JPH07115102B2 - 金網製作機の縦筋送り装置 - Google Patents

金網製作機の縦筋送り装置

Info

Publication number
JPH07115102B2
JPH07115102B2 JP62000865A JP86587A JPH07115102B2 JP H07115102 B2 JPH07115102 B2 JP H07115102B2 JP 62000865 A JP62000865 A JP 62000865A JP 86587 A JP86587 A JP 86587A JP H07115102 B2 JPH07115102 B2 JP H07115102B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical
streak
bar
wire mesh
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62000865A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63168243A (ja
Inventor
寿男 中村
寿昭 鈴木
Original Assignee
旭化成工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 旭化成工業株式会社 filed Critical 旭化成工業株式会社
Priority to JP62000865A priority Critical patent/JPH07115102B2/ja
Publication of JPS63168243A publication Critical patent/JPS63168243A/ja
Publication of JPH07115102B2 publication Critical patent/JPH07115102B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21FWORKING OR PROCESSING OF METAL WIRE
    • B21F23/00Feeding wire in wire-working machines or apparatus
    • B21F23/005Feeding discrete lengths of wire or rod

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Wire Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は建築用として使用されるコンクリート版の鉄
筋篭用の金網を製作する際、横筋を溶接するために複数
の縦筋を同時に溶接機に対して送り出す縦筋溶接機に関
するものである。
(従来の技術) 従来の縦筋送り装置においても、例えば実開昭58−7635
0号公報に示されているように、金網用縦筋供給用ホッ
パー群と、そのホッパー群の下方にあって各ホッパーの
最下部の縦筋を挟み一定距離前進させる摘み出し機構等
を備えていた。
しかし、この実開昭58−76350号公報に示された装置に
於いては、ホッパーは一枚の金網を製作するに必要なだ
けしか配置されておらず、又、縦筋の先端部を所定の位
置に揃えて停止させるストッパーは、縦筋の先端部の端
部付近で横筋を溶接する必要があるため、溶接機の前方
直前、即ち、縦筋の流れ方向における前方直前に位置さ
れている。そして、このストッパーにて縦筋が揃えられ
た状態で最初の横筋が溶接機で縦筋に溶接され、送りク
ランプで所定距離だけ縦筋が前進されてまた横筋が溶接
される。このような操作を繰り返して所定の金網は製作
され、溶接機位置とストッパー作動位置に縦筋が存在し
なくなった状態で次の縦筋がホッパーより送り出され、
前記のストッパーにより縦筋の先端部を溶接機の直前の
所定の位置に揃えて停止させる構造になっている。
(発明が解決しようとする課題) 上記のように従来の縦筋送り装置では、ホッパーは一枚
の金網を製作するに必要なだけしか配置されておらず、
主筋の間隔が異なる金網を製作できないという問題点が
あった。更に、縦筋の先端部を所定の位置に揃えて停止
させるストッパーは溶接機の前方直前に配置されている
ので、溶接機の電極が磨耗等した場合に交換する作業の
邪魔になるという問題点があった。
その上に、縦筋の先端部を所定の位置に揃えて停止させ
るストッパーは溶接機の前方直前に配置されているの
で、前の金網の製作が終了し前方へ送りだされ終わった
後に、ホッパー位置よりかなり遠くに位置するこのスト
ッパー位置まで次の縦筋を送った後に縦筋の先端を揃え
