JPH07116143A - Mri装置における流体計測表示法 - Google Patents

Mri装置における流体計測表示法

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JPH07116143A
JPH07116143A JP5266531A JP26653193A JPH07116143A JP H07116143 A JPH07116143 A JP H07116143A JP 5266531 A JP5266531 A JP 5266531A JP 26653193 A JP26653193 A JP 26653193A JP H07116143 A JPH07116143 A JP H07116143A
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賢治 滝口
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滋 渡部
Katsunori Suzuki
克法 鈴木
Ryusaburo Takeda
隆三郎 武田
Shoji Kondo
昭二 近藤
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  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MRI装置において血管像と血管内の速度分
布とを同時に表示する。 【構成】 血液の流れる領域において、サブトラクショ
ン法により2次元血管像102を取得する。次いで、こ
の2次元血管像から該当する血管101について1次元
投影像103を取得し、血液ボーラス104の1次元的
位置変化と2次元血管像の血管走行から血管101に沿
った血流速分布を求める。この血流速分布をスポット或
いはストリークとして元の2次元血管像102に重ねて
表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、核磁気共鳴イメージ
ング(以下、MRIという)装置による流体計測法に関
し、特に血管像と血管内の血流速分布を同時に表示する
ことができる流体計測表示法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりMRI装置において血流像を取
得する方法としては、Lenz GW, Haacke EM, Masaryk T
J, et al : In-plane vasucular imaging : pulse sequ
ence design and stratery, Radiology 166:87, 1988に
記載されているように、流れを感じるパルスシーケンス
により得られた画像と、流れを感じないパルスシーケン
スにより得られた画像との2枚の画像のサブトラクショ
ンによって、血流すなわち血管部のみを抽出する方法が
一般に知られている。
【0003】また血流速を計測する方法としては、Davi
d A Feinberg, Lawrence Crooks, John Hoenninger, et
al : Pulsatile Blood velocity in Human Arteries d
isplayed by Magnetic Resonance Imaging : Radiology
153:17 1984 に記載されているように、上流側で励起
した血液ボーラスを下流側で再度励起して信号を計測
し、2度の励起の時間間隔と血液ボーラスの移動距離か
ら流速を求める方法が一般に知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術で
は、2次元血管像では血管形状に関する情報が得られ、
ボーラス像では血流速に関する情報が得られるが、逆に
2次元血管像では血管内の血流速に関する情報を、ボー
ラス像では血管形状に関する情報を得ることは困難であ
るという問題があった。
【0005】この発明は、このような従来の問題点を解
決するためになされたもので、血管像と血流速の同時表
示を可能としたMRI装置における流体計測表示方法を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明のMRI装置における流体計測表示方法は、血
液の流れる領域において、2次元又は3次元の血管像を
取得する第1の工程と、第1の工程で得られた血管像か
ら任意の血管を選択し、選択された血管の一部を選択励
起して血液ボーラスを作成し、この血液ボーラスの速度
による磁化の位相変化が補正されたエコー信号を複数発
生させて、これらのエコー信号から血液ボーラスの1次
元的位置変化を示す1次元投影像を取得する第2の工程
と、第2の工程で得られた血液ボーラスの1次元的位置
変化と第1の工程で得られた血管像の血管走行から該当
する血管に沿った血流速分布を求め、血流速分布を2次
元血管像に重ねて表示する第3の工程とを含むものであ
