JPH07116049A - 箸及び箸の製造方法、並びに、飲食用の器 - Google Patents

箸及び箸の製造方法、並びに、飲食用の器

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JPH07116049A
JPH07116049A JP28573593A JP28573593A JPH07116049A JP H07116049 A JPH07116049 A JP H07116049A JP 28573593 A JP28573593 A JP 28573593A JP 28573593 A JP28573593 A JP 28573593A JP H07116049 A JPH07116049 A JP H07116049A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合成樹脂塗料層に傷が生じても、その合成樹
脂塗料層が箸本体から剥がれることを防止できるととも
に、人体に無害で安全性に優れ、更に、見栄えの良い、
箸を提供する。 【構成】 木、竹等からなる箸本体2のほぼ全面に、生
漆等からなる人体に無害な漆層3を形成する。箸先部4
以外の適宜部分の前記漆層3上には、合成樹脂塗料層5
を形成する。それにより、箸先部4には、人体に無害な
漆層3のみが形成されている一方、箸先部4以外の適宜
部分には、その漆層3上に合成樹脂塗料層5が形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、箸及び箸の製造方
法、並びに飲食用の器に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
木、竹等からなる箸は、箸本体の表面全体に、種々の色
の合成樹脂塗料を塗布することにより、箸の美感を高め
ている。しかし、その合成樹脂塗料には、人体にあまり
良くないものもあり、とくに、人間の口に触れる箸先部
には、そのような有害な合成樹脂塗料は、塗布されてい
ないのが望ましい。また、使用者等が箸を使用している
際に、誤って箸の表面の一部に傷を付けて、その合成樹
脂塗料層の一部に亀裂等が生じると、その亀裂等を通し
て木、竹等からなる箸本体に水等が浸入かつ含浸して、
箸本体を膨張させ、箸の表面の合成樹脂塗料層を剥がれ
させることもある。
【0003】また、木、竹等からなる飲食用の器につい
ても、器本体の表面全体に、種々の色の合成樹脂塗料を
塗布することにより、飲食用の器の美感を高めている
が、飲食物を入れる器本体の内側には、人体にあまり良
くない合成樹脂塗料は、塗布されていないのが望まし
い。また、使用者等が飲食用の器を使用している際に、
誤って飲食用の器の表面の一部に傷を付けて、その合成
樹脂塗料層の一部に亀裂等が生じると、その亀裂等を通
して木、竹等からなる器本体に水等が浸入かつ含浸し
て、器本体を膨張させ、飲食用の器の表面の合成樹脂塗
料層を剥がれさせることもある。
【0004】この発明は、上記した欠陥を解決するため
になされたものであり、その目的とするところは、塗布
された合成樹脂塗料に傷が生じても、箸本体もしくは器
本体より合成樹脂塗料層の剥がれることを防止するとと
もに、合成樹脂塗料のような体内に入るとあまり良くな
いものを、箸先部もしくは器本体の内側に塗布しないこ
とにより、無害で安全性に優れ、更に、見栄えの良い、
箸及びその箸の製造方法、並びに、飲食用の器を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る箸は、前
記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわ
ち、木、竹等からなる箸本体のほぼ全面に、人体に有害
な成分を含まない漆、もしくはその漆に鉄分等の無害な
顔料を混入させた漆等からなる漆層を形成し、箸先部以
外の適宜部分の前記漆層上に、合成樹脂塗料層を形成し
てなるものである。