る必要があり、縦筋のセッテイングに時間がかかるとい
う問題点があった。
この発明は、上記の従来の金網製作機の欠点に鑑み、縦
筋の配置間隔が変わった金網を製作する場合において
も、容易に対応でき、溶接機の電極が磨耗等した場合で
も容易に修理でき、しかも縦筋のセッテイング時間が少
しでも短くすることができる縦筋送り装置を提供するこ
とを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) この発明による従来の課題の解決手段は、平行に配置さ
れた適数の縦筋Wの上部に縦筋Wと直角方向の横筋W1を
所定のピッチで溶接機により溶接して金網を製作する金
網製作機の縦筋送り装置であって、横幅の異なる金網の
縦筋の配列に対応可能に、一枚の金網を製作するに必要
な縦筋の数よりも多数並列に適数配置され、かつ製作さ
れる金網に応じて前記縦筋が供給されると共に、下端部
に於いて該縦筋を一列に整列される縦溝3を有する、支
持台1の上部に設けられた縦筋用ホッパー2と、この複
数の全ての縦筋用ホッパー2の下方に設けられ、かつ支
持台1上に配置され、前記縦溝3の最下部の縦筋Wを保
持可能でかつ前記縦筋Wを溶接機の電極方向へ送り出す
ように構成された縦筋の送り機構と、この送り機構より
後流側にかつ横筋の溶接装置41,42より前流側に配置さ
れ前記送り機構より送り出された縦筋Wの先端に当接し
て該先端を整列させる縦筋揃えストッパー27と、この縦
筋揃えストッパー27により先端を揃えられた状態の縦筋
W及び/又は横筋W1が少なくとも一本溶接された縦筋W
を前方に送り出させる送り出し手段とを設けたことを特
徴とする金網製作機の縦筋送り装置である。特に、上記
の縦筋送り装置における縦筋の送り機構が、縦筋の移動
方向に摺動自在に支持台の上部に取り付けられた移動台
4と、この移動台4の上部に設けられ、前記縦溝3の下
方で複数の縦溝3の奇数列と偶数列に分けて互いに前後
する位置に配置された縦筋クランプ機構7,7Aと、前記移
動台4を溶接機41、42方向に所定ストローク進退させる
手段とを含むようにしてもよい。
さらに、上記縦筋送り装置における縦筋の送り機構が、
前記複数のホッパーの縦溝3と同数の溝46aが設けられ
て回転可能とされ、縦溝3の下端に位置する縦筋Wを保
持して前記縦筋揃えストッパー4方向へ送りだすマグネ
ットローラ46としてもよい。
(作用) 本発明は、制作する金網の縦筋の配置に従って縦筋用ホ
ッパーの縦溝を選択し、この選択された各縦溝に縦筋を
必要量だけ収納する。縦筋の送り機構は縦筋が収納され
た縦溝の最下部の縦筋Wを保持し、この保持した縦筋を
溶接機の電極方向へ送り出す。
ストッパーは溶接機の前流側において、前記縦筋の送り
機構にて送り出された縦筋Wの先端に当接して該先端を
整列させる。そして、送り出し手段は、この縦筋揃えス
トッパー27により先端を揃えられた状態の縦筋W及び/
又は横筋W1が少なくとも一本溶接された縦筋Wを前方に
送り出させる。
本発明によれば、横幅の異なる金網の縦筋の配列に対応
可能に一枚の金網を製作するに必要な縦筋の数よりも多
数並列に適数配置された多数の縦筋用ホッパーにより適
応できる金網製作機の縦筋送り装置となる。
(実施例) 以下に図面を用いてその一例の装置について詳細に説明
する。
第11図には互いに主筋Wの間隔が異なる金網(イ)、
(ロ)を示している。
このように主筋Wの間隔が異なった金網でも製作可能な
装置を提供することができるのが本発明の装置である。
このように主筋Wの間隔が異なった金網でも製作可能と
するために、第2図に示すように、支持台1の上部に、
縦筋用ホッパー2が一枚の金網を製作するに必要な縦筋
の数よりも多数並列に適数配置されている。この縦筋用
ホッパー2の夫々は下端部に縦筋Wを一列に整列させる
縦溝3を有している。この縦筋用ホッパー2には製作さ
れる金網の縦筋間隔に応じて縦筋Wが供給される。
この個々のホッパー2は、その長手方向(第1図で左右
方向)に縦溝3が設けられている。
この縦溝3は一定の長さに切断された鋼線である縦筋W
を多数収容する溝であり、第2図に示すように互いに縦
溝3を有する各ホッパー2は互いに所定の間隔をおいて
平行になっている。また、縦溝3はその下部が細くな
り、縦筋Wが一本だけ通過可能の吐出口3aになっている
(第4図参照)。
この複数の全ての縦筋用ホッパー2(即ち、縦筋Wが供
給されていない縦筋用ホッパー2も含めて全ての縦筋用
ホッパー2)の下方に縦筋の送り機構が設けられる。こ
の縦筋の送り機構は支持台1上に配置され、前記縦溝3
の最下部の縦筋Wを保持可能でかつ前記縦筋Wを溶接機
の電極方向へ送り出すように構成されたものである。
この縦筋の送り機構は、例えば、第1図から第6図に示