る。
【0007】ここで第2の工程は、互いに直交する2又
は3の高周波磁場によって血管の一部を選択励起して血
液ボーラスを作成し、リードアウト傾斜磁場を印加して
1個のエコー信号を発生させる計測を、第1の高周波磁
場の印加から前記エコー信号の発生までの時間を変化さ
せて繰返すことにより、複数のエコー信号を得てもよい
し、互いに直交する2又は3の高周波磁場によって選択
励起して血液ボーラスを作成し、リードアウト傾斜磁場
を振幅の極性を反転させながら印加して、血液ボーラス
の速度による磁化の位相変化が補正されたエコー信号を
少なくとも2個以上発生させる1度の計測で1次元投影
像を得てもよい。
【0008】また第2の工程は、このような1次元投影
像を得る計測を、そのリードアウト傾斜磁場の方向を変
えて繰返し、2又は3の異なる方向についての1次元投
影像を得ることもできる。更に第2の工程において、第
1の高周波磁場の印加のタイミングを心電同期を用いて
制御してもよく、この場合同一血管の同一領域に対する
計測を複数繰返すことにより血流速分布の再現性を確認
することができ、また同一血管に対する励起位置を下流
に徐々にシフトさせて計測し、広領域の血流速分布を得
ることもできる。
【0009】更に本発明のMRI装置における流体計測
表示方法の他の態様は、第3の工程において求められた
血流速分布における勾配から加速度を求め、加速度分布
を表示する工程を含むものである。また本発明のMRI
装置における流体計測表示方法は、第3工程において血
流速分布或いは加速度分布を表示する方法として、スポ
ットの粗密、スポット又はストリークの経時的変化若し
くは色又は濃淡による階調のいずれを採用してもよく、
また血流速分布或いは加速度分布が所定の閾値を超えた
ときに表示してもよい。
【0010】
【作用】2次元或いは3次元の血管像に重ねて、血流速
がスポットやストリークの移動或いは色調等の変化とい
う形で表示され、血管形状とその血管内の血流速を同時
に観察することができるので、閉塞などの疾患や疾患箇
所を速やかに診断することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。本発明が適用される磁気共鳴イメージング
(MRI)装置は、その全体構成を図19のブロック図
に示すように、静磁場を発生させるコイル1と、傾斜磁
場を発生する傾斜磁場発生部2と、高周波パルスの送信
及びNMR信号の検出をするプローブ3と、傾斜磁場の
電源4と、高周波パルスの送信及び信号の受信を行なう
送受信機5と、信号処理、装置のシーケンス制御等を行
なう中央処理装置(CPU)6と、信号処理して得られ
た血管像や血流速のデータを画像として表示する表示部
7と、画像データや血流速データを収納する磁気ディス
ク及び磁気テープ等の記憶装置8とを備えている。
【0012】静磁場発生用のコイル1は、被検体10の
周りに任意の方向に均一な静磁場を発生させるもので、
被検体1の周りにある広がりをもった空間に永久磁石方
式又は常電導方式或いは超電導方式の磁場発生手段が配
置されている。傾斜磁場発生部2は、静磁場の方向及び
これと直角の2方向に沿って、磁場の強度にそれぞれ傾
斜をつけるための傾斜磁場Gx、Gy、Gzを発生する
3組のコイルを有している。これら傾斜磁場の制御、ま
た高周波パルスの制御は後述するパルスシーケンスに従
ってCPU6を介して行なわれる。プローブ3は高周波
パルスの送信用とNMR信号の検出用と別個に設けても
よいが、図では共用のプローブ3が示されている。
【0013】CPU6は、プローブ3で検出されたNM
R信号をデジタル化した信号を入力し、フーリエ変換、
補正係数計算・像再構成等の処理を行い、任意断面の信
号強度分布或いは複数の信号に適当な演算を行って得ら
れた分布を画像化して表示部7に血管像として表示する
ようになっている。このような構成における本発明の流
体計測表示方法を、図面に示す実施例に基づき説明す
る。
【0014】第1の実施例は、図2に示すように、平面
(xz平面とする)内を1本の血管101が走行してい
る場合について説明する。この流体計測表示方法では図
1に示すような2次元血管像102を得て、次に得られ
た2次元血管像から選択した所定の血管についての1次
元投影像103を得、この1次元投影像から求めた血流
速分布を2次元血管像に重ねて表示する(106)。
【0015】まず2次元血管像102を得るための工程
を図5に示すパルスシーケンスに基づき説明する。励起
用の高周波パルス(RF)11と磁場強度をy方向に傾
斜させる傾斜磁場Gy12をパルス状に印加して、xz
平面を選択励起する。次に高周波パルス11の印加後の
時刻t0において、磁場強度をx方向に変化させる傾斜
磁場(エンコード)Gx13をパルス状に印加する。こ
の傾斜磁場Gxによって信号の位相にx方向の位置情報
を付与することができる。更に今度は磁場強度をz方向
に変化させるリードアウト傾斜磁場Gz14をパルス状
