JPH07115329A - 乗算回路 - Google Patents

乗算回路

Info

Publication number
JPH07115329A
JPH07115329A JP28446293A JP28446293A JPH07115329A JP H07115329 A JPH07115329 A JP H07115329A JP 28446293 A JP28446293 A JP 28446293A JP 28446293 A JP28446293 A JP 28446293A JP H07115329 A JPH07115329 A JP H07115329A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistors
signal
transistor
collector
supplied
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28446293A
Other languages
English (en)
Inventor
Yamato Okashin
大和 岡信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP28446293A priority Critical patent/JPH07115329A/ja
Publication of JPH07115329A publication Critical patent/JPH07115329A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダブルバランス形の乗算回路において生じる
キャリアリーク成分を大幅に低減する。 【構成】 ダブルバランス形の乗算回路13において、
下側のトランジスタQ2のコレクタと、上側のトランジ
スタQ4、Q5のエミッタとの間に、トランジスタQ23の
エミッタ・コレクタ間を直列接続する。下側のトランジ
スタQ3のコレクタと、上側のトランジスタQ6、Q7の
エミッタとの間に、トランジスタQ33のエミッタ・コレ
クタ間を直列接続する。トランジスタQ23、Q33のベー
スに、所定のベースバイアス電圧を供給してこれらトラ
ンジスタQ23、Q33をベース接地とする。トランジスタ
Q23、Q33のうち、第1の入力信号S12の供給されるト
ランジスタQ2ないしQ3に接続されたトランジスタQ23
ないしQ33のベースに、第1の入力信号S12を、トラン
ジスタQ2ないしQ3のベースに供給された第1の入力信
号S12と同相で供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばスーパーヘテ
ロダイン方式の受信機においてミキサ回路として使用さ
れる乗算回路に関する。
【0002】
【従来の技術】スーパーヘテロダイン方式の受信機とし
て、例えば図3に示すように、ダブルスーパーヘテロダ
イン方式で、ダイレクトコンバージョンタイプの受信機
が知られている。この受信機は、第1周波数変換及び第
2周波数変換を、直交変換により行うことにより、イメ
ージ特性を改善しているものであるが、その動作は以下
のとおりである。
【0003】図3の受信機は、コードレス電話の受信部
を構成している場合であり、その受信信号はFM信号で
ある。そして、その受信したFM信号Srが、端子1か
ら高周波アンプ2を通じて直交変換のI軸用及びQ軸用
の第1ミキサ回路11、21に供給される。
【0004】また、第1局部発振回路14から受信信号
Srのキャリア周波数に等しい周波数の第1局部発振信
号S14が取り出され、この信号S14がミキサ回路11に
供給されるとともに、移相回路24に供給されてπ/2
だけ移相され、その移相信号S24がミキサ回路21に第
1局部発振信号として供給される。
【0005】したがって、簡単のため、図4Aに示すよ
うに、受信信号Srが、その下側帯波の帯域内に信号成
分Saを有し、上側帯波の帯域内に信号成分Sbを有する
とともに、 ωo:受信信号Srのキャリア周波数(角周波数) ωa:信号成分Saの角周波数。ωa<ωo Ea:信号成分Saの振幅 ωb:信号成分Sbの角周波数。ωb>ωo Eb:信号成分Sbの振幅 Δωa=ωo−ωa Δωb=ωb−ωo とすれば、 Sr=Sa+Sb Sa=Ea・sinωat Sb=Eb・sinωbt となる。
【0006】また、 E1:第1局部発振信号S14、S24の振幅 とすれば、 S14=E1・sinωot S24=E1・cosωot である。
【0007】したがって、 S11、S12:ミキサ回路11、21の出力信号 とすれば、 S11=Sr・S14 =(Ea・sinωat+Eb・sinωbt)×E1・sinωot =αa{−cos(ωa+ωo)t+cos(ωo−ωa)t} +αb{−cos(ωb+ωo)t+cos(ωb−ωo)t} =αa{−cos(ωa+ωo)t+cosΔωat} +αb{−cos(ωb+ωo)t+cosΔωbt} S21=Sr・S24 =(Ea・sinωat+Eb・sinωbt)×E1・cosωot =αa{sin(ωa+ωo)t−sin(ωo−ωa)t} +αb{sin(ωb+ωo)t+sin(ωb−ωo)t} =αa{sin(ωa+ωo)t−sinΔωat} +αb{sin(ωb+ωo)t+sinΔωbt} αa=Ea・E1/2 αb=Eb・E1/2 となる。