す構造のものである。即ち、縦筋の移動方向に摺動自在
に支持台の上部に取り付けられた移動台4と、この移動
台4の上部に設けられ、前記縦溝3の下方で複数の縦溝
3の奇数列と偶数列に分けて互いに前後する位置に配置
された縦筋クランプ機構7,7Aと、前記移動台4を溶接機
方向に所定ストローク進退させる手段からなっている。
このように縦溝3の下方で複数の縦溝3の奇数列と偶数
列に分けて互いに前後する位置に配置されている状態
は、第2図と第3図に示しており、7で示すクランプ群
と7Aで示すクランプ群とは互いに異なる位置に配されて
いる。
このように二つの群のクランプ7,7Aを有している移動台
4は、例えば、レール6,6に支承されて摺動する摺動部
材5,5が取り付けられ、溶接機方向に所定ストローク進
退とするために例えば下記のような構造とされている。
即ち、移動台4を移動させる為の駆動シリンダー14が移
動台4の下方に移動台4に対して直角に配置されてい
る。その駆動シリンダー14の後端部14aは第2図や第5
図に示すように支持台1の下部に設けられたブラケット
16にピン17を介して摺動自在に軸着されている。駆動シ
リンダー14から突出するロッド15の先端15aには揺動レ
バー21の下端がピン22により枢着されている。
この揺動レバー21は、第6図に示すように、その中心の
ボス部21aが支持台1に固着されたチャンネル状の横部
材18、18に取り付けられた一対の軸受19、19に支軸20に
より軸着されている。揺動レバー21の上端には結合リン
ク23の一端がピン24により連結されており、この結合リ
ンク23の他端はピン26により移動台4の後面中央部に固
着された結合部材25に連結されている。このように構成
され、縦筋Wをクランプした状態で移動台4を縦筋Wの
送り出し方向(第1図で矢印Aで示す方向)に摺動させ
る際は、シリンダーロッド15を第1図に矢印に示す方向
に縮めればよい。なお、図示した装置では第5図に示す
ように、シリンダー14の働きで結合部材25(移動台4)
が後ろに行き過ぎないようにストッパー53が設けられて
いる。
また、上記した縦筋クランプ7や7Aには、例えば第4図
に示すように、左右の爪8、8があり、この爪8、8は
その中央部が移動台4の上部に固着されたサポート9に
ピン20を介して軸着されている。また爪8、8はそのチ
ャック部8a,8aと反対の端部が、移動台4の下面に固着
されたクランプシリンダー11のロッド12の上端部12aに
左右のリンク13、13を介して連結されている。このクラ
ンプシリンダー11はロッド12を押し上げる方向に作動す
ると両方の爪8、8が互いに閉じ、またロッド12を引き
下げる方向に作動すると両方の爪8、8が互いに開くよ
うになっている。
第1図に示すように、上記した送り機構より後流側にか
つ横筋の溶接機より前流側に縦筋揃えストッパー27が配
置されている。この縦筋揃えストッパー27は、前記送り
機構より送り出された縦筋Wの先端に当接して鉄筋Wの
該先端を整列させるためのものである。
即ち、第1図や第7図に示したように、例えば、支持台
1の前方(縦筋Wの進行方向)に設けられた縦筋揃えス
トッパー27の縦筋止め金33以外の部分は左右一対に設け
られている(第1図や第7図には一方の側のみ示す)。
この縦筋揃えストッパー27は、そのシリンダー28の後端
が支持台1の前方に配置されたブラケット29に軸着され
て、上下方向に揺動可能になっている。シリンダー28の
ロッド28aの先端部には揺動アーム30及びリンク30Aが揺
動自在にピン31により枢着されており、揺動アーム30の
下端部は支持ブラケット32にピン52を介して揺動自在に
枢着されている。左右両側に設けられるリンク30Aの上
端には、この左右両端のリンク30Aを結合する形で、複
数個設けられた前記の縦筋用ホッパー3の全てから供給
される縦筋Wの全ての先端が停止できるように縦筋止め
金33が軸支されている。この縦筋揃えストッパー27は、
シリンダー28から突出されたロッド28aの先端が固定ス
トッパー34に当接すると縦筋止め金33の後面33aが略垂
直になるように構成されている。
そしてシリンダー28のロッド28Aを戻すことにより、縦
筋止め金33は、第7図に破線で示すように、縦筋Wの進
路から外れるようになっている。
この縦筋揃えストッパー27により先端を揃えられた状態
の縦筋W及び/又は横筋W1が少なくとも一本溶接された
縦筋Wを前方に送り出させる送り出し手段の一例として
図示した装置ではピンチロール35が設けられているこの
ピンチロール35は、第1図に示すように、従来公知のピ
ンチロールであり、本発明ではホッパー2と縦筋止め金
33の間に設けられている。このピンチロール35は、従来