【0006】前記箸先部には、人体に有害な成分を含ま
ない漆、もしくはその漆に鉄分等の無害な顔料を混入さ
せた漆の乾漆粉を付着することによって、滑り止め部を
形成するのが望ましい。
【0007】この発明に係る箸の製造方法は、木、竹等
からなる箸本体のほぼ全面に、人体に有害な成分を含ま
ない漆、もしくはその漆に鉄分等の無害な顔料を混入さ
せた漆を一回以上塗布して漆層を形成し、箸先部以外の
適宜部分の前記漆層の塗布面上に、合成樹脂塗料を一回
以上塗布して合成樹脂塗料層を形成する。
【0008】前記箸先部には、人体に有害な成分を含ま
ない漆、もしくはその漆に鉄分等の無害な顔料を混入さ
せた漆で下地塗りをした後、人体に有害な成分を含まな
い粘稠性のある漆を塗布した上で、人体に有害な成分を
含まない漆、もしくはその漆に鉄分等の無害な顔料を混
入させた漆の乾漆粉を粉付けし、その粉付けした乾漆粉
を、人体に有害な成分を含まない漆、もしくはその漆に
鉄分等の無害な顔料を混入させた漆を塗布することによ
り粉おさえを行ってから研ぎを行って、滑り止め部を形
成するのが望ましい。
【0009】この発明に係る飲食用の器は、前記目的を
達成するために、次の構成からなる。木、竹等からなる
器本体の内側及び外側のほぼ全面に、人体に有害な成分
を含まない漆、もしくはその漆に鉄分等の無害な顔料を
混入させた漆等からなる漆層を形成し、器本体の内側以
外の適宜部分の前記漆層上に合成樹脂塗料層を形成して
なるものである。
【0010】前記器本体の外側漆層上のほぼ全部、もし
くは器本体の外側漆層上の上部を除くその他の適宜部分
に、合成樹脂塗料層を形成してなるのが望ましい。
【0011】
【作用】箸先部には、人体に有害な成分を含まない漆、
もしくはその漆に鉄分等の無害な顔料を混入させた漆等
からなる漆層のみが形成されている一方、箸先部以外の
適宜部分には、その漆層上に合成樹脂塗料層が形成され
ている。そのため、使用者等が箸を使用している際に、
誤ってその合成樹脂塗料層に傷を付け、その一部に亀裂
等が生じた場合でも、その漆層が防水して、木、竹等か
らなる箸本体への水等の含浸を防止する。
【0012】また、前記箸先部には、人体に有害な成分
を含まない漆、もしくはその漆に鉄分等の無害な顔料を
混入させた漆の乾漆粉を付着することによって、滑り止
め部を形成するので、食べ物を運ぶ際に、箸先部から食
べ物が落ちにくくなる。
【0013】また、人体に有害な成分を含まない漆、も
しくはその漆に鉄分等の無害な顔料を混入させた漆を一
回以上塗布して漆層を形成する一方、箸先部以外の適宜
部分には、その漆層上に合成樹脂塗料層を形成するた
め、箸を使用している際に、使用者等が誤ってその合成
樹脂塗料層に傷を付け、その一部に亀裂等が生じた場合
でも、前記漆層が防水して、木、竹等からなる箸本体へ
の水等の含浸を防止する。
【0014】また、箸先部に、人体に有害な成分を含ま
ない漆、もしくはその漆に鉄分等の無害な顔料を混入さ
せた漆で下地塗りをした後、人体に有害な成分を含まな
い粘稠性のある漆を塗布した上で、人体に有害な成分を
含まない漆、もしくはその漆に鉄分等の無害な顔料を混
入させた漆の乾漆粉を粉付けすると、その粘稠性によ
り、箸先部に粉付けされた乾漆粉が、盛り上がる如く付
着する。その粉付けした乾漆粉を、人体に有害な成分を
含まない漆、もしくはその漆に鉄分等の無害な顔料を混
入させた漆を塗布することにより粉おさえを行うことか
ら、粉付けした乾漆粉が固まる。そして、その固まった
乾漆粉を研ぐことから、箸先部には、表面が粗面となっ
た、人体に有害な成分を含まない漆、もしくはその漆に
鉄分等の無害な顔料を混入させた漆の乾漆粉の層が形成
され、滑り止め部が形成される。
【0015】また、器本体の内側に、人体に有害な成分
を含まない漆、もしくはその漆に鉄分等の無害な顔料を
混入させた漆等からなる漆層のみが形成されている一
方、器本体の内側以外の適宜部分には、その漆層上に合
成樹脂塗料層が形成されている。そのため、使用者等が
