び酸硫化イットリウ
ム系の蛍光体に適用した方がその効果が大きい。
用に使用されているものであれば如何なるものでもよ
く、たとえば硫化亜鉛系、酸硫化イットリウム系、ケイ
酸亜鉛系、酸化イットリウム系、硫化亜鉛カドミウム系
等の蛍光体であるが中でも前述したように過酸化水素に
最も多くさらされる硫化亜鉛系、及び酸硫化イットリウ
ム系の蛍光体に適用した方がその効果が大きい。
[作用] 従来の耐酸化性蛍光体は第1層目に有機膜層を有するこ
とによって耐酸化性を備えているが、第1図bに示すよ
うに第2層目に大きな粒子のシリカがランダムに付着し
ている構造を有するため、分散性が悪かった。しかし本
発明の蛍光体は第1層目の耐酸化性有機膜に加え、第1
図aに示すように、第2層目にZn、Al、アルカリ土類金
属と粒径が50mμ以下の超微粒子コロイダルシリカ、ア
ルミナゾル、チタニアゾルを添加して得られる化合物が
均一に被覆された構造を有することによって分散性を向
上することができた。
とによって耐酸化性を備えているが、第1図bに示すよ
うに第2層目に大きな粒子のシリカがランダムに付着し
ている構造を有するため、分散性が悪かった。しかし本
発明の蛍光体は第1層目の耐酸化性有機膜に加え、第1
図aに示すように、第2層目にZn、Al、アルカリ土類金
属と粒径が50mμ以下の超微粒子コロイダルシリカ、ア
ルミナゾル、チタニアゾルを添加して得られる化合物が
均一に被覆された構造を有することによって分散性を向
上することができた。
[実施例] 以下実施例で本発明の蛍光体を詳説する。
(実施例1) Dm(体積平均径)7μの青色発光蛍光体(ZnS:Ag、Al)
1Kgを3lの水に懸濁させ、その懸濁液に15重量/体積(W
/V)%のアニオン性アクリルエマルジョン水溶液を10ml
と凝集剤として2(W/V)%硝酸マグネシウム水溶液30m
lを添加しアンモニア水でpHを10.5に調整した。この懸
濁液を静置し蛍光体を分離して110℃で8時間乾燥し
た。これにより第1層目が蛍光体に対し0.15重量%のア
クリル樹脂で被覆された青色発光蛍光体ができた。
1Kgを3lの水に懸濁させ、その懸濁液に15重量/体積(W
/V)%のアニオン性アクリルエマルジョン水溶液を10ml
と凝集剤として2(W/V)%硝酸マグネシウム水溶液30m
lを添加しアンモニア水でpHを10.5に調整した。この懸
濁液を静置し蛍光体を分離して110℃で8時間乾燥し
た。これにより第1層目が蛍光体に対し0.15重量%のア
クリル樹脂で被覆された青色発光蛍光体ができた。
次にこの蛍光体に3lの水を加え1時間ボールミルで分散
させた後、その分散液に粒径約20mμのアニオン性コロ
イダルシリカ(ルドックスAM、デュポン社製)20(W/
V)%の水分散液5mlと1.7(W/V)%硫酸亜鉛水溶液30ml
を添加し、アンモニア水でpHを7.4に調整して第2層を
被覆した。
させた後、その分散液に粒径約20mμのアニオン性コロ
イダルシリカ(ルドックスAM、デュポン社製)20(W/
V)%の水分散液5mlと1.7(W/V)%硫酸亜鉛水溶液30ml
を添加し、アンモニア水でpHを7.4に調整して第2層を
被覆した。
そしてその蛍光体を分離した後110℃、8時間乾燥して
目的とする蛍光体を得た。この蛍光体は第2層にZn量が
蛍光体に対し0.02重量%、シリカが0.1重量%より成る
