JPH0536116U - 蓋状体固定具 - Google Patents
蓋状体固定具Info
- Publication number
- JPH0536116U JPH0536116U JP9361791U JP9361791U JPH0536116U JP H0536116 U JPH0536116 U JP H0536116U JP 9361791 U JP9361791 U JP 9361791U JP 9361791 U JP9361791 U JP 9361791U JP H0536116 U JPH0536116 U JP H0536116U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adapter
- lid
- shaped
- fixing
- umbrella
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- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 着脱が簡単にでき、脱落のおそれがない蓋状
体固定具を得る。 【構成】 茸状のアダプタ3の頂面に蓋状体(オリフィ
ス板)2を固定する手段であって、アダプタ3の傘状部
に外嵌する筒状部5dの上端に内側に張り出した縁部5
cが形成され、筒状部5dにアダプタ3の傘状部の下面
に小角度で交差するように傾斜する一対の溝穴5a,5
bが形成された固定金物5と、固定金物5の溝穴5a,
5bに弾性変形されて挿入され、この溝穴5a,5b内
で弾性復元力により固定金物5をアダプタ3に固定する
方向に弾性変形傾向を有するように形成された二又ばね
6とからなる。
体固定具を得る。 【構成】 茸状のアダプタ3の頂面に蓋状体(オリフィ
ス板)2を固定する手段であって、アダプタ3の傘状部
に外嵌する筒状部5dの上端に内側に張り出した縁部5
cが形成され、筒状部5dにアダプタ3の傘状部の下面
に小角度で交差するように傾斜する一対の溝穴5a,5
bが形成された固定金物5と、固定金物5の溝穴5a,
5bに弾性変形されて挿入され、この溝穴5a,5b内
で弾性復元力により固定金物5をアダプタ3に固定する
方向に弾性変形傾向を有するように形成された二又ばね
6とからなる。
Description
【0001】
この考案は、ボイラの水管管端に装着するオリフィス板のように、茸状のアダ プタの頂面に装着する蓋状体を固定する手段に関するものである。
【0002】
図2は、ボイラの水管管端にオリフィス板を固定する従来の手段を示す。水管 に連通する茸状のアダプタ3にオリフィス板2を装着し、図示のような断面Uま たはV字状の環状抑え金物7を被せ、ボルト・ナット8で締付けて固定する。
【0003】
従来の蓋状体固定具は上記のようであるが、振動等によりボルト・ナット8が 緩んで落下するなどして、重大な事故原因となっていた。
【0004】 この考案は上記課題を解消するためになされたもので、着脱は簡単容易で、脱 落のおそれがない蓋状体固定具を得ることを目的とする。
【0005】
この考案に係る蓋状体固定具は、アダプタの傘状部に外嵌する筒状部の上端に 蓋状体の周囲を抑えるように内側に張り出した縁部が形成され、前記筒状部に前 記アダプタの傘状部の下面に小角度で交差するように傾斜する一対の溝穴が形成 された固定金物と、この固定金物の前記一対の溝穴に弾性変形されて挿入され、 この溝穴内で前記固定金物を前記アダプタに固定する方向に弾性復元傾向を有す るように形成された二又ばねとからなるものである。
【0006】
この考案における蓋状体固定具は、蓋状体を被せたアダプタに、固定金物の筒 状部を外嵌させて上端の縁部で蓋状体を抑えるようにして被せた後、固定金物の 一対の溝穴に二又ばねを弾性変形させて挿入して手を離せば、二又ばねは溝穴内 で固定金物をアダプタに固定させる方向に弾性復元変形し、蓋状体をアダプタに 抑えつけて固定する。開放するときは、二又ばねを手で弾性変形させて溝穴から 抜き出せば、自由に開放することができる。
【0007】
以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1はこの考案の一実施例 によるボイラ水管アダプタにオリフィス板を固定する手段を示す。図1において 、3はアダプタであり、外形は茸状をなし、中心には水管と同じ内径の穴が貫通 形成されている。図1(B)に示すように、アダプタ3の基部は、ボイラドラム のような容器4の内面に、水管に直通する穴に直通するように溶接で固着されて いる。各水管はボイラ内の配管位置によって受熱量に差があるので、水管への流 量を調整するため、アダプタ3の頂面にオリフィス板2を装着する。なお、オリ フィス板2は、ボイラの試運転により試行錯誤により調整設定するので、穴径の 異なるオリフィス板2と交換する必要がある。また、ボイラの酸洗いをする時は オリフィス板2を取り外す必要がある。
【0008】 オリフィス板2のような蓋状体を固定するこの蓋状体固定具は、固定金物5と 二又ばね6とからなる。固定金物5はアダプタ3の傘状部に外嵌する内径の筒状 部5dと、筒状部5dの上端に内側に張り出してオリフィス板2の周囲上面を抑 えるように形成された縁部5cとからなる。なお、固定金物5は、金物といって も、温度等の条件が許せば、金属でなく、例えばプラスチック等でもよいことは 勿論である。固定金物5の筒状部5dには、第1溝穴5a及び第2溝穴5bが明 けられている。図1(A),(B)に示すように、溝穴5a,5bは、アダプタ 3の傘状部の下面の側面から見た線に20度程度の角度で交差するように外側上 がりの傾斜に形成されている。交差角度が小さいと製作等に精度を要するが固定 力が強く、交差角度が大きいと製作等は容易であるが固定力が比較的弱い。第1 溝穴5aは閉じた長穴状であり、第2溝穴5bは開口を有する長穴である。
【0009】 二又ばね6は耐食性のあるばね鋼棒材等で製作され、、図1(D)に示すよう に、中央部で円形に曲げて二又にし、両先端部は外側に鍵状に折り曲げた形状と なっている。二又間の角度は、手で押し狭めて溝穴5a,5bに挿入装着するよ うに、自由状態ではかなり大きな角度になるように形成されている。なお、二又 の形状は、例えば、単なるU字状としてもよい。