器を使用している際に、誤ってその合成樹脂塗料層に傷
を付け、その一部に亀裂等が生じた場合でも、その漆層
が防水して、木、竹等からなる器本体への水等の含浸を
防止する。
【0016】更に、器本体の外側漆層上のほぼ全部、も
しくは器本体の外側漆層上の上部を除くその他の適宜部
分に、合成樹脂塗料層を形成してなるので、合成樹脂塗
料層は、器の美感を高めている。また、器本体の外側漆
層上の上部に合成樹脂塗料層を形成しない場合は、器本
体の上部の漆層に口を付けても、合成樹脂塗料層には口
を付けないので、器本体の上部の漆層に口を付けなが
ら、器本体内にある飲食物を食べたり、飲んだりしても
問題はなく、安全性において格段に優れる。
【0017】
【実施例】以下、この発明にかかる箸及び箸の製造方
法、並びに、飲食用の器の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0018】第1の実施例の箸1は、図1に示されるよ
うに、木、竹等からなる、一対の箸本体2の全面に、例
えば、生漆等の、人体に有害な成分を含まない漆からな
る漆層3を形成する。その際、下地塗りとして生漆を塗
布した上に、更に、生漆を一回以上重ね塗りをして漆層
3を形成してもよく、重ね塗りをして漆層3を形成する
と、漆層3の強度が増すとともに、漆層3による光沢も
増すため、生漆を一回だけ塗るよりは、重ね塗りするほ
うが望ましい。また、人体に有害な成分を含まない漆か
らなる漆層3は、生漆のみならず、例えば、生漆に米糊
をまぜた糊漆、生漆に卵白を混ぜた絞漆からなっていて
もよいし、生漆を撹拌して漆を均一化する「なやし」工
程、並びに水分をとって粘稠性をもたせる「くろめ」工
程が行われている漆(無油透漆)、また、この漆(無油
透漆)に鉄分等の無害な顔料を混入した漆(無油黒漆)
からなっていてもよいし、もしくはこれら漆(無油透漆
もしくは無油黒漆)に米糊、あるいは、卵白等を混ぜた
ものでも良い。尚、鉄分としては、例えば、鉄粉等を好
適に採用することができるが、これに限った訳ではな
く、また、鉄分等以外の無害な顔料を前記漆に混入して
もよい。
【0019】また、木、竹等からなる箸本体2に、下地
塗りとして塗布される漆は、生漆に限られるものではな
く、例えば、前記糊漆、前記絞漆、前記無油透漆であっ
てもよく、また、無油透漆に鉄分等の無害な顔料を混入
した漆(無油黒漆)、もしくはこれら漆(無油透漆もし
くは無油黒漆)に米糊あるいは卵白等を混ぜたものであ
ってもよい。箸本体2への下地塗りは、目止めのために
行われ、箸本体2への水等の含浸を防止する漆層3の防
水効果を高める働きをする。また、生漆に対して「なや
し」工程、「くろめ」工程を行うとともに、つや出し用
の油を混入した有油透漆とか、つや出し用の油とともに
鉄分等の無害な顔料を混入した有油黒漆を、漆層3の上
塗りとして塗布しても良いが、この発明で重要なこと
は、その漆層3を形成する漆に人体に有害なものが含ま
れていないことである。
【0020】箸本体2の全面に、人体に有害な成分を含
まない漆、もしくはその漆に鉄分等の無害な顔料を混入
した漆を塗布する工程としては、それらの漆を塗布した
後に、拭き取って乾燥させ、更に、それらの漆を塗布し
た後に、拭き取って乾燥させるという工程を繰り返し行
うので、箸本体2の全面に、極めて薄く漆を塗布するこ
とができる。もっとも、漆を塗布する塗布工程は、必ず
しも上記方法に限った訳ではない。また、箸本体2に漆
を塗布する方法も、漆を貯溜した容器内に突っ込んだ後
に引き上げる方法であってもよいし、また、刷毛等によ
り塗布してもよいし、更にその他の方法を採用しても良
い。
【0021】また、箸先部4以外の適宜部分の前記漆層
3上の塗装面上には、図3に示されるように、例えば、
エポキシ樹脂塗料等の合成樹脂塗料を一回以上塗布して
合成樹脂塗料層5を形成する。具体的には、前記漆層3
の塗布面上に、見栄えが良い色の合成樹脂塗料を、箸上
端Jから箸中央部付近まで複数回塗布して、合成樹脂塗