にT時間印加する。
【0016】高周波パルス11の印加後の時刻t1にお
いて、反転高周波パルス15と傾斜磁場Gy16をパル
ス状に印加して、xz平面を再度励起する。反転高周波
パルス15の印加後の時刻t2において、傾斜磁場Gz
17を2T時間印加する。傾斜磁場Gz17の印加から
T時間後にエコー信号S18が発生する。ここで、磁気
回転比をγ、位置をr、速度をvとするとき、信号Sの
ピーク時の位相変化は次式で表される。
【0017】
【数1】
【0018】式1において、速度vを含む項の積分は0
とならないので、この測定は血液の速度成分による位相
変化を強調した場合に相当する。以上の手順を繰返し時
間TRでエンコード傾斜磁場Gxの強度をステップ状に
変化させて計測を繰返し、信号列を得る。この信号列を
CPU6においてフーリエ変換することにより2次元画
像に変換する。
【0019】次に、リードアウト傾斜磁場Gzの磁場波
形を変化させて同様の計測を行なう。即ち、まず高周波
パルス11と傾斜磁場Gy12をパルス状に印加して、
xz平面を選択励起する。次に高周波パルス11の印加
後の時刻t0において、エンコード傾斜磁場Gx13を
パルス状に印加する。さらに傾斜磁場Gz14をパルス
状にT時間印加し、振幅の極性を反転させて(14’)
T時間印加する。高周波パルス11の印加後の時刻t1
において、反転高周波パルス15と傾斜磁場Gyをパル
ス状126に印加して、xz平面を再度励起する。反転
高周波パルス15の印加後の時刻t2'において、傾斜磁
場Gz17’をT時間印加し、振幅の極性を反転させて
2T時間印加する。傾斜磁場Gz17’の印加から2T
時間後にエコー信号S18が発生する。この場合の信号
S18のピーク時の位相変化は次式で表される。
【0020】
【数2】
【0021】式2において速度vを含む項の積分は0と
なるので、この測定は血液の速度成分による位相変化を
補正した場合に相当する。以上の手順を繰返し時間TR
でエンコード傾斜磁場Gxの強度をステップ状に変化さ
せて計測を繰返し、信号列を得る。この信号列をCPU
6においてフーリエ変換することにより2次元画像に変
換する。ここで、先に取得した画像との差分をとると、
式1及び式2における信号成分の違いにより、静止部分
は相殺され血液即ち血管像が得られる。
【0022】このように得られた2次元血管像は、記憶
装置8或いはCPU6の作業領域に一時格納され、次の
段階として図4に示すような血管内の血液ボーラス10
4の1次元投影像103を取得する。このため、図6に
示すパルスシーケンスに従って励起用の高周波パルス2
1と磁場強度をz方向に傾斜させる傾斜磁場Gz22と
をパルス状に印加して、図3に示すように血管101と
交差する面Aを選択励起する。次に高周波パルス21の
印加後の時刻t0において、反転高周波パルス23と磁
場強度をy方向に傾斜させる傾斜磁場Gy24とをパル
ス状に印加して、高周波パルス21によって励起した面
Aと直交し、血管を含む面Bを選択励起する。
【0023】このように選択励起した血液ボーラスにリ
ードアウト傾斜磁場を印加することにより、エコー信号
を発生させる。ここでエコー信号が発生する領域は、図
3に示すように高周波パルス21と高周波パルス23に
よってそれぞれ励起された面の交差する部分で、最初こ
の位置にあった流体は時間の経過に伴い、流れの方向に
移動する。この場合、リードアウト傾斜磁場Gzの振幅
の極性を反転させることにより、血液の速度成分による
位相変化を強調した信号と血液の速度成分による位相変
化を補正した信号とを発生させることができる。
【0024】即ち、高周波パルス23の印加後に時刻t
1において、磁場強度Z方向に変化させるリードアウト
傾斜磁場Gz25をT時間印加する。以後2T時間ごと
に振幅の極性、つまり傾斜の向きを反転させながら傾斜
磁場の反転を繰返す。この間リードアウト傾斜磁場Gz
の傾斜と印加時間の積の総和量が0となるごとにエコー
信号S1、S2が発生する。図6中、リードアウト傾斜磁
場Gzが正の期間中のエコー信号をS1、負の期間のエ
コー信号をS2で示している。
【0025】ここで最初の信号S1(27)のピーク時
の位相変化は、次式で表され、
【0026】
【数3】
【0027】式中速度vを含む項の積分は0〜2T区間
で0とならないので、血液の速度成分による位相変化を
強調した場合に相当する。またその次に発生する信号S
2(28)のピーク時の位相変化は、次式で表され、
【0028】
【数4】
【0029】式中速度vを含む項の積分は0〜4T区間
で0となるので、血液の速度成分による位相変化を補正
した場合に相当する。この関係は、以後発生するすべて
の信号S1、S2について成り立ち、速度の影響を強調し
た信号と速度の影響を補正した信号が交互に発生する。
ここで信号S2は4T間隔で発生するので、速度に関す
る情報を4T間隔で追跡することができることになる。
得られた信号列S2は、CPU6でフーリエ変化するこ
とにより1次元投影像に変換される。