【0008】そして、上式のうち、角周波数Δωa、Δ
ωbの信号成分が必要な中間周波信号なので、これら信
号S11、S21がローパスフィルタ12、22に供給さ
れ、角周波数Δωa、Δωbの信号成分が、第1中間周波
信号S12、S22として取り出され、 S12=αa・cosΔωat+αb・cosΔωbt S22=−αa・sinΔωat+αb・sinΔωbt とされる。なお、この場合、図4Aからも明らかなよう
に、信号S12、S22は、ベースバンドの信号である。
【0009】さらに、これら信号S12、S22が、直交変
換のI軸用及びQ軸用の第2ミキサ回路13、23に供
給される。また、第2局部発振回路15から比較的低い
周波数の第2局部発振信号S15が取り出され、この信号
S15がミキサ回路13に供給されるとともに、移相回路
25に供給されてπ/2だけ移相され、その移相信号S
25がミキサ回路23に第2局部発振信号として供給され
る。
【0010】したがって、 S15=E2・sinωst S25=E2・cosωst E2:第2局部発振信号S15、S25の振幅 ωs=2πfs fsは、例えば55kHz とするとともに、 S13、S14:ミキサ回路13、23の出力信号 とすれば、 S13=S12・S15 =(αa・cosΔωat+αb・cosΔωbt)×E2・sinω
st =βa{sin(Δωa+ωs)t−sin(Δωa−ωs)t} +βb{sin(Δωb+ωs)t−sin(Δωb−ωs)t} S23=S22・S25 =(−αa・sinΔωat+αb・sinΔωbt)×E2・cos
ωst =−βa{sin(Δωa+ωs)t+sin(Δωa−ωs)
t} +βb{sin(Δωb+ωs)t+sin(Δωb−ωs)t} βa=αa・E2/2 βb=αb・E2/2 となる。
【0011】そして、これらの信号S13、S23におい
て、周波数差が負の値にならないように、信号S13、S
23を変形すると、 S13=βa{sin(Δωa+ωs)t+sin(ωs−Δωa)
t} +βb{sin(Δωb+ωs)t+sin(ωs−Δωb)t} =βa・sin(ωs+Δωa)t+βa・sin(ωs−Δωa)
t +βb・sin(ωs+Δωb)t+βb・sin(ωs−Δωb)
t S23=−βa{sin(Δωa+ωs)t−sin(ωs−Δω
a)t} +βb{sin(Δωb+ωs)t−sin(ωs−Δωb)t} =−βa・sin(ωs+Δωa)t+βa・sin(ωs−Δω
a)t +βb・sin(ωs+Δωb)t−βb・sin(ωs−Δωb)
t となる。
【0012】そして、これら信号S13、S23が加算回路
3に供給されて加算され、加算回路3からは、 S3=S13+S23 =2βa・sin(ωs−Δωa)t+2βb・sin(ωs+Δ
ωb)t で示される加算信号S3が取り出される。
【0013】そして、この加算信号S3を図示すると、
図4Bに示すようになり、この信号S3は、もとの受信
信号Srを、キャリア周波数(角周波数)ωsの信号に周
波数変換したときの信号にほかならない。したがって、
信号S3は、中間周波数fsの第2中間周波信号である。
【0014】そこで、この第2中間周波信号S3が、中
間周波フィルタ用のバンドパスフィルタ4及びリミッタ
アンプ5を通じてFM復調回路6に供給されてもとのオ
ーディオ信号が復調され、このオーディオ信号が端子7
に取り出される。
【0015】なお、加算回路3において、信号S13と信
号S23との加算を行わずに、減算を行うと、 Simg=S13−S23 =2βa・sin(ωs+Δωa)t+2βb・sin(ωs−Δ
ωb)t となる。そして、この信号Simgは、上記した本来の第
2中間周波信号S3の占有周波数帯域において、その信
号S3の周波数スペクトラムを反転した状態で分布する
妨害信号、すなわち、イメージ妨害信号である。
【0016】そして、一般に、FM受信機であれば、そ
の中間周波数は10.7MHzとされているので、その中間周
波フィルタはセラミックフィルタにより構成することに
なり、IC化することができない。しかし、上述の受信
機においては、第1中間周波信号S12、S22はベースバ
ンドであり、第2中間周波数fsは例えば55kHzと低く
することができるので、フィルタ12、22、4を、抵
抗器、コンデンサ及びアンプを有するアクティブフィル
タにより構成することができ、したがって、端子1から
端子7までをフィルタ12、22、4を含んでモノリシ
ックICに1チップIC化することができる。
【0017】文献:IEEE Journal of Solid State Circ
uit, 1987 No.6 (Dec.)など
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、第2ミキサ
回路13(及び23)は、一般に、図5に示すように、
トランジスタQ1〜Q7によりダブルバランス形の乗算回
路(平衡変調回路)に構成される。
【0019】すなわち、トランジスタQ1を定電流源と
してトランジスタQ2、Q3が差動接続され、トランジス
タQ2のコレクタに、そのコレクタ電流を分岐する1対
のトランジスタQ4、Q5のエミッタが接続されるととも
に、トランジスタQ3のコレクタに、そのコレクタ電流
を分岐する1対のトランジスタQ6、Q7のエミッタが接