料層5を形成する。この場合、合成樹脂塗料は、例え
ば、有色もしくは無色の有機の合成物質を混入した合成
樹脂塗料からなるが、必ずしもこれらに限定されるわけ
ではない。それにより、使用者等が箸1を使用している
際に、誤って箸1の表面の一部に傷を付けて、その合成
樹脂塗料層5に亀裂等が生じても、漆層3が防水して
木、竹等からなる箸本体2への水等の含浸を防止する。
また、箸先部4以外の適宜部分に種々の色の合成樹脂塗
料を塗布しているので、箸1は、見栄えにおいても問題
はない。
【0022】その漆層3上の塗装面上に合成樹脂塗料を
塗布する際には、例えば、図2に示されるように、漆層
3との境界を明確にするように、テープTを巻いておく
のがよい。すなわち、箸本体2の合成樹脂塗料を塗布す
べき部分(箸上端Jから箸本体2の中央部付近まで)
と、箸本体2の合成樹脂塗料を塗布しない部分(箸先部
4から箸本体2の中央部付近まで)との境界の、合成樹
脂塗料を塗布しない側に、テープTを一定幅だけ巻いた
状態で、そのテープTの表面を含めて、例えば、合成樹
脂塗料を貯溜した容器内に突っ込んだ後に引き上げる方
法、合成樹脂塗料を吹き付ける方法、あるいは刷毛等に
より塗布する方法等により、合成樹脂塗料を塗布するこ
とにより、箸本体2の合成樹脂塗料を塗布すべき適宜部
分のみに、合成樹脂塗料を充分に塗布できる。従って、
箸先部4以外の適宜部分の前記漆層3上には、図3に示
されるように、漆層3との境界を明確にした状態で、合
成樹脂塗料層5が形成される。
【0023】第2の実施例としての箸8は、図4に示さ
れるように、木、竹等からなる、一対の箸本体9の箸上
端Jから箸先部11までの途中までは、徐々に細くなっ
ているが、箸先部11の近くの位置に段差部Dが設けら
れ、この段差部Dから箸先部11の先端に向かって極め
て細くなっている。これは、箸先部11に次に述べる滑
り止め部13を形成するためである。その箸先部11に
は、例えば、人体に有害な成分を含まない漆に、前記鉄
分等の無害な顔料を混入させた漆の乾漆粉12を付着す
ることによって、滑り止め部13を形成する。もっと
も、その乾漆粉12は、人体に有害な成分及び鉄分等の
顔料を含まない漆、例えば、生漆の乾漆粉であってもよ
い。そして、箸先部11に滑り止め部13を形成する結
果、食べ物を口先に、もしくは皿、容器等の間で運ぶ際
に、箸先部4から食べ物が落下しにくくなる。
【0024】箸先部11に滑り止め部13を形成する方
法としては、次のような方法がある。すなわち、箸先部
11に、人体に有害な成分を含まない漆、例えば、生漆
等の漆で下地塗りをした後、人体に有害な成分を含まな
い朱合漆等の粘稠性のある漆を塗布した上で、鉄分等の
無害な顔料を混入させた漆の乾漆粉12を粉付けする。
その朱合漆は、粘稠性を有しているので、接着材として
の機能を果たし、朱合漆を塗布した箸先部11を、例え
ば、山盛りのように盛られた乾漆粉12の中に入れる
と、箸先部11には、粉付けされた乾漆粉12が、図5
に明示されるように、盛り上がる如く付着する。この場
合、下地塗りの漆には、鉄分等の無害な顔料を混入して
いてもよいし、また、乾漆粉12は、鉄分等の無害な顔
料を混入していない生漆のみからなっていてもよい。
【0025】その粉付けした乾漆粉12に、人体に有害
な成分を含まない漆、例えば、生漆等を塗布することに
より、粉おさえを行うことから、粉付けした乾漆粉12
が固まる。そして、図6に示されるように、その固まっ
た乾漆粉12を、例えば、サンドペーパのような研ぎ材
で研ぎを行うことにより、箸先部11には、表面が粗面
となった、乾漆粉12の層が形成され、更に、例えば、
生漆等の漆を塗布することにより、滑り止め部13が形
成される。この場合、形成された乾漆粉12の層に上塗
りする漆は、鉄分等の無害な顔料を含んでいてもよい。
また、必要によっては、乾漆粉12の層の形成を2回以
上繰り返した後に、生漆等の漆を上塗りして、滑り止め
部13を形成するようにしてもよい。
【0026】滑り止め部13を形成した、一対の箸8
