JPH07115204B2 - 抵抗溶接機 - Google Patents

抵抗溶接機

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JPH07115204B2
JPH07115204B2 JP61126535A JP12653586A JPH07115204B2 JP H07115204 B2 JPH07115204 B2 JP H07115204B2 JP 61126535 A JP61126535 A JP 61126535A JP 12653586 A JP12653586 A JP 12653586A JP H07115204 B2 JPH07115204 B2 JP H07115204B2
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pressure
pressing
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秀雄 戸澤
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Amada Miyachi Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K11/00Resistance welding; Severing by resistance heating
    • B23K11/30Features relating to electrodes
    • B23K11/31Electrode holders and actuating devices therefor
    • B23K11/314Spot welding guns, e.g. mounted on robots

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は抵抗溶接機に関し、特に溶接時の加圧力を常に
設定通りに制御して安定な溶接品質を得るように工夫し
たものである。
(従来の技術) 抵抗溶接において加圧力は溶接電流,通電時間とともに
3大溶接条件の1つであり、抵抗溶接機の型も加圧方式
に合わせてエア加圧式抵抗溶接機や足踏式抵抗溶接機等
と分類されている。
第7図は従来の典型的なエア加圧式抵抗溶接機の構造を
示す。
この図において、エアシリンダ100には、空気源よりレ
ギュレータ,電磁弁,スピードコントローラ等(いずれ
も図示せず)を介して圧縮空気が送り込まれる。
エアシリンダ100のピストンロッド102はフローティング
・ジョイント104を介し加圧スライド棒106に結合されて
いる。したがって、ピストンロッド102が下降すると加
圧スライド棒106も下降し、この加圧スライド棒106の下
降移動はクロスローラガイド108,加圧ガイド110を介し
て加圧保持板112に伝わる。
加圧保持板112にはバネ押さえ部材114が結合され、この
バネ押さえ部材114が圧縮コイルバネ116を下方に押圧す
ることによってコイルバネ116の下端を受けるアームホ
ルダ118が下降し、これによって上部アーム120,上部電
極ホルダ122および上部電極チップ124が下降して下部電
極チップ126との間に被溶接材128,130を挟んで加圧し始
める。
ピストンロッド102がさらに下降すると、上部電極チッ
プ124からアームホルダ118にかけては下部電極チップ12
6や本体132等の固定部からの抗力を受けてもはや下降し
なくなるがバネ押さえ板114と加圧保持板112はコイルバ
ネ116が弾性変形することによってさらに下降し、それ
に伴って加圧スライド棒106もさらに下降る。その結
果、加圧スライド棒106に取り付けられたマイクロスイ
ッチ134の接触子134aがアームホルダ118に取り付けられ
たピン136に当接し、マイクロスイッチ134がオンにな
る。このようにマイクロスイッチ134がオンになったと
きには、コイルバネ116が所定量圧縮変形して被溶接材1
28,130に対する加圧力が設定値に達しているように調整
がなされている。
しかして、マイクロスイッチ134がオンになると、これ
に応答して溶接制御回路(図示せず)が通電を開始さ
せ、溶接電源回路(図示せず)から電極チップ124,126
間に電圧が印加されることによって溶接電流が被溶接材
128,130を流れ、溶接部はジュール熱で加熱して溶融し
その後通電が断たれると所定時間の冷却後そこにナゲッ
トが生成して溶接が終了する。