続される。そして、トランジスタQ4、Q7のベースが互
いに接続され、トランジスタQ5、Q6のベースが互いに
接続されるとともに、トランジスタQ4、Q6のコレクタ
が互いに接続され、トランジスタQ5、Q7のコレクタが
互いに接続される。
【0020】さらに、トランジスタQ2のベースに、前
段のローパスフィルタ12(あるいは22)が接続さ
れ、トランジスタQ4、Q7のベースと、トランジスタQ
5、Q6のベースとの間に、矩形状の第2局部発振信号S
15(あるいはS25)が供給される。また、トランジスタ
Q2、Q3のベースには、抵抗器R2、R3を通じてバイア
ス電圧源VBからベースバイアス電圧が供給される。
【0021】したがって、ローパスフィルタ12からの
第1中間周波信号S12が、トランジスタQ2、Q3により
差動増幅されてトランジスタQ2、Q3のコレクタから出
力されるとともに、このとき、トランジスタQ4〜Q7が
信号S15により交互にオン・オフされるので、トランジ
スタQ2、Q3のコレクタに出力された信号S12が、信号
S15によりスイッチングされ、トランジスタQ4〜Q7の
コレクタから第2中間周波信号S13が取り出される。
【0022】ところが、このようなミキサ回路13(及
び23)において、 IC2、IC3 :トランジスタQ2、Q3のコレクタ電流 hFE2、hFE3 :トランジスタQ2、Q3の電流増幅率 ΔVR2、ΔVR3:抵抗器R2、R3における降下電圧 とすれば、 ΔVR2=R2・IC2/hFE2 ΔVR3=R3・IC3/hFE3 となる。
【0023】したがって、例えばトランジスタQ2、Q3
の電流増幅率hFE2、hFE3がばらつきのために異なる
と、降下電圧ΔVR2、ΔVR3に差を生じてしまい、直流
バランスが乱れ、出力信号である第2中間周波信号S13
に、第2局部発振信号S15が含まれてしまう。つまり、
キャリアリークを生じてしまう。そして、抵抗器R2、
R3の値が大きくなるほど、電圧ΔVR2、ΔVR3の差は
大きくなるので、抵抗器R2、R3の値が大きくなるほ
ど、キャリアリーク3が大きくなってしまう。このた
め、これまでは抵抗器R2、R3の値を大きくすることが
できず、数十〜数百Ωに制限されていた。
【0024】ところが、抵抗器R2、R3の値が小さい
と、ミキサ回路13の入力インピーダンスが低くなり、
ローパスフィルタ12にとって負荷が重くなるので、ロ
ーパスフィルタ12のドライブ能力を大きくする必要が
あり、この結果、消費電流が大きくなってしまい、電池
を電源とする場合、不利であった。
【0025】このような問題点を解決するため、トラン
ジスタQ2、Q3として、電流増幅率の極めて大きいスー
パーベータートランジスタを使用することが考えられ
る。すなわち、スーパーベータートランジスタを使用す
れば、トランジスタQ2、Q3のベース電流を極めて小さ
くできるので、抵抗器R2、R3を大きくすることがで
き、したがって、ミキサ回路13の入力インピーダンス
を高くすることができるので、ローパスフィルタ12の
負荷が軽くなる。
【0026】しかし、一般に、電流増幅率の大きいトラ
ンジスタは、アーリー効果が大きく、アーリー電圧が小
さい。つまり、コレクタ・エミッタ間電圧が変化しても
コレクタ電流は変化しないことが理想であるが、スーパ
ーベータートランジスタは、コレクタ・エミッタ間電圧
が変化すると、コレクタ電流が極めて大きく変化し、例
えばコレクタ・エミッタ間電圧が大きくなると、コレク
タ電流が極めて大きくなってしまう。
【0027】そして、トランジスタQ2に例えば図6A
に示すように第1中間周波信号(信号電圧)S12が供給
された場合、トランジスタQ2にアーリー効果がなけれ
ば、そのコレクタ電流IC2は、図6Cに破線で示すよう
に、信号S12に対応して変化する。
【0028】しかし、トランジスタQ2のアーリー効果
が大きい場合には、信号S12の頂点で、コレクタ電流I
C2も頂点となるが、このとき、図6Bに示すように、ト
ランジスタQ2のコレクタ・エミッタ間電圧VCE2が低下
するので、図6Cに実線で示すように、アーリー効果に
よりコレクタ電流IC2が減少し、本来の電流値(破線図
示)よりも小さくなってしまう。また、信号S12の谷点
では、コレクタ電流IC2も谷点となるが、このとき、ト
ランジスタQ2のコレクタ・エミッタ間電圧VCE2が上昇
するので、アーリー効果によりコレクタ電流IC2が増加
し、本来の電流値(破線図示)よりも大きくなってしま
う。
【0029】そして、トランジスタQ3のコレクタ電流
IC3においても、同様のことが生じる。したがって、ミ
キサ回路13から出力される第2中間周波信号S13の電
流波形は、図6Dに示すように、信号S12の半サイクル
ごとに振幅の変化する歪んだ波形となり、信号S13には
キャリアリーク成分(第2局部発振信号S15)が含まれ
てしまう。
【0030】また、もう一方の第2中間周波信号S23に
おいても、同様に歪みが発生するとともに、キャリアリ
ーク成分が含まれてしまう。したがって、信号S13、S
23を演算して得る第2中間周波信号S3も歪みを生じて
いるとともに、キャリアリーク成分が含まれてしまう。
【0031】そして、このキャリアリーク成分は、第2
中間周波数fsと等しい周波数なので、バンドパスフィ
ルタ4により除去することはできず、第2中間周波信号
S3を使用して、AGC、受信電界レベルの表示、同調