は、木、竹等からなる箸本体9の全面に、第1の実施例
と同様に、人体に有害な成分を含まない漆、例えば、生
漆等の漆からなる漆層10を形成する。その際、生漆を
一回以上重ね塗りをして漆層10を形成すると、漆層1
0の強度が増すとともに、漆層10による光沢も増すた
め、一回以上重ね塗りするのが望ましい。また、この実
施例においても、漆層10は、生漆に限られず、例え
ば、前記糊漆、前記絞漆、前記無油透漆からなっていて
もよいし、また、無油透漆に鉄分等の無害な顔料を混入
した漆(無油黒漆)、もしくはこれら漆(無油透漆もし
くは無油黒漆)に米糊あるいは卵白等を混ぜたものであ
ってもよい。同様に、木、竹等からなる箸本体2に、下
地塗りとして塗布される漆は、生漆に限られず、例え
ば、前記糊漆、前記絞漆、前記無油透漆であってもよ
く、また、無油透漆に鉄分等の無害な顔料を混入した漆
(無油黒漆)、もしくはこれら漆(無油透漆もしくは無
油黒漆)に米糊あるいは卵白等を混ぜたものであっても
よく、更に、漆層10の上塗りとして、前記有油透漆あ
るいは有油黒漆を塗布しても良い。
【0027】その後、第1の実施例と同様に、図2に示
されるように、テープTを巻いた状態で、そのテープT
の表面を含めて合成樹脂塗料を一回以上塗布することに
より、箸本体9の合成樹脂塗料を塗布すべき部分に、合
成樹脂塗料が充分に塗布され、箸先部11以外の適宜部
分の前記漆層10上には、図3に示されるような、合成
樹脂塗料層5(図示せず)が形成される。従って、この
実施例の箸先部11も人体に有害なものを含んでいな
い。
【0028】また、第3の実施例として、図7に示され
る箸17のように、箸本体18の全面に、第1の実施例
の如く、例えば、生漆等の、人体に有害な成分を含まな
い漆からなる漆層19を形成した後、箸先部20以外の
適宜部分の前記漆層19上の塗装面上に、例えば、エポ
キシ樹脂塗料等の合成樹脂塗料を一回以上塗布して合成
樹脂塗料層21を形成する。その後、図7に示される仮
想線Jに沿って、箸本体18を切断し、図8に示される
箸本体18の頂部22に、漆層を形成した後、その漆層
上の塗装面上に、例えば、エポキシ樹脂塗料等の合成樹
脂塗料を一回以上塗布して合成樹脂塗料層を形成しても
よい。
【0029】尚、本発明に係る箸は、上述した実施例に
限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能であ
る。例えば、上記実施例では、片一方の端部だけに箸先
部4、もしくは箸先部11に滑り止め部13を形成した
箸について説明したが、両端部に箸先部4、もしくは箸
先部11に滑り止め部13を形成した箸についても、実
施可能である。また、合成樹脂塗料層5を塗布するとこ
ろは、箸先以外の適宜部分のところであれば、どのよう
な位置でも良い。また、箸本体の素材は、漆塗り用の素
材として使用できるものであれば、木、竹以外のもの、
例えば、紙、布等のその他のものでもよい。また、箸先
部11には、必ずしも滑り止め部13を形成する必要は
ない。
【0030】次に、この発明に係る飲食用の器の一実施
例について説明する。
【0031】例えば、皿状の飲食用の器30は、図9に
示されるように、木、竹等からなる、器本体31の内側
及び外側の全面に、例えば、生漆等の、人体に有害な成
分を含まない漆からなる漆層32を形成する。その際、
生漆を一回以上重ね塗りをして漆層32を形成してもよ
く、重ね塗りをして漆層32を形成すると、漆層32の
強度が増すとともに、漆層32による光沢も増すため、
生漆を一回だけ塗るよりは、重ね塗りするほうが望まし
い。また、人体に有害な成分を含まない漆からなる漆層
32は、生漆のみならず、例えば、生漆に米糊をまぜた
糊漆、生漆に卵白を混ぜた絞漆からなっていてもよい
し、生漆を撹拌して漆を均一化する「なやし」工程、並
びに水分をとって粘稠性をもたせる「くろめ」工程が行
われている漆(無油透漆)、また、この漆(無油透漆)