ところで、上述のように加圧力が設定値に達した後、シ
リンダ100にまだ余力があってピストン102がさらに下降
すると、加圧力は設定値を越えてしまい、結果として初
期の加圧条件での溶接ができなくなる。
そこで、加圧力が設定値に達した直後、すなわちマイク
ロスイッチ134がピン136に当たった直後にピストンロッ
ド102等の可動部の移動を阻止するように加圧スライド
棒106を受け止めるストッパ部材140が設けられている。
このストッパ部材140は下限調整軸142の下端に固着さ
れ、下限調整ツマミ144を回すことによって上下に位置
(下限位置)を調整されるようになっている。このよう
なストッパ部材140に類したものは他の型の抵抗溶接
機、例えば足踏式抵抗溶接機にも設けられている。
第8図は、従来の足踏式抵抗溶接機の構造を示す。この
抵抗溶接機では、ペダル200を矢印Aの方向に踏むと、
同方向にペダル200とペダルレバー202が回転軸204を中
心に回動することによって、引っ張りレバー206も継手
板208を介して矢印B方向に回動させられる。
引っ張りレバー206が矢印B方向に回動すると、チェイ
ン210を介して加圧スライド軸212が下方に引っ張られ、
これによって加圧スライド棒212の上端部212aに固定さ
れたバネ押さえ部材214が圧縮コイルバネ216を下方に押
圧することとなり、コイルバネ216の下端部に結合され
たスライド部材218、そしてアームホルダ220,アーム222
および上部電極チップ224が一体となって下降し、終に
は上部電極チップ224の先端が被溶接材226に当たる。し
かる後、ペダル200がさらに踏み込まれると被溶接材22
6,228に対する加圧力が徐々に増大するが、このときス
ライド部材218から上部電極チップ224にかけては下部電
極チップ230側の固定部からの抗力を受けて動かない
が、加圧スライド軸212はコイルバネ216が弾性変形する
ことによって下降し続ける。その結果、加圧スライド軸
212の肩部212aがスライド部材218に取り付けられたマイ
クロスイッチ232の接触子232aに当たり、それによって
マイクロスイッチ232がオンになる。
マイクロスイッチ232がオンになると、これに応答して
溶接制御回路(図示せず)は加圧力が設定値に達したも
のと判定して通電を開始させ、したがって所定の大きさ
の溶接電流が電極チップ224,230を介して被溶接材226,2
28を流れる。
さて、この足踏式抵抗溶接機では、マイクロスイッチ23
2がオンになった後に加圧スライド軸212がそれ以上下降
しないよう、引っ張りレバー206を鎖線206′で示す位置
で受け止める下部ストッパ部材234が設けられている。
この下部ストッパ部材234は前述したエアシリンダ式抵
抗溶接機のストッパ部材140に相当するものである。こ
のように下部ストッパ部材234によって引っ張りレバー2
06の回動が阻止されることによって、ペダル200,ペダル
レバー202はそれぞれ波線200′,202′で示す位置までし
か回動しないようになっている。なお、236は上部スト
ッパ部材である。
(発明が解決しようとする問題点) 上述したように、従来の抵抗溶接機には、加圧力が設定
値に達した後の加圧手段の余力またはオーバストローク
を抑えるストッパ手段140,234が設けられている。これ
ら従来のストッパ手段はいずれも単なる部材で構成さ
れ、それが配置された位置で加圧手段の可動部を物理的
に受け止めるようになっている。
ところが、電極チップは高温状態で加圧されるため消耗
しやすく、溶接が行われる度毎にチップ先端な丸くつぶ
れて減ってくる。そうなると、例えば第7図の場合、設
定加圧力が得られるときの加圧スライド棒106の位置は
だんだん下方に移行するので、その都度ストッパ部材14
0の配置位置を下方にシフトしなければならない。何故
なら、そうしないと、加圧力が設定値に達する前に加圧
スライド棒106の下降がストッパ部材140に阻止されてし
まいマイクロスイッチ134が作動しなくなるからであ
る。
しかして、電極チップの消耗具合を見ながら下限調整ツ
マミ144を回してストッパ部材140の位置を調整すること
になるが、この調整は高い精度を要求され極めて困難な
作業である。もっとも、マイクロスイッチ134は常に加
圧力が設定値に達したところで作動するので、マイクロ
スイッチ134の作動位置に合わせてストッパ位置を調整
することもできるが、しかしマイクロスイッチ134はカ
バー146内に配設されるため外部から見えないという不
