JPH07115720B2 - モータ微小付勢データ作成機能を有する給油装置 - Google Patents

モータ微小付勢データ作成機能を有する給油装置

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JPH07115720B2
JPH07115720B2 JP62020638A JP2063887A JPH07115720B2 JP H07115720 B2 JPH07115720 B2 JP H07115720B2 JP 62020638 A JP62020638 A JP 62020638A JP 2063887 A JP2063887 A JP 2063887A JP H07115720 B2 JPH07115720 B2 JP H07115720B2
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重美 小向
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    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67DDISPENSING, DELIVERING OR TRANSFERRING LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B67D7/00Apparatus or devices for transferring liquids from bulk storage containers or reservoirs into vehicles or into portable containers, e.g. for retail sale purposes
    • B67D7/04Apparatus or devices for transferring liquids from bulk storage containers or reservoirs into vehicles or into portable containers, e.g. for retail sale purposes for transferring fuels, lubricants or mixed fuels and lubricants

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プリセット給油、整数停止給油、自動満タン
給油等に用いるモータ微小付勢データを、給油装置の設
置条件、油種等に応じて自動的に作成するモータ微小付
勢データ作成機能を有する給油装置に関する。
〔従来技術〕
一般に、給油装置で車輛の燃料タンクに所望量の油液を
給油するには、給油作業に先立って所望量を設定するプ
リセット給油、給油途中で所望の給液量に最も近い整数
値で給液の停止を行わせる整数停止給油等がある。
そして、このようなプリセット給油、整数停止給油を正
確に行わせるため、本出願人は先に特願昭58−69410号
(特開昭59−195715号)としてプリセット給油時の定量
給液制御方式を提案すると共に、特願昭58−151867号
(特開昭60−45199号)として整数給液制御方式を提案
した。
これら各先行技術によるもののうち、例えば後者の整数
給液制御方式は、第7図ないし第9図に示す如く、モー
タ1によって駆動されるポンプ2と、該ポンプ2により
送液される被測流体の流量Vを計測する計測手段3と、
給液途中で現在の給液量に最も近いこれ以上の整数値P
で給液停止を指定するため、給液作業位置近傍等に配設
された押釦スイッチ等からなる整数給液指定手段4と、
ポンプ2により所定の微小流量qだけ給送するよう各所
定の微小流量q1−qnに対応するモータ1の微小付勢時間
t1−tnが、第9図に示すデータテーブル5として記憶さ
れている記憶手段6と、制御手段7とからなり、該制御
手段7は、第8図に示す如く、整数給液指定手段4が操
作されたときモータ1を消勢してポンプ2を停止した後
計測手段3の計測流量V以上の最も近い整数値Pを目標
給液量として設定し、ポンプ2が停止しているのを確認
して当該目標給液量Pと計測流量Vとの差(P−V)を
演算し、この差(P−V)を減少するようなモータ1の
付勢時間Δtを記憶手段6に記憶されている微小付勢時
間t、即ちt1−tnに基づいてこの中から選択設定し、当
該付勢時間だけモータ1を付勢しポンプ2を駆動する構
成とし、さらに制御手段7は目標給液量Pに対して計測
手段3により計測された流量Vの差が零となるまで、即
ちVとなるまで上記動作を繰返すことにより、計測流
量Vが目標給液量Pに到達するように給液制御を行うよ
うになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
然るに、微小付勢時間tに対する微小流量qは、モータ
1の定格回転数、60Hzか50Hzかというモータ1の電源周
波数、ガソリン、軽油等の油種、配管、ホースの長さ、
口径等の諸要因によって異なる。このため、第8図に示
すデータテーブル5はこれら各仕様毎に作成しておかな
くてはならず、各仕様のデータテーブルのすべてを記憶
手段に記憶させておく場合には、記憶手段の記憶容量が
大きくなってその分高価な記憶手段を用いる必要があ
り、また、各仕様のデータテーブル毎に記憶手段を用意
する場合には、誤って別の仕様のデータテーブルが記憶
された記憶手段を給油装置に設けてしまって整数給液を
正確に行えない可能性がある。
本発明はこのような先行技術による問題点に鑑みなされ
たもので、給油装置にモータ微小付勢データの作成機能
を付加することにより、給油装置を設置したとき、当該
給油装置自身でデータを作成することができるようにし
たモータ微小付勢データ作成機能を有する給油装置を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、本発明は、モータにより
駆動されるポンプと、該ポンプにより送液される被測流
体の流量を計測する計測手段とからなる給油装置におい
て、 該給油装置の動作モードを微小流量データ作成モードに
設定する作成モード設定手段と、 微小流量データ作成時に前記計測手段から出力される計
測データが格納される第1,第2の記憶手段と、 給油作業時に使用するため、作成される微小流量データ
が記憶される第3の記憶手段と、 前記作成モード設定手段により微小流量データ作成モー
ドが設定されたときに、前記モータを起動制御すると共
に前記第1,第2,第3の記憶手段にデータを格納すること
により微小付勢データを自動的に作成する制御手段とが
設けられ、 該制御手段は、 n段階の異なるモータ微小付勢時間MT(n)のそれぞれ
に対して前記モータを所定回数mずつ付勢して前記計測
手段によって計測された所定回数mの微小流量bmを該n
段階のモータ微小付勢時間MT(n)のそれぞれについて
前記第1の記憶手段に格納し、 該第1の記憶手段に格納したm個の微小流量bmに基づい
て前記n段階のモータ付勢時間MT(n)のそれぞれに対
応する1つの微小流量Qnを決定して前記n段階のモータ
微小付勢時間MT(n)のそれぞれについて前記第2の記
憶手段に格納し、 該第2の記憶手段に格納されたモータ微小付勢時間MT
(n)毎の微小流量Qnに基づいて残量qに対応するモー
タ微小付勢時間t(q)のデータテーブルを作成して前
記第3の記憶手段に記憶する構成としたことを特徴とす
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図ないし第6図に基づいて
詳述する。
まず、第1図は本実施例が適用される固定式給油装置10
の全体構成図を示し、同図において、該固定式給油装置
10はアイランド上に設置される筺体11を有し、該筺体11
内には一端がタンクに連なる固定配管12が設けられ、該
固定配管12の途中にもモータ13によって駆動されるポン
プ14、流量を計測する流量計15が設けられ、該流量計15
には被測流量に比例した流量パルスを発信する流量パル
ス発信器16が付設されている。
前記固定配管12の他端にはホース17を介して給油ノズル
18が設けられ、該給油ノズル18によって車輛に給油する
ようになっている。19は筺体11の右側面に設けられたノ
ズル掛けで、該ノズル掛け19には給油ノズル18を掛けた
ときに開成し、外したときに閉成するノズルスイッチ20
が設けられている。
21は筺体11の正面に設けられた給油量表示用の表示器
で、該表示器21によって顧客に給油量を表示する。22は
プリセット給油、または整数停止給油時に給油量を設定
する給油量設定スイッチで、該設定スイッチ22は筺体11
の左側に設けられたテンキースイッチとして構成されて
いる。23は前記設定スイッチ22の下側に設けられた学習
モード設定スイッチで、該設定スイッチ23はモータ微小
付勢時間のデータテーブル作成時にのみ使用される。
24は筺体11内に設けられた制御装置で、該制御装置24は
第2図に示すようにインタフェース25、マイクロプロセ
ッサ26、プログラムメモリ27、データメモリ28等から構
成され、インタフェース25は流量パルス発信器16、表示
器21、ノズルスイッチ20、給油量設定スイッチ22、学習
モード設定スイッチ23、さらに交流電源Eに連なるモー
タ駆動回路29を介してモータ13等とそれぞれ接続されて
いる。