に鉄分等の無害な顔料を混入した漆(無油黒漆)からな
っていてもよいし、もしくはこれら漆(無油透漆もしく
は無油黒漆)に米糊、あるいは、卵白等を混ぜたもので
も良い。尚、鉄分としては、例えば、鉄粉等を好適に採
用することができるが、これに限った訳ではなく、ま
た、鉄分等以外の無害な顔料を前記漆に混入してもよ
い。
【0032】器本体31の内側以外の適宜部分の漆層
(例えば、器本体31の外側漆層上のほぼ全部の漆層)
上に、例えば、エポキシ樹脂塗料等の合成樹脂塗料を一
回以上塗布して合成樹脂塗料層33を形成する。具体的
には、器本体31の外側の漆層の塗布面上に、見栄えが
良い色の合成樹脂塗料を、例えば、吹き付ける方法、あ
るいは刷毛等により塗布する方法等により、複数回塗布
して、合成樹脂塗料層33を形成する。この場合、合成
樹脂塗料は、例えば、有色もしくは無色の有機の合成物
質を混入した合成樹脂塗料からなるが、必ずしもこれら
に限定されるわけではない。それにより、使用者等が器
30を使用している際に、誤って器30の表面の一部に
傷を付けて、その合成樹脂塗料層33に亀裂等が生じて
も、漆層32が防水して木、竹等からなる器本体31へ
の水等の含浸を防止する。また、器本体31の内側以外
の部分に種々の色の合成樹脂塗料を塗布しているので、
器30の外側は、見栄えにおいて優れる。
【0033】次に、例えば、汁もの、あるいはご飯を入
れる飲食用の器37は、図10に示されるように、木、
竹等からなる器本体38の内側及び外側のほぼ全面に、
漆層32を形成するとともに、内側以外の適宜部分の漆
層(例えば、器本体38の外側漆層上の上部40を除く
その他の部分に)上に、例えば、エポキシ樹脂塗料等の
合成樹脂塗料を一回以上塗布して合成樹脂塗料層33を
形成する。器本体38の漆層32上の塗装面上に合成樹
脂塗料33を塗布する際には、例えば、漆層32との境
界を明確にするように、前記上部40にテープ(図示せ
ず)を巻いておくのがよい。すなわち、器本体38の合
成樹脂塗料を塗布すべき部分と、器本体38の外側漆層
上の上部40の合成樹脂塗料を塗布しない部分との境界
の、合成樹脂塗料を塗布しない側に、テープを一定幅だ
け巻いた状態で、そのテープの表面を含めて、例えば、
合成樹脂塗料を吹き付ける方法、あるいは刷毛等により
塗布する方法等により、合成樹脂塗料を塗布することに
より、器本体38の合成樹脂塗料を塗布すべき部分のみ
に、合成樹脂塗料を充分に塗布できる。器本体38の外
側漆層上の上部40に合成樹脂塗料層33を形成しない
場合は、器本体38の上部に口を付けながら、器本体3
8内にある、例えば、ご飯、汁物等の飲食物を食べた
り、飲んだりしても問題はなく、安全性において格段に
優れる。
【0034】尚、本発明に係る飲食用の器は、上述した
実施例に限定されるわけではなく、その他種々の変更が
可能である。例えば、上記実施例では、器本体38の合
成樹脂塗料を塗布すべき部分と、器本体38の外側漆層
上の上部40の合成樹脂塗料を塗布しない部分との境界
を明確にしたが、必ずしもその境界を明確にする必要は
ない。また、器本体38の素材は、漆塗り用の素材とし
て使用できるものであれば、木、竹以外のものであって
もよいし、器本体38は、上記実施例の形状以外の、そ
の他どのような形状に形成されていても良い。更に、本
発明は、例えば、杯、湯呑み等の飲用専用の器に実施す
ることもできる。
【0035】
【発明の効果】以上、詳述したところから明らかなよう
に、この発明にかかる箸及び箸の製造方法、並びに、飲
食用の器によれば、次の効果がある。
【0036】請求項1に記載された箸によれば、木、竹
等からなる箸本体のほぼ全面に、人体に有害な成分を含
まない漆、もしくはその漆に鉄分等の無害な顔料を混入
させた漆等からなる漆層を形成し、箸先部以外の適宜部
分の前記漆層上に、合成樹脂塗料層を形成してなるの
で、合成樹脂塗料層に傷が生じて、その一部に亀裂等が
生じても、漆層が木、竹等からなる箸本体への水等の含
浸を防止するため、箸本体の膨張もなく、合成樹脂塗料