指示などを行う場合、それらが誤動作してしまう。
【0032】さらに、ミキサ回路13(及び23)にお
いて、第2局部発振信号S15により例えばトランジスタ
Q4、Q5がオン・オフされる場合、信号S15の立ち上が
り時間及び立ち下がり時間は、完全に0ではないので、
トランジスタQ4、Q5がオンからオフになるとき、及び
オフからオンになるとき、ごくわずかの期間ではある
が、能動領域で動作してしまう。
【0033】このため、信号S15の立ち上がり時及び立
ち下がり時、瞬間的ではあるが、両方のトランジスタQ
4、Q5にコレクタ電流が流れ、この結果、図7A、Bに
示すように、信号S15の立ち上がり時及び立ち下がり時
ごとに、トランジスタQ2のコレクタ電圧が瞬間的に低
下することになる。すなわち、トランジスタQ2のコレ
クタには、信号S15の2倍の周波数のパルスPCを生じ
てしまう。
【0034】そして、このパルスPCが、トランジスタ
Q2のコレクタ・ベース間の浮遊容量CCBにより図7C
に示すように、信号S15の2倍の周波数のパルスPBに
微分され、この微分パルスPBがトランジスタQ2のベー
スに供給されてしまう。また、同様の理由により、トラ
ンジスタQ3のベースにも微分パルスPBが供給されてし
まう。
【0035】そして、このような微分パルスPBが、ト
ランジスタQ2、Q3のベースに供給されると、このパル
スPBは、トランジスタQ2により増幅されてそのコレク
タに現れ、このコレクタに現れたパルスPBと、第2局
部発振信号S15との間で、ビート成分を生じてしまう。
そして、この場合、微分パルスPBの周波数は2fsであ
り、信号S15の周波数はfsであるから、そのビート成
分の周波数は、 2fs±fs=fs及び3fs となる。
【0036】そして、このビート成分のうち、周波数3
fsの成分は、後段のバンドパスフィルタ4により除去
することができるが、周波数fsのビート成分SBTは、
第2中間周波数fsと等しい周波数なので、バンドパス
フィルタ4により除去することはできず、やはり、AG
C、受信電界レベルの表示、同調指示などを行う場合、
それらが誤動作してしまう。
【0037】特に、ミキサ回路13をIC化する場合に
は、そのバランスが崩れて第2局部発振信号S15が、第
2中間周波信号S13にリークすることを防ぐため、トラ
ンジスタQ1〜Q7の形状を、他の回路のトランジスタよ
りも大きくしているので、浮遊容量CCBも0.5〜1pF
程度と大きくなる傾向にあり、結果として、ビート成分
SBTも大きくなり、なおさら誤動作を起こしやすくなっ
ている。
【0038】なお、このビート成分SBTは、第2中間周
波信号S3から見れば、第2ミキサ回路13において、
第2局部発振信号S15がリークしてきたのと等価であ
り、このビート成分SBTは、キャリアリーク成分と言う
こともできる。
【0039】このビート成分SBTは、上述のように、微
分パルスPBが、トランジスタQ2、Q3のベースに供給
されることにより生じるのであるから、微分パルスPB
がトランジスタQ2、Q3のベースに供給されなければよ
い。そして、抵抗器R2、R3の値を、トランジスタQ
2、Q3の入力インピーダンスに比べて十分に小さく、例
えば50Ωとすれば、微分パルスPBは、抵抗器R2、R3
を通じて接地にバイパスされ、トランジスタQ2、Q3の
ベースに供給されなくなる。
【0040】しかし、抵抗器R2、R3の値を小さくする
と、上述のようにローパスフィルタ12から見た負荷が
重くなり、消費電流の増加を招いてしまう。
【0041】ところで、上述は、コードレス電話機の受
信部において、第2ミキサ回路13、23からのキャリ
アリークを考察した場合であるが、コードレス電話機に
おいては、盗聴防止(秘話機能)のため、送受信される
音声信号の周波数スペクトルを反転している。
【0042】すなわち、図8はその周波数スペクトルを
反転する回路の一例を示し、音声信号S71が、端子71
からバンドパスフィルタ72に供給されて例えば300Hz
〜3kHzの周波数成分の信号S72が取り出され、この信
号S72が、平衡変調回路73に変調入力として供給され
るとともに、キャリア信号形成回路74から、周波数が
例えば3.5kHzのキャリア信号S74が取り出されて変調
回路73に供給される。こうして、変調回路73から
は、信号S72により平衡変調されたDSB信号S73が取
り出される。
【0043】そして、この信号S73が、ローパスフィル
タ75に供給されて信号S73のうちの下側帯波信号、す
なわち、信号S72の周波数スペクトルの反転された信号
S75が、端子76に取り出される。
【0044】そして、この場合、反転信号S75にキャリ
アリーク成分が含まれていると、そのキャリアリーク成
分のため通話品質を損なってしまう。
【0045】そこで、この平衡変調回路73からのキャ
リアリーク成分を除去するため、ローパスフィルタ75
は、カットオフ特性が急峻でなければならないが、この
結果、ローパスフィルタ75として非常に次数の高いフ
ィルタが必要とされてしまい、大きくなってしまうとと
もに、コストアップとなってしまう。
【0046】この発明は、以上のような問題点を一掃し
ようとするものである。
【0047】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、各部の参照符号を後述の実施例に対応させる