【0030】図4に1次元投影像103を示す。静止部
分105に対してボーラス104が、時間の経過に従っ
て移動していくことがわかる。第1の励起から最初の信
号S2が発生するまでにt1+4T時間経過しているた
め、ボーラスは静止部分に対して位置r1に移動する。
2番目に発生する信号S2は最初の信号発生から更に4
T時間経過しているため、最初位置r1にあったボーラ
スは位置r2まで移動する。以下同様に4T時間ごとの
ボーラスの移動状態がわかる。
【0031】次に、CPU6は以上のように1次元投影
像として得られたボーラスの経時変化を先に得られた2
次元血管像に対応づけることにより血管内の速度分布を
求める。ここで得られたボーラスはx方向への投影像と
なっているので、このボーラス投影像は、図1に示すよ
うに2次元血管像のx座標に対応づけることができ、ボ
ーラス104の位置r1、r2、・・・rnは、血管像の
位置r1'、r2'、・・・rn'に対応する。また血管像に
おける経路をl1、l2、・・・ln-1とすると、前述の
とおりr1、r2、・・・rn間の時間間隔は4Tである
から、各区間における平均流速は
【0032】
【数5】
【0033】より求めることができる。また各区間にお
ける速度分布が求められれば、速度変化から
【0034】
【数6】
【0035】により加速度分布を求めることができる。
このように2次元血管像と血流速分布或いは加速度分布
を対応づけた後、2次元血管像上で血流速分布或いは加
速度分布を表示装置7に表示する。図7はその表示の1
例を示すもので、ボーラス106の位置r1'、r2'、・
・・rn'をスポットとしてそのまま2次元血管像101
上にプロットしたものである。この表示では、速度分布
の状態はスポットの粗密によりわかり、スポットの粗な
領域の流速は速く、密な領域の流速は遅いことがわか
る。
【0036】図8に他の表示例を示す。これは図1にお
ける点r1'、r2'、・・・rn'をスポットで(同図
(a)及び(b))、或いは図1における経路l1、l
2、・・・ln-1をストリークで(同図(c))それぞれ
シネ表示したものである。図8(a)の表示では、スポ
ットの移動により速度分布がわかり、図8(b)ではス
ポットの移動に加えて、粗密からも速度分布がわかる。
【0037】図9は、流速に応じてスポット或いはスト
リークを、色或いは濃淡によって階調表示する例を示し
たものであり、例えば同図(a)では低速を青、高速を
赤くすることにより色の分布で速度分布を表示してい
る。また同図(b)では低速を淡く、高速を濃く表示す
ることにより濃淡で速度分布を表示している。更に同図
(c)は、閾値によって表示範囲を設定するものであ
る。例えば加速度に閾値を設定し、閾値以上の加速があ
る領域を表示するようにすると、血管像の状態と合せ
て、そこに速度が急激に変化するような原因、例えば閉
塞などを確定することが可能である。以上の速度分布の
表示方法は組合わせることにより、更に有効に利用する
ことができる。
【0038】ところで、第1の実施例として上述した流
体計測表示方法においては、関心領域であるxz平面に
1本の血管が走行しているときには有効であるが、図1
0に示すように2本以上の血管を同時に表示する場合や
図15に示すように血管が極端に曲って走行している場
合に対応できない場合がある。例えば、図11に示すよ
うに2本の血管についてのx方向(或いはz方向)への
1つの1次元投影像のみから血管上の位置を確定するこ
とは困難である。また図16に示すような曲った血管の
x方向への1次元投影像では、異なる時刻におけるボー
ラス位置rz1、rz2が同一場所にあるので、ボーラ
スは移動していないように見えてしまい、血管上の位置
を確定することは困難である。このような場合には、以
下に述べるように2方向の1次元投影像を取得すること
により、複数本或いは曲った血管について2次元血管像
と血流速分布像との合成画像を得ることができる。
【0039】この第2の実施例では、まず第1の実施例
と同様に2次元血管像を得た後、血流速を求める計測を
行う際に、図6に示すパルスシーケンスにおいてリード
アウト傾斜磁場の印加する方向を変えて2度の計測を行
なう。即ち、まず励起用の高周波パルス21と磁場強度
を傾斜磁場Gz22とをパルス状に印加して選択励起
し、更に高周波パルス21の印加後の時刻t0におい
て、反転高周波パルス23と傾斜磁場Gy24とをパル
ス状に印加して、高周波パルス21によって励起した面
Aと直交し、血管を含む面Bを選択励起する。
【0040】次に、選択励起した血液ボーラスにリード
アウト傾斜磁場を印加することによりエコー信号を得る
が、第1回の計測ではリードアウト傾斜磁場Gz25を
z方向に印加して、速度による位相の補正されたエコー
信号S2の列を得てx方向への1次元投影像を得る。再
び、互いに直交する高周波パルス21、23を印加し
て、その領域の血管を選択励起して血液ボーラスを作成