化合物で被覆されていた。
目的とする蛍光体を得た。この蛍光体は第2層にZn量が
蛍光体に対し0.02重量%、シリカが0.1重量%より成る
化合物で被覆されていた。
また本発明の蛍光体に対し従来例として前述の青色発光
蛍光体(ZnS:Ag、Al)に常法に従って表面に粒径80mμ
のシリカを0.4重量%被覆した従来の蛍光体Aと、同じ
く上記方法でアクリル樹脂0.15重量%を第1層に被覆し
その上に同じく80mμのシリカを0.1重量%被覆した従来
の蛍光体Bを用意した。
蛍光体(ZnS:Ag、Al)に常法に従って表面に粒径80mμ
のシリカを0.4重量%被覆した従来の蛍光体Aと、同じ
く上記方法でアクリル樹脂0.15重量%を第1層に被覆し
その上に同じく80mμのシリカを0.1重量%被覆した従来
の蛍光体Bを用意した。
これら蛍光体の特性は以下のようにして評価した。
まず過酸化水素にさらされた蛍光体の輝度劣化を調べる
ために本発明の蛍光体と従来の蛍光体A、Bをそれぞれ
50gずつ分取し、10%過酸化水素500mlの入ったビーカー
に分散させホットスターラーで攪拌しながら60℃に加温
した。その分散液からそれぞれ10、20、30分経た後蛍光
体をサンプリングし乾燥させ、その蛍光体の粉体輝度を
測定した。従来の蛍光体Aが過酸化水素にさらされる前
の輝度を100%としてその相対輝度をもって過酸化水素
にさらされた時間による蛍光体の輝度劣化を第2図に示
す。
ために本発明の蛍光体と従来の蛍光体A、Bをそれぞれ
50gずつ分取し、10%過酸化水素500mlの入ったビーカー
に分散させホットスターラーで攪拌しながら60℃に加温
した。その分散液からそれぞれ10、20、30分経た後蛍光
体をサンプリングし乾燥させ、その蛍光体の粉体輝度を
測定した。従来の蛍光体Aが過酸化水素にさらされる前
の輝度を100%としてその相対輝度をもって過酸化水素
にさらされた時間による蛍光体の輝度劣化を第2図に示
す。
この図を見ても従来の蛍光体Aは時間と共に輝度の劣化
する割合が大きく本発明の蛍光体が明らかに優れてお
り、また蛍光体Bに関しては同等若しくはそれ以上の性
質を持っていた。
する割合が大きく本発明の蛍光体が明らかに優れてお
り、また蛍光体Bに関しては同等若しくはそれ以上の性
質を持っていた。
次に本発明の蛍光体の分散性を調べるために通常の割合
でPVA-SBQ系感光剤とカチオン性界面活性剤の添加され
たカチオン性感光液200mlに前記蛍光体100gをそれぞれ
ポリエチレン製瓶に入れて混合し一晩ローリングした。
でPVA-SBQ系感光剤とカチオン性界面活性剤の添加され
たカチオン性感光液200mlに前記蛍光体100gをそれぞれ
ポリエチレン製瓶に入れて混合し一晩ローリングした。
感光液に長時間さらすことによって蛍光体は通常凝集す
る性質があるため、ローリングした後の蛍光体を数々の
面から検査した。
る性質があるため、ローリングした後の蛍光体を数々の
面から検査した。
第1に感光液スラリー中でのDmを測定する。ローリング
前の蛍光体のDmは3種類とも7.0μであり、経時変化に
よって塗布性の悪くなる蛍光体のDmは大きくなるため7.
0〜7.5μを良、7.6〜8.4までを可、8.5以上を不可とし
て分散性を評価した。
前の蛍光体のDmは3種類とも7.0μであり、経時変化に
よって塗布性の悪くなる蛍光体のDmは大きくなるため7.