と、第2及び第3のトランジスタQ2、Q3のベースの少
なくとも一方に、第1の入力信号S12が供給され、第4
及び第7のトランジスタQ4、Q7のベースと、第5及び
第6のトランジスタQ5、Q6のベースとの間に第2の入
力信号S15が供給され、第4及び第6のトランジスタQ
4、Q6のコレクタあるいは第5及び第7のトランジスタ
Q5、Q7のコレクタの少なくとも一方から、第1の入力
信号S12と第2の入力信号S15との乗算結果の信号S13
が出力されるようにしたダブルバランス形の乗算回路1
3において、第2のトランジスタQ2のコレクタと、第
4及び第5のトランジスタQ4、Q5のエミッタとの間
に、第8のトランジスタQ23のエミッタ・コレクタ間を
直列接続し、第3のトランジスタQ3のコレクタと、第
6及び第7のトランジスタQ6、Q7のエミッタとの間
に、第9のトランジスタQ33のエミッタ・コレクタ間を
直列接続し、第8及び第9のトランジスタQ23、Q33の
ベースに、所定のベースバイアス電圧を供給してこれら
第8及び第9のトランジスタQ23、Q33をベース接地と
するとともに、第8及び第9のトランジスタQ23、Q33
のうち、第1の入力信号S12の供給される第2ないし第
3のトランジスタQ2、Q3に接続されたトランジスタQ
23ないしQ33のベースに、第1の入力信号S12を、第2
ないし第3のトランジスタQ2、Q3のベースに供給され
た第1の入力信号S12と同相で供給するようにしたもの
である。
【0048】
【作用】トランジスタQ2、Q23によりカスコードアン
プが構成され、トランジスタQ3、Q33によりカスコー
ドアンプが構成され、トランジスタQ2、Q3のコレクタ
・エミッタ間電圧が、トランジスタQ23、Q33により、
入力信号S12にかかわらずほぼ一定に保持される。
【0049】
【実施例】図1において、第2ミキサ回路13(及び2
3)は、トランジスタQ1〜Q7によりダブルバランス形
の乗算回路(平衡変調回路)に構成されるとともに、ア
ーリー効果の影響を生じないようにするため、トランジ
スタQ21〜Q23、Q31〜Q33が設けられる。
【0050】すなわち、トランジスタQ1を定電流源と
してトランジスタQ2、Q3が差動接続され、トランジス
タQ2のコレクタがトランジスタQ23のエミッタに接続
され、このトランジスタQ23のコレクタがトランジスタ
Q4、Q5のエミッタに接続される。また、トランジスタ
Q3のコレクタがトランジスタQ33のエミッタに接続さ
れ、このトランジスタQ33のコレクタがトランジスタQ
6、Q7のエミッタに接続される。なお、トランジスタQ
2、Q3は、スーパーベータートランジスタとされる。
【0051】そして、トランジスタQ4、Q7のベースが
互いに接続され、トランジスタQ5、Q6のベースが互い
に接続されるとともに、トランジスタQ4、Q7のベース
と、トランジスタQ5、Q6のベースとの間に、第2局部
発振信号S15が供給される。さらに、トランジスタQ
4、Q6のコレクタが互いに接続され、トランジスタQ
5、Q7のコレクタが互いに接続される。
【0052】また、この例においては、ローパスフィル
タ12(あるいは22)から、第1中間周波信号(信号
電圧)S12が出力されるとともに、トランジスタQ2、
Q3のベースバイアス電圧VBが出力される場合であり、
ローパスフィルタ12が、抵抗器R2を通じてトランジ
スタQ2のベースに接続されるとともに、抵抗器R3を通
じてトランジスタQ3のベースに接続され、このベース
と接地との間に、コンデンサC3が接続される。
【0053】さらに、トランジスタQ21、Q31が設けら
れ、トランジスタQ21のベースがローパスフィルタ12
に接続されて信号S12及びバイアス電圧VBが供給され
るとともに、トランジスタQ31のベースがフィルタ12
に接続されてバイアス電圧VBが供給される。
【0054】また、トランジスタQ21、Q31のエミッタ
と、電源ラインとの間に、トランジスタQ22、Q32のコ
レクタ・エミッタ間が接続され、これらトランジスタQ
22、Q32のベースに所定のバイアス電圧が供給されると
ともに、トランジスタQ21、Q31のエミッタがトランジ
スタQ23、Q33のベースに接続される。
【0055】このような構成によれば、トランジスタQ
2、Q3は、抵抗器R2、R3を通じてローパスフィルタ1
2からのバイアス電圧VBによりバイアスされる。ま
た、フィルタ12からの信号S12が、抵抗器R2を通じ
てトランジスタQ2のベースに供給される。
【0056】したがって、ローパスフィルタ12からの
第1中間周波信号S12が、トランジスタQ2、Q3により
差動増幅されてそのコレクタから出力される。
【0057】そして、この場合、トランジスタQ22、Q
32は、吐き出し形の定電流源として動作するので、トラ
ンジスタQ21、Q31は、エミッタフォロワとして動作す
ることになる。したがって、トランジスタQ23、Q33の
ベースは、トランジスタQ21、Q31のエミッタの出力イ
ンピーダンスを通じて接地されるので、トランジスタQ
23、Q33は、トランジスタQ2、Q3のコレクタ出力に対
して、ベース接地で動作することになり、トランジスタ
Q23、Q33のコレクタからは、トランジスタQ2、Q3の
コレクタ出力が取り出される。
【0058】すなわち、トランジスタQ2とQ23とはカ