のピンチロールと同様に上ロール36と下ロール37とがあ
り、上ロール36はシリンダー38により上下に移動させる
ようになっており、またバネ39により下向きに付勢され
てホッパー2から送り出された縦筋Wを下ロール37に押
圧可能になっている。下ロール37はその下方に配置され
たパルスモータMによりチェーン40を介して回転させら
れる。
更に、第1図に示した装置では、縦筋Wに対して横筋W1
を溶接する溶接機の上下の電極41,42と縦筋揃えストッ
パー27の止め金32との間には、縦筋ガイド43が複数個設
けられた前記の縦筋用ホッパー3の全てから供給される
縦筋Wの全てに対応する数だけ設けられている。この縦
筋ガイド43は、例えば第8図に示すように、断面がV字
状のガイド溝43aが形成されている。このガイド溝43aは
縦筋Wのガイドが容易になるように、その入口側が大き
な断面になっている。勿論、このガイド43等と同様に電
極41、42は複数個設けられた前記の縦筋用ホッパー3の
全てから供給される縦筋Wの全てに対応する数だけ設け
られている。
次に上記した装置による金網の製作状態について説明す
る。
第11図の(イ)に示す金網Nを作成したい場合には、そ
の金網Nの縦筋Wの間隔に見合った位置にある縦筋ホッ
パー2の各縦溝3に、所定の長さに切断された縦筋Wを
積み重ねる。
この縦筋Wの積み重ねにより、第2図に示すように、各
縦溝3の最下層の縦筋Wは、閉じた状態にある縦筋クラ
ンプ7もしくは7Aの上部に位置している。この状態で全
てのクランプシリンダー11を往復作動させると、閉じて
いた各縦筋クランプ7、7Aの爪8、8が開閉し、縦筋W
が配置された縦溝3の下方に位置する縦筋クランプ7、
7Aの各爪8、8がそれぞれ最下端の縦筋Wを把持する。
勿論、このとき、縦筋Wが配置されていない縦溝3の下
方に位置する縦筋クランプ7、7Aの各爪8、8には縦筋
Wは把持されない。
次いで第1図に示す駆動シリンダー14が作動し、揺動レ
バー21の下部がこのレバー21の後退位置を規制する下ス
トッパー44(第5図に示す)に当接するまでロッド15が
シリンダー14内に引き込まれ、移動台4は支持台1上を
レール6、6(第2図に示す)にガイドされて前進し、
縦筋クランプ7、7Aに把持された各縦筋Wの先端は、縦
筋ストッパー27の縦筋止め金33の後面33aに当接する。
このように縦筋止め金33の後面33aに当接することによ
り、縦筋ホッパー2に供給された時点で縦筋Wの先端位
置が揃えられない場合でも、また縦筋ホッパー2中を落
下する際に縦筋Wの先端位置が不揃いになっても、縦筋
Wの先端が揃えられる。
このように縦筋Wの先端が揃えられると、クランプシリ
ンダー11が作動して各鉄筋クランプ7、7Aの爪8、8を
開き、移動台4は元の位置に戻される。
また、縦筋Wの先端が揃えられると、左右両端に設けら
れた縦筋揃えストッパー27のシリンダー28が作動してロ
ッド28aを引き込むと、左右両側に設けられたリンク30A
は、第7図において反時計方向に回転するので、縦筋止
め金33が各縦筋Wの先端から離れる。
これと同時に、先端を揃えられた状態の縦筋Wを前方に
送り出す送り出し手段としてピンチロール35を使用する
か、若しくは再度縦筋クランプ7、7A及び移動台4を作
動させることにより、クランプされた各縦筋Wを縦筋ガ
イド43のガイド溝43aを経て、上下の電極41、42の間に
押し込む。そして、各縦筋Wの先端が縦筋Wに対して横
筋W1を溶接する位置に達すると、縦筋クランプ7、7Aを
開き、移動台4を元の位置に戻す。
この状態で横筋W1の供給装置(図示せず)から横筋W1が
供給されると、電極41、42により横筋W1が縦筋Wの上部
に溶接される。このように最初の横筋W1の溶接が終了す
ると、ピンチロール35が加圧され、モータMがスタート
して各縦筋Wを次の横筋W1の溶接位置まで送り出す。
このようなピンチロール35による送りと電極41、42によ
る横筋W1の所定位置での溶接作業の工程を繰り返し、第
1図に示したピンチロール35による送りが不可能になる
と、先方に設けられた縦筋Wを前方に移動できる送り装
置(図示しない)により、縦筋Wを前方に送る。このよ
うにして縦筋Wが送られ、第11図の(イ)に示す金網N
を製作する際の最後の横筋W1を縦筋Wに溶接するような
工程に至ると、もしくは、第11図の(イ)に示す金網N
を製作する際の最後から二番目の横筋W1を縦筋Wに溶接
するような工程に至ると、縦筋Wの後端は第1図に示す
縦筋ストッパー27の縦筋止め金33よりも前方に位置する
ようになっている。
そこで次の縦筋Wを縦筋クランプ7、7A及び移動台4を
作動させることにより、縦筋ストッパー27の縦筋止め金