都合があり、仮に外部から見えるように構成してもやは
り調整の煩わしさは解消されない。なお、このような煩
わしい調整は電極チップを交換した場合にも必要とな
る。したがって、実際には調整が正確になされなかった
りあるいは忘れられたりして、加圧力が設定通りになら
ないことが多かった。そして、同じような問題が第8図
の足踏式抵抗溶接機その他の抵抗溶接機でも生じてい
た。
本発明は、従来技術の上記問題点を鑑みてなされたもの
で、溶接時の加圧力を常に設定通りに制御して安定な溶
接品質を得るような抵抗溶接機を提供することを目的と
する。
また、本発明の別の目的は、加圧力の上限値または安全
値の調整が不要な抵抗溶接機を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明の抵抗溶接機は、電
極チップを被溶接材に当てて加圧し、所定の加圧下で前
記電極チップを介して前記被溶接材に溶接電流を流して
抵抗溶接を行う抵抗溶接機において、抵抗溶接のための
加圧力を発生する加圧力発生手段と、前記加圧力発生手
段からの加圧力に応じて弾性変形し、その弾性変形量に
応じた加圧力を前記電極チップを介して前記被溶接材に
加える加圧用バネ部材と、前記加圧用バネ部材より前記
被溶接材に加えられる加圧力が設定値に達した時に所定
の信号を発生する加圧力検出手段と、前記加圧力検出手
段からの前記信号に応答して前記溶接電流の通電を開始
させる溶接通電制御手段と、前記加圧力発生手段に接続
され、前記加圧力発生手段からの加圧力に応じて所定の
方向に移動して、前記加圧力を前記加圧用バネ部材に伝
える加圧力伝達部材と、前記加圧力発生手段からの加圧
力を前記加圧力伝達部材を介してピストンロッドが軸方
向に受けるようになされた加圧力抑止用シリンダと、前
記加圧力検出手段からの前記信号に応答して前記シリン
ダにおける作動流体の流れを止める作動流体制御手段と
を具備する構成とした。
(作用) 本発明の抵抗溶接機では、加圧力発生手段からの加圧力
に応じて加圧用バネ部材が弾性変形し、その弾性変形量
に応じた加圧力が電極チップを介して被溶接材に加えら
れる。この際、加圧力伝達手段は、加圧力発生手段から
の加圧力に応じて所定の方向に移動して、その加圧力を
加圧用バネ部材に伝えると同時に、加圧力抑止用シリン
ダに作用して、ピストンロッドを軸方向に移動させる。
ピストンロッドの移動につれてシリンダの所定のポート
から作動流体が流出する。
そして、加圧用バネ部材による加圧力が設定値に達する
と、加圧力検出手段が作動して所定の信号を発生し、こ
の信号に応答して溶接通電制御手段が溶接電流の通電を
開始させる。こうして、設定加圧力の下で溶接電流が電
極チップを介して被溶接材に流れ、抵抗溶接が行われ
る。
一方、加圧力検出手段からの該信号に応答して作動流体
制御手段が加圧力抑止用シリンダにおける作動流体の流
れを止める。そうすると、シリンダのピストンロッドが
移動しなくなり、これによって加圧力伝達手段の移動が
止められ、加圧力発生手段からの加圧力が抑止される。
本発明の抵抗溶接機では、バネ部材の設定加圧力に打ち
勝つように加圧力発生手段の加圧力に余裕(マージン)
を持たせることで、加圧力発生手段の加圧力に変動があ
っても、バネ部材によって設定通りの安定な加圧力を被
溶接材に与えることができる。さらに、溶接通電による
被溶接材の溶け込みに対してはバネ部材が迅速に追随し
て追い込みの加圧を加えることができる。
そして、本発明によれば、上記のように加圧力発生手段
に余力をもたせても、加圧力検出手段からの信号に応答
して加圧力発生手段ないし加圧力抑止用シリンダが作動
することにより、バネ部材の加圧力が設定値に達した時
点で確実に、加圧力伝達手段の移動を止め、ひいては加
圧力発生手段のオーバーストロークを抑えることができ
る。
また、本発明による加圧力抑止用シリンダにおいては、
加圧力伝達部材の移動に追従してピストンロッドが軸方
向に移動し、バネ部材の加圧力が設定値に達した時点で
作動流体の流れが止められることにより、ピストンロッ
ドが停止し、加圧力伝達部材の移動を止めて、加圧力発
生手段の加圧力を抑止する。電極チップの消耗や交換等
によって加圧力発生手段ないし加圧力伝達手段の所要ス
トロークにバネ部材の加圧力が設定値に達した時点でス
トッパ機能を奏する。
(実施例) 以下、第1図ないし第6図を参照して本発明の好適な実
施例を説明する。
実施例1 第1図は、第1の実施例によるエアシリンダ式抵抗溶接
機の構造を示す。図中、第7図の構成部分と同じ部分に