スコード接続されていることになるとともに、トランジ
スタQ3とQ3とはカスコード接続されていることにな
り、トランジスタQ23、Q33のコレクタからは、差動増
幅された信号S12が出力されることになる。
【0059】そして、このコレクタ出力が、トランジス
タQ4〜Q7において、第2局部発振信号S15によりスイ
ッチングされるので、トランジスタQ4〜Q7のコレクタ
から第2中間周波信号S13が取り出される。
【0060】そして、この場合、図6A、Bに示すよう
に、トランジスタQ2のコレクタ・エミッタ間電圧VCE2
は、ローパスフィルタ12からの第1中間周波信号S12
に対応して変化するはずである。
【0061】しかし、このとき、トランジスタQ21はエ
ミッタフォロワとして動作しているので、フィルタ12
からの信号S12は、トランジスタQ21のエミッタに同相
で現れてトランジスタQ23のベースに供給される。そし
て、トランジスタQ23も、トランジスタQ2をエミッタ
負荷とし、トランジスタQ21から供給された信号S12に
対して、エミッタフォロワとして動作するので、トラン
ジスタQ21から供給された信号S12は、さらに、トラン
ジスタQ23のエミッタに同相で現れる。すなわち、トラ
ンジスタQ23のエミッタには、ローパスフィルタ12か
らの信号S12が、トランジスタQ21、Q23を通じて同相
で現れる。
【0062】したがって、信号S12がトランジスタQ2
のベースに供給されることにより、そのコレクタ・エミ
ッタ間電圧VCE2が、図6Bに示すように、変化しよう
とするとき、その変化が、トランジスタQ21、Q23を通
じて現れる信号S12によりキャンセルされ、コレクタ・
エミッタ間電圧VCE2はほぼ一定の値に保持される。
【0063】そして、コレクタ・エミッタ間電圧VCE2
が一定であれば、アーリー効果の影響はなくなり、コレ
クタ電流IC2は、図6Cに破線で示すように、ローパス
フィルタ12からトランジスタQ2に供給された信号S1
2に正しく対応して変化する。同様に、トランジスタQ3
のコレクタ電流IC3も、ローパスフィルタ12からトラ
ンジスタQ3に供給された信号S12に正しく対応して変
化する。
【0064】したがって、ミキサ回路13から出力され
る第2中間周波信号S13の電流波形が、信号S12の半サ
イクルごとに振幅の変化する歪んだ波形となることがな
いので、信号S13のキャリアリーク成分は大幅に低減さ
れる。また、もう一方の第2中間周波信号S23において
も、同様にである。
【0065】したがって、信号S13、S23を演算して得
ている第2中間周波信号S3の歪み及びキャリアリーク
成分も、大幅に低減される。したがって、第2中間周波
信号S3を使用してAGC、受信電界レベルの表示、同
調指示などを行う場合、それらを正しく動作させること
ができる。
【0066】また、トランジスタQ2、Q3のアーリー効
果が問題にならないので、トランジスタQ2、Q3として
電流増幅率の大きいスーパーベータートランジスタを使
用してそれらのベース電流を小さくすることができ、し
たがって、抵抗器R2、R3の値を大きくすることができ
るので、ローパスフィルタ12から見た負荷が軽くな
り、消費電流を小さくすることができる。
【0067】さらに、トランジスタQ2、Q3に、トラン
ジスタQ23、Q33がカスコード接続されているので、第
2局部発振信号S15の立ち上がり時及び立ち下がり時、
トランジスタQ4、Q5あるいはQ6、Q7に同時に電流が
流れることがあっても、トランジスタQ2、Q3のコレク
タ電圧は低下しにくくなってパルスPC、PCを生じにく
くなる。したがって、トランジスタQトランジスタQ
2、Q3のコレクタ・ベース間に多少の浮遊容量CCB、C
CBがあっても、微分パルスPB、PBを生じにくくなるの
で、第2中間周波信号S13には、微分パルスPBと、第
2局部発振信号S15とによるビート成分SBTは、ほとん
ど含まれるなくなる。
【0068】したがって、ビート成分SBTに起因するA
GC、受信電界レベルの表示、同調指示などの誤動作も
低減させることができる。
【0069】また、この点からも、抵抗器R2、R3の値
を大きくすることができるので、消費電流を小さくする
ことができる。
【0070】図2に示す例においては、第1中間周波信
号S12に対しても、バランス入力とした場合である。こ
のため、トランジスタQ3のベースが、抵抗器R3を通じ
てトランジスタQ31のベースに接続されるとともに、ト
ランジスタQ21、Q31のベース間に、バランス形の第1
中間周波信号S12がベースバイアス電圧VBとともに、
供給される。
【0071】したがって、図1の例と同様の動作が行わ
れ、トランジスタQ2、Q3として電流増幅率hFE2、hF
E3の大きいものを使用しても、歪みやキャリアリークを
大幅に低減することができる。また、前段のローパスフ
ィルタ12の消費電流を減らすことができる。
【0072】さらに、図8の平衡変調回路73を例えば
図1のミキサ回路13と同様に構成すれば、キャリアリ
ーク成分を大幅に低減することができるので、ローパス
フィルタ75のカットオフ特性はそれほど急峻である必
要はなくなる。したがって、ローパスフィルタ75は、
次数の低いものでよく、電話機を小型化できるととも
に、コストダウンができる。
【0073】なお、上述においては、エミッタフォロワ