33の後面33aに当接させ、次の縦筋Wの先端を揃えるこ
とができる。
このように、前の縦筋Wの横筋W1の溶接工程を利用し
て、次の金網を製作するための縦筋Wの先端を揃えるこ
とができる。
また、製作する金網Nの形が、第11図の(ロ)に示す金
網Nに変わっても、その金網の縦筋Wの間隔にあわせ
て、縦筋Wを積み重ねるホッパー2の縦溝3を選定すれ
ば、本発明の装置で第11図の(ロ)に示す金網Nも製作
できる。
なお、ホッパー2の縦溝3に収容された縦筋Wを縦筋揃
えストッパー27方向へ送り出す縦筋の送り機構の第1図
から第6図に示したものとは異なる態様について、第9
図、第10図に示す。この縦筋の送り機構は、図に示すよ
うに、複数のホッパーの縦溝3と同数の溝46aが設けら
れて回転可能とされ、縦溝3の下端に位置する縦筋Wを
保持して前記縦筋揃えストッパー4方向へ送りだすマグ
ネットローラ46である。このように磁化されたロールで
あるマグネットロール46が使用される。
前記したようにマグネットロール46はその外周の中央部
に溝(好ましくはV字状の溝)が切られており、支持台
1の一端の上面両側に取り付けられた一対の軸受47、47
により回動可能に支持されたロール軸48に並列に取り付
けられている。このように、ロール軸48に取り付けられ
た各マグネットロール46は、その溝46aがホッパー2の
各縦溝3の下部に位置するように配置されている。ロー
ル軸48はその一端側に固定したスプロケット49が支持台
1の下部に設けたモータM1のスプロケット50によりチェ
ーン51を介して回動されるようになっている。ロール軸
48と同一のロール軸48A,48B〜48Nは、第10図に示すよう
に複数並列に設けられており、相互に連結されるチェー
ンを介してロール軸48と同方向に回転させられる。そし
て、ロール軸48A,48B〜48Nの回転により、ホッパー2の
縦溝の最下部に位置する縦筋Wをマグネットロール46の
磁力により付着した後、ピンチロール34方向へ送り出
す。
(発明の効果) 本発明の装置は、縦筋用ホッパーが、横幅の異なる金網
の縦筋の配列に対応可能に、一枚の金網を製作するに必
要な縦筋の数よりも多数並列に適数配置されているの
で、第11図に示したように互いに主筋Wの問隔が異なる
金網でも製作可能な装置とすることができるのである。
また、本発明の装置は、前記した複数の縦筋用ホッパー
から縦筋の送り機構により送り出された縦筋Wの先端を
整列させる縦筋揃えストッパーが、前記の送り機構より
後流側にかつ横筋の溶接装置より前流側に配置されてい
る構造となっているので、従来の装置のように縦筋の先
端部を揃える為の縦筋ストッパーを溶接機の直前に設け
る必要がなく、横幅の異なる金網の縦筋の配列に対応可
能に一枚の金網を製作するに必要な縦筋の数よりも多数
並列に適数配置されている縦筋用ホッパーのどのホッパ
ーが使用された場合でも対応できるように、装置の全幅
にわたる全ての縦筋の先端を揃える構造を採用可能にな
るのである。
更に、本発明の装置では縦筋揃えストッパーが前述した
位置に配されているので、従来の装置のように縦筋の先
端部を揃える為の縦筋ストッパーを溶接機の直前に設け
る必要がなく、溶接機の電極の交換する作業も従来の装
置よりも容易である。
また、本発明の装置では、従来の装置のように縦筋の先
端部を揃える為の縦筋ストッパーを溶接機の直前に設け
ているのではなく、縦筋揃えストッパーが前述した位置
に配されているので、第11図示したような金網Nを作成
するときに鉄筋Wに最後の方の横筋を溶接する際は、こ
の縦筋の後端は縦筋揃えストッパーよりも前方に位置す
るようになるので、前の縦筋の溶接工程を利用して次の
金網を製作するための縦筋の先端を揃えることができる
のであり、連続して金網を作成する際に於ける一枚当た
りの金網の製作時間が短縮できるのである。
なお、本発明の装置では、縦筋用ホッパーが、横幅の異
なる金網の縦筋の配列に対応可能に、一枚の金網を製作
するに必要な縦筋の数よりも多数並列に適数配置されて
いるが、このような複数の縦筋用ホッパーから縦筋の送
り機構により送り出す構造の装置に於ける縦筋の送り機
構としては、縦筋の移動方向に摺動自在に支持台の上部
に取り付けられた移動台とこの移動台の上部に設けら
れ、前記縦溝の下方で複数の縦溝の奇数列と偶数列に分
けて互いに前後する位置に配置された縦筋クランプ機構
と、前記移動台を溶接機方向に所定ストローク進退させ
る手段からなる構造とするか、前記複数のホッパーの縦
溝と同数の溝が設けられて回転可能とされ、縦溝の下端
に位置する縦筋Wを保持して前記縦筋揃えストッパー方
向へ送りだすマグネットローラという構造にすると、非
常に沢山の数の縦筋用ホッパーが並列に配置された装置