0〜7.5μを良、7.6〜8.4までを可、8.5以上を不可とし
て分散性を評価した。
第2に上記ローリング後の感光液スラリー100mlが380メ
ッシュの篩を通過する速さで評価した。これも蛍光体が
凝集すると当然篩の通過速度は遅くなり40秒以下を良、
100秒迄を可、100秒以上を不可とする。
ッシュの篩を通過する速さで評価した。これも蛍光体が
凝集すると当然篩の通過速度は遅くなり40秒以下を良、
100秒迄を可、100秒以上を不可とする。
第3に上記ローリング後の感光液スラリー15mlを1000rp
m、15分の遠心分離機にかけて蛍光体の沈降する体積に
よってその分散性を評価した。検査精度の点から2.9ml
以下を良とし3.0ml以上を不可とする。なお後記実施例
において使用する蛍光体も上記蛍光体の検査結果と比較
するためDmが同じ蛍光体を選定した。
m、15分の遠心分離機にかけて蛍光体の沈降する体積に
よってその分散性を評価した。検査精度の点から2.9ml
以下を良とし3.0ml以上を不可とする。なお後記実施例
において使用する蛍光体も上記蛍光体の検査結果と比較
するためDmが同じ蛍光体を選定した。
(実施例2) Dm7μの緑色発光蛍光体(ZnS:Cu、Al)1kgに20(W/V)
%のアニオン性アクリルエマルジョン水溶液10mlと1
(W/V)%アルギン酸ナトリウム弱酸性水溶液50ml添加
した後、蛍光体を分離し220℃で乾燥して第1層に0.2重
量%のアクリル樹脂と0.05重量%のアルギン酸で被覆さ
れた蛍光体ができた。
%のアニオン性アクリルエマルジョン水溶液10mlと1
(W/V)%アルギン酸ナトリウム弱酸性水溶液50ml添加
した後、蛍光体を分離し220℃で乾燥して第1層に0.2重
量%のアクリル樹脂と0.05重量%のアルギン酸で被覆さ
れた蛍光体ができた。
次にこの蛍光体を実施例1と同じく分散させた後、その
分散液に粒径20mμのカチオン性アルミナゾル(アルミ
ナゾル100、日産化学社製)10(W/V)%の水分散液7.0m
lと4(W/V)%硫酸アルミニウム水溶液20mlを添加しア
ンモニア水と希硫酸でpHを6.5に調整した。
分散液に粒径20mμのカチオン性アルミナゾル(アルミ
ナゾル100、日産化学社製)10(W/V)%の水分散液7.0m
lと4(W/V)%硫酸アルミニウム水溶液20mlを添加しア
ンモニア水と希硫酸でpHを6.5に調整した。
後は実施例1と同様にして第2層目にAlが蛍光体に対し
0.013重量%、アルミナが0.07重量%から成る化合物に
よって被覆された蛍光体ができた。
0.013重量%、アルミナが0.07重量%から成る化合物に
よって被覆された蛍光体ができた。
この蛍光体も実施例1と同様にして過酸化水素にさらす
前の蛍光体の輝度を100%として過酸化水素に30分間さ
らした時のみの相対輝度を調べた。また分散性について
も実施例1と同じく3種類の試験を行った。その結果を
実施例1と併せて後に表に示す。
前の蛍光体の輝度を100%として過酸化水素に30分間さ
らした時のみの相対輝度を調べた。また分散性について
も実施例1と同じく3種類の試験を行った。その結果を
実施例1と併せて後に表に示す。
(実施例3) Dm7μの赤色発光蛍光体(Y2O2S:Eu、Sm)500gに20(W/
V)%のアニオン性アクリルエマルジョン水溶液5mlと5
(W/V)%のゼラチン水溶液を5mlと2(W/V)%のキト
サン水溶液を1ml添加した後、実施例2と同じく蛍光体
を分離し220℃で乾燥して第1層に0.2重量%のアクリル
樹脂と0.05重量%のゼラチンと0.004%のキトサンで被
覆された蛍光体ができた。
V)%のアニオン性アクリルエマルジョン水溶液5mlと5
(W/V)%のゼラチン水溶液を5mlと2(W/V)%のキト
サン水溶液を1ml添加した後、実施例2と同じく蛍光体
を分離し220℃で乾燥して第1層に0.2重量%のアクリル
樹脂と0.05重量%のゼラチンと0.004%のキトサンで被
覆された蛍光体ができた。
次にこの蛍光体を実施例1と同じく分散させた後、その
分散液に粒径20mμのチタニア粉末(チタニウムジオキ
サイドP25、アエロジル社製)をあらかじめゾル状にし