のトランジスタQ21、Q31を通じてトランジスタQ23、
Q33に信号S12を供給したが、他の信号ラインにより供
給することもできる。
【0074】
【発明の効果】この発明によれば、信号S12がトランジ
スタQ2、Q3のベースに供給されることにより、そのコ
レクタ・エミッタ間電圧が変化しようとするとき、その
変化が、トランジスタQ23及びトランジスタQ33を通じ
て現れる信号S12によりキャンセルされ、トランジスタ
Q2、Q3のコレクタ・エミッタ間電圧はほぼ一定の値に
保持される。したがって、トランジスタQ2、Q3として
電流増幅率の極めて大きいトランジスタを使用しても、
出力信号S13の歪みやキャリアリーク成分を大幅に低減
することができる。
【0075】さらに、トランジスタQ2、Q3に、トラン
ジスタQ23、Q33がカスコード接続されているので、ト
ランジスタQトランジスタQ2、Q3のコレクタ・ベース
間に多少の浮遊容量CCB、CCBがあっても、出力信号S
13には、ビート成分SBTは、ほとんど含まれるなくな
る。
【0076】したがって、キャリアリーク成分やビート
成分SBTに起因するAGC、受信電界レベルの表示、同
調指示などの誤動作も低減させることができる。
【0077】また、抵抗器R2、R3の値を大きくするこ
とができるので、前段から見た負荷が軽くなり、したが
って、前段における消費電流を小さくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す接続図である。
【図2】この発明の他の例を示す接続図である。
【図3】この発明を説明するための系統図である。
【図4】図3の回路の動作を説明するための周波数スペ
クトル図である。
【図5】図3の回路の一部の一例を示す接続図である。
【図6】図5の回路の動作を説明するための波形図であ
る。
【図7】図5の回路の動作を説明するための波形図であ
る。
【図8】この発明を説明するための系統図である。
【符号の説明】
4 バンドパスフィルタ 5 リミッタ 6 FM復調回路 11、21 第1ミキサ回路 12、22 ローパスフィルタ 13、23 第2ミキサ回路 14 第1局部発振回路 15 第2局部発振回路 24、25 移相回路 Q1〜Q33 トランジスタ S12、S15 入力信号 S13 出力信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のトランジスタを定電流源として第
    2及び第3のトランジスタが差動接続され、 上記第2のトランジスタのコレクタに、そのコレクタ電
    流を分岐する1対の第4及び第5のトランジスタのエミ
    ッタが接続され、 上記第3のトランジスタのコレクタに、そのコレクタ電
    流を分岐する1対の第6及び第7のトランジスタのエミ
    ッタが接続され、 上記第4及び第7のトランジスタのベースが互いに接続
    され、 上記第5及び第6のトランジスタのベースが互いに接続
    され、 上記第4及び第6のトランジスタのコレクタが互いに接
    続され、 上記第5及び第7のトランジスタのコレクタが互いに接
    続され、 上記第2及び第3のトランジスタのベースに第1及び第
    2の抵抗器を通じてベースバイアス電圧が供給され、 上記第2及び第3のトランジスタのベースの少なくとも
    一方に、第1の入力信号が供給され、 上記第4及び第7のトランジスタのベースと、上記第5
    及び第6のトランジスタのベースとの間に第2の入力信
    号が供給され、 上記第4及び第6のトランジスタのコレクタと、上記第
    5及び第7のトランジスタのコレクタとの少なくとも一
    方から、上記第1の入力信号と上記第2の入力信号との
    乗算結果の信号が出力されるようにしたダブルバランス
    形の乗算回路において、 上記第2のトランジスタのコレクタと、上記第4及び第
    5のトランジスタのエミッタとの間に、第8のトランジ
    スタのエミッタ・コレクタ間を直列接続し、 上記第3のトランジスタのコレクタと、上記第6及び第
    7のトランジスタのエミッタとの間に、第9のトランジ
    スタのエミッタ・コレクタ間を直列接続し、 上記第8及び第9のトランジスタのベースに、所定のベ
    ースバイアス電圧を供給してこれら第8及び第9のトラ
    ンジスタをベース接地とするとともに、 上記第8及び第9のトランジスタのうち、上記第1の入
    力信号の供給される上記第2ないし第3のトランジスタ
    に接続されたトランジスタのベースに、上記第1の入力
    信号を、上記第2ないし第3のトランジスタのベースに
    供給された上記第1の入力信号と同相で供給するように
    した乗算回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の乗算回路において、 第1及び第2のエミッタフォロワのトランジスタを設
    け、 この第1及び第2のエミッタフォロワのトランジスタの
    エミッタを、上記第8及び第9のトランジスタのベース
    に接続してこれら第8及び第9のトランジスタに、上記
    所定のベースバイアス電圧を供給するとともに、 上記第1の入力信号を、上記第1ないし第2のエミッタ
    フォロワのトランジスタのベースに供給して上記第8な