であっても、いずれの縦筋用ホッパーからの縦筋Wでも
問題なく送り出せるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は一部断面で示し
た本発明装置の正面図、第2図は第1図の移動台部のA
矢視拡大図、第3図は第2図の平面図、第4図は第2図
の縦筋クランプの作動説明図、第5図は第1図の移動台
送り機構の拡大図、第6図は第5図の側面図、第7図は
第1図の縦筋揃えストッパーの拡大図、第8図は第1図
の縦筋ガイドの拡大斜視図、第9図は、縦筋送り構造の
第2図とは異なる構造の正面図、第10図は第9図の一部
の平面図、第11図は二種類の金網の例を示す平面図であ
る。 1…支持台、2…縦筋用ホッパー 3…縦溝、4…移動台 7、7A…縦筋クランプ、8…爪 27…縦筋揃えストッパー、35…ピンチロール 41…溶接用上電極、42…溶接用上電極 46…マグネットロール、N,N1…金網 W…縦筋、W1…横筋

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平行に配置された適数の縦筋(W)の上部
    に縦筋(W)と直角方向の横筋(W1)を所定のピッチで
    溶接機により溶接して金網を製作する金網製作機の縦筋
    送り装置であって、 横幅の異なる金網の縦筋の配列に対応可能に、一枚の金
    網を製作するに必要な縦筋の数よりも多数並列に適数配
    置され、かつ製作される金網に応じて前記縦筋が供給さ
    れると共に、下端部に於いて該縦筋を一列に整列される
    縦溝(3)を有する、支持台(1)の上部に設けられた
    縦筋用ホッパー(2)と、 この複数の全ての縦筋用ホッパー(2)の下方に設けら
    れ、かつ支持台(1)上に配置され、前記縦溝(3)の
    最下部の縦筋(W)を保持可能でかつ前記縦筋(W)を
    溶接機の電極方向へ送り出すように構成された縦筋の送
    り機構と、 この送り機構より後流側にかつ横筋の溶接装置(41,4
    2)より前流側に配置され、前記送り機構より送り出さ
    れた縦筋(W)の先端に当接して該先端を整列させる縦
    筋揃えストッパー(27)と、 この縦筋揃えストッパー(27)により先端を揃えられた
    状態の縦筋(W)及び/又は横筋(W1)が少なくとも一
    本溶接された縦筋(W)を前方に送り出させる送り出し
    手段と を設けたことを特徴とする金網製作機の縦筋送り装置。
  2. 【請求項2】前記縦筋の送り機構が、縦筋の移動方向に
    摺動自在に支持台の上部に取り付けられた移動台(4)
    と、 この移動台(4)の上部に設けられ、前記縦溝(3)の
    下方で複数の縦溝(3)の奇数列と偶数列に分けて互い
    に前後する位置に配置された縦筋クランプ機構(7,7A)
    と、前記移動台(4)を溶接機方向に所定ストローク進
    退させる手段からなることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の金網製作機の縦筋送り装置。
  3. 【請求項3】前記縦筋の送り機構が、前記複数のホッパ
    ーの縦溝(3)と同数の溝(46a)が設けられて回転可
    能とされ、縦溝(3)の下端に位置する縦筋(W)を保
    持して前記縦筋揃えストッパー(4)方向へ送り出すマ
    グネットローラ(46)であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載の金網製作機の縦筋送り装置。
JP62000865A 1987-01-06 1987-01-06 金網製作機の縦筋送り装置 Expired - Lifetime JPH07115102B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62000865A JPH07115102B2 (ja) 1987-01-06 1987-01-06 金網製作機の縦筋送り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62000865A JPH07115102B2 (ja) 1987-01-06 1987-01-06 金網製作機の縦筋送り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63168243A JPS63168243A (ja) 1988-07-12
JPH07115102B2 true JPH07115102B2 (ja) 1995-12-13

Family