は同一の符号が付されている。
この実施例では、加圧スライド棒106を受け止めるため
の油圧シリンダ10が設けられ、そのピストンロッド10a
の上端は加圧スライド棒106に当接している。油圧シリ
ンダ10は単動形シリンダであり、そのポートGは2ポー
ト弁からなる常時開形の開閉弁12を介してハイドロコン
バータ(空圧−油圧変換器)14の油ポートDに接続して
いる。ハイドロコンバータ14の空気ポートCは、4ポー
ト弁からなる方向切替弁16の一方の負荷接続口Bに接続
されている。この負荷接続口Bはスピードコントローラ
18を介して複動形エアシリンダ100の一方のポートにも
接続され、他方の負荷接続口Aはスピードコントローラ
20を介してエアシリンダ100の他方のポートに接続され
ている。そして、方向切替弁16の圧力口Pはレギュレー
タ22を介して空気圧源(図示せず)に接続されている。
第2図は上記油圧・空気圧系の回路を示す。開閉弁12,
方向切替弁16はそれぞれ電磁方式のパイロット形で、ソ
レノイドによってパイロットが作動する構成であり、開
閉弁12のソレノイドにはマイクロスイッチ134(第1図
および第3図)から切替制御信号S1が与えられ、方向切
替弁16のソレノイドにはスタートスイッチ28(第3図)
から切替制御信号S2が与えられる。
第3図は本実施例の電気制御系の回路を示す。マイクロ
スイッチ134の一方の端子は電源24に接続され、他方の
端子は溶接タイマ26に接続されるとともに開閉弁12のソ
レノイドに接続されている。また、スタートスイッチ28
の一方の端子は電源24に接続され、他方の端子は方向制
御弁16のソレノイドに接続されている。しかして、マイ
クロスイッチ134が閉じると、すなわちオンになると、
溶接タイマ26が通電を開始させると同時に、電源電圧V0
が切替制御信号S1として開閉弁12のソレノイドに供給さ
れ開閉弁12が閉じるようになっている。また、スタート
スイッチ28が閉じると、電源電圧V0が切替制御信号S2と
して方向切替弁16のソレノイドに供給され方向切替弁16
がエアシリンダ前進方向の流路に切り替えられるように
なっている。
次に、第1図ないし第3図につきこの実施例の動作を説
明する。
先ず、溶接を開始するためスタートスイッチ28が閉じら
れると、第2図において切替制御信号S2が方向切替弁16
のソレノイドに与えられ、方向切替弁16の流路はP→A,
B→R2に切り替わる。これにより、P→Aを通った圧縮
空気はスピードコントローラ20を通ってエアシリンダ10
0のヘッド側E室に送り込まれると同時に、エアシリン
ダ100のロッド側F室内の圧縮空気はスピードコントロ
ーラ18を通って方向切替弁16のB→R2を通って大気に放
出される。その結果、エアシリンダ100のピストン101お
よびピストンロッド102が矢印Qの方向(第1図では下
方)に移動し、それに伴って点線で概略的に示されるフ
ローティング・ジョイント104,加圧スライド軸106も同
方向に移動する。
そうすると、第1図において加圧スライド軸106の移動
(下降)に伴い加圧保持板112から上部電極チップ124ま
での部分も下降し終には上部電極チップ124の先端が被
溶接材128に当たる。一方、加圧スライド軸106の移動
(下降)によって油圧シリンダ10のピストンロッド10a
は下方に押されて後退する。このとき、油圧シリンダ10
内の油は開閉弁12を通ってハイドロコンバータ14の油圧
室に送られ、ハイドロコンバータ14の空気圧室の空気は
方向切替弁16のB→R2を通って大気に放出される。
そして、上記電極チップ124の先端が被溶接材128に当た
った後、さらにエアシリンダ100が駆動されると被溶接
材128,130に対する加圧力が徐々に増大し終には設定値
に達する。そうすると、このときマイクロスイッチ134
の接触子134aがピン136に押されてスイッチ134がオンに
なり、電源電圧V0が溶接タイマ26に供給されて溶接タイ
マ26は通電を開始させる。これと同時に、電源電圧V0
切替制御信号S1として開閉弁12に供給されることによっ
て開閉弁12が作動(閉成)し、油圧シリンダ10からハイ
ドロコンバータ14への油の移動を断つ。これにより、油
圧シリンダ10のピストンロッド10aは停止し、たとえば
エアシリンダ100に余力があっても油圧シリンダ10は加
圧スライド棒106をしっかりと受け止めてピストンロッ
ド102ないし加圧スライド棒106の下降を阻止する。しか
して、加圧保持板112およびバネ押さえ部材114には所期