たチタニアゾル20(W/V)%の水分散液を4mlと4(W/
V)%硫酸アルミニウム水溶液20mlを添加し、同様にpH
を6.5に調整した。
分散液に粒径20mμのチタニア粉末(チタニウムジオキ
サイドP25、アエロジル社製)をあらかじめゾル状にし
たチタニアゾル20(W/V)%の水分散液を4mlと4(W/
V)%硫酸アルミニウム水溶液20mlを添加し、同様にpH
を6.5に調整した。
後は実施例1と同様にして第2層目にAlが蛍光体に対し
0.025重量%、チタニアが0.16重量%からなる化合物に
よって被覆された蛍光体を得た。
0.025重量%、チタニアが0.16重量%からなる化合物に
よって被覆された蛍光体を得た。
この蛍光体も実施例1と同様にして過酸化水素に30分間
さらした時のみの相対輝度を調べた。また分散性につい
ても実施例1と同じく3種類の試験を行った。その結果
も実施例1、2と併せて表に示す。
さらした時のみの相対輝度を調べた。また分散性につい
ても実施例1と同じく3種類の試験を行った。その結果
も実施例1、2と併せて表に示す。
(実施例4) 実施例1と同じ青色発光蛍光体(ZnS:Ag、Al)500gに20
(W/V)%のユリア樹脂エマルジョン水溶液5mlと5(W/
V)%のゼラチン水溶液を5ml添加した後、実施例2と同
じく蛍光体を分離し220℃で乾燥して、第1層に0.2重量
%のユリア樹脂と0.05重量%のゼラチンで被覆された蛍
光体ができた。
(W/V)%のユリア樹脂エマルジョン水溶液5mlと5(W/
V)%のゼラチン水溶液を5ml添加した後、実施例2と同
じく蛍光体を分離し220℃で乾燥して、第1層に0.2重量
%のユリア樹脂と0.05重量%のゼラチンで被覆された蛍
光体ができた。
この蛍光体を実施例1と同じく分散させた後、その分散
液に粒径20mμのカチオン性コロイダルシリカ(スノー
テックスBK、日産化学社製)10(W/V)%の水分散液2ml
と粒径100mμのアニオン性コロイダルシリカ(スノーテ
ックスN、同社製)10(W/V)%の水分散液2mlと4(W/
V)%硫酸マグネシウム水溶液20mlを添加し同様にしてp
Hを10.5に調整した。
液に粒径20mμのカチオン性コロイダルシリカ(スノー
テックスBK、日産化学社製)10(W/V)%の水分散液2ml
と粒径100mμのアニオン性コロイダルシリカ(スノーテ
ックスN、同社製)10(W/V)%の水分散液2mlと4(W/
V)%硫酸マグネシウム水溶液20mlを添加し同様にしてp
Hを10.5に調整した。
後は実施例1と同様にして第2層目にMgが蛍光体に対し
0.032重量%、シリカが0.08重量%から成る化合物によ
って被覆された蛍光体を得た。
0.032重量%、シリカが0.08重量%から成る化合物によ
って被覆された蛍光体を得た。
この蛍光体も実施例1と同様にして過酸化水素に30分間
さらした時のみの相対輝度を調べた。また分散性につい
ても実施例1と同じく3種類の試験を行った。その結果
を実施例1、2、3と併せて次表に表す。
さらした時のみの相対輝度を調べた。また分散性につい
ても実施例1と同じく3種類の試験を行った。その結果
を実施例1、2、3と併せて次表に表す。
(実施例5) 実施例1のDm7μの青色発光蛍光体(ZnS:Ag、Al)1Kgに
同様にして第1層に0.15重量%のアクリル樹脂を被覆し
た。
同様にして第1層に0.15重量%のアクリル樹脂を被覆し
た。
次にその蛍光体100gずつ分取し実施例1と同様にして第
2層目にZnが蛍光体に対し0.002重量%、シリカが0.005
重量%より成る化合物を被覆させたものとZnが0.004重
量%、シリカが0.01重量%の化合物、同じくZnが0.01重
量%、シリカが0.03重量%、同じくZnが0.3重量%、シ
リカが0.7重量%、同じくZnが0.6重量%、シリカが1.4
重量%より成る化合物を被覆した蛍光体を製造した。そ
れらの蛍光体を順にa、b、c、d、eとして各々の蛍
光体の分散性を調べるため、ローリング後の感光液スラ
リー中でのDmを分散性の代表として測定した。その結果
を横軸に第2層目の珪酸塩の量、縦軸にDmをとり第3図