ここで、マイクロプロセッサ26は給油ノズル18の操作に
連動するノズルスイッチ20の閉成、開成により、モータ
駆動回路29を介してモータ13の付勢、消勢を行うと共
に、該ノズルスイッチ20の閉成によって表示器21を零リ
セットする第1の機能と、流量パルス発信器16からの流
量パルスを計数し、表示器21に給油量を表示せしめる第
2の機能と、プリセット給油または整数停止給油を行う
ために、給油量設定スイッチ22が操作されたときには、
この設定給油量を読込み、プログラムメモリ27に記憶さ
れているプログラム(図示せず)、及びデータテーブル
28に記憶されている後のq−t(q)テーブル32に従
い、第9図に示す処理動作によってモータ駆動回路29に
付勢信号または消勢信号を出力し、モータ13の付勢、消
勢を繰返して所望量のプリセット給油または整数停止給
油を行わせる第3の機能とを有している。なお、上記第
1〜第3の機能は前述した各先行技術のものと格別変わ
るところがない。
さらに、本実施例ではプログラムメモリ27に第4図
(イ)〜第4図(ハ)に示すプログラムが格納され、学
習モード設定スイッチ23を操作したときには、q−t
(q)テーブル32を自動的に作成する学習機能を第4の
機能として備えている。
このような学習機能を発揮するため、データメモリ28に
は、第3図に示す如く繰返し回数m−微小流量bm記憶テ
ーブル30(以下、この記憶テーブル30を「m−bmテーブ
ル30」という)と、モータ微小付勢時間MT(n)−最大
微小流量Qn記憶テーブル31(以下、この記憶テーブル31
を「MT(n)−Qnテーブル31」という)と、残量q−モ
ータ微小付勢時間tq記憶テーブル32(以下、この記憶テ
ーブル32を「q−t(q)テーブル32」という)とを有
している。
ここで、m−bmテーブル30はn段階のモータ微小付勢時
間MT(n)毎にm=1,2,3からなる3回ずつモータ13を
微小付勢するとき、流量計16によって計測された3回の
微小流量bmをそれぞれ所定時間記憶しておくものであ
る。なお、実施例の場合、微小流量bmは流量パルス発信
器16からの流量パルスの数として記憶するもので、当該
流量パルスは0.01(10cc)毎に1パルスずつ発信され
るから、仮に微小流量bmとして「10」を記憶したときに
は、実流量として0.1(100cc)を記憶したことにな
る。なお、この点に関してはMT(n)−Qnテーブル31の
最大微小流量Qn、q−t(q)テーブル32の残量qにつ
いても同様である。
また、MT(n)−Qnテーブル31は各段階n=1,2,…,nの
モータ微小付勢時間MT(n)毎に前記m−bmテーブル30
に3回ずつ記憶されている微小流量bmのうち、最大微小
流量bm maxを最大微小流量Qnとして、前記微小付勢時間
MT(n)の欄毎に記憶するものである。そして、モータ
微小付勢時間MT(n)のうち、最小付勢時間MT(1)は5ms
ecとして設定され、以後MT(2),MT(3),MT(4)…はn=2,
3,4,…となるに従い、10msec,15msec,20msec…と5msec
間隔で大きくなるように設定されている。また、微小付
勢時間MT(n)の段階nは最大微小流量Qnの値が「5
0」、即ち0.5に達するまで繰返される。
さらに、q−t(q)テーブル32はMT(n)−Qnテーブ
ル31に記憶されたモータ微小付勢時間MT(n)毎の最大
微小流量Qnから、微小残量qに対応する微小付勢時間t
(q)をデータテーブルとして作成、記憶するもので、
微小残量Q1,Q2,…Q50に対応する微小付勢時間t1,t2…5
×nとして作成、記憶される。ここで、MT(n)−Qnテ
ーブル31を参照してq−t(q)テーブル32を作成する
とき、所定の微小残量qと同一の最大微小流量QnがMT
(n)−Qnテーブル31中に存在しないときには、計測精
度と安全性の確保のために、1つ手前の微小流量Q(n
−1)に対応する時間値MT(n−1)を有効値として編
集動作させる。また、所定の微小残量と同一値の最大微
小流量QnがMT(n)−Qnテーブル31中に複数存在すると
きは計測精度と安全性の確保のために、微小流量Qnに対
応する時間値MT(n−1)の最小値MT(n)minを有効
値として編集動作させる。なお、前記q−t(q)テー
ブル32は第8図に示す従来技術のデータテーブル5と実
質的に同一である。
本実施例はこのように構成されるが、q−t(q)テー
ブル32を用いてプリセット給油、または整数停止給油を
行う場合の動作については、各先行技術によるものと変
わるところがないから、その説明について省略する。
そこで、以下、第4図(イ)〜第4図(ハ)に示す各ス
テップS1〜S57(以下、これら各ステップを「S1〜S57」