層の剥がれを防止することができる。また、合成樹脂塗
料層は、箸の見栄えを良くするとともに、箸先部には、
合成樹脂塗料のような体内に入るとあまり良くないもの
を塗布せずに、人体に有害な成分を含まない漆層のみが
形成されているので、その箸は人体に対して無害で安全
性に優れる。
【0037】また、請求項2に記載された箸によれば、
箸先部には、人体に有害な成分を含まない漆、もしくは
その漆に鉄分等の無害な顔料を混入させた漆の乾漆粉を
付着することによって、滑り止め部を形成しているた
め、食べ物を口先に、もしくは皿、容器等の間で運ぶ際
に、箸先部から食べ物が落下しにくくなるとともに、そ
の箸は人体に無害であるため安全性にも優れる。
【0038】また、請求項3に記載された箸の製造方法
によれば、木、竹等からなる箸本体のほぼ全面に、人体
に有害な成分を含まない漆、もしくはその漆に鉄分等の
無害な顔料を混入させた漆を一回以上塗布して漆層を形
成するので、箸先部には、人体に無害な漆層のみが形成
され、安全性に優れる。また、箸先部以外の適宜部分の
前記漆層の塗布面上に、合成樹脂塗料を一回以上塗布し
て合成樹脂塗料層を形成するので、塗布された合成樹脂
塗料層に傷が生じて、その一部に亀裂等が生じても、前
記漆層が木、竹等からなる箸本体への水等の含浸を防止
するため箸本体の膨張もなく、合成樹脂塗料層の剥がれ
を防ぐことができる。また、箸先部以外の適宜部分の合
成樹脂塗料層は、箸の見栄えを良くすることができる。
【0039】また、請求項4に記載された箸の製造方法
によれば、箸先部には、人体に有害な成分を含まない
漆、もしくはその漆に鉄分等の無害な顔料を混入させた
漆で下地塗りをした後、人体に有害な成分を含まない粘
稠性のある漆を塗布した上で、人体に有害な成分を含ま
ない漆、もしくはその漆に鉄分等の無害な顔料を混入さ
せた漆の乾漆粉を粉付けし、その粉付けした乾漆粉を、
人体に有害な成分を含まない漆、もしくはその漆に鉄分
等の無害な顔料を混入させた漆を塗布することにより粉
おさえを行ってから研ぎを行うことにより、表面が粗面
となった滑り止め部を形成することができるので、食べ
物を口先に、もしくは皿、容器等の間で運ぶ際に、箸先
部から食べ物が落下しにくくなるとともに、その箸は人
体に無害であるため安全性にも優れる。
【0040】また、請求項5に記載された飲食用の器に
よれば、木、竹等からなる器本体の内側及び外側のほぼ
全面に、人体に有害な成分を含まない漆、もしくはその
漆に鉄分等の無害な顔料を混入させた漆等からなる漆層
を形成し、器本体の内側以外の適宜部分の前記漆層上に
合成樹脂塗料層を形成してなるので、合成樹脂塗料層に
傷が生じて、その一部に亀裂等が生じても、漆層が木、
竹等からなる器本体への水等の含浸を防止するため、器
本体の膨張もなく、合成樹脂塗料層の剥がれを防止する
ことができる。また、合成樹脂塗料層は、飲食用の器の
見栄えを良くするとともに、器本体の内側には、合成樹
脂塗料のような体内に入るとあまり良くないものを塗布
せずに、人体に有害な成分を含まない漆層のみが形成さ
れているので、その飲食用の器は人体に対して無害で安
全性に優れる。
【0041】更に、請求項6に記載された飲食用の器に
よれば、器本体の外側漆層上のほぼ全部、もしくは器本
体の外側漆層上の上部を除くその他の適宜部分に、合成
樹脂塗料層を形成してなるので、合成樹脂塗料層は、飲
食用の器の美感を高めている。また、器本体の外側漆層
上の上部に合成樹脂塗料層を形成しない場合は、器本体
の上部の漆層に口を付けても、合成樹脂塗料層には口を
付けないので、器本体の上部の漆層に口を付けながら、
器本体内にある飲食物を食べたり、飲んだりしても特に
問題はなく、安全性において格段に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る箸の第1の実施例であって、箸
本体の全面に漆層を形成した状態を示す平面図である。
【図2】第1の実施例の箸の箸本体に合成樹脂塗料を塗