ID=11485566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62000865A Expired - Lifetime JPH07115102B2 (ja) 1987-01-06 1987-01-06 金網製作機の縦筋送り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07115102B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015114856A1 (de) * 2015-09-04 2017-03-09 Zorn Maschinenbau Gmbh Vorrichtung zur Handhabung und Vereinzelung von geschüttet vorliegenden drahtförmigen Objekten
CN110238328B (zh) * 2019-06-10 2024-02-27 建科机械(天津)股份有限公司 一种焊接装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5876350U (ja) * 1981-11-16 1983-05-23 株式会社三葉製作所 溶接金網の縦鋼線供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63168243A (ja) 1988-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
SK114593A3 (en) Process and device for production reinforcing mat
KR100261137B1 (ko) 건축용 및 토목용 이형철근 용접철망의 제조장치
JPH0116228B2 (ja)
EP0811442A1 (en) Apparatus for producing metal cages for reinforced concrete
JP3890486B2 (ja) 建築構造体におけるスラブ用デッキの製造方法および製造装置
JP3179551B2 (ja) 鉄筋網状体製造システム
US4766756A (en) Continuous processing machine assembly for bending long rods or tubes
KR900000317B1 (ko) 조립식 건축부재용 입체철망구조물 제작방법과 그 장치
US5316052A (en) Machine for making wire lattice mats of welded longitudinal and cross wires with welded end loops
JPH07115102B2 (ja) 金網製作機の縦筋送り装置
EP1768796A1 (de) Verfahren und schweissmaschine zum herstellen von gitterprodukten
US2286326A (en) Spring construction assembling machine
KR100221468B1 (ko) 철망의 제조장치
US3936628A (en) Apparatus for forming elongate reinforcing elements
US4838322A (en) Method for assembling three-dimensional metal structures, machine for the manufacturing thereof, and structures obtained with such a method
JP4214323B2 (ja) トラス筋の製造装置
US4766754A (en) Continuous process for bending long rods or tubes
US4328409A (en) Continuous, automatic mesh welding structure and method
US2736347A (en) Electric welding machine
US2899537A (en) Grebner
US1801805A (en) Apparatus for the production of wire gratings by electric welding
JPH0741342B2 (ja) 異形金網の製造装置
JPH06102230B2 (ja) 鋼線柵の製造装置
JPH0351509B2 (ja)
KR100229303B1 (ko) 콘크리트 구조물 데크판용 철근 굴곡성형법 및 그 장치