    いし第9のトランジスタのベースに、上記第1の入力信
    号を供給するようにした乗算回路。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2に記載の乗算
    回路において、 上記第2の入力信号を矩形波信号とするようにした乗算
    回路。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2あるいは請求項3に
    記載の乗算回路において、 上記第1の入力信号がベースバンドの第1中間周波信号
    とされ、 上記第2の入力信号が第2局部発振信号とされ、 上記乗算結果の信号が第2中間周波信号とされるように
    した乗算回路。
JP28446293A 1993-10-19 1993-10-19 乗算回路 Pending JPH07115329A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28446293A JPH07115329A (ja) 1993-10-19 1993-10-19 乗算回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28446293A JPH07115329A (ja) 1993-10-19 1993-10-19 乗算回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07115329A true JPH07115329A (ja) 1995-05-02

Family

ID=17678853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28446293A Pending JPH07115329A (ja) 1993-10-19 1993-10-19 乗算回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07115329A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013192006A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Asahi Kasei Electronics Co Ltd パルス生成回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013192006A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Asahi Kasei Electronics Co Ltd パルス生成回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3565281B2 (ja) 受信機
US6029059A (en) Quadrature mixer method and apparatus
US5179731A (en) Frequency conversion circuit
US6308058B1 (en) Image reject mixer
US5507036A (en) Apparatus with distortion cancelling feed forward signal
US4058771A (en) Double-balanced frequency converter
JPH10335940A (ja) 低域変換ミクサ
WO2004021565A2 (en) Current driven polyphase filters and method of operation
EP1335487A2 (en) Quadrature mixer circuit using double frequency conversion
US3974460A (en) High frequency modulator, such as an amplitude modulator, including a frequency multiplier
JP3887018B2 (ja) 通信受信機
US6819913B2 (en) Low-noise frequency converter with strong rejection of image frequency
JP4763206B2 (ja) 多相フィルタ
US4864640A (en) Directly mixing synchronous receiver
JP2953365B2 (ja) 直交復調器
JPH0927734A (ja) 衛星受信系の同調装置及び衛星受信系の入力信号群から所要のチャンネルキャリア周波数を選択するための方法
JPH07115329A (ja) 乗算回路
JPS5928084B2 (ja) 復調回路
JP2001053550A (ja) 2乗相関器
JPH07111422A (ja) 乗算回路
EP0849873A1 (en) Image-reject mixer arrangements
GB2321353A (en) Image reject mixer arrangements
JP3525332B2 (ja) Fm受信機用半導体集積回路
JP3230702B2 (ja) 乗算回路
JPH08298527A (ja) デジタル位相変復調回路