【0010】 次に、作用について説明する。図1に示すように、アダプタ3の傘状部の頂面 にオリフィス板2を置き、その上から固定金物5の筒状部5dをアダプタ3に外 嵌させて挿入し、固定金物5の縁部5cでオリフィス板2の上面周囲を抑えるよ うにする。次に、固定金物5の第1溝穴5aに二又ばね6の一方の足を挿入し、 次に、二又ばね6の他方の足を手で押し狭めて弾性変形させながら、第2溝穴5 bの開口から第2溝穴5b内に挿入した後、手を離すと、二又ばね6は弾性復元 力により足の角度が開くように変形し、二又ばね6の足は各溝穴5a,5b内を 外方へ移動しようとする。ところが、溝穴5a,5bは、アダプタ3の傘状部の 下面の線より外上向きに交差するように形成されているので、二又ばね6の足が アダプタ3の傘状部の下面に接触した後は、二又ばね6の足が開くにつれて、二 又ばね6は固定金物5をアダプタ3に対して下方へ引き下げるように働き、固定 金物5の縁部5cはオリフィス板2をアダプタ3に抑えつけて固定する。以上の ように、簡単な動作で固定することができる。また、二又ばね6の弾性復元力に より自然に固定するので、振動等により外れるおそれなどは全くない。オリフィ ス板2の取替等のため開放するときは、二又ばね6の図の左側の足を中心側へ手 で押し狭めて第2溝穴5bの開口から外へ出し、次に、二又ばね6の図の右側の 足を第1溝穴5aから抜き出す。これで、固定金物5を拘束するものはなく、固 定金物5を上方へ取り外せば、オリフィス板2の取替等を行うことが自由にでき る。
【0011】 なお、図示の実施例では、溝穴5a,5bは、アダプタ3の傘状部の下面の線 に対して外側上がりの形状とし、二又ばね6が弾性復元力により開くことにより 固定する構成であるが、逆に、溝穴5a,5bの傾斜を、アダプタ3の傘状部の 下面の線に対して内側上がりの形状とし、二又ばね6を拡げて溝穴に挿入し、二 又ばね6が弾性復元力により閉じることにより固定する構成としてもよい。また 、図示の実施例では、第2溝穴5bは開口があるが、第1溝穴5aと同様な閉じ た溝穴としてもよい。
【0012】
以上のように、この考案によれば、ばねの弾性復元力により固定させるように したので、簡単に着脱することができ、脱落のおそれがない蓋状体固定具が得ら れる。
【図1】この考案の一実施例による蓋状体固定具を示
し、(A)は側面図、(B)は縦断面図、(C)は平面
図、(D)は二又ばねの平面図である。
し、(A)は側面図、(B)は縦断面図、(C)は平面
図、(D)は二又ばねの平面図である。
【図2】従来の蓋状体固定具を示し、(A)は縦断面
図、(B)は平面図である。
図、(B)は平面図である。
2:オリフィス板、 3:アダプタ、5:固定金物、
5a,5b:溝穴、 5c:縁部、 5d:筒状部、
6:二又ばね。
5a,5b:溝穴、 5c:縁部、 5d:筒状部、
6:二又ばね。
Claims (1)
- 【請求項1】 茸状のアダプタの頂面に蓋状体を固定す
る蓋状体固定具であって、前記アダプタの傘状部に外嵌
する筒状部の上端に前記蓋状体の周囲を抑えるように内
側に張り出した縁部が形成され、前記筒状部に前記アダ
プタの傘状部の下面に小角度で交差するように傾斜する
一対の溝穴が形成された固定金物と、この固定金物の前
記一対の溝穴に弾性変形されて挿入され、この溝穴内で
前記固定金物を前記アダプタに固定する方向に弾性復元
傾向を有するように形成された二又ばねとからなること
を特徴とする蓋状体固定具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9361791U JPH0536116U (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 蓋状体固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9361791U JPH0536116U (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 蓋状体固定具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0536116U true JPH0536116U (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=14087285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9361791U Withdrawn JPH0536116U (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 蓋状体固定具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0536116U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7877040B2 (en) | 2005-09-28 | 2011-01-25 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image recording apparatus |
-
1991
- 1991-10-21 JP JP9361791U patent/JPH0536116U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7877040B2 (en) | 2005-09-28 | 2011-01-25 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image recording apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960208 |