し、今度はリードアウト傾斜磁場Gx25をx方向に印
加して、速度による位相の補正されたエコー信号S2の
列を得てz方向への1次元投影像を得る。図11に2本
の血管107、108についての2次元血管像102と
2つの1次元投影像103の関係を示す。ここで血管1
07及び血管108における各ボーラス104のx方向
への投影位置をrx1、rx2とし、z方向への投影位置
rz1、rz2とする。
【0041】いずれか1つの1次元投影像から血管の位
置を確定することは困難であるが、x方向及びz方向の
1次元投影像の位置が、血管像上で交差する点を求める
ことにより、各血管像上のボーラスの位置r1、r2を特
定することができる。従って同一平面内に2本の血管が
平行して走行しているような場合にも、血管の走行路が
わかっていれば、互に直交する2方向の1次元投影像か
らボーラスの位置を正確に求めることができる。図面で
は2本の血管像を示したが、この方法はそれ以上の血管
が走行している場合にも有効であり、複数本の血管につ
いて同時表示することも一部の血管のみを表示すること
も可能である。
【0042】同様に図15に示すように血管が極端に曲
っている場合には、互に直交する2方向について1次元
投影像を取得する。図16に2次元血管像02と2つの
1次元投影像103の関係を示す。ここで時刻1のx方
向への投影像におけるボーラスの位置をrx1とし、z
方向へのボーラスの位置をrz1とし、時刻2のx方向
への投影像におけるボーラスの位置をrx2とし、z方
向へのボーラスの位置をrz2とする。
【0043】1次元投影像においてx方向から見ると、
rz1、rz2が同一場所にあるとすれば、ボーラスは
移動していないように見える。しかしながらz方向から
見ると、時刻1から時刻2の間は血管はz方向に走行
し、ボーラスの移動距離はrx1−rx2であることが
わかる。従って血管が極端に曲って走行しているような
場合にも、互に直交する2方向の1次元投影像から時刻
1及び時刻2におけるボーラスの位置r1、r2を正確
に求めることができる。
【0044】次に第3の実施例としてxz平面内に複数
の血管が走行し、そこから特定の血管を選択する場合を
考える。この場合にも2次元投影像を取得する方法は前
述の方法と同様であるが、1次元投影像は、図12に示
すように互に直交する3つの面を順次選択励起すること
により、特定の選択された血管のボーラスのみを励起
し、エコー信号列を得ることにより取得する。この実施
例における1次元投影像のための計測のシーケンスを図
14に示す。
【0045】このシーケンスでは、まず励起用高周波パ
ルス31と磁場強度をz方向に傾斜させる傾斜磁場Gz
32をパルス状に印加して血管と交差する面Aを選択励
起する。次に高周波パルス31の印加後の時刻t0にお
いて、反転高周波パルス33と磁場強度をy方向に傾斜
させる傾斜磁場Gy34をパルス状に印加して、高周波
パルス31によって励起した面Aと直交し、該当する血
管を含む面Bを選択励起する。更に高周波パルス33の
印加後の時刻t1において、反転高周波パルス35と磁
場強度x方向に傾斜させる傾斜磁場Gx36をパルス状
に印加して、面A及び面Bと互に直交し、該当する血管
を含む面Cを選択励起する。
【0046】高周波パルス33の印加後に時刻t2にお
いて、リードアウト傾斜磁場Gz37をT時間印加す
る、以後2T時間ごとに振幅の極性、つまり傾斜の向き
を反転させながら傾斜磁場Gzの反転を繰返す。この間
リードアウト傾斜磁場Gzの傾斜と印加時間の積の総和
量が0となるごとにエコー信号が発生する。得られた信
号列は、CPU6においてフーリエ変換により1次元投
影像に変換される。ここでは図13に示すようにボーラ
ス104のみのx方向の1次元投影像103が得られ
る。尚、リードアウト傾斜磁場として傾斜磁場Gz37
の代りに、x方向に磁場強度を傾斜させる傾斜磁場Gx
38を印加すればz方向の1次元投影像を得ることがで
きる。このようにして得られた1次元投影像は選択され
た血管の2次元血管像上に図8〜図9のように表示させ
ることができる。
【0047】この方法では、3方向の選択励起すること
により任意の点に信号発生領域を限定できるので、複雑
な血管走行系においても任意の血管を選択することがで
きる。尚、以上述べた実施例では、血流速を得る第2の
工程において、複数のエコー信号を得るためにリードア
ウト傾斜磁場の振幅の極性を反転させて印加し連続的に
エコー信号を計測する場合について説明したが、高周波
パルス印加からリードアウト傾斜磁場を印加するまでの
時間を変えて複数回の計測を繰り返し、複数のエコー信
号を計測するようにしてもよい。
【0048】第4の実施例として、このような場合のパ
ルスシーケンスを図17に示した。まず高周波パルス5
1と磁場強度をz方向に傾斜させる傾斜磁場Gz52を
パルス状に印加して、血管と交差する面Aを選択励起す
る。次に高周波パルス51の印加後の時刻t0におい
て、反転高周波パルス53と磁場強度をy方向に傾斜さ