布する工程を示す平面図である。
【図3】第1の実施例の箸の箸本体に合成樹脂塗料を塗
布した状態を示す平面図である。
【図4】この発明に係る箸の第2の実施例であって、箸
本体に段差部を形成した状態を示す平面図である。
【図5】第2の実施例の箸の箸先部に、乾漆粉を付着さ
せた状態を示す平面図である。
【図6】第2の実施例の箸の箸先部に、乾漆粉を付着さ
せた後、その箸先部を研いで滑り止め部を形成し、か
つ、箸本体に漆を塗布した状態を示す平面図である。
【図7】第3の実施例の箸の箸本体に合成樹脂塗料を塗
布した状態を示す平面図である。
【図8】第3の実施例の箸の箸本体の上部を切断した状
態を示す平面図である。
【図9】この発明に係る飲食用の器の一実施例であっ
て、器本体の内側及び外側の全面に漆層を形成し、外側
漆層上のほぼ全部に合成樹脂塗料を塗布した状態を示す
斜視図である。
【図10】この発明に係る飲食用の器の他の実施例であ
って、器本体の内側及び外側の全面に漆層を形成し、外
側漆層上の上部を除くその他の適宜部分に合成樹脂塗料
を塗布した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、8、17 箸 2、9、18 箸本
体 3、10、19 漆層 4、11、20 箸先
部 5、21 合成樹脂塗料層 12 乾漆粉
13 滑り止め部 30、37 飲食用の器 31、38 器本体 32 漆層 33 合成樹脂塗料層 40 器本体の外側の上部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木、竹等からなる箸本体のほぼ全面に、
    人体に有害な成分を含まない漆、もしくはその漆に鉄分
    等の無害な顔料を混入させた漆等からなる漆層を形成
    し、箸先部以外の適宜部分の前記漆層上に合成樹脂塗料
    層を形成してなる箸。
  2. 【請求項2】 前記箸先部には、人体に有害な成分を含
    まない漆、もしくはその漆に鉄分等の無害な顔料を混入
    させた漆の乾漆粉を付着することによって、滑り止め部
    を形成してなる請求項1に記載の箸。
  3. 【請求項3】 木、竹等からなる箸本体のほぼ全面に、
    人体に有害な成分を含まない漆、もしくはその漆に鉄分
    等の無害な顔料を混入させた漆を一回以上塗布して漆層
    を形成し、箸先部以外の適宜部分の前記漆層の塗布面上
    に、合成樹脂塗料を一回以上塗布して合成樹脂塗料層を
    形成する箸の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記箸先部には、人体に有害な成分を含
    まない漆、もしくはその漆に鉄分等の無害な顔料を混入
    させた漆で下地塗りをした後、人体に有害な成分を含ま
    ない粘稠性のある漆を塗布した上で、人体に有害な成分
    を含まない漆、もしくはその漆に鉄分等の無害な顔料を
    混入させた漆の乾漆粉を粉付けし、その粉付けした乾漆
    粉を、人体に有害な成分を含まない漆、もしくはその漆
    に鉄分等の無害な顔料を混入させた漆を塗布することに
    より粉おさえを行ってから研ぎを行って、滑り止め部を
    形成する、請求項3に記載の箸の製造方法。
  5. 【請求項5】 木、竹等からなる器本体の内側及び外側
    のほぼ全面に、人体に有害な成分を含まない漆、もしく
    はその漆に鉄分等の無害な顔料を混入させた漆等からな
    る漆層を形成し、器本体の内側以外の適宜部分の前記漆
    層上に合成樹脂塗料層を形成してなる飲食用の器。
  6. 【請求項6】 前記器本体の外側漆層上のほぼ全部、も
    しくは器本体の外側漆層上の上部を除くその他の適宜部
    分に、合成樹脂塗料層を形成してなる請求項5に記載の
    飲食用の器。
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