JPH0711602U - インサート - Google Patents

インサート

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JPH0711602U
JPH0711602U JP4602493U JP4602493U JPH0711602U JP H0711602 U JPH0711602 U JP H0711602U JP 4602493 U JP4602493 U JP 4602493U JP 4602493 U JP4602493 U JP 4602493U JP H0711602 U JPH0711602 U JP H0711602U
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cavity
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清寿 渋谷
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株式会社アカギ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、配管用の支持金具などを吊り下げる
のに利用されるものであり、吊り下げ棒を回転せずに取
り付けることのできる所謂ワンタッチインサートを明ら
かにするものである。 【構成】本考案のインサートは、上端が閉塞16されて
いると共に、その周縁に鍔状突起13が形成されてお
り、内側に、段部を境に上段空洞11と下段空洞12が
形成されているインサート本体14の空洞内に、内側に
割りナット20が組み込まれており、上端に前記した空
洞の段部に係合する鍔部22を、下端に切欠部23が形
成されている一対の割り部材20が、スプリング31に
より下段空洞12方向に常時押圧された状態で配置され
ていることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スラブコンクリートの下面に埋め込んでおき、配管用の支持金具等 を取り付けるのに利用されるインサートに関する。
【0002】
【従来技術】
古くから利用されている従来からのインサートは、実開平4−108705号 公報の図4・図5に示されているように、基端に鍔状突起等が形成されている筒 体の内側に雌ネジが用意されているタイプである。このインサートは、床型枠の 所定の位置に取り付けておき、コンクリートの打設・養生を待って床型枠を取り 外すとスラブコンクリートの下面に残留するもので、インサート側の雌ネジを利 用して全体又は一部に雄ネジが用意されている配管用支持金具等の吊り下げ棒を 取り付けるものである。
【0003】 上記した従来タイプのインサートは、吊り下げ棒の取り付けに際してネジを係 合させるために吊り下げ棒を回転させる必要があり、作業の総量から見るとかな り煩雑であり作業能率の低いものであった。このため、吊り下げ棒の取り付けに 際して回転させる必要のない、所謂「ワンタッチインサート」なるものが登場し て重宝されている。
【0004】 上記の所謂「ワンタッチインサート」も幾つかのタイプがあり、例えば、ネジ の先端を特殊形状にし、単にインサートの空胴部に吊り下げ棒の先端を差し込む だけでフックがかかるように構成されたもの(実開平4−108705号)、支 持金具の吊り下げ棒の先端を曲げ加工しておき、インサートに差し込んで回すこ とによりフックがかかるように構成されたもの(実開平4−87902号)、他 方、支持金具の吊り下げ棒の雄ネジ部分をインサートの空洞部分に用意されてい る弾性係止片に係合させるよう構成されたもの(実開平1−168716号)な どが知られている。
【0005】 また、実開昭1−130403号公報に示されているように、インサートの空 洞部分を漏斗状に形成して、この部分に二分割された独楽状の割りナットを配置 し、これを上方からバネで押圧するように構成されたものが知られている。これ は、吊り下げ棒の挿入・挿入停止により、割りナットが漏斗状部を上下すること で内径が変化し、割りナットの雌ネジと吊り下げ棒の雄ネジとが係合解除・係合 復帰を行うよう工夫されたものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記した所謂「ワンタッチインサート」は使い勝手がよく作業能率が非常に向 上する利点から普及の傾向にあるが、反面、製造コストが高くなり安価に供給で きない難点がある。本考案はこの点に着目し、製造コストの低廉化を計り、安価 に供給することが可能である改良された所謂「ワンタッチインサート」を明らか にすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のインサートは、上端が閉塞されていると共に、その周縁に鍔状突起が 形成されており、内側に、段部を境に上段空洞と下段空洞が形成されているイン サート本体の空洞内に、内側に割りナットが組み込まれており、上端に前記した 空洞の段部に係合する鍔部を、下端に切欠部が形成されている一対の割り部材が 、スプリングにより下段空洞方向に常時押圧された状態で配置されており、該割 り部材は前記インサート本体の下端から挿入される配管用支持金具の吊り下げ棒 に押されて前記上段空洞側に移動し、前記段部の頂部を支点として逆八の字状に 変形して該吊り下げ棒の通過を許容し、該吊り下げ棒の押圧を停止すると前記ス プリングにより押し下げられて復帰し、該吊り下げ棒の雄ネジと前記一対の割り 部材に組み込まれている割りナットの雌ネジとが螺合するよう構成されているこ と、を特徴とする。
【0008】
【考案の具体的構成】 次に、上記した特徴を有する本考案を添付図面に従って詳細に説明する。 図1に示すように、本考案に係るインサートは、内部が、段部10を境に上段 空胴11と下段空胴12とになっている断面円形の筒状体であり、上端部に鍔状 突起13が形成されているインサート本体14と、段部10に係合する一対の割 り部材20、この割り部材20の内側に配置される割りナット21、割り部材2 0の上方に配置されるワッシャ30、スプリング31とで構成される。