せる傾斜磁場Gy54をパルス状に印加して、高周波パ
ルス51によって励起した面と直交し、血管を含む面B
を選択励起する。高周波パルス53の印加後の時刻t1
において、磁場強度z方向に変化させるリードアウト傾
斜磁場GzをT時間印加し、続いて極性を反転し2T時
間印加し、再び極性を反転させて2T時間印加する。傾
斜磁場Gzの印加から4T後にエコー信号Sが発生す
る。これは第1の実施例における信号S2に相当し、血
液の速度成分による位相変化を補正した場合に相当す
る。
【0049】高周波パルス51の印加からエコー信号S
発生までの時間をTEとすると、ボーラスの移動距離は
TEに依存する。従って、TEを変化させながら計測を
繰返し、個々のエコー信号をフーリエ変換すれば、第1
の実施例と同様な1次元投影像が得られる。TEを変化
させるには、リードアウト傾斜磁場の印加タイミング、
即ちt1を変化させればよい。
【0050】このようにして得られた1次元投影像から
血流速或いは加速度分布を求め、2次元血管像と重ねて
表示することは第1の実施例と同様である。次に第5の
実施例として、心電同期に合せて励起を繰り返し計測す
る方法について説明する。一般にボーラスの信号強度は
横緩和により減衰するので、長い経路にわたってボーラ
スを観察するには、励起を繰返すことにより信号強度を
維持させることが有効である。この繰り返しの際、心電
同期に合せて第1の高周波磁場の印加のタイミングを制
御する。
【0051】このように励起を繰り返して計測する場合
であって、血液の流れの方向に沿って励起する面を移動
させていく場合について図18を参照して説明する。こ
の場合も第1の実施例と同様に血管101の2次元血管
像102を取得する。次に血管101についてボーラス
の1次元投影像を取得するが、この際、心電同期を用い
て図18に示すように励起する面を下流へど移動させて
1次元投影像を取得する。即ち、まず、心電波形から決
定される所定のタイミングからディレイ時間t1で面A
1を励起し、図6のパルスシーケンスを用いてエコー信
号を計測する。次にディレイ時間t2で面A2を励起し
エコー信号を計測する。更にデイレイ時間t3で面A3
を励起しエコー信号を計測する。このようにして得られ
た信号を計測順に並べると、ディレイ時間0から考えて
時間的に連続した信号となっており、広領域の血流速分
布を得ることができる。しかもこれらの信号は、その都
度励起を繰り返すことにより得られるので、信号強度が
維持されている。
【0052】図18の例では、同一血管について励起す
る面を下流に徐々にシフトさせて計測したが、心電同期
を用いて計測する場合に同一血管の同一領域に対する計
測を複数繰返してもよく、この場合、血流速分布の再現
性を確認することができる。この心電同期は、その他、
第2、第4の実施例のシーケンスのように、複数の計測
を繰り返す場合にも、適用することができる。
【0053】以上の第1〜第5の実施例では、第1の工
程で取得する血管像として2次元血管像を取得する場合
について説明したが、本発明では血管像が3次元血管像
であってもよく、この場合、第2の工程において取得す
る1次元投影像は前述したようなx方向或いはx及びz
方向についての投影像のみならず、x方向、y方向及び
z方向の3方向についての投影像を求めるようにしても
よい。そのためには、血液ボーラスの選択励起後のリー
ドアウト傾斜磁場を傾斜磁場Gx、Gy、Gzに順次変
えて3回の計測を行い、それぞれの計測においてエコー
信号列を得、これをフーリエ変換して各方向への1次元
投影像を求めればよい。
【0054】このように求められた3組の1次元投影像
から血流速分布或いは加速度分布を求め、3次元血管像
と対応づけて表示することは上記実施例と同様である。
【0055】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の流体計測表示法によれば、サブトランクション法に
よって得られた2次元或いは3次元血管像と、血流速測
定法によって求められた血流速分布或いは加速度分布と
を対応づけて、血管像上に血流速分布或いは加速度分布
を表示させるようにしたので、血管形状の情報と血流速
分布を同時に知ることができるという顕著な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の流体計測表示法における2次元血管
像と1次元投影像との重ね合わせを示す図。
【図2】 本発明の流体計測表示法における2次元血管
像の取得方法を説明するための血管の模式図。
【図3】 本発明の流体計測表示法における1次元投影
像の取得方法の一実施例を説明するための血管の模式
図。
【図4】 1次元投影像を示す図。
【図5】 本発明の流体計測表示法における2次元血管
像を取得するためのパルスシーケンスを示す図。
【図6】 本発明の流体計測表示法における1次元投影
像を取得するためのパルスシーケンスの一実施例を示す
図。