値以上の加圧力が加わることがなく、したがって被溶接
材128,130には常に設定通りの加圧力が印加され安定し
た溶接が行われる。
また、電極チップ124,126が消耗しても人手による下限
調整が不要である。すなわち、電極チップが消耗する
と、設定加圧力が得られるときの加圧スライド棒106の
位置が下方に移行するので、その分下限位置、つまり油
圧シリンダ10のピストンロッド10aが加圧スライド棒106
を受け止める位置が下方に移行しなければならないが、
ピストンロッド10aはマイクロスイッチ134がオンになっ
たこと(加圧力が設定値に達したこと)に応動して止ま
るので、そのような下限位置は電極チップの消耗度に対
応して自動的に下方に適正位置に移行することになる。
電極チップを交換した場合にも同様である。
なお、第1図において、150は下部電極ホルダ,152は下
部アーム,154は下部アームホルダであり、156,158,160
はそれぞれ溶接電流供給用のフレキシブルフィーダ,上
部フィーダ,下部フィーダである。
実施例2 第4図は、第2の実施例による足踏式抵抗溶接機の構造
を示す。図中、第8図の構成部分と同じ部分には同一の
符号が付されている。
この実施例では、引っ張りレバー206の下方に油圧シリ
ンダ30が設けられ、油圧シリンダ30のポート口は開閉弁
32を介してハイドロコンバータ34の油圧ポート口に接続
している。これら油圧シリンダ30,開閉弁32,ハイドロコ
ンバータ34はそれぞれ上記油圧シリンダ10,開閉弁12,ハ
イドロコンバータ14と同様な構成でよく、開閉弁32はマ
イクロスイッチ232がオンになったことに応動して閉じ
るようになっている。しかして、ペダル200が矢印Aの
方向に踏み込まれて引っ張りレバー206が矢印Bの方向
に回動すると、被溶接材226,228に対する加圧力が増大
すると同時に油圧シリンダ30のピストンロッド30aが引
っ張りレバー206に押されて下方に後退し、加圧力が設
定値に達してマイクロスイッチ232がオンになると、こ
れに応動して開閉弁32が閉じることによりピストンロッ
ド30aの後退は止まり引っ張りレバー206をしっかりと受
け止める。このようにして、この実施例でも上記第1の
実施例と同様な作用効果が得られる。
なお、第4図において、236は圧縮コイルバネ216に対す
るバイアスを調整するための加圧調整ツマミであり、23
8はテーブルである。
実施例3 第5図は、第3の実施例による足踏式抵抗溶接機の構造
を示す。図中、第4図の構成部分と同じ部分には同一の
符号が付されている。
この実施例では、加圧スライド軸212が油圧シリンダ40
のピストンロッド40aと一体に構成され、これにより加
圧力が設定値に達すると加圧スライド軸212が直接油圧
シリンダ40によって移動を阻止されるようになってい
る。やはりこの実施例でも上記第1,第2実施例と同様な
作用効果が得られる。
実施例4 第6図は、第4の実施例による足踏式抵抗溶接機の構造
を示す。この抵抗溶接機では、ペダル300を踏むとレバ
ー302が下方に引っ張られることによって継手304を介し
て加圧スライド軸306が下降する。そうすると筒体308内
に収容されている加圧用の圧縮コイルバネ(図示せず)
を介して筒体308,アーム310,電極ホルダ312および上部
電極チップ314が一体的に下降し、終には上部電極チッ
プ314の先端が上部被溶接材316に当たる。この際、バネ
押さえ材320,取付板322に介して筒体308に結合されたマ
イクロスイッチ324も下降する。そして、マイクロスイ
ッチ324の接触子324aは支持体328を介して加圧スライド
軸306に固定された棒330の先端に当接して閉成状態にあ
る。このような状態から、さらにペダル300が踏み込ま
れると、加圧スライド軸306がさらに下降して被溶接材3
16,318に対する加圧力が次第に増大して終には設定値に
達し、このとき棒330の先端がマイクロスイッチ324の接
触子324aから離脱してマイクロスイッチ324が開くよう
になっている。
さて、この実施例では、支持体328の下方に油圧シリン
ダ50が設けられ、上述のようにマイクロスイッチ324が
開いたとき、それに応動して開閉弁52が閉じて油圧シリ
ンダ50のピストンロッド50aの下降(後退)が止まるよ
うになっている。したがって、この実施例でも、上記第
1ないし第3の実施例と同様な作用効果が得られる。な
お、54はコネクタで、ハイドロコンバータ(図示せず)
に接続されている。