という)、第5図、第6図を参照しつつ、q−t(q)
テーブル32の作成処理動作について述べる。
まず、学習モード設定スイッチ23を操作し(S1)、表示
器21に学習処理移行を表示せしめる(S2)。そして、給
油ノズル18をノズル掛け19から外し、ノズルスイッチ20
を閉成せしめ(S3)、該給油ノズル18をドラム缶等に挿
入する。ノズルスイッチ20の閉成により、表示器21が零
リセットされ(S4)、制御装置24内のタイマTMが零リセ
ットされ(S5)、ポンプ駆動用モータ13を起動し、給油
特性を良好ならしめるために、5の連続給油を行い
(S6〜S9)、流量パルス発信器16からの流量パルスの未
到来時間から給液終了を確認する(S10)。この間が第
5図中の流速特性41、モータ特性41′である。
次に、S10により計測終了が確認されたら、タイヤTMが
作動し(S11)、1000msecが経過したら(S12,S13)、MT
(n)−Qnテーブル31の第1段階の時間n=1、即ちモ
ータ微小付勢時間5msecを設定すると共に(S14,S15)、
m−bmテーブル30の計測回数欄m=1を設定する(S1
6)。そして、表示器21、タイマTMを零リセットし(S1
7,S18)、モータ13を5msecだけ駆動し、給油量を計測す
る(S19〜S22)。いま、ステップS22で5msec経過した
ら、モータ13を停止し(S23)、タイマTMを一時零リセ
ットすると共に再び1000msecの時間を計測し、第1回目
の5msecの給油を終了する(S24〜S29)。この給油終了
を確認したら、給油量Pを読出し(S30)、この値をm
−bmテーブル30の微小流量欄b1に記憶せしめる(S3
1)。なお、実施例の場合、第1回目にモータ13を5msec
駆動したときの微小流量は「0」である。
次に、給油量Pの記憶が終了したら、m−bmテーブル30
の値がm=3か否か判定し(S32)、「NO」ならばm=
2を設定し(S33)、再び前述のステップS17に戻って同
様に第2回目、第3回目の5msecの給油処理を実行す
る。なお、実施例の場合、第2回目、第3回目の微小流
量b2,b3も「0」である(第6図参照)。また、この間
の流速特性は第5図中の符号42A,42B,42Cとして示さ
れ、モータ特性は42A′,42B′,42C′として示される。
このように、モータ微小付勢時間5msecについて3回の
給油量計測が行われたら(S32)、m−bmテーブル30内
の各微小流量b1,b2,b3のうちの最大微小流量bm maxをQ1
として選択し、この値をMT(n)−Qnテーブル31の最大
微小流量欄Q1に記憶せしめる(S34)。なお、実施例の
場合Q1は「0」である。
さて、前述した第1段階の処理が行われたら、最大微小
流量bm maxが50パルス、即ち0.5に達したか否か判定
し(S35)、この値に達していなければ、MT(n)−Qn
テーブル32の第2段階の時間n=2、即ちモータ微小付
勢時間10msecを設定し(S36)、ステップS15に戻って微
小付勢時間10msecで3回の微小駆動を繰返し、この時の
各微小流量はm−bmテーブル30にb1,b2,b3として記憶さ
れる。なお、実施例に場合、各微小流量b1,b2,b3はそれ
ぞれ「1」,「1」,「0」であり(第6図参照)、ま
たこの間の流量特性は第5図中の符号43A,43B,43Cとし
て示され、モータ特性は符号43A′,43B′,43C′として
示される。さらに、この時の最大微小流量bm max「1」
はMT(n)−Qnテーブル31の最大微小流量欄Q2に記憶さ
れる。
次に、第2段階の処理が行われたら、第3段階の時間n
=3、即ちモータ微小付勢時間15msecを設定し、同様の
処理を行うことにより、各微小流量b1,b2,b3をそれぞれ
「2」,「1」,「2」としてm−bmテーブル30に記憶
し、最大微小流量bm maxをMT(n)−Qnテーブル31の最
大微小流量Q3に記憶する。なお、この間の流量特性は第
5図中の符号44A,44B,44Cで示され、モータ特性は符号4
4A′,44B′,44C′として示される。
以下、前述と同様にして最大微小流量Qn(bm max)が
「50」に達するまで第n段階まで繰返され、第3図中に
示すMT(n)−Qnテーブル31が得られる。なお、この間
のm−bmテーブル30は第6図に示す説明図の状態で記憶
処理が繰返される。
かくして、ステップS35で「YES」と判定したときには以
下の各ステップS37〜S49の処理により、q−t(q)テ
ーブル32の編集、作成処理が行われる。
即ち、q−t(q)テーブル32を編集するに際して、初
めに微小残量qと微小付勢時間t(q)の値を初期値と
して零リセットする(S37,S38)。そして、微小残量q