に実施例1の本発明の蛍光体と合わせて実線で表す。こ
の結果を見ても本発明の蛍光体の第2層目に被覆させた
珪酸塩の量の分散性に対する効果が解る。
2層目にZnが蛍光体に対し0.002重量%、シリカが0.005
重量%より成る化合物を被覆させたものとZnが0.004重
量%、シリカが0.01重量%の化合物、同じくZnが0.01重
量%、シリカが0.03重量%、同じくZnが0.3重量%、シ
リカが0.7重量%、同じくZnが0.6重量%、シリカが1.4
重量%より成る化合物を被覆した蛍光体を製造した。そ
れらの蛍光体を順にa、b、c、d、eとして各々の蛍
光体の分散性を調べるため、ローリング後の感光液スラ
リー中でのDmを分散性の代表として測定した。その結果
を横軸に第2層目の珪酸塩の量、縦軸にDmをとり第3図
に実施例1の本発明の蛍光体と合わせて実線で表す。こ
の結果を見ても本発明の蛍光体の第2層目に被覆させた
珪酸塩の量の分散性に対する効果が解る。
[発明の効果] 本発明の蛍光体は、第1層目に耐酸化性を有する有機膜
と、第2層目にZn、Al、アルカリ土類金属を含む水溶性
金属化合物と粒径が50mμ以下のコロイダルシリカ、ア
ルミナゾル、チタニアゾルを添加して得られる化合物を
被覆することによって耐酸化性、分散性の向上した陰極
線管用蛍光体となった。なかでも第2層目を被覆するた
めに用いた粒径が50mμ以下のコロイダルシリカ等の効
果は非常に大きく、この粒径のコロイダルシリカ等と50
mμ以上のそれらを混合して用いても実施例1の蛍光体
と遜色ない蛍光体が得られる。
と、第2層目にZn、Al、アルカリ土類金属を含む水溶性
金属化合物と粒径が50mμ以下のコロイダルシリカ、ア
ルミナゾル、チタニアゾルを添加して得られる化合物を
被覆することによって耐酸化性、分散性の向上した陰極
線管用蛍光体となった。なかでも第2層目を被覆するた
めに用いた粒径が50mμ以下のコロイダルシリカ等の効
果は非常に大きく、この粒径のコロイダルシリカ等と50
mμ以上のそれらを混合して用いても実施例1の蛍光体
と遜色ない蛍光体が得られる。
また本発明の蛍光体は第1層目に有機膜に代わりシリカ
の均一膜を有していても十分な耐酸化性が得られる。
の均一膜を有していても十分な耐酸化性が得られる。
なお本発明の蛍光体に青色、緑色または赤色顔料を付着
させると陰極線管用顔料付蛍光体が得られる。
させると陰極線管用顔料付蛍光体が得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図aは本発明の一実施例の蛍光体粒子の構造を示す
電子顕微鏡写真図、第1図bは従来の代表的な耐酸化性
蛍光体粒子の構造を示す電子顕微鏡写真図、第2図は本
発明に係る一実施例の蛍光体と従来の蛍光体AとBをそ
れぞれ過酸化水素にさらした経時時間と輝度劣化の関係
を示す図、第3図は同じく本発明の一実施例の蛍光体に
被覆させた化合物の量とその蛍光体の感光液中でのDmの
関係を示す図である。
電子顕微鏡写真図、第1図bは従来の代表的な耐酸化性
蛍光体粒子の構造を示す電子顕微鏡写真図、第2図は本
発明に係る一実施例の蛍光体と従来の蛍光体AとBをそ
れぞれ過酸化水素にさらした経時時間と輝度劣化の関係
を示す図、第3図は同じく本発明の一実施例の蛍光体に
被覆させた化合物の量とその蛍光体の感光液中でのDmの
関係を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】蛍光体の表面が、アクリル樹脂、ゼラチ
ン、アルギン酸、キトサン、ユリア樹脂の内から選ばれ
た少なくとも1つの有機膜から成る第1層と、この第1
層の上に被覆されると共にZn、Al、アルカリ土類金属の
内から選ばれた少なくとも1つの元素を含む水溶性金属
化合物と、粒径を50mμ以下とするコロイダルシリカ、
アルミナゾル及びチタニアゾルのうちの少なくとも1つ
とを添加することによって得られる化合物から成る第2
層とから被覆されていることを特徴とする陰極線管用蛍
光体。 - 【請求項2】前記第1層は蛍光体に対し0.05〜0.5重量
%の範囲で被覆され、一方前記第2層は蛍光体に対し0.