【0009】 割り部材20は、一対でパイプ状となり、下段空胴12の直径に略等しい外径 を持つものであり、その上端には空胴の段部10に係合する鍔部22が形成され ており、下端側には切欠部23が形成されている。 上記したように、、割り部材20のそれぞれの内側には、割りナット21が配 置されている。
【0010】 割り部材20と割りナット21の組み合わせは、様々な態様に構成することが でき、例えば、割り部材20の上端を外側に曲げ加工して鍔部22を形成すると 共に、内側に割りナット21を熔接等の手段により固着する態様、割りナット2 1として段付きのナットを用い、その段部を鍔部22として利用し、段部から下 に鍔部を持たない半切りパイプを熔接等の手段で固着する態様、割り部材20と 割りナット21を単一の部材として一体的に構成する態様、即ち、鍔部22と切 欠部23とを有する部材の内側に雌ネジを形成した態様、等が例示できる。 尚、当然のことながら、インサート本体12の上端は、蓋16で閉塞(例えば カシメ止め等)されており、また、下端には、配管等支持具の吊り下げ棒40が 挿入される開口15が設けられている。
【0011】 図1は、吊り下げ棒40を挿入する以前の状態を示しており、割り部材20は スプリング31の力により下方に押し下げられ、段部10に鍔部22が係合する 位置で停止している。
【0012】 上記の状態から、雄ネジが形成されている吊り下げ棒40を下方から直線状に 挿入すると、吊り下げ棒40の先端のネジ山が割りナット21の最下段のネジに 接触し、スプリング31の力に抗して、割りナット21を割り部材20と共に上 方に押し上げ、吊り下げ棒40を更に押し込むと、割り部材20(割りナット2 1)は左右に分かれて上段空洞11の上方に逃げ、図2に示す状態に至る。
【0013】 図2から明らかなように、割り部材20が左右に分かれて上方に逃げ動作を行 ったとき、割り部材20の下方同士が接触して逃げ動作を阻害することがないよ うに切欠部23が機能する。また、このとき、割り部材20は、上段空洞11の 内径が下段空洞12の内径よりも大になっているので、段部10の突端を支点と して逆八の字状に分かれる。この状態では、割りナット21の雌ネジと吊り下げ 棒40の雄ネジは係合しないが、吊り下げ棒40に対する押圧力をなくすと、割 りナット21がその上部に配置されているスプリング31の力で下方に押し戻さ れ、鍔部22が段部10に係合する位置まで来ると、一対の割りナット21は平 行状態となり、その雌ネジと吊り下げ棒の雄ネジとが係合し、吊り下げ棒40は インサートに固定状態となる。
【0014】 上記の状態で、吊り下げ棒40を順回転・逆回転させることにより吊り下げ高 さの微調整を行うことが可能となる。 尚、吊り下げ棒40に代えて、索条体を用いてもよい。
【0015】
【考案の効果】
本考案に係るインサートは、そのインサート本体14をプレス加工により安価 なコストで製造することができ、また、割りナット21も独楽型などの特殊な外 形形状のものでなく丸棒・角棒などの通常のものを利用することができるので製 造コストの低減化に有利であり、全体として非常に低廉価格で供給することが可 能となり、頭記した目的の達成が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す縦断面図
【図2】同上実施例における作用を示す縦断面図
【符号の説明】
10−段部 11−上段空洞 12−下段空洞 13−鍔状突起 14−インサート本体 15−開口 16−蓋 20−割り部材 21−割りナット 22−鍔部 23−切欠部 30−ワッシャ 31−スプリング 40−吊り下げ棒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端が閉塞されていると共に、その周縁に
    鍔状突起が形成されており、内側に、段部を境に上段空
    洞と下段空洞が形成されているインサート本体の空洞内
    に、内側に割りナットが組み込まれており、上端に前記
    した空洞の段部に係合する鍔部を、下端に切欠部が形成
    されている一対の割り部材が、スプリングにより下段空
    洞方向に常時押圧された状態で配置されており、該割り
    部材は前記インサート本体の下端から挿入される配管用
    支持金具の吊り下げ棒に押されて前記上段空洞側に移動
    し、前記段部の頂部を支点として逆八の字状に変形して
    該吊り下げ棒の通過を許容し、該吊り下げ棒の押圧を停
    止すると前記スプリングにより押し下げられて復帰し、
    該吊り下げ棒の雄ネジと前記一対の割り部材に組み込ま
    れている割りナットの雌ネジとが螺合するよう構成され
    ていることを特徴とするインサート。
JP1993046024U 1993-07-30 1993-07-30 インサート Expired - Lifetime JP2594009Y2 (ja)

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JP1993046024U JP2594009Y2 (ja) 1993-07-30 1993-07-30 インサート

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JP1993046024U JP2594009Y2 (ja) 1993-07-30 1993-07-30 インサート

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JPH0711602U true JPH0711602U (ja) 1995-02-21
JP2594009Y2 JP2594009Y2 (ja) 1999-04-19

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