をq=1と歩進し(S39)、次のステップS40でMT(n)
−Qnテーブル31をアクセスしてq=1に等しい最大微小
流量Qn=1の値をアドレスとして、これに対応するモー
タ微小付勢時間MT(n)を検索し、次のステップS41で
は対応する微小付勢時間MT(n)の値があるか否かの判
断をする。
実施例の場合、Qn=1に対応する微小付勢時間MT(n)
=10msecとして存在するから、q−t(q)テーブル32
のq=1に対応する微小付勢時間t(q)を、t(q)
=10として書込み、記憶せしめる(S43)。
次に、この処理が終了したら、q=50に達したか否か判
定し(S44)、当然にこの値に達していないから、再び
ステップS39に戻り、q=2を設定し、前述と同様にq
=Qn=2に対応するモータ微小付勢時間MT(n)をMT
(n)−Qnテーブル31から検索し、MT(n)=15を、q
=2に対応する微小付勢時間t(q)=15として、q−
t(q)テーブル32に書込み、記憶する。
次に、上記処理が終了したら、q=3を設定し、q=Qn
=3に対応するモータ微小付勢時間MT(n)をMT(n)
−Qnテーブル31から検索する。実施例の場合、上記テー
ブル31にはQn=3は存在しないから、ステップS41では
「NO」の判定を行い、ステップS42に進む。このステッ
プS42では追加給油時の計量精度向上のため、t(q)
=t(q)−1のモータ微小付勢時間、即ち実施例の場
合q=3のときの微小付勢時間MT(n)=t(q)=15
を設定し、q−t(q)テーブル32に書込み、記憶す
る。
以下、同様にしてq=4,5,…,50までの微小流量に対応
するモータ微小付勢時間t(q)を記憶し、ステップS4
4で「YES」と判定したときには、q−t(q)テーブル
32には第3図中に示すような状態のデータテーブルが編
集され、第8図のものと同一のものが自動的に作成され
ることになる。そして、ステップS44で「YES」と判定し
たときには、表示器21、タイマTMの値を零リセットする
と共に(S45,S46)、表示器21にデータテーブル32の作
成終了を案内する(S47)。また、次のステップS48では
後述する開弁検知のための計測が内部的に開始される。
かくして、作業者は給油ノズル18を閉弁した後ノズル掛
け19に掛ければ、ノズルスイッチ20が開成することにな
り、ステップS37〜S47までの処理によって、q−t
(q)テーブル32の作成が終了したことになる。
さて、プリセット給油、整数停止給油をポンプ駆動用モ
ータ13の制御によって行う場合、給油ノズル18のレバー
をレバーガードに掛けたまま(開弁状態のまま)で油液
の吐出が停止するものであるから、給油ノズル18が開弁
しているか否か検知する必要がある。
そこで、本実施例では、ステップS47でq−t(q)テ
ーブル32が作成されたときには、引続いてステップS48
〜S57によって給油ノズル18が開弁しているときの検知
量決定処理が行われる。
即ち、ノズルスイッチ20が開成していると判定したとき
(S49)、ポンプ駆動用モータ13を起動し(S50)、タイ
ヤTMの計測を開始し(S51)、該タイマTMが1000msecに
達するまで、該モータ13を駆動する(S52〜S54)。そし
て、この時の給油量Pを読出し(S55)、この測定給油
量Pに例えば3パルスを加えた値を、開弁検知量Mとし
て、データメモリ28の開弁検知量記憶テーブル(図示せ
ず)に記憶せしめ(S56)、給油量の計測を終了する(S
57)。なお、給油ノズル18を閉弁し、ノズル掛け19に掛
けた後にモータ13を再駆動したときの計測給油量Pは、
給油ノズル18が開弁しているために、慣性によってホー
ス17から流出油液を該ホース17につめ込む程度のわずか
な量であり、従って、給油ノズル18を開弁したまま、誤
ってノズル掛け19に掛けた状態で、モータ13を1000msec
駆動した時の吐出流量に比較し、はるかに少ない値であ
る。
かくして、通常のプリセット給油、整数停止給油時に、
給油が終了してノズルスイッチ20が閉成した後に、モー
タ13が1000msec駆動されたときの計測流量P′と開弁検
知量Mとを比較することにより、給油ノズル18を開弁し
たままノズル掛け19に掛けてしまったか否か判定しう
る。
以上の如く、本実施例によれば、学習モード設定スイッ
チ23によって、データテーブルの作成を学習させるよう
に指示すれば、ステップS2〜S36の処理により、m−bm
テーブル30を補助テーブルとしてMT(n)−Qnテーブル
31を作成し、続いてステップS37〜S47の処理によってq
−t(q)テーブル32を自動的に編集作成し、さらにス
テップS48〜S57の処理によって開弁検知量Mを自動的に