【図7】 本発明の流体計測表示法における2次元血管
像の表示の一実施例を示す図。
【図8】 (a)、(b)及び(c)はそれぞれ本発明
の流体計測表示法における血流速分布のシネ表示を示す
図。
【図9】 本発明の流体計測表示法におけるしきい値を
用いた血流速の表示方法を示す図。
【図10】 2次元血管像を示す図。
【図11】 図10の2次元血管像と1次元投影像との
重ね合わせを示す図。
【図12】 本発明の流体計測表示法における1次元投
影像の取得方法の他の実施例を説明するための血管の模
式図。
【図13】 1次元投影像を示す図。
【図14】 図13の1次元投影像を取得するためのパ
ルスシーケンスを示す図。
【図15】 2次元血管像を示す図。
【図16】 図15の2次元血管像と1次元投影像との
重ね合わせを示す図。
【図17】 本発明の流体計測表示法における1次元投
影像を取得するためのパルスシーケンスの他の実施例を
示す図。
【図18】 本発明の流体計測表示法において心電同期
を用いて計測する方法を説明するための図。
【図19】 本発明の流体計測表示法が適用されるMR
I装置の全体構成図。
【符号の説明】
6・・・・・・CPU 101、107、108・・・・・・血管 102・・・・・・2次元血管像 103・・・・・・1次元投影像 104・・・・・・血液ボーラスの投影像 106・・・・・・2次元血管像にマッピングした血液ボーラ
ス A・・・・・・第1の面 B・・・・・・第2の面 C・・・・・・第3の面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01P 13/00 E 7507−4C A61B 5/05 376 G01N 24/00 D (72)発明者 武田 隆三郎 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内 (72)発明者 近藤 昭二 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】血液の流れる領域において、2次元又は3
    次元の血管像を取得する第1の工程と、 前記血管像から任意の血管を選択し、前記選択された血
    管の一部を選択励起して血液ボーラスを作成し、前記血
    液ボーラスの速度による磁化の位相変化が補正されたエ
    コー信号を複数発生させて、これらのエコー信号から前
    記血液ボーラスの1次元的位置変化を示す1次元投影像
    を取得する第2の工程と、 前記血液ボーラスの1次元的位置変化と前記血管像の血
    管走行から該当する血管に沿った血流速分布を求め、前
    記血流速分布を前記2次元又は3次元血管像に重ねて表
    示する第3の工程とを含むことを特徴とするMRI装置
    における流体計測表示法。
  2. 【請求項2】前記第2の工程は、前記選択された血管と
    交差する面を第1の高周波磁場によって選択励起し、前
    記高周波磁場によって励起された面と直交し、前記血管
    を含む面を第2の高周波磁場によって選択励起して血液
    ボーラスを作成し、リードアウト傾斜磁場を振幅の極性
    を反転させながら印加して、前記血液ボーラスの速度に
    よる磁化の位相変化が補正されたエコー信号を少なくと
    も2個以上発生させ、これらのエコー信号から1次元投
    影像を取得することを特徴とする請求項1記載のMRI
    装置における流体計測表示法。
  3. 【請求項3】前記第2の工程は、前記選択された血管と
    交差する面を第1の高周波磁場によって選択励起し、前
    記高周波磁場によって励起された面と直交し、前記血管
    を含む面を第2の高周波磁場によって選択励起して血液
    ボーラスを作成し、リードアウト傾斜磁場を印加して1
    個のエコー信号を発生させる計測を、前記第1の高周波
    磁場の印加から前記エコー信号の発生までの時間を変化
    させて繰返すことにより、複数のエコー信号を得て、こ
    れらのエコー信号から1次元投影像を取得することを特
    徴とする請求項1記載のMRI装置における流体計測表
    示法。
  4. 【請求項4】前記第2の工程は、前記選択された血管と
    交差する面を第1の高周波磁場によって選択励起し、前
    記高周波磁場によって励起された面と直交し、前記血管
    を含む面を第2の高周波磁場によって選択励起して血液
    ボーラスを作成し、流れと平行な方向にリードアウト傾
    斜磁場を振幅の極性を反転させながら印加して、前記血
    液ボーラスの速度による磁化の位相変化が補正されたエ
    コー信号を少なくとも2個以上発生させ、これらのエコ
    ー信号から第1の1次元投影像を取得する第1の計測
    と、前記選択された血管と交差する面を第1の高周波磁
    場によって選択励起し、前記高周波磁場によって励起さ
    れた面と直交し、前記血管を含む面を第2の高周波磁場