変形例 以上、好適な実施例を説明したが、それら実施例以外に
も本発明の技術的範囲内で種々の変形,変更が可能であ
る。
例えば、上述した実施例では空気圧システムに接続する
ハイドロコンバータを設けたが、油圧タンク等で置き換
えることも可能である。また、加圧スライド棒106,引っ
張りレバー206,加圧スライド軸212,306等の可動部を受
け止める手段としては油圧シリンダに限定されず、エア
シリンダでも可能であり、さらには電磁的ブレーキ手段
等も使用可能である。また、加圧力検出手段としてはマ
イクロスイッチ方式以外の手段も使用可能である。
(効果) 以上説明したように、本発明の抵抗溶接機によれば、加
圧力発生手段からの加圧力に応じて加圧用バネ部材が弾
性変形して、その弾性変形量に応じた加圧力を電極チッ
プを介して被溶接材に加えるようにし、バネ部材の加圧
力が設定値に達した時に加圧力検出手段より得られる所
定の信号に応動して、溶接通電制御手段が通電を開始さ
せるとともに、作動流体制御手段および加圧力抑止用シ
リンダが加圧力伝達手段を介して加圧力発生手段の加圧
力を抑止するようにしたので、加圧力発生手段がオーバ
ーストロークしそうになっても適正なところでそれを阻
止することができ、常に設定通りの加圧力で抵抗溶接を
行い、安定した溶接品質を得ることができる。また、電
極チップが消耗したり交換されても、加圧力抑止用シリ
ンダのストッパ機能が自動的にそれに適応または追随で
きるため、調整が不要であり、作業者の負担を軽減す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1の実施例によるエアシリンダ式
抵抗溶接機の構造を示す一部断面側面図、 第2図は、第1の実施例に含まれる空気圧・油圧系の構
成を示す回路図、 第3図は、第1の実施例に含まれる電気制御系の構成を
示す回路図、 第4図は、本発明の第2の実施例による足踏式抵抗溶接
機の構造を示す一部断面側面図、 第5図は、本発明の第3の実施例による足踏式抵抗溶接
機の構造を示す一部断面側面図、 第6図は、本発明の第4の実施例による足踏式抵抗溶接
機の構造を示す一部断面側面図、 第7図は、従来のエアシンダ式抵抗溶接機の構造を示す
一部断面側面図、および 第8図は、従来の足踏式抵抗溶接機の構造を示す一部断
面側面図である。 10……油圧シリンダ、12……開閉弁(電磁弁)、14……
ハイドロコンバータ、16……方向切替弁、24……電源、
30……油圧シリンダ、32……開閉弁(電磁弁)、40……
油圧シリンダ、50……油圧シリンダ、52……開閉弁(電
磁弁)、100……エアシリンダ、106……加圧スライド
棒、116……圧縮コイルバネ、124,126……電極チップ、
128,130……被溶接材、134……マイクロスイッチ、136
……ピン、200……ペダル、206……引っ張りレバー、21
2……加圧スライド軸、224,230……電極チップ、226,22
8……被溶接材、300……ペダル、316,318……被溶接
材、324……マイクロスイッチ、328……支持体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極チップを被溶接材に当てて加圧し、所
    定の加圧下で前記電極チップを介して前記被溶接材に溶
    接電流を流して抵抗溶接を行う抵抗溶接機において、 抵抗溶接のための加圧力を発生する加圧力発生手段と、 前記加圧力発生手段からの加圧力に応じて弾性変形し、
    その弾性変形量に応じた加圧力を前記電極チップを介し
    て前記被溶接材に加える加圧用バネ部材と、 前記加圧用バネ部材より前記被溶接材に加えられる加圧
    力が設定値に達した時に所定の信号を発生する加圧力検
    出手段と、 前記加圧力検出手段からの前記信号に応答して前記溶接
    電流の通電を開始させる溶接通電制御手段と、 前記加圧力発生手段に接続され、前記加圧力発生手段か
    らの加圧力に応じて所定の方向に移動して、前記加圧力
    を前記加圧用バネ部材に伝える加圧力伝達部材と、 前記加圧力発生手段からの加圧力を前記加圧力伝達部材
    を介してピストンロッドが軸方向に受けるようになされ
    た加圧力抑止用シリンダと、 前記加圧力検出手段からの前記信号に応答して前記シリ
    ンダにおける作動流体の流れを止める作動流体制御手段
    と、 を具備することを特徴とする抵抗溶接機。
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