記憶せしめることができるから、給油装置10の形式、油
種、電源周波数等に応じて多数のデータテーブルを用意
しておく必要がなく、給油装置10の設定現場で、簡単に
q−t(q)テーブル32を作成することができ、しかも
流量特性の経時変化にも簡便に対処できる。
なお、実施例では給油装置として固定式給油装置を例示
したが、懸垂式給油装置としてもよい。
〔発明の効果〕
本発明に係るモータ微小付勢データ作成機能を有する給
油装置は以上詳述した如くであって、作成モード設定手
段を操作することにより、制御手段はモータを起動制御
して第1,第2,第3の記憶手段にデータを順次格納するこ
とにより、第3の記憶手段には微小流量に対するモータ
微小付勢時間からなるデータテーブルが作成されるか
ら、給油装置の設置現場で給油残量に対するモータ微小
付勢時間のデータテーブルを簡便に作成することがで
き、実機に即して機種毎に多数のデータテーブルを予め
多数作成しておく必要がなく、流量特性の経時変化にも
容易に対処しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の実施例に係り、第1図は
本実施例に用いられる固定式給油装置を一部を破断にし
た全体構成図、第2図は回路構成を示すブロック図、第
3図は第2図中のデータメモリの構成を示す説明図、第
4図(イ)〜第4図(ハ)はモータ微小付勢データテー
ブルを作成するための処理動作を示す流れ図、第5図は
動作説明図にして、第5図(イ)は流速と時間との関係
を示す説明図、第5図(ロ)はモータの微小付勢時間を
示す説明図、第6図はデータメモリ中の微小流量記憶手
段による記憶動作を示す説明図、第7図ないし第9図は
従来技術に係り、第7図は従来技術による整数給液制御
方式を示す機能ブロック図、第8図は微小流量qとモー
タ微小付勢時間tの関係を示すデータテーブル、第9図
は整数給液動作を示す説明図である。 10……固定式給油装置、11……筺体、13……モータ、14
……ポンプ、15……流量計、16……流量パルス発信器、
18……給油ノズル、20……ノズルスイッチ、21……表示
器、22……給油量設定スイッチ、23……学習モード設定
スイッチ(作成モード設定手段)、24……制御装置、25
……インタフェース、26……マイクロプロセッサ、27…
…プログラムメモリ、28……データメモリ、30……m−
bmテーブル(第1の記憶手段)、31……MT(n)−Qnテ
ーブル(第2の記憶手段)、32……q−t(q)テーブ
ル(第3の記憶手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータにより駆動されるポンプと、該ポン
    プにより送液される被測流体の流量を計測する計測手段
    とからなる給油装置において、 該給油装置の動作モードを微小流量データ作成モードに
    設定する作成モード設定手段と、 微小流量データ作成時に前記計測手段から出力される計
    測データが格納される第1,第2の記憶手段と、 給油作業時に使用するため、作成される微小流量データ
    が記憶される第3の記憶手段と、 前記作成モード設定手段により微小流量データ作成モー
    ドが設定されたときに、前記モータを起動制御すると共
    に前記第1,第2,第3の記憶手段にデータを格納すること
    により微小付勢データを自動的に作成する制御手段とが
    設けられ、 該制御手段は、 n段階の異なるモータ微小付勢時間MT(n)のそれぞれ
    に対して前記モータを所定回数mずつ付勢して前記計測
    手段によって計測された所定回数mの微小流量bmを該n
    段階のモータ微小付勢時間MT(n)のそれぞれについて
    前記第1の記憶手段に格納し、 該第1の記憶手段に格納したm個の微小流量bmに基づい
    て前記n段階のモータ付勢時間MT(n)のそれぞれに対
    応する1つの微小流量Qnを決定して前記n段階のモータ
    微小付勢時間MT(n)のそれぞれについて前記第2の記
    憶手段に格納し、 該第2の記憶手段に格納されたモータ微小付勢時間MT
    (n)毎の微小流量Qnに基づいて残量qに対応するモー
    タ微小付勢時間t(q)のデータテーブルを作成して前
    記第3の記憶手段に記憶する 構成としたことを特徴とするモータ微小付勢データ作成
    機能を有する給油装置。
JP62020638A 1987-01-31 1987-01-31 モータ微小付勢データ作成機能を有する給油装置 Expired - Fee Related JPH07115720B2 (ja)

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