    によって選択励起して血液ボーラスを作成し、流れを横
    切る方向にリードアウト傾斜磁場を振幅の極性を反転さ
    せながら印加して、前記血液ボーラスの速度による磁化
    の位相変化が補正されたエコー信号を少なくとも2個以
    上発生させ、これらのエコー信号から第2の1次元投影
    像を取得する第2の計測とを含み、 前記第3の工程は、前記第1及び第2の計測で求められ
    た互に直交する2組の1次元位置変化と、前記第1の工
    程で求められた2次元血管像の血管走行から該当する血
    管に沿った血流速分布を求めることを特徴とする請求項
    1記載のMRI装置における流体計測表示法。
  5. 【請求項5】前記第2の工程は、前記選択された血管と
    交差する面を第1の高周波磁場によって選択励起し、前
    記高周波磁場によって励起された面と直交し、前記血管
    を含む面を第2の高周波磁場によって選択励起して血液
    ボーラスを作成し、流れと平行な方向にリードアウト傾
    斜磁場を振幅の極性を反転させながら印加して、前記血
    液ボーラスの速度による磁化の位相変化が補正されたエ
    コー信号を少なくとも2個以上発生させ、これらのエコ
    ー信号から第1の1次元投影像を取得する第1の計測
    と、前記選択された血管と交差する面を第1の高周波磁
    場によって選択励起し、前記高周波磁場によって励起さ
    れた面と直交し、前記血管を含む面を第2の高周波磁場
    によって選択励起して血液ボーラスを作成し、流れを横
    切る方向にリードアウト傾斜磁場を振幅の極性を反転さ
    せながら印加して、前記血液ボーラスの速度による磁化
    の位相変化が補正されたエコー信号を少なくとも2個以
    上発生させ、これらのエコー信号から第2の1次元投影
    像を取得する第2の計測と、更に前記選択された血管と
    交差する面を第1の高周波磁場によって選択励起し、前
    記高周波磁場によって励起された面と直交し、前記血管
    を含む面を第2の高周波磁場によって選択励起して血液
    ボーラスを作成し、前記第1及び第2の計測におけるリ
    ードアウト傾斜磁場のいずれにも直交する方向に沿って
    リードアウト傾斜磁場を振幅の極性を反転させながら印
    加して、前記血液ボーラスの速度による磁化の位相変化
    が補正されたエコー信号を少なくとも2個以上発生さ
    せ、これらのエコー信号から第3の1次元投影像を取得
    する第3の計測とを含み、 前記第3の工程は、前記第1、第2及び第3の計測で求
    められた互に直交する3組の1次元位置変化と、前記第
    1の工程で求められた3次元血管像の血管走行から該当
    する血管に沿った血流速分布を求めることを特徴とする
    請求項1記載のMRI装置における流体計測表示法。
  6. 【請求項6】前記第2の工程における血液ボーラスの作
    成は、前記選択された血管と交差する第1の面を第1の
    高周波磁場によって選択励起し、前記高周波磁場によっ
    て励起された第1の面と直交し、前記血管を含む第2の
    面を第2の高周波磁場によって選択励起し、さらに前記
    第1及び第2の面と直交し、前記血管を含む第3の面を
    第3の高周波磁場によって選択励起して行うことを特徴
    とする請求項2〜5のいずれか1項記載のMRI装置に
    おける流体計測表示法。
  7. 【請求項7】前記第2の工程は、前記第1の高周波磁場
    の印加のタイミングを心電同期を用いて制御することを
    特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のMRI装
    置における流体計測表示法。
  8. 【請求項8】前記第3の工程は、求められた血流速分布
    における勾配から加速度を求め、加速度分布を表示する
    工程を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1
    項記載のMRI装置における流体計測表示法。
  9. 【請求項9】前記第3の工程は、前記血流速分布或いは
    加速度分布を、スポットの粗密、スポット又はストリー
    クの経時的変化若しくは色又は濃淡による階調のいずれ
    か表示によって表示することを特徴とする請求項1〜8
    のいずれか1項記載のMRI装置における流体計測表示
    法。
  10. 【請求項10】前記第3の工程は、前記血流速分布或い
    は加速度分布が所定の閾値を超えたときに表示すること
    を特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載のMRI
    装置における流体計測表示法。
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