008〜1.5重量%の範囲で被覆されていることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の陰極線管用蛍光体。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1298685A JPH07116428B2 (ja) | 1989-11-15 | 1989-11-15 | 陰極線管用蛍光体 |
EP19900121815 EP0432500B1 (en) | 1989-11-15 | 1990-11-14 | Cathode-ray tube phosphor |
DE1990607438 DE69007438T2 (de) | 1989-11-15 | 1990-11-14 | Kathodestrahlenrohrphosphor. |
US08/056,934 US5366834A (en) | 1989-11-15 | 1993-05-05 | Method of manufacturing a cathode ray tube phosphor screen |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1298685A JPH07116428B2 (ja) | 1989-11-15 | 1989-11-15 | 陰極線管用蛍光体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03157481A JPH03157481A (ja) | 1991-07-05 |
JPH07116428B2 true JPH07116428B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=17862956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1298685A Expired - Fee Related JPH07116428B2 (ja) | 1989-11-15 | 1989-11-15 | 陰極線管用蛍光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07116428B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5348799A (en) * | 1991-09-03 | 1994-09-20 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Antistatic coatings comprising chitosan acid salt and metal oxide particles |
JP6395048B2 (ja) * | 2014-12-24 | 2018-09-26 | 日亜化学工業株式会社 | パッケージ及び発光装置の製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5936182A (ja) * | 1982-08-23 | 1984-02-28 | Kasei Optonix Co Ltd | 螢光体及びその製造法 |
JPS63207888A (ja) * | 1987-02-24 | 1988-08-29 | Sony Corp | カラ−陰極線管用螢光体 |
-
1989
- 1989-11-15 JP JP1298685A patent/JPH07116428B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5936182A (ja) * | 1982-08-23 | 1984-02-28 | Kasei Optonix Co Ltd | 螢光体及びその製造法 |
JPS63207888A (ja) * | 1987-02-24 | 1988-08-29 | Sony Corp | カラ−陰極線管用螢光体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03157481A (ja) | 1991-07-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
GB2044790A (en) | Filter-coated phosphor | |
US5330791A (en) | Method of reclaiming phosphor | |
US5366834A (en) | Method of manufacturing a cathode ray tube phosphor screen | |
JPH1067985A (ja) | 表示スクリーン、SiO2 粒子の被膜を有する発光体組成物及びこの組成物の製造方法 | |
US5336080A (en) | Cathode-ray tube phosphor | |
EP0432500B1 (en) | Cathode-ray tube phosphor | |
US5394055A (en) | Color picture tube with the fluorescent film of the red emission component having a mixture of europium activated rare earth oxide phosphors | |
JPH07116428B2 (ja) | 陰極線管用蛍光体 | |
KR920010099B1 (ko) | 안료부착 형광체의 제조방법 | |
EP0453685B1 (en) | Method of reclaiming phosphor | |
JPH07116427B2 (ja) | 陰極線管用蛍光体 | |
JPH10195429A (ja) | カラーテレビジョン用蛍光体 | |
KR900004177B1 (ko) | 음극선관 형광면의 형성방법 | |
JP3444609B2 (ja) | 混合赤色蛍光体及びカラーブラウン管 | |
KR100189803B1 (ko) | 형광체의 표면처리 방법 | |
JPS62161881A (ja) | 陰極線管用表面処理螢光体 | |
JPH09255951A (ja) | 青色発光蛍光体 | |
JPH1077468A (ja) | 蛍光体 | |
JPH10298546A (ja) | 蛍光体およびその製造方法 | |
JP2956822B2 (ja) | 陰極線管用蛍光体 | |
JP2983044B2 (ja) | 蛍光体の再生方法 | |
JPH0662942B2 (ja) | 陰極線管用螢光体 | |
JP3491448B2 (ja) | 陰極線管用蛍光体および蛍光体スラリー | |
JPH10212474A (ja) | 顔料付き蛍光体及びその製造方法 | |
JPH07188650A (ja) | 陰極線管用蛍光体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |